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【UFC289】豪州からの新顔アーセグと対戦、ダヴィッド・ドヴォルザーク「欧州でも準備はできる」

【写真】2連敗の経験を糧とできるか(C)MMAPLANET

10日(土・現地時間)、カナダはバンクーバーのロジャース・アリーナで開催されるUFC 289「Nunes vs Aldana」で、ダヴィッド・ドヴォルザークがスティーブ・アーセグと対戦する。

チェコ人ファイターのドヴォルザークはオクラゴン・デビュー以来3連勝を達成するも、その後はマテウス・ニコラウとマネル・ケイプに連敗を喫した。トップ5を伺う位置で足踏みを経験したドヴォルザークだが、「この敗北は成長するために必要だった」と断言した。


――ここ2戦、タフな試合でタフな試合結果となりました。

「確かにハードな時を過ごした。でも、でも試合内容は悪くなかったし多くを学ぶことができた。この2つの敗北は、僕の成長を促した。マテウス・ニコラフとマネル・ケイプ戦の敗北は、長い目で見て僕のキャリアに必要だったんだと思う。そう、僕が成長するために必要だったんだ」

――特に何を学ぶことができ、成長できたのでしょうか。

「一つは忍耐力だ。ニコラウとの試合は、僕にとっては未経験のおかしな試合だった。彼は足を使って動くばかりで、攻めてこなかった。ずっと僕がミスをするのを待っていたんだ。それが我慢できなくて、僕は追いかけ続けた。そして2Rの中盤に、パンチを被弾した。

マネル・ケイプは、僕にフライ級ファイターも力強くあるべきだと教えてくれた。ニコラウとの試合で、予期しない状態になった時に自分が如何に動くのかを考えないといけないことが分かった。マネル・ケイプ戦では、力強く打撃戦を戦う必要があることを知った。マネルは本当に色々なことを教えてくれたよ。

その学んだことをジムに持ち帰って、僕はあらゆる面で成長えきた。ストレングス&コンディショニング・トレーニング、リフティングに力を入れ、以前より速くなった。以来、スパーリングをしていても自分のやるべきことを貫くことができるようになったんだ。もう様子見もラッシュも必要なくなった。自分のペースで戦える」

――今回も試合の準備はベガスでやってきたのですか。

「ノー。ベガスには行ってないんだ。まずチェコで、色々なジムを訪れて練習し、そこからスペインのアリカンテにあるクリメント・ファイトクラブで2週間トレーニングしてきた。イリャ・トプリアが所属しているジムなんだけど、しっかりとサポートしてもらって彼には凄く感謝しているよ」

――ベガスに行かずともスペインで準備ができるということですか。

「そうだね、ヨーロッパにいても準備はできる。今回はもともと、僕より背の高い相手と戦う予定だったから、多くのバンタム級ファイターと練習をしてきた。凄く良い時間を過ごせたよ。彼らと練習していて、とても楽しかった」

――では、ラスベガスでなくてバンクーバーで戦うことでファイトウィークに何か変化はありますか。

「とにかく自然が豊かだ。ダウンタウンはドラッグディーラーやホームレスがたくさんいて米国と変わりない。でも郊外に30キロほど行くと、凄く自然が豊かになる。だから、午前中の練習を終えると僕は山に行って、自然の中を歩くようにしてきたんだ。とても大切な時間になっている。自然に囲まれていると、心の底からリラックスできるからね」

――ところでUFCフライ級は層も厚くなってきてトップ15に入っても、トップ5との間には一枚壁が存在しているように感じられます。そんななかで10位のダヴィッドはデビュー戦のニューカマーと今回戦います。この状況をどのように感じていますか。

「僕には他に選択肢がなかった。もともとマット・シュネルと対戦予定だったけど、ケガで欠場になった。彼に何が起こったのか正確には分かっていないけど、UFCからは日程を変更して戦うかという話があったんだ。でも、そんな考えは僕らにはなかった。ずっと、今週末に試合をするために準備をしてきたからね。

カナダにも早目に着て、そこは自分で費用を捻出している。僕は予定通りの相手でなくても、予定通りの日時に戦わなければいけなかった。結果、UFCからもらった代案は一つだけ。それがスティーブ・アーセグ戦だった。この試合を受けることもリスクではあったよ。でも、僕はファイターだ。試合をするためなら、どんな条件だって従う。今週末に勝つために、過ごしてきた。対戦相手が代わることよりも、試合がなくなる方が怖かったんだ」

――では、急遽戦うことになったアーセグの印象を教えてください。

「5日前に対戦が決まった相手だからね、それまで全く視界に入ってきたことがなかった。(※取材は7日に行われた)。ほんと、どういう選手か話せるほど分かっていないというのが正直なところだよ。レスリングが出来て、危険な打撃の持ち主でもあるようだね。彼にとっても最高のチャンスだろうから、しっかりと集中して戦うよ。どんな動きをするのかも、分かっていないからね」

――まさに試合前から、予期できない状況になっていたわけですね。

「イエス。その通りだよ。試合の1週間前に対戦相手が代わるなんて、誰も予期していなかった。でもUFC3戦目でファンカミロ・ロンデロスと戦った時と、同じ状況だから」

――先ほど忍耐をニコラウ戦で学んだといっていましたが……チェスではないですが、私は将棋など忍耐力の勝負のように感じることがあります。なので忍耐力はプロのチェスプレイヤーだったダヴィッドには、既に備わっていると思っていました。

「確かにチェスでは忍耐力、怠けるということではなくて相手のミスを待つことは経験済みったね。時には引いて、守る必要がある。そう指摘されて、それを思い出したよ」

――ではトップ5の壁の超えるためにの機会を得るために、今回の試合で何を見せないといけないと考えていますか。

「とにかく今回の試合に勝つこと。それはもう疑いようがないことだよね。しっかりと力を見せて勝ち、次はマット・シュネルと戦う。彼は8位で、僕は10位。マット・シュネルは僕が戦ってきた相手のなかで最上位のランカーになる。彼に勝てば、トップ5に近づくことができるだろう。そこからトップ5の誰と戦えるのか、そこは全く分からないけどね(笑)」

■視聴方法(予定)
6月10日(日・日本時間)
午前8時~UFC FIGHT PASS
午前11時~PPV
午前7時半~U-NEXT

■対戦カード

<UFC世界女子バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者] アマンダ・ヌネス(ブラジル)
[挑戦者] アイリーン・アルダナ(メキシコ)

<ライト級/5分3R>
シャーウス・オリヴィエラ(ブラジル)
べニール・ダリューシュ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
マイク・マロット(カナダ)
アダム・ヒューギット(米国)

<フェザー級/5分5R>
ダン・イゲ(米国)
ネイト・ランドヴェール(米国)

<ミドル級/5分3R>
エリク・アンダース(米国)
マフクアンドレ・バリユー(カナダ)

<ミドル級/5分3R>
ナソーディン・イマボフ(フランス)
クリス・カーティス(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ジャスミン・ジュスダヴィチェス(カナダ)
ミランダ・マーヴェリック(米国)

<バンタム級/5分3R>
エイマン・ザハビ(カナダ)
アオリーチーラン(中国)

<フェザー級/5分3R>
ブレーク・ビルダー(米国)
カイル・ネルソン(カナダ)

<フライ級/5分3R>
ダヴィッド・ドヴォルザーク(チェコ)
スティーブ・アーセグ(豪州)

<女子ストロー級/5分3R>
ディアナ・ベルビシャ(ルーマニア)
マリア・オリヴェイラ(ブラジル)

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UFC289:オッズ/予想と展望

アマンダ・ヌネス 1.31
アイリーン・アルダナ 3.65
チャールズ・オリベイラ 2.20
ベニール・ダリウシュ 1.71
マイク・マロット 1.49
アダム・フューギット 2.75
ダン・イゲ 1.39
ネイト・ランドワー 3.15
マルク・アンドレ・バリオー 1.74
エリク・アンダース 2.15
ナッソーディン・イマボフ 1.65
クリス・カーティス 2.35
ミランダ・マーベリック 1.34
ジャスミン・ジャスダビシアス 3.45
アイマン・ザハビ 1.95
アオリ・チロン 1.87
カイル・ネルソン 3.00
ブレイク・ビルダー 1.42
ダビッド・ドボジャーク 1.38
ティーブン・エルセグ 3.25
ディアナ・ベルビタ 1.87
マリア・オリベイラ 1.95

コロナ以降初、4年ぶりのカナダ大会。

当初はヌネスとジュリアナ・ペーニャの3連戦目が予定されていたが、ペーニャ負傷欠場でアルダナがタイトル初挑戦する。正直3回連続となるともういいよという感じなので、かえって良かった。

UFC7勝4敗のアルダナ。現在2連続KO勝ち中だが、前戦はテイクダウンされた後、下からの蹴り上げがボディに入ってKOという珍しい結末。パンチの重いストライカーだが、ホリー・ホルムには5Rすべてテイクダウンを取られて攻められての完敗。ここまでテイクダウンを取られまくったのはホルム戦のみだが。同じようにジュリアナ・ペーニャをテイクダウンしまくって勝利したヌネス相手だと相性が悪いかもしれないが、一発入ればわからない。

ヌネスがパウンドでKOと予想。

セミはもともとは先月組まれていたカードだったが、オリヴェイラの負傷により1ヶ月延期に。オリヴェイラは昨年10月にイスラム・マカチェフに敗れて王座陥落して以来の再起戦。対するダリウシュは8連勝中。勝ってもなかなかチャンスが与えられなかったが、前回はクレベル・コイケにも勝っているマテウス・ガムロのテイクダウンを切って打撃を打ち込む展開で判定勝ちし、ようやくトップ5ランク入り。勝てば次戦でようやくタイトル挑戦のチャンスが回ってくるかもしれない。ふたりともグラップラーだったが打撃が急成長したもの同士。ただオリヴェイラは最近特にダウンが増えていて、ダメージの蓄積も気になるところ。

第1試合開始は11日朝8時。速報します。

 

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【UFC289】UFC世界女子バンタム級選手権試合、聖域得た王者ヌネス✖「I’m Mexican」挑戦者アルダナ

【写真】そりゃあ下馬評は圧倒的にヌネス。ただし、シェフチェンコ✖グラッソ戦でもメキシコ女子は下馬評を覆した (C)Zuffa/UFC

10日(土・現地時間)カナダのブリティッシュコロンビア州バンクーバーにあるロジャース・アリーナにてUFC 289「Nunes vs Aldana」が開催される。
Text by Isamu Horiuchi

元UFC世界ライト級王者のシャーウス・オリヴェイラとベニール・ダリューシュの注目の一戦をコメインとする今大会のメインは、バンタム&フェザーの女子2二階級王座を同時に保持するアマンダ・ヌネスが、ランキング5位のアイリーン・アルダナを挑戦者に迎える女子バンタム級タイトルマッチだ。


ヌネスは、誰もが認める女子MMAにおけるGOAT(Greatest of all time)。2016年にバンタム級王座を、2018年にフェザー級王座を獲得して以降、3年に渡って2階級を行き来して両王座を防衛し続ける離れ業を見せていた。一昨年12月、ジュリアナ・ペニャにまさかの2R一本負けを喫してバンタム級王座を失ったものの、昨年7月の雪辱戦では5R全てを圧倒して勝利、健在を見せつけている。

今大会は当初ヌネスとペニャの第3戦が予定されていたが、ペニャが練習中に肋骨を負傷。代わりに挑戦者として抜擢されたのが、現在2連勝中のアイリーン・アルダナだ。ヌネスと同じ88年生まれのアルダナは、ヌネスが初戴冠をした2016年にUFCデビュー。ファイト・オブ・ザ・ナイトとパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを2度ずつ受賞する激闘を重ねながらランキングを上げてきた選手だ。

前戦では、体格上の(計量オーバーした)メイシー・シェエソンと対戦。仰向けの体勢からのアップキックをレバーに突き刺すという前代未聞のフィニッシュを決めており、試合後のインタビューでは「いつも練習しているグレイシー・クラシカル・テクニックよ!」という卓越したコメントを残している。

とまれ、実績&知名度ともに大きな差がある両者だけに、下馬評では王者が圧倒的に有利となっている。

ペニャとの初戦ではヒザの怪我も響いて不覚を取り「引退も考えた」と語るヌネス。「他の選手ならともかく、アイツにタイトルを渡したまま去るわけにはいかない」という個人的な思いも込めて臨んだ再戦では、サウスポー中心の戦いを初披露。ペニャが前に来るたびに右フックを合わせ、最初の2Rで実に5度もダウンを奪ってみせた。さらに後半はテイクダウンを何度も決めて上を取り、ペニャの下からの攻撃を遮断。全局面での強さを見せつけての復活劇だった。

DALLAS, TEXAS – JULY 30: in their women’s bantamweight title fight during UFC 277 at American Airlines Center on July 30, 2022 in Dallas, Texas. (Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC)

破壊的な威力の右オーバーハンドで世界を制圧した王者が、新たにサウスポーからの精度の高いカウンターを武器に加え、さらに強力なテイクダウンまで織り交ぜてくるのだから、対戦相手からすればこれほどの脅威はないだろう。世界の頂点に君臨しなお進化し続けるヌネスの戦いを通して、我々は今この瞬間における世界女子MMAの最高到達点を見ることができる。

この見事な復活劇の最大の要因は、練習環境を変えたことにあるという。長年拠点としてきたATTに、UFC女子フェザー級への転出が囁かれていたケイラ・ハリソンらが加入したことに「身の安全を脅かされる気がした」というほど気分を害していたというヌネス。

ペニャとの再戦に臨む際に、フロリダ州内に自らのプライベートジム「ライオネス・スタジオ」を設立し、移籍した。

「私と同階級の女子選手が、私の所属ジムに来て私のコーチと練習するような環境は好ましくなかった。このライオネス・スタジオに出入りできるのは私の親しい友人とコーチだけ。このジムで私が失っていたスピリットを取り戻すことができたし、サウスポーで戦うという発想も思いついたのよ」と語るヌネス。

「私の聖域」と呼ぶ専用スペースを手に入れ、私生活でもパートナーのニーナ・アンサロフ(※現在はヌネス姓)が二人目の子供をお腹に宿している。公私ともに充実した最強王者の牙城を崩すのはきわめて難しそうだ。

さて、大会前の記者会見。「あなたが偉大な王者にもたらすことのできる最大の脅威はどこにありますか?」との質問を受けた挑戦者アルダナは、微笑みながら一言だけ返した。

「I’m Mexican」。この言葉には、単に国の誇りといった精神的なものだけでなく、技術的な含意も込められていそうだ。実際、別の場でアルダナは「メキシカン・テクニックには特別なものがある。私はそんなメキシカンスタイルをオクタゴンに持ち込みたい」と語っている。

LAS VEGAS, NEVADA – JULY 10: in their women’s bantamweight bout during UFC 264 at T-Mobile Arena on July 10, 2021 in Las Vegas, Nevada. (Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC via Getty Images)

アルダナの言うメキシカンスタイルとは、主に彼女の最大の武器であるボクシングのことだろう。20歳を過ぎてから運動のためMMAをはじめたというアルダナだが、所属先のロボジムのヘッドコーチにして、元プロボクサーのフランシスコ・グラッソ氏に仕込まれたボクシング技術の洗練度は女子MMAファイターの中でトップクラスだ。

メキシカンボクシングの特徴と言われる、腰を柔らかく使った滑らかな動きや踏み込んでの伸びるジャブ、距離の長いストレートを見事に使いこなすアルダナ。さらに上下の打ち分けやアッパーを交えたコンビネーションも多彩で、ケトレン・ヴィエイラやヤナ・クニツカヤを一撃で倒した威力抜群のカウンターの左フックも持っている。

またヌネスがあまり使わないスムーズな左右へのフットワークにも長けており、常にガードを上げ固いブロッキングとヘッドムーブメントを駆使する等、パンチのディフェンスも優れている。多少の被弾はあれど常に致命打は回避し、抜群のコンディショニングと不屈の闘志をもって相手に打ち勝ってきたアルダナは、桁外れの破壊力を誇るヌネスの打撃をもってしても、簡単に倒せる相手ではない。女子MMA最高レベルの拳の応酬こそ、この試合最大の見所だ。

ただし王者ヌネスには、前戦でも猛威を奮った強力なテイクダウンという武器もある。打撃での制圧が困難と見るや、ヌネスがテイクダウンを仕掛けてくることは容易に想像できる。柔術黒帯を持つ王者のテイクダウン&トップコントロールをアルダナがいかに凌ぐかも、この試合の大きな鍵となりそうだ。

総合的な不利は否めないアルダナだが、所属先のロボジムは、今年の3月にアレクサ・グラッソがヴァレンチーナ・シェフチェンコから4RにRNCを極める大番狂わせを起こし、メキシコ人初のUFC女子王者を輩出したばかり。

王者が不用意なスピンキックを放ったが故に起きた奇跡、と解釈されがちなフィニッシュだが、ロボジム側から言わせると決して偶然ではない。

シェフチェンコの試合映像を寝る暇も惜しまず研究したフランシスコ・グラッソ氏(※アレクサの叔父でもある)が、シェフチェンコがスピンキックを放つ癖があることに気づき、それを避けてバックを奪いチョークを極めるシークエンスをチームで練り上げ、無数の反復練習を重ねてきた成果だったとのこと。

わずか3ヶ月前に世界を揺るがせた名伯楽の目には、もう一人の女子絶対王者のいかなる死角が見えているのだろうか。

アルダナは以前から──ヌネスが名を挙げた(そして離れた)メガジムATTとは対照的に──祖国の小さなチームにて、結束の固い仲間たちと共にあることにこそ自分の優位点があると語っている。

自分の入門初日からの練習パートナーであり、苦楽を共にしてきた盟友アレクサに続いて、2人目のメキシコ人女子王者を目指す気持ちの強さは、全てを成し遂げた王者の防衛への意志に決して劣らないだろう。

「この試合はブラジリアン・ライオネスとメキシカン・ジャガーの戦いなのよ!」と話すアルダナ。そのしなやかな牙が百獣の王の首に食い込み、多くの予想を裏切る大死闘となることを期待したい。

■視聴方法(予定)
6月11日(日・日本時間)
午前8時~UFC FIGHT PASS
午前11時~PPV
午前7時30分~U-NEXT

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o UFC uFC289 アイリーン・アルダナ アマンダ・ヌネス イリル・ラティフィ ブログ

UFC on ESPN+81:オッズ/予想と展望

マッケンジー・ダーン 1.59
アンジェラ・ヒル 2.45
エドメン・シャバージアン 2.85
アンソニー・ヘルナンデス 1.47
エミリー・デュコテ 2.35
ルーピー・ゴディネス 1.65
アンドレ・フィアリョ 2.90
ホアキン・バックリー 1.44
ディエゴ・フェレイラ 1.65
マイケル・ジョンソン 2.35
マハシャテ 2.40
ヴィチェスラフ・ボルシェフ 1.61
カロリーナ・コバルケビッチ 1.77
バネッサ・デモポロス 2.10
オリオン・コシ 1.83
ギルバート・ウルビナ 2.00
イリル・ラティフィ 2.70
ホドリゴ・ナシメント 1.50
チェイスフーパ2.10
ニック・フィオーレ 1.77
ナタリア・シウバ 1.11
ビクトリア・レオナルド 7.25
佐藤天 1.91
テンバ・ゴリンボ 1.91

メインは女子バンタム級2位ラケル・ペニントン vs. 5位アイリーン・アルダナが組まれていたが、来月のUFC289でアマンダ・ヌネスと3連戦を行う予定だったジュリアナ・ペーニャが欠場となり、アルダナが代役でヌネスに挑戦、ペニントンはバックアップファイターとして待機することになり消滅。替わって、先週のイベントで組まれていた女子ストロー級のダーン vs. ヒルが1週間スライドでメインに据えられた。最近多いパターン。他の試合はノーランカーばかりなので、さすがにメインに昇格はできなかったか。

ダーンは柔術世界王者で、UFC女子ファイターではもっとも柔術を武器として使っている選手。一本勝ち4回は女子ストロー級最多。ランキングも一時はトップ5まで入ったがそこで足踏みしている。テイクダウンがそこまで強くなく、打撃も以前よりは成長したとはいえ、上位ランカーには撃ち負けるので、グラウンドに持ち込めずジリ貧のまま判定負けするのが負けパターン。1度でもテイクダウンを奪えれば、グラウンドでは圧倒するのだが、相手が極められないことに専念してしまうと、一本を取るのは難しい。

ヒルはランキング14位。この試合が23戦目で、ジェシカ・アンドラジと並んで女子の最多試合数となる。ただし負け数12もまた最多。ランキングはトップ10入りしたことはない。ムエタイがバックボーンのストライカーだが、組技も成長は見せている。女子最軽量級のため、倒すパンチはなく、9勝のうちKOは2回、一本勝ちはなし。

典型的な寝業師 vs. ストライカーの試合。序盤でダーンがテイクダウンから決定的なポジションを取ってフィニッシュするか、テイクダウンできずにジリ貧になっていくかのどちらか。

ダーン一本勝ち。

佐藤天はUFCとの再契約後2連敗中で崖っぷち。初戦は急遽決まった元ランカーのグンナー・ネルソン相手にテイクダウン→バックを取られると抜け出せないまま、まったく盛り上がりのない内容での判定負け。2戦目はミドル級から落としてきたTUFウィナーのブライアン・バトル相手に、序盤にハイキックをもらって44秒でKO負け。次の試合でバトルがあっさりと判定負けしてしまっているのも厳しい。

相手はジンバブエ出身のゴリンボ。ゴリンボは2月のUFCデビュー戦で、0勝2敗のA.J.フレッチャー相手にタックルからいいポジションを取るものの、そこからの攻めが雑で逃げられたりポジションを返されたりして、最後はタックルにギロチンを合わせられて完敗。ただ、寝技が得意で、テイクダウンからポジションを取る力はあるかもしれない。初戦は寝技での攻めが雑だったために落としたが、手堅くポジションキープを狙ってくるようだと厄介かもしれない。

佐藤は絶対に勝たなければいけない試合。オッズは全くの五分。

佐藤天の出場する第1試合は21日朝5時開始。速報します。

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F1 Goods o UFC   アイリーン・アルダナ アマンダ・ヌネス アンジェラ・ヒル マッケンジー・ダーン

5.20『UFC Fight Night 224』のメインイベントがマッケンジー・ダーン vs. アンジェラ・ヒルに変更

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5.13『UFC Fight Night 225』でマッケンジー・ダーンとアンジェラ・ヒルが対戦(2023年02月22日)

6.10『UFC 289』ジュリアナ・ペーニャ負傷欠場によりアマンダ・ヌネスの女子バンタム級王座防衛戦の相手がアイリーン・アルダナに変更(2023年05月03日)

 こちらの続報。


 UFCが5月20日にネバダ州ラスベガスのUFC APEXで開催する『UFC Fight Night 224』のメインイベントがマッケンジー・ダーン vs. アンジェラ・ヒルの女子ストロー級マッチに変更されることを発表。

 当初同大会のメインイベントはラケル・ペニントン vs. アイリーン・アルダナになる予定でしたが、『UFC 289』でジュリアナ・ペーニャの代わりにアルダナがアマンダ・ヌネスの女子バンタム級王座に挑戦することから、5月13日の『UFC on ABC 4: Rozenstruik vs. Almeida』で予定されていたマッケンジー・ダーン vs. アンジェラ・ヒルを1週間スライドさせています。

 なお、ラケル・ペニントンは『UFC 289』アマンダ・ヌネス vs. アイリーン・アルダナのバックアップファイターになるとのこと。続きを読む・・・
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6.10『UFC 289』ジュリアナ・ペーニャ負傷欠場によりアマンダ・ヌネスの女子バンタム級王座防衛戦の相手がアイリーン・アルダナに変更



 UFCが6月10日にカナダ・ブリティッシュコロンビア州バンクーバーで開催する『UFC 289』のメインイベントでアマンダ・ヌネスの女子バンタム級王座に挑戦予定でトリロジーファイトの決着戦となるはずだったジュリアナ・ペーニャが練習中に脇腹を負傷したしたことにより欠場、代わりにアイリーン・アルダナが挑戦することを発表。

 アルダナは昨年9月の『UFC 279: Diaz vs. Ferguson』でメイシー・チアソンに3R KO勝ちして以来の試合で2連勝中。現在UFC女子バンタム級ランキング5位。続きを読む・・・
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UFC279:ポストファイトボーナス/総評

  • ファイト・オブ・ザ・ナイト:該当なし
  • パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト:ネイト・ディアス、アイリーン・アルダナ、ジョニー・ウォーカー、ジャイルトン・アルメイダ

計量失敗したチマエフ(試合自体は180ポンドに組み直されたことで、コミッションからの罰金などはなかったが)はボーナスの対象外となり、デビュー以来の連続ボーナス記録は5でストップ。大逆転勝利でイベントの盛り上がりに火をつけたクリス・バーネットも体重オーバーのためボーナスなし。

前代未聞のカードシャッフル。メインのカードが飛んだのだから、イベント自体の中止(あるいは、PPVイベントからファイトナイトに格下げという例も過去にはあった)というのもありえないことではなかったが、UFCとネイトの契約がすぐに切れるという事情もあり、後日への延期はできなかったか。

オッズを見ても、もともと勝負論のなかったチマエフ vs. ネイトより、組み直されたカードの方が釣り合いが取れており(ナンバーシリーズのメインカードとしてふさわしいかは置いておく)、ちょうど良くウェルター級選手の180ポンド契約の試合が組まれていて、試合前に乱闘で因縁まで作られていたこともあり、最初から仕組まれていたという陰謀論まで出ているが、UFCにとってはネイトに勝ち逃げされるだけなのにで、そんな小細工はやる意味がないだろう。

チマエフの大幅体重オーバーはメディカルチームからの勧告で水抜きを中止したからで、計量時の様子を見ても憔悴はしていなかったので、本来ならもうちょっとリミットに近いところまでは落とせたはずだが、UFCとしては今後も同様のことが起きる可能性があるので、怖くてタイトル戦は組めないのでは。ウェルター級でやるにしても、ノンタイトルでしっかりと体重を落とせることを証明することが必要。しかしヒールとしての悪名を得たのも確かなので、ウェルター級の悪キャラであるコルビー・コビントンやホルヘ・マスヴィダルとの対戦は需要がありそう。

UFCとの契約を満了したネイトは最後の試合に勝って価値を落とさずに離脱することに。今後は未定とのことだが、もはや実力を証明するような試合をする必要はないので、ポール兄弟とのボクシングマッチなどのセレブファイト路線に移行するのでは。

ジンリャン相手にアンダードッグだったファーガソンは、ネイトに組み直されたことでフェイバリットになったが、階級を上げてもかつてのキレは戻らず。動きもスローで、ジンリャンらランカーとやっても結果は同じだろう。次はランキング外の、同じくらいのベテラン選手との対戦で進退を問われることになるはず。

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【UFC279】「グレイシークラシカル」!! わき腹への蹴り上げで、シェエソンが悶絶。アルダナがTKO勝ち

<140 ポンド契約/5分3R>
アイリーン・アルダナ(メキシコ)
Def.3R2分21秒by TKO
メイシー・シェエソン(米国)

構えを変えて右ジャブを伸ばすシェエソン。さらに左ローから左ハイを狙う。アルダナのローに左を合わせようとするシェエソンだが、動きが大きいか。ダブルレッグでアルダナをケージに押し込んだシェエソンに対し、ヒザ蹴りを入れたアルダナが離れる。右ストレートを入れたアルダナは、左の蹴りを受け流して左ローを蹴る。アルダナはテイクダウン狙いを切ってヒザを入れる。圧を高めたアルダナの右ストレートを被弾したシェエソンが、ケージの前で左右に回るようになる。

ヘッドムーブでパンチをかわしたシェエソンのダブルレッグに、アルダナはケージの反動を利してステップオーバー&左腕をワキに抱えて腕十字に取る。そのまま上を向かされたシェエソンを左腕が伸び、タップをしたように見えたが、レフェリーは試合を流す。十字からマウント狙いに転じたアルダナが、パンチを連打してラウンドを締めた。

2R、左ハイから前に出るシェエソンがワンツー、アルダナが右アッパー、そして右フックを返す。シェエソンはハイから左フックを振り、左ストレートを伸ばす。パンチを見せてダブルレッグに出たシェエソンが一気にテイクダウンを奪うが、ここでアルダナは足関節からトップ狙いへ。背中にしがみついたシェエソンだが、右足をワキに抱えられた状態が続いている。

アルダナは後方にパンチを入れ、ヒールを仕掛ける。シェエソンが左腕を差しいれており、これはさすがに極まらない。と、足を抜いたシェエソンがスクランブルでバックを制して、両足をフックしつつパンチ、エルボーを連打する。前方に落とされそうになりながら、背中に乗り直したシェエソンがエルボーを耳の辺り連続で打ちつける。残り90秒、胸を合わせにいったアルダナは、腹ばいにされそうになりエルボーをさらに連打される。

回転数の早いパンチ&エルボーからハーフでトップになったシェエソンが、エルボーを太腿に打っていく。ここから肩固めに移行したシェエソンが、マウントへ移行へ。懸命に足を効かせたアルダナだが、この回は落とした。

最終回、打撃からテイクダウンを狙ったシェエソン。アルダナは切って、ヒザ蹴りに右を合わせる。即座に左を返したシェエソンは、右ジャブから左オーバーハンドを前傾姿勢で打っていく。オーバーハンド&ダブルレッグの狙いを察知したシェエソンだが、逆にその動きで左オーバーハンドを被弾する。

シェエソンのダブルレッグに、クローズドガードを取ったアルダナ。シェエソンは立ち上がって離れようとしたところで、倒れ込む。アルダナの蹴り上げ=ヒールキックが、レバーショットとなり──UFC史上初のフィニッシュで勝負は決した。「グレイシー・クラシック・テクニック。もちろん、全て練習してきた技よ」と勝者は話した。


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【UFC279】前代未聞、本計量結果を受けて上位カードが大シャッフル。メインはネイト×ファーガソンに

【写真】世界一のMMA組織が下した判断が、このスポーツの悪しき風習の第一歩にならないことを願いたい(C)MMAPLANET

10日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナでUFC 279「Chimaev vs Diaz」の公式計量が9日(金・同)に行われ、メインでネイトディアズと戦う予定だったカムザット・チマエフが8.5ポンドの大幅オーバーになったことを受け、メインカードが大幅にシャッフルされるという前代未聞の事態に陥っている。

上位3カードの計量結果は以下の通り。

<ウェルター級/5分5R>
カムザット・チマエフ: 178.5ポンド(80.96キロ)
ネイト・ディアス: 171ポンド(77.56キロ)

<ウェルター級/5分3R>
リー・ジンリャン: 170.5ポンド(77.34キロ)
トニー・ファーガソン: 171ポンド(77.56キロ)

<180ポンド契約/5分3R>
ケヴィン・ホランド: 179.5ポンド(81.41キロ)
ダニエル・ロドリゲス: 179ポンド(81.19キロ)


つまり体重オーバーはチマエフ1人。2018年5月に女子ストロー級で8ポンドオーバーだったマッケンジー・ダーンが、キャッチウェイトで──計量時に7ポンド差だったアマンダ・クーバーと対戦し、RNCで一本勝ちしたことがあったが、チマエフとネイトの体重差は7.5ポンドで、舞台裏でどのようなやりとりがあったのか分からないが、結論としてUFCが下した判断は上位カードをシャッフルすることだった。

メインはウェルター級5回戦でネイト・ディアス✖トニー・ファーガソン、コメインは180ポンド契約でケヴィン・ホランド×カムザット・チマエフ、そしてファーガソンと対戦予定だったリー・ジンリャンはホランドと戦うはずだったダニエル・ロドリゲスと180ポンド契約3回戦で対戦。

というように上位カードが本計量の結果に伴い、計量オーバーがない形で大改造され、PPVショーは実施されることに。

チマエフはスケールの上で薄ら笑いを浮かべ、ガッツポーズも見せていたが、UFCの発表では体調管理問題を理由にUFC医療チームから減量を中止するよう指導があったとのこと。

UFCではダナ・ホワイトがこの件について現地で取材を受けた模様をUFC公式SNSにアップし、「10年前とは違う。我々はドクターの指示を仰いだ。違う相手と戦うために時間を掛けてきた。そして、そうじゃない相手と戦う。でも我々はそうすることにしたんだ。ネイト・ディアスとトニー・ファーガソンの試合は、(※契約最終試合の)ネイトがUFCを離れるとファンが永遠に見ることができなくなる。チマエフとホランドは記者会見(※対戦カードごとに行われる予定が、5分で中止に)の時にバックステージでやりやった。なら試合で白黒つけさそうと。リー・ジンリャンとロドリゲスも良い試合だ。(※セレモニアル)計量が待ち切れない」という言葉が確認できる。

まさに何でも有り。UFCなら何でも許されるのか──ということだが、結論としてそうなのだろう。結果オーライの大シャッフルをファンは受け入れ、PPVの売り上げへの影響も最小限に止めることもできるに違いない。

とはいえ、階級制の格闘技としては全くもって好ましくない事態だ。今後、目玉カードで計量をオーバーをしても、UFCは大会を続けるために計量結果に伴ったカードの再編成をする──そんな風にファイターが考えるようになると、階級制の意義は崩壊してしまう。体重無差別から階級制に移行していったのは、選手の安全を守るためだ。

それでもUFCがイベントを決行するのは巨大化したビジネスを守るため。たった1つの体重オーバーで、業界の斜陽に向かう可能勢はゼロとはいえない。そしてUFCではオリジナル・ラインナップと見劣りしない対戦カードが揃えることができる。ファイターも試合を欲し、ファイトマネーを手にデキる。大シャッフルを全面的に否定はできない。とはいえ良識の最後のラインとして、5Rの準備をしてこなかった選手が5Rを戦うことだけは避けるべきではないのか。その準備をしてこなかった選手に5Rを戦わせるのは、それこそMMAがNHBと呼ばれていて時代に世間が受けれいなかった最大の要因、安全性という部分を蔑ろにしていることに通じる。せめてメインとコメイン、揃って3R制にしてほしかったところ。選手の安全を守るため、5Rを3Rにしてもファンは不満に思わないはずだ。

■視聴方法(予定)
9月11日(日・日本時間)
午前7時00分~UFC FIGHT PASS
午前11時00分~PPV
午前11時00分~WOWOWライブ

■UFC279対戦カード

<ウェルター級/5分5R>
トニー・ファーガソン(米国)
ネイト・ディアス(米国)

<180ポンド契約/5分5R>
カムザット・チマエフ(スウェーデン)
ケヴィン・ホランド(米国)

<180ポンド契約/5分3R>
リー・ジンリャン(中国)
ダニエル・ロドリゲス(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
アイリーン・アルダナ(メキシコ)
メイシー・シェエソン(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ジョニー・ウォーカー(ブラジル)
イオン・クテレバ(モルドバ)

<フェザー級/5分3R>
ハキーム・ダラドゥ(カナダ)
ジュリアン・エロサ(米国)

<220ポンド契約/5分3R>
ジャイルトン・アルメイダ(ブラジル)
アントン・トゥルキャリ(スウェーデン)

<ミドル級/5分3R>
ジェイミー・ピケット(米国)
デニス・チュルリン(ロシア)

<ヘビー級/5分3R>
ジェイク・コリアー(米国)
クリス・バーネット(米国)

<女子フェザー級/5分3R>
ノルマ・ドゥモント(ブラジル)
ダニエル・ウォルフ(米国)

<バンタム級/5分3R>
チャド・アンヘリガー(カナダ)
アラテンヘイリ(中国)

<女子ストロー級/5分3R>
エリース・リード(米国)
メリッサ・マルチネス(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ダリアン・ウィークス(米国)
ユアン・リネス(カナダ)

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『UFC 279』カムザット・チマエフ大幅体重オーバーにより対戦カードがネイト・ディアス vs. トニー・ファーガソン、カムザット・チマエフ vs. ケビン・ホランド、リー・ジンリャン vs. ダニエル・ロドリゲスに変更


MAIN CARD (Pay-per-view, 10 p.m. ET)

・Nate Diaz (171) vs. Tony Ferguson (171)
・Khamzat Chimaev (178.5)* vs. Kevin Holland (179.5) – 180-pound catchweight
・Li Jingliang (170.5) vs. Daniel Rodriguez (179) – 180-pound catchweight
・Irene Aldana (137.5) vs. Macy Chiasson (139.5) – 140-pound catchweight
・Ion Cutelaba (205.5) vs. Johnny Walker (205)

PRELIMINARY CARD (ESPNews/ESPN+, 8 p.m. ET)

・Hakeem Dawodu (149.5)** vs. Julian Erosa (146)
・Jailton Almeida (216.5) vs. Anton Turkalj (214) – 220-pound catchweight
・Jamie Pickett (185.5) vs. Denis Tiuliulin (186)
・Chris Barnett (267.5)*** vs. Jake Collier (265)

PRELIMINARY CARD (ESPN+, 6 p.m. ET)

・Norma Dumont (146) vs. Danyelle Wolf (146)
・Heili Alateng (135) vs. Chad Anheliger (135.5)
・Melissa Martinez (113.5) vs. Elise Reed (115.5)
・Yohan Lainesse (171) vs. Darian Weeks (170.5)

 『UFC 279』前日計量結果。


 なんとカムザット・チマエフが178.5ポンドと7.5ポンドもオーバーしました。


 その後、最後の3カードの変更が発表されています。当初はカムザット・チマエフ vs. ネイト・ディアス、リー・ジンリャン vs. トニー・ファーガソン、ケビン・ホランド vs. ダニエル・ロドリゲスでしたが、ネイト・ディアス vs. トニー・ファーガソン、カムザット・チマエフ vs. ケビン・ホランド、リー・ジンリャン vs. ダニエル・ロドリゲスにシャッフルされました。なお、チマエフ vs. ホランドも5ラウンドで行われます。

 チマエフとホランドは昨日の記者会見の乱闘騒ぎのキッカケという因縁があり、早速対戦が実現した形に。ホランド vs. ロドリゲスが元々180ポンド契約だったことも功を奏しました。それにしても170.5ポンドとしっかり体重を作ってきたのにダニエル・ロドリゲスと180ポンド契約の対戦を受けたリー・ジンリャンが男気を見せたというか気の毒というか…。

 他にもアイリーン・アルダナ vs. メイシー・チアソンが共に体重オーバーにより140ポンド契約に変更、ハキーム・ダワドゥ149.5ポンドによりジュリアン・エロサ戦がキャッチウェイト、クリス・バーネット267.5ポンドによりジェイク・コリアー戦がキャッチウェイトと計量ミスが目立つ大会となりました。



 前日計量動画。続きを読む・・・