【写真】指が長い!! 相当な減量があるはずだが、血色は非常に良かったチョ・ソンビン(C)MMAPLANET
4月1日(金・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのザ・シアター・アット・ヴァージンホテルズで開幕するPFL2023年シーズン。フェザー級とライトヘビー級、計10試合が組まれた同大会にはアジアから工藤諒司だけでなく、チョ・ソンビンが出場する。
1月のグラジエイターで中川皓貴と対戦。衝撃的なTKO勝ちでフェザー級王座を獲得したチョ・ソンビンはタイトルを返上し、北米メジャーシーン=PFL出場へ。過去に果たせなかった自分の力を世界の舞台で見せること、自身の力を試したいという彼はペルー人元UFCファイターのヘスス・ピネドを対戦する。
そんなチョ・ソンビンに再び北米に戻った今の気持ち、これからのシーズンに向けての意気込みを尋ねた。
──北米MMAシーン、PFLに戻ってきました。今の気持ちを教えてください。
「凄く楽しみで、少しでも早く戦いたい気持ちになっています」
──1月のグラジエイターでのインパクトが今なお強く残っていますが、あの試合、負傷をおして出場でした。そして負ければPFL出場がなくなるかもしれないというギャンブルにも勝利しました。
「もし、今後も同じような状況になったとしても、自分は同じように戦います。戦いから逃げることはないです」
──中川選手に勝った後、YouTubeのコメント欄には『RIZINで戦ってほしい』、『日本人選手、勝てるか』という書き込みがありました。
「それは凄く嬉しいです。自分もRIZINでは戦ってみたいです」
──とはいえここからPFLの戦いがスタートします。チョ・ソンビン選手が北米で戦う意義を教えてください。
「とにかく世界のトップレベルで勝利を挙げたいです。自分の力を試し、自分の力を知ることになるので」
──これまでPFLとUFCでは、力を出し切ることができなかったように感じました。自分の力を出せるよう、何か手立ては見つかりましたか。
「とにかく練習をすることです。厳しい練習を課してきました。だから、今回は必ず自分の実力を示すことができると信じています」
──PFLは他にないシーズンフォーマットを敷いています。このフォーマットをどのように思っていますか。
「シーズン戦を戦い、最後にトーナメントがあります。このトーナメントで優勝を決めるというやり方は、代表のレイ・セフォーがK-1を戦ってきたことで用いているんだと思います。毎年、世界王者が生まれ100万ドルを獲得できる選手が生まれることは素晴らしいです。
確かに2カ月に満たないインターバルで試合が続き、ファイターにとって凄くハードです。ただ、それは自分だけでなく全ての出場選手が同じ条件で試合をします。如何にシーズンを通して良いコンディションを維持できるのか。そこが勝ち残るために大切になってきますが、自分は絶対にやり抜きます」
──今年のフェザー級のメンツは、PFL史上最高と思います。他の出場選手のことをどのように思っていますか。
「その1人になれて光栄です。もちろん、戦ってみたい選手ばかりが揃っています」
──そのなかでヘスス・ピネドは勝利の3Pだけでなく、ボーナスPも手に出来る。そんな相手だと考えることできます。
「サウスポーで背が高い。リーチもあるストライカーです。長身でリーチがあるのは自分と同じです」
──ただ粗い感じはします。
「ハイ、サウスポーでリーチが長い。それだけです。彼には申し訳ないですが、間違いなく自分が勝ちます。今回の試合、KOか一本──フィニッシュして勝ちたいです。ボーナスPを取って、プレーオフ進出に向けてアドバンテージを手にしようと思います。コリアン・ファルコンの名にふさわしい試合、必ず相手を仕留めます」
──フェザー級には日本から工藤諒司選手も出場しています。アジアから他の参加ファイターにいることについて、どのように思っていますか。
「これはPFLの判断になりますが、正直、工藤選手と戦うのであればレギュラーシーズンでなくプレーオフ、決勝を韓日対決にしたいですね(笑)」
──では工藤選手とともに、チョ・ソンビン選手のサポートをするだろう日本のファンに一言お願いします。
「工藤選手と共に自分のことも応援してもらって、感謝しています。日本の皆さんに試合を楽しんでほしいです」
■視聴方法(予定)
4月2日(日・日本時間)
午前7時30分~DAZN
■ PFL2023#01対戦カード
<フェザー級/5分3R>
ブレンダン・ラウレーン(英国)
マルロン・モラエス(ブラジル)
<ライトヘビー級/5分3R>
ロブ・ウィルキンソン(豪州)
チアゴ・マヘタ・サントス(ブラジル)
<ライトヘビー級/5分3R>
クリシュトフ・ヨッコ(ポーランド)
ウィル・フルーリー(アイルランド)
<フェザー級/5分3R>
モヴィッド・ハイブラエフ(ロシア)
工藤諒司(日本)
<フェザー級/5分3R>
クリス・ウェード(米国)
バッバ・ジェンキンス(米国)
<ライトヘビー級/5分3R>
マールシン・ハムレット(ノルウェー)
モハマド・ファフレディン(レバノン)
<ライトヘビー/5分3R>
ジョシュ・シルヴェイラ(米国)
サム・ケイ(豪州)
<女子ライト級準決勝/5分3R>
ラリッサ・パチェコ(ブラジル)
オレナ・コレスニク(ウクライナ)
<フェザー級/5分3R>
アレハンドロ・フローレス(メキシコ)
ダニエル・トーレス(オーストリア)
<フェザー級/5分3R>
チョ・ソンビン(韓国)
ヘスス・ピネド(ペルー)
<ライトヘビー級/5分3R>
エラン・モンチ(ブラジル)
タイ・フローレス(米国)
<ライトヘビー級/5分3R>
コリー・ヘンドリックス(米国)
インパ・カサンガネイ(米国)