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【UFC268】計量終了 2つの世界戦にゲイジー✖チャンドラーのメガショー。敢えて注目はペレイラ&ギャリー

【写真】公開計量でも色々と口やかましかったコビントンと王者ウスマン(C)Zuffa/UFC

6日(土・現地時間)、ニューヨーク州ニューヨークのマジソン・クスエア・ガーデンで開催されるUFC268「Usman vs Covington2」の計量が5日(金・同)に行われた。

最高のカードが並んだMSG大会のメインはUFC世界ウェルター級選手権試合。カマル・ウスマンにコルビー・コビントンが挑む一戦だ。両者は1年11カ月前に戦っており、その時は最終回にウスマンがコビントンをKOしている。


コメインはUFC世界女子ストロー級選手権試合=王者ローズ・ナマジュナス✖ 挑戦者ジャン・ウェイリ戦。ウェイリが笑顔で右手を差し出すと、王者はその手を握り返したものの表情に感情は見られなかった。

「MSGが私の力を見せる機会を与えられて、とても嬉しい」と元王者は話し、ナマジュナスは「天の父にただ感謝している。父無くして、何もできていなかった。ウェイリ、UFC、NYCの人々に感謝している。皆はもっともタフで私をインうパイアしてくれた。私がベストと尽くした時、神は私がベストなのは神の意志だから」と話した。

フランキー・エドガーと対戦するマルロン・ヴェラにNYのファンはブーイングを送り、エドガーにはこの日一番といっても過言でない大きな声援が送られた。

激闘必至のライト級マッチ=ジャスティン・ゲイジー✖マイケル・チャンドラー、WSOFとBellatorの世界ライト級王者対決は、両者揃ってタイトル戦で敗れてからの再起戦となる。大一番を前にして、フェイスオフでは両者揃って余裕の笑みを浮かべ大物ぶりを見せつけていた。

Fight Night大会なら全てがメインといえるタイトルマッチ以外のワンマッチが並んだメインカード。対してプレリミにも注目のニューカマーが出場する。

プレリミメインでアンドレアス・メケイリディスと対戦するのはアレックス・ポアタン・ペレイラは、元GLORY世界二冠王で、キック時代にイスラエル・アデサニャから2勝を挙げている。Gloryと契約中にLFAでも戦っていたペレイラは、9月に世界ライトヘビー級王座を失ったことで、UFCとサインし今大会でのデビューが決まった。

MMAでは3勝1敗だが、MSGという大舞台が似合った大物ルーキーは非常に落ち着いた表情で、メケイリディスの目から視線を外すことはなかった。

もう1人の注目選手はジョーダン・ウィリアムスと戦うイアン・ギャリーだ。ギャリーはCage Warriorsウェルター級王者からUFCにステップアップを果たした。

ボクシング歴10年のギャリーはワンツーの右、左リードフックに絶対的な破壊力を持ち、左ハイキックでKOもできる。組みでもスクランブルでフロント系チョークを得意としており、柔道流の投げや抑えも強い。その一方で、技を散らしすぎて器用貧乏的な状態に陥ることもあるが、それも有り余る才能を持っている証といえる。

そのギャリー、フェイスオフではしっかりとウィリアムスと握手を交わし、何か目立ったアクション=スタンドプレーに走ることなくステージを下りた。

またマルシック・バクダサリアンと戦う、LFAフェザー級王者でシンゾー・マチダの愛弟子ブルーノ・ソウザも今回がオクタゴン初陣となる。そのソウザ、計量では148.4ポンドと1ポンド・オーバー規定よりもさらに2.4ポンド重く、キャッチウェイト戦を戦うことになっている。

■視聴方法(予定)
11月7日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
午前11時~PPV
午前11時~WOWOWライブ

■UFC268計量結果

<UFC世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者] カマル・ウスマン: 169ポンド(76.66キロ)
[挑戦者]コルビー・コビントン: 169.4ポンド(76.83キロ)

<UFC世界女子ストロー級選手権試合/5分5R>
[王者] ローズ・ナマジュナス: 115ポンド(52.16キロ)
[挑戦者]ジャン・ウェイリ: 115ポンド(52.16キロ)

<バンタム級/5分3R>
フランキー・エドガー: 135.6ポンド(61.5キロ)
マルロン・ヴェラ: 135ポンド(61.24キロ)

<フェザー級/5分3R>
シェーン・バーゴス: 145.6ポンド(66.04キロ)
ビリー・クゥアンティロ: 145.4ポンド(65.95キロ)

<ライト級/5分3R>
ジャスティン・ゲイジー: 155.6ポンド(70.57キロ)
マイケル・チャンドラー: 155.2ポンド(70.39キロ)

<ミドル級/5分3R>
アンドレアス・メケイリディス: 185ポンド(83.91キロ)
アレックス・ペレイラ: 185.8ポンド(84.27キロ)

<ライト級/5分3R>
アル・イアキンタ: 155.8ポンド(70.66キロ)
ボビー・グリーン: 155.2ポンド(70.39キロ)

<ミドル級/5分3R>
フィル・ホーズ: 185.4ポンド(84.09キロ)
クリス・カーティス: 186ポンド(84.37キロ)

<ミドル級/5分3R>
エドマン・シャバジアン: 185.5ポンド(84.14キロ)
ナソーディン・イマボフ: 184.6ポンド(83.73キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジョーダン・ウィリアムス: 170.6ポンド(77.38キロ)
イアン・ギャリー: 169.6ポンド(76.92キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ジャン・ヴィランテ: 260.6ポンド(118.2キロ)
クリス・バーネット: 263.8ポンド(119.65キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ダスティン・ジャコビー: 203.6ポンド(92.35キロ)
ジョン・アラン: 205ポンド(92.99キロ)

<フェザー級/5分3R>
マルシック・バクダサリアン: 145.4ポンド(65.95キロ)
ブルーノ・ソウザ: 148.4ポンド(67.31キロ)

<ヘビー級/5分3R>
CJ・ヴェルガラ: 127.4ポンド(57.78キロ)
オード・オズボーン: 125.2 ポンド(56.78キロ)

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【UFC268】MSGでエドガーと対戦、マルロン・ヴェラ「オキナワのチキンカツはアリガト・フードだ!!」

【写真】長髪でイメージが変わったチート・ヴェラ。巻き舌の英語を流ちょうに操っていた(C)MMAPLANET

6日(土・現地時間)、ニューヨーク州ニューヨークのマジソン・クスエア・ガーデンでUFC268「Uaman vsCovington2」が開催される。

UFC世界ウェルター級選手権試合= カマル・ウスマン✖コルビー・コビントン、UFC世界女子ストロー級選手権試合/5分5R= ローズ・ナマジュナス✖ジャン・ウェイリ。2つの世界戦だけでなく、試合が始まる前からベストファイトが決定的なジャスティン・ゲイジー✖マイケル・チャンドラー、プレリミでもアレックス・ペレイラ、イアン・ギャリーという注目のニューカマーが出場するなど、NYのUFCは常に年間最高のラインナップが揃っている。

そんなMSG大会のコ・メイン前の1戦で、エクアドル人ファイターのマルロン・チート・ヴェラがフランキー・エドガーと対戦する。ノンストップアクションの新旧対決、レジェンドに挑むチートにこの試合に向けての環境の変化、そして未知のエクアドルMMAワールドについて尋ねた。


──今週末、MSGでフランキー・エドガーと戦います。今の気持ちを教えてください。

「MSGで戦えるなんて、僕の人生で一番大きな出来事だよ。本当にハードなファイトをこの機会にしたいと思っている。そのために過去最高の状態を創ってきたよ」

──今回、Team OyamaでなくRVCAトレーニングセンターでキャンプをしたそうですね。

「チーム・オーヤマでは随分と長い時間を過ごしてきた。何か新しい環境に身を置きたいと考えるようになっていたんだ。より自分にフィットした環境を探していた。ファイトは個人戦だ。だけどチームが存在する。そういう状況で、もっと成長できるチームがないかということを考えてきた。

チーム・オーヤマという環境に問題があったわけじゃないし、人間的に居心地が悪いということは一切ない。凄くハッピーな時間を過ごさせてもらった。ただRVCAのヘッドコーチのジェイソン・パリロとはより良い関係になり、自分の心の声に従ったんだ。

僕には何かが必要だった。そして、今、言えることはもっと早くに動きべきだったということ。でも人生は勉強の連続だからね」

──チートはTUFラテンアメリカのキャストから2014年にUFCと契約しましたが、もともとエクアドルにいて、どのようにMMAファイターを目指すようになったのですか。

「僕は子供の頃から、ずっと喧嘩に明け暮れるような生活をしていた。そして、16歳の時にUFCを知り、ファイトを自分の生活の糧にしようと思ったんだ。MMAこそ、僕のために存在するように感じた。ただし、当時はMMAのジムがなかったから、柔術のスクールで練習を始めたんだよ」

──今現在、エクアドルのMMAの普及状況は?

「今は僕がトレーニングを始めた時と違い、多くのMMAジムがエクアドルにもあるよ。それにいつの日かUFCで戦うことを夢見て、メキシコで練習しているファイターも多い。そのためにコンテンダーシリーズとの契約を目指すという感じだよね。

エクアドルではメジャーなMMA大会はなく、小さなモノばかりだ。僕もエクアドルのファイターがもっとUFCと契約するようになるには、国を離れて印象に残る試合をしないといけないと常に発言している」

──チートがペルーのインカFCで戦っていたように?

「そうだね。より良い環境やチャンスを求めて国を離れるという状況ではあるということだよ。小さな国だけど、多くの人間がファイトを求めている。才能の豊かな人間は多いんだ。でもファイトの機会がない。より強くなるためには海外のジムへ行くべきだし、そうなっても米国に行くにはビザの取得が困難だ。

ならメキシコ、ブラジルのジムで練習して、試合をすること。なかなかそうもいかないから、才能の持ち腐れ状態になっているのは確かだ。僕がもっと活躍して、UFCをエクアドルで開けるようになりたいね。そのためならどんなことでもサポートするよ」

──まさに今回のようなビッグファイトをモノにしないといけないですね。

「そうだね。フランキーはタフな相手だ。強い、簡単な試合にはならない。だからこそ、ハードなトレーニングをしてきた。15分間、もつれるような試合になるだろう。それが楽しみでもあるからこそ、しっかりと準備をしてきた」

──チートの試合は常にハイペースで、動き続けていますね。

「でもフランキーの時代はもう終わっている。これからは僕の時代だ。ここで勝ってトップ10入りして、タイトルショットを得る足掛かりにしたい。バンタム級は群雄割拠状態だけど、この試合を皮切りに世界の頂点に駆け上がるつもりだ。

今はとにかく目の前にいるフランキー・エドガーに勝つことに集中し、そこからどんどん強い相手の戦っていきたい」

──チート、今日はありがとうございます。日本のMMAファンにメッセージをお願いします。

「米軍のセミナーで、オキナワに行ったことがあるんだ。チキンカツ、アミーゴ!! オキナワのチキンカツは最高だった。スシも食べた。チキン・カツはジャパニーズ・チキンカツとタイ・チキンカツを食べたけど、あんなに美味い食事はなかったよ。いつも、皆に『日本では最高の食事がある。アリガト・フードだ』って言っているだ(笑)。とにかく日本のファンも土曜日の試合を楽しんでほしい。フランキー・エドガーをフィニッシュし、新しいバンタム級タイトルコンテンダーの誕生を目撃してもらいたい。

今度はオキナワ以外の日本の街にも行きたいと思っているから、そのときはどこで美味しいチキンカツを食べることができるか教えてほしい」

■視聴方法(予定)
11月7日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
午前11時~PPV
午前11時~WOWOWライブ

■UFC268対戦カード

<UFC世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者] カマル・ウスマン(米国)
[挑戦者]コルビー・コビントン(米国)

<UFC世界女子ストロー級選手権試合/5分5R>
[王者] ローズ・ナマジュナス(米国)
[挑戦者]ジャン・ウェイリ(中国)

<バンタム級/5分3R>
フランキー・エドガー(米国)
マルロン・ヴェラ(エクアドル)

<フェザー級/5分3R>
シェーン・バーゴス(米国)
ビリー・クゥアンティロ(米国)

<ライト級/5分3R>
ジャスティン・ゲイジー(米国)
マイケル・チャンドラー(米国)

<ミドル級/5分3R>
アンドレアス・メケイリディス(ギリシャ)
アレックス・ペレイラ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
アル・イアキンタ(米国)
ボビー・グリーン(米国)

<ミドル級/5分3R>
フィル・ホーズ(米国)
クリス・カーティス(ロシア)

<ミドル級/5分3R>
エドマン・シャバジアン(米国)
ナソーディン・イマボフ(フランス)

<ウェルター級/5分3R>
ジョーダン・ウィリアムス(米国)
イアン・ギャリー(英国)

<ヘビー級/5分3R>
ジャン・ヴィランテ(米国)
クリス・バーネット(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ダスティン・ジャコビー(米国)
ジョン・アラン(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
マルシック・バクダサリアン(アルメニア)
ブルーノ・ソウザ(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
カーロス・ヴェルガラ(米国)
オード・オズボーン(米国)

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BELLATOR MMA ONE ONE Championship RIZIN UFC   ニュース ブランドン・モレノ ボビー・グリーン マネル・ケイプ マルロン・ヴェラ

THE DICE TEAM(TDT)代表逮捕を受けてホベルト・サトシ・ソウザとクレベル・コイケが受け取ったスポンサー料を日本赤十字社に寄付/TDTがスポンサーをした選手一覧

暗号資産「4カ月で2.5倍に」 架空投資話OZプロジェクトで被害60億円超(東京新聞・7月13日)
 暗号資産(仮想通貨)の取引で高配当が得られるとうたい、出資者から現金をだまし取ったとして愛知県警に12日逮捕された「OZプロジェクト」の石田祥司容疑者(59)ら主宰者側は、延べ約1万5000人から60億円以上もの資金を集めていた。ブームとなっていた仮想通貨に目を付けて架空の投資話を作り上げ、被害を拡大させた。老後に備えて貯蓄を投じた被害者らは悔しさを募らせる。
 OZプロジェクトは石田、橋谷田拓也(46)、山下幸弘(61)の3容疑者が中心となって出資金を集める仕組みを作っていた。

 7月にこんなニュースがありましたが、


 格闘技イベント「RIZIN」に参戦するボンサイ柔術のホベルト・サトシ・ソウザとクレベル・コイケ(ともにブラジル)のスポンサーであるTHE DICE TEAM(TDT)代表が架空投資詐欺の疑いで逮捕されたとの報道を受け、2人がスポンサー料として受け取った金額が日本赤十字社静岡支部に寄付されたことが分かった。31日にリアルファイトチャンピオンシップの山田重孝代表が文書で発表した。

 同代表は「両選手がTDTよりスポンサー料を受け取っておりましたところ、今回の報道により、スポンサー料の原資となった金銭が、架空投資詐欺の被害に遭われた方々からTDTが集めたものであれば、両選手が全くそのことを知らなかったものの、両選手の意思、格闘技・柔術精神に反するものと判断いたしました」とした上で「スポンサー料の使い方を協議した結果、社会貢献につながることにしたいと判断しました」と説明した。

 THE DICE TEAM代表の橋谷田拓也容疑者は数多くの格闘家のスポンサーをしていました。もちろん両選手はTHE DICE TEAMやOZプロジェクトの業務全般にも『仮想通過詐欺』にも関わりはありません。


 こちらによるとソウザとコイケ以外で少なくとも過去1年でTHE DICE TEAMがスポンサーをした格闘家は以下の通り。

UFC
・ブランドン・モレノ、ヨアンナ・イェンジェチック、マイケル・チャンドラー、イリー・プロハースカ、アルジャメイン・スターリング、ミシェル・ウォーターソン、ジュリアナ・ペーニャ、マルロン・ヴェラ、マネル・ケイプ、ヤン・シャオナン、エリク・アンダース、アレクサ・グラッソ、ボビー・グリーン、リッキー・シモン、ジェームズ・クラウス、アマンダ・ヒバス

Bellator MMA
・クリス・サイボーグ、ライアン・ベイダー、イリマレイ・マクファーレン、マイケル・ペイジ、ジェームス・ギャラガー、ダリオン・コールドウェル、ロレンツ・ラーキン、フアン・アルチュレタ

RIZIN
・堀口恭司、トフィック・ムサエフ、浜崎朱加

ONE Championship
・ジョン・リネカー、アドリアーノ・モラエス

 橋谷田容疑者、どんだけ格闘技好きなんだと…なお、佐々木憂流迦はマネージャーのシュウ・ヒラタ氏の判断により断ったそうです。続きを読む・・・
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UFC   アイリーン・アルダナ キック ボビー・グリーン マルロン・ヴェラ ヤナ・クニツカヤ

11.6『UFC 268: Usman vs. Covington 2』でローズ・ナマユナス vs. ジャン・ウェイリのダイレクトリマッチが決定/アイアキンタ vs. グリーン等も追加発表


 UFCが11月6日にニューヨーク州ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで『UFC 268: Usman vs. Covington 2』を開催することと、上記7カードを正式発表。

 カマル・ウスマン vs. コルビー・コヴィントンのウェルター級タイトルマッチ、ジャスティン・ゲイジ- vs. マイケル・チャンドラーのライト級マッチ、ショーン・ストリックランド vs. ルーク・ロックホールドのミドル級マッチ、フランク・エドガー vs. マルロン・ヴェラのバンタム級マッチは当サイトでは既報。

 ローズ・ナマユナス vs. ジャン・ウェイリの女子ストロー級タイトルマッチ、ジャーメイン・デ・ランダミー vs. アイリーン・アルダナの女子バンタム級マッチ、アル・アイアキンタ vs. ボビー・グリーンのライト級マッチが追加発表されています。

 ローズ・ナマユナス vs. ジャン・ウェイリは『UFC 261: Usman vs. Masvidal 2』のダイレクトリマッチ。この時は当時チャンピオンだったジャンにナマユナスが挑戦し1RハイキックでKO勝ちし王座を奪回しています。

 デ・ランダミーは昨年10月の『UFC on ESPN 16: Holm vs. Aldana』でジュリアナ・ペーニャに3Rギロチンチョークで勝利して以来1年1ヶ月ぶりの試合。アルダナは『UFC 264: Poirier vs. McGregor 3』でヤナ・クニツカヤに1R TKO勝ちして以来の試合。

 アイアキンタは2019年10月の『UFC 243: Whittaker vs. Adesanya』でダン・フッカーに判定負けして以来2年1ヶ月ぶりの試合で現在2連敗中。グリーンは『UFC 265: Lewis vs. Gane』でハファエル・フィジエフに判定負けして以来の試合で現在2連敗中。続きを読む・・・
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キック マルロン・ヴェラ

UFC265:セミファイナル・ジョゼ・アルド vs. ペドロ・ムニョス

バンタム級。アルド5位、ムニョス9位。

セミで予定されていた女子バンタム級タイトルマッチが王者ヌネスの新型コロナウイルス感染により消滅し、この試合がセミに昇格。

将来の殿堂入りが確実なアルド。まだ34歳だが、キャリアが長く、激闘も多いことでダメージの蓄積がある。長く君臨していたフェザー級からバンタム級に落とし、マルロン・モラエスに判定負けしたが、ヘンリー・セフードとのタイトル戦が組まれる。が、新型コロナウイルスの影響でアメリカ入りできず消滅。セフードの引退に伴い、昨年7月にピョートル・ヤンとの王座決定戦が組まれたが、後半パウンドを効かされ、5RにKO負け。フェザー級で7度の防衛に成功した後の戦績は4勝5敗。前回はランキング15位のマルロン・ヴェラにスタンドでは左ボディ・ローで攻め、3Rにはバックマウントをキープしての判定勝ちでバンタム級初勝利。しかしやはり全盛期の強さはなくなっている。

同郷のレジェンドと対戦するムニョスだが、アルドとは同い年で、誕生日もアルドより2日だけ早い。伝統派空手柔術が武器で、ギロチンチョークという必殺技がある。元王者のコーディ・ガーブラントをKOしたが、アルドと同じくフェザー級から落としてきた元王者のフランク・エドガー戦は、接戦だったものの、メディアの大半がムニョスを支持する内容だったにも関わらず判定負け。前戦では過去に敗れているジミー・リベラ相手にカーフキックを効かせて判定勝ちで連敗を止めている。

この試合もオッズは非常に僅差だが、ややアルドがフェイバリットになっている。

近い間合いで両者打撃戦。ムニョスのカーフキックはカットするアルド。左ボディを打ち込む。出てきたムニョスにテンカオ。ボディにヒット。ムニョスが出てきたところにアッパーを入れたアルド。左右のボディ。残り1分。ムニョス出てきた。アルドがまたボディを打ち込む。距離を詰めるムニョスだがバックキックは空振り。ホーン。

1R打撃のヒットは五分。ややアルドか?

2R。前に出てきたムニョス。アルドはロー。ワンツー。連打を入れたアルドだが、打ち終わりにムニョスが出てくる。アルド左右のボディブロー。ムニョスの左がヒット。アルドのジャブがヒットしている。ムニョスはちょっと手が出なくなった。残り1分。間合いに入っていけないムニョス。アルドが先に手を出す。ホーン。

2Rアルド。

3R。ムニョスが前に出ていくがアルドがそこにコンビネーションを打ち込む。ムニョス出ていくが攻め手がない。スピンキックを見せたが空振り。アルド4連打。右がヒットし首がのけぞるムニョス。アルドのローが入りバランスを崩したムニョス。そこにパンチを打ち込むアルド。ムニョスが出ていくがアルドのパンチ・ローをもらう。残り1分。ムニョス出られない。アルドは出る気がない。パンチからロー。さらにまた連打を入れるアルド。追いかけるムニョスだがサイドステップで距離を取られた。タイムアップ。

3Rはアルドが圧倒。

三者フルマークでアルド勝利。

序盤はまだ互角だったが、時間が経つにつれてムニョスが手詰まりに。アルドはこれでバンタム級2勝2敗とした。

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MMA UFC チェ・スンウ デイヴィー・グラント マルロン・ヴェラ

『UFC on ESPN 25: The Korean Zombie vs. Ige』パフォーマンスボーナス



 UFCが『UFC on ESPN 25: The Korean Zombie vs. Ige』のパフォーマンスボーナスを発表。

▼ファイト・オブ・ザ・ナイト
・マルロン・ヴェラ vs. デイヴィー・グラント

▼パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト
・マット・ブラウン、チェ・スンウ

 4選手には各5万ドルのボーナス。続きを読む・・・
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MMA Report UFC UFC ESPN25 デイヴィー・グラント ブログ マルロン・ヴェラ

【UFC ESPN25】ヴェラが1Rはグラントの打撃に苦戦も、2Rからヒジで流血に追い込み逆転の大差判定勝ち

<バンタム級/5分3R>
マルロン・ヴェラ(エクアドル)
Def.3-0:29-26.29-27.29-28.
デイヴィー・グラント(英国)

オーソドックスのグラントが右ローからスイッチ、さらにオーソドックスに戻して左ジャブと左右のローを繰り出す。ヴェラも前に出るが手数は少ない。グラントは右バックスピンキックでけん制、ヴェラもオーソドックスからサウスポーにスイッチするが、グラントの蹴りのペースが速い。さらにグラントは左ボディ、そして右クロスを当てる。

グラントが前に出ると、ヴェラは首相撲からヒザ蹴りに持ち込むが、グラントはすぐに離れる。ステップを使ってフェイントから右ミドルを繰り出すグラント。ヴェラは前蹴りで距離を測りながら前に出る。しかしグラントは右ローで足をすくい、立ち上がったところに右ボディから左フックへつなげる。グラントの蹴り足をキャッチしたヴェラはグラウンドへ。

グラントの首を抱えるヴェラだが、グラントはすぐに立ち上がる。サウスポーから左ストレート、左ボディを伸ばすグラント。プレッシャーを強めるグラントは、ヴェラにケージを背負わせる。ヴェラは左ジャブ、右ロー。グラントは足を使い、回るがヴェラがグラントにケージを背負わせる。ラウンド終了間際、グラントが左右のフックを振るい、かわしたヴェラが右ハイで追いかけた。

2R、サウスポーからスタートしたヴェラがプレッシャーをかける。オーソドックスに戻してからの右ロー、グラントは左右のパンチと右バックスピンキックを返す。グラントのフックをブロックしたヴェラは、組み付いてグラントをケージに押し込み、首相撲からのヒザ、そして右ヒジ。離れたグラントは、ボディからフックを放つが、ヴェラもブロックで防ぐ。

グラントが距離を詰めたところで、ヴェラが左ヒジの連打。グラントのパンチがクリーンヒットすることが少なくなる。グラントは額から大流血。ヴェラが左ヒジ、さらにケージへ押し込むがグラントが切り返してグラウンドに持ち込んだ。下から足を利かせるヴェラ。三角絞めの体勢からオモプラッタに移行するも、グラントがトップをキープする。

その隙にパスガードしたグラントは、再度で抑え込み、ヴェラの左腕を取る。ヴェラもすぐに腕を抜き、ブリッジで脱出を試みるも失敗。ヴェラが体を起こしたところでグラントがギロチンを仕掛け、失敗したところで足を取りに行く。これをかわしたヴェラがトップを奪い、左ヒジの連打してラウンドを終えた。

最終R、ケージ中央で互いにジャブを繰り出す。ヴェラが前蹴り、グラントは左ジャブからスイッチして右フック。さらにオーソドックスからの左フックでヴェラに尻もちを着かせる。さらに立ち上がったヴェラにダブルレッグダイブを仕掛けたグラントだったが、ヴェラはこれをカット。バックマウントからRNCを狙い、さらにマウントから肩固めの体勢に入る。

これは極まらず立ち上がった両者はケージ中央で打ち合う中、ヴェラが左ヒジから左ヒザ。グラントは動きが止まり、さらにヴェラがボディロックからテイクダウンする。グラントの顔面は血に染まっている。インサイドガードからヒジを上下に散らすヴェラ。グラントは下から三角絞めを狙うが、立ち上がったヴェラが再びガードの中に入ってヒジを連打する。グラントのスイープは決まらない。

残り1分でグラントはヴェラの左腕を取ってキムラを仕掛けるが、これは極まらず。ヴェラがバックマウントを奪い、RNCへ。グラントはこれを凌ぐも、マウントを奪われて試合終了のブザーを聞いた。

試合後にどちらも倒れこむほど、死力を尽くした一戦だったが。結果はジャッジ1人が3ポイント差をつける判定で、ヴェラが勝利した。


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Report UFC UFN183 ジョゼ・アルド ブログ マルロン・ヴェラ

【UFN183】1P差が1P差に感じられない完璧なゲームメイク、ジョゼ・アルドがヴェラに3-0の判定勝ち

<バンタム級/5分3R>
ジョゼ・アルド(ブラジル)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
マルロン・ヴェラ(エクアドル)

サウスポーのヴェラがローと前蹴り。オーソドックスのアルドはガードを高く上げながら左ジャブを突く。ケージを背負いながら左右のローを繰り出すヴェラに対し、アルドは右フックをふるう。ヴェラがアルドの打ち終わりに組み付き、そのままケージへ押し込んだ。両脇を差して、相手の太ももへヒザを突き刺すヴェラ。アルドは左を差し返し、体勢を入れ替えてケージ際から離れた。

ケージ中央で打撃戦を再開する両者。アルドの左ジャブがヒット、さらに左ボディを打ち込むとヴェラの手数が減る。ヴェラの左ミドル、左ストレートをかわしたアルドが、ローキック、さらに左ボディからの右ローと対角線コンビネーションで攻め込む。ヴェラが組み付くも、すぐに離れたアルド。再び中間距離で右ボディストレートから、さらにボディ&ローのコンビネーションで相手を追い込んだ。

2R、ヴェラの左ストレート、前蹴りをバックステップでかわすアルドが、ボディ打ちで相手を下がらせる。ヴェラの動きに合わせて右ローを繰り出すアルド。さらに左ジャブ、左フックで相手を中に入らせない。アルドが左フックをもらったヴェラはバランスを崩す。組み付きたいヴェラに対して、アルドは自分の距離を保つ。右アッパー、左ボディを繰り出すアルド。ヴェラが前に出るが、そのたびにボディ打ちをもらい下がるようになる。

ここで組み付いたヴェラ、アルドはケージを背負いながらグラウンドに持ち込ませない。体勢を入れ替えたアルドは、首相撲からヒザ蹴り。そして距離を取るが、ここでヴェラが手数を増やし、さらに距離を詰めて組みつく。アルドは首相撲に切り替えてヒザ蹴り。離れるとヴェラがパンチを振るってラウンドを終えた。

最終R、いきなり前に出たヴェラに対し、組み付いたのはアルド。バックに回り、引き倒そうとする。バックにいるアルドに対して右ヒジを放つヴェラだったが、アルドは立っているヴェラからバックマウントを奪った。相手の体を伸ばし、グラウンドに持ち込んだアルド。4の字フックで相手の動きを止め、ケージサイドのアンドレ・ペデネイラスの指示を確認する。

体を起こしたヴェラ、立ち上がるもアルドはバックマウントを奪ったまま。アルドを背負いながら歩くヴェラだが、アルドは離れない。アルドがヴェラの右腕を抱えたところで、ヴェラは再びグラウンドへ。アルドははヴェラの首に腕を回すも、ヴェラもディフェンス。最後までアルドがバックマウントをキープしたまま、試合が終了した。

裁定は、ジャッジ3者とも29-28でアルドの勝利を支持。
結果こそ1ポイント差だが、2Rを奪われたことで3Rをしっかり取りにいったアルドの強さが目立った試合内容だった。


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【UFN184】計量結果 2020年ラストUFCはジョゼ・アルド✖チート・ヴェラ&ペレイラ✖ケイオス

【写真】アルドはチートの足を止めることができるのk (C)Zuffa/UFC

18日(金・現地時間)、19日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN183:UFN on ESPN+41「Thompson vs Neal」の計量が行われた。

2020年最後のUFCは新型コロナウィルスが理由で変更されたカードが5試合と、今年を象徴するような大会となった。


メインでウェルター級のスティーブン・トンプソン✖ジェフ・ニールという渋いカードが用意された今大会、再注目はコ・メインのバンタム級の一番ジョゼ・アルド✖マルロン・ヴェラだ。

現状3連敗の元フェザー級チャンピオンのアルドだが、その相手はアレキサンダー・ヴォルカノフスキー、マルロン・モラエス、そしてUFC世界バンタム級王座決定戦で戦ったピョートル・ヤンだ。そのヤン戦では敗れてなお、アルドは中盤のローキックをボディを効かせるド迫力の攻撃を見せている。

一方のチートことヴェラは負傷絡みとはいえ、あのショーン・オマリーに初黒星をつけて勢いに乗る。スイッチヒッター、途切れることなく攻撃を繰り出す──ノンストップ現代MMAファイターだ。蹴り技を駆使するので腰は立ち気味でありながら、打撃とクリンチの融合は既に一体化という表現が相応しい。一つひとつの重厚感はアルドだが、ヴェラのハイペースに楔を打ち込むことができなければ、3Rで捕まえることは簡単ではないだろう。

さらに塩梅を掴んだ四次元MMAのミシェウ・ペレイラは、戦慄の2試合連続30秒以内KO勝ちケイオス・ウィリアムスとマッチアップされた。ペレイラが変則的な動き、ウィリアムスが右ストレートを当てることができるのか。

足を止めるわけではないが、ヒザ蹴りも含め近距離戦も弱くないペレイラとウィリアムス、一瞬の交錯で決着がつく緊張感あふれる攻防が見られそうだ。

さらにアンソニー・ペティス、マルロン・モラエス、グレッグ・ハーディーというヘッドライナー級のファイターがズラリと並んだ今大会。先週の大会で計量後に流れたジミー・フリック✖コディー・ダーデンのフライ級マッチも見逃せない。

■視聴方法(予定)
12月20日(日・日本時間)
午前6時~UFC FIGHT PASS

■UFN183計量結果

<ウェルター級/5分5R>
スティーブン・トンプソン: 170ポンド(77.11キロ)
ジェフ・ニール: 171ポンド(77.56キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジョゼ・アルド: 136ポンド(61.69キロ)
マルロン・ヴェラ: 136ポンド(61.69キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ミシェウ・ペレイラ: 170ポンド(77.11キロ)
ケイオス・ウィリアムス: 169.5ポンド(76.88キロ)

<バンタム級/5分3R>
マルロン・モラエス: 135.5ポンド(61.46キロ)
ロブ・フォント: 136ポンド(61.69キロ)

<ヘビー級/5分3R>
マルチン・ティブラ: 255ポンド(115.66キロ)
グレッグ・ハーディー: 266ポンド(120.65キロ)

<ウェルター級/5分3R>
アンソニー・ペティス: 170ポンド(77.11キロ)
アレックス・モロノ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
パニー・キアンザド: 135.5ポンド(61.46キロ)
シジャラー・ユーバンクス: 136ポンド(61.69キロ)

<195ポンド契約/5分3R>
デロン・ウィン: 194.5ポンド(88.22キロ)
アントニオ・アローヨ: 194ポンド(87.99キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジリアン・ロバートソン: 125ポンド(56.7キロ)
タイラ・サントス: 126ポンド(57.15キロ)

<ミドル級/5分3R>
タフォン・エヌシュクウィ: 186ポンド(84.37キロ)
ジェイミー・ピケット: 184.5ポンド(83.68キロ)

<フライ級/5分3R>
ジミー・フリック: 125ポンド(56.7キロ)
コディー・ダーデン: 126ポンド(57.15キロ)

<160ポンド契約/5分3R>
カールトン・マイナス: 159.5 ポンド(72.34キロ)
クリストス・ギアゴス: 159 ポンド(72.12キロ)

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Report UFC UFC252 ショーン・オマリー ブログ マルロン・ヴェラ

【UFC252】ショーン・オマリー、右足首を負傷?! マルロン・ヴェラがエルボー&鉄槌で勝利

<バンタム級/5分3R>
マルロン・ヴェラ(エクアドル)
Def.1R4分04秒by TKO
ショーン・オマリー(米国)

サウスポー同士、左ローを蹴り合うとオマリーが右前蹴りを入れる。オーソに構えたオマリーは右ロー、スイッチを繰り返し右ローを蹴る。さらに右ミドルを入れたオマリーに対し、ヴェラが前蹴り。そのヴェラはミドルをキャッチしきれない。ケージを背負ったオマリーはフェイントか、バンラスを崩す。ヴェラが右ハイを狙う。オマリーは左に回り、ヴェラの前進をかわす。ヒザが抜けたかのように再び姿勢を乱したオマリーは、ケージに詰まって右も右ローで体が一回転。

ヴェラは左ミドルを蹴り、回りオマリーを追いかける。右から左、一気に前に出たオマリーだが、やはり動きがおかしい。打撃の効果のなかでバランス乱してガードを取ったオマリーに強烈な右エルボーを落としたヴェラが、そのままヒジを続け最後は鉄槌でTKO勝ち。オマリーは右足首を抑え、苦悶の表情を浮かべた。