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MMA MMAPLANET o UFC UFN216 アルマン・ツァルキャン キック ダミール・イスマグロフ ボクシング マテウス・ガムロ

【UFN216】地味な脅威。前足の蹴りと鉄壁シングル。ツァルキャンがイスマグロフのBox&Wrestleを完封

<ライト級/5分3R>
アルマン・ツァルキャン(アルメニア)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ダミール・イスマグロフ(カザフスタン)

前足でハイを見せたツァルキャンが、左ミドルを蹴る。イスマグロフは左ボディを伸ばすが、前足をカーフで蹴られる。ツァルキャンがジャブから鋭い右を繰り出し、左ハイで視線を散らすと一気にテイクダウンを奪う。両足を束ねたツァルキャンはスクランブルでバックに回り、前方に崩していく。胸を合わせてもワキを潜られるイスマグロフは強烈なボディロックを解くことができない。

強引な投げで下になったツァルキャンだが、簡単にスクランブルに持ち込みイスマグロフをケージに押し込む。ウィザーのイスマグロフは、エルボーにようやく右を差し替えして離れる。イスマグロフはワンツーから左フックを伸ばすが、ボディに左を合わされる。ツァルキャンのスピニングバックフィスト、左ハイも空を切り時間となった。

2R、左ボディを伸ばしたツァルキャンが、ここも左ミドルを決める。イスマグロフが左フックが大振りになり空振り。ツァルキャンは左ハイを見せて、左ジャブから右ローと対角線コンビネーションを見せる。キックボクシングの攻防なら負けないイスマグロフだが、ツァルキャンはシングルレッグでテイクダウンを奪いスクランブルでバックへ。イスマグロフのスイッチを潰してバックコントロールから、正対したツァルキャンはリフトアップしてスラム。そのままバックを取り両足をフックする。一度は立ち上がったイスマグロフだったが、後方に倒される。アゴの上からのRNCは防いだイスマグロフ、そのまま前方にツァルキャンを落としつつ立ち上がると、右ストレートをヒットさせる。直後にケージに押し込み、ダブルレッグでテイクダウンを決めたツァルキャンがここもバックコントロールへ。

イスマグロフが正対して離れると、左フックをよけて右ローを蹴る。ツァルキャンはすぐにシングルで組んでドライブ、ケージにイスマグロフを押し込む。さすがにボディロックが続かなくなってきたツァルキャンだが、右エルボーを打ちこんだ。

最終回、ここも左ハイからミドルと蹴りで攻め、組んでいったツァルキャン。切ったイスマグロフはヒザから右も空振りに。と、ツァルキャンの左ローが急所に当たり試合が中断される。リスタート後、距離を詰めてジャブ、ローを蹴るイスマグロフだが左フックにシングルレッグを合わされ、軸足を払われ倒される。背中を取ったツァルキャンは足のフックは続けず、バックコントロールに。胸を合わせたイスマグロフのギロチン狙いを、反対側のケージまで押し込んだツァルキャンはヒザをボディに受けながら、左を差しあげる。回って離れたイスマグロフがヒザ蹴りからジャブを当てる。

ツァルキャンは左ミドル、左に回りながらジャブを見せてシングルへ。ここも軸足を払ってテイクダウンを決めたツァルキャンは、ワンフックでRNCへ。亀のイスマグロフにRNのツァルキャンだが、極めよりコントロール重視で最後まで背中に張り付き続け、フルマークの判定勝ちを手にした。

UFCで5戦無敗、19連勝中だったイスマグロフを完封したツァルキャンは「トップ5よの何人かより強い相手に勝った。これでUFCで7勝だ。トップ5と戦いたい。イスラム・マカチャフにとって、最大の脅威になる」と、マテウス・ガムロ戦の惜敗から再起した勝者は話した。


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MMA MMAPLANET o UFC UFN216 アミール・アルバジ アレックス・ペレス アレッサンドロ・コスタ キック ブランドン・ロイヴァル

【UFN216】強いっ!! 右アッパーでアレッサンドロ・コスタを倒したアミール・アルバジがUFC4連勝

<フライ級/5分3R>
アミール・アルバジ(スウェーデン)
Def.3R2分13秒by KO
アレッサンドロ・コスタ(ブラジル)

左ジャブを見せて前に出るアルバジ、ジャブを返すコスタ。慎重な立ち上がりのなかでコスタが右カーフを蹴る。アルバジも右ローを蹴り返しジャブを当てる。左フックを振るい、右につなげたコスタが左ショートフックを当てる。直後に組んだアルバジはケージに詰めてシングルもテイクダウンは奪えない。離れたコスタは右のフェイクから右カーフ、そしてジャブを伸ばす。カーフを続け、アルバジの右をかわしたコスタは左ボディフックから右を狙う。残り1分、ダブルレッグをスプロールされたアルバジは左フックをステップバックするが、続く踏込みにパンチを被弾しスイッチ。すぐにオーソに戻したアルバジに、コスタはワンツー、跳びヒザを見せた。

2R、ジャブをパリングし、左ボディショットを放ったコスタ。アルバジは右ローもカットされたが、直後の右ストレートでダウンを奪う。クローズドガードのコスタに左エルボーを落としたアルバジはガードの中にステイする。腕十字を得意とするコスタに対し、アルバジはワキを閉めてボディから顔面にワンツーのリズムでパウンドを落とすと、左を打ち下ろす。コスタも下からヒジや鉄槌を見せるが、腰を切るような動きはない。スクランブルもないコスタに対し、アルバジは腕を取られないよう注意を払いトップコントロールを続け、左右のパンチを落とす。ボディを嫌がったコスタのガードが開き、アルバジは立ち上がって腹から顔面を殴りつける。ヒザ立ちから鉄槌のアルバジび、下のコスタは測らずともKガードのような形になり左手で足を抱えつつ、右で鉄槌を振るった。

最終回、互いにジャブを伸ばすとアルバジが前蹴りを腹に決める。ボディのコンビで前に出るコスタは再び腹をフロントキックで蹴られ、ステップインにダブルレッグを合わされる。全く防御できず背中をつかされたコスタは、ここもスクランブルでなくクローズドを取る。2Rと違い蹴り上げから、コスタはスタンド戻る。しかし、直後の右に右アッパーを合わされてダウン、パウンドの追撃に沈んだ。

「この勝ち方を望んでいた。ビッグファイトを望んでいる。アレックス・ペレスもブランドン・ロイヴァルも欠場した。ショートノーティスでコスタを倒した。ボーナスが欲しい。コーナーがボディが空いていると指示してくれたんだ。『これから上が空くから』って。そして、こういう結果になった。ワールドカップでモロッコの活躍、カタールも価値を高めた。アラブ人にとって素晴らしいことだ」と話した。


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MMA MMAPLANET Report UFC UFN ESPN+74 UFN216 サイドユカップ・カクラモノフ サイード・ヌルマゴメドフ ブログ

【UFN216】ギロチン狙いのサイード・ヌルマゴメドフが、バック命のカクラモノフをニンジャ葬

<バンタム級/5分3R>
サイード・ヌルマゴメドフ(ロシア)
Def.2R3分50秒by ニンジャチョーク
サイドユカップ・カクラモノフ(ウズベキスタン)

すぐに距離を詰め左フックを振るったカクラモノフ。かわして組んだヌルマゴメドフをケージに押し込む。シングルにギロチンを仕掛けたヌルマゴメドフは、離れたカクラモノフにヒザ蹴り、再びギロチンをセットすると引き込む。首が直角になりクローズドで捕らえられたカクラモノフだったが、ケージに押し込んでエスケープ。ガードの中からパンチを打っていく。

再びギロチンに取ったヌルマゴメドフに対し、カクラモノフはジャンプしてサイドに回り無力化すると足を戻されても、さらにパスを狙いつつパウンドを落とす。ヌルマゴメドフはケージを使って立ち上がるが、カクラモノフがバックに回る。シングルを防いで、打撃の間合いになるとヌルメゴメドフがスピニングバックキックを繰り出す。頭がぶつかるような荒いパンチの交換から、ヌルメゴメドフがダブルレッグを狙う。切ったカクラモノフが逆にギロチンを仕掛け、後方にはねられても即正対してトップを取る。最後ばバックを制し左のパンチを打ちつつヌルメゴメドフを崩しに掛かって時間を迎えた。

2R、右オーバーハンドを当て組んだカクラモノフが、バックに回ってテイクダウンを狙う。ヌルメゴメドフは後方へのエルボーも、寝技に持ち込まれバックからカクラモノフを落としきれない。マットに頭から突っ込むようにカクラモノフを振り払おうとしたヌルメゴメドフだが、バックコントロールを許した状態が続く。カクラモノは左のパンチを打ち、ヌルメゴメドフの前転狙いも潰す。前転をすかされ、バックを許したまま亀となったヌルメゴメドフは正対できず、乗り過ぎで前方に落としてもカクラモノフはすぐにダブルレッグを仕掛けてくる。

このタイミングで一瞬ニンジャをセットしたヌルメゴメドフは、直ぐにギロチンに切り替える。ここでカクラモノフがシングルにスイッチ、ヌルメゴメドフも再びニンジャチョークに戻して奪った。


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MMA MMAPLANET o UFN216 ダヴィッド・ドヴォルザーク マネル・ケイプ

【UFN216】キムラを極め、ダウンを2度奪ったケイプがドヴォルザークを下しクリロナ・ポーズ!!

<フライ級/5分3R>
マネル・ケイプ(ポルトガル)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
ダヴィッド・ドヴォルザーク(チェコ)

左右に動くドヴォルザーク、ケイプはケージ中央で待つ。ドヴォルザークが飛び込むように右カーフを蹴って離れる。構えを変えるドヴォルザークに対し、ケイプは背中で手を組みノーガードで挑発。乗らないドヴォルザークが、動いて右カーフを再び蹴る。おいかっけるケイプもスイッチしつつ左の蹴りを繰り出す。カーフに距離を詰められ回るドヴォルザークが、続くステップインにはカウンターを狙う。アッパーをかわし、さらに追いかけて回し蹴りを繰り出したケイプだったが、ここに組んだドヴォルザークがテイクダウンを決める。

クローズドガードを取ったケイプが、下からエルボーを打っていく。上体を起こして右のパウンドを落としたドヴォルザークが担ぎパスを狙う。左足を抜いたドヴォルザークに、ケイプはキムラを仕掛ける。左腕を取られ、前方回転したドヴォルザークだが完全に形に入っている。肩が危険なほどタイトなキムラも、ドヴォルザークは時間に救われた。

2R、ドクターチェックを受け腕を広げ、上に挙げて大丈夫だとドヴォルザークは頷く。初回と同じように足を使うドヴォルザークは、ケイプが距離を詰めると右で迎え撃とうとする。右ストレートを伸ばし、左でカウンターを狙ったドヴォルザークの組みに、ケイプが左フックを入れる。ドヴォルザークは右ストレートを打ち返し、右カーフを蹴る。テンカオを決めたケイプは、右を効かせて距離を詰める。追撃にダウンしたドヴォルザークはニーインショルダーの形で殴られ、離れて鉄槌のケイプが立ち上がり、蹴り上げをかわしてスタンドで待ち受ける、

左右のボディを打ち、さらに左ヒザを決めたケイプが右を当て、左のカウンターでダウンを奪う。すぐに立ち上がったドヴォルザークはボディを抉られてから、顔面を打たれる。ケイプはここでスピニングバックフィストを見せるが、ドヴォルザークが首に手を回しRNCを狙いながらグラウンドに。直後にラウンド終了となった。

最終回、右オーバーハンドから大振りの左フックをかわされたドヴォルザークは、後ろ回し蹴りも距離が合わない。どこを蹴っているという仕草を見せたケイプが右カーフを続け、ジャブをかわす。ケイプのアッパーをかわしたドヴォルザークだが、近い距離で左フックをカウンターで被弾する。と、アイポークがあったとケイプがブレイクを要求する。20秒ほどのインターバルをおいて試合が再開され、ドヴォルザークが右カーフを蹴る。直後に左を当てたケイプは、さらに左のカウンターから飛び込んで右をヒットさせる。

ドヴォルザークはダブルレッグを切られ、左フックを当てるがケイプがボディショットを決める。テンカオ、左アッパーを打ちながら、距離を取って回るようになったケイプはダブルレッグのタイミングで組まれてケージに押し込まれる。ボディにヒザを入れ、離れたドヴォルザークの右をかわしたケイプは余裕の表情でタイムアップを迎えた。

結果、3-0の判定勝ちでオクタゴン3連勝としクリスチャン・ロナウド・ポーズを決めると「キムラでタップを奪えると思った。彼はビーストだ。コーチの指示を聞き、ボディも効かせた。でも、彼は思った以上にタフだった。次、僕は誰も指名する必要はない。誰も僕を指名してこないから」と話した。


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