毎週月曜日にラウンドガールをご紹介する「MONDAY RING GIRL」(今回は予定を変更して水曜日に公開しています)。第388弾は2021年1月31日(日)に東京都港区のニューピアホールで行われたShooto2021#01のリングガールです。
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The post 【Monday Ring Girl】Shooto2021#01 first appeared on MMAPLANET.【写真】アグレッシブかつ、失敗を恐れない見事な腕十字だったが……(C)MMAPLANET
<インフィニティリーグ2020バンタム級(65.8キロ契約)/5分2R>
石井逸人(日本)
Def.1R4分20秒by 腕十字
よしずみ(日本)
左ジャブを伸ばす石井は、ジャブの差し合いから右カーフを蹴る。よしずみも左ローを返す。ジャブをよしずみが当て、右ストレートへ。
やや遠めでパンチを強振する石井は、よしずみワンツーにやや踏み込み辛いか。それでもジャブをトリプルで見せて、前に出る石井はカーフを蹴る。よしずみがワンツーを返し、残り半分に。
ジャブの間隙をぬってジャブを放った石井は、オーバーハンドの後に左フックを被弾する。と同時にカーフを蹴った石井が、この蹴りを続ける。右を被弾した石井は前に出てきたよしずみにシングルレッグを決め、即パスへ。
キムラクラッチに来たよしずみの動きを利して、一気に頭を越えた石井が腕十字を狙う。左腕が逆側に回ったよしずみがタップ。
と、見事な一本勝ちをした石井がよしずみに中指を立てる。このマナーの悪さは全くもって閉口ものだが、石井は4Pを獲得──通算ポイントを7Pとしてリーグをリードすることなった。
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【写真】残り10秒、ダブルレッグからスラム気味のテイクダウンをしっかりと奪った小野島だが、三者三様のドローに(C)MMAPLANET
<インフィニティリーグ2020バンタム級(65.8キロ契約)/5分2R>
小野島恒太(日本)
Def.1-1:20-18.19-19.18-20
野尻定由(日本)
サウスポーの野尻、1年以上のコロナ・ブランクの間に随分と体が出来上がっている。左ロー、右ミドルを見せた野尻に対し、小野島は右オーバーハンドから前に出る。
圧力の掛け合い、外し合いのなかで野尻は右ミドルをキャッチされ、右フックを被弾する。そのままケージに詰めた小野島は、体を入れ替えられヒザをボディにもらう。
右を当てながら距離を取りなおした野尻が左ミドル、右ローを蹴る。右フックで前に出た小野島は頭から突っ込むようにケージ際でクリンチへ。レベルチェンジからダブルレッグ、シングルに移行した小野島はダブルに移行し、肩で押しこみ尻もちをつかせる。
スクランブルでバックに回った小野島は前方への崩し、アンフックで右フックを連打する。スイッチをも潰して、トップを取り切った小野島が組みと同時にパンチを入れる。最後に立ち上がって胸を合わせた野尻はヒザを見せたが、初回は小野島がすべきことをした5分となった。
2R、右カーフの野尻、小野島は右オーバーハンドからクリンチへ。体を入れ替えた野尻は、押し返されると離れて左の蹴りを放つ。左の蹴り、右オーバーハンドを当て左右のフックを放った野尻が首相撲かヒザへ。
小野島はケージに押し込んで、尻もちをつかせると右足を腿の上に、置いて野尻を立たせない。バックに回られると、前転からスクランブルに持ち込んだ野尻が蹴りか、ボディを連打する。さらにヒザ&ヒジを見せた野尻が、ダーティボクシング、小野島も組んでヒザを入れる。
ケージ際のクリンチから離れた野尻の打撃にも、小野島が左右のフックで前に出て右を打ち込む。
直後に組んでバックに回った小野島がワンフックでRNCへ。胸を合わせた野尻だったが、シングルレッグで尻もちをつかされギロチン。頭を抜いた小野島は、ダブルで大きく抱えてテイクダウンを決める。サイドバックから、正面回った小野島が再び野尻に尻もつかせタイムアップに。
しっかりとやるべきことをやり、打撃でも下がることがなかった小野島がまず20-18で1票獲得も、続くジャッジは18-20で野尻、3人目は19-19でドローに。
野尻の打と、小野島の組みのコントロール。後者にダメージがあれば、終盤にスクランブルを制することはできただろうか。
打撃を放った数、あるいは当てた数は、決してダメージとイコールではないが、今のMMAでは打撃を使うことがアドバンテージであることを組み中心の選手は承知の上で戦うしかないのかもしれない……。
野尻がドローという結果を得られたのは、倒されたままでなかったこと。ただし、しっかりとリーグ戦制覇を勝ち上がるには、勝利が必要。そのためには倒されないこともそうだが、倒された直後の対応力を身につける必要がある。
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<環太平洋フェザー級選手権試合/5分3R>
SASUKE(日本)
Def.2R2分36秒 bY RNC
内藤太尊(日本)
SASUKEが軽く右のカーフキック。内藤は上下に体を動かしながら、フェイントをかける。SAKUKEの右クロスがクリーンヒット、さらに右のカーフキックを見せる。内藤もワンツー、さらに左の蹴りを放つが、SAKUKEにキャッチされてしまう。内藤は左のロー。さらに右ローを放つと,、SAKUKEはそれに右のストレートを合わせる。組み付いたSASUKEはテイクダウンに成功するも、内藤はすぐに立ち上がる。しかしSASUKEはすぐさま再び組み付き、ケージ際でトップを奪った。内藤は半身になりながら立ち上がる。その内藤の太ももに左のヒザを入れるSASUKE。内藤はSASUKEの体勢を崩しながら離れて、右ストレートをヒット。対するSASUKEはダブルでテイクダウンを奪い、ケージ際まで運ぶ。立ち上がる内藤、SASUKEはバックに回って初回を終えた。
2R、内藤が左ロー、さらに左フックを合わせる。対するSASUKEは左フックを当てて、相手を下がらせたところでテイクダウンを仕掛けてグラウンドに持ち込む。すぐに立ち上がる内藤、しかりSASUKEは組んだまま内藤をケージに押し込む。SASUKEが離れると内藤はパンチを繰り出すが、SASUKEの右クロスがヒット。さらに蹴り足をキャッチしたSASUKEが内藤に尻もちをつかせる。立ち上がろうとする内藤に、左ヒジを入れていくSASUKE。ケージ中央での打撃戦に戻り、パンチを振り合う中、SASUKEが首相撲からのヒザを当てると崩れる内藤。すぐさまSASUKEがトップを奪い、バックからRNCを極めた。
環太平洋フェザー級王座の初防衛に成功したSASUKEは、世界王者・斎藤裕との対戦アピール。
「四角いリングで修斗伝承マッチを・・・」と、名前は挙げなかったが、RIZINでの対戦を希望した。
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<65.8キロ契約/5分3R>
祖根寿麻(日本)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
石原夜叉坊(日本)
サウスポースタンスの夜叉坊が、左ストレートで先制。さらに左ローを当てる。祖根が間合いを詰めようとすると、バックステップで自分の距離を保つ夜叉坊。左ハイでけん制しつつ、左ローを当てていく夜叉坊は、さらに左テンカオを効かせる。左右のローで祖根を中に入れさせない夜叉坊に対して、右フックを振りながらダブルを仕掛ける祖根。これをカットした夜叉坊は、首相撲からパンチを当てて離れる。ケージ中央に戻り、ジャブとローを放つ夜叉坊、前に出てきた祖根に左ストレートを合わせると、祖根の動きが一瞬止まった。打撃を交錯するなか、ダブルを仕掛けた祖根だが、テイクダウンを奪うことができない。プレッシャーをかけて相手にケージを背負わせる夜叉坊だったが、祖根はケージを背にしながら右ミドルと右ストレートをクリーンヒット。夜叉坊も一瞬動きが止まり、両者打ち合いで1Rを終えた。
2R、右ジャブから入る夜叉坊。祖根もローを返す。祖根の右ミドルをカットした夜叉坊が、ダブルでテイクダウンを奪う。祖根は相手の首を抱えながら立ち上がり、首相撲から右ヒジをヒット。腰を落とした夜叉坊はダブルを仕掛けるも、祖根はカットする。スタンドに戻り、夜叉坊は左ロー。さらに左テンカオを狙うが、祖根の足払いで尻もちをついてしまう。両者がローを放つなか、祖根の右ミドルがヒット。夜叉坊の手数が減るが、左ハイから左ストレートを当てていく。受けた祖根も打ち返して、夜叉坊をケージ際に詰める。祖根がプレッシャーを詰めて、夜叉坊の右足を狙ってシングルを仕掛けるも、これは夜叉坊が足を抜いて倒れることはなかった。
最終R、開始直後、両者がローを放つ。夜叉坊のローが急所に入ったと祖根がアピールし、一旦試合が中断される。再開後、夜叉坊が左ローを放っていくも、中に入ろうとしたところに左ジャブを合わせられてしまう。祖根は右ローから右ハイ。それをかわした夜叉坊がダブルを狙うも、祖根はカット。夜叉坊は右からテイクダウンを狙うが、祖根はこれをカットしてバックマウントを奪い、RNCへ。夜叉坊はすぐさまディフェンスして立ち上がる。スタンドに戻り、夜叉坊が左ハイを繰り出したあと、前に出した手の指がアイポークになったとして試合が中断される。
ドクターチェック後、残り2分のところから試合再開。再開直後、夜叉坊の左がヒットして祖根がグラつく。互いにローで距離を測りながらパンチを狙う展開のなか、祖根の右がクリーンヒットし、夜叉坊が下がる。試合時間残り1分で、夜叉坊が左ハイ。これをブロックした祖根がパンチのフェイントを見せる。祖根の蹴りをバックステップでかわす夜叉坊。右ジャブを当てて祖根を下がらせる。試合時間残り15秒で、祖根が前に出るが夜叉坊も打ち返して、最終Rが終了した。
判定は、ジャッジ3者が1ポイントで祖根の勝利を支持。祖根は試合後、岡田涼や大塚隆史の名前を挙げ、挑発した。
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<65.8キロ契約/5分3R>
藤井伸樹(日本)
Def.3-0:30-26.30-26.30-26
加藤ケンジ(日本)
距離を詰めようとする加藤に、左ジャブを繰り出す藤井がクラウチングスタイルで中に入ろうとする。加藤はスイッチしながらフェイントをかけ、左ストレートをヒット。藤井の右足へのシングルもカットする。しかし藤井は構わず前に出て、左ジャブを当ててから組み付き、加藤をケージに押し込みテイクダウンに成功。相手の足を畳みながら、しっかりと背中をつかせた藤井。ハーフガードの相手の右腕を取り、アームロックを狙う。体を起こし、腕を抜いた加藤はガードに戻す。腰を上げた藤井に対してハイガードからパンチを放つ加藤。藤井は再びヒザをつき、パスを狙う。ボディと顔面へパンチを打ち分ける藤井が、足を一本越える。ハーフでディフェンスする加藤。藤井はそのまましっかりと抑え込みつつマウントへ。ここで加藤がリバーサルに成功し、立ち上がってスタンドに戻したところで1Rを終えた。
2R、左ジャブで先制する藤井。加藤も右ストレートを当てる。藤井は左ジャブを出しながら距離を詰め、組み付いて加藤をケージに押し込む。そこから相手の右足に手を伸ばし、シングルで尻もちをつかせた藤井。しかり加藤もすぐに立ち上がり、反対に藤井に尻もちをつかせるなど、スクランブルの展開が続く。スタンドに戻り、再びテイクダウンを奪った藤井。加藤はハーフガードをとる。藤井はパスを防がれながらも、トップをキープしてパンチを落とす。そして残り1分30分のところでマウントを奪取。パンチを落とすが、ここで加藤は体を抜いて立ち上がる。藤井はすぐさま組み付きシングル、そしてダブルへ切り替えてテイクダウンを狙う。これを凌いだ加藤は相手から離れ、追いかけてくる藤井にパンチをヒットさせる。藤井は顔面に数発パンチをもらいながら、最後はグラウンドに持ち込んで第2R終了のホーンを聞いた。
最終R、開始直後、距離をつめたのは藤井。お互いに左ジャブを突きながら、藤井はテイクダウンを狙う。打撃戦を挑む加藤だったが、藤井の右アッパーがヒット。加藤はグラつき、そのままテイクダウンされてしまう。ハーフガードをとる加藤の左腕を畳んでいく藤井。そのまま左ヒジを加藤の顔面へ3発落としていく。残り2分15秒でマウントを奪った藤井は、ピッタリと体をつけ顔面、ボディへパンチを散らす。さらに体を起こして強い右ヒジを叩き込む藤井。加藤はブリッジから右腕を伸ばしてしまうが、藤井はその腕を取らずに抑え込んでトップをキープ。体を回転させた加藤に対し、バックマウントに移行しRNCを狙ったが、加藤もこれを凌いで試合は終了した。
判定は、ジャッジ3者とも4ポイント差をつけてのフルマークで、藤井が加藤を下した。
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<83.9キロ契約/5分3R>
山田崇太郎(日本)
Def.1R1分8秒 by ヒールフック
グンター・カルンダ(コンゴ民主共和国)
サウスポースタンスの両者、カルンダはスイッチしながら相手の出方を伺う。ジワリと距離を詰めていく山田。カルンダの左ローをキャッチした山田は、そのまま背中をつける。そして相手がバランスを崩したところで外ヒールに切り替え、タップを奪った。
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<76.5キロ契約/5分3R>
西川大和(日本)
Def.2R3分23秒 TKO
マックス・ザ・ボディ(カメルーン)
オーソドックス同士、マックスの左ジャブに西川が左ローを合わせる。互いに打撃を繰り出す中、西川のバックスピンキックがマックスの急所を捉えて、試合は一時中断。再開後、西川が蹴りをキャッチされて尻もちをつくも、立ち上がってスイッチしながらローとジャブを放つ。マックスが組み付き、西川をケージに押し込む。西川はクラッチして、外掛けでテイクダウンを狙うも倒すことはできず。引き込むように下になった西川が、下から三角へ。マックスはこれを凌いで、トップをキープする。西川の頭をケージに押し込み、パンチを落とすマックス。そのマックスが離れると立ち上がった西川が、パンチから組み付くもマックスが体勢を入れ替えて、相手をケージに押し込んでいく。ケージ際で差し合いが続くも、お互いに離れて再び打撃の展開へ。マックスのワンツーをかわした西川は、左ローとバックスピンキック。マックスの左フックをかわしながら西川はバランスを崩すも、体勢を整えてローを当てる。さらに西川は組み付いていくが、マックスがバックを奪い、西川が立ち上がったところで右ハイをヒットさせた。
2R、ワンツーから組み付く西川。マックスが体勢を入れ替えて、西川に背中をケージに付かせてからテイクダウンを奪う。下になって足を利かせる西川。マックスは立ち上がってからパンチを落としていく。距離ができると立ち上がる西川。西川の右ローにマックスは右ストレートを合わせるが、西川のローが効いているようにも見える。マックスはパンチを振りながら距離を詰めて組み付くも、テイクダウンに成功したのは西川。ハーフガードを取るマックスに対してヒジと鉄槌を落とす西川。パスに成功し、マウントからバックへ。バックマウントを奪った西川がパンチを連打すると、マックスの動きが止まる。西川が右の拳を当て続けると、レフェリーが試合を止めた。
試合後、西川はUFCライト級を目指すと宣言。次は修斗世界ランカーとの対戦を希望した。
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【写真】2020年のブレイクスルーファイターだったことは間違いない西川大和。2021年はどのような1年にしていくのか (C)MMAPLANET
明日31日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催さえるShooto2021#01の第1部に西川大和が出場し、マックス・ザ・ボディと対戦する。
コロナ禍のJ-MMA界で、北海道からチャンスを掴んだ2020年を終え、さらなる飛躍が期待される18歳。マック・ザ・ボディ戦へぼ意気込みを尋ねると、その老成したようにも感じられるMMA観を石川は語った。
──12月20日に大阪で林RICE陽太選手にTKO勝ちし、1カ月と10日のインターバルで今回の試合を迎えます。
「あの試合が終わった時に会場で、『1月に大会あるけど出られるんじゃい?』という言葉を掛けてもらいました。期待してくださっているし、ケガもなくて出たいと思いました。コロナの状態で試合ができない選手も多いなかで、お話をもったとうのもありますし」
──対戦相手はマックス・ザ・ボディです。
「マックス選手が試合をしたがっているけど対戦相手がいないという風な話を訊き、これでクラスAで戦えるということでし、いけると思ったので受けました」
──76.5キロという体重に関しては?
「Grachanに出た時はウェルター級で戦っていますし、別に体重差が全てではないと思っているので、気にすることなくイエスという返事をしました」
──通常体重は何キロぐらいのですか。
「74キロとかですね」
──水抜き減量禁止が前提ですが、普段よりも重い契約体重になるのですね。
「でも、普段から自分より重い柔道の選手と組み技をやってもパワー負けすると感じることもないですし、MMAなので僕の方が引き出しも多いです」
──黒人選手、フィジカルは上だと感じますが。
「特に何も気にしていないです。僕は技術で戦う方ですし、力で組んでくるなら対処法はあります。打撃で振り回してくるんだったら、こっちから寝れば良いです。そして打撃でこないなら、こっちが打撃でいけば良い。怖いとか、思うことは全くないです。
格闘技をやっていて相手が怖いという感情を持つと、終わりです。勢いで飲み込んでやろうと戦う人間が勝つと思っています」
──ところで、マックス・ザ・ボディと同じような体格の練習相手はいますか。
「小さい人から大きい人までいます。僕、何かこうくるだろうって対策を考えて戦うことはないんです。対策練習もしないし。対策を立てて外れたらどうするんだって思います。それなら全般的に練習をして、準備をする。自分を出す、自分から攻撃をして相手をコントロールする。そして、相手の穴をついて戦うことが大切だと思います」
──西川選手は相手の弱い部分を攻めるということを常に言っていますが、真っ向勝負というかバチバチの打ち合いに関してはどのような印象を持っているのでしょうか。
「今後、そういうこともあると思います。凄く大切な試合が控えている時、タイトルマッチの前の試合や、RIZINでここで勝てば次はビッグネームと戦うことができるという話なら、乱打戦も可能になります。
でも、僕はなるべく長く選手生活を送りたいし、技術で勝ちたい気持ちが大きいので無駄な体力、無駄な力、無駄な攻撃を使って勝ちたいとは思わないです。
MMAはミックストマーシャルアーツ、全てが混ざったモノです。UFCに行って『打撃を使って盛り上げろ』と言われてもやらないと思います。打撃で行ける時は打撃、寝技で行ける時は寝技でいきます」
──もう老成しているかのようです。それが西川選手のMMA理論でマックス・ザ・ボディを相手にしても、そういう試合をするということですか。
「何かを狙って戦うということはないです。でも判定になることはないと思っています。大尊選手と同じ戦い方をするわけでもないし、違う技を使うことになると思いますが、それで試合タイムが僕の方が掛かっても、それも気にしてないです。違う試合なので」
──そこでマックスに勝利している大尊伸光選手の名前が出るというのは?
「ハイ。マックス選手に勝てば、大尊選手と戦いたいです」
──今後はライト級で戦っていくという考えなのですね。
「前日計量に戻ったらライト級、70キロでやります。ライト級で戦っていきます」
──そこまで断言できる18歳……やはり昨年の経験は大きかったですか。
「修斗の選手とは戦ったことがなく、どのようなスタイルの選手がいるのかという感じでいたのが、3勝できました。今年はこの経験をもとに、上の舞台に足を踏み入れることができるんじゃないかと楽しみなんです。去年は希望……思いが広がった1年になりました」
──では改めて、マックス・ザ・ボディ戦ではどのようなところを見てほしいですか。
「今のMMAはボクシング&レスリングじゃないよっていうところを見てほしいです。みな、ボクシング&レスリングとか言っているけど、UFCやONEでも下から極める選手も意外と多いです。だから、そこまでスクランブルをする必要はないかと思っています」
■視聴方法(予定)
1月31日(日)
第1部:午後1時~ ABEMA格闘チャンネル
第2部:午後5時30分~ ABEMA格闘チャンネル
■第2部対戦カード
<環太平洋フェザー級選手権試合/5分3R>
[王者]SASUKE(日本)
[挑戦者]内藤太尊(日本)
<65.8キロ契約/5分2R>
齋藤翼(日本)
新井拓巳(日本)
<61.2キロ契約/5分2R>
鎌田悠介(日本)
関口祐冬(日本)
<61.2キロ契約/5分2R>
佐々木駿友(日本)
寺嶋直人(日本)
<65.8キロ契約/5分3R>
石原夜叉坊(日本)
祖根寿麻(日本)
■第1部対戦カード
<65.8キロ契約/5分3R>
藤井伸樹(日本)
加藤ケンジ(日本)
<83.9キロ契約/5分3R>
山田崇太郎(日本)
グンター・カルンダ(コンゴ民主共和国)
<76.5キロ契約/5分3R>
西川大和(日本)
マックス・ザ・ボディ(カメルーン)
<インフィニティリーグ2020バンタム級(65.8キロ契約)/5分2R>
よしずみ(日本)
石井逸人(日本)
<インフィニティリーグ2020バンタム級(65.8キロ契約)/5分2R>
小野島恒太(日本)
野尻定由(日本)
<70.3キロ契約/5分2R>
木下タケアキ(日本)
大瀬良康平(日本)
<77.1キロ契約/5分2R>
ヨシ・イノウエ(日本)
上原平(日本)
<61.2キロ契約/5分2R>
恐山陸奥太郎(日本)
一杉芳樹(日本)
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【写真】グラップラーのイメージが強い山田崇太郎だったが──(C)ZST
31日(日)に東京都港区のニューピアホールで2021年度のプロ修斗公式戦──戦いの幕が上がる。
2部制の今大会、第1部に山田崇太郎が修斗初参戦となり、グンター・カルンダと対戦する。山田といえばグラップリングでの活躍──という印象が強いが、彼自身は組みでも常にMMAを意識し、組み技だけのグラップリングは普段は練習していないという。
意外な過去、修斗愛を語った山田にMMAファイター人生を足早に振り返ってもらった。
──山田選手が修斗に出場。凄く意外な気がしました。
「3年ぐらい前から修斗に出たいと思っていて、話をさせてもらっていたのですが、それが今回決まった形です」
──修斗に出たかったというのは?
「僕は元々パラエストラ松戸で、松根良太さんの後輩というのがキャリアのスタートなので」
──そうだったのですか。
「ハイ。扇久保選手とかより、ぜんぜん前の世代です。
──それがなぜ、パンクラス、DEEP、ZSTというキャリアの積み方になったのでしょうか。
「僕、修斗好きなんですよ。でもジムの皆が修斗に出ているから、天邪鬼で……。パンクラスでグラバカとの対抗戦があったり、深夜に地上波の番組とかあって露出があるっていう部分で、パンクラスに行きたいとか思ってしまって。でも、僕は修斗、ルミナさんや宇野さんが好きだったんです」
──パラエストラ系からパンクラス出場は、なかなかなかった時代です。
「少し前まで川尻さん達のプロ練習とかで、パラエストラ松戸にも顔を出させてもらっていましたし、鶴屋さんたちとも全然問題はないです。でも、あの時はぶっちゃけ色々と揉めました(笑)」
──そうでしょうね(笑)。
「だからパラエストラではなくて、チーム・ジャンキーっていう所属先で出場していたんです(笑)」
──でも結局、パラエストラを離れてしまったわけですね。
「まぁ疎遠になったとかではなくて……僕も最初は70キロ以下でスパーリングもできていたのですが、体が大きくなるのと同じ時期に松戸の所属選手がフライ級とか60キロぐらいが多くなって練習相手のサイズが合わなくなったんです。
で、僕も若くて熱くなることもあったし。結局、体格の合う出稽古中心になっていって」
──それにしても、山田選手はグラップリング色がどうしても強いです。
「MMAをやるために柔術を習った。そこはパラエストラだったので、並行して練習していて。でも試合に出たのもグラップリングよりMMAの方が先でしたし、アマ修斗も出ているんです」
──山田選手を一番最初に認識したのはADCC JAPANの予選でないトーナメントで。磯野(元)さんにギロチンを極めた時でした。
「そんなこと、誰も知らないですよ(笑)」
──そして2007年のノーギ・ワールズで青帯ミドル級で2位、無差別で3位になっています。
「あの時、僕、無差別級で優勝したケイン・ヴェラスケスとやっているんですよ。高島さん、会場にいたし写真残っていないですか? 俺、結構競った試合をしたので」
──いやぁ、それが痛恨の極みでデータを紛失してしまって。あの時、紫帯でルーク・ロックホールド、クリス・ホールズワース、ライアン・ホールが優勝しているんですよね。後のUFC世界王者、ストライクフォース世界王者にTUFウィナーがゾロゾロいたという。そして、10数年の時を経てクインテットでの大活躍ぶりがグラップラー山田崇太郎のイメージを確立させました。
「そんなぁ、MMAPLANETの記事──めっちゃサラっとしていて冷たかったじゃないですか。それに僕のMMAもMMAPLANETなのに載らない。GENで取材をしに来た選手のスパーリング相手ってのが僕の立ち位置だったんです」
──いやぁ(苦笑)。ZSTはリングですし、クインテットに関してはチーム戦で速報って、もう箇条書きのようにしか記事を書けなかったんですよ。過去形ですけど(笑)。
「僕はZSTでも意味のある試合をしたいっていう考えだったから、あまり戦う数も多くなかったです。
それでもカン・ジョンミンと戦えたりして、良かったです。そういこともあって、グラップリングの試合とかしていたんです」
──私がサラッとしか書かなかったクインテットの連勝は、強烈な印象を残したと思います。
「そうあって欲しいですね。ただ僕はMMAの選手だし、普段から練習はMMAであって、グラップリングの試合をするときには期間を設けてグラップリング用の練習をする感じです。
グラップリングのグラップリングはやらないし……殴られないようにしたいですからね。
ポイントを失わないように戦うグラップリングと、殴りがあるなかで攻めないといけないMMAのグラップリングは基本的に別モノだと思っています」
──なるほど、納得です。では今回の修斗参戦はMMAファイターとしての力の見せどころですね。
「パンデミックの状況で送り出してくれたZST、受け入れてくれた修斗に感謝しています」
──グンター・カルンダ、どのような印象を持っていますか。
「グンターって、どんな選手なんですかね。弱かったから良いなぁって思っていますよ。俺はビビっているんで」
──堂々とビビっている宣言ですね。
「僕は気が大きい方じゃないし、自分の弱いところも認めています」
──そのなかでも期待されるのは、一本勝ちです。
「作戦とか言いたくなはいけど、僕がジャブついて差し合いで負けて、試合も判定負けしたら渋いじゃないですか。まぁ、なんか一発を用意します」
■視聴方法(予定)
1月31日(日)
第1部:午後1時~ ABEMA格闘チャンネル
第2部:午後5時30分~ ABEMA格闘チャンネル
■第2部対戦カード
<環太平洋フェザー級選手権試合/5分3R>
[王者]SASUKE(日本)
[挑戦者]内藤太尊(日本)
<65.8キロ契約/5分2R>
齋藤翼(日本)
新井拓巳(日本)
<61.2キロ契約/5分2R>
鎌田悠介(日本)
関口祐冬(日本)
<61.2キロ契約/5分2R>
佐々木駿友(日本)
寺嶋直人(日本)
<65.8キロ契約/5分3R>
石原夜叉坊(日本)
祖根寿麻(日本)
■第1部対戦カード
<65.8キロ契約/5分3R>
藤井伸樹(日本)
加藤ケンジ(日本)
<83.9キロ契約/5分3R>
山田崇太郎(日本)
グンター・カルンダ(コンゴ民主共和国)
<76.5キロ契約/5分3R>
西川大和(日本)
マックス・ザ・ボディ(カメルーン)
<インフィニティリーグ2020バンタム級(65.8キロ契約)/5分2R>
よしずみ(日本)
石井逸人(日本)
<インフィニティリーグ2020バンタム級(65.8キロ契約)/5分2R>
小野島恒太(日本)
野尻定由(日本)
<70.3キロ契約/5分2R>
木下タケアキ(日本)
大瀬良康平(日本)
<77.1キロ契約/5分2R>
ヨシ・イノウエ(日本)
上原平(日本)
<61.2キロ契約/5分2R>
恐山陸奥太郎(日本)
一杉芳樹(日本)
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