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Interview UFC UFC253 フアン・エスピーノ ブログ

【UFC253】1年10月振りのオクタゴンで完勝、民族レスリング王エスピーノ「ミノタウロの一言が……」

【写真】ボディロックテイクダウンも、一度持ち上げて背中をつかせるというコーニッシュ・レスリングやグーレンを思わせる投げだった(C)Zuffa/UFC

27日(日・現地時間)に行われた「Adesanya vs Costa」で、TUF28 のフアン・エスピーノが、1年10カ月振りにオクタゴンに上がり、ジェフ・ヒューズをスカーフホールドで倒した。

カナリー相撲、コーニッシュ・レスリング、グーレン、クラッシュ、セネガル相撲で活躍した民族レスリング王が、試合直後のバーチャル会見で「僕はレベルが違う」と言い切った。


──2年近く実戦から離れていたけど、凄くシャープだったね。

「凄く調子は良かったよ。危険なストライカーだったから、しっかりと距離を取って戦うことができた。どんな戦いでも距離が大切だから、自分のパフォーマンスには満足しているよ」

──長い休養後だったけど、イージーファイトだった?

「ファイトはファイトだよ。イージーなんかじゃない。彼に何が起こったか分からないけど、タフな相手だしイージーファイトとは言いたくない。何だろうなぁ……きっと彼とはレベルが違ったんだ。僕にはもっと強い相手が必要だ」

──これだけの期間、試合ができなくてどのようにモチベーションを維持したのかい?

「生きるってタフなことだよ。毎朝、起きてからトレーニングに集中していた。しっかりできる時、そうでない時もある。でも、毎日ずっと練習してきた。それでも、ずっと試合ができなかった。でも、前回の試合後にミノタウロが『良い試合だった』と言ってくれたんだ。彼は僕のヒーローだった。あの一言が、僕にモチベーションを与えてくれたことは確かだよ。体調がバッチリでなくても、僕にとってUFCで戦うことは夢だったから、モチベーションは常に100パーセントだったよ」

──すぐに試合ができるとオクタゴンのなかで言っていたね。ダナ・ホワイトはそういうファイターがお気に入りだ。ダナからファイトアイランドで他のファイトのオファーはあったかい?

「ダナ、僕はここにいる。試合のチャンスを与えてくれ(笑)」

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Interview UFC UFC253 カイ・カラフランス ブランドン・ロイヴァル ブログ

【UFC253】ノンストップファイトでカラフランスから一本勝ち、ロイヴァル「前に進み続けるよ」

【写真】倒され、倒し、最後はギロチンでカラフランスを極めたロイヴァル(C)Zuffa/UFC

27日(日・現地時間)にUAEはアブダビ・ヤス島のUFC Fight Islandで開催されたUFC253 「Adesanya vs Costa」で、ブランドン・ロイヴァルがカイ・カラフランスをギロチンで破りオクタゴンで連続一本勝ちとなった。

ダウンを喫した直後に、スピニングバックエルボーでダウンを奪い返すなど、ノンストップかつスリリングな一戦を制したロイヴァルの試合直後の会見での受け答えは以下の通りだ。


──凄いペースの試合だったけど、特別なゾーンに入っていたのだろうか。

「そんなことはないよ。いつだって、あんな風に動き続けることを心掛けているから。何をやってくるのかを理解し、とにかく動こうと思った。ケージを背負って戦ってくることも分かっていたし、背中をつけた状態でもそうするつもりだったんだ」

──フライ級はタイトル戦のビッグファイト以外にもブランドン・モレノやアスカル・アスカロフらがいるけど、彼らの試合に注目しているかい? 今後戦うこともあるという意味で。

「良い試合が控えているね。ブランドン・モレノもそうだし(※アレックス・ペレス戦)、デイヴィドソン・フィゲイレドは……えっと、誰の挑戦を受けるんだっけ?」

──コディー・ガーブラントだね。

「そうだ、コディーだ。もちろん、良い試合になるだろうね」

──2020年中にもう1度、ブランドンの試合が見られるだろうか。

「イエス、そうした……う~ん、分かんないな。ちょっと、しっかりと考えたいと思う。どうなるか、楽しみにしていてよ」

──この試合が今年最後だとすると、どんな風に1年を振り返ることができる?

「ただハッピーだよ。ここで通用することを示すことができたんだ。夢が現実になったよ。MMAファイターだったら、誰もがそう思っているに違いない。何て言って良いのか……凄く幸せだし、ここからも前に進み続けるよ」

──これからお祝いのパーティーかい、ファイトアイランドで1人でいるけど。

「こっちは来ている皆とプールサイドへ行くよ(笑)。デンバーとは違うし、この島に何があるのかも分かっていないけどね(笑)」

──素晴らしい試合だった。ファイト・オブ・ザ・ナイトを獲得できるんじゃないかい?

「分からないよ。もちろん、欲しいけど……どうなるのか、誰も分からないからね(※その後ファイト・オブ・ナイトで5万ドルを獲得)」

──誰もがお気に入りファイターに君を加えたと思うよ。

「そう思うかい? 皆が僕のことを気にいってくれるなら、最高さ(笑)」

──今後、コディー、ブランドン、アスケロフたちが欠場し、ショートノーティスで代役出場のオファーが来たらどうする?

「とにかく次の試合が決まるまで、練習だよ。トップ選手たちと戦えるなら、もちろん試合をするよ」

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Report UFC UFC253 イスラエル・アデサニャ パウロ・コスタ ブログ

【UFC253】カーフでコスタを削ったアデサニャ、左でダウンを奪いエルボーで終幕。力の差を見せつける

<UFC世界ミドル級選手権試合/5分5R>
イスラエル・アデサニャ(ニュージーランド)
Def.2R3分59秒by TKO
パウロ・コスタ(ブラジル)

オーソ同士、まずアデサニャが右ローを蹴る。続いて関節蹴りでコスタの左足を狙うチャンピオンは、さらに右カーフを蹴り込む。コスタは右ミドルを空振りし、右ローを入れる。左足への攻撃を続けるアデサニャは左ミドルハイをギリギリのところでブロックする。アデサニャは右ハーフをここでも蹴り、ミドルを掴んで右ボディを打ち込む。アデサニャはスイッチして左ハイ、スウェイでかわしたコスタだがカーフを受け続ける。

後ろ手で組み、「カモン」と挑発したコスタは、棒立ちで笑顔を浮かべる。アデサニャは右カーフ、左ジャブを見せ、コスタの前進にはサークリングで距離を取る。カーフが効いてきた風でもあるコスタは、右ブラジリアンキックをかわし前に出る──が、アデサニャはサークリングから左ミドルを決める。組みに行ったコスタは、ややバタついているか。対して落ち着いて間合を図り、前足を削った王者が初回を取った。

2R、すぐに右カーフを走らせたアデサニャ。コスタの左ふくらはぎは何カ所も赤くなっている。そのコスタの右ハイをかわしたアデサニャは、2発ローを受けると右カーフを返す。コスタは左リードフックを当てるが、アデサニャの左ハイでプレッシャーをかけ続けることができない。スイッチし左ミドルを入れたアデサニャは、コスタの突っ込みに左を打ち込む。コスタは左ハイを顔面に受けて下がり、左ジャブを被弾する。

右足にもカーフを入れたアデサニャは、ダブルのフックをスウェイでかわし左ジャブを打ち込む。続くコスタの前進に左フックを合わせてダウンを奪ったアデサニャが馬乗りになると、最後はエルボーまとめ勝負を決めた。


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Report UFC UFC253 ドミニク・レイエス ブログ ヤン・ブラボヴィッチ

【UFC253】ポーランド男子初のUFC世界王者。ヤン・ブラボヴィッチが左のカウンターでレイエスを沈める

<UFC世界ライトヘビー級王座決定戦/5分5R>
ヤン・ブラボヴィッチ(ポーランド)
Def.2R4分36秒by TKO
ドミニク・レイエス(米国)

サウスポーのレイエスに対し、ブラボヴィッチが右ローを蹴る。レイエスは右ジャブを伸ばし、左ローを返す。レイエスは左ローから左ストレートを打ち込む。姿勢を乱したブラボヴィッチが持ち直すと、右を見せて左ミドルを決める。レイエスの左ハイは届かず、制空権創りか。ローに左を伸ばしたレイエスは左ミドルを入れる。

レイエスはハイも入りそうだが、じっくりと構える。ブラボヴィッチは左フックに続き、左ミドルを蹴っていく。左を合わせることができそうな左ミドルを受けたレイエスの背中が紫に染まっている。終盤はほぼ動きがなく、前蹴りを見せあって終了した。

2R、ワンツーを入れたレイエスが、左ローも入れる。ワンツーからスリーで前に出たブラボヴィッチは左ハイも、レイエスは全てをブロックする。ブラボヴィッチは左だけでなく、右ミドルも蹴るようになり、レイエスは距離を詰められなくなる。近い距離でアッパーを当てたブラボヴィッチが試合をリードする。左フックの打ち合い直後に、ブラボヴィッチが右フックをヒットさせる。こうなるとアレだけ入りそうだった左ハイの距離でもなくなったが、レイエスは手数を増やすことで左ミドルを入れ、修正していく。

ブラボヴィッチがここも左ミドルを蹴り、レイエスは左ストレートを打ち返す。パンチにガードを固くすることでボディへの蹴りを容易くしているレイエスだが、ブラボヴィッチは蹴りなくショートの連打で突破口を開く。蹴りを見せ、左を伸ばしつつ間合を取り直したレイエスのステップインから右フック、続く左アッパーに対し、ブラボヴィッチは左フックを打ち抜く。腰から崩れたレイエス、ブラボヴィッチが新UFC世界ライトヘビー級王者に輝いた。

男子ポーランド人ファイターとして初のUFC世界王者となったブラボヴィッチは開口一番、「ジョン・ジョーンズ、どこにいる?」と話し、「36歳、ただ楽しんでいるんだ。凄くハッピーだよ」と笑顔で語った。


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Report UFC UFC253 カイ・カラフランス ブランドン・ロイヴァル ブログ

【UFC253】This is Royval style !!  止まらないロイヴァルがギロチンでカラフランスを仕留める

<フライ級/5分3R>
ブランドン・ロイヴァル(米国)
Def.2R0分48秒by ギロチンチョーク
カイ・カラフランス(ニュージーランド)

まず左ハイを見せたロイヴァルルだが、カラフランスの軸支を狙ったローで尻もちをつかされる。立ちあがったロイヴァルは、ジャブから左ミドルや左ハイを見せるが、左ローに右を合わされて後方に崩れる。追い打ちを狙ったカラフランスの顔面に、ロイヴァルはスピニングバックエルボーを当ててダウンを奪い返す。ロイヴァルはヒザをついた状態のカラフランスの顔面にヒザを入れるが、そのままダブルレッグでリバーサルしたためにレフェリーが試合を流す。

ガードを取ったロイヴァルはゴゴプラッタからオモプラッタに移行し、ワキ腹にパンチを入れる。立ちあがって腕を抜きかかったカラフランスの足を取り、トップを取り切ったロイヴァルがサイドで抑える。レッグドラックからマウントを取ったロイヴァルに対し、カラフランスがハーフに戻る。再びレッグドラックに取ったロイヴァルは、ここではバック奪取へ。胸を合わせて立ち上がったカラフランスにスピニングバックフィスト、右フックをヒットさせる。ヒザ蹴りを受けたカラフランスも左フックを返すが、ヒザ蹴りを顔面に被弾して後方に崩れる。

立ち上がりながら組みついたカラフランスに対し、ロイヴァルはギロチンも頭を抜かれる。すぐに三角に移行したロイヴァルは、スペースができると草刈りスイープからスタンドへ。パンチを纏めるロイヴァルは右のカウンターで顔面を殴られても、パンチを続ける。カラフランスがここでクリンチへ、離れたところでノンストップ・アクションの初回が終わった。

2R、ロイヴァルは左ハイからヒザを突き上げ、パンチで前に出てくるカラフランスにジャブを打ち込む。テイクダウン狙いにギロチンをセットアップしたロイヴァル、背中をつけると足を組み替えてスクイーズ──タップを奪った。

「もっと良くできたかもね(笑)。2Rに入る時はアジャストするよりも、とにかく自分のペースを守ることを心掛けた。パンチの数を増やして。向うも殴って来たけど、結果こうなった。トップ5を戦いたい」とロイヴァルは話した。


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Report UFC UFC253 ケトレン・ヴィエイラ シジャラ―・ユーバンクス ブログ

【UFC253】ケトレン・ヴィエイラ、打撃とテイクダウンでシジャラー・ユーバンクスに判定勝ち

<女子バンタム級/5分3R>
ケトレン・ヴィエイラ(ブラジル)
Def.3-0:29-28.20-28.29-28
シジャラー・ユーバンクス(米国)

試合開始して間もなく、ヴィエイラがユーバンクスをケージに押し込む。体を入れ替えたユーバンクスが離れて右フックから左ジャブ、ヴィエイラも左ジャブを伸ばす。ユーバンクスは右ローを蹴り、右ストレートをヒットさせる。真っすぐ組みに来たヴィエイラを受け止めたユーバンクスは、続くシングルを切りアッパーを突き上げる。

右ストレートをダックでかわしたユーバンクスだが、右ロングフックを被弾する。ユーバンクスは右ストレートを打ち返し、ボディストレートを入れる。さらにヴィエイラの前進に左フックを合わせたユーバンクスだが、右フックは受けてしまう。続いて右オーバーハンドを届かせたヴィエイラのテイクダウンは距離が合わない。ユーバンクスの右オーバーハンドからフックの打ち合いは互いに空振りとなったが、直後に左右のフックを当てたヴィエイラがラウンドの最後にテイクダウンを決めた。

2R、ユーバンクスが右ミドルハイ、初回終了時に続きヴィエイラが小外掛けでテイクダウンを決める。コツコツとパンチを落とすヴィエイラに対し、ユーバンクスがキムラを狙うが腕を抜かれて金網に頭を押しつけられる。残り2分30秒で、レフェリーブレイクを命じ試合はスタンドへ。これだと下の選手は何もしないことが有効になってしまうが、ヴィエイラは素直に受け入れジャブを伸ばしていく。ユーバンクスが右をヒットし、ローもヴィエイラが右をカウンターで合わせる。最後にサークリングで間合を外し、追ってきたユーバンクスに左を当てた。

最終回、左ジャブから右を伸ばすユーバンクスに対して、ヴィエイラはジャブ&右フックから組みつく。クリンチを突き放したユーバンクスは左フックをヒット。ガードの上から左ハイを蹴っていく。直後にパンチの回転数が上がったヴィエイラの左右のフックを上半身を振ってかわしたユーバンクスは左ローを蹴る。激しく左右のパンチを交換させた両者、残り2分を切りヴィエイラがニータップを狙い、踏み止まる。

左のボディショットを入れたユーバンクスが、腹打ちから顔面に右を当てテイクダウン狙いを切る。ユーバンクスは左ミドル、ヴィエイラが組んで小手投げを繰り出すとバックに回る。ヴィエイラはビクトル投げ、ヒザ十字に足を畳んで防いだユーバンクスがパウンドを落としたところでタイムアップとなった。

結果、3-0で勝利したヴィエイラは「マスター・デデ、この勝利はあなたのモノ。12月にチャンピオンになる」と話した。


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Report UFC UFC253 ジェイク・マシューズ ディエゴ・サンチェス ブログ

【UFC253】こんな姿は見たくない……ディエゴ・サンチェス、ジェイク・マシューズに完敗

<ウェルター級/5分3R>
ジェイク・マシューズ(豪州)
Def.3-0:30-26.30-26.30-26
ディエゴ・サンチェス(米国)

試合開始直後にディエゴが突っ込み、左ミドルへ。姿勢を乱しながら、同じ動きを見せたディエゴは蹴り足をキャッチされマシューズの右を被弾する。間合いを取り直した両者、ステップインしてマシューズが右を当て、さらに右アッパーを打っていく。ディエゴは自らのローの空振りで一回転、力が入り過ぎているディエゴは手を一度合わせて深呼吸、これを試合中にやってしまうのも彼らしい。

マシューズは右ハイをガードの上から蹴り、右ストレートを狙う。しっかり右を当てるマシューズはディエゴの乱打戦に乗らないように正確な攻撃を繰り返す。右ストレートだけでなく左フックもヒットさせたマシューズが試合をリードする。ディエゴはボディショットを入れると、左右のパンチを振るって前に。マシューズは背中を見せて走り、間合を取り直すと右を2発当て、ディエゴの前進にカウンターの右を用意する。

それでもディエゴは前に出て、テイクダウンを狙いスプロールしてきたところでパンチを打っていく。逆に右アッパーを狙ったマシューズは空振りになった直後にダブルレッグでテイクダウンを奪い、パウンドを落とす。ヒールを狙ったディエゴは、重く勢いのある右を2発被弾し初回が終わった。

2R、ディエゴに突進をかわすマシューズ。ディエゴは右カーフを2発蹴り、前に出ると右アッパーを打ちこまれる。マシューズは右ストレートを続け、ディエゴは左ミドルやハイを見せるが脅威を与えることはできない。左フックに右ショートアッパーを合わせたマシューズは、ディエゴのロングフックの連打にケージの前を回って離れる。

マシューズは右ローに左をカウンターで当て、自らステップインしてワンツー、ショートのフックを打ちこむ。右カーフ以外の攻撃が当たらないディエゴは、この回も落とした。

最終回、ラウンドが始まっても暫らく自陣で止まっていたディエゴが、一気に距離を詰めて跳び蹴り。しっかりと見ていたマシューズの右で後方に倒れたディエゴは、パウンドの追撃を受け右目じりをカットする。ハーフで抑えたマシューズは大流血のディエゴのガードの中に収める。腰を切っても、正対されるディエゴのギロチンは力がなく、マシューズは安全策で試合を進める。

息を整え、鉄槌を連打したマシューズに対し、ディエゴは腕十字へ。ヒジを抜いたマシューズがハンマースレッジを落とす。クローズドに戻したディエゴは、鉄槌、パンチを纏められタイムアップに。終始、攻め続けたマシューズが危なげなく判定勝ち──つまりディエゴは良いところなく敗れた。

「僕は11歳のときにTUFでディエゴが優勝したのを見ているんだ」とマシューズは話した。


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Report UFC UFC253 ショーン・ヤング ブログ ルドヴィット・クライン

【UFC253】ルドヴィット・クライン、左ハイから見事な詰めでヤングを76秒もKOも……

<150ポンド契約/5分3R>
ルドヴィット・クライン(スロバキア)
Def.1R1分16秒by KO
ショーン・ヤング(ニュージーランド)

サウスポーのクラインは、5ポンドオーバーでヤングと対戦。ヤングが左ロー、クラインは左ミドルを蹴り、右ジャブ、さらに左前蹴りを入れる。もう一度ミドルを蹴ったクラインは右リードから左ハイキックへ。これが効いたヤングに左でダブルのフックから右アッパーを決めて、ヤングを沈めた。

「人生で最高の瞬間だよ。あの蹴りは僕の得意技なんだ。本当にハッピーだ」と満面の笑みのクラインだが、体重オーバーの選手の勝利──そして謝罪の言葉がないと、どうにも釈然としないものだ。


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Report UFC UFC253 フアン・エスピーノ ブログ

【UFC253】民族格闘王フアン・エスピーノ、スカーフホールドで一本勝ちし1年10カ月振りの復帰戦を飾る

<ヘビー級/5分3R>
フアン・エスピーノ(スペイン)
Def.1R3分48秒by スカーフホールド
ジェフ・ヒューズ(米国)

慎重な立ち上がりのなか、右オーバーハンドを見せたエスピーノが組みに繋げる。切ったヒューズは、続くシングルレッグ+大内刈りにテイクダウンを許す。サイドを取ったエスピーノはスクランブルでバックにつきパンチを打ちつける。前方にテイクダウンし、もう一度立ち上がったヒューズに対し、正面を向いてダブルレッグで尻もちをつかせたエスピーノが、ここもバックに回る。

正面を向いたヒューズをボディロックで持ち上げて──ノーギ・コーニッシュレスリングというべきテイクダウンを披露したエスピーノは、ハーフからマウントに移行する。背中を向けたヒューズは前方に落とそうとするが、自ら着地して振り向いたエスピーノは頭から突っ込むようにトップをキープ。マウントから肩固めを思いきや、体をスライドさせてスカーフホールドでエスピーノは一気にタップを奪った。

オクタゴンに戻った勝利者インタビューで、「手術からパンデミック、本当に長かった。でもカムバックへのモチベーションを失うことはなかったよ。僕の夢はUFCでベストファイターと戦うこと、だからここにいる。いつもサブミットしてきた。これは30から40あるフィニッシュのうちの1つだよ」とエスピーノは話した。


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Preview UFC UFC253 カイ・カラフランス ブランドン・ロイヴァル ブログ

【UFC253】フライ級&2戦目でPPV上位カード。ロイヴァルが新スクランブル&サブミッションを実践できるか

【写真】精神的に充実していることが、表情から見て取れる計量時のロイヴァル (C)Zuffa/UFC

27日(日・現地時間)にUAEはアブダビ・ヤス島のUFC Fight Islandで開催されるUFC253 「Adesanya vs Costa」でLFAからUFCにジャンプインして2戦目、ブランドン・ロイヴァルが上から数えて3つ目の試合でカイ・カラフランスと対戦する。

昨年11月にLFAフライ級王者となったロイヴァルは、コンテンダーシリーズに出場が決まっていたが、コロナ禍という状況で5月に急転直下UFCとの契約を果たす。デビュー戦ではフライ級で世界タイトル挑戦経験のあるティム・エリオットを肩固めで下した。


並みいる強豪を押しのけ、フライ級でオクタゴン2戦目の彼がPPV大会の上位カードに出場するのは異例だ。そこには対戦相手のカラフランスと同様にアグレッシブかつフィニッシュを狙うファイトが評価されたという見方がなりたつ。

打撃は粗さがあるものの、高地コロラドで培ったスタミナを武器にロイヴァルはとにかくノンストップで動き続ける。米国のK-1&ムエタイどころでMMAファイターとして育ったロイヴァルの打撃はスラッピーだが相手に動きを読ませない。そして至近距離ではヒジやヒザを使いこなし、ボディロックテイクダウンに結びつける。

思い切りの良い打撃の裏には下になっても戦える、ガードワークと極め力が存在している。現代MMAの軸であるテイクダウンの攻防は、防御力の進化とともにスタミナの消耗を考慮して、必死に抑えることがない倒し合い&立ち合いに変化してきた。そのなかでロイヴァルは果敢にバックを狙い、振り落とされることを想定した三角→オモプラッタ→腕十字というゴールデントライアングル・コンビネーションを武器に、果敢にスクランブルに応じる。

バックを制された時の防御力が備わっており、亀からの次の展開に移行できるスクランブルの強さ、さらにスクランブルの向こう側を行くサブミッションを持つロイヴァルに対し、カラフランスのやるべきことは一瞬の油断も与えず打撃で圧力をかけることだ。

動かすことで疲弊させるのではなく、精神面から削るハート・グライディングから隙をついてダメージを与えるパンチを入れたい。そんなカラフランスに対し、バーチャルメディアデーでロイヴァルは「カイは良いファイターだよ。TUFの時から好きな選手の1人だった。僕とは良い顔合わせだ、彼は基本に忠実なキックボクシングやボクシングを使うけど、僕を疲れさせることはできないし、驚くべきような攻撃を受けることはない」と断言している。

ファイトアイランドで戦うことに関して「トップ10になりたくて来た。UFCが簡単だとは思っていない。ただ、自分の力を見せるだけだよ」というロイヴァル。コンテンダーシリーズ出身者は、動き続けることで防御面に隙ができることは少なくないが、UFCでトップに行くには絶対的なディフェンス能力の高さは必要だ。まず打撃の防御という部分で、ロイヴァルの真価が問われるカラフランス戦となる。

■視聴方法(予定)
9月27日(日・日本時間)
午前8時~UFC FIGHT PASS
午前11時~PPV
午前11時~WOWOW ライブ

■UFC253計量結果

<UFC世界ミドル級選手権試合/5分5R>
[王者]イスラエル・アデサニャ: 184ポンド(83.46キロ)
[挑戦者]パウロ・コスタ: 185ポンド(83.91キロ)

<UFC世界ライトヘビー級王座決定戦/5分5R>
ドミニク・レイエス: 205ポンド(92.99キロ)
ヤン・ブラボヴィッチ: 205ポンド(92.99キロ)

<フライ級/5分3R>
カイ・カラフランス: 126ポンド(57.15キロ)
ブランドン・ロイヴァル: 126ポンド(57.15キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
ケトレン・ヴィエイラ: 136ポンド(61.69キロ)
シジャラー・ユーバンクス: 136ポンド(61.69キロ)

<フェザー級/5分3R>
ハキーム・ダラドゥ: 145ポンド(65.77キロ)
ズベア・トホゴフ: 150ポンド(68.03 キロ)

<ライト級/5分3R>
ブラッド・リデル: 156ポンド(70.76キロ)
アレックス・ダ・シウバ: 156ポンド(70.76キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ディエゴ・サンチェス: 170ポンド(77.11キロ)
ジェイク・マシューズ: 170ポンド(77.11キロ)

<フェザー級/5分3R>
ショーン・ヤング: 146ポンド(66.22キロ)
ルドヴィット・クライン: 150ポンド(68.03 キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ウィリアム・ナイト: 205ポンド(92.99キロ)
アレクサ・ケマー: 206ポンド(93.44キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ジェフ・ヒューズ: 258ポンド(117.02キロ)
フアン・エスピーノ: 255ポンド(115.66キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
カディス・イブラヒモフ: 206ポンド(93.44キロ)
ダニーロ・マルケス: 206ポンド(93.44キロ)

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