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MMA ONE Ring Girl Shooto Shooto Sweden Special

【Monday Ring Girl】Shooto Sweden「Initial Collision」

毎週月曜日にラウンドガールをご紹介する「MONDAY RING GIRL」。第377弾は2004年10月3日(現地時間)、スウェーデン・ストックホルムのフリーシューセッツ・アリーナで行われたShooto Sweden「Initial Collision」のリングガールです。

<関連レポート>
【on this day in】10月03日──2004年

(C)MMAPLANET

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ABEMA MMA Shooto Shooto2021#06 Special キック プロレス 岩本健汰 椿飛鳥 青木真也

【Special】月刊、青木真也のこの一番:9月─その弐─岩本健汰 ✖椿飛鳥「良いスタート」

【写真】AOKI PROJECTとして組まれたMMAデビュー戦で岩本がRNCで勝利した (C)MMAPLANET

過去1カ月に行われたMMAの試合から青木真也が気になった試合をピックアップして語る当企画。

背景、技術、格闘技観──青木のMMA論で深く、そして広くMMAを愉しみたい。

青木が選んだ2021年9月の一番、第二弾は9月20日に行われたShooto2021#06 から岩本健汰✖椿飛鳥戦について語らおう。


──青木選手が選ぶ9月の一番、2試合目は何になりますか。

「岩本健汰✖椿飛鳥ですね」

──おおAOKI PROJECTで戦った一戦です。

「組み力で圧倒的できると思っていたマッチアップで、岩本選手が勝ちました。だから結果自体に驚きはないです。ただし思った以上に慌てていなかったことが凄いと思いました。

MMAは向き、不向きがあると思うんです。得手、不得手が。そこで岩本選手は不向きでも、不得手でもなかった。それが良かったです」

──柔術とノーギ、下になるグラップリングではなくて、ADCCでテイクダウン&スクランブルが必要で、青木選手との練習を皮切りにMMAファイターとのグラップリング練習を2年間やってきた。その成果が見られた試合だったでしょうか。

「やっぱり、そこが大きいと思います。MMAに来る前の移行期がグラップリングにおいても取れていたので。MMA選手との練習ばかりで、今はグラップラーとの練習は山中健也選手ぐらいとしかやっていないと思います」

──勝って然りかもしれないですが、何も起こさせないで勝ちました。しかも果敢に蹴りも使って。

「いや、『ハイキックが当たると思っていました』って試合後に言っているんですよ。当たるわけねぇだろうって(笑)」

──アハハハハ。

「お前、バカなんじゃないかって(笑)。そこも含めて強いと思いました」

──確かに。シングルレッグからのテイクダウンも、百点満点のように感じましたが。

「いや、レスリング……ケージレスリングは日本人の中でもう相当に上です。それは自画自賛になってしまうけど、僕のエッセンスが凄く強いじゃないですか。

なぜか気が合ってグラップリングを2年間、一緒にやらせてもれって。思考が近くなっていると思います。だからこそ、ケージレスリングは全く心配していなかったです」

──ゴリゴリで鼻を折らんばかりのRNCの極め方で、非常に荒々しかったです。

「あぁ、僕はあの取り方はできないですね。左をおとりにして、右で取る。今のグラップリングシーンでよくある極め方ですけど、僕はあの世代の取り方ができていないです」

──青木選手の場合は?

「僕はアゴごと取ってしまいます。岩本選手は左、右と入れてグーで鼻を押して、入りますよね。利き腕以外で絞める、両方で絞める世代なんですよね。

荒々しい部分に関しても、僕が良くいうサブミッションレスリング、MMAグラップリングってヒジやヒザで顔を押すとか、柔術系の人にやると嫌われる動きが少なくないです。習い事のなかでは嫌われる攻防って凄く多いと思います」

──自分らがガキの頃に、勝手に想像していた新日本プロレスの道場で行われていたようなレスリング──というイメージでしょうか。

「それですね。桜庭さんと12年ぐらい前に練習させてもらったことがあって。やっぱりヒジで顔を押すとか、ヒザで顔を踏むとかが凄く上手かったです。そういうのがあるんですよね、ワキ腹を少し押すとか」

──藤原組長ですね。もうかれこれ30年近く昔の話ですが、藤原組長のセミナーを当時、私が通っていたサンボ道場のメンバーと受講したんですよ。そうしたら亀になって首を取るときに背中にヒジを押しつけられたりして、メチャクチャ痛かったですね。知人が腕を取らせないで頑張っていると、組長が「プロを舐めんな」とかいって頭部にヒザ入れたり、サッカーボールキックをし始めて、メチャクチャな人だって思いましたけど(笑)。

「良い話ですねぇ(笑)。それね、格闘技をやっている人って、藤原組長にバイアスが掛かっているけど……僕は組長が60歳を過ぎてから教えてもらったことがあるんです。でも、手の握り方とか学ぶところはありましたよ」

──ポジショニングの概念がなければ、MMAでは使う段階にいかないかもしれないですが、ポジションがあれば有効なこともありますね。

「ハイ。プロレス的サブミッション……プロレスで分けるのも変な話ですけど、鈴木秀樹さんのキャッチ・アズ・キャッチ・キャンもプロレス的に見て……、皆は色メガネで見るところあるけど、学ぶべきことは多いですよ。あと昔の藤原ノートって、ほとんど亀なんですよね。コブラツイストとかも」

──いうとツイスターで。亀の相手の背中を伸ばすのを栓抜きとかって言っていましたよね。

「四の字フックで。ツイスターはフォールを取る技術ですしね。レスラーズ・ギロチンって呼ぶぐらいだし。そうやって考えると、僕も練習をやっている人間のなかでは、けっこう嫌なことはするほうです」

──でも青木選手の嫌がらせって、荒々しくないですよね。

「あぁ、そういえばそうですね。でも、それ年齢なんじゃないですか(笑)」

──岩本選手は若さが背景にある荒々しさだ、と。

「それと力が尋常じゃないので。力でアレができます」

──あと椿選手ですが……。

「新人王クラスが試合を受けないなか、よく受けたと思います。試合を受けるという部分で、アップになった。皆、断っているなかで、椿は戦ったので。もともと岩本選手がグラップリングで強いからといって、いきなり上の選手とMMAをやらせるなんてことはできないし。それで失敗してきている人も少なくない。

ただ、下の方だと受けない。そこで椿が受けてくれた。仕事としてやるでって。今の彼だと、ここでABEMAの電波に乗って試合ができたことをボーナスという風に捉えることもできます。

僕はそういう風に思って組んだけど、極悪人のように受け取られていますからね。俺の親心でしかないので。こうやって仕事をしてくれて、椿とは一定の信頼関係がありますよね」

──なるほど、では岩本選手の今後については?

「青木物件とかっていう気はないし、彼が好きなことをやれば良い。協力できることはしますし、そことは別に第3者的な見方をすると、ここから2、3戦ほど椿ぐらいの選手とやってMMAを覚えるのが良いでしょうね。

でも、直ぐに相手がいなくなって──わりと、チョイ強ぐらいの相手と戦うことになるかと思います。それでも、負けないだろうし、キャリアがあって負け星が多いような選手が相手になってくるのかなと。それぐらいの相手と戦って、そこには勝たないといけないっていう風ぐらいに岩本選手は、もう見られていますよね。

次からは前日計量のフェザー級になるだろうし、そこでどういう動きができるか。今しばらく、キャリアを積んで鎬を削る戦いに入っていく。そのためにも良いスタートが切れたと思います」

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J-CAGE News Shooto Torao ブログ

【TORAO】2021年の博多大会は見送り、闘裸男が12月5日に広島で6年半ぶりのケージ公式戦開催

【写真】JR広島液からブルーライブへは、広電・市内線=1号線広島港行の海岸通り電停下車、徒歩5分 (C)MMAPLANET

TORAO NATION STATEより、12月5日(日)に広島市南区のBULE LIVE HIROSHIMAで闘裸男が開催されることが発表されている。

6月13日の博多大会=「闘裸男26」と「闘裸男GIG03」がコロナ禍の緊急事態宣言発出を顧みて延期された闘裸男だが、結果的に今年は博多大会を見送り、11月7日にリング使用のFORCE=高松大会、そして6年半ぶりのケージ公式戦を広島で行うこととなった。


闘裸男は広島のオサレ・スポット、瀬戸内海を望んだ宇品海岸沿いにあるブリーライブでは、これまでリング使用の公式戦を開いてきた。

2019年11月大会以来、2年1カ月振りのブルーライブ大会──ケージ使用は初めてとなる。同会場はシアター形式だとキャパ350ほどの会場で、12月にどれだけ席数を確保できるのかは現時点では不明だ。

今回、大会名にナンバリングがないことが、ある意味、闘裸男の決意の表れ──ゼロからのスタートと取れなくもない。とはいえツイキャスなど新たな収益方法もコロナ禍で確立しつつある修斗の地方興行だけに、中国地方最大の都市でどのようなカードが組まれるのか、正式発表が待たれる。

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Interview J-CAGE Shooto ブログ 平良達郎 福田龍彌

お蔵入り厳禁【Shooto】修斗世界フライ級王者、福田龍彌─02─「格闘技の本質は住む場所で左右されない」

【写真】(C)SUSUMU NAGAO/SUSTAIN

格闘技を始めたきっかけは、中学1年生のときに父親に本場タイのムエタイのジムに置き去りにされたという衝撃の告白があった──修斗世界フライ級チャンピオン福田龍彌インタビュー後編。

MMAの道を選び、修斗のオフィシャルジム=ピュアブレッド京都(※現在は中心選手がMIBUROで活動中)に入門、修斗の頂点に立つまでになった福田だが、その想いは複雑だ。

実力、結果で証明することで、様々な外的要素を吹き飛ばそうとするチャンピンの声をお届けしたい。

<福田龍彌インタビューPart.01はコチラから>


──驚愕のムエタイ留学から自主練習だけで、打撃が修斗のジムで通用したのですね!! そもそも改めて修斗のジムに入会しようと思ったのはなぜですか。

「打ち込めるモノを探していたというのはありました。MMAがしたかったです。RIRDEは見ていて面白かったですし」

──そしてプロ修斗デビューは2012年。もうすぐ10年選手です。

「ピュアブレッド京都は修斗が正義──みたいなジムでしたからね。あの時代は、そうですよね。修斗でプロライセンスが取れたら、ホンマの意味でプロやって。

僕も19歳の時にプロ昇格は貰えたのですが、ジムの方針でもう1年アマチュアをやることになって。ジムでOKが出なかったです。もう1年、地方選手権からやりなおして全日本で結果を出してからプロやって。

ジムの選手もPower Gateとか、Demolition、Rising Onでも出ていたのですが、ジム内でプロ選手といえば修斗のプロライセンスを持っている人間という認識でした」

──私などは個人的にはPower Gateの6角形リング&パウンド無し、そしてケージを用いたRising Onなど興味深かったです。

「きっと他で戦うのは、修斗でやっていけているからこそっていう部分はあったと思います。修斗以外はプロとして認めていないという空気はありました。

ただ僕は試合が出来たら、どこでもという感覚は当時からあったかもしれないです。さすがに地下格は出んでおこうというのは思っていましたけど。

京都って地下格の方が盛んで、ナンボでも試合ができて。アイツら、ずっと試合しとんなぁ。俺ももっと試合したいなぁというのは……ありましたね」

──それでも2014年ぐらいまでは、順調に試合をこなしていました。

「新人王の決勝戦で征矢(貴)君に負けて、次に呑谷(尚平※故人)さんと戦って、それからオニボウズ、そしてVTJで鈴木隼人と試合をして負けて」

──呑谷選手の最期の試合ですね……。2014年までは着実に戦績を積み重ねていました。鈴木隼人選手とも試合をしていたのですね……。すみません、記憶に残っていなかったです。

「猿田も僕のあとにやって、負けているんですよね。僕も負けたけど、上も取れたし2Rは取ったんちゃうんかな。自分のなかでは……なにかと色々とできてまうから、ムエタイっぽいことはしぃへんまま、一からやり直した感覚でやっていました。

そこからヒザのケガをして、ホンマに純粋にケガで2年間ブランクがあったんです。だから今となっては、プロデビューから8年経ったけど、試合数は少ないですよね。だから、もっと試合に出たいんです」

──東京に出た方がチャンスが広がるという風に考えることはなかったでしょうか。

「う~ん、格闘技の本質は住む場所で左右されない──試合機会が選択されるもんじゃないと思っています。強くて結果を出していれば、どこに住んでいようが使ってくれる、と。そういうモノが正義、それが僕がジムに入ってから教わってきた修斗でした。試合に出て、結果を出すと上にいける実力社会やと。

礼儀という部分も言われてきましたし、だからSNSで試合を煽るとか、そういうことは僕も好きじゃない。そういう風に戦ってきたつもりです。でも、それやとプロじゃないのか、試合数は増えなかったですね。だから与えられた試合で、結果を残すしかない」

──そして結果を残し、ベルトを巻いた。サステイン的にはストーリーラインとして、平良選手にもう一度スポットを当てて福田選手への挑戦を煽りたいということなのか……。それでも、福田選手からすると暫定王者になって、正規王者との試合ができないまま時間がすぎ、平良選手は11月に続き、3月も試合があるとなると、心中穏やかではないですね。

「……。平良選手、試合があるんですねぇ……。僕的には次は6月の大阪やと思っています。もう28歳やし、年に4試合は戦いたくて……コロナもあって、いろいろと状況は変わってきていますけど……修斗だと年に1回か2回しか、試合ができないので。で、DEEPに出たんですけど……」

──サステインとすればDEEPに出て安谷屋智弘選手に敗れたのは、使い辛い要因になったことは想像に難くないです。

「そうなりますよね……。でも、やっぱり試合はしたいですからね。偉そうなことをいうつもりはないけど、1回こけたことで見放す……そういうこともあるでしょうけど、自分のなかでは負けたつもりもないし。

お題を持って戦うことで、『これで戦える』ということが分かり、吉朗さんとの試合に生かすことができました」

──正規王者になったばかりですが、他に機会があればということは考えてしまうのではないでしょうか。

「どっかわけの分からん海外の大会から声が掛かればやりたいです。とにかく試合がしたい。時間は有限なので……」

──現状、日本全体のフライ級で自分のランクはどれぐらいだと認識していますか。

「う~ん、やったことがないので、やれると面白いなとしか言えないですよね。皆に勝てるつもりでいますし。TV放送がある選手の試合を視ると、こうやって戦おうっていうのも考えます。フライ級やったら結構エェとこにおるんやないかと思いますけどね。

色々と忖度することはあるでしょうけど、結果を残すことで『ざまぁみろ』って──ネガティブな感情かもしれないですけど、その部分で修斗に拘っています」

──修斗世界フライ級チャンピオン福田龍彌ってこんな人──ということを知ってもらいたくて、インタビューをさせてもらったのですが、少しテイストが変わってしまいました。

「川原波輝や秋葉太樹とか集まって練習会をしたり、コブラ会、MIBURO、SWAG GYMと京都と大阪で練習はしっかりとしているので。試合が決まれば、直心会にも行くし。

次の試合が平良君になるんやったら、これだけチヤホヤされているし、そこで皆を分からせることができれば良いんじゃないですかね……今は、そう思うてます」

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Interview J-CAGE Shooto ブログ 福田龍彌

お蔵入り厳禁【Shooto】修斗世界フライ級王者・福田龍彌「オトンにムエタイのジムに置いていかれました」

【写真】サステイン好みでない(笑)ルックスの世界フライ級チャンピオン福田龍彌 (C)MMAPLANET

修斗フライ級戦線の話題は、スーパーノヴァこと平良達郎一色だ。しかし、世界チャンピオンは他にいる。

昨年6月の大阪大会で前田吉朗を破り、暫定王者になった福田龍彌が扇久保が1月31日に扇久保博正がベルトを返上したことで、正規王者に認定されている。

修斗戦績11勝2敗1分、MMA戦績12勝5敗──VTJでは大田区総合体育館で試合をしたことはあるが、後楽園ホールで修斗公式戦を戦った経験がない世界チャンピオンだ。

お蔵入り厳禁、2月6日に世界王者の現状を尋ねたインタビュー。恐らくは修斗史上、最も首都圏のファンに認識されていない世界王者である福田の現状への憂いを聞くと同時に、衝撃の格闘技との出会いを披露してもらった。


──修斗世界フライ級王座は1週間ほど前に扇久保博正選手が王座を返上しましたが、福田選手が正規王者になったという理解で良いでしょうか。

「なるんですかね。ホームページでは、そうなっています……。暫定タイトル戦を戦った時は180日以内に統一戦があるということだったのですが──。扇久保が返上するというのは、正式発表の1週間ぐらい前に聞きました。でも、暫定チャンピオンになってからは、ずっと暫定王者ってなんなんやろうっていう感じでしたね」

──昨年6月の前田吉朗選手との暫定王座決定戦で勝利し、7カ月が経ちましたが、その後は試合が組まれていないです。

「あの試合の前に……一昨年の9月に渡辺健太郎選手との試合があってKO勝ちできて。で、クリスマスの頃からに年が明けて東京の大会で試合があるということだったのですが、それがなくなって……。3月もなくて、6月に大阪で暫定王座決定戦を戦ったのですが、俺からしたら3月に試合をして6月に前田吉朗と戦いたかったです。とにかく試合がしたかったので」

──暫定王座も唐突な感がありました。これは大阪大会、前田選手アップだなと勝手ながら思っていましたし。

「それは思いましたね。吉朗さん、凄い人やから。前人未踏のパンクラス、DEEP、修斗制覇みたいな感じで盛り上がるし。唐突に感じるのは、関東の人間ばかりで回していたからやと思います。関西の人間を混ぜてくれたらもっとバリエーションも増えたのになって」

──東京で試合がしたいというのが選手の想いでしょうか。

「沖縄の大会も呼んでくれるし、闘裸男もあって西日本は回っているのですが……サステインも地方を絡んでくれたら良いのにな──とは思っていました」

──コロナ前はBORDERという関西基盤のプロモーションがあったので、定期的に試合機会はある。そしてサステインもVTJと公式戦を大阪で開いていた。その辺りも関係しているかと思いますが、暫定チャンピオンになり、お披露目がないのは東京在住の人間としても、勿体ないと思いました。

「まぁ不満になってしまいますけど、ベルトを巻いても何も変わらないというのが本音ですね(笑)。後楽園ホールで試合をしたことがない人間が、修斗でベルトを巻いたことってあるんですかね。僕、関西の選手には本当に負けていないので東京で試合がしたいですね。もう関西でやっても、フライ級の修斗の選手にも負けへんと思うし、それだけやりつくしました。だから関東の選手と戦えないと、修斗でやっている醍醐味がないです」

──いろいろな想いはあるかと思いますが、修斗世界フライ級王者と格闘技の出会いを教えてください。

「僕は修斗を始めるまで日本でどこかのジムにいたことはなくて、ムエタイが初めて練習した格闘技なんです」

──……? ムエタイが初めての格闘技だけど、ジムに所属したことがない? どういうことでしょうか。

「あのう……自分でも笑ってしまうんですけど、中一の夏休みにオトンから『海外旅行に行こう』って言われて、凄くテンションが上がってタイに一緒に行ったんです。で、タイに着いたらタクシーに乗って、バンコクの凄く汚い路地に入っていって」

──話が見えてきたのですが、メチャクチャ楽しみな展開です(笑)。

「タクシーを下りたら、金網のフェンスがあるところで。そのフェンスを潜ったらリングが置いてあって……ムエタイのジムだったんです」

──ダハハハハ。

「『ここ、お前の宿や。3カ月おれ』って。そのままオトンにムエタイのジムに置いていかれました」

──いやぁ、お父さんは何者なんですか(笑)。

「なんか、やらせたかったんでしょうね。オトンも躰道みたいな、結構何でも有りのヤツをやっていて。家でも僕が小さいときにDVDを買ってきて、ムエタイとか見とったんですよ。で、そのまま3カ月ぐらい住み込みで練習していました」

──もう笑いごとではなくなってきました。タイ滞在中に夏休みはとっくに終わっているじゃないですか。

「だから暫らく学校に行っていないんですよ。帰国便に書かれてあった日を迎えた時はメチャクチャ嬉しかったです」

──お母さんは反対しなかったのですか。

「もう、その頃は家を出て行っていたので……。僕は20歳までオトンと一緒に生活していたんです。オトンはファンキーで……でも今は再婚して普通に幸せにやっているかと」

──なるほど。人は変われるモノなのですね。ところで、ムエタイジムでの3カ月間どのように過ごしていたのですか。

「食事はジムが用意してくれるもので。水とか飲んでも、僕は腹を下さなかったです。他の外国人は、ほぼほぼやられていましたけどね」

──生物として強い(笑)。雨水を貯めていたりしていますよね。

「ハイ、それがシャワーでした」

──いや、中一で。その生活ですか、本当に凄いことです。

「言葉が通じないから、ずっと練習していました。朝5時半に起こされて12キロぐらい走って。そこからシャドーが始まって、1Rが4分半ぐらいなんです。それを2Rしたあとにミット打ちを4R、そこからスパーリングが5R。スパーが終わったら、首相撲を40分ぐらいぶっ通しでさせられて、最後は補強で腕立て、腹筋、懸垂をやります。だいたい終わるのが9時半ぐらいでしたね。

で、ポンと置かれているシャンプーを使って、雨水でシャワーを浴びて(笑)。洗濯をして、キックパンツを干して、10時半から朝ごはん。食べ終わると寝る。3時半に起きて、また同じメニューをする。この2部練を3カ月間やっていました。大人と子供を合わせて8人ぐらいで、ずっと練習していましたね」

──コミュニケーションは、どのように取っていたのですか。

「ゼスチャー?」

──体言止め、しかも疑問形(笑)。

「お金も持ってないし、逃げ出すこともできない。だから3カ月、やり抜くしかなかったんです。オトンはちょっと観光して日本に帰国したそうです(笑)」

──ダハハハ。福田少年は帰国後に格闘技は?

「していなったです」

──いや、お父さんは何のためにムエタイのジムに福田選手を放り込んだのですか?!

「何かを頑張る素晴らしさを知って欲しかったそうです(笑)。帰国後、続けなかったのはジムがなかったからです。でも家にサンドバックがあったので、毎日のようにバックを叩いてはいました」

──最終的にMMAを始めたのは、いつになりますか。

「17歳の時にピュアブレッド京都に入門しました。中学の時の先生が『ここエェんちゃう?』って言ってくれて。ゴン格でウエタ(ユウ)さん、江田(塾長こうすけ)さん、柴(博)選手、佐藤(拓也)が四天王って紹介された時ぐらいに入門したんです」

──いや、話が見えないです。中学の先生がそう言うのも(笑)。それはヤンチャしていたことでの人間関係でしたか。

「中学の時は少しヤンチャしていました。でも高校の時は寝てるキャラでした。普通に卒業しましたし。でも、常に面白いことがやりたいと思っていて、それを追求していてMMAを始めたんです。

最初はムエタイしかできなかったので、テイクダウンされまくりましたね。でも打撃スパーだけでは、ナンボでもできました」

<この項、続く>

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Interview J-CAGE News Shooto ブログ 平良達郎 扇久保博正 福田龍彌

【Shooto】扇久保博正が世界フライ級王座返上。平良達郎の想い─「とにかく僕は修斗の世界王者を目指す」

【写真】扇久保のタイトル返上に対し、平良の想いは (C)KEISUKE TAKAZAWA

1月31日(日)に東京都港区のニューピア・ホールで開催されたShooto2021#01で、世界フライ級チャンピオン扇久保博正が王座を返上した。

「修斗のチャンピンはその階級で一番だと、俺は思っています。

それを証明できなかったので、このベルトは返上します。それを証明して、必ず修斗には戻ってきますので、その時まで期待して待っていてください」と返上理由をケージのなかで語り、修斗コミッションの佐藤信義コミッショナーにベルトを渡した。

このタイトル返上劇、フライ級タイトルコンテンダーの座に到達した21歳、平良達郎をどう思ったのかを尋ねた。


平良達郎
「僕が格闘技を始めた時から、扇久保さんはチャンピオンでした。TUFで準優勝して『世界と勝負できる人がいるんだ』と思い、憧れの存在でもありました。松根さんからもずっと『扇久保に勝てるような選手になれよ』と言われてきましたし、そこを目標にやってきたのも事実です。

タイトル返上になり、一つの目標だった扇久保さんと試合ができないのは残念です。ようやくタイトル挑戦も見えてきて、松戸での練習でも行きづらいようになってきていて……。試合をして、そういう状況から脱したかったのですが、ただ気まずいだけになってしまいました。

防衛戦をしてほしいという想いがあったのも事実ですけど、返上するんじゃないかという気もしていました。仕方ないです。福田(龍彌※暫定フライ級王者)選手も残念でしょうね。でも僕は修斗のチャンピオンだったから扇久保さんと戦いたかったわけで、扇久保さんと戦いたいからRIZINに行くというつもりはないです。

とにかく僕は修斗の世界王者を目指します。次の試合は3月には戦いたいと思っています。扇久保選手の返上は残念といえば残念ですが、次の試合はもっと強くなったところを皆に見てもらるように頑張ります」

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Interview J-CAGE Report Shooto Torao X Force ブログ 宇田悠斗 宮城友一

【Torao X Force】四国✖沖縄は、最終戦で宇田悠斗が宮城友一に競り勝ち──「四国人のパワーは……」

【写真】平良、野瀬、野尻、安芸、そして宇田と修斗は若い世代が確実に伸びてきている(C)MMAPLANET

TORAO NATION STATE主催プロ修斗公式戦「闘裸男✖FORCE」が、13日(日)に香川県高松市の高松シンボルタワー展示場で開催された。

プロ6試合、上位3カードは四国✖沖縄が組まれた当大会──ここではその対抗戦・大将戦=宇田悠斗✖宮城友一の一戦をお届けしたい。

<バンタム級/5分3R>
宇田悠斗(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
宮城友一(日本)

間合いを取って慎重な立ち上がりとなった両者。宇田がまず左ロー、宮城が右ローを蹴っていく。宮城は左ミドルも届かず、カーフ気味のローを時折放つ

宇田はフェイクを見せ、一瞬にして距離を詰めて右から左を伸ばす。反応して下がった宮城が右ローも、パンチが少ない。

宮城がカウンター狙いに徹するが、その反応していくスタイルに宇田も踏み込めない時間が多い。ならばと宮城が右を伸ばすと、宇田はステップインから左を当て、直後に右ストレートをヒットさせる。

後方に姿勢を乱しかけた宮城が踏みとどまり、左ローから右オーバーハンドも距離が遠い。

この間、宇田のジャブの精度が上がり、右に繋げる。宇田の左ジャブに左ミドルを蹴った宮城だが、フロックからキャッチされ、掴んだ足を払った直後に右ストレートを打たれてしまう。この後、大きな展開はなくタイムアップとなり初回は宇田が取った。

2R、ローを捌くようになった宇田は右フックを振るい、左ジャブの数も増え、右が当たる場面も同時に増えてきたか。宮城も宇田のステップインに左を合わせる。

対して宇田は関節蹴りのような動きから、宮城の左に右を合わせて、ローにも右を打っていく。

互いに慎重になり、手数は少なくなっていくなかで宇田の左ジャブが、宮城のローを上回るラウンドとなった。

最終回、レンジを詰めた宮城。接近戦での攻防から間合いを取り直したところで、宇田がシングルレッグからダブルに切り替えテイクダウンを奪う。

ケージに背をつけ、足を束ねられた宮城は、腰をコントロールしてきたところで立ち上がることに成功する。

宇田は小外刈りで再度テイクダウンを奪うものの、宮城は右手をキャンバスにつけ、左腕を差してスクランブルへ。

抑えようとクラッチしていたままの宇田は、タイトにくっついていたことが裏目に出て、リバーサルを許してしまう。

ハーフ&枕でトップをキープしたかった宮城だが、宇田もまた右腕差して立ち上がろうとする。宮城はバックに回れずに、宇田が正対して立ち上がり──ポジションを失うことに。

それでも離れて前に出ていく宮城に対して。宇田は組んでケージへ。体を入れ替えた宮城がヒザをボディに突き刺す。効いたようにも見えたが、レフェリーがブレイクを命じて試合はケージ中央で再開に。

宮城はジャブが当たり、前に出て行ったところで逆に右を被弾する。殴り合い上等、接近戦で殴り合いに応じた宮城だが、冷静にパンチを見て左に回った宇田は右を振りながら、ダブルレッグを仕掛ける。

一度は離れた宮城だが、直後にダブルレッグに捕まり、ケージに押し込まれヒザをつかされる。ケージを背負って、座らされた宮城がエルボーを頭部に入れるが、スタンドに戻ることはできない。

宇田はそのまま押し込むことを選択し、タイムアップに。3-0で判定勝ちを手にし、四国✖沖縄の対抗戦を勝利に導いた宇田のマイクは以下の通りだ。

宇田悠斗
「どうでしたか? メインイベントに相応しい試合ができましたか。1Rで終わらせてやろうと思っていたのですが、宮城選手──強かったです。

結構、良いのが当たったのですが、全然倒れなくて。気持ちが強い良い選手でした。対戦してくれて、ありがとうございました。

沖縄✖四国、こうやって2-1で勝ち越して、四国人のパワー、力はこんなもんじゃないので。もっともっと良い選手がいるし、これから出てくると思うので四国のForceも注目してください。

フライ級ランキング……宮城選手、評価されている選手にこういう勝ち方ができるんはそうそういないと思うので、さっさと上位の奴らをしばきに行くので試合を組んでください。後楽園のオファーください、待っています。

ツイキャスで観戦してくれるファンの皆さんも、3000円って安くないのに俺たちの試合を視るためにわざわざ購入して、応援してくれているのでとても力になりました。ありがとうございました。

エェと……最後に……(涙で声が出ず)、スミマセン。えっと、俺には兄弟がおって──僕の一つ下の妹がおるんですけど、ちょうど3月の四国で試合が決まっていた日に……意識の方がなくなってしまって入院しています、今も。両親が付きっ切りで病院にいるので、会場にくることができなかったのですけど、病院の方で妹と視ていると思うので……兄ちゃんが勝ったよって伝えられました。

皆さんも何があるか分からないので、今できることを……一生懸命頑張って、頑張りたくても頑張れない人とかおるし──まぁ、何でも良いんで、とにかく自分が頑張ってやれることを見つけて、出来る限り努力して、頑張っていって欲しいです。皆さんにも……。スミマセン、長々と(苦笑)。以上です」


■ Toaro X Force 四国✖沖縄以外の試合結果

<ライト級/5分2R>
結城大樹(日本)
Def.3-0:20-18.20-18.20-18
國頭武(日本)

<ライト級/5分2R>
CHAN-龍(日本)
Def.1R3分39秒by アメリカーナ
紀州(日本)

<フライ級/5分2R>
泰斗(日本)
Def.2-1:20-28.20-28.18-20
横関タルト(日本)

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J-CAGE Lyo o Report Shooto Torao X Force ブログ 高岡宏気

【Torao X Force】沖縄✖四国、中堅戦は──組みに屈しなかったLyo,oが高岡に勝利し1勝1敗に

【写真】打撃の勢いで上回り、テイクダウンされてもポジションを許さなかったLyo,oが3-0の判定勝ちを手にした (C)MMAPLANET

TORAO NATION STATE主催プロ修斗公式戦「闘裸男✖FORCE」が、13日(日)に香川県高松市の高松シンボルタワー展示場で開催された。

プロ6試合、上位3カードは四国✖沖縄が組まれた当大会──ここでは対抗戦の中堅戦、Lyo,o✖高岡宏気持の一戦をお届けしたい。

<バンタム級/5分2R>
Lyo,o(日本)
Def.3-0:20-18.20-18.20-18
高岡宏気(日本)

序盤から互いに前に出て、力の入ったパンチを打っていく。Lyo,oの蹴り終わりに組んでいった高岡がケージ際でテイクダウンを奪う。

立ち上がって体を入れ替えたLyo,oが小手投げを仕掛ける。ヒザをついた高岡だがケージを利して立ち上がって押し込み返す。

ケージで態勢を入れ替える展開から、Lyo,oが離れると勢いのある右ローを入れ、フックを打ち合う。

再びクリンチになり、最初は高岡がケージに押し込むが、Lyo,oが左腕を差して押し込む。そのままケージ中央に移動するとLyo,oがダブルレッグで押し込み、頭を上げて右を振るう。

距離ができるとスピニングバックキックを放ったLyo,oは、さらに飛びヒザを狙う。着地後はパンチを交換し、Lyo,oがスピニングバックフィストを見舞う。

ガードの上からだが高岡も思い切り右を打ち込み、Lyo,oが右フックを打ち返す。勢いがあったのはLyo,o、高岡はクリンチへ。ラウンド終盤もケージ際で態勢を変え、時間に。打撃でLyo,oが初回を取った。

2R、高岡の右フックにLyo,oが左ジャブを合わせ、右をフォローする。Lyo,oは右フックを空振りして姿勢を乱すと、高岡は左右のフック。ここでLyo,oが右エルボーを繰り出す。

高岡が意地の右エルボーも空振りに、逆にLyo,oがエルボーを打っていく。続く右ミドルをキャッチした高岡はバックに回り、腰をコントロールしてスラム。

Lyo,oは胸を合わせて立ち上がり、体を入れ替えて離れる。削り合いが続く中、打撃戦になるとLyo,oの方が攻撃を見ており、精度で高岡を上回る。

高岡は目を気にするような素振りもあったが、直後にカウンターでダブルレッグに入ると、両足を払いバックを伺う。取り切れず殴りにいく間に、立ち上がったLyo,oがクリンチへ。高岡が押し込み返して、間合いを取り直す。

ガードの上からの右ハイ、近い距離での右ストレートと打撃では変わらず勢いで上回るLyo,oは、左ハイから頭の高さまで飛び上がってヒザ蹴りを繰り出す。そのままキャッチした高岡は、ボディロックから持ち上げスラム。

トップを取ったところでタイムアップとなった。打撃はLyo,o、組みは高岡──ジャッジは3者揃ってLyo,oを支持。

マイクを手にした勝者は個人的な親交はなかったものの同じ中学の同級生で女優だった金城茉奈さん(12月1日に逝去)の死に触れ、「僕は彼女の活躍を見て、元気をもらっていました。金城茉奈は強く生きたことを皆に知って欲しいです。自分はこうやって運良く生きることができているので、これからも頑張っていきたいです」と話した。


■ Toaro X Force 四国✖沖縄以外の試合結果

<ライト級/5分2R>
結城大樹(日本)
Def.3-0:20-18.20-18.20-18
國頭武(日本)

<ライト級/5分2R>
CHAN-龍(日本)
Def.1R3分39秒by アメリカーナ
紀州(日本)

<フライ級/5分2R>
泰斗(日本)
Def.2-1:20-28.20-28.18-20
横関タルト(日本)

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【Torao X Force】四国✖沖縄、先鋒戦は圧力増した安芸柊斗が、カウンター&際の打撃で旭那拳にTKO勝ち

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TORAO NATION STATE主催プロ修斗公式戦「闘裸男✖FORCE」が、13日(日)に香川県高松市の高松シンボルタワー展示場で開催された。

プロ6試合、上位3カードは四国✖沖縄が組まれた当大会──ここではその対抗戦の第1試合、安芸柊斗✖旭那拳の一戦をお届けしたい。

<フライ級/5分2R>
安芸柊斗(日本)
Def.2R2分05秒by TKO
旭那拳(日本)

まず右ローを蹴った安芸、旭那も左リードフックを振るっていく、その左に組んでいった安芸は、離れると旭那の右に左を合わせていく。

シングルに出た旭那は一度は切られパウンドを被弾しても、亀から起き上がりつつ低い姿勢で組んでいく。

安芸はスプロールし、首相撲で崩すと、組の中でパンチを有効に使っていく。旭那は再び低い姿勢のシングル、すぐに立ち上がって左の相打ち──と思いきや、安芸が打ち勝つ。

後方に倒れた旭那のスクランブルを潰して殴る安芸は、立ち上がった直後にも左に右を合わせる。旭那はそのまま組みつかれてもケージに押し込むが、ブレイクが掛かる。

互いにスイッチを織り交ぜて戦うなか、旭那が右を当て左につなげる。ここで安芸は間合いを図るなかでオーソ→サウスポー、さらにオーソにチェンジし右ストレートに続き、前足の左ハイを狙う。

サウスポーで右クロスをヒットさせた安芸に対し、旭那はテイクダウンを狙うも、力がなく切られてしまう。安芸は立った状態でパウンドを落とし、続くスタンドの展開でもボディロックテイクダウンを決める。

旭那は背中をマットにつけ、安芸にエルボーを打たれ劣勢が続く。

スタンドに戻り旭那はパンチの交換後に旭那がダブルレッグでケージに押し込む──も、ブレイクが掛かり初回が終わった。パンチを当てた後のテイクダウン狙いをしっかりと切った安芸が試合をリードした。

2R、左を出し合った両者。旭那のクリンチ狙いを崩した安芸は、スタンドで待ち受けオーソで右ストレート、そのままスイッチすると旭那が離れる。ここでローの蹴り際に左を当てていった旭那だが、続く右フックにカウンターで左を被弾する。

圧力を高めた安芸が距離をつめるも、殴って間合いを取り直した旭那が左を振るう。

安芸も右を返し、左ストレートを踏み込んでヒットさせる。さらに左フックに右を合わせ、倒れないよう組んできた旭那の立ち上がり際で、安芸が右を打ち抜く。

後方に倒れた旭那にパウンドの追撃を入れた安芸が、昨年12月の敗北から再起を遂げ──ケージに登り感極まる場面も見られた。


■ Toaro X Force 四国✖沖縄以外の試合結果

<ライト級/5分2R>
結城大樹(日本)
Def.3-0:20-18.20-18.20-18
國頭武(日本)

<ライト級/5分2R>
CHAN-龍(日本)
Def.1R3分39秒by アメリカーナ
紀州(日本)

<フライ級/5分2R>
泰斗(日本)
Def.2-1:20-28.20-28.18-20
横関タルト(日本)

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【TORAO X FORCE】対戦カード 四国✖沖縄=宇田悠斗✖宮城友一、高岡宏気✖Lyo,o安芸柊斗✖ 旭那拳

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2020年12月13日(日)
TORAO X FORCE
香川県高松市
高松シンボルタワー展示場

■視聴方法(予定)
12月13日(日)
午後3時~ Twit Casting LIVE
             
■対戦カード

<バンタム級/5分3R>
宇田悠斗(日本)
宮城友一(日本)

<バンタム級/5分2R>
高岡宏気(日本)
Lyo,o(日本)

<フライ級/5分2R>
安芸柊斗(日本)
旭那拳(日本)

<ライト級/5分2R>
結城大樹(日本)
國頭武(日本)

<ライト級/5分2R>
CHAN-龍(日本)
紀州(日本)

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