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【UFC284】ローマ・ルックンブミー、バックを取ってテイクダウン。RNCでキャリア初の一本勝ち

<女子ストロー級/5分3R>
ローマ・ルックンブンミー(タイ)
Def.2R0分44秒by TKO
アリス・リード(米国)

鋭い右ローを蹴ったローマ。リードは後ろ回し蹴りを繰り出す。左に回るリードを追いかけて右を伸ばすローマは、リードが前に出てくるとフックで迎え撃とうとする。右を当て、細かいパンチをまとめたリードは、テコンドー出身で踏込みが速い。フットワークは使わないが、蹴りそのおのが速いローマがミドル、ローを蹴る。ローマの前蹴りをかわして、ステップインからワンツーを放つリードが組みへ。ヒザ蹴りをボディを受けながらケージに押し込んだリードは、首を抱えられて前方への投げを耐えたところで、後方に倒される。

ハーフでブリッジするように上を取ったリードはZハーフを取らせず、左にパンチを落とす背中を見せたローマは両足をフックされ後方から殴られる。このまま時間となりリードが初回を取った。

2R 右ローを連続で蹴ったローマは、リードの右ストレートにかわしてダックアンダー。バックに回ってリフトアップからテイクダウン。グラウンドに持ち込むと、両足をフックしてRNCへ。リードがタップした瞬間、ローマは大興奮で絶叫した。

キャリア初の一本勝ちにウィナーコールでも勝利の雄叫びを挙げたローマは「初回を落としていたので、2Rを絶対に支配して取らないといけないと思った。作戦は全てをぶつけることだった」とローマは話した。


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『UFC 284: Makhachev vs. Volkanovski』速報


UFC 284 ‘Makhachev vs. Volkanovski’ Play-by-Play, Results & Round Scoring(Sherdog)



 上記を参照。以下、速報です。続きを読む・・・
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MMA o ONE UFC UFC284   アレックス・ヴォルカノフスキー イスラム・マカチェフ コナー・マクレガー ダスティン・ポイエー

イスラム・マカチェフが『UFC 284』をプロモーション不足だと批判→デイナ・ホワイトが反論


 『UFC 284: Makhachev vs. Volkanovski』でアレックス・ヴォルカノフスキーを相手にライト級王座防衛戦を行うイスラム・マカチェフが以下のコメント。

「大々的にプロモーションしているようには見えない。デイナ・ホワイトにも問題がある。彼はこの試合にあまり注意を払っていない。ここパースでは、誰もがこの試合について知っていて、楽しみにしている。それに、PPVに関しては、もっとできたはずだ。俺はヴォルカノフスキーをシドニーで1度見ただけだった。世界中で記者会見を開くこともできただろう。アメリカで記者会見を開くこともできたはずだ」

 また、MMA業界からも完全撤退を宣言したハビブ・ヌルマゴメドフがセコンドに就かない件については以下のコメント。

「彼がコーナーにいる方が、ずっと良い。アブダビ(『UFC 280』のチャールズ・オリヴェイラ戦)では、ちょっとしたことでコントロールを失ってしまっても、『ここでスピードを落とせ、ここでもっとプレッシャーをかけろ』と言ってくれた。そういう経験豊富な人がいると、有利なのは否定できない」


 この件についてデイナ・ホワイトが以下のコメント。

「まず第一に彼はダゲスタンに住んでいる。この試合のプロモーションのことを知っているのか? 何も知らないだろう。歴代トップ5に入るビッグファイトだ。そもそも、このイベントは完売だ。パースでチケットを取ろうと思っても取れない。そして、このイベントはオーストラリアで最大のPPVイベントになりそうだし、コナー・マクレガー vs. ダスティン・ポイエー3の記録を破ることになるだろう。だから、この試合がプロモーションされていないなんて、バカげている。インターネットのデタラメだ」続きを読む・・・
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【UFC284】計量終了 マカチェフ「皆を狼狽えさせる」✖ヴォルカノフスキー「全てをぶっ飛ばす」

【写真】フェザー級の時と同じ動きができるならヴォルカノフスキーにも分があるが、マカチェフの完封劇もある(C)Zuffa/UFC

明日12日(日・現地時間)に豪州はパースのRACアリーナで開催されるUFC 284「Makhachev vs Volkanovski」の計量が行われた。

3年3カ月ぶりの豪州大会のメインはUFC世界フェザー級王者アレックス・ヴォルカノフスキーが、UFC世界ライト級王者イスラム・マカチェフに挑むチャンプチャンプ対決が組まれた。

コメインは王者がライト級王座を目指すフェザー級の暫定王座決定戦がジャイー・ロドリゲスがとジョシュ・エメットの間で争われる。


総勢9名ものご当地ファイターが出場する今大会、一番人気は当然のようにヴォルカノフスキーで、オージーファンの大声援を受けたのとは対照的に、マカチェフには大ブーイングが送られた。

固く握手をしてフェイスオフを行った両者、まずヴォルカノフスキーが「明日は全てを賭けて危険な戦いをする。でも、全てをぶっ飛ばす。Let’s go!!」とシャウトする。

対してマカチェフは「ここに20日間滞在して、皆のことを愛している。でも明日は皆を狼狽えさせる。ありがとう」と話し、大地がうねるようなブーイングを浴びた。なおフライ級のクレイジソン・ホドリゲスとライト級のズベア・トホゴフが体重オーバーで、それぞれシャノン・ロス、エイヴェス・ブレネルとキャッチウェイトで戦うことになっている。

■視聴方法(予定)
2月12日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
正午~PPV
正午~WOWOWライブ

■UFC284計量結果

<UFC世界ライト級選手権試合/5分5R>
[王者]イスラム・マカチェフ: 155ポンド(70.31キロ)
[挑戦者]アレックス・ヴォルカノフスキー: 154.5ポンド(70.08キロ)

<UFC世界暫定フェザー級王座決定戦/5分5R>
[正規王者] ジャイー・ロドリゲス: 145ポンド(65.77キロ)
[暫定王者]ジョシュ・エメット: 145ポンド(65.77キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ランディ・ブラウン: 171ポンド(77.56キロ
ジャック・デラ・マダレナ: 171ポンド(77.56キロ

<ヘビー級/5分3R>
ジャスティン・タファ266ポンド(120.65キロ)
パーカー・ボーター: 264 ポンド(119.74キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ジミー・クルート: 204.5ポンド(92.76キロ)
アロンゾ・メニフィールド: 206ポンド(93.44キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
タイソン・ペドロ: 206ポンド(93.44キロ)
モデスタス・ブカウスカス: 206ポンド(93.44キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジョシュア・クリバオ: 146ポンド(66.22キロ)
メルシック・バダザリアン: 146ポンド(66.22キロ)

<フライ級/5分3R>
クレイジソン・ホドリゲス: 127ポンド(57.6キロ)
シャノン・ロス: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ライト級/5分3R>
ジェイミー・マラーキー: 155ポンド(70.31キロ)
フランシスコ・プラド: 154.5ポンド(70.08キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジャック・ジェンキンス: 145.5ポンド(66.0キロ)
ドン・ジェイニス: 146ポンド(66.22キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ローマ・ルックンブンミー: 115.5ポンド(52.38キロ)
イズマエル・ボンフィム: 115.5ポンド(52.38キロ)

<フェザー級/5分3R>
ブレイク・ビルダー: 146ポンド(66.22キロ)
シェーン・ヤング: 146ポンド(66.22キロ)

<ライト級/5分3R>
ズベア・トホゴフ: 157.5ポンド(71.44キロ)
エイヴェス・ブレネル: 155.5ポンド(70.53キロ)

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【UFC284】元K-1戦士バダザリアンと対戦、ジョシュア・クリバオ─02─「向うが倒す機会を与えてくれる」

【写真】根性ファイトとスコリング、エンターテイメントと勝負論。ファイトだけでなく、思考的にもバランスが取れているクリバオ (C)MMAPLANET

12日(日・現地時間)、豪州はパースのRACアリーナで開催されるUFC 284「Makhachev vs Volkanovski」でメルシック・バダザリアンと対戦するジョシュア・クリバオ・インタビュー後編。

元K-1ファイターで、強烈勢いでパンチと蹴りを武器に戦うバダザリアンを前にして、クリバオにMMAの戦い方を尋ねた。高いファイトIQを誇るクリバオはエンタータイメントと競技の両面からMMAを理解し、また彼流のエキサイティングなファイトの定義を話してくれた。

<ジョシュア・クリオバ・インタビューPart.01はコチラから>


──ファンの後押しは嬉しい限りだと思いますが、ジョシュアのように規律と我慢をもって戦っていると、その声援に乗せられて自制心を失いアグレッシブになり過ぎることはないですか。

「とはいってもファイトはエンタータイメントでもあるしね、そうできる時は皆が喜ぶ試合をしようと心掛けてはいるよ。だから、皆が試合を見に来てくれるわけだし。と同時にはファイティングはスポーツで、勝敗が全て。絶対に勝たないといけない。エンターテイメントとは相手を殴ること。だけど、少しぐらい退屈になっても勝利が必要だ。エキサイティングな試合を心掛けて、勝つ。そのバランスを取ることが大切になってくる」

──シンガポールのチェ・スンウ戦。3Rは攻めまれ、思うように戦えなかったかと。

「最初の2つのラウンドを取っていることは分かっていた。だから、自分から攻めることはしなかった。ちょっとそこの塩梅が難しかったね。リスク管理をした結果だよ」

──逆に最初の2つのラウンドを失っていても、そのままの戦いを続けてしまう選手もいます。

「う~ん、もう後がない時は攻めるしかないよ。それでピンチを招いたり、相手が有利になったとしても攻めないと勝てないんだから。ジャッジの裁定で不利だと思っているなら、やるしかない。何よりも忘れてならないのは勝っている時も、負けている時もやるべきことをやるということ。それがファイトだよ」

ブレイキンバック そのために必要なのは、魔裟斗のスピリットだ(笑)。

──ただファイターも人間で。人間は逆転を狙うよりも倒されないこと、極められないようサバイブが目的になることがあります。

「そうならないために自分が不利な状態での練習が欠かせないんだ。試合でそのような状況にならない方が良い──でも、自分が追い込まれた場面を想定して練習しなければならない。そういう条件下で練習をしていると、実戦が楽に感じられるんだよ」

──ここまで質問は実は日曜日の対戦相手メルシック・バダザリアンが、爆発力のあるアグレッシブな元キックボクサーだからさせてもらってきました。今話したような様々な状況で、ジョシュアはどのような選択するのか。

「彼は頭を殴ってKOするために、前に出て来る。きっと、それは彼の戦闘本能がああいう戦いをさせているのだろう。そう対戦相手が僕を殺しに来る。そういう気持ちでオクタゴンに向かう。そして、最高のジョシュア・クリバオを魅せるつもりだ。

バダザリアンが前に出てくることで、この試合は本当にエキサイティングなモノになる。そうなることが嬉しいよ」

──ジョシュアは相手をおびき寄せて、殴ることに長けています。

「彼が下がって、僕が前に出るような展開だと実際はファンが楽しめる試合にはならないだろう。でも、バダザリアンが懸命に倒しにくれば話は別だ。ファンに最高の試合を見せる自信があるよ。

アグレッシブに前に、前にという風に戦う相手は戦いやすい。チェ・スンウ戦を思い出してほしい。彼が攻めてくるところで、僕はダウンを何度か奪っている。フィニッシュに近づいたシーンもあった。前に出て攻めてくる相手は、僕に隙を見せている。向うが僕にフィニッシュの機会を与えているんだ」

(C)Zuffa/UFC

──そんななかバダザリアンのどの攻撃には警戒が必要だと考えていますか。

「良いテクニックを全般的に持っているけど、一発の威力が強い左のパンチと同じく左の蹴りかな。でも、怖くはない。そしてグラップリングの展開になると、彼に勝ち目はなくなる。まぁ、ぼくが下になることはないけどね。スタンドの展開では僕がケージを背負うことになっても、相手に背負わせても彼は僕の正面に立たないことだ。

試合毎に成長したベストバージョンの状態で戦う。ファイトウィークに記者会見があり、ファンの姿を見ることができる。全てが自然の流れで進んでいることで、僕も凄く落ち着いている。このまま良い調子で、オクタゴンに上がりたい。重ねて言うけど、バダザリアンが倒しにくれば、ファイトは僕のモノだ。

そして、前の試合からどれだけ成長したかを皆に見てほしい。バダザリアンを完全ドミネイトする。新しくなり、以前と違う戦いができるジョシュア・クリバオを見てもらう」

■視聴方法(予定)
2月12日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
正午~PPV
正午~WOWOWライブ

■UFC284対戦カード

<UFC世界ライト級選手権試合/5分5R>
[王者]イスラム・マカチェフ(ロシア)
[挑戦者]アレックス・ヴォルカノフスキー(豪州)

<UFC世界暫定フェザー級王座決定戦/5分5R>
[正規王者] ジャイー・ロドリゲス(メキシコ)
[暫定王者]ジョシュ・エメット(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ランディ・ブラウン(ジャマイカ)
ジャック・デラ・マダレナ(豪州)

<ヘビー級/5分3R>
ジャスティン・タファ(豪州)
パーカー・ボーター(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ジミー・クルート(豪州)
アロンゾ・メニフィールド(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
タイソン・ペドロ(豪州)
モデスタス・ブカウスカス(リトアニア)

<フェザー級/5分3R>
ジョシュア・クリバオ(豪州)
メルシック・バダザリアン(アルメニア)

<フライ級/5分3R>
クレイジソン・ホドリゲス(ブラジル)
シャノン・ロス(豪州)

<ライト級/5分3R>
ジェイミー・マラーキー(豪州)
フランシスコ・プラド(アルゼンチン)

<フェザー級/5分3R>
ジャック・ジェンキンス(豪州)
ドン・ジェイニス(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
ローマ・ルックンブンミー(タイ)
イズマエル・ボンフィム(ブラジル)

The post 【UFC284】元K-1戦士バダザリアンと対戦、ジョシュア・クリバオ─02─「向うが倒す機会を与えてくれる」 first appeared on MMAPLANET.
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K-1 MMA MMAPLANET o ONE ONE Championship RIZIN UFC UFC284   アレックス・ヴォルカノフスキー イスラム・マカチェフ イズマエル・ボンフィム キック クレイジソン・ホドリゲス シャノン・ロス ジェイミー・マラーキー ジャイー・ロドリゲス ジャック・ジェンキンス ジャック・デラ・マダレナ ジョシュア・クリバオ ジョシュ・エメット ズベア・トホゴフ ブレイク・ビルダー ボクシング メルシック・バダザリアン ランディ・ブラウン ローマ・ルックンブンミー

【UFC284】日本通? ジョシュア・クリバオ─01─「日本の市場はUFCが介入しづらい状況が整っている」

【写真】クリバオとブレインバック・コーチ。コーチはシドニー郊外にジムを持つ──ウィーン生まれもオーストリア人 (C)MMAPLANET

12日(日・現地時間)、豪州はパースのRACアリーナでUFC 284「Makhachev vs Volkanovski」が開催される。

2019年10月にメルボルンで行われたUFC243以来の豪州大会には、メインでUFC世界ライト級王者イスラム・マカチェフに挑む世界フェザー級王者アレックス・ヴォルカノフスキーを筆頭に総勢9名ものダウンアンダーUFCファイターが出場する。

その中の1人がフェザー級でメルシック・バダザリアンと対戦するジョシュア・クリバオだ。クリバオはオクタゴン戦績2勝1敗1分、通算戦績10勝1敗1分のファイターだ。殴り合いでなくてもダウンを奪う──そんなMMA IQの高さを駆使しながら、喧嘩上等のファイトもやってのける。

殴り合いもスコアリングもできるクリバオの日本のMMA事情に対する見識の高さの驚いていると、その原因がコーチにあることが分かった。それにしても未知の国への理解力の高さと言語化する力……なぜ、クリバオがあれだけファイトIQの高い試合を実行できるのか、理解できたような気がする。


――ジョシュア、次の日曜日の朝にコロナ後に初めて豪州で開催されるUFCでメルシック・バダザリアンと対戦します。今の気持ちを教えてください。

「いつだってファンの前で、その声援を受けて戦うことは最高さ。そして、ファンが僕らの試合を会場で見ることができるということも本当に嬉しいよ。ファイトが観客の前に戻ってきた。素晴しいことだ」

──豪州は厳しいプロトコルが敷かれていました。その豪州にUFCはPPV大会を持ってきました。

「ここ数年、COVIDでビッグショーが開かれることはなかった。そして、今回のPPV大会が豪州で行われるということで、本当に世の中がノーマルに戻ったと実感できる」

──そして9人の豪州人選手が出場し、さながら豪州✖世界の様相を呈しています。その一員として戦うことをどのように感じていますか。

「豪州代表として、国境を越えてくる相手から自分たちを守らないといけない。この国のMMAの土壌をね。豪州人ファイターは気持ちを一つにして戦う。そのこともショーを盛り上げることになるだろう」

──ところで米国から遠く離れているという点では、豪州も日本も変わりありません。そしてMMAの歴史は日本の方が長く、人々に浸透していました。ただし、UFCファイターの数は豪州の方がはるかに日本より多いです。ジョシュア自身、なぜ豪州人ファイターはこれだけUFCにステップアップできるのか、どのように考えていますか。

「理由はいくつかある。豪州人選手がなぜUFCに進むことができるのかというよりも、日本人ファイターはなぜUFCとなかなか契約しないのか──ということだと思う。まず言葉、ランゲージバリアが存在する。それは凄く大きいことだよ。

そして日本にはRIZINという大きなショーが存在している。ONE Championshipも日本人ファイターと数多く契約した。この2つのプロモーションがあって、トップ選手はそこに流れた。また日本はMMA以外にK-1などキックボクシングのマーケットが開拓されていて、UFCが介入しづらい状況が整っている。結果、日本のUFCファイターは少なくなったんだと考えられる」

──ワォ。日本の事情にそこまで詳しく見識のある意見が聞かれるとは……。驚きです。

「実はコーチのおかげさ(笑)。イゴール(ブレイキンバック)は日本語が話せるんだよ」

──えっ、どういうことですか。

「ちょっと、コーチと代わるよ」

──ブレイキンバック・コーチ、なぜ日本語が話せるのですか。

ブレイキンバック ワカイ・トキニ・トーキョー・デ、3ネン・スンデイマス。1999年から2002年まで東京に住んでいたんだ。キックボクシングと柔術の試合をするために、東京を訪れた。トレーニングはタカマサ・ワタナベ先生のアクシス柔術でやっていたよ。

──明大前のですか。

ブレイキンバック ソーデス。メーダイマエ(笑)。そして魔裟斗のスパーリングパートナーで、高田馬場の正道会館のキャンプの時に一緒に練習していたんだ。でも豪州人のワイフと出会い、結婚してシドニーにやってきた。ここで20年前にジムを開いたんだ。

──20年前にシドニーに移り、まだ日本語が話せるのですか。凄いですね。

ブレイキンバック アハハハハ。チョット、ハナセマス。イツモ・ベンキョー・シタクテ。ミナサン・ハ・イツモ・エイゴ・ヲ・ハナスネ。デモ、ワタシ・ハ・ニホンゴ・ハナスネ。シドニーにいて日本語が使いたくて、日本人の友人にを相手に日本語で話しかけるけど、みな私には英語で話してくるんだよ(笑)。

「このイゴールがいてくれるから、僕は日本のことに詳しくなれるのさ(笑)」

──なるほどぉ。それにしても、そこまでしっかりと状況を整理して日本の事情について言葉にできるとは……。ジョシュアのファイトから、高いMMA IQが感じられた理由が分かったような気がします。

「それもコーチのおかげさ。彼は本当にMMA IQが高いから。イゴールの頭脳こそが、僕の最大の武器なんだよ」

──ところで昨年のシンガポール大会でジョシュアの試合をケージサイドで撮影させてもらったのですが、シンガポールの観客の空気感がONEの時とは違っていました。より米国的というのか、英語の野次や声援が多かったです。

「シンガポールと豪州は近いからね。あの時の観客は、本当に豪州人のファンが多かったと思う。豪州からは4選手が出場していたし。もちろん大半の観客が豪州人だったとは言わないけど、あの時は僕らを応援してくれるために多くのファンがシンガポールを訪れていたはずだ」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
2月12日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
正午~PPV
正午~WOWOWライブ

■UFC284対戦カード

<UFC世界ライト級選手権試合/5分5R>
[王者]イスラム・マカチェフ(ロシア)
[挑戦者]アレックス・ヴォルカノフスキー(豪州)

<UFC世界暫定フェザー級王座決定戦/5分5R>
[正規王者] ジャイー・ロドリゲス(メキシコ)
[暫定王者]ジョシュ・エメット(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ランディ・ブラウン(ジャマイカ)
ジャック・デラ・マダレナ(豪州)

<ヘビー級/5分3R>
ジャスティン・タファ(豪州)
パーカー・ボーター(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ジミー・クルート(豪州)
アロンゾ・メニフィールド(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
タイソン・ペドロ(豪州)
モデスタス・ブカウスカス(リトアニア)

<フェザー級/5分3R>
ジョシュア・クリバオ(豪州)
メルシック・バダザリアン(アルメニア)

<フライ級/5分3R>
クレイジソン・ホドリゲス(ブラジル)
シャノン・ロス(豪州)

<ライト級/5分3R>
ジェイミー・マラーキー(豪州)
フランシスコ・プラド(アルゼンチン)

<フェザー級/5分3R>
ジャック・ジェンキンス(豪州)
ドン・ジェイニス(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
ローマ・ルックンブンミー(タイ)
イズマエル・ボンフィム(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ブレイク・ビルダー(米国)
シェーン・ヤング(豪州)

<フェザー級/5分3R>
ズベア・トホゴフ(ロシア)
エイヴェス・ブレネル(ブラジル)

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