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修斗240519:第1部セミファイナル・旭那拳 vs. 田上こゆる

ストロー級5分3R。

当初は3月の後楽園大会で組まれていたカードだが、旭那が調整中に左手の指を負傷(左中指骨性マレット指)したため中止に。2ヶ月を経て再度組まれた。

沖縄の旭那はキャリアの大半の試合を西日本で行い、ここ4試合は地元沖縄で、所属するTheパラエストラ沖縄(現THE BLACKBELT JAPAN)主催のイベントに出場している。東京での試合は2018年の『SHOOTO GIG TOKYO Vol.25』以来。ストロー級より重い54kgキャッチウェイトで行われたタイガー石井戦こそ判定負けで不覚を取ったが、本来のストロー級では現在5連勝でランキング1位。2023年11月の『THE SHOOTO OKINAWA vol.9』のメインで泰斗に判定勝ちした後、田上との試合をケージ上からアピールし、試合が決まった経緯がある。

大阪・BLOWS所属の田上は2019年に16歳でプロデビューしてから5連勝していたものの、2021年から2022年にかけて安芸柊斗、マッチョ ザ バタフライ、当真 佳直に3連敗。しかし泰斗に勝利して連敗を止めると、2023年6月には旭那に勝利した直後のタイガー石井を2RでKOしている。現在のランキングは5位。

両者オーソドックスでスタートするが、両者スイッチを繰り返す。パンチで詰めた旭那だが、ケージを背負った田上が右フックのカウンターでアゴを撃ち抜くと旭那ダウン!すかさずバックからパウンド連打を打ち込む。レフェリーストップ!

1R1分52秒、田上KO勝ち。

田上「大阪から新井チャンプに喧嘩売りに来ました。修斗ストロー級で僕と打ち合える男気のある選手とやりたいと思っています」

ケージサイドの新井に「近いうち、次にでも戦いましょう」と呼びかける田上。2試合続けて対戦を要求された新井は親指を立てて応える。

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【修斗】デビュー3戦目 黒部和沙が澤田龍人に一本勝ち!

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4月7日に新宿FACEで開催されたプロフェッショナル修斗公式戦『SHOOTO GIG TOKYO Vol.36』。メインイベントで修斗やONEで活躍してきた澤田龍人(AACC×剛毅會)がプロ3戦目の黒部和沙(TRIBE TOKYO M.M.A)と対戦。実績から考えると澤田が断然優位と目されていましたが、なんと1Rで黒部が一本勝ちするアップセットが起こりました。

試合は開始直後に澤田がパンチをヒットさせたものの、そのままタックルで組み付く黒部。スクランブルの展開から上を取ると、澤田の下からの腕十字をかわすとバックに周る。そこから身体を捻るようなツイスターを仕掛けると澤田はタップ。黒部が3分38秒で見事に一本勝ちを収めました。

連敗中とはいえ、レスリングや組みに強い澤田をポジショニングで制圧して最後はツイスターを極めるとは。。。23歳にしてこの完成度は末恐ろしい。長南亮門下で強豪に揉まれてるでしょうし、ストロー級戦線の台風の目になるのは間違いなさそうです。

順当にいけば安芸柊斗や旭那拳、そして新井丈らとの対戦は今から楽しみ。わりとストライカーが目立つ階級だけに、寝技主体で試合を進める黒部なら突き抜けるかもしれません。

逆に負けた澤田はONEから数えて5連敗。かなり苦しい立ち位置に追い込まれましたが、言ってもまだ20代。子役タレントばりに早くから実戦投入されていましたが、まだ老け込むにはもったいない。再浮上に期待します。
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45 MMA MMAPLANET o RIZIN Shooto SHOOTO GIG TOKYO 後藤丈治 澤田龍人 黒部和沙

【SHOOTO GIG TOKYO】キャリア3戦目の黒部がおたつロック→変形ツイスターで澤田に一本勝ち

【写真】TRIBEの同門・後藤丈治もRIZINで極めているおたつロックからの変形ツイスター。もはやこれは“TRIBEスペシャル”!?(C)TAKUMI NAKAMURA

<ストロー級/5分2R>
黒部和沙(日本)
Def.1R3分38秒 by 変形ツイスター
澤田龍人(日本)

1R早々に澤田の右がヒット。黒部はそのままシングルレッグに入ってドライブするが、足を飛ばして切った澤田がニンジャチョークを狙い、黒部がグラウンドで下になる。黒部が左腕を差して立ち上がると、澤田は小手に巻いて投げるようにトップキープする。

ここからスクランブルになり、最終的に黒部がインサイドガードで上になる。下になった澤田は腕十字とオモプラッタを仕掛け、黒部は澤田の身体を跨ぐようにディフェンスしてバックへ。澤田が腰を上げてもバックキープ→おたつロックで澤田の動きを止め、澤田が向き直ろうとしたところでツイスターを極め、澤田からタップを奪った。

キャリア3戦目で澤田に一本勝ちするアップセットを起こした黒部は「言いたいことが3つあります。まず澤田選手、ペーペーの僕の試合を受けてくれてありがとうございました。2つめはいい加減、宣材写真をかっこいいものにしてください(笑)。最後に好きなものを続けて入れば、僕も19歳から格闘技を初めて強くなれました。好きなものを続けていれば一番になれることを証明します」と語った。


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45 MMA MMAPLANET o Shooto SHOOTO GIG TOKYO ブログ 松下祐介 永井奏多

【SHOOTO GIG TOKYO】18歳・永井奏多、松下に判定勝利で4連勝「近いうちにベルトを巻きます!」

<バンタム級/5分2R>
永井奏多(日本)
Def.3-0:20-18.20-18.20-18.
松下祐介(日本)

永井がジャブと右カーフ。松下は右フックを見せて、ダブルレッグに入る。ここから永井を左右に振ってバックへ。スクランブルの攻防になると松下が永井をがぶる。永井はそのまま立ち上がり、四つで松下をコーナーに押し込んで左ヒジ。バックを取りつつ、離れ際にパンチを入れる。距離が離れると永井が右カーフと右ストレート、松下は再び右のパンチを振ってシングルレッグを見せる。松下も右カーフを蹴るが、終盤、永井がパンチで手数を増やす。

2R、永井は右ローと右ストレート、松下が右ストレートからダブルレッグに入る。永井はバックを取って、前に落とされながらも三角絞めへ。これを外された永井だが背中を見せて立ち上がり、バックキープする松下にスイッチを仕掛けて離れる。試合がスタンドに戻ると永井が右ストレートを振って、松下のダブルレッグを切りつつアッパー。

立ち上がった松下は再び組みつくが、永井はテイクダウンを許さない。逆に永井は左フックからダブルレッグに入ってバックへ。ハーフガードでトップキープすると、松下は脇を差して立ち上がる。永井は左ミドルと右ストレート、シングルレッグで松下をテイクダウンして試合終了。

18歳の永井が判定勝利し、デビュー戦の引き分けから4連勝となった。試合後、永井は「フィニッシュできなくて悔しいんですけど、バンタム級では負ける気がしません。近いうちにベルトを巻きます」と堂々宣言した。


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MMA MMAPLANET o Shooto SHOOTO GIG TOKYO キック ライダーHIRO 榎本明

【SHOOTO GIG TOKYO】打撃を効かせた榎本がHIROのシングルレッグを切り続け、最後はパウンドアウト

<バンタム級/5分2R>
榎本明(日本)
Def.2R2分25秒 by TKO
ライダーHIRO(日本)

1R、榎本がジャブとワンツー、HIROも右ストレートを当ててシングルレッグで組んで、四つ組みでコーナーに押し込む。離れた榎本は右カーフキックを蹴り、HIROのシングルレッグを潰す。スクラングルの攻防になると、榎本はコーナーに体を預けて倒れない。

2R、距離を詰めるHIROに榎本が右ストレートと左フック。HIROのシングルレッグを切って、スタンドをキープする。HIROは再びシングルレッグに入るが、榎本はそれをがぶって足を持ってコントロール。ヒジとパンチを入れ、HIROがガードポジションに引き込むと、一気にパンチを落としてレフェリーストップを呼び込んだ。

試合後、榎本は「怪我があってマイナスな時期もありましたが、このリングに立ててうれしいです。人生上手くいかないものですが、続けて頑張っていれば身になると思います。みなさんも頑張ってください」と語った。

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MMA MMAPLANET o Shooto SHOOTO GIG TOKYO ガッツ・takato キック 藤木龍一郎

【SHOOTO GIG TOKYO】スタンドバックからカーフにカカト落とし、ガッツ・takatoが判定勝利

<バンタム級/5分3R>
ガッツ・takato(日本)
Def.3-0:20-18.20-18.20-18.
藤木龍一郎(日本)

1R、サウスポーの藤木が左ミドルと左ストレート。組みついたガッツはスタンドでバックをとると、そのまま藤木のカーフにかかと落としを入れる。藤木も後方にいるガッツにヒジを入れて応戦し、この時間が長く続く。ラウンド終盤、正対して離れた藤木が左ストレートと右アッパー。再び組んだガッツがシングルレッグで尻餅をつかせ、トップキープを狙う。

2R、ガッツが右ミドルと右ストレート、藤木がスピニングバックキックを空振りしてバランスを崩すと、そのまま組んでトップキープへ。立って離れた藤木は右アッパー、左ストレート、左ハイ。ガッツも右ミドルを蹴って組みつきテイクダウンへ。ここも藤木はトップキープは許さず立ち上がるスタンドでは藤木が左ストレート、ガッツがインカーフを蹴ってシングルレッグ。藤木に尻餅をつかせると寝かせながらパンチ、立ち際にヒザ蹴りを入れる。最後は藤木がガッツのシングルを潰してバックをとったところで試合終了。ガッツが判定勝利を収めた。

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45 MMA MMAPLANET o ONE Shooto SHOOTO GIG TOKYO ライダーHIRO 井口翔太 仙三 修斗 大田ノヒロ 安芸柊斗 新井拓巳 松下祐介 根井博登 永井奏多 澤田龍人 藤井伸樹 黒部和沙

【SHOOTO GIG TOKYO】メインは連敗脱出を目指す澤田龍人×キャリア3戦目の黒部和沙。バンタム級5連戦も

【写真】ONEを経て、修斗での戦いに戻ってきた澤田。連敗脱出なるか(C)MMAPLANET

7日(日)、東京都新宿区の新宿FACEにてSHOOTO GIG TOKYO Vol.36が開催される。今大会のメインイベントでは澤田龍人と黒部和沙がストロー級戦で激突する。
Text by Takumi Nakamura


澤田は2018年7月からONEに参戦し、シンガポールに活動の拠点を移してEvolve MMA所属として試合を続けてきた。2022年3月の仙三戦でONEでの戦いに区切りをつけ、昨年3月の修斗で約5年5カ月ぶりの国内復帰戦を迎えるも安芸柊斗にKO負け。2021年2月のロピン・カタラン戦を最後に勝利から遠ざかっており、現在は4連敗を喫している。

その澤田と対戦する黒部は今回がキャリア3戦目。昨年10月のプロデビュー戦で根井博登と引き分け、今年1月に大田ノヒロにRNCで一本勝ちしているものの、24戦を戦ってきた澤田とのキャリアの差は歴然。修斗で2度の世界タイトル戦、ONEで多くの国際戦も経験している澤田の相手としては異例の大抜擢と言えるだろう。

安芸戦と仙三戦で澤田は相手の打撃に苦しみ、クリーンテイクダウンを奪えずにKO負けという敗戦が続いた。黒部もスタンドの打撃・組技ともに思い切りの良さが目立つ選手だが、どの部分で澤田に勝って試合を進めていくのかはキャリア2戦では未知数だ。黒部陣営がどんな対策を練って澤田にぶつかっていくかに注目したい一戦だ。

また今大会ではライダーHIRO×榎本明、松下祐介×永井奏多、藤木龍一郎×ガッツ・takato、新井拓巳×青井心二、井口翔太×藤田ムネノリとランク外の選手たちによるバンタム級戦が並んでいる。藤井伸樹が保持している環太平洋王座を争う戦いに食い込んでいくのは誰かもテーマになるバンタム級5連戦だ。

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