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Report UFC UFN183 ジェフ・ニール スティーブン・トンプソン ブログ

【UFN183】アウトボクシングで相手の心を折った!? 距離を制したトンプソンがニールにフルマークの判定勝利

<ウェルター級/5分5R>
スティーブン・トンプソン(米国)
Def.3-0:50-45.50-45.50-45
ジェフ・ニール(米国)

トンプソンの右ミドルハイをかわすニール。スイッチする相手に右ロー、さらに中に入ってこようとしたところで右ストレートを打ち下ろすトンプソン。トンプソンの右ハイをブロックしたニールが前に出てくると、トンプソンは左右のボディストレートを突き刺す。トンプソンの蹴りをブロックしながら、ニールは距離を詰め、相手にケージを背負わせて顔面にパンチを合わせる。

距離を保とうとするトンプソンは、ケージを背負っても足を使って左ジャブを返す。手数の面では、トンプソンが上回っている。右サイドキックで距離を保ちながら、ストレートをヒットさせるトンプソン。ニールの左スイングをヘッドスリップでかわす。ラウンド終了間際、バッティングがありトンプソンが右目上をカット。試合は一時中断され、残り15秒で再開。トンプソンがローを当ててラウンドを終えた。

2R、開始早々、距離を詰めるニール。トンプソンは足を使いながら、左ジャブとサイドキックで距離を保つ。足を使うトンプソンに対し、組み付いたニールがケージに押し込む。差し込まれた腕を軸に体勢を入れ替えたトンプソンが離れると、足を使ってパンチをクリーンヒットさせる。右バックスピンキックを繰り出すトンプソン。ニールは手数が少ない。

右ミドル、右ハイを放ち、試合をコントロールするトンプソン。ニールは顔面をガードするが、そのまま手が出ない。トンプソンが中に入ってこようとすると、トンプソンは左ジャブ、右ストレートを合わせる。ニールはロー2連発、トンプソンはすかさず右ミドルから足を使う。さらに右ストレートを使って近づけさせないトンプソン。ラウンド終了間際、相手をケージ際に追い込んだニールが、左クロスをヒットさせた。

3R、互いにサウスポーからスタート。トンプソンは掛け蹴りを使って距離を保ち、相手が近づいてくると右ストレートを合わせる。トンプソンの右ストレート、右ミドルハイをブロックするニール、組み付いてトンプソンをケージに押し込む。しばらくケージを背にしたトンプソンだが、離れると再び足を使い、右ストレートを主体に試合を組み立てる。

手数を増やし、前に出るニールだが、ガードの間からトンプソンのパンチをもらってしまう。ニールの右ジャブをかわすトンプソン。ニールの左ミドルから、再び組み付きケージ際の攻防となるが、ここでニールがマウスピースを吐き落としてしまう。再開後、トンプソンが残り30秒で手数を増やす。ディフェンスを強いられるニールに、トンプソンが右ミドルハイを繰り出して、ラウンドが終了した。

4R、サウスポースタンスから右ジャブを放つトンプソン。頭を下げて距離を詰めるニールだが、足を使うトンプソンを捉えきれない。オーソドックスに戻したトンプソンは右ストレート、ニールはまたも手数が少なくなってしまう。組み付き、相手をケージに押し込んだニールだったが、ここもトンプソンはすぐに脱出。ガードを挙げているニールに単発のパンチを打ち込み、右ヒジも繰り出していく。

試合は完全にトンプソンがコントロール。ニールは左ミドルを放った際に足を滑らせてしまう。左バックスピンキックを放ったあと、足を滑らせて尻もちをついたトンプソンに対し、トップを奪うこともないニールは、気持ちが折れてしまったか。残り1分のところで、パンチあるいはミドルを放ちながら前に出るニール。最後は相手をケージに押し込んでラウンド終了を待った。

最終R、逆転を狙ってかパンチを連打するニール。しかし、トンプソンがパンチを打ち返すと、またもガードを上げて固まってしまう。距離を取るトンプソンが右ストレート、右アッパーをヒット。下がるニールに対して右ボディもヒットさせる。ニールは右ヒジを振るうが、これをかわしたトンプソンが足を使って距離をキープ。ニールの左ストレートをもらいながら、左右のパンチを打ち返す。

コンビネーションの数が増えたトンプソン。やはりニールの手数は減ってしまう。距離が近づき、首相撲から相手をケージに押し込むニールだったが、有利な体勢に持ち込むことはできない。離れたあと、ケージ中央で打ち合う両者。残り1分を切ると、トンプソンは再び足を使って右ストレートを当てる。ニールはパンチを当てても下がってしまうので、印象は悪い。残り10秒、頭を下げながらパンチを振るうニールだったが、トンプソンがかわしきった。

裁定は、ジャッジ3者がトンプソンにフルマークをつけた。


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Report UFC UFN183 ジョゼ・アルド ブログ マルロン・ヴェラ

【UFN183】1P差が1P差に感じられない完璧なゲームメイク、ジョゼ・アルドがヴェラに3-0の判定勝ち

<バンタム級/5分3R>
ジョゼ・アルド(ブラジル)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
マルロン・ヴェラ(エクアドル)

サウスポーのヴェラがローと前蹴り。オーソドックスのアルドはガードを高く上げながら左ジャブを突く。ケージを背負いながら左右のローを繰り出すヴェラに対し、アルドは右フックをふるう。ヴェラがアルドの打ち終わりに組み付き、そのままケージへ押し込んだ。両脇を差して、相手の太ももへヒザを突き刺すヴェラ。アルドは左を差し返し、体勢を入れ替えてケージ際から離れた。

ケージ中央で打撃戦を再開する両者。アルドの左ジャブがヒット、さらに左ボディを打ち込むとヴェラの手数が減る。ヴェラの左ミドル、左ストレートをかわしたアルドが、ローキック、さらに左ボディからの右ローと対角線コンビネーションで攻め込む。ヴェラが組み付くも、すぐに離れたアルド。再び中間距離で右ボディストレートから、さらにボディ&ローのコンビネーションで相手を追い込んだ。

2R、ヴェラの左ストレート、前蹴りをバックステップでかわすアルドが、ボディ打ちで相手を下がらせる。ヴェラの動きに合わせて右ローを繰り出すアルド。さらに左ジャブ、左フックで相手を中に入らせない。アルドが左フックをもらったヴェラはバランスを崩す。組み付きたいヴェラに対して、アルドは自分の距離を保つ。右アッパー、左ボディを繰り出すアルド。ヴェラが前に出るが、そのたびにボディ打ちをもらい下がるようになる。

ここで組み付いたヴェラ、アルドはケージを背負いながらグラウンドに持ち込ませない。体勢を入れ替えたアルドは、首相撲からヒザ蹴り。そして距離を取るが、ここでヴェラが手数を増やし、さらに距離を詰めて組みつく。アルドは首相撲に切り替えてヒザ蹴り。離れるとヴェラがパンチを振るってラウンドを終えた。

最終R、いきなり前に出たヴェラに対し、組み付いたのはアルド。バックに回り、引き倒そうとする。バックにいるアルドに対して右ヒジを放つヴェラだったが、アルドは立っているヴェラからバックマウントを奪った。相手の体を伸ばし、グラウンドに持ち込んだアルド。4の字フックで相手の動きを止め、ケージサイドのアンドレ・ペデネイラスの指示を確認する。

体を起こしたヴェラ、立ち上がるもアルドはバックマウントを奪ったまま。アルドを背負いながら歩くヴェラだが、アルドは離れない。アルドがヴェラの右腕を抱えたところで、ヴェラは再びグラウンドへ。アルドははヴェラの首に腕を回すも、ヴェラもディフェンス。最後までアルドがバックマウントをキープしたまま、試合が終了した。

裁定は、ジャッジ3者とも29-28でアルドの勝利を支持。
結果こそ1ポイント差だが、2Rを奪われたことで3Rをしっかり取りにいったアルドの強さが目立った試合内容だった。


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Report UFC UFN ESPN+41 UFN183 ケイオス・ウィリアムス ブログ ミシェウ・ペレイラ

【UFN183】四次元MMA封印、隙のないミシェウ・ペレイラがケイオス・ウィリアムスに快勝

<ウェルター級/5分3R>
ミシェウ・ペレイラ(ブラジル)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ケイオス・ウィリアムス(米国)

コール時に既にブレイクダンスを見せたペレイラ。左ローを蹴ったウィリアムスに対し、遠いレンジを保つペレイラはワンツーから前蹴りを入れる。既にUFC最長試合時間となったウィリアムスは、待ちの姿勢で距離を保つ。ペレイラの前蹴りに、前に出てロングフックをウィリアムスが繰り出す。ペレイラはワンツーを見せ、離れて左ミドルハイ。ケージを蹴ってのパンチをステップバックしたウィリアムスは、距離が近づくとクリンチ。ペレイラがヒザを放っては離れる。

ウィリアムスの右オーバーハンドは遠かったが、前蹴りをキャッチして右を当てる。急ぎ間合いを外したペレイラは、四次元MMAを封印しソリッドなファイトを展開する。ウィリアムスはまたも前蹴りに右をヒットさせる。とはいえ自ら距離を詰めることはなく、受動態ファイトのウィリアムスに対し、ペレイラは接近戦でヒザを突き上げる。ウィリアムスのローをジャンプしてかわしたペレイラ、直後に時間となった。

2R、左右に回りながら左ジャブを伸ばすペレイラは、ウィリアムスのステップインを下がってかわす。続くワンツーは届かなかったが、スイッチしながら右オーバーハンドを当てる。直後にワンツーフックを返し、クリンチではケージにペレイラを押し込んだウィリアムスが自ら離れる。

左右のローからウィリアムスが右ロー、ペレイラも距離を詰めてジャブ&ストレートを構えを変えつつ狙う。ジャブを差し合い、直後にウィリアムスが右オーバーハンドもペレイラがかわす。パンチを合わされることを恐れずペレイラが右前蹴りを続け、ウィリアムスは左右のフックから真っすぐ下がったペレイラをケージに押し込む。体を入れ替えて鋭いヒザをボディに突き刺すペレイラは、離れて前蹴りから右を入れる。

フックを空振りして姿勢を乱したウィリアムスのバックに回ったペレイラが、スタンドバックに回りRNCへ。そのまま両足をフックしてグラウンドに持ちこんだ直後にラウンド終了も¥、この回はペレイラが取った。

最終回、マットに手をついて蹴りを見せたペレイラが、左ジャブを伸ばす。続いて左リードジャブを当てると、ウィリアムスはローを返してジャブに左フックを合わせようとする。ペレイラは左ハイ、両手をマットにつけてカンガルーキックと得意の無駄な動きを繰り出す。このような動きを見せるということは、調子に乗ってきた感があるペレイラは、左ジャブを当て首相撲に。

パンチがかなり荒く流れ気味になってきたウィリアムスは、動きも落ち攻撃の幅がないことを露呈していく。とペレイラはダブルレッグから一気にテイクダウンを決めてサイドで抑える。ニーインベリーにも左腕を差して立ち上がったウィリアムス。試合は残り1分に。

ウィリアムスが右ボディフック、ペレイラは右前蹴りへ。続く蹴りに右を当てに行ったウィリアムスだが、直後にダブルレッグでテイクダウンを許すとペレイラはエルボー、鉄槌を続けてタイムアップに。

正統派MMAで判定勝ちしたペレイラは「アンソニー・ペティス、お前も勝って。俺も勝った。ゴー、ゴー、2週間後でも3週間でも」と話した。


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Report UFC UFN ESPN+41 UFN183 ブログ マルロン・モラエス ロブ・フォント

【UFN183】ロブ・フォント、MMAでマルロン・モラエスにリードを許すも殴り勝ちバンタム級最前線へ

<バンタム級/5分3R>
ロブ・フォント(米国)
Def.1R3分47秒by TKO
マルロン・モラエス(ブラジル)

まず右ミドルを見せたモラエスは、左ジャブを打たれ直後にダブルレッグでテイクダウンを決める。スクランブルにギロチンに入ったモラエスだが、クレイドルからスクランブルに持ち込んだフォントが立ち上がってヒザを腹に突き刺す。モラエスはボディロックから持ち上げて再びテイクダウン、一旦ハーフで抑える。

体を起こしてパンチを落としたモラエスはハーフに取り、枕でプレッシャーを与え一気にパスを決める。フォントはスクランブルに持ちこんでスタンドに戻ると右フックを入れ、モラエスも左フックをヒットさせる。直後にスピニングバックキックを狙ったモラエスを左ジャブで後退させると、右アッパーを突き上げる。

前方に崩れて動きが止まったモラエスは、パンチを受けながら上を向くが殴られ続け勝負は決した。コーリー・サンドハーゲン戦に続き連敗となったモラエス、フォントが彼に代わりバンタム級最前線に躍り出た。


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Report UFC UFN ESPN+41 UFN183 グレッグ・ハーディー ブログ マルチン・ティブラ

【UFN183】寝かされると──マ〇ロ?! 初回劣勢のティブラが2Rにハーディーをパウンドアウト

<ヘビー級/5分3R>
マルチン・ティブラ(ポーランド)
Def.2R4分31秒by TKO
グレッグ・ハーディー(米国)

サウスポーのティブラが蹴り足をキャッチするが、ハーディーはすぐに抜いて離れる。左右のパンチで前に出たティブラはオーソに構え前蹴り、ハーディーが右を伸ばす。左の蹴りから、左オーバーハンドのティブラだが距離は遠い。ハーディーは左ジャブを伸ばし、前進に右クロスを合わせようとする。ティブラのローに右を当ていくハーディーが左ボディに続き、左フックを打ち込む。

一瞬動きが止まったティブラは、ここから距離を詰められなくなる。ローを蹴られても、右ストレートをヒットさせたハーディーは、シングルを切りパンチをまとめる。右ストレートを7発、エルボーを入れたハーディーは攻め急ぐことなく、初回を取った。

2R、初回より近い距離でパンチを出すハーディー。ティブラも下がることなく左を伸ばす。パンチスピードで優るハーディーだが、打ち終わりに右を打たれる場面も。それでもテイクダウン狙いをかわし、右を当てるなど攻撃を見えているハーディーだったが、近い距離で戦うことで動きが多くなり、肩で息をするようになる。

ティブラは蹴りと交えて、前に出る圧力を与えるとついにダブルレッグでテイクダウンに成功する。ボディロックでスクランブルを許さなかったティブラが、背中をつかせハーフで抑える。エルボーから鉄槌、左右のパンチをまとめられたハーディーは両手で顔を覆うばかりで動けない。そのまま殴られるハーディーを見てレフェリーが試合を止めた。

2020年、4勝目を挙げたティブラは「忙しい1年だった。正直、疲れている。でも、このままいきたいね。初回はテイクダウンすることは難しいと思っていたから疲れさせた。コーチの言う通り、倒してしまうと彼のディフェンスは酷いモノだったよ」と勝利を振り返った。


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Report UFC UFN ESPN+41 UFN183 アレックス・モロノ アンソニー・ペティス ブログ

【UFN183】スピニングバックヒールキック!! 序盤の劣勢を跳ね返し、ペティスがモロノからしっかり逆転勝ち

<ウェルター級/5分3R>
アンソニー・ペティス(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
アレックス・モロノ(米国)

右ローからスイッチして飛び蹴りを見せたペティスが、スリップして尻もちをつく。すかさず背中を取り、両足をフックしたモロノはパンチを打ち絞めを狙う。ペティスは手首を掴んで防御に徹すると、上を向かされた時に腰をずらしていく。四の字フックに移行したモロノだが足がオープンになった刹那、胸を合わせることに成功する。

モロノの三角絞めを防いでスタンドに戻ったペティスが左ミドルを入れる。ローやスピニングバックキックを見せたペティスに組みついたモロノが、バックからテイクダウンを仕掛けたところで、ペティスはリバースしトップへ。時間となった。

2R、左に回りながらサイドキックを繰り出すペティスに対し、モロノは右ハイを蹴り打撃戦にも応じる。右のカウンターを入れたペティスは、シングルレッグを切り右をアゴに打ち込む。フックの応酬でペティスは左フックを当て、モロノに疲弊が見られるようになる。スピニングバックフィストは察知されたペティスは、サークリングから左ボディフックを当てる。追いかけるモロノは、カカト落としは避けるが左ストレートを被弾し、自身の攻撃は当たらなくなっている。

ペティスはモロノのステップインに左ヒザを合わせ、右ジャブをクロスで入れる。その後も前進にカウンターの左フック、殴りながら足を払って崩しを決めたペティスが、ラウンドを取り返した。

最終回、左ハイをキャッチしたモロノ。ペティスは足を抜いて、右カカト落としを繰り出す。左ロングをかわされ、バランスを崩したペティスのバックに回ったモロノは前進にも背中を取り続ける。胸を合わせ、リバーサルしたペティスは腰をコントロールしてハーフで抑える。モロノは背中をケージにつけたが、立ち上がることはできない。

それでもスイープを仕掛けるモロノだが、ペティスは許さずガードの中から細かいパンチを落とす。モロノはケージに押し込まれ窮屈な姿勢が続くなかで背中を譲って立ち上がり、胸を合わせる。ペティスは押し込みから離れ、右ボディフックを入れると、右ローから右スピニングヒールキックへ。テンプルに受けて足が泳いだモロノに組んでいく。

ペティスはギロチンからスイープを決め、最後はトップで試合終了を迎え3-0の判定勝ちを収めた。「初回は僕の失敗だった。でも、寝技でもロバート・ドライスデールが自信を与えてくれた。ウェルター級でも感じは良いけど、ライト級に落としベルトを目指すよ」と話した。


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Report UFC UFN ESPN+41 UFN183 コディ・ダーデン ジミー・フリック ブログ

【UFN183】左ハイをキャッチされ、飛びつき三角へ。ジミー・フリック、5万ドル確実のデビューWin

<フライ級/5分3R>
ジミー・フリック(米国)
Def.1R3分18秒by三角絞め
コディー・ダーデン(米国)

フリックの右ローをかわしたダーデンが、右リードアッパーからフックを打っていく。ローをキャッチしてテイクダウンを奪ったダーデンがそのままバックマウントへ。背中が伸びたフリックは上を向きつつスクランブルに持ちこみ、最悪の状態から逃れる。それでもスタンドでバックを許した状態のフリックに対し、ダーデンが自ら離れジャブを入れる。さらに右フックを打ちこんだダーデンが、右ローを当てる。

フリックは右ハイからダブルレッグを仕掛けるも、切ったダーデンがパンチを当てる。厳しい時間が続くフリックが左ハイを蹴る。これをダーデンがキャッチすると、フリックは飛びつき三角へ。背中をマットにつけて、左足を引き寄せてセットアップ。頭を抑えられたダーデンがタップし、フリックが劣勢のなかでスーパーフィニッシュを見せた。

「フィニッシュがしたいんだ。フィニッシュしたくて戦っている。ハイキックを掴まれた時に、三角だって思ったんだ。次、今は少しケガをしているから……今年、4試合を戦い、5度の計量を行った。フライ級チャンピオンシップは3週間空いたけど、僕とコディーは2週連続だった。次? 今はケガを治して、家族と過ごし──トップ15と戦いたい。できれば数週間のフルキャンプをして」とフリックは話した。


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News UFC UFN ESPN+41 UFN183 アンソニー・ペティス ケイオス・ウィリアムス ジェフ・ニール ジミー・フリック ジョゼ・アルド スティーブン・トンプソン ブログ マルロン・ヴェラ ミシェウ・ペレイラ

【UFN184】計量結果 2020年ラストUFCはジョゼ・アルド✖チート・ヴェラ&ペレイラ✖ケイオス

【写真】アルドはチートの足を止めることができるのk (C)Zuffa/UFC

18日(金・現地時間)、19日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN183:UFN on ESPN+41「Thompson vs Neal」の計量が行われた。

2020年最後のUFCは新型コロナウィルスが理由で変更されたカードが5試合と、今年を象徴するような大会となった。


メインでウェルター級のスティーブン・トンプソン✖ジェフ・ニールという渋いカードが用意された今大会、再注目はコ・メインのバンタム級の一番ジョゼ・アルド✖マルロン・ヴェラだ。

現状3連敗の元フェザー級チャンピオンのアルドだが、その相手はアレキサンダー・ヴォルカノフスキー、マルロン・モラエス、そしてUFC世界バンタム級王座決定戦で戦ったピョートル・ヤンだ。そのヤン戦では敗れてなお、アルドは中盤のローキックをボディを効かせるド迫力の攻撃を見せている。

一方のチートことヴェラは負傷絡みとはいえ、あのショーン・オマリーに初黒星をつけて勢いに乗る。スイッチヒッター、途切れることなく攻撃を繰り出す──ノンストップ現代MMAファイターだ。蹴り技を駆使するので腰は立ち気味でありながら、打撃とクリンチの融合は既に一体化という表現が相応しい。一つひとつの重厚感はアルドだが、ヴェラのハイペースに楔を打ち込むことができなければ、3Rで捕まえることは簡単ではないだろう。

さらに塩梅を掴んだ四次元MMAのミシェウ・ペレイラは、戦慄の2試合連続30秒以内KO勝ちケイオス・ウィリアムスとマッチアップされた。ペレイラが変則的な動き、ウィリアムスが右ストレートを当てることができるのか。

足を止めるわけではないが、ヒザ蹴りも含め近距離戦も弱くないペレイラとウィリアムス、一瞬の交錯で決着がつく緊張感あふれる攻防が見られそうだ。

さらにアンソニー・ペティス、マルロン・モラエス、グレッグ・ハーディーというヘッドライナー級のファイターがズラリと並んだ今大会。先週の大会で計量後に流れたジミー・フリック✖コディー・ダーデンのフライ級マッチも見逃せない。

■視聴方法(予定)
12月20日(日・日本時間)
午前6時~UFC FIGHT PASS

■UFN183計量結果

<ウェルター級/5分5R>
スティーブン・トンプソン: 170ポンド(77.11キロ)
ジェフ・ニール: 171ポンド(77.56キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジョゼ・アルド: 136ポンド(61.69キロ)
マルロン・ヴェラ: 136ポンド(61.69キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ミシェウ・ペレイラ: 170ポンド(77.11キロ)
ケイオス・ウィリアムス: 169.5ポンド(76.88キロ)

<バンタム級/5分3R>
マルロン・モラエス: 135.5ポンド(61.46キロ)
ロブ・フォント: 136ポンド(61.69キロ)

<ヘビー級/5分3R>
マルチン・ティブラ: 255ポンド(115.66キロ)
グレッグ・ハーディー: 266ポンド(120.65キロ)

<ウェルター級/5分3R>
アンソニー・ペティス: 170ポンド(77.11キロ)
アレックス・モロノ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
パニー・キアンザド: 135.5ポンド(61.46キロ)
シジャラー・ユーバンクス: 136ポンド(61.69キロ)

<195ポンド契約/5分3R>
デロン・ウィン: 194.5ポンド(88.22キロ)
アントニオ・アローヨ: 194ポンド(87.99キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジリアン・ロバートソン: 125ポンド(56.7キロ)
タイラ・サントス: 126ポンド(57.15キロ)

<ミドル級/5分3R>
タフォン・エヌシュクウィ: 186ポンド(84.37キロ)
ジェイミー・ピケット: 184.5ポンド(83.68キロ)

<フライ級/5分3R>
ジミー・フリック: 125ポンド(56.7キロ)
コディー・ダーデン: 126ポンド(57.15キロ)

<160ポンド契約/5分3R>
カールトン・マイナス: 159.5 ポンド(72.34キロ)
クリストス・ギアゴス: 159 ポンド(72.12キロ)

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Report UFC UFN ESPN+41 UFN183 ハファエル・ドスアンジョス ブログ ポール・フェルダー

【UFN183】スプリットで一票が入ったフェルダーが首を傾げ、ドスアンジョスが手堅く判定勝ち

<ライト級/5分5R>
ハファエル・ドスアンジョス(ブラジル)
Def.2-1:50-45.50-45.47-48
ポール・フェルダー(米国)

5日前の代役出場、フェルダーが左ローを蹴る。ドスアンジョスの左エルボーに左フック、右を放つフェルダーが右ヒザへ。ドスアンジョスは左ミドル、左ハイ、そして左ストレートを繰り出す。フェルダーのスピニングバックフィストは空振りに、ドスアンジョスはダブルレッグを仕掛けケージに押し込んでテイクダウンを奪う。ケージを背負うように移動したフェルダーが立ち上がるが、ドスアンジョスはスタンドで肩固め、ヒザを入れてダブルレッグを再び仕掛ける。

切って離れたフェルダーが左から右を伸ばすと、ドスアンジョスが左を打ちこむ。続いて左ボディを受けたフェルダーはやや動きが落ち始めたか。左フック、ワンツー左、そして左ストレートを当てたドスアンジョスは、同時に組みを見せる展開のなかでケージに押し込まれる。体を入れ替えてがぶったドスアンジョスに対し、フェルダーはヒザをつく。起き上ったフェルダーの腹にヒザを入れ、左フックを打ち抜いたドスアンジョスが初回をリードした。

2R、左ミドルをブロックしたドスアンジョスは、直後にケージ押し込まれるがダブルにもテイクダウンを許さない。離れて右カーフを蹴ったフェルダーは、右を当てダブルレッグを再び切る。エルボーを打ち合い、距離を取った両者。ドスアンジョスがミドルを蹴り、左ストレートをヒットさせる。さらにワンツーを入れたドスアンジョスに対し、フェルダーが左右のヒジを打っていく。左ボディフックを打ち抜いたドスアンジョスが、またもダブルレッグ。小外でテイクダウンを決める。

立ち上がったフェルダーのバックに回り、ヒザで顔面を狙ったドスアンジョスは、フェルダーのキムラを防ぐと残り10秒で離れ、左ストレートをヒットした。

3R、右ミドルハイを蹴ったフェルダーが、左ローを2発から右ヒザを放つ。クリンチからダブルに切り替えたドスアンジョスは、離れて左ボディストレートから右を伸ばす。ここで組みついたフェルダーが、ケージに押し込みエルボーを狙う。このタイミングで離れた刹那、ダブルレッグを決めたドスアンジョスがフェルダーに背中をマットにつけさせる。

スクランブルで背中を譲りつつ、胸を合わせフェルダーが立ち上がる。押しつけてエルボー、離れて左を当てたドスアンジョスはワンツーを入れて、ここもダブルへ。とドスアンジョスは肩にフェルダーを乗せて、大きく持ち上げてスラムを決める。ハーフのフェルダーがキムラを防いだところで時間を迎えた。

4R、跳びヒザから右を当てたフェルダーは右ミドル、続いてワンツーフックを打ち込む。ダブルを切られたドスアンジョスは右アッパーを被弾する。ギアを上げたフェルダーに対し、ドスアンジョスが左ミドルを2発蹴り、ワンツーへ。パンチの交換のなかでダブル→クリンチのドスアンジョスは時間を使う。やがてフェルダーは首相撲でヒザを突きあげると、ドスアンジョスが離れる。パンチ、ヒザ、蹴りと手数を増やすフェルダーが、左フックにダブルレッグを合わせ、クリーンテイクダウンを奪う。ケージまで下がったドスアンジョスは頭を押して逃れると、バックに回り右で殴る。フェルダーが起き上り、ラウンド終了に。

最終回、左を打ち合った両者、ドスアンジョスをミドルに対し、フェルダーは右ローに続き、右ハイを繰り出す。ドスアンジョスはダブルを切られるが、次の打撃の交換のさなかにダブルレッグでドライブ、ケージ際へ。エルボーを当て、左ストレートをヒットしたドスアンジョスがすかさずダブルレッグでテイクダウンを決める。フェルダーはハーフに取り、ドスアンジョスはここでも時間をかけ肩固めへ。対処されても抑えていれば勝利が近づくドスアンジョスは鉄槌を落とし、パスから上四方で抑える。

体を捻り、シングルを狙いつつ亀になったフェルダーは、バックを譲って立ち上がる。自ら尻もちをついてテイクダウンを狙ったドスアンジョスだが、フェルダーは立ち上がってケージを背負う。最後の20秒で、ダブルレッグで尻もちをつかせたドスアンジョス、背中を見せたフェルダーにパンチを落としタイムアップを迎えた。

結果、48-47で自らの名前が先に呼ばれると首を傾げたフェルダーはスプリットで敗れたが、失うもののないメインイベンターを務め終えた。


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Report UFC UFN ESPN+41 UFN183 アブドゥル・ラザク ケイオス・ウィリアムス ブログ

【UFN183】ケイオス・ウィリアムス、右ストレート一発。30秒でラザクを失神KO。8連勝、11勝1敗に

<172.5ポンド契約/5分3R>
ケイオス・ウィリアムス(米国)
Def.1R0分30秒by KO
アブドゥル・ラザク(米国)

ラザクが体重オーバーでキャッチ戦となった試合。右ローをまず蹴ったウィリアムス、ラザクも右ローを返す。続くラザクの右ローにラザクが右ストレートを合わせる。この一発で、真っすぐ後ろに倒れたラザクは体を硬直させて失神。

ケイオス・ウィリアムスが30秒KO勝ちで、UFCで3連勝となる8連勝を達成し、通算戦績を11勝1敗とした。


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