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MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN37 カルヴィン・ケイター ジョシュ・エメット

【UFC ESPN37】空砲に評価。ジャブでエメットを封じ込んだケイターがスプリット判定負け……

<フェザー級/5分5R>
ジョシュ・エメット(米国)
Def.2-1:48-47.48-47.47-48
カルヴィン・ケイター(米国)

間合いを測る両者。30秒が経過して、エメットが左ジャブをダブルで繰り出す。見る展開が続き、ケイターが左ジャブを放つも互いに触れることがない。ようやく2分を経過した時点でケイターの右ローが入り、エメットの左から右が届く。さらに右を当てたエメットがワンツーで前に出る。サークリングでバランスを崩したケイターがジャブから前蹴り、エメットは右オーバーハンドからロー、ワンツーで前に出る。ケイターのジャブをかわすエメットは、ローにワンツーを合わされる。左目尻を既にカットしているエメット。予想外に慎重な立ち上がりのなかでも、エメットがボディから右、そして左を当てて組みつく。ケイターが離れて時間となった。

2R、ワンツーで前に出るエメットをフックで迎え撃ったケイター。ワンツー、オーバーハンドを振るうエメットだが、圧を掛けるまでには至らない。そして右をカウンターでケイターが当てていく。動くのはエメットでも、間はケイターのいう展開のなかケイターのジャブがヒットし始める。

そうなると右が当たりケイターがリズムを掴み始める。エメットは左右のパンチを振るいながら前に出るが、ケイターが距離を取る。エメットの右がケイターを捕らえ、ここからワンツーでラッシュを掛ける。ケイターはヒザで迎え撃ち、大きな被弾がないまま5分を戦い終えた。

3R、ジャブを伸ばすケイターが、エメットの右をギリギリでかわす。エメットは組みのフェイクを見せる。ここで釣れれば、右オーバーハンドという目論見か。一挙動の右を見せたエメットが空気を換えようとする。ケイターもジャブを当て、エメットはボディを打っていく。右を強振するエメットに対し、ケイターは冷静に足を使いジャブを届かせる。ワンツーがガードの上だったエメットだが、続くジャブをヒット。それでもケイターがジャブを打ち返し、エメットのパンチがスラッピーになる。

ワンツー、ボディと手数が多いエメットだが、如何せん届かない。バックエルボーでのステップインにも反応したケイターはショートのパンチはガードして、ジャブ。エメットも右を入れ、左ボディで腹を抉る。ならばとケイターはヒジを見せる。右から左を最後に入れたエメットが、ホーンとともに右の拳をあげた。

4R、エメットが右フックから左フックとワイルドなパンチを振るう。ケイターは冷静に見て、ここもジャブ。そしてワンツーからジャブを伸ばす。左ローを蹴ったエメットが左ボディストレート、ケイターは左ジャブを入れて足を使う。ジャブの差し合いから、右オーバーハンドを空振りしたエメットが、ワンツーから組んでいく。直ぐに離れたケイターが右エルボーを当てる。エメットがワンツーを返すも、どうしてもジャブに反撃の芽を摘まれる。それでも近い距離でボディから右を当てたエメットが、左エルボーをかわす。スピニングバックエルボーを狙ったケイターは、ジャブから右を放つ。

この一発が右スピニングバックエルボーを打とうとしたエメットの顔面を捕らえ、姿勢が乱れる。シングルを切ったケイターがジャブを2発、前に出るエメットが右オーバーハンドから左を振っていく。手数を増やしたエメットは、ラウンド終了後にケイターを挑発してから笑顔を浮かべた。

最終回、ヒザ蹴りからワンツーのケイターがジャブを入れる。スイッチしたエメットがオーソに戻して右も、届かない。それでもワンツーの左を当てたエメットがジャブも続いて打ち込む。ケイターは右ストレートからジャブを当て、テイクダウン狙いを切る。さらにエメットの前進にエルボーを合わせていこうとしたケイターが、この回も乱打戦にならない打撃戦を制する展開に。ジャブを見せての右アッパーは不発に終わったケイターに対し、エメットが左ボディショットを入れる。

ケイターは足を使い、エメットの攻撃を見るように。それでも右オーバーハンド、ジャブでエメットを迎え撃ち、最後の10秒でスピニングバックエルボーを見せあい時間に。しかし──序盤の神経戦から、左ジャブでエメットを封じこんだと思われたケイターがスプリットに割れた勝負を落とした。前に出る姿勢が評価されたわけだが、自身のやるべきことをやり抜き精度でも上回ったケイターの敗北は、アグレッシブさがダメージや支配率を上回る現状の北米MMAの有り方を示しているのかもしれない。


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MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN37 キック ケヴィン・ホランド ティム・ミーンズ

【UFC ESPN37】右ストレートでミーンズの動きを止めたホランドがダースチョークで一本勝ち

<ウェルター級/5分3R>
ケヴィン・ホランド(米国)
Def.2R1分28秒by ダースチョーク
ティム・ミーンズ(米国)

長身、細身の両者。サウスポーに構えたミーンズが組んでケージにホランドを押し込む。すぐに離れたミーンズが左ショートを当てる。サイドキックを見せたホランドに対し、ミーンズはスピニングバックフィストも空振りに。ホランドのヒザ蹴りにテイクダウンを合わせたミーンズだが、すぐにスタンドに戻る。左右のフックを打ち込んだホランドに対し、ミーンズは組みを選択する。

ミドルから右フックをヒットさせたホランドだが、ミーンズも負けじと左フックを打ち返す。ホランドの右ショートアッパーから至近距離の殴り合いとなり、ここはミーンズが打ち勝ったか。離れたホランドが右ミドル、直後に右ストレートを被弾したミーンズの動きが止まる。ラッシュを掛けなかったホランドにテイクダウンを決めたミーンズだが、ラウンドを落とした。

2R、サイドキックを見せあった両者。ホランドは粗いがスピードのあるパンチの連打を見せ、圧力を掛ける。ケージを背負って劣勢のミーンズは、再び右を被弾して動きが止まる。テイクダウン狙いをダースで受け止めたホランドが、タップを奪った。


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MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN37 グラム・クタテラゼ ダミール・イスマグロフ

【UFC ESPN37】神経戦から根性マッチへ。タフな打撃戦でイスマグロフがクタテラゼに競り勝つ

<ライト級/5分3R>
ダミール・イスマグロフ(カザフスタン)
Def.2-0:30-27.29-28.28-28
グラム・クタテラゼ(ジョージア)

素早い左ジャブを伸ばすイスマグロフに対し、クタテラデスが左フックから右ローを蹴っていく。そのクタテラゼの前進にワンツーを合わせていったイスマグロフはボディロックを切って突き放すと、右クロスを入れる。イスマグロフはボディショットを受け、足を使って一旦仕切り直す。クタテラゼは右オーバーハンド、ジャブにショートのワンツーを放つ。組んだイスマグロフはクタテラゼのウィザーにテイクダウンを奪えず、逆にヒザをボディに受ける。イスマグロフの右フックに組みついたクタテラゼがヒザ蹴りからエルボーを打ちこむ。

ケージを背負ったイスマグロフにヒジの追撃を入れたクタテラゼが、ムエタイ流のフリップで宙を舞わす。立ち上がったイスマグロフは左フックをヒット。しかし、パンチが荒くなり前蹴りを顔面に受ける。右ハイを空振りしたクタテラゼは右フックを打たれたが、右ストレートを当てて初回を取ったか。

2R、左ジャブをヒットさせたイスマグロフはクタテラゼの左フックをバックステップでかわす。左ローから左ミドルを蹴ったクタテラゼだが、左ボディを被弾する。さらに右ストレートを打たれたクタテラゼが右ローから右ハイを狙う。これをスウェイで外したイスマグロフの右ストレートも届かない。

ハイレベルな打撃の神経戦を繰り広げる両者、イスマグロフがジャブを決める。ローを蹴り組みついたクタテラゼは、体を入れ替えられてボディロックへ。両者が離れ、クタテラゼが右をヒット。さらに左フックから右ロー、ダブルレッグへ。スプロールしてジャブを入れるイスマグロフは続くテイクダウン狙いも切ってボディを殴る。続いて左リードフックを当てたイスマグロフは右を打たれそうになっても右ボディで腹を抉る。跳びあがるような右ハイを空振りしたクタテラゼが左ミドルを蹴り込むと、後ろ回し蹴りを繰り出す。イスマグロフが引き続き左ジャブを当て、残り30秒を切ってワンツー、そしてジャブを入れる。クタテラゼのエルボーを届かず、この回はイスマグロフが取った。

最終回、クタテラゼが左ミドル、ワンツーをかわして左ボディフックを打っていく。ワンツーからスリーフォーと拳を伸ばすイスマグロフが、結果左ジャブをヒットさせる。クタテラゼの跳びヒザにダブルレッグのイスマグロフだが、スプロールされてテイクダウンを奪えない。イスマグロフはワンツーに右を合わせていくと、ローにも右を打っていく。

イスマグロフはクタテラゼのテイクダウンの踏み込みをバックステップでかわすと、右を見せて逆に組んでいく。ケージにクタテラゼを押し込んだイスマグロフはワキを潜られそうになり体を入れ替えられる。ここでクタテラゼがエルボーを決めて離れ、後ろ回し蹴りへ。これは距離が合わず、試合は徐々に根性勝負の展開に。

クタテラゼが右ミドルを蹴り込み、イスマグロフが左リードフック、ステップインに右アッパーを狙う。クタテラゼは右ハイ、ダブルレッグを切られて左ローを蹴る。執拗に組み、離れ際に打撃を狙うクタテラゼだが、逆にシングルレッグで尻もちをつかされる。と、スクランブルでヒザを狙ったクタテラゼにレフェリーが注意を与えてブレイクが命じられる。

ヒザは胸に入ったようだが、レフェリーは太腿が顔面に触れたことで試合を止めたようだ。手を合わせて謝罪するクタテラゼは、スタンドでの最後の10秒で右ミドルを蹴ったがイスマグロフが右をヒットさせて時間となった。

互いに攻める意識を持ち続けた打撃戦は2-0でイスマグロフが判定勝ちを収め、「UFC、次はビッグファイト。準備はできている。僕はレスラーだが、エキサイティングが試合をUFCで見せたかった。打撃でもカザフ人は勝てる」とアピールした。


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MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN37   キック グレゴリー・ホドリゲス ジュリアン・マルケス

【UFC ESPN37】打たれても殴り返すマルケスをグレゴリー・ホドリゲスが、3連続の右ストレートでKO

<ミドル級/5分3R>
グレゴリー・ホドリゲス(ブラジル)
Def.1R3分18秒by KO
ジュリアン・マルケス(米国)

様子見のなかでマルケスが右ローを蹴る。ゆっくりと上体を動かすホドリゲスはローをカットしてワンツーで前に出る。右ストレートから左フックを入れたホドリゲスが、ワンツーの右を打ち込む。さらにステップインからワンツー、左ジャブ、そして右ローと攻勢のホドリゲスがワンツーでダウンを奪うと、バックコントロールからパンチを入れる。

スタンドで背中に飛び乗ったホドリゲスは、自ら着地して離れるとボディを打っていく。マルケスも左フックを打ち返し、右ストレートをヒットさせる。続くオーバーハンドを空振りすると、ホドリゲスの左から右アッパーを受け後方にダウン。すぐに立ち上がったがケージを背負ったマルケスにホドリゲスはヒザ蹴り、さらに右フックでダウンを奪う。ヒザ立ちの状態のマルケスにアッパーを当て、立ち上がり際にパンチからヒジをホドリゲスが連打する。

マルケスも右を振るうものの、かわしたホドリゲスは右、ボディからハイキックを蹴っていく。それでも左右のフックで前に出たマルケスだったが、最後は右ストレートの3連打でマットに沈んだ。

「今日は僕が何者かを示した。誰もロボコップを止めることはできない。アンストッパブルだ。でも、急がない。一つ一つ勝っていく。次? ジュリアンは素晴らしいファイターだった。UFCのオファーを待ち、チャレンジしていきたい」とホドリゲスは話した。


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MMA MMAPLANET o ONE UFC UFC ESPN37 UFC274   エイドリアン・ヤネツ カイル・ダウカウス カルヴィン・ケイター グレゴリー・ホドリゲス グロリア・ジ・パウラ ケヴィン・ホランド コンバット柔術 ジェレマイア・ウェルス ジャスティン・ゲイジー ジャスミン・ジュスダヴィチェス ジョシュ・エメット ジョー・ローゾン ダミール・イスマグロフ トニー・ケリー ドナルド・セラーニ マリア・オリヴェイラ

【UFC ESPN37】計量終了 メインに問題なし。コメインはファイトジャンキー対決=セラーニ✖ローゾン

【写真】意識さえ残っていれば、両者揃って試合後も笑顔を浮かべていそうだ(C)Zuffa/UFC

18日(土・現地時間)にテキサス州オースチンのムーディー・センターで開催されるUFC on ESPN37「Kattar vs Emmett」の計量が、17日(金・同)に行われている。

メインのフェザー級5回戦で戦うカルヴィン・ケイターとジョシュ・エメットの両者をはじめ、14試合出場の28選手中27人が計量を無事終えている。

唯一の失敗は、プレリミのバンタム級でエイドリアン・ヤネツと対戦するトニー・ケリーだった。ケリーは1ポンドオーバー規定をさらに1.5ポンド上回り、ファイトマネーの20パーセントがヤネツに支払われキャッチウェイトでこの一戦は実施される。


そんな今大会はドナルド・セラーニ✖ジョー・ローゾンというファイトジャンキーマッチがコメインで組まれている。4月30日の大会から1週間後のUFC274にリスケされ、共に計量をパスしながらセラーニが大会当日に体調不良に陥り試合がキャンセルされたローゾンとの一戦が40日遅れで実現する。

2019年9月のジャスティン・ゲイジー戦以来となるライト級でのファイト。近年は緩いコンバット柔術の試合に出るなど、マイペースでMMAファイター人生を謳歌していた感のあるセラーニだが、ここにきてライト級でのファイトは現在5つを数える連敗を脱出へ強い意志の表れか。

一方のローゾンは2019年10月以来の実戦復帰で、53戦目のセラーニに対し44戦目となる。互いに勝っても負けても激しいファイトが信条なだけに、相当にダメージが蓄積されているが、ここはもう両者揃ってセラーニはセラーニを──ローゾンはローゾンを貫き通すためにオクタゴンに足を踏み入れるのであろう。

「(前回の対戦予定時に)なぜか、ファイトが行われないという予感がして。それが現実となった。でも、今回はそんな予感は全くしない。ファイトは実現する」と会見で語っていたローゾンは体重計の上で無事パスを確認するとニンマリと笑顔を浮かべて、ガッツポーズをとった。

一方、「前回は過去に経験したことがない病状が出ていたけど、大丈夫な降りをしていた。何か食あたりがあったのか、でも午前3時にドクターの診断を受け試合が無理になった」と真相をメディアデーで話していたセラーニは、ローゾンから11人後にスケールに乗った。目も窪み、頬を相当にこけているがパスをすると同時に笑顔で、ローゾンと同じようにセラーニもガッツポーズ。恐らくは試合終了のホーンを聞くことはないであろう両者の一戦、試合後は清涼感を持って彼らに目をやることができるのか。ビター&スウィート、感傷的になる可能性も十分にあるだろう。

■視聴方法(予定)
6月19日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS

■UFC ESPN37対戦カード

<フェザー級/5分5R>
カルヴィン・ケイター: 146ポンド(66.22キロ)
ジョシュ・エメット: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ライト級/5分3R>
ドナルド・セラーニ: 155ポンド(70.31キロ)
ジョー・ローゾン: 154.75ポンド(70.19キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ティム・ミーンズ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ケヴィン・ホランド: 170ポンド(77.11キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジョアキン・バックリー: 184ポンド(83.46キロ)
アルベルト・デュラエフ: 185.5ポンド(84.14キロ)

<ライト級/5分3R>
ダミール・イスマグロフ: 155ポンド(70.31キロ)
グラム・クタテラデス: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジュリアン・マルケス: 185.5ポンド(84.14キロ)
グレゴリー・ホドリゲス: 185.5ポンド(84.14キロ)

<バンタム級/5分3R>
エイドリアン・ヤネツ: 135.5ポンド(61.46キロ)
トニー・ケリー: 137.5ポンド(62.36キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジャスミン・ジュスダヴィチェス: 124.75ポンド(56.58キロ)
ナタリア・シウバ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジェレマイア・ウェルス: 171ポンド(77.56キロ)
コート・マックギー: 170ポンド(77.11キロ)

<フェザー級/5分3R>
ダニー・チャベス: 145ポンド(65.77キロ)
ヒカルド・ラモス: 146ポンド(66.22キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
グロリア・ジ・パウラ: 115ポンド(52.16キロ)
マリア・オリヴェイラ: 115ポンド(52.16キロ)

<バンタム級/5分3R>
コディ・ステーマン: 135.5ポンド(61.46キロ)
エディ・ワインランド: 135ポンド(61.24キロ)

<ミドル級/5分3R>
フィル・ホーズ: 185ポンド(83.91キロ)
デロン・ウィン: 186ポンド(84.37キロ)

<ミドル級/5分3R>
カイル・ダウカウス: 185.5ポンド(84.14キロ)
ロマン・デリツ: 185.5ポンド(84.14キロ)

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MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN37 カイル・ダウカウス カルヴィン・ケイター ギガ・チカゼ グレゴリー・ホドリゲス グロリア・ジ・パウラ ケヴィン・ホランド ジェレマイア・ウェルス ジャスミン・ジュスダヴィチェス ジョシュ・エメット ダミール・イスマグロフ ダン・イゲ ドナルド・セラーニ マイケル・ジョンソン マックス・ホロウェイ マリア・オリヴェイラ

【UFC ESPN37】激闘必至。耐久力&精神力のケイター✖右オーバーハンド&左フックとジャブのエメット

【写真】えげつない戦いになることは予想されるケイター✖エメット (C)Zuffa/UFC

18日(土・現地時間)にテキサス州オースチンのムーディー・センターでUFC on ESPN37「Kattar vs Emmett」が開催される。今大会は米国では3月のUFC ESPN33以来、3カ月振りにPPVショー以外でUFC APEXを離れ有観客で実施される。

そんなテキサス大会のメインはカルヴィン・ケイター×ジョシュ・エメットのフェザー級の一戦だ。


今年の1月に上昇一途だったギガ・チカゼを破ったケイターと2019年3月のマイケル・ジョンソン戦から4連勝中のエメット、激しい打撃のやりとりが予想されるマッチアップとなった。

ケイターは組みを織り交ぜて、相手を削る術も身に着けている。とはいえ、5Rの長丁場は自らの体力の消耗も激しく、打撃戦でも組み合いでも疲弊することは絶対だ。ケイターの強味は、疲れることを覚悟のうえで攻撃することで、高い圧力を維持できることだ。

対してエメットといえば、レスリングがベースのファイターらしく踏み込んでの右オーバーハンドが代名詞だ。それも序盤にテイクダウンを見せておいて、相手に組みの防御をインプットさせてから放ち、ただ強振しているわけではない。

自分が打たれるリスクがあるなかで躊躇なく打てるエメットは、返しの左フックも強力の一言だ。打撃戦に少しでも相手の気持ちが引けると、すかさずテイクダウンを織り交ぜ、結果的に右オーバーハンドの精度が上がるという勝利の方程式を持つ。

さらにエメットが厄介な点は威力十分な右を持っていながら、警戒した相手の踏み込みに、本人が一番の得意技と言う左ジャブを合わせる技術を持ち合わせていることだろう。

そんなエメットにとって気がかりな点が、UFCでは5R戦の出場は1度だけで──その際は2Rで敗れている──キャリアを通して25分間を戦ったのはローカルショーのタイトル戦1試合のみ、6年7カ月も前の話だ。

対してケイターはダン・イゲ、敗れたとはいえマックス・ホロウェイ、そして前述したチカゼ戦と3試合連続で5Rを戦い切っている。ケイターは5回戦で序盤からハイペースで戦うことが経験上できるが、エメットがパワフルな打撃とレスリングを3R制と同じように仕掛けることができるか。

打たせて疲弊させる術も身につけているケイターは、チカゼ戦でも最後の1分でヒジ打ちを連打し耐久力と精神力の強さを見せつけた。

そんなケイターに対し、一発で終わらせることができるエメット。両者が駆け引きを駆使つつ突破口を攻めることに求め、結果激しい打ち合いに発展することが予想されるメインだ。

■視聴方法(予定)
6月19日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS

■UFC ESPN37対戦カード

<フェザー級/5分5R>
カルヴィン・ケイター(米国)
ジョシュ・エメット(米国)

<ライト級/5分3R>
ドナルド・セラーニ(米国)
ジョー・ローゾン(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ティム・ミーンズ(米国)
ケヴィン・ホランド(米国)

<ミドル級/5分3R>
ジョアキン・バックリー(米国)
アルベルト・デュラエフ(ロシア)

<ライト級/5分3R>
ダミール・イスマグロフ(カザフスタン)
グラム・クタテラデス(ジョージア)

<ミドル級/5分3R>
ジュリアン・マルケス(米国)
グレゴリー・ホドリゲス(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
エイドリアン・ヤネツ(米国)
トニー・ケリー(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ジェレマイア・ウェルス(米国)
コート・マックギー(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ジャスミン・ジュスダヴィチェス(カナダ)
ナタリア・シウバ(ブラジル)

<女子ストロー級/5分3R>
グロリア・ジ・パウラ(ブラジル)
マリア・オリヴェイラ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ダニー・チャベス(米国)
ヒカルド・ラモス(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
コディ・ステーマン(米国)
エディ・ワインランド(米国)

<ミドル級/5分3R>
カイル・ダウカウス(米国)
ロマン・デリツ(ジョージア)

<ミドル級/5分3R>
フィル・ホーズ(米国)
デロン・ウィン(米国)

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