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MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN30 ジュリアナ・ミラー ブローガン・ウォーカー

【UFC ESPN30】マウント奪取で、ヒジと鉄槌でウォーカーを破ったジュリアナ・ミラーがTUF30制覇

<TUF30女子フライ級T決勝/5分3R>
ジュリアナ・ミラー(米国)
Def.3R3分57秒 TKO
ブローガン・ウォーカー(米国)

ワイドスタンスで右を振るうウォーカーがローを蹴る。ミラーが組むと、体を入れ替えたウォーカーだがボディロックテイクダウンを奪われる。ハーフで抑えたミラーはパスを狙いつつ、顔面を殴っていく。ウォーカーも足を戻そうとするが、それを許さないミラーが右エルボーを打ち込む。エルボーを狙ったウォーカーだが、ミラーはパスを圧力を高める。

ようやくウォーカーはクローズドに戻したが、ミラーがエルボーを続ける。ウォーカーのハイガードから腕十字へ。自らクローズドに戻したウォーカーは左目を大きく腫らして初回を終えた。

2R、ウォーカーの右ローに対し、ミラーは左ローからジャグを当てる。前蹴りから左右のパンチを振るったウォーカーは、パンチを打ち返してきたミラーに組みつく。ここもボディロックテイクダウンを決めたミラーは、足関節からのスイープに反応してサイドバックへ。そのまま背中に回って足の前にRNCグリップ――そのまま後方に倒れつつ足をフックする。自ら技を解いたミラーの足関節狙いに、逆にウォーカーがバックを取る。

ミラーは胸を合わせ、一度は離れたウォーカーが再びクリンチ。ミラーが体を入れ替え小外刈りでテイクダウンを決めサイドで抑える。鉄槌やパンチを落とすミラーをウォーカーがガードの中に入れて時間となった。

最終回、左フックを当てたミラーは、ローにジャブを合わされる。鋭い右を放ったミラーは組まれてケージに押し込まれる。ここも体を入れ替え、差し上げテイクダウン気味にウォーカーを倒したミラーがマウントを奪う。腕を取りつつエルボーを打ちつけるミラーは、左右のヒジを落とし、左右の鉄槌を振り下ろす。さらにヒジを落とすと、ついにレフェリーが試合を止めTUF30女子ストロー級ウィナーの座をミラーが勝ち取った。


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MMA UFC UFC ESPN30 エジソン・バルボーサ ギガ・チカゼ ブログ

【UFC ESPN30】ギガ・チカゼ、強し。打撃戦を制し、絞めでフィニッシュ狙いつつバルボーザをTKO

<フェザー級/5分5R>
ギガ・チカゼ(ジョージア)
Def.3R1分44秒by TKO
エジソン・バルボーサ(ブラジル)

タッチグローブはせず、一礼したチカゼ。鋭い右ローをチカゼが蹴り、直後のバルボーサのローを外す。チカゼはステップインに右ローを合わせる。バルボーサは左ミドルを足を上げてカット。素早い左ハイから右を伸ばしたチカゼは、跳びヒザから着地して左フックを狙う。チカゼは右ローをチェックし、ジャブをかわすと逆にジャブを打っていく。

ミドルをしっかりと足でブロックするバルボーサに対し、チカゼはスピニングバックキックへ。この当たりは浅かったが、チカゼは左ストレートからワンツーを直後に決めた。ならばとバルボーサは右ミドルを入れ、ハイに対し軸足へ蹴っていく。直後に右を被弾したバルボーサは続けてに左ストレートから、左ミドルとチカゼに攻められ右に回りながらラウンド終了を迎えた。

2R、チカゼが左インサイドロー、左ジャブを当てて右ローを蹴り込む。ケージを背負いながら、スイッチとサークリングを駆使するチカゼが、左ストレート、左右のローと試合をリードする。バルボーサの蹴りを腕受けしたチカゼは、左ミドルを蹴り込む。バルボーサはカーフを蹴り、チカゼは右ハイ、左ミドルを再び入れる。さらにサイドキックでヒザを狙うチカゼは、右ボディを受ける。これが効いたか、チカゼの動きが落ちる。ここからバルボーサは右を当て、左を額で受けると右カーフを決める。

チカゼは右前蹴り、カカト落としもジャブは相打ちとなり、左ミドルを蹴られる。形成逆転したバルボーサは、ここもカーフへ。ケージ前のサークリングで、チカゼは躓くシーンを見せた。

3R、左ジャブを相打ちから、チカゼが右ロー、続く右ヒザ蹴りから組み合い、離れたところで右を入れるとバルボーサが足をもつらせて下がる。追いかけて右フック、さらに左ストレートから右フックを当てバルボーサが後方に倒れる。足関節を狙ったバルボーサだが、足を抜いたチカゼがパウンドの連打からアナコンダへ。ケージキックでバルボーサがロールすると、チカゼはダースチョークに切り替える。

絞めを解いたチカゼはスタンドに戻り、バルボーサの立ち上がり際に左右のフック、右フックをもう一発振るう。バルボーサが再び倒れ、レフェリーが試合を止めた。

「エジソン・バルボーサはベストストライカー、僕にモチベーションを与えてくれた」との本人に伝えてたチカゼは、「この試合はチャレンジだった。僕のパンチ、蹴りの威力を証明した。グラウンドも成長している。ベニール・ダリューシュが柔術の成長を助けてくれた。マスター・コルデイロ、感謝している。これは僕のホビー、楽しんでいるよ。次? ショーン・シェルビー、覚えているよね。あと2つKO勝ちがいるって言ったよね。僕はスワンソン、バルボーサとこのスポーツのレジェントを倒した。タイトルマッチの代役で良いけど、でもハワイに住んでいる奴かな。僕のことギガキッドと言ったんだ。シッ〇。朝の5時から起きて、僕の試合を視てくれているジョーシアの皆に感謝している。ビバ・ジョージア」と続けた。


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MMA Report UFC UFC ESPN30 ギルバート・ウルビナ ブライアン・バトル ブログ

【UFC ESPN30】祝。ブライアン・バトル、TUF29ウィナー──も時代は変わる。周囲との力の差は明白

<TUF29ミドル級決勝/5分3R>
ブライアン・バトル(米国)
Def.2R2分52秒by RNC
ギルバート・ウルビナ(米国)

ローからジャブ、右オーバーハンドが交換され、ウルビナが右をフックから左を当て、怯んだバトルをテイクダウンをする。ハーフから腕を狙うウルビナがエルボーを落とす。バトルは立ち上がりながら殴られ、下を選ぶとマウントからパンチを纏められる。懸命に腰をずらして立ち上がったバトルだが、この間にヒザを顔面に被弾する。

離れたウルビナに対し、バトルはミドルを蹴り、ローから右ストレートをヒットさせる。ショートノーティス出場のウルビナは、攻め疲れか。バトルが息を吹き返し、ワンツーを当てる。さらにヒザ蹴りも、ウルビナは組んでケージに押し込もダブルレッグでテイクダウンを狙い、バックに回る。正対し、逆にサイドバックに回ったバトルがヒザとパンチを入れる。両者がクリンチ、首相撲でヒザを見舞い、ダーティボクシングを展開し時間となった。

2R、ハイからロー、左を振るって前に出るバトルに対し、ウルビナが右ストレートを打ち込みダブルレッグへ。バックに回ったウルビナがオクタゴン中央まで運び背中に飛び乗る。バトルが背負ってケージ際に移動する。足を下したウルビナ、向き合ったバトルはスピニングバックエルボーを狙う。同時にダブルレッグを決めたバトルがバックへ。すかさずRCNを極め、TUF29ミドル級を制した。

「ずっとこの日を考えてきた。TUFハウスに入って、今がこれが手元にある」と優勝トロフィーを見つけたバトルは、「コーチたちは僕がこれを始めた1日目から一緒にいて、僕を信じてくれたんだ」とコメントした──が、バンタム級優勝のトゥルシオスと同様に周囲とは実力差があるのは明白で、どのようなキャリアをUFCで積めるのか。UFCはTUFウィナーにどのような道を与えるのか、気になる。


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MMA Report UFC UFC ESPN30 ブレディ・ヒースタンド ブログ リッキー・トゥルシオス

【UFC ESPN30】TUF29バンタム級ウィナーはリッキー・トゥルシオス。注目される、今後

<TUF29バンタム級決勝/5分3R>
リッキー・トゥルシオス(米国)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
ブレディ・ヒースタンド(米国)

右ローを蹴ったトゥルシオスに対し、ヒースタンドが右フックを振るう。組んだトゥルシオスのヒザは急所の辺りに入ったが、レフェリーが流す。一旦離れ打撃の間合いから、ヒースタンドが組みついてボディロックテイクダウンを決める。蹴り上げるトゥルシオスから、パスを狙うヒースタンド。そこにスイープからスクランブル狙いのトゥルシオスだったが、ヒースタンドが押させに行く。

と、自ら離れスタンドに戻ったヒースタンドは、立ち上がったトゥルシオスをすぐにテイクダウンしパウンドを落とす。ヒースタンドはトゥルシオスの三角狙いを防ぎ、スクランブルにもダブルでケージに押し込む。ここでトゥルシオスがスイッチからバックを取り返し、落とされそうになると三角を狙う。取られたのとは逆に腕を入れることで三角を防いだヒースタンドは、スクランブルからのクリンチで離れるとトゥルシオスの左右のフックを被弾する。

レスリング&コントロールで疲れた感のあるヒースタンドに対し、トゥルシオスはダッキングでパンチを入れ、首相撲からヒザ蹴りへ。離れると、残り10秒を両者が足を止めて左右のフックを打ち合った。

2R、フックから組んでダブルレッグのヒースタンドは、トゥルシオスが差し返してくるとシングルへ。回ってかわしたトゥルシオスだが、ダブルレッグは切られヒザを腹に受ける。直後にヒースタンドがダブルレッグを決め、尻もちのトゥルシオスはキムラクラッで立ち上がり、エルボーを頭に落とす。

頭を上げ、クリンチからエルボーを入れて離れたヒースタンドに対し、トゥルシオスが左ハイ。パンチの交換のなかで、間合を外したヒースタンドの左フックがヒットする。動きが止まったトゥルシオスだが、ダブルレッグからバックへ。ここも落とされ、三角も不発に終わる。ヒースタンドはボディロックから、叩きつけるようにテイクダウンを決めるとサイドで抑え、マウント狙いへ。トゥルシオスはバタフライ・スイープ、スクランブルになるとハイエルボーギロチンから引き込む。ヒースタンドが頭を抜き、サイドで抑える。スクランブルからスタンドに戻り、トゥルシオスが両手を広げ叫び声を挙げた直後にラウンド終了となった。

最終回、ワンツー、右オーバーハンド、左リードフック、さらにアッパーとパンチを続けるヒースタンド。ただし、スピードに欠け足は前に出ていない。トゥルシオスは右ストレートを入れると、続くワンツーの右ストレートでダウンを奪う。ヒースタンドはすかさず立ち上がり、ダブルレッグでテイクダウンを決めケージ際で時間を使う。

起き上ったトゥルシオスはケージに押し込まれながらも、エルボーを連打しスイッチへ。ヒースタンドは回ってシングルで上を取り切る。トゥルシオスはバタフライガードからレッスルアップでスイープへ。ケージにもたれたスタンドに留まったヒースタンドにパンチ、ヒザを入れたトゥルシオスがエルボーを打ち込む。残り90秒、ヒースタンドは左ハイから思い切り体を揺らしてフックを振るう。トゥルシオスはケージに押し込むが、パンチ勝負に。ヒースタンドのダブルレッグを切ったトゥルシオスが首相撲からヒザをボディに入れ、ダーティボクシング。最後の10秒の打ち合いは、トゥルシオスが優勢のままタイムアップをとなった。

非常にTUFらしいファイト、ジャッジは割れ……TUFシーズン29バンタム級ウィナーはトゥルシオスに。涙を浮かべTUF優勝のトロフィー、そして黒帯をセコンドから巻かれたトゥルシオスは「夢が現実になった。神が全てを憧れた。子供たちにメッセージを送りたい。自分を信じて、恐れず、夢を大きく持とう。一生懸命やって、ポジティブで。人生を楽しんで。この試合を見ていた1億人の人々、みな、繋がっている。みな、一つなんだ。広がる空にある星たち、太陽、月、愛は一つだ」と話した。

TUFウィナー、これだけレベルが上がったMMAにあって、アグレッシブな姿勢で動き続けるファイトを心掛ける──これからのファイターが、どのように生き残ることができるのか──TUFの開催意義を考えるうえでも注視したい。


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MMA UFC UFC ESPN30 アブドゥル・ラザク アレッシオ・デキリコ キック

【UFC ESPN30】右ハイキック、一発。17秒でアブドゥル・ラザクがでデキリコをノックアウト

<ミドル級/5分3R>
アブドゥル・ラザク(米国)
Def.1R0分17秒by KO
アレッシオ・デキリコ(イタリア)

左前蹴りを見せたデキリコ、続く前蹴りを捌いたラザクが距離を詰めて右ハイを蹴る。この一発が体を左に傾けたデキリコの側頭部を捕え、勝負は決した。連敗を3で止めたラザクは涙を浮かべ「息子の勝利の報告ができる」と話した。


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JJ・オルドリッチ LFA MMA UFC UFC ESPN30 キック

【UFC ESPN30】初代LFAストロー級王者デモパウロス、フライ級でUFC初戦もオルドリッチに完敗

<女子フライ級/5分3R>
JJ・オルドリッチ(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ヴェネッサ・デモパウロス(米国)

初代LFA女子ストロー級王者からコンテンダーシリーズ出場も敗北、その後ルピタ・ゴディネスにベルトも明け渡したデモパウロスが、27日のLFA出場予定から2週前のオファーで、フライ級でUFC初陣に挑む。

サウスポーに構えたオルドリッチに対し、明らかに体が小さなデモパウロスがワンツーからローを蹴っていく。オルドリッチはローに左を合わせる。デモパウロスのダブルジャブから右ストレートに、オルドリッチはダブルレッグでテイクダウンを奪う。クローズドガードのデモパウロスはハイガードから腕を抱え、続いて頭を引き寄せる。サブミッションの仕掛けはなく、エルボーを打ったデモパウロスにオルドリッチがパンチを落としていく。

思い切って腰を切れないデモパウロスは、何度もセコンドの指示を仰ぐためにコーナーを見る。オルドリッチはガードの中にステイし、時折りパウンドを落とす。そこから鉄槌の連打を見せたオルドリッチが、勢い良く鉄槌とパンチを打ち込みスタンドに戻る。左ストレートを被弾し、動きが一瞬止まったデモパウロスはまっすぐ突っ込むダブルレッグを切られ、クリンチからのヒザもワキを差されるとすぐに姿勢を乱すなど、厳しい初回となった。

2R、右ボディから左フックで前に出て、左エルボーをデモパウロスが入れる。当たりは浅かったが左ハイを当てるなど、積極的に前に出る。左ジャブ、右ハイと手数は多いデモパウロスだが、左ストレートを打たれ動きが落ちる。LFAで戦う準備をしていただけにコンディションは問題ないが、元はストロー級だったオルドリッチとの体格差は絶対的なディスアドバンテージとなっている。

オルドリッチはジャブに左ストレートを合わせにいき、組まれても余裕をもって対処する。離れたデモパウロスは再度左クロスを被弾。右ミドルを蹴ったデモパウロスが、逆に左ミドルを効かされオルドリッチが攻撃を纏める。エルボー、ワンツーを打ち込んだオルドリッチは余裕を表情を浮かべ、デモパウロスは対照的にラウンド終了と同時にコーナーにしゃがみこみ、セコンドの持ち込んだ椅子に座ることもなかった。

最終回、ワンツーを受けたオルドリッチが、初めて下がる。組んだデモパウロスがヒザで顔面を狙う。テイクダウンはできず離れたデモパウロスはシングルレッグから足を取りに行ったが、オルドリッチが上からパンチを落とす。足をすくおうとした右足を挟まれ、腕が抜けない状態で顔面にパウンドを連打されたデモパウロス。オルドリッチはスタンドに戻ると、必死に前に出てくるデモパウロスに右アッパーから左フックを打ち込む。

オルドリッチはワンツーから、サイドキックで腹を抉る。残り90秒、組みついてケージに押し込んだデモパウロスだが、テイクダウンは奪えない。オルドリッチは前蹴りで牽制し、右オーバーハンドに右フックを合わせる。さらに右ジャブを入れ、ワンツーからハイとオルドリッチが一方的に攻める。最後のダブルレッグも切られたデモパウロスは左エルボーを入れるなど、最後まで勝負を諦めることはなかったが、最高峰デビューでサイズの差を埋めることは難しく、オルドリッチの前にフルマークの判定負けを喫した。


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Report UFC UFC ESPN30 ジャマル・エマーズ パット・サバティニ ブログ

【UFC ESPN30】トーホールドを掛けたエマースが、サバティニの50/50からの内ヒールに断末魔の叫び

<フェザー級/5分3R>
パット・サバティニ(米国)
Def.1R1分53秒by ヒールフック
ジャマル・エマース(米国)

右の前蹴りから左ミドルを蹴っていくエマース。続く前蹴りが急所に入る。中断明けぎょくごに、右ローを入れてエマースの左アッパーを受けて、サバティニが倒れる。即マウントからバックに回ったエマースが、再びマウントに戻る。ハーフからバタフライガード、さらにZハーフガードを取ったサバティニが、外掛けで左足を取って倒す。その左足を左ワキの下で抱え直し内ヒールへ。

エマースもトーオールドでサバティニの右足の爪先を捻っていくが、50/50から創られ悲鳴を挙げてタップ──「アッパーを効かされ、混乱した。彼のヒザが問題ないことを願っている。今日のパフォーマンスには満足していない。次は頑張る」と話した。


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News Preview UFC UFC ESPN30 エジソン・バルボーサ ギガ・チカゼ ギルバート・ウルビナ ブライアン・バトル ブレディ・ヒースタンド ブログ リッキー・トゥルシオス

【UFC ESPN30】計量終了 バルボーサ✖チカゼ、後ろ回し蹴り&ロー対決。史上初、通常大会でTUF決勝

【写真】メインで戦うバルボーサとチカゼ、どちらもカサカサだ (C)

27日(金・現地時間)、28日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN30「Barboza vs Chikadze」の計量が行われた。

トゥルシオスは4年前にコンテンダーシリーズで敗れ、ようやく長年の夢が叶う。対するヒースタンドはデビューから3年のファイターだ(C)Zuffa/UFC

メインでエジソン・バルボーサ✖ギガ・チカゼのストライカー=フェザー級対決、TUF29ミドル級&バンタム級決勝が組まれた今大会。

全12試合、出場24選手のなかでオープニングマッチに出場するマナ・マルチネスが5ポンド・オーバーで、グイド・カネッティと契約体重戦を行うこととなった。


これまでTUFの決勝は、ファイナル大会としてシーズンに出場選手が数多くオクタゴン・デビューを飾っていたが、通常大会のなかでファイナルが行われるという史上初のケースで、ファイナリスト以外は、ミドル級のアンドレ・ペトロスキー✖マイケル・ギルモアの2名のみがUFC初陣を戦う。

ミドル級決勝戦出場のウルビナは、シーズン中の準決勝でトレシアン・ゴアにTKO負けを喫しているが、そのゴアがヒザを負傷して欠場、代役ファイナリストに昇格した。

UFC世界フェザー級王者アレックス・ヴォルカノフスキーとブライアン・オルテガがコーチを務めたシーズン29、ゴアに代わりウルビナが決勝に臨むことになり、2階級ともチーム・ヴォルカノフスキー対決となった。そしてミドル級のバトルは8番ピック、バンタム級のヒースタンドは7番ピック──つまり両者ともヴォルカノフスキーにとって最も期待値が低い選手だったことになる。

さらにいえばウルビナは4番ピック、トゥルシオスは5番、ゴアにしても4番ピックとセレクション上位の6名がただの1人として決勝に残れない──稀に見るアップセット、下克上のTUFとなった。

2年半ぶりのTUFウィナー誕生となる今大会のメイン、バルボーサ✖チカゼのスピニングバックキック対決。ズバリ、打撃だけでいえばチカゼに分があるだろうが、だからこそバルボーサには総合力勝負で、チカゼの弱点をつくファイトを期待したい。そのような展開になると、チカゼの組みへの対応力が見えてくるファイトになる。

■視聴方法(予定)
8月29日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS

■UFC ESPN30計量結果

<フェザー級/5分5R>
エジソン・バルボーサ: 145.5ポンド(66.0キロ)
ジガ・チカゼ: 145ポンド(65.77キロ)

<TUF29ミドル級決勝/5分3R>
ブライアン・バトル: 185.5ポンド(84.14キロ)
ギルバート・ウルビナ: 186ポンド(84.37キロ)

<TUF29バンタム級決勝/5分3R>
リッキー・トゥルシオス: 135ポンド(61.24キロ)
ブレディ・ヒースタンド: 135.5ポンド(61.46キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ケビン・リー: 170.5ポンド(77.34キロ)
ダニエル・ロドリゲス: 171ポンド(77.56キロ)

<ミドル級/5分3R>
アンドレ・ペトロスキー: 185.5ポンド(84.14キロ)
マイケル・ギルモア: 184ポンド(83.46キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジェラルド・マーシャート: 185ポンド(83.91キロ)
マフムド・ムラドフ: 184.5ポンド(83.68キロ)

<ミドル級/5分3R>
アブドゥル・ラザク: 185.5ポンド(84.14キロ)
アレッシオ・デキリコ: 185.5ポンド(84.14キロ)

<ミドル級/5分3R>
サム・アルヴィー: 185.5ポンド(84.14キロ)
ウェリントン・トゥルマン: 185.5ポンド(84.14キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ダスティン・ジャコビー: 203.5ポンド(92.3キロ)
ダレン・スチュアート: 204.5ポンド(92.76キロ)

<女子フライ級/5分3R>
JJ・オルドリッチ: 125ポンド(56.7キロ)
ヴェネッサ・デモパウロス: 125.5ポンド(56.92キロ)

<フェザー級/5分3R>
パット・サバティニ: 145.5ポンド(66.0キロ)
ジャマル・エマース: 145.5ポンド(66.0キロ)

<バンタム級/5分3R>
マナ・マルチネス: 140ポンド(63.5キロ)
グイド・カネッティ: 135.5ポンド(61.46キロ)

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