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【UFC FPI02】タザ、ジェイ・ロッド、NCAA3冠のボー・ニッコルらが躍動のチーム戦はペティス勢が優勝

4人制合計体重750ポンド(340.19キロ)以下──UFCファイトパス・インビテーショナル02、チーム対抗グラップリング・トーナメント。

まずアンソニー・ペティス率いるアンソニー・ペティス・ファイティング・チャンピオンシップ=APFCとジェイムス・クラウスのチームFAC(Fighting Alliance Championship)が準決勝で相対した。

APFCのオリヴィエ・タザと、FACのカイル・ベームのドローで始まったチーム戦は、APFCのダニエル・マナスウがジョー・ソレッキーをストレートレッグロックで一蹴、クラウスもRNCで破ると、アンディ・ヴェレラとは痛み分けでチームを勝利に導いた。

もう一つの準決勝はホルヘ・マスヴィダルのアイコンMMAとユライア・フェイバーのAIコンバットの顔合わせに。3人残しの状態でユライアのチームからはソン・ヤードンが登場、二回り大きなニック・ロッドの実弟ジェイ・ロドリゲスを対戦した。

膠着にコイントスで、上を選んだジェイ・ロッド──本来はバタフライガードのソン・ヤードンがダブルアンダーフックからの再開となるが、レフェリーのミスで両ワキを差された状態からのリスタートnに。パスのプレッシャーから、マウントを奪取したジェイ・ロッドがバックグラブに移行してボディトライアングルでソン・ヤードンを捕らえる。ソン・ヤードンの動きに合わせてマウントに戻ったジェイ・ロッドが、背中に回りRNCでタップを奪った。ここで1人抜きをしたチーム・マスヴィダル=アイコンMMAが、決勝進出を決めた。

決勝戦、PJバーチが先鋒戦でクリストス・パパデロスにRNCを極めたアイコンMMAは、ドローが2試合続き、ジェイ・ロッドがAPFCの大将オリヴィエ・タザと対戦。後の無いタザが意地のストレートフットロックで一本勝ちすると、ペンシルベニア州立大時代にNCAAを184ポンドと197ポンドで3度制し、1年次は174ポンドで準優勝だったボー・ニッコルと体格差が明白な最終決戦に。

ニッコルは2019年のU23フリースタイル92キロ級でも優勝し、アイコンMMAでプロMMAデビューを6月に果たしたばかりで、既に8月9日にコンテンダーシリーズ出場も決まっている。柔術は青帯のニッコルは基本トップからパス狙い、反応を見てがぶってバックを伺う。タザは引き込んで、対応するが体格差は大きい。

シングルレッグをスプロールして離れたニッコルは、シッティングのタザに足を絡めさせず柔術とレスリングの噛み合わない展開が続く。Kガードから足関をエントリーしたタザだが、ニッコルが反応して足を抜く。ついには足関節狙いからトップを取ったタザだったが、場外際でレフェリーはセンター&スタンドでの再開を命じる。

明かに不満げな表情を浮かべたタザ──何と、ニッコルは自ら率先して座り、下からのリスタートに応じる。

漢気を見せたニッコルがシントゥシン、Zハーフガードでパスを耐える。背中をつけた展開に挑んだニッコルは、パスを許さない。それでもタザは残り2分20秒で足を抜いて直接マウントへ。ニッコルがすぐに足を戻し、ハーフを取る。1分20秒を経過し、パスのピンチで背中を見せたニッコルが、タザを前方に落として立ち上がることに成功した。

側転パスに足を絡ませるタザ、すぐに離れたニッコルは頭を押して組ませずタイムアップに。最終戦の時間切れは、勝敗の行方をジャッジに委ねた結果、APFCが優勝し賞金2万ドルを手にした。



FAC

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MMA MMAPLANET o UFC UFC FPI02 アンドレ・フィーリ シェーン・シェピロ ボビー・グリーン

【UFC FPI02】一度はマウントを逃れたフィーリが、シェーン・シェピロのノースサウスにタップ

<ウェルター級/8分1R>
シェーン・シェピロ(ブラジル)
Def. 3分04秒by ノースサウスチョーク
アンドレ・フィーリ(米国)

パンチャーのイメージが強いフィーリが、ボビー・グリーンをヒザ十字で一蹴した柔術黒帯のシェピロとどのようなグラップリングを見せるか。アームドラッグからシングルレッグに出たシェピロがダブルに切り替える。引き込むように下になったフィーリは、キムラロックからリバーサルを狙う。

シェピロはこれを潰して、ハーフから瞬く間にマウントを取る。右腕を差したシェピロは1分間マウントを維持するも、フィーリがブリッジから暴れ、腰を押してエビから足を戻しつつ足関を狙う。そのまま上になり離れたフィーリは、トップゲームへ。ハーフバタフライで横回転、すぐにスイープを決めたシェピロはここもニースライスからパス、ここも暴れるフィーリに対して上四方に回ってノースサウスチョークへ。フィーリはロールができず、タップした。


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MMA MMAPLANET o UFC UFC FPI02 ミッシェレ・オリヴェイラ ロクサン・モダフェリ

【UFC FPI02】ロクサン・モダフェリ、ミッシェレ・オリヴェイラの攻撃を凌ぐもジャッジの裁定に下る

<女子バンタム級/8分1R>
ミッシェレ・オリヴェイラ(ブラジル)
Def. Judge Decision
ロクサン・モダフェリ(米国)

ノヴァウニオンの黒帯柔術家でMMAは2勝1敗のオリヴェイラと、2月にMMAを引退したロクサンのワンマッチ対決。すぐにジャンピングガ―ドで下を取ったオリヴェイラが、立ち上がったロクサンから一瞬のXガードでバックに回る。ロクサンが引き込み、リバーサルが完成し、トップを取ったオリヴェイラのパスへ。足を絡めてロクサンはトーホールド狙いに、足を抜いて上体を起こす。

オリヴェイラはバックを伺いが、前方に落とされる形に下にされる。クローズドを取り直したオリヴェイラに対し、立ち上がったロクサンはバック狙いに足を取りに行く。ここから下を選択したロクサンが、リバースデラヒーバへ。オリヴェイラはフックしてきた逆側の右足に取り、一瞬にしてヒザ十字をセットする。ロールして足を抜いたロクサンは、立ちレスでテイクダウン狙いから引き込む。

オリヴェイラはワキ差しパスを決め、サイドで抑えるとスクランブルでバックに回る。両足をフックされたロクサンは、手首を掴んでRNCを防ぎ、胸を合わせていく。ならばと腕十字を仕掛けるオリヴェイラ、ロクサンはここもしっかりと対処する。

立ち上がって足を狙ったロクサンに対し、オリヴェイラは50/50をつくりトーホールドからトップを選択する。ロクサンがクローズドを取り、オリヴェイラはニースライスでパスのプレッシャーを強める。残り100秒、パスを決めたオリヴェイラは腕狙いで頭を越していくが、ロクサンが察知したため逆側に回ってサイドで抑える。

エビから腹ばいになったロクサンをがぶって、バックを取りに行ったオリヴェイラ。ロクサンは胸を合わせて、引き込む。ロクサンが最後にストレートフットロックを仕掛けたところで時間に。ワンマッチはジャッジの裁定があり、オリヴェイラの手が挙げられた。

「カーフスライサーを狙ったけど、ロクサンは凄くタフで極めきることができなかった。ノーギでもMMAでも準備できている」とオリヴェイラはエディ・ブラボーのインタビューに答えた。


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