<ミドル級/5分5R>
ジャック・ヘルマンソン(スウェーデン)
Def.3-0:48-47.48-47.48-47.
ジョセフ・パイファー(米国)
ヘルマンソンがワイドスタンスから距離を詰める。パイファーが右クロスを打ち込んだ。右カーフから左フックを当てたパイファーは、左を上下に散らす。しかしガードを固めて前に出るヘルマンソン。右スーパーマンパンチはかわされ、右カーフを受けてしまう。頭を下げたヘルマンソンの顔面を、パイファーの右ストレート~左フックがかすめる。パイファーが左右ボディを当て、ヘルマンソンにケージを背負わせると右ストレートが顔面を襲う。右をもらってグラつくヘルマンソン。パイファーは左ジャブの連打から右に繋げていった。
2R、ヘルマンソンがサウスポーに構えるも、すぐにオーソドックスへと戻した。パイファーが速い左フックを振るい、さらに右ストレートが顔面を捕らえる。ヘルマンソンはシングルレッグからドライブするも、パイファーが離れた。右カーフから左ジャブを突くパイファーは、右目付近に出血が見られる。左ジャブを上下に散らすパイファーは左ハイへと繋げる。ヘルマンソンも距離を詰めてパイファーにケージを背負わせるが、そこから展開させることができない。パイファーがプレスをかけ、ヘルマンソンに左右ストレートを打ち込んだ。
3R、互いに左ジャブを突き合う。パイファーがペースを上げるが、ヘルマンソンも打ち返して決定打を許さない。パイファーの右カーフの打ち終わりに、ヘルマンソンが右ストレートを当てた。さらにヘルマンソンの右カーフでパイファーがバランスを崩す。ヘルマンソンの左をもらって下がったパイファーは、ケージ際で組みに行くも倒せず。さらにニータップも凌がれたが、組みに行くのはパンチを効かされているのか。パイファーも頭を振って距離を詰めるも、ヘルマンソンの右が当たる。パイファーもヘルマンソンの右ミドルに左ストレートを合わせた。互いにダメージを感じさせる打ち合いから、パイファーがシングルレッグで入るもヘルマンソンのヒザ蹴りを受けた。
4R、ヘルマンソンの右カーフキックでパイファーがグラついた。パイファーのニータップを切ったヘルマンソンが左ジャブから右カーフに繋げる。パイファーのパンチはボディへ。さらに左ジャブを突くが、やはりカーフを受けて足が流れてしまう。パイファーは右アッパーからボディロックで組み、ケージに押し込む。しかしヘルマンソンがケージ際から脱出した。ワンツーを打って頭を振るヘルマンソンに対し、左フックから組んだパイファーが右腕を差し上げる。しかしヘルマンソンが体重をかけるとパイファーも離れた。ヘルマンソンの左ジャブを浴びるパイファーの顔面が流血で赤く染まる。パイファーは組みつくもテイクダウンを奪えず、離れると右カーフを食らった。
最終回、パイファーが右のフェイントから左ストレートを当てる。しかし距離を取ったヘルマンソンが右カーフをヒットさせ、下がるパイファーにケージを背負わせる。パイファーの右は届かず、ケージ中央でヘルマンソンがダブルレッグで背中を着かせた。ハーフガードのパイファーに対し、ヘルマンソンはパウンドとヒジで削っていく。パイファーはガードに戻したが、ヘルマンソンが立ち上がり、足を捌きながらパウンドを落として試合を終えた。
1~2Rは完全にパイファーがペースを握ったが、3Rからヘルマンソンが逆転。4~5Rも抑えたヘルマンソンが逆転の判定勝利を収めた。