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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN60 アマンダ・レモス ジャン・ウェイリ ヴィルナ・ジャンジローバ

【UFC ESPN60】ジャンジローバがレモスに腕十字で一本勝ち!4連勝で王者ジャン・ウェイリーに挑戦表明

<女子ストロー級/5分5R>
ヴィルナ・ジャンジローバ(ブラジル)
Def.2R4分48秒 by 腕十字
アマンダ・レモス(ブラジル)

両者ともに構えを細かくスイッチする。ジャンジローバはレモスがオーソッドックスになったところにダブルレッグに入り、レモスが右腕をジャンジローバの首に手を巻いてギロチンを狙う。

ジャンジローバはレモスの右足を超え、頭を抜いて両脇を差してハーフガードでトップキープする。レモスの上体をがっちりと固めるジャンジローバ。レモスがケージサイドまで移動すると、腰を上げてパスガードを狙うが、レモスがブリッジを効かせてジャンジローバを後方に返してトップポジションを取り返し、バックを狙う。

ジャンジローバも左手をついて身体を起こして中腰になり、レモスの身体を前方に落とそうとする。ここでレモスは自らハーフガードに引き込むような形で、右腕で股をすくって上のポジションを取る。ジャンジローバはすぐにレモスの右足をとってヒザ十字へ。

レモスがジャンジローバの左足にアンクルホールドを仕掛ければ、ジャンジローバもレモスの左足にアンクルホールドを狙う。レモスが足を抜いてトップキープしてヒジを落とし、ジャンジローバはレモスの足元に潜ってバックへ。レモスが立ち上がると、ジャンジローバがスタンドでバックをキープし、ラウンドを終えた。

2R、ここも両者が小刻みに構えをスイッチする。サウスポーのレモスが左ミドルと左ストレート、オーソドックスに戻して右ミドルを蹴る。レモスがサウスポー、ジャンジローバがオーソドックスの喧嘩四つになると、ジャンジローバが前足を踏みにいく。距離を取ったレモスが左ストレートを伸ばすと、ジャンジローバはパンチからダブルレッグへ。レモスをケージまで押し込むと左足にシングルレッグに入ってテイクダウンを狙う。

レモスは倒れ際にジャンジローバの身体を後方に返しつつ立ち上がり、ジャンジローバの左腕にキムラロックを狙う。ジャンジローバが後方に倒すようにテイクダウンを狙い、一度は下になるも右腕を差して立ち上がる。レモスも左腕を小手に巻いて上を取ろうとするが、ジャンジローバがバックを取ることに成功する。

ここからジャンジローバは右腕を深く入れてRNCを狙いつつ、残り30秒を切ったところで左腕に腕十字へ。これをがっちりと極めて、レモスからタップを奪った。これで4連勝となったジャンジローバは王者ジャン・ウェイリーへの挑戦をアピールした。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN60 スティーブ・ガルシア チェ・スンウ

【UFC ESPN60】下がりながら打ち合うチェ・スンウを、ガルシアが左ストレートからの連打でストップ

<フェザー級/5分3R>
スティーブ・ガルシア(米国)
Def.1R1分36秒 by TKO
チェ・スンウ(韓国)

サウスポーのガルシアがガードを固めて距離を詰める。ガルシアの右ローに、チェ・スンウが右を合わせた。ガルシアがケージに押し込んでくると、チェ・スンウは首相撲から右オーバーフックへ。ガルシアがテイクダウンを狙うと、チェ・スンウが離れる。ケージ中央でオーソドックスに構えたガルシアを、チェ・スンウが右カーフでグラつかせる。サウスポーに戻したガルシアは、左ストレートをクリーンヒットさせる。下がるチェ・スンウと打ち合いを展開するガルシアは左でグラつかせ、さらに左でダウンを奪う。亀になったチェ・スンウにパンチを連打し、ガルシアがレフェリーストップを呼び込んだ。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN60 カイナン・クルシュヴィスキー カート・ホロボウ

【UFC ESPN60】組みの打、組と打。寝技と一進一退の精神戦はホロボウがクルシュヴィスキ―に競り勝つ

<ライト級/5分3R>
カート・ホロボウ(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
カイナン・クルシュヴィスキー(ブラジル)

ステップジャブのクルシュヴィスキーに対し、ホロボウも右を返す。クリンチでヒザのホロボウ、クルシュヴィスキーはヒジを狙う。ケージ前で体を入れ替えること数度、クルシュヴィスキーが頭を抱えていく。抜いたホロボウがワンツーから右カーフ、さらにボディにストレートを伸ばす。クルシュヴィスキーは首相撲&ヒザ蹴り、ケージに押し込まれてからのシングルレッグに頭を抱える。離れ際の右オーバーハンドは空を切ったホロボウだが、ジャブ、右を伸ばす。近づくと首相撲のクルシュヴィスキーが、離れてからも右ストレートを届かせる。

ホロボウはサークリングのクルシュヴィスキーを追いかけて、右をヒットさせる。スーパーマンパンチから組んだクルシュヴィスキーは、左目の下が赤くなっている。ケージに押し込んでのシングルに、クルシュヴィスキーがパワーギロチンで固めてヒザを突き上げる。最後の20秒は離れての打撃戦となり、クルシュヴィスキーは最後に組みついた。

2R、序盤から激しくパンチを交換し、クルシュヴィスキーの左カウンターがホロボウの顔面を捕える。一旦、落ち着くとローにも右を合わせたクルシュヴィスキーはクリンチからヒザをボディに入れ、ケージへ。ホロボウは体を入れ替ると、クルシュヴィスキーがギロチンから後方回転。スクランブルとなり、クルシュヴィスキーがパワーギロチンへ。自ら背中をマットにつけ、ロールして逃れたホロボウは、直後にギロチンを防ぐと、立ち上がって右エルボー、続いて右ストレートを打ち込む。

ケージを背負ったクルシュヴィスキーもフックを被弾し、頭を振っても右ストレート食らう。それでも右を打ち返したクルシュヴィスキーが、オクタゴン中央まで戻していく。さらに右を決めたクルシュヴィスキーだが、左フックを貰う。互いにフックを被弾し、打ち返すという流れのなかでボディを効かせたホロボウが、顔面へのパンチで手数だけでなく精度でも上回る。クルシュヴィスキーはクリンチのなかでギロチンから引き込む。クローズドガードが割れて、頭も抜けたクルシュヴィスキーは下でラウンド終了を迎えた。

最終回、顔面&ボディを殴るホロボウ。クルシュヴィスキーが首相撲からヒザを狙う。左フックの打ち合いから、右ストレートを入れたホロボウ。両者、いつ倒れてもおかしくないという打撃戦のなかで、クルシュヴィスキーがテイクダウンを決める。ハーフから潜らせないクルシュヴィスキーは、フルガードに戻したホロボウの顔面にヒジを落とす。スクランブルからスタンドに戻ると、ジャブを打ち合い──ホロボウが右ストレートを決める。

直後に2度目のダブルレッグを決めたクルシュヴィスキーが、足をすくってくるホロボウの処理に手間取り、レッスルアップからハイクロウチでリバーサルを許す。しっかりと抑え、スクランブルを許さないホロボウがエルボーを打っていく。上半身を起こしたクルシュヴィスキーだが、結果的にボディロロックからケージを背負う形となり、ワキを潜ったホロボウがバックに回り、ワンフックでRNCを仕掛ける。

最後は後方へのエルボーのクルシュヴィスキーに対し、後ろからパンチを入れるホロボウとドロドロ、グチャグチャになった根性勝負は、ホロボウに凱歌が挙がった。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN60 キック コディ・ダーデン ブランドン・モレノ ブルーノ・シウバ

【UFC ESPN60】ボディ&右クロスを効かされたシウバが、右アッパー一撃でダーデンに逆転KO勝ち

<フライ級/5分3R>
ブルーノ・シウバ(ブラジル)
Def.2R2分58秒 by TKO
コディ・ダーデン(米国)

ダーデンが開始早々、左ミドルを決める。シウバはダーデンの右カーフの蹴り足を払って右ストレートを伸ばす。距離を詰め続けるダーデンに対し、シウバも右カーフを当てた。ダーデンが組みつくも、ここはシウバが離れた。反対にシウバのニータップも切り続けるダーデンだが、左腕を差し上げたシウバにケージへ押し込まれてしまう。切り返したダーデンがシングルレッグへ。さらに離れてシウバの顔面にパンチを伸ばしていく。ダーデンの左ボディストレートに、シウバが左フックを合わせた。ダーデンはコンビネーションを当てると、シウバの右スピニングバックフィストをかわす。シウバは顔面が赤くなり始めた。ダーデンの右カーフをキャッチして右を合わせるシウバ。しかしパンチの精度ではダーデンが上回るか。

シウバが左ジャブで下がらせるも、ダーデンが顔面からボディにパンチを散らす。ボディが効いたか、シウバが下がる。さらにダーデンが右クロスでシウバの動きを止めた。ダーデンは両手を広げて左ジャブから右ストレートを繰り出したが、左がオープンハンドになっており、シウバがアイポークを主張して試合が中断される。再開後、ダーデンが左ボディを狙う。シウバも顔面にパンチを返し、右カーフを当てていく。ダーデンが右スピニングバックキックをシウバのボディに突き刺し、「効いただろ?」と言わんばかりに指さして挑発。シウバの右スピニングバックフィストは、バックステップでかわした。

2R、シウバが右カーフで先制する。しかしダーデンも右カーフを効かせると、シウバが下がるここでシウバがテイクダウンを狙うも、ダーデンがダースチョークへ。首を抜いたシウバに対し、再度ダースを狙うダーデン。さらにスクランブルからギロチンを仕掛け、そのままトップに回る。シウバはケージに背中を着けて立ち上がろうと試みるも、左腕を差し入れているダーデンが上から潰し、さらに左腕をシウバの首に回していく。ここを凌いだシウバが立ち上がり、右アッパー一閃。ダーデンはマウスピースが吹っ飛びながら、背中からダウンする。すぐさまシウバがトップからパウンド&エルボーを連打するとダーデンの動きが止まり、レフェリーが試合をストップした。ダーデンは顔面からは大出血していた。

見事な逆転KO勝ちを飾ったシウバは、ブランドン・モレノとの対戦をアピールした。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN60 ジャイー・ロドリゲス ジョン・チャンソン チェ・ドゥホ ビル・アレジオ

【UFC ESPN60】チェ・ドゥホ、左フックで逆転KO。8年振りの勝利に涙を浮かべ「ゾンビと兄弟に」

<フェザー級/5分3R>
チェ・ドゥホ(韓国)
Def.2R3分38秒by TKO
ビル・アレジオ(米国)

微笑を浮かべてオクタゴンに戻ってきたチェ・ドゥホ、セコンドはコリアンゾンビことジョン・チャンソンが務めている。スイッチしたアレジオが左ミドルを蹴り、シングルレッグへ。チェ・ドゥホはギロチンをせとつぃて引き込む。シングルで煽って、ギロチンを防いだアレジオがケージに押し込む。チェ・ドゥホは態勢を入れ替え、左腕を差して後方にベリートゥベリー気味に投げる。スクランブルでバックに回ったチェ・ドゥホがRNCで絞めていく。

アレジオは顔を真っ赤にしながら、指を振って大丈夫だとアピールすると前方にチェ・ドゥホを振り落とす。バックを譲って立ち上がったチェ・ドゥホは、すぐに胸を合わせてケージに押しこむ。エルボーを狙って離れたチェ・ドゥホだが、タッチブローブから仕切り直してローの後で、パンチを被弾したところで右のスピニングバックエルボーを被弾する。動き止まったチェ・ドゥホが、ダブルレッグで尻もちをつかされて息を整える。

足を束ねながらジャイー・ロドリゲス流のエルボーを打ったアレジオだが、チェ・ドゥホは立ち上がってがぶるとヒザを入れ、まもギロチンへ。ここでも頭を抜いたアレジオがパウンドを落とし初回をリードした。

2R、長い距離を取るアレジオに対し、右ミドルハイを蹴ったチェ・ドゥホ。右フックを当て、右ロー。スイッチしたアレジオは、左をかわして左を当てる。右に反応したチェ・ドゥホに左を当てたアレジオがはカーフの蹴り合いから、ボディを受ける。さらに左ジャブを当てたチェ・ドゥホがワンツーへ。アレジオも蹴りに、左を伸ばす。チェ・ドゥホのジャブを受けたアレジオは、前に出てワンツー。続くスピニングバックエルボーは空振りに。

続くクリンチの展開で足払いから、がぶったチェ・ドゥホがバックを伺う。許さず正対したアレジオに、右を当てたチェ・ドゥホはスピニングバックフィストの空振り後に、左フックを打ち込む。この一発で、目を抑えてヒザをキャンバスについたアレジオ。

レフェリーが試合を止め、実に8年振りの勝利に涙を浮かべたチェ・ドゥホは「長い時間が掛りました。多くの人をガッカリさせて。でも自分はやれると信じ続けてきました。パンチを貰わず、近づきたかったです。1Rは失敗したけど、2Rは上手くいきました。コリアンゾンビさんは精神的に10年間、師匠でした。今はチームになり、兄弟になりました」と話した。


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Report UFC UFC ESPN60 イ・ジョンヨン ハイダー・アミル ブログ

【UFC ESPN60】イ・ジョンヨンのカウンターに、10倍返しのアミルが65秒スタンディングTKO

<フェザー級/5分3R>
ハイダー・アミル(米国)
Def.1R1分05秒by TKO
イ・ジョンヨン(韓国)

すぐに左ミドルハイを蹴ったアミル。イ・ジョンヨンの右に、カウンターの右を合わせる。組みから離れ、拳の届く距離のうち相手で逆にイ・ジョンヨンが右フックをカウンターを入れる。ここで止まらないのが、欧米のファイターだ。勢いを増したようにアミルはフックを振るい、テンプルを打ち抜く。ここから足を止めての打ち合いで、イ・ジョンヨンのフックを勢いを上回るアミルのフックが、顔面を捕え続ける。

殴られながら、下がる──下がらされたイ・ジョンヨンは足が揃った状態でフックの連打を受ける。ケージに詰まり、腰が一旦落ちたイ・ジョンヨンに無酸素で連打を続けるアミルが、必死にk節を放浪右フックを連続で決め、防御態勢が取れないイ・ジョンヨンは立ったまま敗れた。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN60 アルジャメイン・ステーリング コディ・ギブソン パッチー・ミックス ブライアン・ケレハー

【UFC ESPN60】コディ・ギブソンが、打と組みで圧を掛け。エルボー→肩固めでケレハーを一蹴

<バンタム級/5分3R>
コディ・ギブソン(米国)
Def.1R3分58秒by 肩固め
ブライアン・ケレハー(米国)

ジャブのケレハーに右を当てたギブソンは、スイッチから左ミドルを蹴って圧をかける。ケレハーも右カーフを蹴り、ギブソンは前蹴りを繰り出す。ワンツーから組んだギブソンはバックに回ると、胸を合わせてきたケレハーをボディロックテイクダウン。ギロチンを防いで、スクランブルでバックへ。ケレハーもすかさず胸を合わせるが、いなされば背中を取られる。胸を合わせて離れたケレハーに対し、ギブソンはボディショットからエルボーを決める。

さらにケージに押し込んでバックを取るり、正対してきたケレハーに右エルボーを打ち込む。効かされたケレハーは組みの中でギロチンを狙うが、頭を抜かれて下に。ギブソンはすかさず肩固めをセットアップして、一気にタップを奪った。

「ベガスにやってきてパッチー・ミックスやアルジャメイン・ステーリングがサポートしてくれた。今ではベガスがホームだよ」と勝者は話した。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN60 ジオニ・バルボーザ ミランダ・マーヴェリック

【UFC ESPN60】ミランダ・マーヴェリックが、TD&トップコントロールでバルボーザに3-0勝利

<女子フライ級/5分3R>
ミランダ・マーヴェリック(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
ジオニ・バルボーザ(ブラジル)

サウスポーのマーヴェリックに対し、バルボーザがジャブから右を伸ばす。マーヴェリックは左インローを蹴り、バルボーザは左ローから、鋭いワンツーで前に出る。マーヴェリックのジャブをかわし、左ハイをガードしたバルボーザが右ハイを狙う。アンダードッグのマーヴェリックがアグレッシブさで上回る序盤、マーヴェリックは右ローも左ジャブを被弾する。それでも右をワンツーで迎え撃ったマーヴェリックが、動いてカーフを蹴って行く。さらに右ストレートに組みつき、クリンチの攻防からバルボーザのテイクダウン狙いを切り返しトップを取る。

足関狙いを防がれた、バルボーザはクローズドガードへ。三角狙いに、手首を取らせなかったマーヴェリックは左エルボーを落とす。単発だがヒジを続け、肩パンチを入れたマーヴェリックがトップのままで初回を戦い終えた。

2R、カーフから左ボディを入れたマーヴェリックが、ワンツーを振るう。バルボーザは飛び込むように右を放つが届かず、逆に左ミドルを食らう。続くダブルレッグを切ったバルボーザはハイに反応させて組みつく。ケージを背負ったマーヴェリックが、オクタゴン中央まで押し返すが、バルボーザが見事な払い腰を決める。

すぐに立ち上がったマーヴェリックをケージに惜しんだバルボーザが、エルボーを入れた離れる。打撃はバルボーザの距離で、ハイを狙う。マーヴェリックはダブルレッグを切られ、ギロチンに捕えられながらボディロックテイクダウンを決めてトップに。パスでなく、ケージに押し込めという指示を受けたマーヴェリックは、腰を切っての腕十字を防ぎ、バタフライガードのバルボーザに細かいパンチを落とす。バルボーザに三角を許さなかったマーヴェリックがパンチを落としてラウンドを取った。

最終回、ワンツーのバルボーザに左フックを当てたマーヴェリックだが、右のダブルを被弾してケージに下がる。テイクダウン狙いを防がれたバルボーザは、勝利にはフィニッシュが必要と果敢にパンチを伸ばす。対してマーヴェリックがシングルレッグでテイクダウン、直後のスイープ狙いにもトップを許さない。バルボーザは腕十字を狙うも、腰を切った刹那マーヴェリックが対処していく。

残り90秒、ケージに押し込まれて厳しい態勢のバルボーザはスクランブルに持ち込むことができない。マーヴェリックはハーフからエルボーを落とす。バルボーザはニーシールドからハーフバタフライ、そしてクローズドと防御態勢で試合を終え──マーヴェリックが3-0の判定勝ちを収めた。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN60 トレイ・オグデン

【UFC ESPN60】強振、ラジャポフ。オグデンのていうダウンからマウント&バックに下る

<ライト級/5分3R>
トレイ・オグデン(米国)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
ロイック・ラジャポフ(タジキスタン)

右オーバーハンドで前に出るラジャポフに対し、ケージ前を左に回るオグデンがダブルレッグを仕掛ける。テイクダウンを決めたオグデンは足を抱えて、スクランブルでバックへ。ラジャポフはヘンゾ・ロックで後方に倒され、両足をフックされる。オグデンはRNCを狙い、ハーフネルソンで背中を伸ばしにかかるがラジャポフも懸命に亀を続ける。オグデンは仰向けに転じて、後方から鉄槌を入れワキ腹を殴る。

ボディトライアングル&パンチにも懸命に耐えるラジャポフはクラッチを組ませない。残り30秒、アゴの上からの仕掛けを防がれたオグデンはフィニッシュこそ逃したもののポイントでリードした。

2R、真っ直ぐ飛び込んだラジャポフに左フックを当てたオグデンが押し返して、ダブルレッグを仕掛ける。切ったラジャポフが重いストレート、フックを振るうとオグデンの動きと鈍る。それでもレベルチェンジから組みつくようにポジションを入れ替えたオグデンだが、ラジャポフの圧にケージを背負って右を被弾する。さらにアッパーを入れたラジャポフだったが、組まれて小外掛けで倒される。

簡単にマウントポジションを許してしまったラジャポフは腰を押すが、エルボーを落とされ方固めをセットされる。マウントのまま絞めて、抑えるオグデンがスライドさせるも、すぐにマウントに戻り絞めは解除。下から殴り、スクランブルに持ち込んだラジャポフがギロチンも切り抜けてスタンドへ。左フックを振るうが有効打はなかった。テイクダウン&決定的なポジションと、パンチの有効打があったラジャポフ。最近のMMAでは、ラジャポフのラウンドとなる可能性もある。

最終回、右フックを入れて前に出たラジャポフは、オーバーハンドにテイクダウンを合わされる。ここもオグデンが即座にマウントを奪い、胸を合わせて肩固めの機会を伺う。ラジャポフは下から右の拳を入れるが、抑え込まれたまま時間が過ぎていく。残り90秒で、スクランブルに持ち込んだラジャポフは、ここでもギロチンを防いで下になったオグデンにパウンドを落としていく。オグデンはクローズドも、腰を落としたラジャポフが重いパウンドを連打する。さらに鉄槌を振り下ろしたラジャポフが、エルボーへ。残り10秒を切り、オグデンは腹を両足で蹴り上げてラジャポフに宙を舞わせ、時間となった。

結果はテイクダウンとマウントポジションで試合を優勢に進めたオグデンが判定勝ちを収めた。


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45 AB Interview UFC UFC ESPN60 イ・ジョンヨン ハイダー・アミル ブログ

【UFC ESPN60】Road FCフェザー級王者~RTU~UFC、イ・ジョンヨン「自分で言うのもなんですが……」

【写真】この拳が、強くて硬い。キム・スーチョルと1勝1敗のパク・ヘジンを僅か10秒でKOしているイ・ジョンヨンだ(C)MMAPLANET

20日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFC on ESPN60「Lemos vs Jandiroba」が開催され、イ・ジョンヨンがハイダー・アミルとUFC2戦目を戦う。
Text by Manabu Takashima

右肩上がり時代のRoad FCでデビュー。キャリア7戦目で、当時のK-MMA界で最も完成度が高かったとされるチェ・ムギョムを下しフェザー級王者に。アンチUFCの急先鋒と目されていたジョン・ムンホン代表率いるRoad FCで成功を収めながら、イ・ジョンヨンは常にUFCファイターになることを夢見ていたという。

そんなイ・ジョンヨンに初インタビューすると、自信に満ち溢れた言葉が続いた。


Road FCのチャンピオンになれたことは、今も自分の誇りです

──オクタゴン2戦目が今週末に迫ってきました。今の調子はいかがですか。

「過去最高のコンディションで、今回の試合でも自分がUFCでしっかりと戦っていけることを証明したいと思います」

──イ・ジョンヨン選手の試合は、実はRoad FCのYoung Guns出場時からフォローさせてもらっていたのですが、初めてインタビューする機会を得ることができました。2014年にRoad FCでプロMMAデビューをしましたが、MMAを始めたきっかけは何だったのでしょうか。

「8年間、テコンドーの練習をしてから柔術を始めました。MMAを戦うようになったのは、世界最強の人間になりたかったからです。それが自分の夢であり、浪漫でした。誰かの影響を受けてそういう人間になったのではなく、もともとそういう想いを持っていました。

そしてUFCファイターになること、それが最強の人間になる道だと思いました。一歩一歩キャリアを進むことができて、UFCファイターになれました。Road FCで戦っていた時から、凄く恵まれたキャリアを送ってきたと思っています」

──Road FCは韓国の巨大独立王国のようなプロモーションです。対して、UFCを目指すのであればTOP FCという選択もあったかと思うのですが、なぜRoad FCだったのでしょうか。

「Road FCしか選択肢がなかったのが、正直なところです。自分はRoad FCのアマ大会でキャリアをスタートさせたので、そのままRoad FCでデビューをしました。当時、TOP FCはアマチュアの大会を開催していなかったので。そしてRoad FCからRoad to UFCを戦い、UFCと契約ができました。Road FCのチャンピオンになれたことは、今も自分の誇りです」

──とはいえ、UFCファイターになることが夢というのは、Road FC時代は口にできなかったのではないですか。ジョン・ムンホン代表はアンチUFC的な発言が多かったですし。

「正直にいえば、本音を隠さないといけなかったです(笑)。指摘されたようにジョン・ムンホン代表は、そのような言動を好んでいなかったので。

と同時にRoad FCは最高のホテルをファイターに用意し、イベントの規模も大きかったです。記者会見やビデオ撮影、公開計量というファイトウィークもあります。UFCで戦う準備となる経験をさせてもらったと思っています。プロファイターの基盤をRoad FCで創ることができました」

──キャリア7戦目で、チェ・ムギョムを破りフェザー級王者になりました。個人的にチェ・ムギョムはイ・ユンジュンと並び韓国でも最もファイトIQが高いファイターだと思っていたので、あの勝利は正直驚かされました。

(C)ROAD FC

「あの試合までの自分は、虎は虎でも子供の虎のようなモノでした。

本当の自信を持ち合わせていなかったです。あの試合の時は、ただRoad FCのチャンピオンになりたくて戦っていました。結果的にあの試合がRoad FCで一番思い出に残るファイトになりましたし、本物の自信を手にすることができたと思います。自分のキャリアのなかで、本当に大きな意味を持つ勝利です」

──そのようにキャリアを振り返ることができることも、素晴らしいですね。

「先ほども言いましたが、Road FCフェザー級王者になったことは自分の誇りです。ただコロナ禍になり、Road FCが活動を休止し2年ほど戦う機会がなかったです。あの時、契約も切れるタイミングだったのでUFCで戦いたいという気持ちに従うことにしました」

──そして土曜日に、ハイダー・アミルとUFC2戦目を戦います。

「どの局面でも、彼が自分を倒すような力はないです。100パーセント、フィニッシュします」

──イ・ジョンヨン選手は真っ向勝負の打ち合いができるなかで、カウンターショットのタイミングが素晴らしいです。それも踏込みに合わせて打つだけでなく、バックステップで呼び込んでカウンターを打ち込むことができます。

「自分で言うのもなんですが、距離をコントロールする能力とタイミングを合わせる素質があるのだと思います。踏み込んでカウンターを合わせるのも、下がって打つのもどちらを好むということはないのですが、まずはプレッシャーをかけて相手が出てくるなら、ステップイン。相手が距離を取るようなら、誘い込むように動いてカウンターを入れます」

──今大会は3人の韓国人先輩UFCファイターが出場しており、母国での注目度も一際高いと思われます。そのなかで、ファンを驚かせる自信はどれだけありますか。

「自分は韓国のライジングスターです。ファンの期待に応える試合をします。皆がエキサイトする戦いを見せる自信は十分にあります。

今、日本のUFCファイターも凄く良い試合をしています。彼の活躍は自分にモチベーションを与えてくれています。いつか日本で練習をしたいですし、もちろん日本で戦いたいです。その時は日本のファンにアジアのファイタ―の強さを示したいと思っています」

■視聴方法(予定)
7月21日(日)
午前6時00分~UFC Fight Pass
午後5時45分~U-

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