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45 MMA MMAPLANET o RIZIN RIZIN LANDMARK10 アラン“ヒロ”ヤマニハ 太田忍 山本聖悟

【RIZIN LANDMARK10】ヤマニハ、山本の打撃で追い込まれるも粘り強い組み技→RNCで一本勝ち

<バンタム/5分3R>
アラン“ヒロ”ヤマニハ(ブラジル)
Def.2R3分7秒 by RNC
山本聖悟(日本)

山本が右の前蹴りと右カーフ、ヤマニハの右カーフに右ストレートを狙う。リーチで勝る山本はジャブと右前蹴りで距離を取り、右カーフでヤマニハの前足を削る。ヤマニハも右カーフを蹴り返すが、山本もしっかり構えて右カーフを蹴る。

山本は細かいパンチのフェイントから顔面前蹴り、右カーフを当てて右ストレートにつなげる。さらに山本がヤマニハのローに右フックを合わせ、ヤマニハのダブルレッグを切ると、ヤマニハの立ち際にパンチをまとめる。

山本は左の三日月蹴りを突き差し、右ストレートからヒザ蹴り、右カーフを蹴ると、ヤマニハをケージに詰めてボディブローを打ち込む。ここから山本は左を当てて右カーフを蹴る。ヤマニハも左フックで山本を追いかけ、山本に組みついてケージに押し込む。

山本もケージに体を預けて粘るが、ヤマニハが足をかけて山本を寝かせてバックへ。ここからRNCを狙うと、山本はヤマニハの腕を外して立ち上がる。ヤマニハは山本の打撃で左目尻をざっくりとカットしている。

2R、山本がスピニングバックエルボー。ヤマニハがダブルレッグで組みつき、山本のバックにつく。山本はスイッチで逃げようとするが、ヤマニハはバックコントロールして肩固めへ。

マウントポジションから絞めるヤマニハに対し、山本はケージを蹴ってブリッジし、インサイドガードで上になる。山本が立ち上がると、レフェリーはブレイクを命じる。

試合がスタンドに戻ると山本は右の前蹴り、左のヒザ蹴り、右アッパー。ダブルレッグから組みついたヤマニハがボディロックからテイクダウンすると、背中を見せて立とうとする山本のバックについてRNCへ。これでがっちりと極まり、ヤマニハが一本勝ちを収めた。

試合後、ヤマニハは大晦日出場、太田忍戦をアピールした。


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45 MMA MMAPLANET o RIZIN RIZIN LANDMARK10 アリベク・ガジャマトフ キック 北方大地

【RIZIN LANDMARK10】デビューから全フィニッシュ勝利。ガジャマトフが止まらない連打で北方をKO

【写真】倒した直後の目つきが鋭すぎるガジャマトフ(C)RIZIN FF

<フライ級/5分3R>
アリベク・ガジャマトフ(ロシア)
Def.1R3分20秒 by TKO
北方大地(日本)

北方が右ストレート、右カーフでガジャマトフを下がらせる。右のガードを高く構えたガジャマトフが距離を詰めると、北方が左右フックを振るった。なおも前に出るガジャマトフは左ハイから右関節蹴りへ。北方が左フックを振って前に出るも、ガジャマトフがプレスをかけて北方にケージを背負わせた。ガジャマトフの左ジャブに右クロスを狙う北方。上下のフェイントから互いの右が交錯する。

ガジャマトフの右スピニングバックキックが北方のボディに突き刺さった。この一撃を受けて下がった北方は、距離をつくって左ミドルを繰り出す。ガジャマトフが左跳びヒザでからワンツー、左フックを効かせた。さらに首相撲からヒザを連打する。防戦一方となった北方のアゴを右で打ち抜いたガジャマトフは、ダウンした北方にパウンドの連打を浴びせてレフェリーストップを呼び込んだ。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC309 カリーニ・シウバ ヴィヴィアニ・アロージョ

【UFC309】コンパクトな打撃とグラウンドでの仕掛け、アロージョが判定勝利でシウバとの接戦を制す

<女子フライ級/5分3R>
ヴィヴィアニ・アロージョ(ブラジル)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
カリーニ・シウバ(ブラジル)

ガードを高く上げたシウバが前に出ていく。アロージョは距離を取りながらジャブを突き、シウバはインローを蹴る。アロージョはそのインローにワンツーを合わせ、距離を詰めようとするシウバに右ストレートを当てる。

ローを蹴ってパンチを振って前に出るシウバ。アロージョはコンパクトな右を当て、足を使って組ませない。アロージョはケージ内をサークリングして右を細かく当て、シウバの攻撃を空振りさせる。アロージョは自分の距離をキープして右ストレートと右カーフを当てる。

なかなか間合いを詰められないシウバだったが左フックを強振して返しの右、ここから一気に前に出て組みつく。アロージョもテイクダウンは許さないものの、シウバが離れ際に左ミドルを蹴る。

2R、アロージョは距離を取りながら右アッパーと右カーフ。シウバは右ストレートから組みつく。ここは離れたアロージョだが鼻と口からの出血が目立つ。逆にシウバ右を振ってアロージョに組みつき、ボディロックからテイクダウンを仕掛ける。

背中を見せながら凌ぐアロージョだったが、正対して足をかけてテイクダウンを奪う。ガードポジションのアロージョはシウバの足をすくって腕十字へ。裏十字の形になるが、シウバが腕を抜いてサイドポジションで抑え込む。

ここからシウバはノースサウスチョークを狙いつつ、腕の組み方を変えてダースチョークに切り替える。今度はアロージョがポジションを返して上四方でシウバ抑え込み、キムラを狙いつつパンチを落とした。

3R、シウバが左フックと左ミドル。アロージョは右ストレートを返す。シウバがダブルレッグで組みついてテイクダウンを狙うと、スクランブルの攻防になってアロージョが後ろ袈裟の形で抑え込む。シウバが足を入れてガードに戻すと、アロージョは立ち上がってスタンドを要求する。

アロージョはジャブを当て、シウバの蹴り足をすくってシウバを後方にこかすと、シウバはガードポジションを取って寝技に誘う。これには乗らないアロージョがジャブと右アッパー。お互いの右ストレートが交錯し、シウバはローを蹴って前に出て、ヒジで飛び込む。アロージョはジャブと右アッパー、再びシウバの蹴り足をすくってテイクダウンするが、ここもグラウンドにはいかない。

シウバが右ストレートで前に出ると、アロージョも右カーフを蹴って、カウンターの左。これを受けたシウバは自らガードに引き込むが、アロージョは付き合わない。試合がスタンドに戻るとシウバは距離を詰めて首相撲からヒジとヒザ。シウバが左腕を差してアロージョをケージに押し込むと、アロージョが小手を巻いた状態から投げてテイクダウンし、ラウンド終了となった。ジャッジ3名とも29-28でアロージョを支持した。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC309 ハメ・ジョントップ ブログ マウリシオ・ルフィ

【UFC309】タフなジョントップに確実に効かせる左アッパー、右ストレートを入れたルフィが判定勝利

<166.2ポンド契約/5分3R>
マウリシオ・ルフィ(ブラジル)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ハメ・ジョントップ(ペルー)

ライト級から165ポンド契約とウェルター級に大会契約体重となったの一戦で、さらに166.2ポンドだったジョントップ。ルフィはローをかわして、間合いを探る。ジョントップは3度連続でローをかわされ、ジャブに右を合わせようとする。ルフィはボディからカーフ、スイッチして右ミドルを蹴られる。ルフィはオーソに戻し、ジャブを差し合るとガーフを蹴る。思い切りの良い右フックを空振りしたルフィだが、場内がどよめく。ジョントップはジャブに右オーバーハンドを狙い、続く左ボディを入れる。

ワンツーから右を当てたジョントップだが、カーフに前足が流れるようになる。ジョントップの踏み込みに左をカウンターでヒットさせらルフィは、サークリングから中央を取って左リードフックを決める。右、左と単発でヒットさせたルフィが右ストレートを打ち抜く。下がったジョントップに対戦、旋回しての蹴りを見せて自爆したルフィだが、慌てず立ち上がってスピニングバックキックを繰り出した。

2R、ルフィがキャンバスに手をついて旋回ローを蹴る。ジャブ、スピニングバックフィストを見せられ右を伸ばして前に出たジョントップは、ケージに詰まったルフィに手を出せない。中央を取ったルフィは左アッパーでダウンを奪うと、パウンドの追撃へ。ジョントップはタフさを発揮して、スクランブルからケージにルフィを押し込む。離れたルフィは後ろ回し蹴り。ジョントップは前に出てミドルを蹴る。ルフィはカウンターで左を合わせ、右をテンプルに打ち込む。

足が泳いだジョントップは、それでも持ち直して前に出てパンチを繰り出す。シングルを切られて右エルボーを狙ったジョントップだが、ガードしたルフィはやや攻撃が狙い過ぎになってきたか。空振りから腰に手をやったルフィは、そのままサークリングで時間を迎えた。

最終回、頭を振って前に出るジョントップに、ルフィがジャブを伸ばす。ジョントップを右を見せて組みつき、離れ際のエルボーは空振りに終わる。それでもジャブを当てたジョントップはクリンチからヒザを突き上げる。ポイントでは絶対的に優位なルフィは、力をセーブしているか。

タイミングを測ってカウンター狙いのルフィに対し、ジョントップが距離を詰め続ける。と、ルフィが右をテンプルにヒットさせる。シングルは足が残ってテイクダウンを奪えないジョントップだが、離れ際のエルボーからインローと圧を高める。さらにジャブ、右ストレートを入れる。ここで組んだジョントップは、ケージを背負うラフィに時間が使われる。と、その距離で連打を見せたジョントップは、足使って逃れたラフィを追い続ける。

残り20秒でカウンターの左を決めたルフィは、ここから殴り合いと見せてしっかりと動きを見て時間を迎えた。結果はジャッジ3者とも29-28をつけルフィが判定勝ちを収め「試合が空いたことはストレスじゃなかった。それがプロセス。結果、MSGで戦えた」と話し、ブノワ・サンドニ戦をアピールした。。


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45 MMA MMAPLANET o RIZIN RIZIN LANDMARK10 キック 泰斗 窪田泰斗

【RIZIN LANDMARK10】カウンター一閃! 1RにTDを奪われた窪田、2Rに右フックで日比野を沈める

<バンタム級/5分2R>
窪田泰斗(日本)
Def.2R0分26秒 by TKO
日比野“エビ中”純也(日本)

開始早々、久保田が左サイドキックから組みついた。左腕を差し上げてドライブした窪田が日比野をケージに押し込む。しかし日比野が払い腰でグラウンドへ。ハーフガードの窪田に対し、右腕を枕にして抑え込む。左腕を差し上げてパスを狙う日比野。窪田は左足を差し入れて、蹴りで日比野を突き放した。立ち上がった窪田を、日比野がダブルレッグで倒す。

ここも立ち上がり、左ミドルを放つ窪田。日比野が右スイングからシングルレッグで組んだ。窪田は右オーバーフックで耐えるも、日比野が背中を着かせた。パスしてノースサウスに回った日比野は、窪田のボディにパンチを落とす。窪田の右腕を取った日比野が前転し、三角から腕十字へ。窪田は左腕を抜き、サイドバックから左腕をキムラで抱える。シングルレッグでスクランブルに持ち込んだ日比野の頭部に、ヒジを突き刺した。ラウンド終了間際、両者がスタンドに戻って打ち合い初回を終えた。

最終回、窪田が右ジャブを伸ばす。日比野は右インローからサークリングへ。日比野が右ミドルの体勢に入ると、窪田が右フックをカウンターで合わせた。これがクリーンヒットし、ダウンした日比野に窪田が鉄槌を連打すると、レフェリーが試合を止めた。


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45 Report UFC UFC309 ジョナサン・マルチネス ブログ マーカス・マギー

【UFC309】最終回にローを効かせたマルチネスだが時すでに遅し。1・2Rを手数で圧倒したマギーが判定勝利

<バンタム級/5分3R>
マーカス・マギー(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ジョナサン・マルチネス(米国)

サウスポー同士の両者。マギーが右ミドルと左ロー、ジャブから左ミドルと左前蹴りで距離を取る。マルチネスも左カーフを蹴るが、マギーはパワフルなパンチで前に出る。一旦距離が離れるとマルチネスは左右のローを蹴って、ワンツーから右フック、ジャブをボディに振って、体を沈めての右ハイキックと手数を増やす。

マルチネスはじりじりと前に出て、マギーはジャブと左ロー、ワンツー、細かくジャブを突く。その後もマギーが距離を取りつつジャブから左ミドル、左ロー、インローと細かく攻撃を繰り返す。前に出るマルチネスもジャブと左ローを見せるが攻撃の数は少ない。逆にマギーはクリーンヒットはないものの、ワンツー、ジャブと前蹴り、左ストレートから右アッパー、左ロー、ワンツーと攻撃の手を休めなかった。

2R、マギーがジャブから左ハイ、ワンツー、左から右フック。マルチネスが左ローを返すも、マギーはジャブから細かいパンチで前に出ていく。その後も前には出るマルチネスだが、マギーが左ストレート、右ボディ、左ロー、ジャブ、ワンツーと攻撃を繰り出す。マルチネスがスピニングバックフィストを見せると、マギーはしっかりとブロックする。

マギーは前に出るマルチネスに対してパンチからヒザ蹴りを突き上げ、細かいパンチから左ロー、ボディブローにつなげる。マルチネスは左ストレートを振り抜き、マギーのパンチに左の縦ヒジを狙う。やや手数が増え始めたマルチネスだが、マギーは距離を取りつつジャブを返す。終了間際、マルチネスが強烈な左ローを蹴った。

3R、じりじりと前に出るマルチネス。マギーはジャブを顔とボディに打ち分けて左カーフ、ワンツー、左ストレートからパンチをまとめてボディブローにつなげる。なかなか手数が増えないマルチネスだったが左ローを蹴ると、この一発でマギーが大きくバランスを崩す。明らかに右足にダメージを追ったマギーはオーソドックスにスイッチし、右ストレートから前に出る。組みついたマルチネスは右腕を差してマギーをケージに押し込むと、マギーもテイクダウンを許さない。

試合がスタンドに戻るとマルチネスがすかさず左ロー。再びこれでマギーがバランスを崩す。踏ん張るマギーも右ストレートで突っ込んでマルチネスにローを蹴らせない。前に出るマルチネスに対し、マギーは細かいパンチで追撃を許さず試合終了。3Rにローを効かされたマギーだったが、1・2Rを手数で圧倒して判定勝利を収めた。


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45 BELLATOR Report UFC UFC309 ジム・ミラー デイモン・ジャクソン ブログ

【UFC309】ジム・ミラー、オクタゴン45戦&27勝目をギロチンで挙げる。敗れたデイモン・ジャクソンは引退

<ライト級/5分3R>
ジム・ミラー(米国)
Def.1R2分44秒by ギロチンチョーク
デイモン・ジャクソン(米国)

2008年のUFCデビューから16年、45戦目&27勝目を目指すジム・ミラー。前で出てパンチ、前蹴りを繰り出すジャクソンに対し、ミラーが左を入れる。ジャクソンはボディから右オーバーハンド、そしてスイッチをしてシングルレッグでミラーをケージに押し込む。離れてニータップ狙いを切ったミラーは、前蹴りや右インローになかなか懐に踏み込めない。それでもミラーは左をヒットさせ、右を空振りして姿勢を乱したままテイクダウンを仕掛けた来たジャクソンに対し、ジャンピングガード。同時にギロチンをセット、背中をマットにつけて一気にタップを奪った。

オクタゴン27勝目を初回ギロチンで手にしたミラーが「アメージング。20年前からギロチンを極めてきたけど、アプローチが変わってきたんだ。UFCで45戦、50戦まで戦おうか。27勝目、いつも一本勝ちを狙っていて皆の前でデキて嬉しい」と話す横で、デイモン・ジャクソンはグローブを置き──Bellator、PFL、そしてUFCと3大メジャーで戦った──12年のキャリアに幕を下ろした。


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45 Combate Global MMA MMAPLANET o UFC UFC309 デヴィッド・オナマ ブログ ロベルト・ロメロ

【UFC309】スクランブル出場のロメロが奮闘を見せるも、デヴィッド・オナマが判定勝利

<ライト級/5分3R>
デヴィッド・オナマ(ウガンダ)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ロベルト・ロメロ(メキシコ)

当初、オナマはルーカス・アルメイダとの対戦を予定していたがアルメイダが欠場。7月のCombate Globalで芦田崇宏にRNCで一本勝ちしているロメロと拳を交えた。

オナマがオーソドックスからサウスポーにスイッチし、ロメロが右を伸ばして前に出る。オナマがオーソドックスに戻して右カーフを蹴ると、ロメロも右カーフを蹴り返す。構えをスイッチするオナマだが、ロメロは変わらず強い右インローを蹴っていく。このインローでオナマの足が流れるようになり、ロメロはパンチを顔面とボディに打ち分けて前に出る。

オナマも鋭いジャブを返すが、ロメロは下がらず右フックを連打。これでオナマが後方に倒れ、ロメロがすぐにバックについてRNCを狙う。足をフックさせなかったオナマが立ち上がると、ロメロが左腕を差してオナマをケージに押し込む。ここでオナマがアナコンダチョークを狙い、頭を抜いたロメロがシングルレッグに入る。

距離が離れるとロメロがジャブから右アッパー、オナマはサウスポーにスイッチして左の前蹴りから右フック。ロメロも右アッパーからパンチをまとめ、再び右フックを強振。オナマはロメロの右カーフに右ストレートを合わせ、近距離でパンチをまとめると右フックから左ストレート。これでロメロが後方に倒れ、オナマがダウンを奪い返した。

2R、オーソドックスに構えるオナマが鋭いジャブを当て、サウスポーにスイッチすると左ミドルと右フックを見せる。オナマはオーソドックスからジャブを突き、ロメロはスピニングバックキック。オナマは構えをスイッチしながら長いジャブで距離を取り、ロメロはなかなか距離を詰められない。

逆にオナマはワンツーを打ち込み、ロメロの足を止める。ロメロも右ローを蹴って前に出るが、そこにオナマが右を伸ばす。さらにオナマは縦ヒジ、ワンツー、左ボディ、右ストレートと手数を増やす。ロメロがスピニングバックエルボーを狙うが空振りし、そのまま距離を潰したオナマがグラウンドで上を取る。

一度立ち上がったオナマはロメロの右足を超えてハーフガードでトップキープし、左の垂直ヒジを落とすと立ち上がる。最後は両者スタンドの状態で終了となった。

3R、サウスポーのオナマは左前蹴り、スイッチしての左ジャブ。ここもオナマがスイッチとジャブ&前蹴りで距離を取り、サウスポーから左ストレート、オーソドックスでジャブからパンチをまとめる。ロメロもしつこくインローを蹴り続け、転倒するオナマだがすぐに立つ。

オナマはジャブと右ボディ、ロメロの左の蹴りをキャッチして組みの攻防になると、ロメロをケージに押し込む。オナマは四つからロメロの足を刈ってテイクダウンして一気にマウントへ。体を起こしてヒジを落とすと、ロメロも足を戻してクローズドガードを取る。

オナマは中腰の状態からパンチとヒジを入れ、足を振りながらパンチを落とす。ロメロは足関節も仕掛けるが、オナマは冷静にトップキープを続けてパンチを落とす。最後は立ち上がったオナマが勢いよくパンチを落とし続け試合終了。オナマがスクランブル出場のロメロから判定勝利を収めた。


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45 AB ABEMA K-MMA MMA MMAPLANET o RIZIN RIZIN LANDMARK10 ROAD FC Road to UFC TATSUMI UFC アラン“ヒロ”ヤマニハ アリベク・ガジャマトフ イゴール・タナベ イ・ジョンヒョン イ・ユンジュン キック キム・ギョンピョ キム・スーチョル シン・ジョンミン シン・ユリ スダリオ剛 トニー・ララミー ヒロヤ ボクシング マゲラム・ガサンザデ マルコス・ヨシオ・ソウザ マーク・クリマコ ライカ ヴガール・ケラモフ 伊藤裕樹 佐々木克義 倉本大悟 加藤久輝 北方大地 山本聖悟 平松翔 摩嶋一整 昇侍 村元友太郎 泰斗 浜崎朱加 海外 白川ダーク陸斗 神龍誠 秋元強真 窪田泰斗 芦澤竜誠 那須川龍心 鈴木博昭

【RIZIN LANDMARK10】フライ級がヤバい!! 伊藤裕樹戦へ、イ・ジョンヒョン「自分にとって丁度良い獲物」

【写真】伊藤の情報を入手しまくり。パチンコネタで計量を盛り上げた(C)SHOJIRO KAMEIKE

RIZINフライ級戦線が熱い。豊富な日本勢に加え、海外勢の来日が増えている。明日17日(日)に名古屋市港区のポートメッセなごやで開催されるRIZIN LANDMARK10にイ・ジョンヒョン、アリベク・ガジャマトフ、そしてトニー・ララミーが来日する。
Text by Manabu Takashima

ダゲスタンのガジャマトフ、カナダのララミーに続き、今回は韓国のイ・ジョンヒョンのインタビューを掲載したい。コロナ禍のK-MMAが生んだ新鋭は、3分✖3Rで寝技限定という速攻型&打撃重視のMMA=ARCで4連勝を飾り、ROAD FCにステップアップを果たす。ここでも3連勝、2試合がKO勝ちというレコードを築き、19歳の若者は自らを「天才」と呼ぶようになっていた。

しかし、Road to UFCでは初戦でマーク・クリマコに敗れ、母国での再起後は今年4月にRIZINに初来日をしたものの神龍誠にキャリア初の一本負けを喫した。この2つの敗戦で自らの力不足を実感したイ・ジョンヒョンだが、今回の伊藤祐樹戦には絶対の自信を見せ、ビッグマウスも復活している。

その自信の裏には、チームAOMのイ・ユンジュン監督の気持ちを削り続ける猛トレーニングが存在した。


──RIZIN LANDMARK10で伊藤祐樹選手と対戦するイ・ジョンヒョン選手です。MMAPLANETには今から2年半前に初めてインタビューをさせて以来の登場となります。当時は戦績7勝0敗でまさに怖いモノ無し状態でしたが、昨年のRoad to UFCで初めて挫折を味わいました。Road to UFCの経験は如何に生きていますか。

「あの負けは、しばらくはトラウマになっていましたね……。デビューから無敗で……ずっと勝っていたので、心が折れて。格闘技を辞めようかと思い詰めるような状況に陥っていました。

でも、せっかく始めた格闘技です。初心に返るということではないですが、やっぱり自分は格闘技が好きですし、自然とやりなおそうと思えるようになりました。同時にあの敗北から、自分はまだまだ十分でないことを学びました。誰にも負けない自信を持っていたのですが、経験、スタミナ、パワーと足らないところだらけでした。だからこそ、もっと頑張ろうと思えるようになれました」

──その後Road FCで一度戦って、今年の4月にRIZINに初来日を果たしましたね。それこそ前回のインタビュー時に那須川天心選手と戦いという発言も聞かれました。

「Road to UFCを選んだということではなくて、オファーがRIZINより早かったから出場しました。日本のMMAには強い選手が多いですし、RIZINで自分の力を見せたいと思ってRIZINで戦うことを決めました」

──そして強い日本人、神龍誠選手に敗れました。

「十分に勝てると思っていました。結果的にRoad to UFCの時と同じですが、自分はまだまだ不足しているところが多いと勉強させてもらいました。RIZINという大舞台、そしてリングで戦うことも初めてだったので、経験不足を感じましたね」

──テイクダウンのある相手に、自分の打撃ができない。マーク・クリマコ戦、神龍誠戦はそのように見えました。これらの敗北を経て、レスリングに力を入れるなどトレーニングに変化はありましたか。

「正直、Road to UFCの時に相手選手の戦い方が怖いと感じていました。チームも移ったばかりで慣れないことが多く対処しきれていなかったですし、レスリングが強いことを意識過ぎて、持ち味である打撃の威力が半減してしまっていました。それ以前に、自分のファイトスタイルは完成度が低かったです。ただ、神龍戦以降の練習で打撃の感覚も取り戻し、レスリングは攻めも防御も成長したので今回の試合は大丈夫です」

──以前はフリーで活動していましたが、Road to UFCの時は特定のジムに所属していたのですね。

「2年前は確かにフリーでした。今はイ・ユンジュン監督のチームAOM(Art of MMA)で練習しています。金曜日のプロ練習にはキム・スーチョル選手のような王者クラスの選手や、外国人選手も来ているので良い練習ができています。

フリーで出稽古をしていた時も、自分では頑張っているつもりでした。でも、結果的に追い込めていなかったことは多々あると思います。今はイ・ユンジュン監督から、しっかりとプロの一流選手と同じだけの練習を課されています。力を抜くことなど一切できない。もの凄く追い込まれています。その結果、ようやくMMAが少しだけ分かってきたような気がします」

──イ・ユンジュン監督はキム・スーチョル選手によると「メチャクチャ、追い込まれる」という話ですが、相当に厳しい指導者なのでしょうか。

「いや、スーチョルさんより自分の方がもっと鍛えられていますよ(笑)。スーチョルさんは体力面、自分は精神面で鍛えられてきました。試合は5分✖3Rです。でも、イ・ユンジュン監督は僕らに5分✖3Rのスパーリングを3本やらせてから、6分✖3Rのスパーをするように命じています。その間、相手は5人も入れ替わるんです。

そんなスパーを週に2度……続けていると、本当に気が狂いそうになります。結果、スタミナもメンタルもメチャクチャ強くなりました。なのでイ・ユンジュン監督には感謝しています。

試合まで3週間残っていますが(※取材は10月24日に行われた)、試合の心配だけでなく……明日も6分✖3Rのスパーリングの日なので……もう、そっちの方に気持ちがいってしまって憂鬱でしょうがないです(苦笑)」

──それだけ厳しい練習を繰り返していると、2年前のインタビュー時とは違う自信を手にできているのではないでしょうか。

「自分はRoad to UFCでも、神龍戦でも結果を残せなかったです。もうRIZINで戦う機会は与えられないかもしれないと思っていました。だから、伊藤選手との試合は自分のMMAファイター人生で本当に大切な試合になります。緊張感を持って、戦うことができるはずです。

伊藤選手はストライカーです。でも自分の打撃は以前より、ずっと成長しているので必ずKOします。それに次の試合はケージなので、伊藤選手に本当のMMAを教えてやります」

──その打撃ですが、イ・ジョンヒョン選手はスイッチヒッターで伊藤選手はサウスポーです。

「サウスポーは苦ではないです。打撃で、伊藤選手を圧倒できると思います。伊藤選手はRIZINの中ではストライカーで通っていますが、自分にとっては丁度良い獲物になりますね」

──サウスポーと対戦する時に、相手の前足の外に立って中心軸をキープしたいかと思います。つまりスイッチをすると、その中心軸が変わって来るので、逆に中心を取られることもあるかと思います。そうならないように構えだけでなく、スイッチすると位置取りも変えていますが、そこは自然に動けているのか、意識して動いているのでしょうか。

「無意識ですね。自分は背も低いですし、リーチも短いです。なので距離を詰めて、自分も相手のパンチを被弾する距離で戦います。なので、それだけ動かないといけない。動くから、あの距離で戦うことが可能になるんです」

──押忍。ではインタビュー時間が無くなってきました。最後に日本のファンにどのような試合が見せたいか。教えてください。

「神龍戦の後、組み技の克服に努めてきました。ただ、伊藤選手との試合はその必要がなかったと思うほど、伊藤選手は寝技が下手です。今回はケージですし、ベストバウトを戦うつもりでいます。2025年にRIZINでフライ級GPがあるならぜひとも参戦したいですし、キックでもシン・ジョンミン選手を破った那須川龍心選手と戦いたいと思っています。驚くほど沢山、応援してくれる日本のファンの皆さんに感謝しています」

■視聴方法(予定)
11月17日(日)
午後1時00分~ABEMA、U-NEXT、RIZIN100CLUB、スカパー!、RIZIN LIVE

■ 対戦カード

<フェザー級/5分3R>
ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)
摩嶋一整(日本)

<バンタム級/5分3R>
昇侍(日本)
芦澤竜誠(日本)

<女子スーパーアトム級/5分3R>
浜崎朱加(日本)
シン・ユリ(韓国)

<ライトヘビー級/5分3R>
イゴール・タナベ(ブラジル)
マルコス・ヨシオ・ソウザ(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
伊藤裕樹(日本)
イ・ジョンヒョン(韓国)

<フライ級/5分3R>
柴田“MONKEY”有哉(日本)
ヒロヤ(日本)

<フライ級/5分3R>
村元友太郎(日本)
トニー・ララミー(カナダ)

<フライ級/5分3R>
北方大地(日本)
アリベク・ガジャマトフ(ロシア)

<バンタム/5分3R>
アラン“ヒロ”ヤマニハ(ブラジル)
山本聖悟(日本)

<ヘビー級/5分3R>
スダリオ剛(日本)
加藤久輝(日本)

<バンタム級/5分3R>
白川ダーク陸斗(日本)
マゲラム・ガサンザデ(アゼルバイジャン)

<ライト級/3分3R>
キム・ギョンピョ(韓国)
倉本大悟(日本)

<フェザー級/5分3R>
鈴木博昭(日本)
秋元強真(日本)

<バンタム級/5分2R>
窪田泰斗(日本)
日比野“エビ中”純也(日本)

<ヘビー級/5分2R>
稲田将(日本)
佐々木克義(日本)

<フェザー級/5分2R>
TATSUMI(日本)
平松翔(日本)

<キックボクシング55キロ契約/3分3R>
としぞう(日本)
JIN(日本)

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【Colors04】元RISE王者&2024全日本アマ修王者のerikaがプロデビュー。インフィニティリーグ最終戦も

【写真】キックからMMAに転向したerika。全日本アマ修ではMMAファイターとしての可能性も感じさせる試合を見せていた(C)サステイン

12月15日(日)、東京都新宿区の新宿FACEにて女子プロ修斗公式戦「COLORS Produce by SHOOTO Vol.4」の開催が決定した。
text by Takumi Nakamura

2024年のプロ修斗公式戦、関東地区最終戦は女子大会「COLORS」として開催される。今大会では女子アトム級で行われているインフィニティリーグの最終戦=平田彩音(勝ち点4)×NOEL(勝ち点2)、パク・ソヨン(勝ち点4)×檜山美樹子(勝ち点0)が組まれた。

勝ち点ではソヨンと平田が並んでいるが、直接対決で勝利しているソヨンが首位に立っている。ソヨンが1RでKO・一本勝利した時点でソヨンが優勝。2RでKO・一本勝利した場合は平田に、それ以外の場合は平田とNOELに優勝の可能性が残されており、最後まで優勝の行方が分からない最終戦となった。


そして今大会では第2代RISE QUEENミニフライ級王者erikaのMMAデビュー戦が組まれた。(対戦相手は後日発表)

erikaは沖縄出身・在住のキックボクサーで、2021年3月にNJKFミネルヴァ日本アトム級王座を獲得。2022年6月にAKARIに判定勝利して、第2代RISE QUEENミニフライ級王座に就いた。

2023年11月に小林愛理奈にKO負けしてRISE王座を明け渡すとMMAに転向。沖縄のTHE BLACK BELT JAPANに所属し、今年の全日本アマチュア修斗選手権女子フライ級で優勝を果たした。その後、正式に自身のSNSにてキックボクシングからの引退とMMA転向を明かし、今大会でプロMMAファイターとしての第一歩を歩み出すこととなる。

erikaの全日本選手権での試合を振り返ると、1回戦では田川真帆のシングレッグを切って、ケージに体を預けてのテイクダウンディフェンスを披露。ケージ内をサークリングして左インロー&ミドルと左ストレートを当て、首相撲を使ったボディへのヒザ蹴りを当てて判定勝利を収める。

準決勝のホリー・クワン戦でもerikaはサークリングを使って左の攻撃を当てる、ケージを使ってテイクダウンを阻止、首相撲式のヒザ蹴りを当てるという戦い方を続け、判定勝利で決勝進出。そして決勝のジェアナ・ジアイミ戦では左フックを当て、ヒザ蹴りとパンチでKO勝利を収めた。

サークリングと蹴りを使って組まれない距離をキープしてパンチを当てる。仮に組まれたとしてもケージと首相撲を駆使したテイクダウンディフェンスでグラウンドに持ち込ませない。erikaはMMAファイターとしてキック出身の強みを十分に生かす戦い方を見せており、今後のプロでも活躍も期待されるMMAデビュー戦だ。

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