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MMA PFL PFL2021#06 アンソニー・ペティス ケイラ・ハリソン シンディ・ダンドワ ハウシュ・マンフィオ ヒーナン・フェレイラ ファブリシオ・ヴェウドゥム モヴリッド・ハイブラエフ ランス・パーマー

【PFL2021#06】計量終了 アンソニー・ペティスの表情は硬く、ケイラ・ハリソンは余裕綽々

【写真】アンソニー・ペティスは本来の動きを取り戻すことができるのか。それとも、現状が前回のような動きなのだろうか (C)PFL

24日(木・現地時間)、25日(金・同)にニュージャージー州アトランティックシティはオーシャン・カジノリゾートで開催されるPFL2021#06の計量が行われた。

今大会は女子ライト級とヘビー級のレギュラーシーズン最終戦に加え、ライト級のアンソニー・ペティス✖ハウシュ・マンフィオ、フェザー級のランス・パーマー✖モヴィッド・ハイブラエフという最終決戦も組まれている。


そんななかファブリシオ・ヴェウドゥムがメディカルに引っ掛かり、モハメド・ウスマンが負傷欠場となっていたヘビー級では、さらにジャスティン・ウィリス、アリ・イサエフ、ヘイタム・モイルが玉突き衝突のように出場不可能となり、僅か2戦のレギュラーシーズンながら、半数が入れ替わるという異常事態に。

新メンバーはチャンドラー・コール、ジャマル・ジョーンズ、クリジソン・アブレウ、スチュアート・オースチンの4人──だったか、EMCで微妙な判定勝ちながら石井慧を破りヘビー級王者となったオースチンの欠場が計量前に明らかとなりカール・シウマヌタファがロースターに加わった。

結果、プレーオフ出場を目指し、ヴェウドゥム戦の勝利が一転、NCになったヒーナン・フェレイラ、初戦で敗れているモー・デリース&アンテ・デリアも含め、新顔勢4人、計7人の一発勝負となる。

女子ライト級では試合タイムでケイラ・ハリソンを上回り6Pで首位のラリッサ・パシェコが、対戦相手エレナ・コレスニクの体重オーバーで9Pは確定。

5位のテイラー・ゴールダードまでプレーオフ進出の可能性があるものに、パチェコはトップ4入りをほぼ手中に収めている。

プレーオフ進出には、ケイラフィニッシュする必要があるシンディ・ダンドワは「私の方が軽いけど、お腹の脂肪を家に置いてきちゃったみたいね(笑)。気持ちと魂をケイラにぶつけるわ。全力で戦う」とフェイスオフ後にコメント。

ケイラといえば「みな、ファイヤーワークスを期待しているけど、私は自分のやるべきことをやってドミネイトするだけ。1Rでも、1分でも一瞬でも。それがケイラ・ハリソンの見せることだから」と揺ぎ無い自信を見せていた。

またライト級最終決戦で戦う2人は、まずマンフィオが「コンディションは最高だ。相手はビッグネームだけど、勝負の行方をジャッジの判断に委ねる前にフィニッシュする準備はできている。それが可能だと明日、証明する」と語ると、「ショータイムであることは、全く変わりない。前回の試合はそうじゃなかったけど、今回は挽回のチャンスを得た。ポイントを取る」とペティスはかなり硬い表情で話した。

■視聴方法(予定)
6月26日(土・日本時間)
午前7時00分~Official Facebook

【ヘビー級ランキング】
1位 6P ブルーノ・カッペローザ
2位 6P デニス・ゴルソフ 
3位 5P ブランドン・セイルズ
4位 1P ヒーナン・フェレイラ
5位 0P モー・デリース
6位 0P アンテ・デリア
7位 0P チャンドラー・コール
8位 0P ジャマル・ジョーンズ
9位 0P クリジソン・アブレウ
10位 0P カール・シウマヌタファ

【女子ライト級ランキング】
1位 6P ラリッサ・パシェコ
2位 6P ケイラ・ハリソン
3位 3P ジャナ・ファビアン
4位 3P ケイトリン・ヤング
5位 3P テイラー・ゴールダード
6位 0P シンディ・ダンドワ
7位 0P ローラ・サンチェス
8位 0P マリアナ・モライス
9位 0P ユリア・パジッチ
10位 -1P エレナ・コレスニク

■ PFL2021#06計量結果

<女子ライト級/5分3R>
ケイラ・ハリソン: 156ポンド(70.76キロ)
シンディ・ダンドワ: 152.2ポンド(69.03キロ)

<ライト級/5分3R>
アンソニー・ペティス: 156ポンド(70.76キロ)
ハウシュ・マンフィオ: 156ポンド(70.76キロ)

<フェザー級/5分3R>
ランス・パーマー: 146ポンド(66.22キロ)
モヴィッド・ハイブラエフ: 145.4ポンド(65.95キロ)

<ヘビー級/5分3R>
デニス・ゴルソフ: 246.4ポンド(111.76キロ)
ブランドン・セイルズ: 264.4ポンド(1119.92キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ブルーノ・カッペローザ: 233.4ポンド(105.86キロ)
モー・デリース: 254.2ポンド(115.3キロ)

<女子ライト級/5分3R>
ラリッサ・パシェコ: 156ポンド(70.76キロ)
エレナ・コレスニク: 157.6ポンド(71.48キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アンテ・デリア: 239.2ポンド(108.49キロ)
チャンドラー・コール: 262ポンド(118.84キロ)

<女子ライト級/5分3R>
ジャナ・ファビアン: 155.6ポンド(70.57キロ)
ユリア・パジッチ: 156ポンド(70.76キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ヒーナン・フェレイラ: 251ポンド(113.85キロ)
カール・シウマヌタファ: 260ポンド(117.93キロ)

<女子ライト級/5分3R>
テイラー・ゴールダード: 155ポンド(70.31キロ)
ローラ・サンチェス: 155.2ポンド(70.39キロ)

<女子ライト級/5分3R>
マリアナ・モライス: 154.2ポンド(69.94キロ)
ケイトリン・ヤング: 155.6ポンド(70.57キロ)

<ヘビー級/5分3R>
クリジソン・アブレウ: 258ポンド(117.02キロ)
ジャマル・ジョーンズ: 245ポンド(111.13キロ)

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Other MMA Result PFL2021#03 ケイラ・ハリソン ヒーナン・フェレイラ ファブリシオ・ヴェウドゥム ブランドン・セイルズ ブルーノ・カッペローザ ブログ

【PFL2021#03】試合結果 ヘビー級でフィニッシュ連発。ヴェウドゥムがフェレイラに初回TKO負け

【写真】RIZINベテラン同士の一戦で46秒TKO勝ちしたカッペローザがヘビー級前半戦を折り返し首位に立っている(C)PFL

6日(木・現地時間)、ニュージャージー州アトランティックシティのPFLバブルことオーシャン・カジノリゾート内オベーション・ホールでPFL2021#03が開催された。

ヘビー級と女子ライト級の前半戦は、ファブリシオ・ヴェウドゥムがヒーナン・フェレイラに敗れるという波乱の幕開けとなった。

テイクダウンからリバーサルを許したヴェウドゥムはすかさず三角絞めから腕を伸ばしに掛かると、パンチを打つフェレイラがタップ。

これをレフェリーが見逃し、技を緩めたところでパウンドの連打を浴びまさかのTKO負けとなった。

6P獲得が3人にヘビー級戦線だが、5Pで4位とプレーオフ当確ラインにあるブランドン・セイルズのウェルラウンダーぶりは、台風の目となる可能性もありそうだ。

女子ではケイラ・ハリソンが相変わらずの安定の強さを見せ、昨年ブラジルで行われた予選トーナメント上がりのマリアナ・モライスを寄せつけずパウンドアウトした。

ランキングでは試合タイム差でラリッサ・パシェコが首位に立っているが、ハリソンとして既に2度勝利した相手だけに、そのパシェコからボーナスを獲得するぐらいの選手が現れないと、今シーズンも圧倒的な強さを見せつけることになりそうだ。

【ヘビー級ランキング】
1位 6p ブルーノ・カッペローザ
2位 6p ヒーナン・フェレイラ
3位 6p デニス・ゴルソフ
4位 5p ブランドン・セイルズ
5位 0p モハメド・ウスマン
6位 0p モハマド・デリース
7位 0p ファブリシオ・ヴェウドゥム
8位 0p アンテ・デリア
9位 -1p ヘイタム・モイル
10位 -1p アリ・イサエフ

【女子ライト級ランキング】
1位 6p ラリッサ・パシェコ
2位 6p ケイラ・ハリソン
3位 3p ジャナ・ファビアン
4位 3p ケイトリン・ヤング
5位 3p テイラー・ゴールダード
6位 0p クレナ・コレスニク
7位 0p シンディ・ダンドワ
8位 0p ローラ・サンチェス
9位 0p マリアナ・モライス
10位 0p ユリア・パジッチ

PFL2021#03
<ヘビー級/5分3R>
○ヒーナン・フェレイラ(ブラジル)1R2分32秒
TKO
詳細はコチラ
×ファブリシオ・ヴェウドゥム(ブラジル)
<女子ライト級/5分3R>
ケイラ・ハリソン(米国)1R1分23秒
TKO
詳細はコチラ
×マリアナ・モライス(ブラジル)
<ヘビー級/5分3R>
○ブランドン・セイルズ(米国)2R3分42秒
RNC
詳細はコチラ
×モハメド・ウスマン(米国)
<女子ライト級/5分3R>
○ラリッサ・パシェコ(ブラジル)1R0分51秒
TKO
詳細はコチラ
×ユリア・パジッチ(モンテネグロ)
<ヘビー級/5分3R>
○ブルーノ・カッペローザ(ブラジル)1R0分46秒
TKO
詳細はコチラ
×アンテ・デリア(クロアチア)
<女子ライト級/5分3R>
○ケイトリン・ヤング(米国)3R
判定
×シンディ・ダンドワ(ベルギー)
<女子ライト級/5分3R>
○ジャナ・ファビアン(豪州)3R
判定
×ローラ・サンチェス(米国)
<ヘビー級/5分3R>
○デニス・ゴルソフ(ロシア)1R4分21秒
TKO
詳細はコチラ
×モハマド・デリース(米国)
<女子ライト級/5分3R>
○テイラー・ゴールダード(米国)3R
判定
×レナ・コレスニク(ウクライナ)
<ウェルター級/5分3R>
○マゴメド・ウマラトフ(ロシア)2R0分07秒
KO
×カイロン・ボーウェン(米国)

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other MMA PFL2021#03 Report ケイラ・ハリソン ブログ

【PFL2021#03】圧勝ケイラ・ハリソン「戴冠式」、「YouTubeバカ」、「私が最強」とまくし立てる

【写真】圧倒的な強さを見せたケイラ・ハリソン。う~ん、今シーズも敵なしか(C)PFL

<女子ライト級/5分3R>
ケイラ・ハリソン(米国)
Def.1R1分23秒by TKO
マリアナ・モライス(ブラジル)

サウスポーの構えからきなり左ハイを見せたハリソンは、組んでケージにモライスを押し込むとヒザを突き上げる。ボディロックから小外刈りを決め、サイドか一気にマウントを取ったハリソンがパンチを連打する。

背中を見せたモライスは殴られながら、上を向きなおすと左のパンチを痛打し続けレフェリーが試合を止めた。

「これはトーナメントじゃなく、私の戴冠式。クィーンは私。あんまり、こういうことを言いたくないけど……ボクシングをやっている世界中のYouTubeバカが、ここで私と何かできると思っているようだけど、私が最強のオンナよ。ここは私の場所、何も気にすることはない」と早口でまくし立てると、ヘッドフォンを外しサッとインタビュースペースを後にした。


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News other MMA PFL2021#03 ケイラ・ハリソン ヒーナン・フェレイラ ファブリシオ・ヴェウドゥム ブログ モハメド・ウスマン

【PFL2021#03】計量終了 ヴェウドゥム「6P取る」。ケイラ・ハリソン「よりデンジャラスになっている」

【写真】運動神経、フィジカル、ケイラが頭一つ以上リードしている (C)PFL

5日(水・現地時間)、6日(木・同)にニュージャージー州アトランティックシティのオーシャン・カジノリゾート内オベーション・ホールで開催されるPFL2021#03の計量が行われた。

2021年シーズン、第3弾はヘビー級と女子ライト級という男女・最重量級の開幕戦だ。ヘビー級で最も重かったのはブランドン・セイルズで119.83キロ、最軽量はアンテ・デリアの105.77キロで14キロ以上の差があった。

メインでファブリシオ・ヴェウドゥムと対戦するヒーナン・フェレイラは「何が起こっても大丈夫なように準備してきた。何が起こるか、明日を見てほしい」とインタビューに答えると、ヴェウドゥムは「まずPFLに感謝の言葉を伝えたい。明日はアメージングな試合をして、6Pを取りに行く。ヘイッ!!」と笑顔を見せた。


2019年に続き2度目の開催となった女子ライト級は、2019年シーズンと比較すると減量が必要とまではいわなくとも、ライト級の体を作ってきたファイターが明らかに増えていた。

そのなかで肉付きが良かったのが、コ・メインでケイラ・ハリソンと対戦するマリアナ・モライスだった。そのモライスは「このチャンスを自分の力で勝ち取る」と短くコメント。

対して、ハリソンは「凄くエキサイトしているわ。まるで明日がクリスマスのようね。私のファイトスタイルはそれほど変わっていないけど、よりウェルラウンダーになり、より自信がつき、より戦いやすくなっている。つまり、よりデンジャラスになっているってことね。前のシーズンでもポイントとかタイムは意識せず、ただケージに入って勝利を目指していた。とにかく1Rなのか、1分なのか、彼女をぶった切るだけね」と余裕綽々、ずば抜けた筋肉量を披露してバックステージに戻った。

■視聴方法(予定)
5月7日(金・日本時間)
午前6時30分~Official YouTube channel

■ PFL2021#03計量結果

<ヘビー級/5分3R>
ファブリシオ・ヴェウドゥム: 241.4ポンド(109.49キロ)
ヒーナン・フェレイラ: 252ポンド(114.3キロ)

<女子ライト級/5分3R>
ケイラ・ハリソン: 155.2ポンド(70.39キロ)
マリアナ・モライス: 153ポンド(69.39キロ)

<ヘビー級/5分3R>
モハメド・ウスマン: 239ポンド(108.4キロ)
ブランドン・セイルズ: 264.2ポンド(119.83キロ)

<女子ライト級/5分3R>
ジャナ・ファビアン: 155.8ポンド(70.66キロ)
ローラ・サンチェス: 155.4ポンド(70.48キロ)

<ヘビー級/5分3R>
デニス・ゴルソフ: 240.4ポンド(109.04キロ)
ジャスティン・ウィリス: 257.6ポンド(116.84キロ)

<女子ライト級/5分3R>
ラリッサ・パシェコ: 155.2ポンド(70.39キロ)
ユリア・パジッチ: 155.8ポンド(70.66キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アンテ・デリア: 233.2ポンド(105.77キロ)
ブルーノ・カッペロザ: 234ポンド(106.14キロ)

<女子ライト級/5分3R>
シンディ・ダンドワ: 153ポンド(69.39キロ)
ケイトリン・ヤング: 155ポンド(70.31キロ)

<女子ライト級/5分3R>
オレナ・コレスニク: 155.2ポンド(70.39キロ)
テイラー・ゴールダード: 154.6ポンド(70.12キロ)

<ウェルター級/5分3R>
カイロン・ボーウェン: 170.8ポンド(77.47キロ)
マゴメド・ウマラトフ: 170.2ポンド(77.2キロ)

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Interview other MMA PFL2021#01 アンソニー・ペティス ケイラ・ハリソン ケニー・フロリアン ナタン・シュルチ バッバ・ジェンキンス ブログ ランス・パーマー レイ・クーパーIII ローリー・マクドナルド

【PFL2021#01】「パーマー✖ジェンキンスが流れを決める」ケージの賢人ケンフロに訊くPFL2021─02─

【写真】ケンフロがフェザー級で本命視する2連覇中のランス・パーマーは、23日に要注目──レスリングで敗れているバッバ・ジェンキンスと対戦する(C)MMAPLANET

23日(金・現地時間)にニュージャージー州アトランティックシティのオーシャン・カジノリゾート開幕するPFL2021#01。過去最高の面子が揃ってPFKの実況陣に加わったケニー・フロリアン・インタビュー第2弾。

ケージの賢人ケンフロが、注目するファイターは誰なのか。まずは開幕戦となるフェザー級とライト級、その他の階級について──見逃してはならないファイターの名前を挙げてもらった。

<ケニー・フロリアン・インタビューPart.01はコチラから>


──確かにマーシャルアーツは自身の身を守るモノ。競技になると攻撃性が評価されるなか、ここを根源にUFCはスタートを切りました。

「シーズン制を採用することで、図らずもファイターは身を守ることを頭において勝利を目指すことになる。そこは興味深いよね。年に2度か3度、いつ試合があるのか待ちの状態のケースが多いMMAにあって、先が見えるからこそ準備、調整力が問われることになる。そこがシーズン制と他のプロモーションの相違点だね」

──通常のフォーマットと、シーズン制のどちらがハードかはいえないですが、いずれにしてもハードです。

「それと米国のスポーツファンからすれば、プレーオフ制は非常に慣れ親しまれたフォーマットなんだ。NFL、NBA、MLBというメージャースポーツが用いている。

勿論ひいきのチームが存在するから、MMAという個人スポーツとは違うかもしれないけど、優勝への道程を追うことと、一つの試合ごとの結果を注視することが合わせ合っているのは同じだと思うんだ。そして、番狂わせなど予想できない展開をファンは楽しんでいる。結果、誰が勝ち残って世界チャンピオンになるのか。そういう見方ができるよね」

──解説者の立場として、全ての階級の戦いを盛り上げていく役目がありますが、それでもシーズン開幕戦を担うライト級とフェザー級は注目度が高いと思います。ケニー、あなたのフェイバリット・ファイターは誰になりますか。

「ライト級ではナタン・ショルチ、このブラジル人ツータイム・ワールドチャンピオンにまず注目している。

テクニカル的にも、メカニカル的にも優れウェルラウンダーで、なんといっても我慢強い。

そんな彼に対して、ファンが一押しのアンソニー・ペティスがタフなライバルになることは間違いないだろうね。今のアンソニーは再びやる気になり、ハングリーだ。この状態が彼の卓越した技術を引き出すだろう。

アンソニーはなぜUFCのチャンピオンになれたのか。チャンピオンになれる方法論を既に持っている。そして100万ドルという優勝賞金がモチベーションになり、彼をあの頃に戻していると思う。

フェザー級ではランス・パーマーが本命であることは間違いないよね。ランスは勝ち方が分かっている。彼の壁を崩すのは、全てのファイターにとって困難だ。あのレスリング力に加えて、試合をするたびに打撃が伸びているからね」

──大穴的に楽しみな選手はいますか。

「大穴というより対抗、本命に近い注目をしているのはバッバ・ジェンキンスだよ。

ジェンキンスはレスリングでパーマーに勝っている。MMAとレスリングは別モノだけど、そのレスリング力の高さがあるから、ランス・パーマーが想い描く試合ができないことも十分にありえる。いきなり2人が開幕戦で戦う、シーズンの行方を決定づけるファイトになるよ。

ライト級の大穴はジョニー・ケースだ(※家庭内暴力で逮捕され、インタビュー後にシーズンから撤退)。彼はきっと何かをしでかすよ。優勝できるかどうかは分からない。でも、注目が必要なことは確かだよ」

──他の階級で注目している選手は誰になりますか。

「ウェルター級で──ローリー・マクドナルドが参戦したことにより、世界王者のブラダボーイ(レイ・クーパー3世)への注目度が高まることは間違いないね。ブラドボーイはビーストだよ。

ローリー・マクドナルドのアドバンテージは経験値だ。UFCとBellatorでとてつもない相手と戦ってきた。彼らとしのぎを削り合ってきた技術力の高さは疑いようがない。

と同時にウェルター級に出場する選手たちは、全員がローリーをターゲットにしている。ローリーに勝つことを考えないでシーズンに挑むファイターはいない。だから彼は1試合、1試合が非常にハードなモノになるだろう。皆がローリーのネームバリューを奪い取りたいからね」

──ウェルター級は2018年にブラダボーイを破って世界一となったマゴメド・マゴメドカリモフもいます。

「マゴメドカリモフは絶対に見逃しちゃいけない。彼の活躍にはエメリヤーエンコ・ヒョードルを思い出してしまうんだよ。破壊力のあるパンチと、グラウンドコントロール。パウンドの強さ、ギロチンという極めも持っている。マゴメドカリモフに代表されるロシア人やダゲスタンのファイターは、シーズンを動かす力を持っているよ。それとウェルター級で僕が注目しているのは、サディボウ・シなんだ」

──2018年ベスト4のスウェーデン人ファイターですが、それは意外な選出です。

「シはロングレンジからの攻撃が得意なトリッキーなストライカーだ。ちょっとした動きが予測できないところがあるから、ハマれば強いと思うよ。それとヘビー級のファブリシオ・ヴェウドゥムという存在に触れないわけにはいけないだろう(笑)」

──既に43歳、最後のチャレンジで100万ドルを狙いにきた感があります。

「まぁ、どちらかといえば大穴かな。キャリアの終盤を迎えていることで、もう歳が行き過ぎて難しいという声も聞かれる。だけどヴェウドゥムの経験がモノをいうこともあるし、何より彼のスキルは今も健在だよ。

2019年ウィナーのアリ・イサエフの強さは疑うところはない。そんななかでヴェウドゥムが何かをやってのけることを期待している。と同時に、シーズン制を初めて戦うファイターは、既に経験している選手と比較すると不利な点は否めないよね。

だけどね、これがまたシーズン制の面白いところで僕も含め、皆の意見が途中で変わるんだ。当初、思っていたのと同じようにならないから」

──それでも女子ライト級はもうケイラ・ハリソンの独走が見えているような気がします。彼女は昨年Invicta FCでフェザー級まで体重を落としました。正直コンペティターの多いフェザー級の新設を望みました。

「ケイラはライト級だけでなくフェザー級でも、圧倒できるだろう。PFLはケイラとともに女子ライト級を開拓しているんだと思う。

リオ五輪金メダリストでWBA、IBF、WBC、WBOの統一世界ミドル王者、WBC&IBF世界王者のクラレッサ・シールズと契約した。フランスの五輪レスラーであるシンシア・ベスカンもPFL女子ライト級のロースターだ。彼女達には経験が必要で、今はケイラのライバルにはなり得ない。だからシーズン・プレイヤーでもない。今後のこの階級を考えての契約だろう。

だからケイラに関しては、誰とマッチアップするのかという部分が問題で。全員を破壊できるのが、今の彼女なんだ。ケイラ自身のためにも競い合いが必要になるけど、今それを期待できるのはフェザー級で実績を残してきた選手が、ライト級の体格にフィットして戦える場合──ということになるかな」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
4月24日(土・日本時間)
午前6時30分~Official Facebook

■PFL2021#01対戦カード

<ライト級/5分3R>
アンソニー・ペティス(米国)
カシアス・クレイ・コラード(米国)

<ライト級/5分5R>
ナタン・シュルチ(ブラジル)
マルチン・ヘルド(ポーランド)

<フェザー級/5分3R>
モヴィッド・ハイブラエフ(ロシア)
ラジャー・ストヤディノビッチ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ランス・パーマー(米国)
バッバ・ジェンキンス(米国)

<フェザー級/5分3R>
ブレンダン・ラウネーン(英国)
シェイヤン・モラエス(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
ジョイルトン・ラターバッバ(ドイツ)
ハウシュ・マンフィオ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
アクメト・アリエフ(ロシア)
ミハイル・オジンツォフ(ベラルーシ)

<フェザー級/5分3R>
クリス・ウェード(米国)
アントニー・ディジー(フランス)
<フェザー級/5分3R>
チョ・ソンビン(韓国)
タイラー・ダイヤモンド(米国)

<ライト級/5分3R>
ロイック・ラジャポフ(タジキスタン)
アレックス・マルチネス(パラグアイ)

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【PFL2021#03】第3弾はヘビー級&女子ライト級。PFL初陣ヴェウドゥムの相手は208センチの巨人フェレイラ

【写真】208センチの巨人、ヒーナン・フェレイラがヴェウドゥムのPFL初戦の相手となった (C)LFA

9日(火・現地時間)、PFLが5月6日(木・同)にニュージャージー州アトランティックシティのオーシャン・カジノリゾート内オベーション・ホールで開催するPFL2021#03=ヘビー級及び女子ライト級開幕戦のカードを発表した。

これまでPFLでは2021年のレギュラーシーズンをラスベガスで開催するとしていたが、4日(木・同)にアトランティックシティにあるオーシャン・カジノリゾートを最新のバブル=隔離施設として、同リゾートにあるオーシャン・ホールで4月23日大会からイベントを行うことを明らかにしていた。


食事、トレーニングも施設内で事足りる──いわゆるバブルでは、マスク着用、検査を毎日行うだけでなく、ファイターは大会の17日前に現地入りするという徹底ぶりだ。そして6階級を3つのグループに分け、2階級ごとにイベントが進行するPFLのフォーマット、その最後発となるヘビー級と女子ライト級のオープニングのヘッドライナーは、ファブリシオ・ヴェウドゥムに決まった。

昨年7月にアレキサンダー・グスタフソンを腕十字で下し、2年8カ月振りの勝利を手にした43歳の元UFC世界ヘビー級チャンピオンは一回り下の同朋ヒーナン・フェレイラとデカゴンで戦うこととなった。

LFAで1勝1敗──その敗北は後頭部への攻撃による反則負けだ。フェレイラの身長は何と脅威の2メートル越え(※2メートル8センチ)で、リーチは驚愕の212センチ。パンチでのTKO勝ち、三角絞めでの一本勝ちもある一方で、長い手が仇となったか、もう1つの敗戦は腕十字でタップを強いられている。

230センチとサバが読まれていた219センチのジャイアント・シルバ、同じく219センチのチェ・ホンマには及ばないが、普通にMMAファイターとして結果を残しているなかではセミー・シュルト、ステファン・シュトルーフのオランダ勢の211センチ、Combate Americasで活躍しているメキシコ人ファイターのアレハンドロ・ソロルサーノ=210センチ、かつてUFCで活躍したガン・マッギーら209センチのファイターに次ぐ、背の高さを誇るフェレイラだが、リーチを生かした打撃でヴェウドゥムの組みを遮断することが、必勝に通じる。対してはヴェウドゥムがいかに組んで倒すか、ここが最初の見所になるだろう。

さらに2019年シーズン優勝、2008年北京五輪フリースタイル・レスリング125キロ級出場のアリ・イサエフはドイツのヘイタム・モイルと、カマル・ウスマンの実弟モハメド・ウスマンは、メジャー初進出のブランドン・セイルズとのマッチアップが決まった。

イサエフと同様にオリンピアンでもマルチ・ゴールドのケイラ・ハリソンの独走が予想される女子ライト級は、セミでマリアナ・モライスと対戦する。モライスは2020年にブラジルで開かれたPFL国際予選ブラジル・シリーズで優勝している。

それ以前はバンタム級で戦っていたモライスは、フェザー級と飛び越えてライト級で戦ったことになる。しかも3年前にInvicta FCでヴァネッサ・ポルト、そしてKSWではアリアニ・リプスキーに共にRNCで敗れているモライス──つまりは、この時の階級はフライ級だったことになる。

予選での対戦相手も水増し気味のライト級だっただけに、大振りのフックでKO勝ちしたパンチ力が、ケイラとの体格差を越えることは──相当に難しいといわざるを得ないだろう。

■PFL2021#03対戦カード

<ヘビー級/5分3R>
ファブリシオ・ヴェウドゥム(ブラジル)
ヒーナン・フェレイラ(ブラジル)

<女子ライト級/5分3R>
ケイラ・ハリソン(米国)
マリアナ・モライス(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
アリ・イサエフ(ロシア)
ヘイタム・モイル(ドイツ)

<女子ライト級/5分3R>
ジェナ・フェビアン(英国)
ローラ・サンチェス(米国)

<ヘビー級/5分3R>
モハメド・ウスマン(米国)
ブランドン・セイルズ(米国)

<ヘビー級/5分3R>
デニス・ゴルソフ(ロシア)
ジャスティン・ウィリス(米国)

<女子ライト級/5分3R>
ラリッサ・パシェコ(ブラジル)
ニック・ローリック(米国)

<ヘビー級/5分3R/5分3R>
グレイソン・チバウ(ブラジル)
ユリア・パジッチ(モンテネグロ)

<ヘビー級/5分3R>
アンテ・デリア(クロアチア)
ブルーノ・カッペロザ(ブラジル)

<女子ライト級/5分3R>
ダン・スポーンオレナ・コレスニク(ウクライナ)
テイラー・ゴールダード(米国)

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【PFL2021】ヴェウドゥム出場のヘビー級、ケイラ・ハリソンが連覇狙う女子ライト級のロースター決定

【写真】女子ライト級でケイラ・ハリソンを苦しめる存在が出てくるのか (C)PFL

9日(火・現地時間)、これまでフェザー級~ライトヘビー級の2021年シーズン出場選手をアナウンスしてきたPFLが残りの2階級=ヘビー級と女子ライト級のロースターを発表した。
既に2019年王者のアリ・イサエフ、UFCから転じるファブリシオ・ヴェウドゥムなど8名のリストが公表されていたヘビー級には最後の2枠にブルーノ・カッペロザとアンテ・デリアが加わることとなった。

カッペロザはJangle Fightの元ライトヘビー級&ヘビー級王者でキャリアは10勝5敗、デリアは2019年シーズン出場経験のあるクロアチア人ファイターだ。


上記の4名以外に2019年ヘビー級#01シード(=レギュラーシーズン1位)でベスト4だったデニス・ゴルソフ、カマルの弟モハメド・ウスマン、UFCで4勝1敗のジャスティン・ウィリス、さらにはヒーナン・フェレイラ、ヘイタム・モイル、ブランドン・セイルズらが既出の参戦選手のヘビー級戦線。

デリア、フェレイラ、モイル、セイルズらに足をすくわれないことが手堅くプレイオフに進出する第一の条件──つまりこの4名が脱落者争いをすると目される。

女子ライト級はケイラ・ハリソン以外に7選手の出場が決定し、男子5階級と違い10名ではなく全8名でシーズンが争われる。

差2019年準優勝のラリッサ・パシェコ、UFC、ベラトール、Invicta FC、そしてRIZINベテランのパワーファイター=シンディ・ダンドワ、2019年レギュラーシーズン3位のムエタイファイター=ジェナ・フェビアン、ウクライナの空手&ムエタイ王者という肩書のオレナ・コレスニク、アマMMA=GAMMAの世界王者ローラ・サンチェス、昨年のRoad to PFLウィナー=マリアナ・モライス、キャリア3勝0敗──ドイツ生まれ、クロアチア在住のモンテネグロ人ファイターのユリア・バジッチらが今回発表となった選手達だ。

果たしてこのファイターたちがストップ・ザ・ケイラとなり得るのか。ケイラと勝負になる──そんな試合を望めるダンドワ当たりが対抗馬か。

全58選手がベルトと100万ドルを目指して戦うPFL2021、現状で52人の出場が確定している。

その内訳は米国人が19名で最大勢力、続いてブラジルの9選手、ロシアが6名、カナダの3名と英国とドイツが2選手ずつ。この他は西欧ではベルギー、北欧がノルウェーとスウェーデン、バルカン諸国からはクロアチア、モンテネグロ、東欧はポーランド、旧ソ連圏はベラルーシ、ウクライナ、中央アジアのタジキスタン、東アジアは韓国、そして南米のアルゼンチンからそれぞれ1名ずつの出場が決まっている。

■出場決定選手

【ヘビー級】
アリ・イサエフ(ロシア)
デニス・ゴルソフ(ロシア)
モハメド・ウスマン(米国)
ジャスティン・ウィリス(米国)
ヘイタム・モイル(ドイツ)
ヒーナン・フェレイラ(ブラジル)
ブランドン・セイルズ(米国)
ファブリシオ・ヴェウドゥム(ブラジル)
ブルーノ・カッペロザ(ブラジル)
アンテ・デリア(クロアチア)

【女子ライト級】
ケイラ・ハリソン(米国)
ジェナ・フェビアン(英国)
シンディ・ダンドワ(ベルギー)
オレナ・コレスニク(ウクライナ)
マリアナ・モライス(ブラジル)
ラリッサ・パシェコ(ブラジル)
ユリア・パジッチ(モンテネグロ)
ローラ・サンチェス(米国)

■その他の階級の出場決定選手

【フェザー級】
バッバ・ジェンキンス(米国)
シェイモン・モラエス(ブラジル)
チョ・ソンビン(韓国)
ランス・パーマー(米国)
モヴィッド・ハイブラエフ(ロシア)
ジェイソン・ソアレス(米国)
タイラー・ダイヤモンド(米国)
ブレンダン・ラウネーン(英国)

【ライト級】
ナタン・シュルチ(ブラジル)
ジョニー・ケース(米国)
オリヴィエ・オバメルシェ(カナダ)
ジョイルトン・ラターバッバ(ドイツ)
アンソニー・ペティス(米国)
アクメト・アリエフ(ロシア)
カシアス・コラード(米国)
ミハイル・オジンツォフ(ベラルーシ)
ロイック・ラジャポフ(タジキスタン)
マルチン・ヘルド(ポーランド)

【ウェルター級】
レイ・クーパー3世(米国)
ローリー・マクドナルド(カナダ)
マゴメド・マゴメドケリモフ(ロシア)
サディボウ・シ(スウェーデン)
ジョアォン・セフェリーノ(ブラジル)
デビッド・ミショー(米国)
ニコライ・アレクサヒン(ロシア)

【ライトヘビー級】
エミリアーノ・ソルディ(アルゼンチン)
クリス・カモージ(米国)
トム・ローラー(米国)
セザー・フェレイラ(ブラジル)
ジョーダン・ヤング(米国)
セミリーニョ・ラマ(カナダ)
ジョーダン・ジョンソン(米国)
マールシン・ハムレット(ノルウェー)
ダン・スポーン(米国)

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News other MMA Titan FC66 ケイラ・ハリソン ジョゼッティ・コットン フアン・プエルタ ブログ

【Titan FC66】残念、ケイラ・ハリソンの対戦相手が脱水症状へ病院へ。フライ級トップのプエルタに注目!!

【写真】ケイラの穴埋めには……ならない? フライ級トップのプエルタ (C)TITAN FC

17日(木・現地時間)にフロリダ州マイアミのインターコンチネンタルホテル・マイアミで開催されるTitan FC66でケイラ・ハリソンと対戦予定だったジョゼッティ・コットンが欠場し、ケイラの試合はラインナップから消えることとなった。


コットンは計量前に脱水症状に陥り、病院に運ばれドクターストップが掛かった。ライト級で組まれたハリソン戦を前にして、コットンは180ポンドから体重が落ちないという連絡をプロモーションにしていたという情報もあり、Titan FCのレックス・マクマホン代表もその事実を認めている。

コットンが一体どのようなプランで減量に挑んでいたのかは不明だが、最大の注目だったケイラの試合がなくなった事実は変わりない。ケイラは2021年4月にスタートするPFL2021のスタートまで、2試合を他のプロモーションで戦うことを認められており、既にInvicta FCで1試合を消化済みだ。果たして2021年にTitan FC、もしくは他プロモーションの出場はあるのか、気になるところだ。

ケイラの出場がなくなった今大会、一番の注目はフライ級王者フアン・プエルタか。一度はCombate Americasに戦場を移すことを決めたプエルタだが、同プロモーションがコロナ過で活動再開を取りやめ、11月22日のドミニカ大会でタイタンFCに復帰を果たし、2カ月連続の出場でジョー・ペナフィルと戦う。

■視聴方法(予定)
12月18日(金・日本時間)
午前10時30分~ UFC FIGHT PASS

■ Titan FC66対戦カード

<ミドル級/5分3R>
ブルーノ・アジス(ブラジル)
ジェレミー・ホロウェイ(米国)

<フライ級/5分3R>
ジュアン・プエルタ(米国)
ジョー・ペナフィル(米国)

<フェザー級/5分3R>
ライアン・クース(米国)
ハリソン・メレンデス(米国)

<フライ級/5分3R>
クリスチャン・イナストリア(米国)
ジョー・リッチ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ディラノ・テイラー(米国)
マイケル・コーラ(米国)

<ヘビー級/5分3R>
デンゼル・フリーマン(米国)
テランス・ホッジス(米国)

<フライ級/5分3R>
ロイベルス・エチェベリア(ベネズエラ)
ジョン・アルセ(米国)

<フライ級/5分3R>
グスタヴォ・ヴィラミル(米国)
ケアネオ・モイヤー(米国)

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【Titan FC66】3カ月振りのフロリダ大会にケイラ・ハリソンが出場。初回フィニッシュがデフォルト??

【写真】 スーパーアスリートから、モンスターファイターへ。ケイラ・ハリソンの進化が恐ろしい(C)INVICATA FC

17日(木・現地時間)にフロリダ州マイアミのインターコンチネンタルホテル・マイアミで開催されるTitan FC66にケイラ・ハリソンが出場する。

11月22日にドミニカ大会を行ったTitan FCが9月以来、3カ月振りにホーム=マイアミに戻って2020年最終興行を打つ。


PFLと契約中のケイラ・ハリソンは11月20日にInvicta FCでフェザー級初戦でコートニー・キングと対戦しエルボーでカットさせ、パウンドアウトで圧勝している。今回は4週間のインターバルでライト級で参戦、MMA2戦目で対戦しTKO勝ちをしているジョゼッティ・コットンと再戦する。

「私がどれだけコンペティションを愛しているのは分かっているはず。だからすぐにでも戦いたいと思ったの。今年は本当に大変な1年になった。でも、また戦う機会を得ることができて本当に嬉しい。この間、私が如何に成長しているのかを見てもらう試合になるわ」とケイラは語っている。

前回はTKO勝ちも、まだ力が入り、防御に徹せられる詰め切ることができなかったケイラだが、前回の試合をみれば自信を持って打撃を繰り出すことができており、ズバリ初回フィニッシュの公算は高い──いや、それぐらいでない周囲を納得させることができない。それほどInvicta FCでの彼女は、五輪柔道王者でなくMMAファイターとして強かった。

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【Invicta FC43】切り裂きケイラ、インヴィクタ&フェザー級初陣の柔道女王がキングをパウンドアウト

<フェザー級/5分3R>
ケイラ・ハリソン(米国)
Def.2R4分48秒by TKO
コートニー・キング(米国)

注目のケイラ・ハリソンのフェザー級初陣。PFLというロゴの入ったコスチュームを着用したケイラは、右ジャブから左ストレート、ローを蹴っていく。キングも近い距離で打撃戦を見せるが、ケイラは左ミドルに続き左を当てる。思い切り右リードフックを振るうなど、打撃戦を続けるケイラはニータップで飛び込み、キングをケージに押し込む。右を差して胸を合わせ十分の態勢から大内刈り。

キングがケージを背にして耐えると、ケイラは自ら離れ左ストレート。クリンチなると、小外掛けテイクダウン。立ったままで相手を倒す柔道家ぶりを発揮する。ここからガードの中に入ったケイラはエルボーでキングの眉間を切り裂き、大流血に追い込む。容赦なくパンチを落とすケイラ、キングの左から真っ赤な血が滴り落ちる。

ケイラはマウントに移行し左右のパンチを続ける。ケージキックにも全くバランスを崩さなかったキーラは、背中を見せたキングの体を伸ばし腕十字へ。血で滑るようななかでの腕十字は極め切れず、キングがサバイブした。

大きく縦に5センチのほどカットが確認できるキングは、笑顔を浮かべて試合続行をアピールし2Rが始まった。左右のパンチで前に出たキングは、両ワキを差されてケージに詰められると、小外掛けでテイクダウンを奪われる。そのままクローズドガードのキング。ケイラは強いポスチャーからエルボー、パンチを打ちつける。耐えることはできるが、勝ち目はないキング──パンチを受けてしがみつく。残り2分30秒でブレイクが掛かり、キングが右を伸ばす。ケイラは左オーバーハンド、続いて飛び込み大きくキングを持ち上げてスラムを決める。

エルボーを落とし、パスを決めたケイラはマウント奪取から連打を見せる。横を向いてエルボーを被弾し続けるキングが、背中を伸ばされると上を向きなおす。キングは気持ちが折れず、ハーフに戻す。ならばとケイラはパス、クルスフィックから左のパンチを連打しレフェリーストップに。一方的な勝利に全く笑顔を浮かべないケイラは、ウィナーコールを受けセコンドのマイク・ブラウンらとの記念撮影にようやく笑みを見せた。

ケイラ・ハリソンは「自分の動きに満足できないけど、打撃を試したかった。パンチも受けず、インパクトのあるパンチを入れたかったけど、テイクダウンだって指示が出て(笑)。凄くタフで驚いたわ。なんで、こんなに耐えられるのって思ったけど、時間を掛ければ勝てることは分かっていたから。今後は契約を果たす前にフェザー級、インヴィクタFCでもう一度戦いたい。145ポンドで戦うことを恐れていないわ」とゲスト出演で、主役を演じたような大物感を漂わして話した。


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