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【Shooto2024#07】復帰二戦目=黒部和沙と対戦、山上幹臣「5月の試合は戦う人間という感じではなかった」

【写真】今回はストロー級、すでに輪郭も5月とは違っているか (C)MMAPLANET

22日(日)東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2024#07にて、山上幹臣がストロー級で黒部和沙と対戦する。
text by Takumi Nakamura

5月のGladiatorにて、約9年5カ月ぶりに復帰を果たした山上。この試合では今井健斗にTKO負けを喫したが、あれから約4カ月という短いスパンで修斗での復帰2戦目が決まった。今井戦での自分を「あの試合の自分は戦う人間という感じではなかった。2児の父親が復帰しますみたいな、軽い感じになっていた」と振り返る山上は、あの日の敗北の悔しさを晴らすべく、そして勝利の喜びを味わうべく、再びケージに上がる。


──約9年5カ月ぶりの復帰戦となったGladiatorでの今井健斗戦はTKO負けという結果でした。復帰戦ということも含めて、どんな試合だったと感じていますか。

「ブランクがちょっとデカ過ぎて、自分が思うような動きはできなかったというのが一番ですね」

──復帰戦が決まった時点で、ブランクを埋める・試合勘を戻すことを意識して準備されていたと思うのですが、実際には想像以上でしたか。

「はい。特に試合勘が想像以上でしたね。練習ではだいぶ動けるようになっていたので、試合ではそれを出せるかなと思っていたんですけど、結果ああいう形で何もできず動けずという感じだったので、反省することが多かったです」

──他に久々にケージに上がって、分かったことや感じたことはありますか。

「ほとんど反省点しかなかったんですけど(苦笑)、距離感だったりとか(試合の)流れとか、やっぱりちょっと忘れていたというか、それが大きいですね」

──フィニッシュシーンはややストップが早かったかなとも思ったのですが、山上選手はどう感じましたか。

「実際はフラッシュダウンみたいな形で、あそこから展開していこうかなという感じだったんです。そうしたら(試合を)止められていたので『あれ?』とは思ったんですけど……まあしょうがないかなっていう感じです」

──復帰戦を終えて、周囲の反響はいかがでしたか。

「反響は大きかったですね。『またやるんだ』みたいな感じで。次は東京や関東でやってよという声は多かったです」

──そして今回は復帰2戦目となりますが、前回の試合から約4カ月と比較的短い間隔での試合となります。復帰戦を終えて、すぐに2戦目をやりたいという考えだったのですか。

「そうですね。『ブランクがあった』とか『試合勘が取り戻せなかった』というのを言い訳にしたくないので、次は早めに試合をしたいと思っていました。試合後も1週間ぐらい休んで、すぐに練習を再開して、より濃い練習が出来ていると思います」

──長いブランクを経て復帰する場合、復帰戦を終えたら、そこでまた一区切り選手も多いと思います。でも山上選手の場合はそうではない。完全復帰というか、またここからファイターとしてキャリアを積んでいくという意思の表れかなと思いました。

「完全復帰というよりも、あのまま終わりたくないと思いましたし、だったら試合勘を取り戻すためには、すぐ試合をするしかないという気持ちです」

──そこで復帰2戦目は修斗での試合となりました。修斗は山上選手にとってホームリングと言える舞台ですが、復帰後は修斗でも試合をしたいという想いはあったのですか。

「5月にGladiatorさんに出させてもらったんですけど、修斗さんからもオファーをもらっていて。タイミング的に復帰戦ではGladiatorさんの方に出させてもらい、東京や関東で試合することになれば修斗さんに出させてもらえればと思っていて(サステイン)坂本(一弘)さんには『修斗に出させてください』とお願いしていました」

──対戦相手の黒部選手は今回がキャリア4戦目、年齢でも山上選手より15歳下という選手です。

「この歳になってきたら、若い選手を当てられるのはしょうがないことなので、自分の中では想像はしていました。選手としても本当に若くて勢いがあって、いい選手だなと思いますね」

――黒部選手は前回の試合で澤田龍人選手に一本勝ちしていて、今回も山上選手に勝って自分の名前を上げようというメンタルで試合をすると思います。逆に山上選手はどんなテーマを持って、この試合に臨もうと思っていますか。

「本当に相手どうこうというよりも、自分自身との戦いだと思っているので、どれだけ試合でやってきたことを出せるかっていうところだと思います。昔の動きをどれだけ取り戻せるかというところでは、復帰2戦目で100パーセントを出すことは無理だと思うんですけど、それに近い動きはしていかなきゃいけないなと思います」

──例えば復帰戦としてケージに上がったことで、前回よりも研ぎ澄まされた部分や洗練された部分はありますか。

「ありますね。なんだろうな……5月の試合に関しては戦う人間というか、ファイターという感じではなかった気がしますね。2児の父親が復帰しますみたいな、軽い感じになっていたのかなと。それで前回の負けが自分の中ではデカくて、全然気持ちの入り方が違いますし、格闘技に向かう姿勢もそうですし、練習一つ一つもそうですけど、試合に向けての追い込み方、気持ちの作り方は前回と違いますね。昔の感覚が練習も含めて戻っている感じはあります」

──試合に負けて『悔しい』や『勝ちたい』という気持ちがまた湧いてきましたか。

「そうですね。悔しい気持ちしかないですね」

──練習に向かう姿勢という面では、復帰戦前とはどこが変わりましたか。

「集中力もそうですし、練習の量も少し増やしながら考えながらやっています」

──練習そのものは前回の試合以降で新たに取り組んだものもありますか。

「継続しながらやっていることもあるし、新しいこととして、グラップリングで強い人を呼んだり、追い込みをキツくしたり、色々と取り組んでいます」

──体力的には昔のように動けない部分もあると思いますが、逆に今の方が伸びている部分はありますか。

「技術もついてきているし、フィジカルも上がってきているので、5月の復帰戦とは仕上がり方は違うと思います」

──今回は関東での復帰戦ということでたくさんの人が見に来ると思うのですが、どんな試合を見せたいですか。

「地元の人もたくさん来てくれるし、前回のような試合は絶対にできないです。何がなんでも気持ちで勝つ試合を、相手も気持ちで来るタイプなんで、それに負けないぐらいの気持ちを出していきたいです」

──黒部戦以降のことで何か考えていることはありますか。それとも目の前の黒部戦が全てですか。

「今はこの試合に勝つことだけですね。この試合に勝ってから…という感じです」

──それでは最後に山上選手の試合を楽しみにしている人たちにメッセージをいただけますか。

「今回が復帰2戦目で、前回の負けがあるので、今回は勝ちにこだわって会場を盛り上げたいです」

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【Shooto2024#07】山上幹臣が約12年ぶりに修斗凱旋、キャリア4戦目・黒部和沙と対戦

9月22日(日)東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2024#07の追加カードが発表された。
text by Takumi Nakamura

第1弾対戦カードとして、現ウェルター級キング・オブ・パンクラシストの住村竜市朗×西條英成、環太平洋バンタム級王座決定トーナメントを含む9試合が決定している今大会で、新たにストロー級の2試合=山上幹臣×黒部和沙、内藤頌貴×大城正也が発表された。

山上は2011年11月に第3代世界ストロー級(当時の表記はフライ級)王者となり、同年9月に猿丸ジュンジを下して初防衛に成功。2014年から韓国ROAD FCに主戦場を移すと、2014年12月にユ・ジェナムに敗れた試合を最後に選手生活から身を引いていた。

そんな山上が2024年5月のGladiatorで実に9年5カ月ぶりに現役復帰。フライ級で今井健斗TKO負けを喫したが、実に12年ぶりに修斗に凱旋し、ストロー級で復帰2戦目を迎える。

対戦相手はTRIBE TOKYO MMA所属の黒部。2023年10月に修斗でプロデビューすると、わずか3戦目でONE Championshipでも活躍した澤田龍人と対戦し、おたつロックからの変形ツイスターで大金星といえる一本勝ちを収めた。山上にとっては15歳下の黒部を迎え撃つ試合であり、黒部は2試合連続で年齢・キャリアで勝る相手に挑む形となった。

またフライ級戦線で活躍してきた内藤がストロー級に階級変更し、2024年は修斗で2戦2勝の大城と対戦する。

■ Shooto2024#07対戦カード

<ウェルター級/5分3R>
住村竜市朗(日本)
西條英成(日本)

<ライト級/5分3R>
マックス・ザ・ボディ(カメルーン)
田村ヒビキ(日本)

<環太平洋バンタム級王座決定トーナメント/5分3R>
川北晏生(日本)
ダイキ・ライトイヤー(日本)

<環太平洋バンタム級王座決定トーナメント/5分3R>
野瀬翔平(日本)
人見礼王(日本)

<ストロー級/5分3R>
黒部和沙(日本)
山上幹臣(日本)

<バンタム級/5分2R>
平川智也(日本)
新井拓巳(日本)

<ストロー級/5分2R>
内藤頌貴(日本)
大城正也(日本)

<インフィニティリーグ2024フライ級/5分2R>
大竹陽(日本)
ヤックル真吾(日本)

<インフィニティリーグ2024女子アトム級/5分2R>
平田彩音(日本)
檜山美樹子(日本)

<インフィニティリーグ2024女子アトム級/5分2R>
パク・ソヨン(韓国)
NOEL(日本)

<2024年度新人王決定トーナメント一回戦ライト級/5分2R>
手島 響(日本)
直島弘昌(日本)

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【Shooto2024#07】国内3冠制覇へ、住村竜市朗が西條秀成と対戦。環太平洋王座決定Tに野瀬がエントリー

【写真】脱・塩漬けを果たした住村が国内3冠を目指して修斗のタイトルを狙う(C)MMAPLANET

9月22日(日)東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2024#07の第一弾カードが決定。現ウェルター級キング・オブ・パンクラシストの住村竜市朗×西條秀成、環太平洋バンタム級王座決定トーナメントを含む9試合が発表された。


2017年7月にDEEP(2022年5月に返上)、2023年12月にパンクラスでベルトを巻いている住村だが、2009年11月のプロデビューから4戦目までは修斗で試合を続けていた。今回は2010年12月の新人王決定トーナメント決勝戦=井上雄策戦以来、約13年9カ月ぶりの修斗凱旋となる。もちろん住村の目指すものはDEEP・パンクラスに続く修斗での王座戴冠で、今回は国内MMA3冠制覇に向けた第一歩となる試合だ。

対戦相手の西條はTHE BLACKBELT JAPAN(旧・Theパラエストラ沖縄那覇)所属で、プロ戦績は4戦4勝と無敗。昨年のウェルター級新人王で、現在は世界ランキング5位に名を連ねている。戦績こそ浅い西條だが今年5月には中国のMMA団体=YFU武林笼中对のジャン・シイジェンからTKO勝利を収め、6月には「UFC on ESPN58」に出場した平良達郎に帯同してエクストリーム・クートゥアでトレーニングするなど、幅広く経験を積んでいる。

直近2試合はいずれもパウンドによるTKO勝利で塩漬け上等から脱却した住村が、力強いテイクダウン&トップキープを武器とする西條に対して、どんな戦略を選んで戦うかが見どころの一戦だ。

また藤井伸樹が返上した環太平洋バンタム級の新王者を決定する4選手参加のトーナメント開催が決定した。出場選手のなかで最も注目されるのは野瀬翔平だろう。

今年2月のRIZIN佐賀大会では瀧澤謙太をグラウンドで圧倒してヒジ打ちによるTKO勝利を収め、3年連続出場となったRoad to UFCでは1回戦でユ・スヨンと対戦。一時はDEEP・Black Combat・NAIZA FCのアジア・バンタム級三冠王だったスヨンに敗れたものの、組み技・スクラングルで真っ向勝負し、ハイレベルな攻防を繰り広げている。

その野瀬はMMA戦績3勝1敗、2連続KO勝利中の人見礼王と対戦。逆ブロックでは4連勝中の川北晏生と直近では修斗&RIZINでキャリアを積むダイキ・ライトイヤーが対戦する。

■ Shooto2024#07対戦カード

<ウェルター級/5分3R>
住村竜市朗(日本)
西條秀成(日本)

<ライト級/5分3R>
マックス・ザ・ボディ(カメルーン)
田村ヒビキ(日本)

<環太平洋バンタム級王座決定トーナメント/5分3R>
川北晏生(日本)
ダイキ・ライトイヤー(日本)

<環太平洋バンタム級王座決定トーナメント/5分3R>
野瀬翔平(日本)
人見礼王(日本)

<バンタム級/5分2R>
平川智也(日本)
新井拓巳(日本)

<インフィニティリーグ2024フライ級/5分2R>
大竹陽(日本)
ヤックル真吾(日本)

<インフィニティリーグ2024女子アトム級/5分2R>
平田彩音(日本)
檜山美樹子(日本)

<インフィニティリーグ2024女子アトム級/5分2R>
パク・ソヨン(韓国)
NOEL(日本)

<2024年度新人王決定トーナメント一回戦ライト級/5分2R>
手島 響(日本)
直島弘昌(日本)

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