カテゴリー
キック マルロン・ヴェラ

UFC265:セミファイナル・ジョゼ・アルド vs. ペドロ・ムニョス

バンタム級。アルド5位、ムニョス9位。

セミで予定されていた女子バンタム級タイトルマッチが王者ヌネスの新型コロナウイルス感染により消滅し、この試合がセミに昇格。

将来の殿堂入りが確実なアルド。まだ34歳だが、キャリアが長く、激闘も多いことでダメージの蓄積がある。長く君臨していたフェザー級からバンタム級に落とし、マルロン・モラエスに判定負けしたが、ヘンリー・セフードとのタイトル戦が組まれる。が、新型コロナウイルスの影響でアメリカ入りできず消滅。セフードの引退に伴い、昨年7月にピョートル・ヤンとの王座決定戦が組まれたが、後半パウンドを効かされ、5RにKO負け。フェザー級で7度の防衛に成功した後の戦績は4勝5敗。前回はランキング15位のマルロン・ヴェラにスタンドでは左ボディ・ローで攻め、3Rにはバックマウントをキープしての判定勝ちでバンタム級初勝利。しかしやはり全盛期の強さはなくなっている。

同郷のレジェンドと対戦するムニョスだが、アルドとは同い年で、誕生日もアルドより2日だけ早い。伝統派空手柔術が武器で、ギロチンチョークという必殺技がある。元王者のコーディ・ガーブラントをKOしたが、アルドと同じくフェザー級から落としてきた元王者のフランク・エドガー戦は、接戦だったものの、メディアの大半がムニョスを支持する内容だったにも関わらず判定負け。前戦では過去に敗れているジミー・リベラ相手にカーフキックを効かせて判定勝ちで連敗を止めている。

この試合もオッズは非常に僅差だが、ややアルドがフェイバリットになっている。

近い間合いで両者打撃戦。ムニョスのカーフキックはカットするアルド。左ボディを打ち込む。出てきたムニョスにテンカオ。ボディにヒット。ムニョスが出てきたところにアッパーを入れたアルド。左右のボディ。残り1分。ムニョス出てきた。アルドがまたボディを打ち込む。距離を詰めるムニョスだがバックキックは空振り。ホーン。

1R打撃のヒットは五分。ややアルドか?

2R。前に出てきたムニョス。アルドはロー。ワンツー。連打を入れたアルドだが、打ち終わりにムニョスが出てくる。アルド左右のボディブロー。ムニョスの左がヒット。アルドのジャブがヒットしている。ムニョスはちょっと手が出なくなった。残り1分。間合いに入っていけないムニョス。アルドが先に手を出す。ホーン。

2Rアルド。

3R。ムニョスが前に出ていくがアルドがそこにコンビネーションを打ち込む。ムニョス出ていくが攻め手がない。スピンキックを見せたが空振り。アルド4連打。右がヒットし首がのけぞるムニョス。アルドのローが入りバランスを崩したムニョス。そこにパンチを打ち込むアルド。ムニョスが出ていくがアルドのパンチ・ローをもらう。残り1分。ムニョス出られない。アルドは出る気がない。パンチからロー。さらにまた連打を入れるアルド。追いかけるムニョスだがサイドステップで距離を取られた。タイムアップ。

3Rはアルドが圧倒。

三者フルマークでアルド勝利。

序盤はまだ互角だったが、時間が経つにつれてムニョスが手詰まりに。アルドはこれでバンタム級2勝2敗とした。

カテゴリー
MMA UFC チェ・スンウ デイヴィー・グラント マルロン・ヴェラ

『UFC on ESPN 25: The Korean Zombie vs. Ige』パフォーマンスボーナス



 UFCが『UFC on ESPN 25: The Korean Zombie vs. Ige』のパフォーマンスボーナスを発表。

▼ファイト・オブ・ザ・ナイト
・マルロン・ヴェラ vs. デイヴィー・グラント

▼パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト
・マット・ブラウン、チェ・スンウ

 4選手には各5万ドルのボーナス。続きを読む・・・
カテゴリー
MMA Report UFC UFC ESPN25 デイヴィー・グラント ブログ マルロン・ヴェラ

【UFC ESPN25】ヴェラが1Rはグラントの打撃に苦戦も、2Rからヒジで流血に追い込み逆転の大差判定勝ち

<バンタム級/5分3R>
マルロン・ヴェラ(エクアドル)
Def.3-0:29-26.29-27.29-28.
デイヴィー・グラント(英国)

オーソドックスのグラントが右ローからスイッチ、さらにオーソドックスに戻して左ジャブと左右のローを繰り出す。ヴェラも前に出るが手数は少ない。グラントは右バックスピンキックでけん制、ヴェラもオーソドックスからサウスポーにスイッチするが、グラントの蹴りのペースが速い。さらにグラントは左ボディ、そして右クロスを当てる。

グラントが前に出ると、ヴェラは首相撲からヒザ蹴りに持ち込むが、グラントはすぐに離れる。ステップを使ってフェイントから右ミドルを繰り出すグラント。ヴェラは前蹴りで距離を測りながら前に出る。しかしグラントは右ローで足をすくい、立ち上がったところに右ボディから左フックへつなげる。グラントの蹴り足をキャッチしたヴェラはグラウンドへ。

グラントの首を抱えるヴェラだが、グラントはすぐに立ち上がる。サウスポーから左ストレート、左ボディを伸ばすグラント。プレッシャーを強めるグラントは、ヴェラにケージを背負わせる。ヴェラは左ジャブ、右ロー。グラントは足を使い、回るがヴェラがグラントにケージを背負わせる。ラウンド終了間際、グラントが左右のフックを振るい、かわしたヴェラが右ハイで追いかけた。

2R、サウスポーからスタートしたヴェラがプレッシャーをかける。オーソドックスに戻してからの右ロー、グラントは左右のパンチと右バックスピンキックを返す。グラントのフックをブロックしたヴェラは、組み付いてグラントをケージに押し込み、首相撲からのヒザ、そして右ヒジ。離れたグラントは、ボディからフックを放つが、ヴェラもブロックで防ぐ。

グラントが距離を詰めたところで、ヴェラが左ヒジの連打。グラントのパンチがクリーンヒットすることが少なくなる。グラントは額から大流血。ヴェラが左ヒジ、さらにケージへ押し込むがグラントが切り返してグラウンドに持ち込んだ。下から足を利かせるヴェラ。三角絞めの体勢からオモプラッタに移行するも、グラントがトップをキープする。

その隙にパスガードしたグラントは、再度で抑え込み、ヴェラの左腕を取る。ヴェラもすぐに腕を抜き、ブリッジで脱出を試みるも失敗。ヴェラが体を起こしたところでグラントがギロチンを仕掛け、失敗したところで足を取りに行く。これをかわしたヴェラがトップを奪い、左ヒジの連打してラウンドを終えた。

最終R、ケージ中央で互いにジャブを繰り出す。ヴェラが前蹴り、グラントは左ジャブからスイッチして右フック。さらにオーソドックスからの左フックでヴェラに尻もちを着かせる。さらに立ち上がったヴェラにダブルレッグダイブを仕掛けたグラントだったが、ヴェラはこれをカット。バックマウントからRNCを狙い、さらにマウントから肩固めの体勢に入る。

これは極まらず立ち上がった両者はケージ中央で打ち合う中、ヴェラが左ヒジから左ヒザ。グラントは動きが止まり、さらにヴェラがボディロックからテイクダウンする。グラントの顔面は血に染まっている。インサイドガードからヒジを上下に散らすヴェラ。グラントは下から三角絞めを狙うが、立ち上がったヴェラが再びガードの中に入ってヒジを連打する。グラントのスイープは決まらない。

残り1分でグラントはヴェラの左腕を取ってキムラを仕掛けるが、これは極まらず。ヴェラがバックマウントを奪い、RNCへ。グラントはこれを凌ぐも、マウントを奪われて試合終了のブザーを聞いた。

試合後にどちらも倒れこむほど、死力を尽くした一戦だったが。結果はジャッジ1人が3ポイント差をつける判定で、ヴェラが勝利した。


The post 【UFC ESPN25】ヴェラが1Rはグラントの打撃に苦戦も、2Rからヒジで流血に追い込み逆転の大差判定勝ち first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
Report UFC UFN183 ジョゼ・アルド ブログ マルロン・ヴェラ

【UFN183】1P差が1P差に感じられない完璧なゲームメイク、ジョゼ・アルドがヴェラに3-0の判定勝ち

<バンタム級/5分3R>
ジョゼ・アルド(ブラジル)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
マルロン・ヴェラ(エクアドル)

サウスポーのヴェラがローと前蹴り。オーソドックスのアルドはガードを高く上げながら左ジャブを突く。ケージを背負いながら左右のローを繰り出すヴェラに対し、アルドは右フックをふるう。ヴェラがアルドの打ち終わりに組み付き、そのままケージへ押し込んだ。両脇を差して、相手の太ももへヒザを突き刺すヴェラ。アルドは左を差し返し、体勢を入れ替えてケージ際から離れた。

ケージ中央で打撃戦を再開する両者。アルドの左ジャブがヒット、さらに左ボディを打ち込むとヴェラの手数が減る。ヴェラの左ミドル、左ストレートをかわしたアルドが、ローキック、さらに左ボディからの右ローと対角線コンビネーションで攻め込む。ヴェラが組み付くも、すぐに離れたアルド。再び中間距離で右ボディストレートから、さらにボディ&ローのコンビネーションで相手を追い込んだ。

2R、ヴェラの左ストレート、前蹴りをバックステップでかわすアルドが、ボディ打ちで相手を下がらせる。ヴェラの動きに合わせて右ローを繰り出すアルド。さらに左ジャブ、左フックで相手を中に入らせない。アルドが左フックをもらったヴェラはバランスを崩す。組み付きたいヴェラに対して、アルドは自分の距離を保つ。右アッパー、左ボディを繰り出すアルド。ヴェラが前に出るが、そのたびにボディ打ちをもらい下がるようになる。

ここで組み付いたヴェラ、アルドはケージを背負いながらグラウンドに持ち込ませない。体勢を入れ替えたアルドは、首相撲からヒザ蹴り。そして距離を取るが、ここでヴェラが手数を増やし、さらに距離を詰めて組みつく。アルドは首相撲に切り替えてヒザ蹴り。離れるとヴェラがパンチを振るってラウンドを終えた。

最終R、いきなり前に出たヴェラに対し、組み付いたのはアルド。バックに回り、引き倒そうとする。バックにいるアルドに対して右ヒジを放つヴェラだったが、アルドは立っているヴェラからバックマウントを奪った。相手の体を伸ばし、グラウンドに持ち込んだアルド。4の字フックで相手の動きを止め、ケージサイドのアンドレ・ペデネイラスの指示を確認する。

体を起こしたヴェラ、立ち上がるもアルドはバックマウントを奪ったまま。アルドを背負いながら歩くヴェラだが、アルドは離れない。アルドがヴェラの右腕を抱えたところで、ヴェラは再びグラウンドへ。アルドははヴェラの首に腕を回すも、ヴェラもディフェンス。最後までアルドがバックマウントをキープしたまま、試合が終了した。

裁定は、ジャッジ3者とも29-28でアルドの勝利を支持。
結果こそ1ポイント差だが、2Rを奪われたことで3Rをしっかり取りにいったアルドの強さが目立った試合内容だった。


The post 【UFN183】1P差が1P差に感じられない完璧なゲームメイク、ジョゼ・アルドがヴェラに3-0の判定勝ち first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
News UFC UFN ESPN+41 UFN183 アンソニー・ペティス ケイオス・ウィリアムス ジェフ・ニール ジミー・フリック ジョゼ・アルド スティーブン・トンプソン ブログ マルロン・ヴェラ ミシェウ・ペレイラ

【UFN184】計量結果 2020年ラストUFCはジョゼ・アルド✖チート・ヴェラ&ペレイラ✖ケイオス

【写真】アルドはチートの足を止めることができるのk (C)Zuffa/UFC

18日(金・現地時間)、19日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN183:UFN on ESPN+41「Thompson vs Neal」の計量が行われた。

2020年最後のUFCは新型コロナウィルスが理由で変更されたカードが5試合と、今年を象徴するような大会となった。


メインでウェルター級のスティーブン・トンプソン✖ジェフ・ニールという渋いカードが用意された今大会、再注目はコ・メインのバンタム級の一番ジョゼ・アルド✖マルロン・ヴェラだ。

現状3連敗の元フェザー級チャンピオンのアルドだが、その相手はアレキサンダー・ヴォルカノフスキー、マルロン・モラエス、そしてUFC世界バンタム級王座決定戦で戦ったピョートル・ヤンだ。そのヤン戦では敗れてなお、アルドは中盤のローキックをボディを効かせるド迫力の攻撃を見せている。

一方のチートことヴェラは負傷絡みとはいえ、あのショーン・オマリーに初黒星をつけて勢いに乗る。スイッチヒッター、途切れることなく攻撃を繰り出す──ノンストップ現代MMAファイターだ。蹴り技を駆使するので腰は立ち気味でありながら、打撃とクリンチの融合は既に一体化という表現が相応しい。一つひとつの重厚感はアルドだが、ヴェラのハイペースに楔を打ち込むことができなければ、3Rで捕まえることは簡単ではないだろう。

さらに塩梅を掴んだ四次元MMAのミシェウ・ペレイラは、戦慄の2試合連続30秒以内KO勝ちケイオス・ウィリアムスとマッチアップされた。ペレイラが変則的な動き、ウィリアムスが右ストレートを当てることができるのか。

足を止めるわけではないが、ヒザ蹴りも含め近距離戦も弱くないペレイラとウィリアムス、一瞬の交錯で決着がつく緊張感あふれる攻防が見られそうだ。

さらにアンソニー・ペティス、マルロン・モラエス、グレッグ・ハーディーというヘッドライナー級のファイターがズラリと並んだ今大会。先週の大会で計量後に流れたジミー・フリック✖コディー・ダーデンのフライ級マッチも見逃せない。

■視聴方法(予定)
12月20日(日・日本時間)
午前6時~UFC FIGHT PASS

■UFN183計量結果

<ウェルター級/5分5R>
スティーブン・トンプソン: 170ポンド(77.11キロ)
ジェフ・ニール: 171ポンド(77.56キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジョゼ・アルド: 136ポンド(61.69キロ)
マルロン・ヴェラ: 136ポンド(61.69キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ミシェウ・ペレイラ: 170ポンド(77.11キロ)
ケイオス・ウィリアムス: 169.5ポンド(76.88キロ)

<バンタム級/5分3R>
マルロン・モラエス: 135.5ポンド(61.46キロ)
ロブ・フォント: 136ポンド(61.69キロ)

<ヘビー級/5分3R>
マルチン・ティブラ: 255ポンド(115.66キロ)
グレッグ・ハーディー: 266ポンド(120.65キロ)

<ウェルター級/5分3R>
アンソニー・ペティス: 170ポンド(77.11キロ)
アレックス・モロノ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
パニー・キアンザド: 135.5ポンド(61.46キロ)
シジャラー・ユーバンクス: 136ポンド(61.69キロ)

<195ポンド契約/5分3R>
デロン・ウィン: 194.5ポンド(88.22キロ)
アントニオ・アローヨ: 194ポンド(87.99キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジリアン・ロバートソン: 125ポンド(56.7キロ)
タイラ・サントス: 126ポンド(57.15キロ)

<ミドル級/5分3R>
タフォン・エヌシュクウィ: 186ポンド(84.37キロ)
ジェイミー・ピケット: 184.5ポンド(83.68キロ)

<フライ級/5分3R>
ジミー・フリック: 125ポンド(56.7キロ)
コディー・ダーデン: 126ポンド(57.15キロ)

<160ポンド契約/5分3R>
カールトン・マイナス: 159.5 ポンド(72.34キロ)
クリストス・ギアゴス: 159 ポンド(72.12キロ)

The post 【UFN184】計量結果 2020年ラストUFCはジョゼ・アルド✖チート・ヴェラ&ペレイラ✖ケイオス first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
Report UFC UFC252 ショーン・オマリー ブログ マルロン・ヴェラ

【UFC252】ショーン・オマリー、右足首を負傷?! マルロン・ヴェラがエルボー&鉄槌で勝利

<バンタム級/5分3R>
マルロン・ヴェラ(エクアドル)
Def.1R4分04秒by TKO
ショーン・オマリー(米国)

サウスポー同士、左ローを蹴り合うとオマリーが右前蹴りを入れる。オーソに構えたオマリーは右ロー、スイッチを繰り返し右ローを蹴る。さらに右ミドルを入れたオマリーに対し、ヴェラが前蹴り。そのヴェラはミドルをキャッチしきれない。ケージを背負ったオマリーはフェイントか、バンラスを崩す。ヴェラが右ハイを狙う。オマリーは左に回り、ヴェラの前進をかわす。ヒザが抜けたかのように再び姿勢を乱したオマリーは、ケージに詰まって右も右ローで体が一回転。

ヴェラは左ミドルを蹴り、回りオマリーを追いかける。右から左、一気に前に出たオマリーだが、やはり動きがおかしい。打撃の効果のなかでバランス乱してガードを取ったオマリーに強烈な右エルボーを落としたヴェラが、そのままヒジを続け最後は鉄槌でTKO勝ち。オマリーは右足首を抑え、苦悶の表情を浮かべた。


カテゴリー
News UFC UFC252 エウベウチ・バーンズ カイ・カマカIII ショーン・オマリー ジム・ミラー スタイプ・ミオシッチ ダニエル・コーミエー ブログ マルロン・ヴェラ

【UFC252】計量終了 ミオシッチ✖DCは問題なく。ジム・ミラーがUFC最多出場記録、単独1位へ

【写真】13日に行われた記者会見でのフェイスオフ (C)Zuffa/UFC

15日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXが開催されるUFC252「Miocic vs Cormier3」の計量が14日(金・同)に行われた。

メインのUFC世界ヘビー級選手権試合で戦う、王者スタイプ・ミオシッチと挑戦者ダニエル・コーミエーは、それぞれ233ポンドと236ポンドで計量を終えている。

フェザー級でダニエル・ピネダと戦うエウベウチ・バーンズが149.5ポンドで大幅オーバーに。ファイトマネーの20パーセントがピネダに支払われキャッチウェイト戦で戦うこととなった。同じくフェザー級のTJ・ブラウンは1ポンド・オーバー規約を0.5ポンド上回る146.5ポンドとなり、彼もまた20パーセントを没収されダニー・チャベスと戦うことが決まっている。


プレリミメインではUFC最多出場記録でドナルド・セラーニと並んでいたジム・ミラーが、36試合目となる計量を無事パス。単独最多出場記録となるヴィンス・ピッチェル戦に臨む。またこの試合で勝利すれば、ミラーはUFC最多勝記録を21から22に伸ばすことになる。

そんなミラーとは対照的に初オクタゴンとなるハワイアンMMA第3世代のカイ・カマカ3世と対戦相手のトニー・ケリー──オープニングファイトで戦う両者は共に144.5ポンドでクリアしている。

■UFC252計量結果

<UFC世界ヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者]スタイプ・ミオシッチ: 233ポンド(105.68キロ)
[挑戦者]ダニエル・コーミエー: 236ポンド(107.04キロ)

<バンタム級/5分3R>
ショーン・オマリー: 136ポンド(61.69キロ)
マルロン・ヴェラ: 136ポンド(61.69キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ジュニオール・ドスサントス: 238.5ポンド(108.18キロ)
ジャイルジーニョ・ホーゼンストライク: 254ポンド(115.21キロ)

<フェザー級/5分3R>
エウベウチ・バーンズ: 149.5ポンド( 67.81キロ)
ダニエル・ピネダ: 146ポンド(66.22キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジョン・ドッドソン: 136ポンド(61.69キロ)
マラブ・デヴァリシビリ: 136ポンド(61.69キロ)

<ライト級/5分3R>
ジム・ミラー: 156ポンド(70.76キロ)
ヴィンス・ピッチェル: 156ポンド(70.76キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
フェリス・ヘリッグ: 116ポンド(52.62キロ)
ヴィルナ・ジャンジローバ: 115.5ポンド(52.38キロ)

<フェザー級/5分3R>
TJ・ブラウン: 146.5ポンド(66.45キロ)
ダニー・チャベス: 146ポンド(66.22キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ヘナタ・ソウザ: 115.5ポンド(52.38キロ)
アシュリー・ヨーダ: 115.5ポンド(52.38キロ)

<ヘビー級/5分3R>
クリストファー・ダカウス: 241ポンド(109.3キロ)
パーカー・ポーター: 264.5ポンド(1119.97キロ)

<フェザー級/5分3R>
カイ・カマカ3世: 144.5ポンド(65.54キロ)
トニー・ケリー: 144.5ポンド(65.54キロ)

カテゴリー
Preview UFC252 ショーン・オマリー ブログ マルロン・ヴェラ

【UFC252】ナチュラル・ビッグマウス=オマリー「KOするからコ・メイン」✖ヴェラ「喋るよりケージの中」

【写真】「なぜ、エクアドル国旗カラーに染めた」とエクアドルの記者に尋ねられ、「君のためだ」と人を食ったような返答もしていたオマリーに対し、Fワードをやたらと使うが丁寧さが返答から伝わってきたヴェラ(C)Zuffa/UFC

15日(土・現地時間)、UFC252「Miocic vs Cormier3」がネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXが開催される。同大会はイベント名にあるようにスタイプ・ミオシッチにダニエル・コーミエーが挑む世界ヘビー級選手権試合──両者にとって3度目の対決がメインで組まれている。

そんなUFC252のコ・メインではバンタム級の要注目ファイター=ショーン・オマリーが、マルロン・ヴェラと戦う。


25歳、2年のブランクを経験しながらキャリア12勝0敗を誇るオマリーは、コディ・ガーブラントがフライ級王座に挑戦することを決めた今、バンタム級世界王者ピョートル・ヤン、マルロン・モラエス、アルジャメイン・ステーリングに次ぐ同級第四の男と称しても過言でない。

12勝のうち8試合が初回勝利のフィニッシャーは、6月のUFC250でエディ・ワインランドを右アッパーに反応させて右ストレートでワンパンKOしている。ここで王座を目指すのであれば上位のモラエスかステーリング、もしくはレジェンド系がマッチアップされるかと思われたが、意外にもチートことヴェラが対戦相手となった。

ヴェラはスイッチヒッターで緩急をつけた打撃から、途切れることがない動きで組んでいくウェルラウンダーだ。スクランブルだけでなく背中をマットにつけて戦うこともでき穴がない。ハイペースではないが、途切れることがない攻撃が信条のヴェラ。しかし5月のソン・ヤードン戦ではパンデミック下で調整不足は明白で、スタミナ温存のために緩急の「急」がないファイトに終始し、僅差の判定負けを喫している。

勝負の鍵はヴェラが如何に動き続けて的にならず、組みを織り交ぜてオマリーを削ることができるか。3Rを戦った経験が3度しかないオマリーに対し、ヴェラは逃げではなく動くファイトを展開したい。真っすぐ下がったり、動きが止まるようだとKO必至のオマリーの一撃の餌食となる。

今回の試合に向け12日(水・現地)に行われたバーチャルメディアデーでヴェラは「オマリーは色々なことを言っていたけど、僕は試合前に喋るよりもケージのなかで戦うことの方が楽しいんだ。それにUFCとサインした段階で、相手が誰かは気にしていない。対戦相手がモチベーションになることはなく、自分、家族、大切な人たちからやる気を与えられているんだ」と話している。

一方、オマリーはヴェラの母国エクアドルカラーに髪の毛を染めて登場。「話題になるだろ? 俺がコナー・マクレガーに似ていると言われるのは、1RでKO勝ちするから。今回もそうなる。俺がKO勝ちするからこそ、このファイトはコ・メインに組まれたんだ。パンデミック前と変わったのは、会場にファンがいないことぐらいだ。ヴェラはオールラウンドでタフな相手だけど、きっとテイクダウンを狙ってくるだろう。でも、初回でKOする。この試合が判定決着になるようだと、次にビッグ・ビッグファイトを戦うことができない。だから倒す」と自信満々な様子で語った。

■UFC252対戦カード

<UFC世界ヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者]スタイプ・ミオシッチ(米国)
[挑戦者]ダニエル・コーミエー(米国)

<バンタム級/5分3R>
ショーン・オマリー(米国)
マルロン・ヴェラ(エクアドル)

<ヘビー級/5分3R>
ジュニオール・ドスサントス(ブラジル)
ジャイルジーニョ・ホーゼンストライク(スリナム)

<バンタム級/5分3R>
ジョン・ドッドソン(米国)
マラブ・デヴァリシビリ(米国)

<ライト級/5分3R>
ジム・ミラー(米国)
ヴィンス・ピッチェル(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
ヘナタ・ソウザ(ブラジル)
アシュリー・ヨーダ(米国)

<フェザー級/5分3R>
エウベウチ・バーンズ(ブラジル)
ダニエル・ピネダ(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
フェリス・ヘリッグ(米国)
ヴィルナ・ジャンジローバ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
TJ・ブラウン(米国)
ダニー・チャベス(米国)

<ヘビー級/5分3R>
クリストファー・ダカウス(米国)
パーカー・ポーター(米国)

<フェザー級/5分3R>
カイ・カマカ3世(米国)
トニー・ケリー(米国)

カテゴリー
Report UFC UFC ESPN08 ソン・ヤードン ブログ マルロン・ヴェラ

【UFC ESPN08】ソン・ヤードン、マルロン・ヴェラとの激しい打撃戦で2つのラウンドを取り判定勝ち

<バンタム級/5分3R>
ソン・ヤードン(中国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
マルロン・ヴェラ(エクアドル)

結局のところ、ユライアの計量は何であったのか──とうぐらい、普通にオクタゴンに上がったソン・ヤードン。ややクラウチングのソン・ヤードンに対し、ヴェラはアップライトで構える。ソン・ヤードンが右オーバーハンドを振るい、離れたヴェラにローを蹴る。近い距離ではヴェラはガードを固める。ローを蹴り合った両者、ソン・ヤードンがガードの上から右ハイを蹴っていく。ヴェラの前蹴りに右を振るうソン・ヤードンは、ガードごとヴェラの頭を左フックで打ち抜いていく。左ミドルをキャッチしたソン・ヤードンが、ケージにヴェラを詰める。首相撲から前に出たヴェラは離れて、左カーブキックを走らせる。

続いて太腿を蹴ったヴェラだが、左フックを被弾。ヴェラが首相撲に取ろうとしたところでフックを当てたソン・ヤードンは、逆にケージに押し込むとボディにパンチを入れる。体を入れ替えたヴェラが足の付け根にヒジ、ソン・ヤードンがヒザ蹴りからエルボーを打っていく。ボディにヒザを返したヴェラだが、微差でラウンドを落としたか。

2R、右ローに続き、右ミドルを入れたソン・ヤードンが、踏み込んで右ストレートをヒットさせる。ソン・ヤードンはガードの上からパンチを見せ、続いて腹に右を打ち込む。細かいパンチで前に出たヴェラは首相撲も、ソン・ヤードンが離れる。いつものような打撃と組みの連係にスピードがないヴェラだが、左ミドルを蹴る。ソン・ヤードンが右を返し、ボディから左フック、そして右を当てる。続いてフックを連打したソン・ヤードンは、左に回りながら鋭い踏み込みを見せ、左フックをヒットさせる。

ヴェラはワンツー、ソン・ヤードンが左ジャブを返し、右フックをテンプルに打つ。ヴェラの突っ込みに離れたソン・ヤードンが、ヒザ蹴りを受けながら組みつく。体を入れ替えたヴェラが、ここでパンチを連打。ソン・ヤードンも思い切りパンチを返し、ヴェラがエルボーを当てる。この打ち合い後、動きが落ちたように見えたヴェラだが、重い左ボディを打ち込みソン・ヤードンの動きが一瞬止まるシーンも。終盤に盛り返したヴェラが、最終回に望みをつないだ。

3R開始直後にテンカオを入れたヴェラ。組んだソン・ヤードンがケージに押し込み、時間を使う。押し込み返したヴェラは小外掛けでテイクダウンし、一気にマウントを狙う。素早い反応でクローズドガードに戻したソン・ヤードンだが、エルボーを被弾。ヴェラは立ち上がってボディを殴り、顔面にパンチを落とす。足を捌いてパスを狙ったヴェラ、ソン・ヤードンがケージにもたれて立ち上がる。

そこでボディを打ったヴェラは離れると、フックをブロックしワンツーから左を振るう。さらに左ミドルを蹴ったヴェラに対し、ソン・ヤードンが左ロングフックを届かせる。前に出てきてヴェラに左を当てたソン・ヤードンは、ボディフックにもアッパーを入れる。ヒザ蹴りから左ストレートを伸ばすヴェラがワンツー、ソン・ヤードンもワンツーを返す。ならばとヴェラはパンチからヒザ蹴り、ソン・ヤードンがアッパーを見せると組みついてケージに押し込む。

回ろうとしたところでテイクダウンを取られたソン・ヤードンだが、すぐにスタンドに戻りテイクダウンを狙う。スプロールしたヴェラがバックを伺うと、ソン・ヤードンが自らガードへ。ヒジを落とし、スクランブルでバックに回ったヴェラは最後にマットに手をついて蹴りを見せタイムアップに。

初回はソン・ヤードン、最終回は確実にヴェラ。2Rがどう判断されたか──結果、ジャッジ3者が29-28をつけてソン・ヤードンが判定勝ち。ヴェラは結果に納得せず、握手を拒否した。


カテゴリー
News UFC UFC ESPN08 ソン・ヤードン ブログ マルロン・ヴェラ ユライア・フェイバー

【UFC ESPN08】ユライア・フェイバーのスタンバイ計量は、もしものため……??

Urijah Faber【写真】ユライアが体重を計ったのは、話題創りとも捉えることができるが──果たして、明日オクタゴンに足を踏み入れるのはヤードンかユライアか(C)Zuffa/UFC

16日(土・同)にフロリダ州ジャクソンビルのヴィスター・ベテランズ・メモリアル・アリーナで開催されるUFC ESPN08「Ovreem vs Harris」でマルロン・ヴェラと対戦予定だったソン・ヤードンが欠場する可能性があり、その場合はユライア・フェイバーのスクランブル出場するために計量を行った。

ソン・ヤードンは本計量を145.5ポンドでパスしていたにも関わらずビザ問題で試合出場がならない可能性がある。計量前日のバーチャル・メディアデーもこの問題は挙がっており、ヴェラは「試合はない」というツイートを一度はしていた。

そして計量会場ではメインで戦うウォルト・ハリスとアリスター・オーフレイムの体重が測られてもインスペクターは会場を去らず、スタンバイ選手としてまずマーヴィン・ヴェットーリがスケールに乗り、続いてユライアが登場し153.5ポンドでウェイインを終えている。


米国ESPNの報道によると、ユライアはこのサプライズ計量に関して「本来クリアになっていたと思われたソンのビザが最後の最後で問題が起こった。そして、ジェット機で他の国にいってビザを取得するとか、ワイルドなアイデアまであった。最悪のシナリオとしてソンのビザ問題が解決しないなら、僕が戦うとUFCに伝えたんだよ。ビザ問題がクリアすればそれで構わない。そうじゃない場合は僕が戦う。ほんと緊急事態で昨夜はパニックだったけど、155ポンドを下回るだけ体重は落とした。問題は解決したみたいだけど、必要なら僕は戦う」とサプライズ計量に関して語ったとのこと。

この件に関して、UFCではオフィシャルの発表を行っておらず、UFC Fight Passなどでも現時点で対戦カードに変更は見られていない。

※UFC ESPN08計量結果はコチラから
※UFCのコロナウィルス対策=ローラ・サンコ インタビューはコチラから
※ソン・ヤードン✖マルロン・ヴェラ、見所はコチラから

■UFC ESPN08計量結果

<ヘビー級/5分5R>
アリスター・オーフレイム: 253.5ポンド(114.98キロ)
ウォルト・ハリス: 264.5ポンド(1119.97キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
クラウジア・ガデーリャ: 115.5ポンド(52.38キロ)
アンジェラ・ヒル: 115ポンド(52.16キロ)

<フェザー級/5分3R>
エジソン・バルボーサ: 145.5ポンド(66.0キロ)
ダン・イゲ: 146ポンド(66.22キロ)

<ミドル級/5分3R>
エリク・アンダース: 186ポンド(84.37キロ)
クリシュトフ・ヨッコ: 185.5ポンド(84.14キロ)

<バンタム級/5分3R>
ソン・ヤードン: 145.5ポンド(66.0キロ)
マルロン・ヴェラ: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ミゲール・バエザ: 170.5ポンド(77.34キロ)
マット・ブラウン: 171ポンド(77.56キロ)

<ミドル級/5分3R>
ケヴィン・ホランド: 185.5ポンド(84.14キロ)
アンソニー・ヘルナンデス: 182.5ポンド(82.78キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジガ・チカズ: 145.5ポンド(66.0キロ)
アーウィン・リベラ:──ポンド(──キロ)

<フェザー級/5分3R>
ダレン・エルキンス: 146ポンド(66.22キロ)
ネイト・ランドヴェール: 146ポンド(66.22キロ)

<女子フライ級/5分3R>
コートニー・ケイシー: 126ポンド(57.15キロ)
マラ・ロメロ・ボレッラ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ドンテイル・メイス: 241ポンド(109.3キロ)
ホドリゴ・ナシメント: 255ポンド(115.66キロ)

マーヴィン・ヴェットーリ: 203.5ポンド(92.3キロ)
ユライア・フェイバー: 153.5ポンド(69.62キロ)