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【UFC ESPN51】試合結果 進む身体代謝──を許さず、カブ・スワンソンが踏み止まる判定勝ち

【写真】23歳ルアナ・サントスが第1試合でUFC初陣をKO勝ちで飾った(C)Zuffa/UFC

12日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC ApexでUFC on ESPN51「Luque vs Dos Anjos」が開催された。

メインでヴィセンチ・ルケがハファエル・ドスアンジョス越えを果たし、コメインでカブ・スワンソンが微妙な判定ながらハキーム・ダラドゥを跳ね返しベテランが意地を見せた同大会は、プレリミ7試合が全てフィニッシュ決着となっている。。

パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト: カリル・ラウントリー、イアズミン・ルシンドマーカス・マギー、デイモン・ブラックシアー

UFC ESPN51
<ウェルター級/5分5R>
○ヴィセンチ・ルケ(ブラジル)5R
判定
詳細はコチラ
×ハファエル・ドスアンジョス(ブラジル)
<フェザー級/5分3R>
○カブ・スワンソン(米国)3R
判定
詳細はコチラ
×ハキーム・ダラドゥ(カナダ)
<ライトヘビー級/5分3R>
○カリル・ラウントリー(米国)1R2分40秒
KO
×クリス・ダウカウス(米国)
<女子ストロー級/5分3R>
○イアズミン・ルシンド(ブラジル2R3分42秒
肩固め
詳細はコチラ
×ポリアナ・ヴィエイラ(ブラジル)
<189.5ポンド契約/5分3R>
○AJ・ドブソン(米国)3R
判定
詳細はコチラ
×タフォン・エヌシュクウィ(カメルーン)
<189ポンド契約/5分3R>
○ジョシュ・フレムド(米国)3R
判定
×ジェイミー・ピケット(米国)
<バンタム級/5分3R>
○マーカス・マギー(米国)1R2分19秒
KO詳細はコチラ
×JP・ベイス(南アフリカ)
<ライト級/5分3R>
○テレンス・マッキニー(米国)1R1分25秒
TKO
詳細はコチラ
×マイク・ブリーデン(米国)
<フェザー級/5分3R>
○アイザック・ドルギャリアン(米国)1R4分48秒
KO
×フランシス・マーシャル(米国)
<ヘビー級/5分3R>
○マルティン・ブダイ(スロバキア)1R4分11
キムラ
×ジョシュ・パリジアン(米国)
<女子ストロー級/5分3R>
○ジャケリン・アモリン(ブラジル)3R3分41秒
KO
×モントセラ・ルイス(メキシコ)
<バンタム級/5分3R>
○デイモン・ブラックシアー(米国)3R
判定
×ホゼ・ジョンソン(米国)
<女子フライ級>
○ルアナ・サントス(ブラジル)1R3分41秒
KO
×ジュリアナ・ミラー(米国)
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Report UFC UFC ESPN51 ハファエル・ドスアンジョス ブログ ヴィセンチ・ルケ

【UFC ESPN51】ルケが粘るドスアンジョスを攻め続けて、約1年ぶりの復帰戦を勝利で飾る

<ウェルター級/5分5R>
ヴィセンチ・ルケ(ブラジル)
Def.3-0:49-46.48-47.48-47
ハファエル・ドスアンジョス(ブラジル)

サウスポーのドスアンジョス。ルケは右ミドルを蹴り、右ストレートのダブル、再び右ミドルを蹴る。プレッシャーをかけるドスアンジョスが左ミドル、左ストレートを伸ばして、ダブルレッグで組みつく。ルケの左脇を差してテイクダウンを狙うドスアンジョス。離れ際にヒジを振る。スタンドに戻ると、ルケは左フックと右ミドル。ドスアンジョスも左ストレートから右フック、左ミドルにつなげる。ルケが右ストレートから左ボディ、右ストレートを起点に攻撃を組み立てる。

ドスアンジョスは左のスーパーマンからダブルレッグでルケをケージに押し込む。これを切ったルケが逆にダブルレッグでドスアンジョスをケージに押し込んでテイクダウンを奪う。ドスアンジョスのフロントチョークを外して、バックにつくルケ。立ったドスアンジョスはアームロックを狙い、ルケがシングルレッグで押し込む形でラウンドが終わった。

2R、ドスアンジョスがジャブから左ミドル。ルケもジャブを返して右ミドル・インローを蹴る。距離が詰まるとドスアンジョスが組みつき、ルケをケージへ押し込んで、ダブルレッグに入る。ルケは反応よくそれを切って、逆に左脇を差してドスアンジョスをケージに押し込む。テイクダウンの攻防で劣勢のドスアンジョスはヒジを狙うが、ルケはすぐに離れる。ルケが右ストレート・右ミドル、左フックを狙う。

ドスアンジョスはジャブから左ストレートを返し、ルケの右ストレートを被弾しながらも、左ストレートからダブルレッグでケージに押し込んでテイクダウンを奪う。すぐに立ち上がったルケは正対して逆にドスアンジョスをケージに押し込んで、シングルレッグでテイクダウンを狙う。ドスアンジョスもケージに身体を預けて半身になって立ち上がる。ルケは再びダブルレッグに入ってテイクダウン。ドスアンジョスもバックは許さず立ち上がる。アンジョスは離れ際にヒジ。ルケは右ミドルと前蹴り、ドスアンジョスが右フックからダブルレッグに入る。

3R、ルケがジャブを何度もヒットさせ、右ボディストレートにつなげる。ドスアンジョスは流血しながらも左ミドル、右アッパーから組みつく。逆にルケがドスアンジョスにケージを背負わせ、シングルレッグでテイクダウンを狙い、背中を見せて立ち上がるドスアンジョスのバックを狙う。ルケはこれを繰り返し、ドスアンジョスも凌ぎきって距離を取った。

ドスアンジョスが右を見せて左ストレート。プレッシャーをかけるルケがジャブ、右ストレート、右ミドルと手数を増やす。ドスアンジョスが左ミドルからダブルレッグに入ると、ルケが首を抱えてスクランブルの攻防へ。立ち上がったルケがドスアンジョスのバックについて金網に押し込む。ラウンド終了間際、ルケが正対したドスアンジョスをシングルレッグから尻餅を付けさせる。

4R、ドスアンジョスが左ストレート、ルケは右ミドルと右ストレートを返す。組みついたルケはボディにヒザ蹴り、ドスアンジョスの左脇を差してケージに押し込む。ルケがシングルレッグでテイクダウンを狙い、それを凌ぐドスアンジョスがヒジを打つ。お互いにケージに押し込む展開が続くなか、徐々にルケがドスアンジョスを押し込む時間が長くなり、ボディロック・シングルレッグでテイクダウンを何度も仕掛ける。距離が離れるとドスアンジョスが左ストレートからダブルレッグに入るが、ここもルケがケージに押し込む。ルケがシングルレッグでテイクダウンし、バックについてRNCを狙う。

5R、ルケが的確にジャブを当て右ストレート、右ミドル、右の飛びヒザ蹴りと前に出る。ドスアンジョスもワンツーからダブルレッグに入るが力がない。ルケはドスアンジョスをケージに押し込むと、ボディロックとダブルレッグ・シングルレッグでテイクダウンを狙い続ける。ドスアンジョスは何とか凌ぎ、試合をスタンドへ戻す。ドスアンジョスは逆転を目指して左ハイ、左ミドル、左ストレート、距離を詰めてヒジを振るう。

ドスアンジョスの勢いに押されたルケだったが、ドスアンジョスをケージに押し込み、ダブルレッグでドスアンジョスの足を束ねてテイクダウンを仕掛ける。クリーンテイクダウンこそ許さないドスアンジョスだったが劣勢は変わらない。残り1分を切ったところで、ドスアンジョスが距離を取ることに成功。左右のヒジ、左ハイ、右フックとルケを攻め立て、ダブルレッグを潰してインサイドガードで上になる。身体を起こしてパンチとヒジを落とすがビッグヒットはない。大きな見せ場こそなかったものの、ドスアンジョスをフルラウンド攻め続けたルケが約1年ぶりの復帰戦で判定勝利を収めた。

試合後、ルケは「僕は冷静な人間だけど、今は自分っぽくなくて凄く感傷的になっている。1年前に起こったことを考えると今、ここにいることが奇跡だ。何も考えず、また戦うことだけを想って来た。奇跡を信じていない皆、奇跡は起こると僕が証明してみせた。神が僕を癒し、成長させ、強くしてくれた。5Rの経験が豊富や彼のゲームで、元世界王者を倒した」とコメント。

「ゲームプランは全てをやること。ヘンリー、グレッグ・ジョーンズ、サイード──キルクリフFCの皆が、僕をファイティング・ビーストにしてくれた。全ての準備はできていた。正直に言えば、初回はパンチを貰うのが怖かった。どういう反応をすれば良いか分からなかったんだ。でも、何度かパンチが届き『大丈夫だ。やれる』と思った」と試合を振り返り「フロリダに移り住み、ずっとキルクリフで練習し、家族や近しい仲間と会話を続けた。もっと高いレベルに進化するために必要だったんだ。これから、もっと強くなれる。レオン・エドワーズが誰と戦うのか知らないけど、世界王座を目指す。そのためにトップ5と戦いたい。これからも毎日、成長する」とトップ戦線への浮上を宣言した。


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MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN51 カブ・スワンソン キック ボクシング

【UFC ESPN51】序盤はダラドゥが打撃で支配したが--3RにTDを奪ったスワンソンが涙の判定勝利

<フェザー級/5分3R>
カブ・スワンソン(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
ハキーム・ダラドゥ(カナダ)

ダラドゥが左跳び蹴りを放つ。バックステップでかわしたスワンソンは、ガードを広げて距離を取った。ダラドゥの右カーフキックがヒット。スワンソンが左ジャブ2発から右ストレートをクリーンヒットさせ、サウスポーへのスイッチも見せる。いきなり飛び込んで左フックを当てたスワンソンは、出入りの激しいステップ&パンチを見せるも、ダラドゥも打ち終わりにローを入れていく。

スワンソンの出入りに右カーフキックを合わせるダラドゥに対し、スワンソンはサイドに回ってケージ中央に戻す。スワンソンは頭を下げて中に入るが、ダラドゥがカウンターで左ジャブを当てている。スワンソンが入る角度を変えると、ダラドゥは右ストレートを打ち下す。ケージ中央でパンチが交錯するなか、ダラドゥの左ミドルがスワンソンのボディに突き刺ささった。ダラドゥは距離を詰めて右ストレート、右ミドル。打撃をもらっているスワンソンの鼻からは出血が見られる。

2R、ダラドゥが左ローからワンツーを伸ばした。さらに右スピニングバックを繰り出し、打撃で攻め立てる。スワンソンもカウンターの右、ダーティボクシングで迎え撃つも、ダラドゥを止めることができない。ダラドゥは組みつき、右腕を差し上げてスワンソンをケージに押し込む。スワンソンはウィザーから右ヒザを突き上げて体勢を入れ替えた。しかしダラドゥが押し返して、再びスワンソンをケージに押し込む。

ここで離れた両者。ケージ中央でパンチを強振する。ダラドゥのパンチをもらったスワンソンは笑みを浮かべて打ち返すが、パンチのヒット率はダラドゥのほうが高いだろう。ダラドゥの左ジャブが当たる。残り2分でスワンソンが前に出た。ここで組んだダラドゥはスワンソンをケージに押し込んでいく。スワンソンの出血が多くなっている。ダラドゥが首相撲からヒザで削り、離れ際にヒジを放った。スワンソンは終了間際に打ち合いに持ち込んだ。

最終回、スワンソンが微笑みながらケージ中央に向かう。スワンソンの右カーフキックがヒット。さらにフェイントから右ストレートを当てた。ダラドゥは慌てず騒がず左ジャブを突いて蹴りに繋げる。ダラドゥの左ジャブがクリーンヒットし、スワンソンの右ローの打ち終わりに左ローを当てた。そのスワンソンが組んでくると、スワンソンが転がしていくもテイクダウンはできず。

立ち上がったスワンソンを、ダラドゥがケージに押し込む。ヒザを打ち合うなかブレイクがかかり、ダラドゥのヒザがスワンソンの下腹部を捉えたか注意が与えられた。再開後、またもダラドゥのヒザがスワンソンの下腹部に当たるも、中断してすぐ再開に応じる。ケージ中央で打ち合いを展開する両者だが、スワンソンだダブルレッグで組みクリーンテイクダウンを奪った。

残り1分、ダラドゥはフルガードからヒジを突き刺す。ダラドゥの右足を越えたスワンソンは一旦立ち上がった。ここで立ち上がったダラドゥのバックに回ったスワンソンがRNCを狙うも、ダラドゥが切り返してトップに回ったところで試合終了となった。

1Rと2Rはダラドゥと思われたが、裁定はジャッジ3者とも29-28でスワンソンの勝利に。勝利者インタビューでは「勝っていると思った?」と聞かれたスワンソンは涙を浮かべながら、次のように語った。
「ノー。自分のやるべきことをやり、楽しんでいた。一発もらったし、もう一度みていないとね。ちょっとエモーショナルだ……。みなが、僕のことを最高だと言ってくれる(涙)。家族がケージサイドで見ていた? ナーバスになったよ。もっとしっかりと戦いたかったけど、ミスもしたし、散々な内容だった。彼は大きくて、強いよ。だから僕はバンタム級でやってきたわけだし。でも、自分をプッシュし続けた」
そう語ったスワンソンは、ケージサイドの家族のもとに向かった。


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Report UFC UFC ESPN51 イアズミン・ルシンド ブログ ポリアナ・ヴィエイラ

【UFC ESPN51】ブラジル人女子ファイター対決はルシンドが肩固めで一本勝ち

<女子ストロー級/5分3R>
イアズミン・ルシンド(ブラジル)
Def.2R3分42秒by 肩固め
ポリアナ・ヴィエイラ(ブラジル)

小刻みにステップするルシンド。ヴィエイラの左ミドルに左フックを合わせる。ヴィエイラはワンツーから左ミドル。距離が詰まって組みになると左脇を差して金網に押し込んでテイクダウンする。ヴィエイラがインサイドガードでトップキープするが、両者動きが止まってブレイクとなる。

じりじりとプレッシャーをかけるルシンドがバックキックとスピニングバックフィスト、左ミドルを蹴る。ヴィエイラが蹴り足を取って組みつくが、逆にルシンドが両差しからテイクダウンする。ヴィエイラは半身の状態からルシンドを蹴り離し、立ち上がって終わる。

2R、ルシンドが左ミドル・バックキックを見せ、ワンツーを打ち込む。ヴィエイラがパンチで出ていき、ルシンドは右のオーバーフックを狙う。ヴィエイラは左ミドルから右ストレートにつなげるが、組み付いたルシンドがテイクダウンする。ハーフガードでトップキープするルシンドが上体を固めてパスガードへ。最後は肩固めで一本勝ちを収めた。

ブラジル人対決を制したルシンドは「ただのストライカーじゃない。柔術も磨いてきた。MMAアスリートとして打撃と柔術ができないと。それがMMAだから。彼女のガードが強いことは分かっていたので、しっかり準備してきたた。落ち着いて、我慢強く、スマートに戦うことが必要だったの。肩固めは私の得意技だから、凄く自信があった」と試合を振り返った。


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AJ・ドブソン MMA MMAPLANET o Report UFC UFC ESPN51 タフォン・エヌシュクウィ ブログ

【UFC ESPN51】決定打のない打撃戦→ドブソンがエヌシュクウィからTDを奪いオクタゴン初勝利

<ミドル級/5分3R>
AJ・ドブソン(米国)
Def3-0:.29-28.29-28.29-28.
タフォン・エヌシュクウィ(カメルーン)

前日計量でエヌシュクウィが189.5ポンドと計量オーバーとなっている(ドブソンは185.5ポンド、タイトル戦以外は1ポンドオーバーまで認められている)。

ドブソンが距離を詰めて、右を振るった。サイドに回ってかわしたエヌシュクウィとローを打ち合う。ドブソンの左ミドルに対して、エヌシュクウィが左ジャブを突く。さらに左ボディストレートから右ロー、右ミドル。ドブソンも表情を変えずに距離を詰めていくも、エヌシュクウィの右カーフキックを受けてしまう。次第にエヌシュクウィの右カーフキックのヒット数が増える。

ドブソンのワンツーをブロックしたエヌシュクウィが右カーフキックを効かせる。ケージ中央で左ミドルを当てたエヌシュクウィは、ドブソンの蹴り足をキャッチして足払いの体勢に入るも、これは決まらず。エヌシュクウィが上下にジャブとローを散らすなど、元WKAキックボクシング王者らしい展開を見せる。しかし残り10秒でエヌシュクウィの左ミドルをキャッチしたドブソンが、そのままグラウンドに持ち込み背中を着かせて初回を終えた。

2R、ここでもドブソンが距離を詰めてローを放つ。エヌシュクウィはワンツーから右カーフへ。互いにローとワンツーを主体に進めるも、決定的な打撃を当てることはない。ドブソンの左ローをすくったエヌシュクウィが右スイングを当てた。打撃の交錯からドブソンが組みつき、両腕を差し上げてエヌシュクウィをケージに押し込む。しかしエヌシュクウィが差し返してケージから離れた。

互いに早いジャブ、ワンツー、ローを見せるがクリーンヒットはない。ドブソンが前に出るとエヌシュクウィが右ロー、右カーフキックを打って離れる展開が続く。ドブソンの左ミドルをキャッチしたエヌシュクウィが右ストレートを伸ばすも、ドブソンの顔面には届かず。1Rと同様、ドブソンが残り10秒でテイクダウンを狙うも倒せず。ラウンド終了と同時に、何か会話があったのか両者が笑顔を見せるが--

最終回、ドブソンが左ハイを見せた。互いにフェイントを見せるも実際の打撃に繋がらない。パンチを繰り出しても届かず。ローを出し合う展開の中、右ローをすくわれたエヌシュクウィがバランスを崩し、ドブソンがトップを奪って背中を着かせた。エヌシュクウィはハーフガードで守る。右腕を差し上げて抑え込むドブソンがエヌシュクウィをケージ際まで運ぶ。

エヌシュクウィはエビを打つもボトムから脱することはできず。フルガードに戻し、下からドブソンを抱える。ドブソンも一旦離れてから、再び飛び込んだがエヌシュクウィがフルガードに。足を効かせて離れようとしたエヌシュクウィに対し、ドブソンはバックに回って試合を終えた。

裁定はユナニマスでドブソンの判定勝利に。DWCS出身のドブソンは、本戦3戦目でUFC初勝利を得た。


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JP・ベイス MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN51   ブログ マーカス・マギー

【UFC ESPN51】スイッチとステップからの──拳が強いッ!! マーカス・マギーが右でJP・ベイスを沈める

<バンタム級/5分3R>
マーカス・マギー(米国)
Def.1R2分19秒by KO
JP・ベイス(南アフリカ)

サウスポーのマギーに、右ミドルを蹴るベイス。マギーはオーソに構え直すと、スイッチを繰り返して右ローを蹴っていく。左ハイを返したベイスが、右ストレートに組みに行く。すぐに離れたベイスが右を当て、マギーも右を返す。テイクダウンに拘ることなく、組みを見せながらパンチを繰り出すベイスだが、ワンツーを被弾して一瞬腰が落ちる。マギーは攻め急がず、左右に動いて構えを変えつつ、ベイスの右に右フック一閃。動きを止めたベイスを見て、レフェリーが試合を止めた。

「ハードワークがあったから。さぁ、次だよ。もう終わっていたから、追撃のパウンドはいらなかった。色々できるし、触らせない。これが好きでやっているんだ。永遠じゃない、今を皆に感謝にしている。誰もできることじゃないし。困難な時期があっても、それが人生だから」とマギーは話した。


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MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN51 テレンス・マッキニー マイク・ブリーデン

【UFC ESPN51】7月15日に一本負けを喫しているテレンス・マッキニーが、ブリーデンを85秒殺!!

<ライト級/5分3R>
テレンス・マッキニー(米国)
Def.1R1分25秒by TKO
マイク・ブリーデン(米国)

左ストレートからシングルレッグで飛び込んだマッキニーは、離れて左ハイを蹴る。一度金網の前を離れたブリーデンだが、下がって左ストレートからハイを受けそうになる。ブリーデンの右ミドルをキャッチし、テイクダウン狙いと思いきや即リリースして左ストレートを伸ばすと、マッキニーが圧を高める。ブリーデンの右に右を合わせ、左ボディに続き左ストレート、さらにヒザ蹴りと猛攻を仕掛ける。

ブリーデンはケージを背負い、左ヒザをもう一度ボディに受け、ヒザ蹴りにダブルレッグへ。しかし、目標も見えておらずただ亀に。ブリーデンは立ち上がってもマッキニーの首相撲&ヒザをボディから顔面、さらに左右のパンチをボディと顔面に連打され──レフェリーが試合を止めた。

今年は1月、そして7月15日と連敗中だったマッキニーが85秒でブリーデンを下し「負けたままでいられなかった。すぐに戦いたかった。次、ボストンで戦う。来週? えっ、1カ月くれ」と笑顔を見せた。


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AJ・ドブソン JP・ベイス MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN51 カブ・スワンソン クロン・グレイシー シャーウス・オリヴェイラ ジェイミー・ピケット ジュリアナ・ミラー ジョゼ・アルド ダスティン・ポイエー チェ・ドゥホ テレンス・マッキニー デモン・ブラックシアー ハファエル・ドスアンジョス フアン・アルチュレタ フランキー・エドガー ブライアン・オルテガ ブラック マイク・ブリーデン マックス・ホロウェイ マルティン・ブダイ ヴィセンチ・ルケ 髙谷裕之

【UFC ESPN51】WEC&UFCで16年、カブ・スワンソン「可能な限り、最もレベルの高い場所で戦いたい」

【写真】ジェンス・パルバー、髙谷裕之、ジョゼ・アルド、チャド・メンデス、シャーウス・オリヴェイラ、ダスティン・ポイエー、フランキー・エドガー、マックス・ホロウェイ、川尻達也、チェ・ドゥホ、ブライアン・オルテガ、クロン・グレイシー、ギガ・チガゼ──とんでもない面々と戦い続けてきた(C)Zuffa/UFC

12日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC ApexでUFC on ESPN51「Luque vs Dos Anjos」が開催され、コメインでカブ・スワンソンがハキーム・ダラドゥと対戦する。
Text by Manabu Takashima

ブラジリアン同朋対決、近距離の打撃の交換上等のビセンチ・ルケと柔術とレスリング、そしてムエタイの融合=ハファエル・ドスアンジョスのウェルター級戦がメインの同大会。

MMAデビューから19年、キャリア20年目を迎えたスワンソンは今年の11月で40歳を迎える。キャリア10戦目、2007年にWECと契約を果たすと──軽量級最高峰からUFCに転じ、16年間も最高の相手と戦い続けてきた。WECで5勝3敗、UFCでは13勝9敗。決して綺麗でないレコードを見て分かるように、タフな試合の連続にも関わらずオクタゴンで戦い続けているスワンソンに、長年戦続けることができる秘訣とMMAに賭ける想いを尋ねた。


――カブの試合を初めてライブで取材させてもらったのは、2007年12月。WECでのジェンス・パルバー戦でした。あれから16年が過ぎて、今もUFCで戦い続けている。本当に尊敬します。

「ありがとう。今も他の選手と競い合うことが好きでたまらないんだ。自分の力でソレが可能な限り、最もレベルの高い場所で戦いたいと思っている。そうは言っても、近いうちにキャリアを終えることは間違いない。でも、少しでも子供達に自分が戦っているところを見せて、彼らの記憶に残るようにしたいんだよね。その後は指導に専念したいと思っている」

──2017年から2019年にかけて4連敗という苦しい時を過ごしましたが、その際も引退は考えなかったですか。

「あの時は、ジムでの練習で日々成長しているのに結果に表れず、凄くフラストレーションが溜まっていた。もっとやれると信じていたから、あの時期に引退を考えたことはないよ。ただ勝利を欲していた。と同時に、少しゆっくりしないといけないことを学んだ。

結婚して、3人の子供ができ、ジムをオープンした。人生の大きな転換期にあって、それまでのようにスムーズにモノゴトを進めることができなかった。ただし、あの日々があって今の僕があると思っているよ」

──そのような時を経て戦い続けるうえで、40歳を迎えようとする今も戦い続ける。その目標をどこに置いているのですか。

「根底にあるのは、絶対的に楽しむということ。3カ月後に40歳になる今回のファイトは、今後のことを考えるうえでも大切になってくる。でもね40歳の誕生日、妻とこれからの人生について楽しく話していることは間違いないよ(笑)」

──これまで本当にタフな相手と戦ってきて、そのなかには髙谷裕之、川尻達也という日本を代表するファイターも含まれています。その両者も既に引退して、後進の育成や地域社会に根付いて健康促進という第二の人生を歩んでいます。そんな彼らとあれだけ激しい試合をしてきたカブが、今もこれだけのコンディションをキープしているのは驚異的です。

「ありがとう。ずっと20代の選手たちとトレーニングをして、同じようにハードに体を動かしている。加えてそれだけの練習をするから、体のケアをしてリカバリーしっかりとしている。今も以前のように練習できるのは、コンディションをキープできていることが大いに関係しているはずだ。現役として、最後の時間をしっかりと過ごせているし、そこは本当に感謝している。体がいうことをきかなくなるまで、続けることはないからね。

それにファイト自体、若い頃と比較するとただ前に出るだけでなく、引いても戦えることを学んだ。若い時はひたすら前に出てファイトすることに夢中だった。今も積極的に攻めるスタイルを続けるいるよ、それができるのも、スマートに考えることができるようになったからだ。今も攻めるスタイルを楽しめているよ」

──そして今週末には32歳、油の乗り切っているハキーム・ダラドゥと対戦します。彼の印象を教えてもらえますか。

「ウェルラウンディットな選手だ。危険な相手だよ、3Rを通じて自分のペースで戦い続けることできる。それがUFCでは1度もフィニッシュ勝利がないことに通じている。スタミナ配分をして、時間を使って戦う。ただし、そんな彼と戦うことでイライラすることもないし、惑わされることもない。ちゃんと自分の試合ができるだろう」

──既にカブは成熟したファイターなので、躍起になって攻めてくるファイターの方が隙を見つけやすいかと思います。ただし、あの待ちのスタイルと徹底して自分を崩さないところは逆に攻略しづらくないでしょうか。

「まぁ、皆がそれぞれのスタイルを持っているからね。そして、皆それぞれ弱点がある。その弱点をついていくことが、僕の戦いだ。彼の動きを研究して、この試合用の動きもあるけど、概ねいつも通りに戦って勝つつもりだ。

僕にはそれだけの経験がある。この階級のベストファイター達と戦ってきた。彼にはない経験を積み上げてきたきたからね。コメインイベントで戦うプレッシャーも彼は経験したことがない。僕はそういう状況で戦うことに慣れている。あの状況で戦うと、普段とは違う感情がわき上がってくるんだ。ハキムがそれをコントロールできるのか、オクタゴンの中で明らかになるよ」

──そのなかで、どのような試合をファンに見せたいと思っていますか。

「ベストバージョンのカブ・スワンソンを見せたい。それはいつも心掛けていることだ。少しでも前回の試合から、成長した自分でいたい。そして、これまでと同じように攻める戦いを進化させたい。そんな風に戦えなって、オクタゴンのなかで実感できればハッピーなんだ」

──カブ、今日はインタビューを受けてくれてありがとうございました。最後に日本のファンに一言お願いできますか。

「日本には2度行ったことがあるんだ。最高だったよ。これまでに訪れたなかで、最も気にいっている場所だ。できれば今年の大晦日、友人のフアン・アルチュレタの試合の時にまた日本に行きたいと思っている。フアンは日本に行くと、そのまま居着いて米国に戻ってきた時には、いつも体重が増えているんだよ(笑)。フアンと一緒に日本に行ければ良いね。最高のファンの皆に『ハイ』と伝えてほしい」

■視聴方法(予定)
8月13日(日・日本時間)
午前5時~UFC FIGHT PASS
午前4時30分~U-NEXT

■ UFC ESPN51計量結果

<ウェルター級/5分5R>
ヴィセンチ・ルケ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ハファエル・ドスアンジョス: 171ポンド(77.56キロ)

<フェザー級/5分3R>
カブ・スワンソン: 146ポンド(66.22キロ)
ハキーム・ダラドゥ: 146ポンド(66.22キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
カリル・ラウントリー: 203.5ポンド(92.3キロ)
クリス・ダウカウス: 205ポンド(92.99キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ポリアナ・ヴィエイラ: 116ポンド(52.62キロ)
イアズミン・ルシンド: 116ポンド(52.62キロ)

<ミドル級/5分3R>
タフォン・エヌシュクウィ: 189.5ポンド(85.95キロ)
AJ・ドブソン: 185.5ポンド(84.14キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジョシュ・フレムド: 189ポンド(85.72キロ)
ジェイミー・ピケット: 186ポンド(84.37キロ)

<バンタム級/5分3R>
マーカス・マギー: 136ポンド(61.69キロ)
JP・ベイス: 136ポンド(61.69キロ)

<ライト級/5分3R>
テレンス・マッキニー: 156ポンド(70.76キロ)
マイク・ブリーデン: 156ポンド(70.76キロ)

<フェザー級/5分3R>
フランシス・マーシャル: 145.5ポンド(66.0キロ)
アイザック・ドルギャリアン: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ジョシュ・パリジアン: 266ポンド(120.65キロ)
マルティン・ブダイ: 266ポンド(120.65キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
モントセラ・ルイス: 113ポンド(51.25キロ)
ジャケリン・アモリン: 116ポンド(52.62キロ)

<バンタム級/5分3R>
デモン・ブラックシアー: 136ポンド(61.69キロ)
ホゼ・ジョンソン: 135.5ポンド(61.46キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジュリアナ・ミラー: 126ポンド(57.15キロ)
ルアナ・サントス: 126ポンド(57.15キロ)

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