カテゴリー
JJ Globo Report SUG16 クレイグ・ジョーンズ ブログ メイソン・ファウラー

【SUG16】メイソン・ファウラー、OT&バーバルタップでクレイグ・ジョーンズを下しSUG無差別級王者に

<SUGアブソルート級選手権試合/5分1R>
メイソン・ファウラー(米国)
Def.OT1R
クレイグ・ジョーンズ(豪州)

座ったジョーンズに対し、距離を取るファウラー。左足を取られ、必死に抜いたファウラーだが、足と同時に頭を抱えられるとマットにヒザをつかされる。足を抜くことで形的には一瞬、上四方になったファウラーだが自ら立ち上がる。ジョーンズは足を捕えると、関節を狙わずスイープで上を取る。ハーフのファウラーが潜って左腕を差すと、ジョーンズはクレイドルから腰を引いて立ち上がりがぶっていく。

そのままアームインギロチン&ジャンピングがードのジョーンズに対し、スタンドで耐えるファウラーが頭を抜く。腰をマットにつけたジョーンズのオモプラッタも、即腕を抜いたファウラーが距離を取り直す。

自らの足を取られず、ジョーンズの足には絡まれないよう間合を取るファウラーは立ち上がれと挑発。笑顔を見せたジョーンズは座ったままで前に出る。ファウラーは一瞬のパス狙いも、寝技に付き合う気はない。それでもジョーンズは必死にカカトをとりにいき、右足を捕えると、ファウラーが踏み止まるために左足を引いたところで両足を絡ませる。これもすぐに抜いて立ち上がったファウラーは、ジョーンズの頭を押す動作を繰り返さす。

頭を触りに来るタイミングで、右足のカカトを左腕で取りに行くジョーンズだが、ファウラーは足を抜くのを前提で動いている。触って回るファウラー、ジョーンズは右足のカカトと取ると同時に後方回転しながら、左足を抱えにいく。ファウラーは頭をマットにつけて横に回転し両足とも取らせない。この辺りは見事な防御だ。

そのまま立ち上がったファウラーは、残り1分を凌ぎOT狙いは明らか。ジョーンズも無理に取りに行かず、なんと試合タイムが残っているのにスタンドに戻り、両者はタイムアップを待った。

OT先攻のジョーンズはシートベルトを選択し、四の字フック。自らの腕をアゴの前で組んで首を守るファウラーは88秒かけてエスケープに成功する。後攻のファウラーもバックを選択、ライディングタイムが88秒あるジョーンズはアゴの上からの絞めに何やら声を挙げる場面も。

同じようにアゴの上からフェイスロック気味に絞めにいったファウラーに対し、ジョーンズが再び声を漏らすとレフェリーが試合をストップ。裁定はネッククランクに対する、バーバルタップアウトに。

レフェリーに抗議するジョーンズだが、受け入れられずSUGアブソルート級チャンピオンベルトがファウラーの腰に巻かれた。ファウラーはルールに則して、OTの一点突破に賭けて勝利を手にした──ものの、番狂わせという表現を用いるのも憚れるほど、極端な組み技コンペティション・ルールに特化した勝ち方といえるだろう。


カテゴリー
JJ Globo Report SUG16 アマンダ・ローウェン エレン・ハールー ブログ

【SUG16】ショートノーティスのハールーに対し、オーバータイムでローウェンが腕十字勝利

<5分1R>
アマンダ・ローウェン(米国)
Def.OT1R
エレン・ハールー(米国)

ジリアン・ロバートソンの欠場で2日前に出場の決まったハールーに対し、ローウェンはジャンピングガ―ドからオーバーフック・アームバーを仕掛ける。腕を抜かれると首、足を狙いつつクローズドを維持するローウェンは、再びオーバーフックで右腕を狙うとハールーの反応にスイープを合わせる。

トップを取ったローウェンは足関狙いがすっぽ抜けて下になるが、乗ってきたハールーをギロチンで捕えてスイープで上に。マウントを取り、ギロチンが抜けるとワキをすくって肩固めへ。さらに腕十字に移行するが、尻がマットに早く着いてしまい腕が抜ける。ローウェンはニースライスに対し、ハールーは側転して正対する。両者が立ち上がると、試合時間は既に残り15秒、引き込んだハールーは最後に足関節を狙うもタイムとなった。

OTはハールーが先攻でシートベルトを選択するが、腰をずらしてローウェンがエスケープに成功する。後攻のローウェンはスパイダーウェブから、2度ほど回転し足をすくい腕を伸ばしタップを奪った。


カテゴリー
JJ Globo Report SUG16 ケビン・ケイシー ブログ リッチー・ブギーマン・マルチネス

【SUG16】リッチー・ブギーマン・マルチネス、ヒクソンの黒帯ケイシーをOT腕十字で破る

<5分1R>
リッチー・マルチネス(米国)
Def.OT1R
ケビン・ケイシー(米国)

立ちレスから足払いでテイクダウンを決めたケイシーに対し、ブギーマンはハーフガードの状態で抑え込まれる。ケイシーは足を抜いてパスから即マウントに移行する。首を抱えてブリッジもエビを許さないケイシーは、ワキをこじ開けにいく。腰を押して足を戻そうとしたブギーマンだが、ケイシーはサイドに戻ることでガードのなかに入ることを阻止する。

しかし、極めにいかないと試合はオーバータイムに移行する。枕でプレッシャーを掛けるケイシーだがサブミッションには移行できず時間を迎えた。先攻のケイシーはスパイダーウェブを選択し、足を抱えてまずは固定し腕を伸ばしに掛かる。下になったケイシーは腹ばいなるがブギーマンが腕を抜いてエスケープに成功した。ブギーマンもスパイダーウェウを選択し、ケイシーは8秒で脱出する。

OTは2Rへ。ここも腕十字狙いのケイシーに対しマルチネスはヒザを臀部に当ててエスケープに掛るが、そのまま前方に崩されてタップを強いられた。しかし、ケイシーは2秒で腕十字を後攻めのブギーマンに許し敗れた。


カテゴリー
JJ Globo News SUG16 UFC アマンダ・ローウェン クレイグ・ジョーンズ ケビン・ケイシー ジェイク・エレンバーガー ジリアン・ロバートソン ブログ メイソン・ファウラー リッチー・ブギーマン・マルチネス

【SUG16】5分で極めることができるか!! クレイグ✖ファウラー。ロバートソンがUFCより出場

【写真】マイク・ブラウンから陽性反応が出たATTからの参戦となる──キックを繰り出すロバートソン。彼女はATTの中でもディン・トーマス組だが、無事出場できるのか(C)Zuffa/UFC

12日(日・現地時間)にチェール・ソネンがホストのSubmission Underground16が開催され、UFC Fight Passでライブ中継させる。

今回もSUGアイランドと名付けられたスタジオで収録される大会は、前回大会の1万ドル争奪の8人トーナメントでコンバット柔術世界王者コディ・スティーグや、IBJJF柔術の新鋭ロベルト・ヒメネスを破ったメイソン・ファウラーが、クレイグ・ジョーンズとメインで戦う。


セミでは同じく前回大会でUFCファイターのジェシカ・アイを破ったアマンダ・ローウェンが、ジリアン・ロバートソンと対戦。ロバートソンもまた6月20日のUFC ESPN11でコートニー・ケイシーをRNCで破ったばかりのUFCと契約下にある選手だ。前回、ロバートソンより格上のアイをオーバータイムでアイに腕十字を極めてローウエンは、道着でも活躍していたように守りの堅さも5分✖1R&OTのSUGのレギュレーションに適している。その一方で、打撃を効かせず極める術をロバートソンが持っているのかが鍵となる。

この他、ジェイク・エレンバーガー✖マイカー・ブレイクフィールドというMMAからグラップリングに活躍の場を移しながら、なかなか結果が出せない者同士の崖っぷち対決、10thPLANET柔術のリッチー・ブギーマン・マルチネス✖ヒクソン・グレイシー柔術のケビン・ケイシーと戦う一番も組まれている。

5分✖1Rは守りに入ると、なかなか極め切ることが難しいフォーマットだけに、OTに勝負を掛ける出場者も増えてきた感があるSUGだが、サブオンリーの醍醐味がOTより印象に残る大会となるか、注目だ。