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45 AB F1 MMA o UFC UFC Fight Night   カール・ウィリアムス ジャイルトン・アルメイダ デリック・ルイス ホドリゴ・ナシメント

11.2 UFCエドモントン大会でデリック・ルイス vs. ジョナタ・ディニス、アレクサンドル・ロマノフ vs. ホドリゴ・ナシメント

KAMINOGE(152) [ KAMINOGE編集部 ]


11.2 UFCエドモントン大会でエリン・ブランチフィールド vs. ローズ・ナマユナス、デリック・ルイス vs. アレクサンドル・ロマノフ(2024年08月16日)

 こちらの続報。


 UFCがカナダ・アルバータ州エドモントンで開催する『UFC Fight Night 246: Blanchfield vs. Namajunas』で予定されていたデリック・ルイス vs. アレクサンドル・ロマノフが変更。デリック・ルイス vs. ジョナタ・ディニス、アレクサンドル・ロマノフ vs. ホドリゴ・ナシメントとなっています。

 ルイスは5月の『UFC on ESPN 56: Lewis vs. Nascimento』でホドリゴ・ナシメントに3R TKO勝ちして以来の試合。現在UFCヘビー級ランキング11位。ディニスは8月の『UFC on ESPN 61: Tybura vs. Spivac 2』でカール・ウィリアムスに判定勝ちして以来の試合でプロデビュー以来8連勝中(UFC2連勝中)。

 ロマノフは6月の『UFC 302: Makhachev vs. Poirier』でジャイルトン・アルメイダに1Rリアネイキッドチョークで敗れて以来の試合。現在UFCヘビー級ランキング13位。ナシメントは5月の『UFC on ESPN 56: Lewis vs. Nascimento』でデリック・ルイスに3R TKO負けして以来の試合。現在UFCヘビー級ランキング15位。続きを読む・・・
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45 F1 MMA o UFC   ジャイルトン・アルメイダ デリック・ルイス ホドリゴ・ナシメント

11.2 UFCエドモントン大会でエリン・ブランチフィールド vs. ローズ・ナマユナス、デリック・ルイス vs. アレクサンドル・ロマノフ





 UFCが11月2日にカナダ・アルバータ州エドモントンのロジャース・プレイスでFight Nightシリーズの大会を開催することと、メインイベントにエリン・ブランチフィールド vs. ローズ・ナマユナスの女子フライ級マッチ、セミファイナルにデリック・ルイス vs. アレクサンドル・ロマノフのヘビー級マッチを行うことを発表。

 ブランチフィールドは3月の『UFC on ESPN 54: Blanchfield vs. Fiorot』でマノン・フィオロに判定負けして以来の試合。その前までは9連勝していました(UFC戦績6勝1敗)。現在UFC女子フライ級ランキング3位。

 ナマユナスは7月の『UFC on ESPN 59: Namajunas vs. Cortez』でトレイシー・コルテスに判定勝ちして以来の試合で2連勝中。現在UFC女子フライ級ランキング5位。

 ルイスは5月の『UFC on ESPN 56: Lewis vs. Nascimento』でホドリゴ・ナシメントに3R TKO勝ちして以来の試合。現在UFCヘビー級ランキング11位。

 ロマノフは6月の『UFC 302: Makhachev vs. Poirier』でジャイルトン・アルメイダに1Rリアネイキッドチョークで敗れて以来の試合。現在UFCヘビー級ランキング13位。続きを読む・・・
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45 Report UFC UFC302 ジャイルトン・アルメイダ ブログ ロマン・コピロフ

【UFC302】初回にダウンを奪ったコピロフ。アルメイダの反撃にTD&トップで──判定勝ち

<ミドル級/5分3R>
ロマン・コピロフ(ロシア)
Def.2-1:30-27.29-28.28-29
セザー・アルメイダ(ブラジル)

サウスポーのコピロフが、左右のロー。スイッチしたアルメイダがハイやミドルを蹴る。蹴りから右を伸ばすアルメイダに対し、コピロフも右ジャブを繰り出す。と、シングルレッグで尻もちをつかせたコピロフだが、スタンドで待ち受ける。ワンツーの左を効かせたコピロフは、ここで一気呵成に攻めずに蹴りを捌くが右を打たれる。直後にコピロフはダブルレッグでテイクダウンを決めるも、グラウンドには固執しない。

アルメイダを立たせ、誘っておいて左を決めたコピロフがダウンを奪う。最低限の鉄槌からスタンドに戻ったコピロフが、再びダブルレッグでテイクダウンを決めて今度はサイドで抑える。打とテイクダウン、抑えと完全に試合をドミネストするコピロフ。アルメイダはクローズドガードに戻して初回が終わった。

2R、オーソから右ミドルを蹴ったアルメイダ。腹への蹴りを続けてブロックしたコピロフは、ローに右を合わせる。アルメイダも左を伸ばし、ダブルレッグを切ると左ボディショットを打ち込む。ボディを続けるアルメイダに組みついたコピロフがケージに押し込むも、動きは少ない。シングルを切ったアルメイダはギロチン&ボディへのヒザを繰り出す。

離れた両者、パンチの回転数が上がり近距離になったアルメイダにコピロフがダブルレッグテイクダウンを決める。コピロフは枕で固定し、トップキープへ。アルメイダもフルガードに戻し、試合が止まる。40秒間、同じ状態でラウンドが終わった。

最終回、圧を掛けるアルメイダ。コピロフは右ハイからワンツーも、シングルレッグをかわされる。アルメイダは構えをかえてボディ、顔面を殴りヒザを見舞っていく。コピロフも右を返すが、アルメイダも右を打ち込む。と、一瞬見たアルメイダを一気にダブルレッグで倒したコピロフがガードのなかでトップキープファイトに。ブーイングが起こり、パンチを時折り落としてブレイクを阻止するコピロフは、しっかりと時間を使うことに成功する。

観客席から「スタンド・ゼム・アップ」チャントが起こり、残り80秒でブレイクが掛った。それでも、コピロフはダブルレッグで同じ展開に持ちこむ。打撃戦をしたいのであれば、テイクダウンを切らなければならない。それがMMA。立ち上がったコピロフは、簡単に足を越えてパス。サイドで抑えてタイムアップの時を待った。

結果はまさかのスプリットに割れたが、コピロフが判定勝ちを手にした。


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AB F1 MMA o UFC UFC Fight Night   カーティス・ブレイズ ジャイルトン・アルメイダ ブラゴイ・イワノフ ムスリム・サリコフ ランディ・ブラウン

6.1『UFC 302』でジャイルトン・アルメイダ vs. アレクサンドル・ロマノフ、ランディ・ブラウン vs. エリゼウ・ザレスキー・ドス・サントス

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 6月1日にニュージャージー州ニューアークのプルデンシャル・センターで開催する『UFC 302: Makhachev vs. Poirier』でジャイルトン・アルメイダ vs. アレクサンドル・ロマノフのヘビー級マッチが行われるとのこと。

 アルメイダは3月の『UFC 299: O'Malley vs. Vera 2』でカーティス・ブレイズに2R KO負けして以来の試合。その前までは15連勝していました(UFC戦績6勝1敗)。現在UFCヘビー級ランキング7位。ロマノフは7月の『UFC on ESPN 48: Strickland vs. Magomedov』でブラゴイ・イワノフに判定勝ちして以来の試合。現在UFCヘビー級ランキング13位。


 同じく『UFC 302: Makhachev vs. Poirier』でランディ・ブラウン vs. エリゼウ・ザレスキー・ドス・サントスのウェルター級マッチが行われるとのこと。

 ブラウンは2月の『UFC Fight Night 235: Dolidze vs. Imavov』でムスリム・サリコフに1R KO勝ちして以来の試合で2連勝中。ドス・サントスは11月の『UFC Fight Night 231: Almeida vs. Lewis』で行われたリナット・ファクレトディノフ戦がドローになって以来の試合。続きを読む・・・
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45 AB MMA o UFC   カーティス・ブレイズ ジャイルトン・アルメイダ セルゲイ・パブロビッチ トム・アスピナル

7.27『UFC 304』のセミファイナルはトム・アスピナル vs. カーティス・ブレイズのヘビー級暫定王座防衛戦

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 UFCが7月27日にイングランド・マンチェスターのコープ・ライブで開催する『UFC 304』のセミファイナルがトム・アスピナル vs. カーティス・ブレイズのヘビー級暫定王座タイトルマッチになることをデイナ・ホワイトが発表。

 アスピナルは11月の『UFC 295: Prochazka vs. Pereira』で行われたヘビー級暫定王座決定戦でセルゲイ・パブロビッチに1R KO勝ちして以来の試合で2連勝中。今回が初防衛戦。

 ブレイズは3月の『UFC 299: O'Malley vs. Vera 2』でジャイルトン・アルメイダに2R KO勝ちして以来の試合。現在UFCヘビー級ランキング4位。続きを読む・・・
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45 AB Brave CF CJ・ヴェルガラ MMA MMAPLANET o UFC UFC299 YouTube   アザット・マクスン アス・アルマバエフ イオン・クテレバ エディ・ブラボー カーティス・ブレイズ ケヴィン・ホランド コンバット柔術 ショーン・オマリー ジャイルトン・アルメイダ ジャック・デラ・マダレナ ジョアン・ウッド ジルベウト・ドゥリーニョ ジルベウト・ドゥリーニョ・バーンズ ソン・ヤードン ダスティン・ポイエー ハファエル・ドスアンジョス ピョートル・ヤン ペドロ・ムニョス マイケル・ペイジ マテウス・ガムロ マルロン・ヴェラ メイシー・バーバー 平良達郎

【UFC299】カザフ・フライ級ツートップの1人=アス・アルマバエフ「ゴールはチャンピオンになること」

【写真】フライ級は要注目ファイターが揃っている(C)Zuffa/UFC

9日(土・現地時間)、フロリダ州マイアミはケイシーウア・センターで開催されるUFC 299「O’Malley vs Vera 2」。同大会でアス・アルマバエフがCJ・ヴェルガラと戦う。
Text by Manabu Takashima

中央アジアのパワーハウス=カザフスタンから世界最高峰のフライ級に挑むアルマバエフ。同朋のアザット・マクスンはオクタゴン2戦目でキャリア初黒星を喫した。アルマバエフは今回が、2戦目となる。対戦相手のヴェルガラは一昨年の10月に平良達郎に腕十字で一本負けを喫したあとは、2連勝と波に乗っている。

そんなヴェルガラがリトマス試験紙となって、平良の実力対比もできる一戦を前にアルマバエフに初インタビューを試みた。


──今週末、CJ・ヴェルガラとオクタゴン2戦目を戦います。今の心境は?

「全て上手くいっている。パーフェクトだよ。グレートシェイプで、試合でそれを立証してみせる」

──カザフスタン人選手が米国で練習するケースが増えていますが、アスは今回の試合に向けてどこで練習をしてきたのでしょうか。

「練習の多くはカザフスタンのアルマトゥイでやっている。その後、ロシアのオセチアで高所トレーニングをして、キャンプの仕上げは40日間ほどキルクリフFCでやってきた」

──キルクリフFCにフライ級のトレーニングパートナーは、それほどいないかと思うのですが、なぜキルクリフFCで仕上げを?

「キルクリフFCは素晴らしいチームで、ファミリーのような人間関係がある。ファイターもそうだし、最高のコーチが揃っているからだよ。確かにフライ級のファイターは少ないから、僕は主にバンタム級の選手と練習をしてきた」

──そのキルクリフFCでは日本人選手も練習していますが、交流はありましたか。

「タカヤ・スズキ、若くて元気な日本人選手と仲が良くなったよ」

──鈴木選手が初日にKOされたという話が伝わってきたのですが、ひょっとしてアスが張本人とか?

「ノー、ノー。そんなことないよ(笑)。彼は若くて、良いヤツだ。練習を手伝ってもくれたけど、実際はそれほど一緒にトレーニングはしていないんだ。今回の対戦相手と彼はスタイルが違うからね」

──了解しました。ところでアスは、いつMMAを始めたのでしょうか。

「子供の頃から、多くのスポーツを経験してきたなかで2013年にMMAの練習を始めた。MMA以外の格闘技だとコンバット柔術をやっていたよ」

──コンバット柔術!! エディ・ブラボーが考案した掌底有りの柔術というわけではないですよね?

「違うよ。コンバット柔術は、とてもコンバットサンボに似ているスポーツだ。道着を着て、打撃も投げもある」

──実は2年前にBRAVE CFでアスの試合を見たことがあります。UFCへの道は色々と存在していますが、アスが中東のプロモーションで戦った意味は?

「凄く良い経験ができた。しっかりと、自分の戦いができたことも良かったと思っている」

──同じカザフスタンのフライ級ファイターであるアザット・マクスンが、UFC2戦目でキャリア初黒星を喫しました。彼の敗北をどのように考えていますか。

「アザットとは凄く仲が良いけど、所属ジムは違うんだ。もちろんカザフスタンのファイターだから応援しているし、前回の敗北は相手が強かった。何よりアザットは高いポテンシャルの持ち主で、これからもっと成功を収めていくと思っている」

──では対戦相手のCJ・ヴェルガラの印象を教えてください。

「良いファイターだ。ただ僕は経験値も高いし、勝負の鍵はもう把握している。レスリングが僕の長所だからね。これまで人生を賭けて練習を続け、UFCと契約した。この次の試合は、過去のファイトと同じように一つの試合でしかない。僕のゴールはチャンピオンになることだ」

■視聴方法(予定)
3月10日(日・日本時間)
午前8時分~UFC FIGHT PASS
午後12時~PPV
午前7時30分~U-NEXT

■UFC299対戦カード

<UFC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]ショーン・オマリー(米国)
[挑戦者] マルロン・ヴェラ(エクアドル)

<ライト級/5分5R>
ダスティン・ポイエー(米国)
ベノワ・サンドニ(フランス)

<ウェルター級/5分3R>
ケヴィン・ホランド(米国)
マイケル・ペイジ(英国)

<ウェルター級/5分3R>
ジルベウト・ドゥリーニョ・バーンズ(ブラジル)
ジャック・デラ・マダレナ(豪州)

<バンタム級/5分3R>
ピョートル・ヤン(ロシア)
ソン・ヤードン(中国)

<ヘビー級/5分3R>
カーティス・ブレイズ(米国)
ジャイルトン・アルメイダ(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
ケイトリン・セーミナラ(米国)
メイシー・バーバー(米国)

<ライト級/5分3R>
マテウス・ガムロ(ポーランド)
ハファエル・ドスアンジョス(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
ペドロ・ムニョス(ブラジル)
ケイラ―・フィリップス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
フィリッピ・リンス(ブラジル)
イオン・クテレバ(モルドバ)

<ミドル級/5分3R>
ミチェウ・ペレイラ(ブラジル)
ミハウ・オレキシェイジュク(ポーランド)

<ヘビー級/5分3R>
ロベルス・デスパイネ(キューバ)
ジョシュ・パリジアン(米国)

<フライ級/5分3R>
CJ・ヴェルガラ(米国)
アス・アルマバエフ(カザフスタン)

<女子フライ級/5分3R>
ジョアン・ウッド(キューバ)
マリナ7・モロズ(ウクライナ)

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45 AB CJ・ヴェルガラ MMA MMAPLANET o UFC UFC299 YouTube アス・アルマバエフ アンドレ・ペデネイラス イオン・クテレバ エディ・アルバレス カーティス・ブレイズ ケヴィン・ホランド ショーン・オマリー ジャイルトン・アルメイダ ジャック・デラ・マダレナ ジョアン・ウッド ジルベウト・ドゥリーニョ ジルベウト・ドゥリーニョ・バーンズ ソン・ヤードン ダスティン・ポイエー トニー・ファーガソン ハファエル・ドスアンジョス ピョートル・ヤン ペドロ・ムニョス マイケル・ペイジ マテウス・ガムロ マルロン・ヴェラ メイシー・バーバー

【UFC299】39歳、UFC36戦目=ガムロ戦へ。ドスアンジョス「ゴールはベルトじゃない。ビクトリーだ」

【写真】300回大会に加速。豪華カードのなかで、ドスアンジョス×ガムロがプレリミという凄まじさ(C)MMAPLANET

9日(土・現地時間)、フロリダ州マイアミはケイシーウア・センターで開催されるUFC 299「O’Malley vs Vera 2」で元世界ライト級王者ハファエル・どすアンジョスが、マテウス・ガムロと対戦する。
Text by Manabu Takashima

ライト級からウェルターと転向を2度繰り返してきたドスアンジョスが、39歳にして1年8カ月振りにライト級で戦う。そして、この試合がUFCで36戦目となるベテランは、6試合契約を結び上を今でも目指している。


──ハファエル、今週末にマテウス・ガムロと対戦します。今の気持ちを教えてもらえますか(※取材は6日に行われた)。

「最高だよ。ライト級に戻し、素晴らしいキャンプができた。土曜日への準備はできている」

──今、言われたようにライト級に戻しました。1年8カ月ぶりの155ポンドですが、39歳のファイターが階級を下げることは多くはないかと思います。

「UFCがライト級で戦うことを望んだ。それに僕自身、ウェルター級では小さいことは承知していたる。165ポンド、スーパーライト級があれば丁度良いんだけどね。でも、そんな階級はなくて、ウェルター級では小さすぎる。また上を目指すなら、ライト級の方が自分に合っているだろうしね」

──ここまで進化したMMAで1階級の差が7キロというのは、大きすぎますよね。

「その通りだと思うよ。UFCが考えを変えてくれれば、僕はスーパーライト級で戦うよ。ただし、減量は順調だ。ウェルター級で戦う時と比較すると、時間をかけて落としている。ウェルター級だとキャンプ中も、食べる量も多い。ライト級で戦う時は、そういうわけにはいかない。でも前にライト級で戦った時よりも減量は上手くいっているよ」

──対戦相手の比較ではなくて、自分の動きとしてウェルター級とライト級ではどちらが良いと思っていますか。

「ライト級は完璧だ。上手く、減量が進めばね。エディ・アルバレスやトニー・ファーガソンと戦った時は、そうじゃなかった。減量が最悪で、パフォーマンスにも影響を与えてしまった。ウェルター級でも、マイケル・キエーザ戦は減量に失敗して、完調には程遠い試合をしてしまった。今回はさっきも言ったように、順調に体重が落ちている。この調子だと、オクタゴンのなかでも100パーセントの力を発揮できるだろう」

──技術だけでなく、減量方法も進化しているように思います。

「そうだね。ノヴァウニオンのアンドレ・ペデネイラスの指導を受けると、以前とは全く違って上手く体重が落ちるようになった。栄養士からアドバイスを受け、しっかりと栄養を摂ることもできているしね。それに汗をかくためのアイテムも進化している。最終日、ドライアウトの日にはアルミニウムのカバーも使うし、凄く助かっているよ」

──そして、土曜日の試合はUFCで35戦目となります。

「ただただハッピーだよ。家族と幸せに生活できる基盤を築けた。まずそこが一番大切な部分で。とにかく、この人生を楽しめている。それに39歳になり、36戦目になってもUFCは僕にマテウス・ガムロのような強い選手を当ててくれる。ただキャリアを楽しむだけじゃない。今も競争力があって、ハードトレーニングを続けることができている。それをUFCも理解してくれているんだ。これだけタフな相手を用意しているということは、今も僕がコンペティティブだと評価してくれているからだ。

まぁ、あと数年したら最後はレジェンドファイトも経験してみたいけどね(笑)。ただ、どうなってもUFCにイージーファイトはないからね。常に若いファイターが虎視眈々とこの座を狙っている。それがUFCだから」

──達成感を感じることはないですか。

「自分のキャリアには満足している。でも、まだできる。終わっていない。神がこのヘルシーな体を与えてくれた。このまま前進を続け、強くなり続ける。UFCとも6試合の契約を結んだ。しっかりとボディケアをしているし、上を目指していることを週末に証明してみせる」

──おお、素晴らしいです。ではガムロの印象を教えてください。

「トップファイターだよ。レスリング、柔術、ともに優れている。ただし、彼は最高のハファエル・ドスアンジョスの強さを味わうことになるだろう。今回、僕は自分のルーツに戻ろうと思っているんだ」

──というと?

「柔術だよ。寝技に力を入れ、レスリングもやってきた。ガムロを相手にレスリングでもやり合えることを見せ、上を目指す。今はタイトルを意識することはないけど、勝ち続ければまたそういう機会が巡ってくるだろう。ただ一度は世界のベルトを巻いたから、そこに固執することはない。それよりも、可能な限り勝ち続けたいんだ。もちろん、キャリアを続けるうえで目標は必要だ。ただし僕のゴールはベルトではなくビクトリーなんだ。勝ち続ければ、自然とベルトには手が届く。とにかく勝ち続けるためのに戦い続ける」

■視聴方法(予定)
3月10日(日・日本時間)
午前8時分~UFC FIGHT PASS
午後12時~PPV
午前7時30分~U-NEXT

■ UFC299対戦カード

<UFC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]ショーン・オマリー(米国)
[挑戦者] マルロン・ヴェラ(エクアドル)

<ライト級/5分5R>
ダスティン・ポイエー(米国)
ベノワ・サンドニ(フランス)

<ウェルター級/5分3R>
ケヴィン・ホランド(米国)
マイケル・ペイジ(英国)

<ウェルター級/5分3R>
ジルベウト・ドゥリーニョ・バーンズ(ブラジル)
ジャック・デラ・マダレナ(豪州)

<バンタム級/5分3R>
ピョートル・ヤン(ロシア)
ソン・ヤードン(中国)

<ヘビー級/5分3R>
カーティス・ブレイズ(米国)
ジャイルトン・アルメイダ(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
ケイトリン・セーミナラ(米国)
メイシー・バーバー(米国)

<ライト級/5分3R>
マテウス・ガムロ(ポーランド)
ハファエル・ドスアンジョス(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
ペドロ・ムニョス(ブラジル)
ケイラ―・フィリップス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
フィリッピ・リンス(ブラジル)
イオン・クテレバ(モルドバ)

<ミドル級/5分3R>
ミチェウ・ペレイラ(ブラジル)
ミハウ・オレキシェイジュク(ポーランド)

<ヘビー級/5分3R>
ロベルス・デスパイネ(キューバ)
ジョシュ・パリジアン(米国)

<フライ級/5分3R>
CJ・ヴェルガラ(米国)
アス・アルマバエフ(カザフスタン)

<女子フライ級/5分3R>
ジョアン・ウッド(キューバ)
マリナ7・モロズ(ウクライナ)

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AB MMA o UFC UFC Fight Night   シャミル・ガジエフ ジャイルトン・アルメイダ

3.2『UFC Fight Night 238』のメインイベントはジャルジーニョ・ホーゼンストライク vs. シャミル・ガジエフ

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 UFCが3月2日にネバダ州ラスベガスのUFC APEXで開催する『UFC Fight Night 238』のメインイベントがジャルジーニョ・ホーゼンストライク vs. シャミル・ガジエフのヘビー級マッチになることをMMAJunkieが確認したとのこと。

 ホーゼンストライクは5月の『UFC on ABC 4: Rozenstruik vs. Almeida』でジャイルトン・アルメイダに1Rリアネイキッドチョークで敗れて以来の試合。現在UFCヘビー級ランキング12位。

 ガジエフは12月の『UFC 296: Edwards vs. Covington』で行われたUFCデビュー戦でマーティン・ブダイに2R TKO勝ちして以来の試合。プロデビュー以来12連勝中。続きを読む・・・
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MMA MMAPLANET o Road to UFC Special UFC UFC295 UFN UFN231 ケヴィン・ボルハス ザルガス・ズマグロフ ジャイルトン・アルメイダ ジョシュア・ヴァン デリック・ルイス ボクシング ムハマド・モカエフ ライカ 大沢ケンジ 平良達郎 柏木信吾 水垣偉弥

【Special】月刊、水垣偉弥のこの一番:11月 ヴァン×ボルハス「MMA歴3年のミャンマー人選手が……」

【写真】ジョシュア・ヴァン、2024年の要注目のフライ級ファイターだ(C)Zuffa/UFC

過去1カ月に行われたMMAの試合からJ-MMA界の論客3名が気になった試合をピックアップして語る当企画。背景、技術、格闘技観を通して、MMAを愉しみたい。
Text by Takumi Nakamura

大沢ケンジ、水垣偉弥、柏木信吾というJ-MMA界の論客をMMAPLANET執筆陣がインタビュー。今回は水垣偉弥氏が選んだ2023年11月の一番──11月11日に行われたUFC295のジョシュア・ヴァン×ケヴィン・ボルハス戦について語らおう。


――11月の一番として、水垣さんにはUFC295でのジョシュア・ヴァン×ケヴィン・ボルハスを選んでいただきました。

「僕はこのジョシュア・ヴァンという選手にすごく注目していて、ヴァンは22歳と若い選手なのですが、本格的にトレーニングを始めたのが19歳らしいんですね。しかも彼はミャンマー人で、どのタイミングでアメリカに来て練習しているかは定かではないのですが、MMA歴3年のミャンマー人選手がこのレベルのMMAを出来てしまうのかと驚きました。そういう部分でとても気になっている選手です」

――ヴァンはFury FCでフライ級王者となり、今年6月からUFCに参戦して、ボルハス戦がUFC2戦目でした。

「UFCデビュー戦でザルガス・ズマグロフと対戦して、ズマグロフが負けが続いている状態ではあったんですけど、その相手にも勝っていますし、とにかく彼にはセンスを感じますね。世代・キャリア的には平良達郎選手と同じだと思うので、これからのフライ級を面白くしてくれる新しい選手としても期待しています」

――僕も改めて試合映像を見直して、格闘技を始めて数年の選手なのかと思いました。特にセンスを感じたのは打撃の部分です。構え方、ステップ、動きのキレ、力の抜け具合など。

「ボルハス戦はほぼ打撃の展開でしたが、僕も打撃には非凡なものを感じました。ボディブローを交えたパンチのコンビネーションや余裕を持った試合運びなど、格闘技歴数年のレベルじゃないです」

――所属ジムの4oz. Fight Clubもトップ選手が多数存在するジムではないんですよね。

「そうなんですよ。もちろん誰と練習しているかが強さにつながるわけではないですが、名門ジムの所属ではないからこそ、どんな練習をしているんだろうという興味もあります。僕はどうしても打撃と比べると組み技・寝技の習得には時間がかかると思っていて、この試合でも打撃とテイクダウンのタイミングの良さは見てとれたのですが、打撃からの流れでテイクダウンを取っている=打撃のスキルを活かしてテイクダウンしている印象だったんですね。改めて打撃はセンスがあると一気に伸びるもので、それに比べると組み技・寝技は時間がかかるんだなと思いました」

――もちろん組み技・寝技にもセンスはあると思いますが、練習を始めて数年で飛躍的に伸びることはないような感覚はあります。

「例えば打撃を何年もやっている選手と格闘技歴は浅いけど打撃のセンスがある選手がスパーリングしたら、後者が有利になることもあるのが打撃じゃないですか。寝技でそれと同じことはなかなかないと思うんですよね」

――統計的をとっていないので一概には言えませんが、そういうイメージはありますね。

「もちろんボクシングで世界チャンピオンを目指すとなれば、子供の頃からボクシングをやるに越したことはないと思いますが、MMAという意味では組み技・寝技を先に始めておく方がいいのかなと思いますね」

――あとはMMAのセンスという部分では3Rにパンチからテイクダウンをとった場面など「ここでテイクダウンにいけるのか!」と思いました。

「タイミングが抜群でしたし、あの流れでテイクダウンにいけるのは試合の組み立てに余裕を持っていますよね。1Rにダウンを奪われて、2Rに打撃で盛り返して、3Rの序盤にテイクダウンにいくのはMMA的な頭の良さを感じました」

――逆に3Rにトップキープできるタイミングで足関節を狙って失敗するなど、まだ寝技にそのものには慣れていないのかなと。

「僕もそう思います。ああいう純粋な寝技の攻防になると、まだ格闘技を始めて3年の選手だなと思いますよね。だからMMAをやるにあたって、早い時期に組み技・寝技をやることは大事だと思うし、相手をコントロールするバランス感覚や重心の移動などは、早い時期に時間をかけて覚えておくことがいいのかなと思いましたね。ヴァンのように打撃はセンスがあれば2~3年でここまでのことが出来るようになるわけで、なおさら組み技・寝技は早くやっておくべきだと思います」

――これもお伺いしたかったのですが、ヴァン選手はスタンドでの立ち位置とプレッシャーのかけ方が絶妙だと思いました。常にボルハスに対して何かアクションをかけられる位置で戦っていたと思います。

「僕もそうだったんですけど、プレッシャーをかけていくと、どうしても(距離を)詰めすぎちゃうんですよね。だから自分が一番得意なオイシイ距離をキープするというのは実は難しくて、距離をキープすることに集中すると自分のプレッシャーが弱まってしまう。僕の場合は自分の得意な距離になったらそこで打撃をまとめて、そのままプレッシャーをかけてクリンチになっても構わないと思ってやっていました。でもヴァンは相手のレベルがあったにせよ、自分のオイシイ距離に長くいることが出来ていて、距離感のセンスも感じましたね」

――またこういったポテンシャルを持った選手がミャンマー人であるということも驚きです。

「Road to UFCでもインドネシアやインドなど、今まであまり見ることがなかったら国から選手が出てきて、まだまだ粗削りではあるんですけど、みんな試合をする度にどんどん強くなっているじゃないですか。一つきっかけがあればその国のMMA人口は増えると思うし、ヴァンのようにUFCで活躍する若いニューヒーローが出てくると、彼に憧れてMMAを始めるミャンマーの選手も増えるでしょうね」

――しかも一攫千金を目指して早くから米国に住んで練習する選手も出てくることもありそうです。UFCのフライ級はトップグループのメンバーがある程度固まっているので、ヴァン選手のような新しい世代の選手たちが出てくることで階級が活性化しそうです。

「ムハマド・モカエフも愚痴っていましたよね、『ランキングの上のヤツらが試合をやってくれない』って。まだヴァンはモカエフや平良選手に比べると荒さはありますが、その分、化ける可能性があると思うので、数年後どう成長しているかが楽しみですね。本当に僕はこの選手はセンスに溢れていると思うので、インタビューして細かいことをたくさん聞いてみたいです。

もしかしたらMMAの練習は3年だけど、ミャンマー時代に親戚のおじさんがボクシングをやっていて、子供の頃から教わっていた…とか、そういうエピソードがありそうな気もするんですよね(笑)」

――そうじゃないと辻褄が合わないんじゃないか、と(笑)。

「はい(笑)。でもそう勘ぐってしまうぐらい、打撃のセンスや技術はピカイチだと思います。もうちょっと強い相手とやれば穴も見つかると思うのですが、彼のセンスやポテンシャルの高さには注目したいです」

――そして番外編としてUFN231でのジャイルトン・アルメイダ×デリック・ルイス戦についても聞かせてください。この試合は5分5Rのうち、アルメイダが合計13回マウントポジションをとっていたにも関わらず、フィニッシュまで至らず判定決着になるという不思議な試合でした。

「UFNとはいえ、UFCという名がつく大会のメインイベントで、こんな試合があるのか、と。試合前からルイスがテイクダウンされたらキツイとは思っていて、アルメイダが1Rにテイクダウンしてマウントまでいったんで、このまま早いタイミングでフィニッシュするだろうなと思って見ていたんです。そうしたらルイスが粘るというか、アルメイダが攻めあぐねるというか。何とも言えない展開が続きましたよね。3Rまではアルメイダがフィニッシュするかも?と思っていましたが、4・5Rはアルメイダがマウントをとってもフィニッシュできなそうだな…と思うようになっていました」

――グラップリングでマウントやバックをとられて一本取られたくないからディフェンスに徹して、そのまま終わるという試合もありますが、MMAの試合であれだけ簡単にマウントをとらせる選手もいないですし、あれだけマウントをとっても攻めきれない選手も珍しいですよね。

「ストライカーに一切ポジショニングの概念がない。グレイシー一族だけがポジショニングを知っている。初期UFCを見ているような錯覚に陥りました。色んな選手や試合を見ることができるUFCですが、2023年にこういう試合を見たのは逆に新鮮でした」

――今回もありがとうございました。2024年もよろしくお願いします!

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3.9『UFC 299: O’Malley vs. Vera 2』でカーティス・ブレイズ vs. ジャイルトン・アルメイダ、マテウス・ガムロ vs. ハファエル・ドス・アンジョス

UFC VENUM PRO LINE MEN'S SHORTS


11.4 UFCサンパウロ大会、カーティス・ブレイズ欠場によりデリック・ルイスがジャイルトン・アルメイダと対戦(2023年10月11日)

 こちらの続報。


 UFCが3月9日にフロリダ州マイアミで開催する『UFC 299: O'Malley vs. Vera 2』でカーティス・ブレイズ vs. ジャイルトン・アルメイダのヘビー級マッチが行われることをMMAFightingが確認したとのこと。

 ブレイズは4月の『UFC Fight Night 222: Pavlovich vs. Blaydes』でセルゲイ・パブロビッチに1R TKO負けして以来の試合。現在UFCヘビー級ランキング5位。

 アルメイダは11月の『UFC Fight Night 231: Almeida vs. Lewis』でデリック・ルイスに判定勝ちして以来の試合で15連勝中(UFC戦績6勝0敗)。現在UFCヘビー級ランキング7位。

 両者は『UFC Fight Night 231』で対戦予定でしたが、ブレイズの欠場によりアルメイダは代わりにデリック・ルイスと対戦した経緯があるので、今回は仕切り直しマッチとなります。


 同じく『UFC 299: O'Malley vs. Vera 2』でマテウス・ガムロ vs. ハファエル・ドス・アンジョスのライト級マッチが行われることをMMAFightingが確認したとのこと。

 ガムロは9月の『UFC Fight Night 228: Fiziev vs. Gamrot』でハファエル・フィジエフに2R TKO勝ちして以来の試合で2連勝中。現在UFCライト級ランキング6位。

 ドス・アンジョスは8月の『UFC on ESPN 51: Luque vs. dos Anjos』でヴィセンテ・ルケに判定負けして以来の試合。現在UFCライト級ランキング11位。続きを読む・・・