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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN56 デリック・ルイス ホドリゴ・ナシメント ボクシング

【UFC ESPN56】グラウンドの苦しい展開をひっくり返す右クロス&パウンドでルイスがナシメントをKO

<ヘビー級/5分5R>
デリック・ルイス(米国)
Def.3R0分49秒 by TKO
ホドリゴ・ナシメント(ブラジル)

いきなりルイスが距離を詰めた。左ハイからダーティボクシングへ。右腕を差し上げてナシメントをケージに押し込む。切り返してきたナシメントを投げて尻もちを着かせたルイスだったが、ナシメントもすぐに立ち上がる。ケージ際の差し合いはルイスが胸を合わせ、右腕を差し上げて押し込んでいる。ヒザ蹴りの交換からルイスが離れた。左ハイを見せたあとに右ストレートを打ち込む。回り込んだナシメントがルイスをケージに押し込み、ボディロックからグラウンドに持ち込む。ハーフガードのルイスにパウンドとヒジを打ち込むナシメント。左ヒジをがクリーンヒットすると、ルイスの動きが一瞬止まった。さらにパウンドを落としながらパスに成功したナシメントだったが、すぐにブリッジしたルイスにトップを奪われてしまった。

2R、前に出て来たナシメントに対し、ルイスが左フックから右に繋げる。インサイドからのパンチを当て、ナシメントを下がらせたルイスが、そのままケージに押し込んでいく。首相撲から右ヒザを突き上げたルイスは、シングルレッグに切り替えるもナシメントに切り返されてしまう。ルイスも差し返してナシメントをケージに押し込む。ここはナシメントが離れた。

ケージ中央からナシメントがパンチを振るいながら飛び込むと、受け止めたルイスが右アッパーを突き上げる。ケージ際の差し合いからルイスがパンチのラッシュをかけた。被弾しながら組み付いたナシメントをケージに押し込んだルイスは、右フックを叩き込む。距離ができるとルイスが連打を浴びせるも、テイクダウンに失敗してバックを奪われてしまう。仰向けになり、ハーフガードを取るルイスを抑え込むナシメント。ラウンド終了までトップをキープし、右ヒジを落としていった。

3R、ルイスがワンツーを伸ばすも、疲労かスピードは落ちている。ルイスの二段蹴りをバックステップでかわすナシメント。さらにルイスは左跳びヒザを見せるが、ナシメントがブロックする。ルイスはナシメントに左フックから右クロスをテンプルに当てた。この一撃でナシメントはダウンし、ルイスの右足にしがみつく。ルイスはそのままパウンドを浴びせ続け、レフェリーストップを呼び込んだ。

TKO勝利を収めたルイスはショーツを脱いでアンダーショーツ姿になったうえ、観客にお尻を見せ、さらにファールカップも観客席へ投げ込むプレゼントを贈った。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN56 キック ジョアキン・バックリー ヌルスルタン・ルジボエフ

【UFC ESPN56】約20㎝の身長差をはねのけ、バックリーがルジボエフを判定で下して4連勝

<ウェルター級/5分3R>
ジョアキン・バックリー(米国)
Def.3-0:30-27.30-26.29-26.
ヌルスルタン・ルジボエフ(ウズベキスタン)

身長178㎝のバックリーと196㎝のルジボエフ。サウスポーのバックリーに対し、ルジボエフが右の前蹴りを放つ。バックリーは離れた位置からジャブ、左で飛び込むチャンスをうかがう。ルジボエフはバックリーのステップインに右ストレートを狙う。バックリーがダブルレッグに入るタイミングで、ルジボエフが右のヒザ蹴り。バックリーがそのままテイクダウンを奪う。インサイドガードでトップキープするバックリー。一旦立ち上がると、ルジボエフもすぐに立ち上がる。

そこにバックリーは右フックから飛び込んでパンチをまとめる。ルジボエフもパンチをまとめて右のヒザ蹴り。先ほどと同じようにバックリーがダブルレッグでテイクダウンする。ガードポジションのルジボエフが下から腕十字を狙うと、バックリーが立ち上がる。試合がスタンドに戻ると、ルジボエフがバックリーのステップインに右ストレートを狙う展開が続く。バックリーがパンチからスピニングバックキックを放つも空振り。ルジボエフは二段蹴りを放つ。

2R、バックリーが前進して左ミドル、右ローを蹴ると、ルジボエフが右ストレートを合わせる。今度はルジボエフが右ミドルを蹴り、バックリーが蹴り足をキャッチするようにダブルレッグでテイクダウンする。ルジボエフは下からパンチを放ち、バックリーが立ち上がると蹴り上げ→立ち上がる。ルジボエフは右ストレートからパンチをまとめ、バックリーは左の前蹴り、右フックから距離を詰めていく。

ルジボエフはそこに右アッパーを合わせ、距離が離れると右ストレート・右の前蹴りを伸ばす。なかなか距離を詰められないバックリーだったが、ルジボエフをケージに押し込むと四つ組みからテイクダウンしてサイドへ。バックリーが鉄槌を入れ、マウントポジションを取ろうとするが、ルジボエフがガードポジションに戻す。バックリーがパンチを落とすと、ルジボエフがカウンターの腕十字を仕掛ける。

3R、バックリーが構えをスイッチし、ルジボエフは右カーフを蹴る。バックリーが構えを戻すとルジボエフワンツー、右ストレートで飛び込む。そこにバックリーが右フックを合わせ、追撃で右フックでダウンを奪う。パウンドで追撃するバックリー。ルジボエフも蹴り上げから後転して立ち上がる。ルジボエフは距離を取って右ストレート、右ヒザ蹴り、右前蹴り。バックリーは再びルジボエフの右ストレートに右フックを合わせ、そのままグラウンドで上を取り、一気にマウントポジションへ。

ここからバックリーがパンチとヒジで攻め込む。ルジボエフは半身になって、バックリーがバックを狙ったところで、ルジボエフが正対してインサイドガードでトップキープする。ルジボエフが右のパウンド、ハーフからヒジを落とす。バックリーも脇を差して起き上がるとスクランブルの展開からバックリーが上のポジションを取りかえす。

サイドポジションをとったバックリーがパンチを連打。ルジボエフも必死にガードに戻す。バックリーはパンチをボディと顔面にパンチを落とす、ここでルジボエフがグラウンド状態で顔面を蹴ってしまい、インターバルが与えられる。試合はスタンドで再開となり、ルジボエフの右ミドルにバックリーが右フックを合わせる。

ここで試合終了となり、ルジボエフのロングリーチに苦しんだバックリーだったが判定勝利を収めた。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN56 アロンゾ・メニフィールド カーロス・アルバーグ

【UFC ESPN56】わずか12秒。アルバーグがメニフィールドを左で仕留めてオクタゴン6連勝

<ライトヘビー級/5分3R>
カーロス・アルバーグ(ニュージーランド)
Def.1R0分12秒 by TKO
アロンゾ・メニフィールド(米国)

アルバーグが右を振りながら中に入る。しかし下がりながら、続くメニフィールドの左をかわして回ったアルバーグの左がヒット。ダウンしたメニフィールドにパンチを打ち下すアルバーグは、立ち上がったメニフィールドに左フックを決めて再びダウンを奪い、レフェリーストップを呼び込んだ。

2年間無敗(4勝1分)のアルバーグに秒殺KO勝ちを収めたメニフィールドも、これで6連勝――5連続フィニッシュとなっている。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN56 アレックス・カサレス キック ショーン・ウッドソン

【UFC ESPN56】ロングリーチを活かしてペースを乱さず戦ったウッドソンがカサレスに判定勝利

<フェザー級/5分3R>
ショーン・ウッドソン(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.30-27.
アレックス・カサレス(米国)

両者サウスポーに構える。カサレスが左右のミドル、ウッドソンは左のカーフを蹴る。カサレスが左ミドルを蹴ると、ウッドソンは左フックを合わせ、両手を小刻みに動かしながら左カーフで前に出る。カサレスも左ボディからパンチをつなげ、飛び込んでの右フック、顔面前蹴りも繰り出す。ウッドソンは離れた間合いからフェイントをかけて右ハイキック、カサレスは右ジャブを突きさして左ストレートにつなげる。

ウッドソンは構えをスイッチしながら、カサレスの前足に左右のカーフを集める。カサレスも左オーバーフックから距離を詰めてワンツー、スポニングバックキックを放つとローブローとなる。再開後、カサレスは左右のハイキックから左のオーバーフック、ウッドソンはワンツーから右ハイキック。終盤、互いにハイキックを蹴り合い、カサレスがパンチで前に出るがクリーンヒットはない。

2R、カサレスが左のスーパーマンパンチ、右のサイドキックから左ミドルを蹴る。ウッドソンも右ミドルを蹴って、右フックを当てて前に出る。カサレスは左フック・左ストレートから前進。距離を詰めて右ボディから左を打ち込むが、距離をとったウッドソンがジャブから左ストレート。カサレスは左ミドル、スピニングバックフィストからパンチをまとめる。

ウッドソンはオーソに構えて右ミドル。カサレスは左ストレートから左ハイと手数を増やすが、なかなかパンチが当たらない。ウッドソンはジャブをついて左カーフとワンツー。カサレスも前に出るけど空振りが多い。一度組みつくカサレスだが、ウッドソンは離れる。カサレスは左ロー、ウッドソンは左ミドルを蹴るところに右ストレートで飛び込み、右ミドルを蹴る。

3R、ここもカサレスが細かくフェイント入れて前に出る。オーソドックスに構えるウッドソンはジャブをついて右ミドルとハイ。カサレスもインローを蹴ってワンツー、右ボディ。ウッドソンはジャブから右フック、右手を細かくついてフェイントを入れる。カサレスはスピニングバックキックを見せて、頭を振ってパンチを振って前に出る。

ウッドソンはペースを変えずにジャブ・左ストレート、ハイキック。距離を詰めたカサレスが小刻みにパンチを入れるが、ウッドソンが左ストレートから右フック。カサレスは前に出続け、ウッドソンはワンツーで迎え撃つ。最後はパンチの打ち合いになるが、どちらも決め手に欠ける。ロングリーチを活かしてペースを乱さず戦ったウッドソンが判定勝利。これで一つの引き分けを挟んで5連勝となった。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN56   スラヴァ・ボルシェフ チェイス・フーパー

【UFC ESPN56】ボルシェフから左でダウンを奪ったフーバーがダースチョークでオクタゴン3連勝を決める

<ライト級/5分3R>
チェイス・フーパー(米国)
Def.2R3分00秒 by ダース・チョーク
スラヴァ・ボルシェフ(ロシア)

サウスポーのフーバーが左ストレート、左ハイを見せる。ボルシェフが距離を詰めて左カーフを繰り出すが、フーバーが左ストレートを合わせた。ジワリジワリと距離を詰めていくボルシェフがフーバーにケージを背負わせる。ここでフーバーが左ストレートを伸ばすと、ボルシェフの顔面にクリーンヒット。背中から倒れたボルシェフが起き上がろうとすると、フーバーがバックテイクからRNCを狙う。仰向けになったボルシェフからマウントを奪ったフーバーがパンチを連打する。

再びバックマウントからRNC→マウントからパンチとヒジを落とし続けるフーバー。ボルシェフが上半身を起こすと首を抱えて背中を着けさせ、マウントに戻る。スクランブルに持ち込みたいボルシェフに対し、トップコントロールを続けるフーバーは、ボルシェフの飛行機投げにカウンターの横三角で固めてアンクルへ。足首を絞り上げるフーバーは残り時間を確認し、足を離して三角を極めに掛かる。リバーサルからマウントに移行し、三角で絞め上げる。しかしボルシェフが耐えきった。

2R、フーバーが右スピニングバックフィスト→左ハイからダブルレエッグに繋げる。ケージ際で尻もちを着かせたフーバーは、バックコントロールからボルシェフの左腕を両腕で挟みRNCを狙う、いわゆるカドワキチョークの形から、さらにマウントに移行したフーバーがパンチとヒジを連打する。フーバーがバックマウントからRNC、マウントからのパンチ連打を繰り返すも、レフェリーはストップしない。潜ったボルシェフの首を抱えたフーバーが、ダースチョークで捕らえてボルシェフからタップを奪った。--かに見えたが、ボルシェフはタップしていないと主張する。確かに映像ではワンタップのみで3回たたいていないボルシェフだが、そのあとに映し出された頭部のコブが痛々しかった。

フーバーは2023年にライト級へ上げてから、オクタゴン3連勝となった。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN56 エステバン・リボヴィクス テレンス・マッキニー

【UFC ESPN56】勝っても負けてもフィニッシュ決着、マッキニー。リボヴィクスの右ハイで、37秒KO負け

<ライト級/5分3R>
エステバン・リボヴィクス(アルゼンチン)
Def.1R0分37秒by KO
テレンス・マッキニー(米国)

すぐに右を伸ばしたマッキニーが、左ローのリボヴィクスにジャブを放つ。距離が近づくと、リボヴィクスが右からハイを狙う。ワンツーのマッキー、リボヴィクスも前に出て右を放ち、ここも右ハイのコンビへ。この蹴りが右を振るったマッキニーの顔面を直撃し、このままケージ際に倒れたマッキニー、リボヴィクスは7度目の初回KO勝ちに「皆に言っているだろう。この刻、この瞬間のために、練習しているんだ。ただ、攻めること。絶対に止まらないことが作戦だよ。常にこういう勝ち方を想像し、こうやって戦っているんだ」と笑顔を見せた。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN56 タバタ・ヒッチ テシア・ぺニントン

【UFC ESPN56】ケージ際でのTDの攻防、トライし続けたヒッチがスプリット判定で勝利

<女子ストロー級/5分3R>
タバタ・ヒッチ(ブラジル)
Def.2-1:29-28.28-29.29-28.
テシア・ぺニントン(米国)

ヒッチが右ストレートを伸ばし、前蹴り・右ローで前に出る。テシアも右ストレートを打ち返して譲らない。ヒッチはテシアの前足のローを蹴って組みに行くが、ヒッチはそれを許さない。距離を取りつつワンツーで飛び込むテシア。少しずつテシアの打撃のヒット数が増え、飛び込んでの右も当てる。ヒッチも前に出て右スレートとと右ロー、組みつく。

離れたテシアはワンツーと右ロー。ヒッチは首相撲に持ち込むが、テシアはパンチを振って離れる。右ストレートと左ボディのテシア。ヒッチはサウスポーにスイッチして左ミドルを蹴って、首相撲からケージに押しこむが、ここもテシアは離れる。テシアは右ロー、右ストレート、右フックから左、右ストレート。終了間際、ヒッチがダブルレッグから組むと投げでテイクダウンに成功した。

2R、テシアがジャブと左右のロー、構えをサウスポーにスイッチしてステップする。ヒッチは前に出ながら前足へのロー、ジャブや右のスーパーマンパンチを見せる。ダブルレッグから組んだヒッチは、テシアをケージに押し込んで右腕を深く差して、ボディロックからテイクダウンを狙うが、テシアは倒れない。ならばと左足にシングルレッグに入るヒッチだが、テシアはこれも対処。

一旦離れると、ヒッチもすぐに左足にシングルレッグに入って、右腕を差して押し込む。ケージ際でテイクダウンの攻防が続くが、残り1分でテシアが離れる。テシアは右ストレートから前進。ヒッチも下がりながら右を返す。テシアは手数を増やして前に出て、スピニングバックフィスト、右ハイも見せた。

3R、テシアはジャブを見せつつ、右ストレートを放つ。ヒッチは右カーフを蹴る。テシアは右ストレートを伸ばし、ヒッチが前に出ると右ストレート・ヒジを合わせる。構わず組んだヒットが両差しでテシアをケージに押し込む。テシアは左腕を差し返し、ヒッチは首相撲からヒザ蹴り。シングルレッグにも入りつつ、再び右腕を差してテシアをケージに押し込む。

ヒッチがダブルレッグに入ってテイクダウン仕掛けるが、ここも粘ってテイクダウンさせずに離れる。ヒッチは右ストレートと右ミドル、テシアは飛び込んでの右ストレートと右フックを放つ。ヒッチも距離が詰まるとヒザ蹴り、テシアは前後の小刻みなステップからパンチを当てる。細かい打撃戦からヒッチが組みつくが、ここはテシアが小手を巻いて2度投げを試みる。判定は2-1と割れ、ヒッチに軍配が上がった。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN56 キック ビリー・ゴフ

【UFC ESPN56】ゴフがヒジでグラつかせるも、下がりながら右を当てたウォータースの判定勝ち

<ウェルター級/5分3R>
トレイ・ウォータース(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28.
ビリー・ゴフ(米国)

身長で大きく上回るウォータースに対し、ゴフが右サイドキック、右カーフキックを散らす。サークリングから左ジャブを突くウォータースは、ゴフのカーフに右ストレートを合わせる。ゴフがローキックからの連打からダブルレッグで組みつくも、テイクダウンは奪えず。離れたウォータースのワンツーがゴフの顔面を捉える。ゴフは寸グルレッグからドライブし、左腕を差し上げてウォータースをケージに押し込む。ウォータースはゴフの顔を押し上げてディフェンスするも、ゴフが反り投げからバックに回った。すぐさまRNCを狙うゴフだが、ここはウォータースが離れる。

打撃戦に戻るとウォータースの右が当たり、一瞬ゴフの動きが止まる。ゴフはシングルレッグからケージ際でバックに回った。さらに正対してヒザを打ち込むとゴフも立ち上がる。ウォータースはケージを背負いながら右ストレート、さらに右ヒザを突き上げる。体勢を崩しながらもパンチを放ち続けるゴフ。ウォータースも打ち返すが、疲労か動きが落ちてくる。次第にゴフのパンチが何度もウォータースの顔面にヒットし、初回が終了した。

2R、ウォータースはサークリングから左ジャブを突くも、ゴフの右カーフキックを受ける。明らかに疲労が見えるウォータースの顔面を、ゴフのパンチが捕らえる。ゴフのローを受けてから放つウォータースのパンチに力がない。しかしウォータースも右ストレートを当てる。関節蹴りから左ジャブを放つゴフはスイッチも見せた。シングルレッグで組んだゴフはケージまでドライブし、右ヒジをクリーンヒット。動きが止まり、離れたウォータースと右ヒジ、左ジャブ、シングルレッグと追いかけるゴフ。ウォータースも右ストレートを突き刺すが、ゴフの連打に顔を背けてしまう。

苦しそうな表情を浮かべながら左右フックを振るうウォータースをゴフが攻め立てる。完全に肩で息をし始めたウォータースだが、それでも右ストレートでゴフの動きを止めた。ゴフのシングルレッグをスプロールしたウォータースは右腕でゴフの首を取り、ギロチンで絞め上げていく。ゴフはこれを凌いだものの、ゴフもまた疲労が見えるタフファイトに。パンチを連打するゴフ、顔を背けたあとウォータースが右を放った。

最終回、ゴフがサウスポーにスイッチして、サークリングするウォータースを追う。オーソドックスに戻してロー、左ジャブを見せるゴフ。ウォータースも左ジャブを繰り出し、ゴフのパンチをかわす。フォグは組みつきドライブし、ハイクロッチで持ち上げた。テイクダウンできずも押し込み続けるゴフに対し、場内からはブーイングが効かれる。残り2分でレフェリーがブレイクをかけた。再開後、ゴフが右ロー、右前蹴りと散らす。ウォータースは手数がなく、ゴフの打撃にも力はない。消耗戦のなか、ウォータースが右ストレートを伸ばす。ゴフはウォータースが距離を詰めると右前蹴りを繰り出す。残り1分でゴフが前に出た。右ストレート、左フックでウォータースの顔面を跳ね上げる。ウォータースも右ストレートを放つが、ゴフがカウンターの右を当てた。最後はケージ中央で打ち合い試合を終えた。

ウォータースを下がらせ、さらにパンチで顔を背けさせたゴフが有利かと思われたが、ユナニマス判定でウォータースに凱歌が上がった。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN56 ジェイク・ハードリー チャールズ・ジョンソン

【UFC ESPN56】セントルイスのファンの大声援をバックにジョンソンが、ハードリーから逆転3-0の判定勝ち

<フライ級/5分3R>
チャールズ・ジョンソン(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ジェイク・ハードリー(英国)

オクラホマ州トペカ出身、セントルイス在住のジョンソンにプレリミとは思えない大きな声援が集まる。サウスポーに構えたハードリーが左ロー、ジョンソンが右ローを蹴る。ケージ前を移動するジョンソンに対し、ハードリーが追って左ストレートから左インローを蹴る。ジョンソンは前蹴りを繰り出し、左に回る。ハードリーは右リードフックを当て、左ボディストレートを伸ばす。ケージに詰まるようになったジョンソンは、ダブルレッグでテイクダウンを許し、スクランブルでハードリーがバックを伺う。

自ら離れたハードリーが左インロー、さらに左を見せて組みに行く。切ったジョンソンはヒザをボディに入れ、ハードリーが距離を取り直す。インローを続けるハードリーがジョンソンを追うという展開のなかで左ミドルを決める。ジョンソンは左ロー、ジャブを見せるが効果的な攻撃はなく、ハードリーの左ハイをブロック。残り1分を切り、ワンツー、左ボディを繰り出したジョンソンが前に出るように。右ボディアッパーを入れ、スイッチしたジョンソンだったが詰め切れず、初回を落としたか。

2R、ジョンソンは右ハイを見せ、右ストレートをヒットさせる。下がったハードリーに対し、ハイから左ジャブと圧を高めたジョンソン。ハードリーも圧されず前に出るが、勢いのないテイクダウン狙いを切られる。ジョンソンは左から右を当て、回りながらもジャブからアッパーを狙う。ハードリーは左ボディを決め、体を入れ替えられても左を伸ばす。ジョンソンはそこにカウンターを狙い、ボディショット。左ミドルのハードリーの軸足にローを入れたジョンソンは、右アッパーを見せるも空を切る。ダブルジャブ、スイッチしつつアッパーからのコンビと手数を上回るジョンソンは、ハードリーのワンツーをかわす。

残り90秒で、ジョンソンが左ローから右を入れ、スイッチをしつつ右を当てる。続いて右ボディ、ワンツーを入れたジョンソンは右でダウンを奪うと、パウンドから立ち上がってロー。飛び込んでパンチを落としたジョンソンに対し、ハードリーはレッスルアップからバックへ。そのまま時間となり、ラウンドを取ったジョンソンを大歓声が後押しした。

最終回、USAチャントのなかで左に回るジョンソンは、ハードリーのハイクロッチを切る。右ジャブから前に出るハードリーだが、逆に右ストレートを被弾する。直後に組んでバックに回ったハードリーが対角線でフックした左足に、ジョンソンはヒジを落とす。背中に飛び乗ろうとしたが、両足をフックできなかったハードリーが着地して間合いを取り直す。左オーバーハンドのハードリー、ジャブで前に出るジョンソンが右を当てる。ハードリーのダブレッグを切ると、スイッチしつつロー、ワンツーとジョンソンが手数で上回る。

ハードリーは左を伸ばすが、距離を遠い。と、ジョンソンが三日月蹴りを決める。ハードリーは左を当て、組みへ。シングルからケージに押し込んだハードリーだが、ジョンソンがスプロールし、パンチで前に出る。ハードリーも左を打ち返したところで、タイムアップとなった。

結果、ジャッジ3者とも29-28でジョンソンが判定勝ちを収め、オクタゴン戦績を4勝4敗と五分に戻した。


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【UFC ESPN56】果てなく続く生き残り合戦。ハードリー×ジョンソン、サバイブするのはどっちだ?!

【写真】平良達郎と鶴屋怜がいる階級は、どの試合も興味深いが――この試合は世界フィーダーショーの比較という点でも興味深い(C)Zuffa/UFC

11日(土・現地時間)、ミズーリ州セントルイスのエンタープライズ・センターでUFC on ESPN56「Lewis vs Nascimento」が開催される。2018年1月以来のセントルイスでのUFC、メインはイベントタイトルにあるようにヘビー級のデリック・ルイス×ホドリゴ・ナシメントが組まれている。
Text by Manabu Takashima

メインカードが7試合、プレリミが6試合と試合数が逆転した感もある大会で、注目なのはプレリミのジェイク・ハードリー×チャールズ・ジョンソンの一戦だ。


南アフリカのEFC、英国のCage Warriorsのフライ級王者からコンテンダーシリーズに挑んだハードリーは、まさかの計量失敗。それでもミッチ・ラポーソをRNCで一蹴し、UFCは契約という判断をした。体重オーバー勝利での契約は論議を呼んだが、ハードリーは「ダナの目が間違っていないことを証明する」と世界最高峰への戦いに臨んだ。

しかし、デビュー戦でアラン・ナシメントの組みに圧倒され判定負け。その後はカーロス・キャンデラリオ、マルコム・ゴードンをフィニッシュし調子に乗るかと思われたが、前戦ではコディ・ダーデンにフルマークの判定負けと波の乗り切れていない。

対してLFAフライ級王者からUFCにステップアップしたチャールズ・ジョンソンも――ハードリーが、異様にライバル視する――ムハマド・モカエフに完敗という形でオクタゴンでのキャリアを踏み始めた。

2戦目をザルガス・ズマグロフにスプリット勝利と競り勝ち、3戦目のジミー・フリックとのLFAフライ級王者対決を制したジョンソンだったが、ここから悪夢の3連敗を喫してしまう。

今年の2月に組まれた相手はデビュー以来17勝0敗のアマット・マクスンと、完全に土俵際にあったジョンソンは初回のダウンを跳ね返し、ショートのコンビとヒザ蹴りの連係で大逆転。生き残りに成功した。

とはいってもUFCの戦いは毎試合がトーナメント枠のないトーナメント戦が続く。未だ黒星先行のジョンソンと、ポテンシャルを発揮できない……あるいは、それが実力だったのかと判断を下されかねないハードリー。そんな両者の戦いは打撃と組み、両局面で削り合いが続くことが予想される。

フィニッシュ能力ではハードリーが上回るという見方もできるが、ジョンソンがマクスンに粘り勝ちした勢いを持続していれば、それこそハードリーは気持ちの勝負に持ち込まれるだろう。

また去年の8月に木下憂朔を下したビリー・ゴフ、再起を図るタバタ・ヒッチなど日本所縁のファイターも出場している。さらには勝っても負けてもフィニッシュ決着=テレンス・マッキニー、UFC在籍が13年となったアレックス・カサレス等々、中堅どころの豊富さが実感されるUFCセントルイス大会、だ。

■視聴方法(予定)
5月12日(日・日本時間)
午前5時~UFC FIGHT PASS
午前4時30分~U-NEXT

■UFC ESPN56対戦カード

<ヘビー級/5分5R>
デリック・ルイス(米国)
ホドリゴ・ナシメント(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ジョアキン・バックリー(米国)
ヌルスルタン・ルジボエフ(ウズベキスタン)

<ライトヘビー級/5分3R>
アロンゾ・メニフィールド(米国)
カーロス・アルバーグ(ニュージーランド)

<ライト級/5分3R>
ディエゴ・フェレイラ(ブラジル)
マテウス・レンベツキ(ポーランド)

<フェザー級/5分3R>
アレックス・カサレス(米国)
ショーン・ウッドソン(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ワルド・コルテスアコスタ(ドミニカ)
ロベリス・デスパイネ(キューバ)

<ライト級/5分3R>
チェイス・フーパー(米国)
スラヴァ・ボルシェフ(ロシア)

<ライト級/5分3R>
テレンス・マッキニー(米国)
エステバン・リビヴィクス(アルゼンチン)

<女子ストロー級/5分3R>
タバタ・ヒッチ(ブラジル)
テシア・トーレス(米国)

<ウェルター級/5分3R>
トレイ・ウォータース(米国)
ビリー・ゴフ(米国)

<フライ級/5分3R>
ジェイク・ハードリー(英国)
チャールズ・ジョンソン(米国)

<女子フライ級/5分3R>
JJ・オルドリッチ(米国)
ベロニカ・ハルディ(ベネズエラ)

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