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【Shooto2024#08】MTBと環太平洋ライト級王座決定戦、エフェヴィガ雄志「UFCに絡めるような試合を」

【写真】試合間隔を空けない。ここに重点を置いた結果のマックス・ザ・ボディとのタイトル戦へ (C)TAKUMI NAKAMURA

30日(土)東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2024#08。今大会では3大タイトルマッチが組まれ、エフェヴィガ雄志が修斗環太平洋ライト級王座決定戦でマックス・ザ・ボディと対戦する。
Text by Takumi Nakamura

8月のTTF CHALLENGE10で元Bellatorファイターのエマニュエル・サンチェスをKOし、無敗記録を9に伸ばしたエフェヴィガ。このKO勝利を機に海外での試合に向けて調整を続けていたが、コンスタントに試合することを優先し今回の修斗参戦に至った。

当初、エフェヴィガと環太平洋王座を争う相手として、9月の後楽園大会でマックスにKO勝利した西尾真輔が第一候補に挙がっていたが、王座戦を打診された西尾サイドと調整がつかず。直近の試合でKO負けしているマックスと王座決定戦という形に落ち着いた。エフェヴィガにとっては複雑な想いもある王座決定戦となったが、この試合も自分が成長するための一戦として捉え、これまで以上に戦略を練って準備を続けていた。


――TTFC10では元Bellatorファイターのエマニュエル・サンチェスから見事なKO勝利を収めました。サンチェス戦後は海外での試合も視野に入れていたそうですね。

「豪州で試合をするチャンスがあったんですけど、それが最終的に流れたんですよね。それでオファーをもらった修斗で試合をすることにしました」

長南亮代表 TTFC10に出たティオール・タンのセコンドで来日していたマーチン・ウェンから豪州で試合する話をもらって、それが結構いい話だったんですよね。勝てばUFCにも近づけるようなチャンスで。こちらとしては前向きに進めたかったのですが、結果的に別の選手が出ることになって、その試合は実現しなかったということです。引き続き海外の試合にはアプローチしていますが、試合がまとまるまでに時間もかかりそうだったので、今回は修斗さんで試合をすることになりました」

――やはりサンチェス戦のKO勝利を受けて、海外のイベントにもチャレンジするという目標はより具体的になりましたか。

「今の目標はUFCと契約することで、そこに向けての準備はできてきたかなという感覚はあります」

――前回のサンチェス戦は会心の勝利だったと思いますが、あの試合の修正点などはありましたか。

「結構ありますね。前回は打撃の攻防で終わって組みの展開がなかったんですけど、組みはもちろん、打撃でもあの時に良かったこととそうじゃなかったことがあるので、それこそもう一度構えから見直しています。だから今回は大きく変わっていると思いますね」

――構えそのものから、ですか。

「自分は割と試合ごとに色々と試していて、結果的に構えごと変わるというのはよくあることなんですよ。それこそオーソドックスとサウスポー、どちらもできますし、そこも踏まえて結構構えは変えますね」

――エフェヴィガ選手は新しいことにチャレンジするうえで、周りのアドバイスを参考にするのか、自分で試したいと思ったものをやってみるのか。どちらのパターンが多いですか。

「もちろん周りにアドバイスされてやってみることもありますし、自分で思いついたことはとりあえず練習でやってみます。当然最初から上手くいくことは少ないので、練習でやってみて上手くいかなかったら、上手くやるにはどうしたらいいかを考えて、コーチ陣や周りの選手たちに『どうしたらいいですか?』みたいな感じでアドバイスを聞きますね。そうやって新しいものをどんどん作っていくようなイメージです」

――SNSを拝見すると専修大学でのレスリングの練習にもかなり力を入れていますよね。

「去年の夏に米国から帰ってきてから行くようになったので、練習している期間としては結構長いです」

――サンチェス戦は短い時間で終わりましたが、レスリング力や組み技のレベルアップにも手応えを感じていますか。

「そうですね。(レスリングを始めた)1年前と比べたら段違いぐらいに組みのレベルは上がってきていると思います」

――練習で色々と手応えを感じているからこそ、コンスタントに試合をやっていきたいですか。

「自分は今25歳で、試合のスパンで言ったらたくさん試合が出来る時期なので、出来る時にたくさん試合をやりたいというのが一つあります。もう一つはさっき言ったように色んなことを試すのが好きなので、もちろん試合は勝つためにやりますけど、試合=自分がやっていることの答え合わせみたいな感じになるんですよね。やっぱり新しく取り組んでいることや試していることは練習で使えるだけじゃなくて、試合で使えてこそ意味があると思うので、そういう意味でも試合は頻繁にやりたいです」

――では冒頭に話が出た豪州の試合が流れたとしても、どこかで試合はやるつもりでしたか。

「戦う舞台は問わず年内に1試合やりたいという気持ちが強かったです」

――そういったなかで30日の修斗後楽園大会での環太平洋王座戦=マックス戦が決まりました。オファーを受けた時は率直にどんな心境でしたか。

「9月の修斗を後楽園で見ていて、西尾真輔×マックス・ザ・ボディの勝った方とやるかもしれないと言われていたんです。で、西尾選手が勝ったので、じゃあ西尾選手とやるんだなと思っていたら、まさかの試合そのものをやらないと言われて、やらないの?みたいな(苦笑)。

結果的に負けた方のマックス選手か……と思いましたけど、まあまあまあまあ、みたいな感じです。年内に試合ができるならっていう」

――サンチェス戦後の練習の話を聞いていると、対戦相手が誰だからというよりも、自分がどう戦うかにフォーカスしていますか。

「まさにそうですね。自分のやりたいことをやるというのはもちろん、もう一つつけ加えるなら、僕は新しいことを試すという意味では次の対戦相手に対して有効なスタイル、どう戦えば次の相手を効率的に倒せるかを考えるので、マックス選手に決まったら決まったで、マックス選手の対策をしっかり練っています」

――それこそ今後マックス選手のようなタイプと戦うこともあるでしょうし、そうなった時に今回の試合経験がプラスになりますよね。対戦相手としてマックス選手にはどんな印象を持っていますか。

「結構パンチを振ってくる、やることはシンプルな選手だと思います。殴って押し込んで、みたいな。スタイル的に出来ないこともあるタイプですが、その分、一つの突き抜けた強さはあると思います」

――その突き抜けた部分がハマれば強い、ハマらなかったら脆さもある。そういったタイプだと思いますが、攻略するイメージは出来ていますか。

「それは大分できてますね。逆にここまで突き詰めて対策を練ったことがないと思うぐらい、突き詰めています」

――今回は叶いませんでしたが、この試合をクリアしたら海外の試合も目指していきたいですか。

「そうですね。もちろん修斗でベルトを獲ったら防衛戦もやりますし、そのうえでUFCに絡んでいけるような試合、それこそもし来年のRoad to UFCでライト級でも試合があるなら狙っていきたいですし、そういうチャンスは視野に入れていきたいです」

――そういった意味でもサンチェス戦の勝利で今後の可能性や選択肢が増えましたよね。

「そこは本当に大きく広がったと思います。今までも海外の選手とはやってきましたけど、サンチェス選手ほど実績がある選手はいなかったですし、Bellatorでやってきた北米の選手に勝てたことは、ある意味、一つのテストで結果を出せたと思っています。今後も変わらず、いいタイミングでUFCに絡めるような試合をしていきたいと思っています」

――練習に関しても米国、キルクリフFCには定期的に行く予定ですか。

「今年はもう時間がないので、来年行くつもりで考えています。去年・今年と米国に行かせてもらって、やっぱり行くたびに発見もあって吸収することが多いので、必ず行きたいと思います」

――米国の練習も回数を重ねて覚えることが増えていますか。

「そうですね。自分の場合はまだ2回しか行ってないんですけど、初めて行ったときは新しい練習環境に圧倒されすぎて、何かを学ぶ体制になるまでに時間がかかったんです。ちょっとずつ慣れていって(米国合宿の)後半になって、ようやく練習でやっていることを吸収できる感じで。それまでは練習についていくのと生活に慣れるのに必死で、何を学んでいいかも分からないような状況でした」

――しかも初めて米国に行った時はキャリア3戦目くらいでしたよね。

「はい。で、向こうで1試合やって帰ってきて。2度目の時は7戦くらいやっていて、初めて行った時よりも深いところ・細かいところまで見ることが出来て、同じ練習をやっていても見え方が全く違ったんですよね。だから次行った時には、また前回とは違う見え方出来るので思うので、そこはすごく楽しみです」

――米国ではトータル的にレベルアップ出来る環境ですか。

「自分の場合は特にレスリングですね。最初に行った時は全くレスリングもやったことない状態でしたが、2回目に行った時はレスリングの練習もやった状態で行って。日本でやってきたレスリングと米国のレスリングを組み合わせて、新しい発見があったというか。もちろん打撃でも発見はあったんですけど、自分としては組みの部分で発見が大きかったですかね」

――同じレスリングでも日本と米国では多少違いはありますか。

「そうですね。日本では大学のレスリング部でピュアレスリングを学ばせてもらって、米国はMMAのジムでやるレスリングなので、やっぱりMMAのためのレスリングなんですよ。そこの違いを学ぶことが出来ました。逆に打撃でいうと向こうは結構スパーを激しくやるので、新しいことを試す・やりたいことにチャレンジするのが難しい。新しいことは試しにくい分、強度が高いスパーリングができるって感じなんです。打撃に関しては日本で細かいテクニックや距離感を磨いて、米国で強度が高いスパーリングをやるのがいいと思っています。だから日本と米国の練習も一長一短で、それを理解したうえでいい練習のサイクルを作りたいと思っています」

――前回のサンチェス戦を経て、エフェヴィガ選手への期待も大きくなっていると思います。次の試合を楽しみにしているファンのみなさんにメッセージをいただけますか。

「今回は自分のちょうどキャリア10戦目の試合で、しかも初のタイトルマッチを後楽園でできることになりました。自分がデビューしてから積み上げてきた時間と経験、さらに良くなった自分を見せたいと思うので、応援よろしくお願いします」

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45 MMA MMAPLANET o Road to UFC Shooto UFC ダイキ・ライトイヤー ユ・スヨン 人見礼王 修斗 川北晏生 野瀬翔平

プロ修斗2024年の締めは12.29大阪、環太平洋バンタム級王座決定T決勝=野瀬×ダイキが決定

【写真】準決勝では人見礼王の打撃で顔を腫らしながらも最後は一本勝ちした野瀬翔平。決勝ではダイキ・ライトイヤーと環太平洋座を争う(C)MMAPLANET

プロフェッショナル修斗公式戦2024年の最終戦として、12月29日(日)大阪市住之江区のGORILLA HALL OSAKAでの大会開催が決定した。
text by Takumi Nakamura

大会タイトルは「PROFESSIONAL SHOOTO 2024 FINAL in OSAKA」、会場のGORILLA HALL OSAKAはライブハウスとして使用され「キャパシティーはスタンディングで1,300名」(公式HPより)。サステインからのプレスリリースによれば、格闘技イベントとしての使用は初となる場所だ。


その大阪大会では環太平洋バンタム級王座決定トーナメント決勝=野瀬翔平×ダイキ・ライトイヤーが組まれた。

このトーナメントは4選手参加で、9.22後楽園大会からスタート。Road to UFC(RTU)を経ての修斗参戦となった野瀬は人見礼王と対戦し、1Rに腕十字、カーフスライサー、ヒザ十字で畳みかけるも失速。人見の打撃で追い込まれたが、キムラロックで一本勝ちを収めた。対するダイキは対戦相手の川北晏生が試合直前にカポジ水痘様発疹症を発症してドクターストップ、不戦勝で決勝に駒を進めている。

RTUのユ・スヨン戦での敗北を糧に、今まで以上に組み技を磨いてきたという野瀬だったが、人見戦では先に仕掛けたサブミッションを凌がれ、打撃を被弾したことでピンチを招いた。最終的にキムラで勝利を収め、フィニッシュ力が救った形となったものの、早めの仕掛け・アグレッシブさが裏目に出る場面もあったとも言える。

野瀬としては準決勝の反省点を踏まえ、より組みの強さを活かせる丁寧な試合運びで、勝利への道筋を盤石なものにしたい。逆にダイキとしては野瀬の組みを凌ぎつつ、野瀬にダメージを与える、スタミナをロスさせることで勝機を掴みたい一戦だ。

■SHOOTO 2024 FINAL in OSAKA対戦カード

<環太平洋バンタム級王座決定トーナメント決勝/5分3R>
野瀬翔平(日本)
ダイキ・ライトイヤー(日本)

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Overlooked【The Shooto Okinawa11】メインは畠山がバタフライを右で沈める。黒部は大城をRNC葬

【写真】大会MVPは友利幸汰、ベストファイトは知名昴海×友利琉偉に(C)THE BLACKBELT JAPAN

スケジュールの都合により速報できなかった試合をお伝えする──帳尻合わせ試合レポート。ここでは10日(日)、沖縄市のミュージックタウン音市場で開催されたThe Shooto Okinawa11から、メインイベント含む3試合のレポートをお届けしたい。
Text by Shojiro Kameike

<ストロー級/5分3R>
畠山隆称(日本)
Def.1R2分16秒 by KO
マッチョ・ザ・バタフライ(日本)

ケージ中央で畠山が左右のローを散らす。バタフライは右カーフを狙って下がった。畠山も右カーフを狙う。畠山はワンツーでバタフライにケージを背負わせた。するとバタフライが右カーフからダブルレッグで飛び込む。スプロールした畠山はバタフライのリストを押さえるも、ここはバタフライが切って立ち上がった。

スタンドに戻ると、サウスポーにスイッチした畠山がプレスをかける。ケージを背負うも右インローを放つバタフライ。畠山がオーソドックスに戻す。するとバタフライも右カーフを狙う。畠山が左ジャブをボディに伸ばした。スイッチしながらバタフライにケージに詰めていく畠山は、オーソドックスで左ジャブをボディに。さらに左ハイを見せたあと、右スーパーマンパンチがクリーンヒット。さらに左フックを返すとバタフライがダウン。畠山が追撃のパウンドを浴びせると、すぐにレフェリーが試合をストップした。

KO勝利を収めた畠山はマイクを持ち、「ストロー級がメッチャ混沌としているんですけど、ここから僕が上を目指して、最高到達点に行きたいと思います。世界の選手とも試合できたら嬉しいです」と語った。さらに「大会MVPが欲しい」と一発ギャグを披露したが、MVPは大田ノヒロをKOした友利幸汰に贈られている。


<ストロー級/5分2R>
黒部和沙(日本)
Def.1R4分47秒 by RNC
大城匡史(日本)

黒部が左に回って左ミドルを繰り出す。続けて右カーフを放った黒部は、ワンツーで大城を下がらせる。しかし大城も右カーフとワンツーで前に出る。大城の左ミドル、右ストレートを受けた黒部は、ダブルレッグで飛び込んだ。ボディロックに切り替えてドライブした黒部が、小外刈りでグラウンドに持ち込む。ケージに背中を着ける大城の両足を畳んだ黒部は、相手のリストを押さえて動きを止め、ボディロックに切り替えて背中を着かせた。

右腕を枕にして右側へパスした黒部は、さらに右ヒジで削る。肩固めからマウントに移行した黒部に対し、大城はケージキックを狙う。左腕を差し上げた黒部はマウントをキープし、右ヒジを落とした。一度ハーフに戻されるも、再びパスしてマウントを奪取した黒部は、バックに移行して四の字フックに。右腕を首に回すもRNCは極まらず。黒部はパンチで削りながら再度RNCをセットし、ラウンド残り13秒でタップを奪った。

試合後、黒部は「前回、山上選手に情けない負け方をして。本当に悔しくて、一回考えようかと思ったぐらい落ち込みました。皆さんのおかげで、もう一回戦おうと思いました。沖縄の皆さんは暖かくて、また呼んでいただけたら光栄です」と挨拶した。


<フライ級/5分2R>
梅筋毒一郎(日本)
Def.2R0分42秒 by KO
宮城友一(日本)

梅筋が右カーフで先制。さらに右サイドキックで宮城を吹っ飛ばす。距離を詰める宮城に対し、梅筋は右ストレートから首相撲へ。ヒザを突き上げて離れる。右スピニングバックフィスト、左テンカオから組んだ梅筋がケージに押し込んでいく。宮城が両腕を差し上げ、切り返した。互いにヒザで削り合うなか、梅筋がダブルオーバーフックから押し返す。再び梅筋をケージに押し込んだ宮城は、やはりヒザで削る。体勢を入れ替えた梅筋が離れた。

梅筋が左ハイを見せたあと、中に入ってくる宮城に右クロスと右ハイ。さらにワンツーで下がらせる。連打で宮城をケージに詰める梅筋。宮城が前に出るとバッティングが起こるも、そのまま両者は組んだ。梅筋のリストを押さえた宮城がケージに押し込む。しかし梅筋が左腕を差し上げて切り返し、離れる。互いの右ローが交錯したあと、梅筋の右ストレートが宮城の顔面を捉える。宮城の前進を左関節蹴り、右ストレート、右カーフで止める梅筋。ケージ中央で右スピニングバックフィストをブロックされた梅筋。残り30秒で右カーフを連打していった。

最終回、宮城がサウスポースタンスから左ストレートで飛び込む。さらに左インロー、左ハイを繰り出した。梅筋も右ハイ、右ミドルハイを放っていく。一旦距離をつくった梅筋は、宮城の左ストレートに対してカウンターの右スピニングバックフィスト。この一撃で宮城をマットに沈めた。

直後、「お前ら見たか!」と雄たけびを挙げ、ケージを何度も蹴る梅筋はセコンドに諫められた。感情爆発の梅筋は「今、世界で自分が一番好きです。死んでもまた僕に生まれ変わりたい」と喜びを露わにした。


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【The Shooto Okinawa11】計量終了。メインは畠山×バタフライのストロー級ランカー対決に

【写真】バタフライ、畠山ともに計量をパス。修斗ストロー級は沖縄から動く(C)THE BLACKBELT JAPAN

10日(日)、沖縄県沖縄市のミュージックタウン音市場で開催されるThe Shooto Okinawa11が開催される。9日(土)には那覇市のEVERGROUNDで計量が行われ、全選手がクリアした。
Text by Shojiro Kameike

今大会ではメインイベントの畠山隆弥×マッチョ・ザ・バタフライをはじめ、プロ修斗公式戦全10試合のうち、7試合がストロー級戦となっている。修斗ストロー級戦線の中心地となっている沖縄大会から、次の王座挑戦者は生まれるか。


新井丈がフライ級とともにベルトを保持するストロー級は、現在の修斗の中で最もランカー同士の対戦が活発となっている。まずは修斗ストロー級について触れる記事で恒例となった、ランカー(2024年10月度付け)たちの戦いを振り返ってみよう。

■2024年 修斗ストロー級 主な試合

1月28日@東京・後楽園ホール
黒部和沙 def. 大田ノヒロ by RNC
根井博登 def. 麻生Leg Lock祐弘 by TKO
※根井が2023年度ストロー級新人王に

3月23日@東京・後楽園ホール
旭那拳 ― 田上こゆる
※旭那の負傷により中止に

4月7日@東京・新宿FACE
黒部和沙 def. 澤田龍人 by 変形ツイスター

4月14日@沖縄・ミュージックタウン音市場
当真佳直 def. 根井博登 by 3-0
畠山隆称 def. 牧ケ谷篤 by 3-0

5月19日@東京・後楽園ホール
田上こゆる def. 旭那拳 by KO

5月26日@福岡・アクロス福岡
泰斗 draw 石原愼之介 by 1-1

9月22日@東京・後楽園ホール
山上幹臣 def. 黒部和沙 by ギロチン
内藤頌貴 def. 大城正也 by KO

10月20日@東京・新宿FACE
根井博登 def. 石原愼之介 by トーホールド

2024年の修斗ストロー級戦線で最大のトピックは、田上×旭那だった。1R KO勝ちした田上がランキング1位に上昇。旭那は2位に。前年度新人王の根井を下した当真が3位につけており、続く4位・畠山と5位・バタフライが今大会のメインで激突する。この試合結果によって、さらにランキングが大きく変動するだろう。

畠山は2020年のプロデビュー以来、8戦6勝2分と無敗を貫いている。もともとは寝技のイメージが強かった畠山だが、2023年11月の蒔田伸吾戦からは右カーフを軸に打撃で試合を展開させてきた。カーフを効かせ、さらに左ジャブと右ストレートで削ってからダウンを奪い、パウンドアウト。続く今年4月の牧ケ谷戦も、相手の足関節狙いに付き合うことなく、右カーフと右ストレートで優位に立ち判定勝ちを収めている。計量をクリアした畠山は「今はストロー級が荒れている。その中で自分が上がっていく。今後は世界の選手とも戦っていきたい」と語ったあと、恒例の持ち物ネタを披露した。

MMAファイターとして成長する畠山に対し、2009年プロデビューのベテラン=マッチョ・ザ・バタフライもまた右カーフからテイクダウンを狙うスタイルだ。2022年には沖縄で当真と対戦し、優勢に試合を進めたが計量オーバーによるペナルティもあり判定負け。1年後の再戦では、明白な差をつけられ判定で敗れている。またも11月の沖縄大会で地元の新鋭と対戦することになったバタフライだが、最大の敵は減量プラス移動か。ベストコンディションをつくることができればフルラウンドに渡って組みで削り続けるなど、活路を見出すことができるはず。計量をクリアしたバタフライは「今回はしっかり体重をつくれた。明日は実力差を見せたい」と語っている。

9月の後楽園大会で山上に敗れたものの、黒部もストロー級戦線で欠かせないポジションにいる(C)THE BLACKBELT JAPAN

ランキング上位を沖縄勢が占めるなか、当真と旭那&畠山は所属ジムこそ違えど練習仲間だ。しかし当真は前回のインタビューで「互いに一番を目指しているなら、いつか戦わないといけない日が来る」と語っている。ここにバタフライが食い込んでいくか。あるいは畠山が勝利して田上あるいは当真との対戦はあるのか。さらに今大会は現同級7位の黒部も参戦して、沖縄の大城と対戦する。毎大会、修斗ストロー級戦線を考えるうえでは見逃せない沖縄大会のメインイベントだ。

■視聴方法(予定)
11月10日(日)
午後2時25分~ Twit Casting LIVE

■The Shooto Okinawa11 対戦カード&計量結果

<ストロー級/5分3R>
畠山隆称:52.20キロ
マッチョ・ザ・バタフライ:52.15キロ

連敗中の宮城も地元・沖縄で再起に懸ける(C)THE BLACKBELT JAPAN

<フライ級/5分2R>
宮城友一:56.55キロ
梅筋毒一郎:56.65キロ

<ストロー級/5分2R>
黒部和沙:51.95キロ
大城匡史:52.10キロ

<2024年度新人王Tフライ級準決勝/5分2R>
山本壮馬:56.45キロ
小生隆弘:56.65キロ

<2024年度新人王Tストロー級準決勝/5分2R>
知名昴海:51.95キロ
友利琉偉:52.10キロ

<ストロー級/5分2R>
高橋佑太:52.05キロ
平良龍一:52.20キロ

<ストロー級/5分2R>
大田ノヒロ:52.20キロ
友利幸汰:51.80キロ

<バンタム級/5分2R>
山本敦章:61.20キロ
水嶋敬志:60.85キロ

<ストロー級/5分2R>
ふじい☆ペリー:52.10キロ
金内サイダー雄哉:52.15キロ

<ストロー級/5分2R>
PINKY:51.75キロ
濱口浩大:51.70キロ

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45 AB ABEMA MMA MMAPLANET o ONE Road to UFC RYO SASUKE Shooto Shooto2024#08 UFC 修斗 椿飛鳥 齋藤翼

【Shooto2024#08】SASUKEに挑戦、椿飛鳥「誰も椿が修斗のチャンピオンになるなんて思っていない」

【写真】戦前の予想は、言わずもがな。だからこそ、面白い一戦(C)TAKUMI NAKAMURA

30日(土)東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2024#08。今大会では3大タイトルマッチが組まれ、椿飛鳥がSASUKEの持つ修斗世界フェザー級王座に挑戦する。
text by Takumi Nakamura

2023年1月の試合で左ヒジを脱臼する大怪我を負うも、復帰後は齋藤翼、結城 大樹、たておを下して3連勝。このレコードもさることながらSNS上でSASUKEに対して挑発的な発言を繰り返し、椿は王座挑戦のチャンスを掴んだ。

こうしたSNSでの発言やキャラクターがクローズアップされる椿だが、そこには「本気でベルトが欲しいと思っていたら、それをどんな形であれ表現する」という信念があり、アマチュア時代から変わらない修斗へのこだわりがある。この2つを胸に椿はSASUKEの持つベルトに挑む。


プレリミを見ても、修斗は他の団体よりもレベルが高い

――椿選手が熱望していたタイトルマッチが決定しました。最初にオファーを受けた時は何を想いましたか。

「正直、自分の中では予想していないタイミングのオファーでした。オファーをもらったのが10月の頭で、会社のシフトもあるので、一瞬迷ったんです。僕も職場ではある程度の役職にいて、簡単に試合があるから休みますというのが難しいので。でもこんなありがたい話はないので、やるしかないと思って決断しました」

――周りの反響はいかがでしたか。

「SASUKE選手とはずっとタイトルマッチをやりたいと思っていましたが、やるなら一番盛り上がるタイミングというか、機運が高まった時にやるのがいいと思っていたんです。それを考えた時に今の自分は実績的なところで、そういう状況にはいないよなとも思っていて。だから、たてお戦のあとにもう一試合やって、もっと世間の注目が集まることをやったうえで、SASUKE選手に挑戦したいと思っていました。ただ、いざ決まったら決まったで、練習仲間からも『いよいよタイトルマッチか!』と言われたり、昔から見てくれている人たちがこの状況を喜んでくれているので、そこはうれしいですね」

――試合決定から2カ月弱、SASUKE戦に向けてどんな準備を続けていますか。

「自分は継続して練習を続けているので、試合前だから練習量を増やすことはないので、そこは問題ないかなと思います。あとは自分の師匠でジムの会長の森(修)さんから試合のオファーをもらった時、最初僕は『11月ですか…』という反応だったんですね。

そしたら森さんから『椿、よく考えてみろ。めちゃくちゃかわいくて人気がある女の子から言い寄られているのに、自分の準備が整ってないから誘いを断るのと一緒だぞ』と言われて。それを聞いて『会長、やります!』と即決しました(笑)」

――会長はたとえ話が上手いですね(笑)。

「会長からはいつも良い言葉をもらうんですけど、今回はその言葉が一番刺さりました。確かに自分からずっとアプローチしていて、ようやく相手から付き合ってもいいよと言われているのに、それを断るやつはいないですよね(笑)」

――改めて椿選手にとってSASUKE選手はどのような存在ですか。言動を見ているとタイプが違うと、もっと言うなら人間的に合わないというか…。

「それは周りからもめちゃくちゃ言われます。共通の練習仲間からも『冗談が通じない人間(SASUKE)と冗談しか言わない人間(椿)の試合だ』と(笑)。それはそれとして、僕はUFCに憧れて格闘技を始めて、UFCの舞台に立ちたいという気持ちはずっとあるんですね。

SASUKE選手はそういう想いを口に出して、それに相応しい実績も残して、実際にRoad to UFCで試合をしているわけじゃないですか。口にするだけなら簡単だけど、そのために実際に行動することは簡単じゃないし、僕は言ったことじゃなくて行動したことがその人を表していると思うので、UFCで戦うことを目標にして嘘なく行動し続けているところは、対戦する云々関係なくカッコいいなと思います」

――そう思う選手が自分が戦っている舞台のベルトを巻いているとなれば、なおさら対戦相手として感じるものがありますよね。

「もちろんです。逆に言えばなんで他の選手はSASUKE選手の名前を出さないんだろうと思います。みんな自分が出ている舞台のチャンピオンになりたくてやっているわけで、じゃあ今そこにいる選手に対して何もアクションを起こさないの?って。それはSNSが苦手とかアピールが苦手とか、そういうレベルの話じゃないし、本気でベルトが欲しいと思っていたら、それをどんな形であれ表現して発信すると思うんですよね。僕は他の選手からそういうものを感じないです」

――椿選手はSASUKE選手に対戦アピールを続けていましたが、発言の真意を聞くと椿選手のタイトル戦にかける想いも伝わります。ベルトに挑む心境はいかがでしょうか。

「僕もデビューしてすぐの頃からベルトが欲しかったわけじゃないです。あまりにベルトが遠かったから。でもいざ実績を積み重ねて、ベルトを巻くチャンスが近づいてきたとなるとベルトが欲しいと思うようになったし、ベルトを獲る=名前が残るものじゃないですか。そこは格闘技をやっている側からすると本当に大きいことだと思います」

――SASUKE選手は2度の防衛に成功していて、穴のない王者です。

「一つ思うのはこの状況は僕にとって有利だなと。『椿飛鳥がSASUKEに勝てるわけがないだろ?』や『SASUKEが圧勝するに決まっているじゃん』という見方がほとんどだし、逆に僕がSASUKE選手の立場だったとしても『椿だったら1Rでいける』と思うはず。それは逆に僕にとって追い風ですね」

――言える範囲で構いませんが、いかなる攻略法をイメージしていますか。

「今回の試合が決まる前から『SASUKE選手と戦うことになったらどうするか?』ということは常に考えていて、会長ともこうやったら勝てるよねという話はしていたんですね。試合が決まったから対策を立て始めたわけではなく、普段から考えていたことの答え合わせという感じです。

あとはそこプラス、SASUKE選手を攻略する糸口が自分の今後のファイトスタイルにおいて重要になるところでもあり、自分が成長するための練習がSASUKE選手攻略にリンクしていました」

――ずばり大方の予想はSASUKE選手が圧倒的有利の声が多いと思います。その上でどんな試合を見せたいですか。

代理戦争前の18年1月のONEトライアウトに合格。代理戦争後に、ONE Warrior Seriesでプロデビューを果たしている。異色のキャリアといえば、異色に違いない

「僕の格闘技キャリアは特殊です。

格闘代理戦争で多くの人に知ってもらって、でもプロデビューしたら連敗したりもして、椿飛鳥=弱いというイメージを持たれていると思います。でも今回の試合はそれを全部覆せるチャンスだなと思います。僕は修斗のベルトは大きいものだと思っているし、誰に勝ってベルトを巻くかも重要だと思っているんですね。だからSASUKE選手に勝って修斗のチャンピオンになったら、みんな認めてくれるよねとは思っています」

――椿選手はSNSでの発言など、あまり今の修斗にはいないキャラですし、そんな椿選手が修斗のベルトを目指しているところも構図としては面白いなと思います。

「僕はアマチュア修斗出身ですし、全日本アマ修でも優勝しているので、意外と硬派な路線なんですけど、いつの間にかそういう見方をされるようになりました(笑)。でも僕のなかでは昔から、やっぱり修斗だよねというのがあって。アマチュア時代に修斗を選んだのも、アマチュア大会だったら修斗のレベルが一番高いと言われていたからだし。

例えばプレリミナリーファイトを見ていたりしても、僕は修斗が他の団体よりもレベルが高いと思っているんです。僕自身はこんなキャラですけど(笑)、格闘技としては本格派が好きだし、強さを求めるものだと思っているので、それだったら修斗でしょ!という想いもあります」

――だからこそ椿選手のタイトル挑戦を楽しみにしている人は多いと思いますし、挑戦するだけではなく、ベルトを獲らないと意味がないですよね。

「そうなんです。タイトルマッチが決まった時に色んな人から『ようやくタイトルマッチだね』と言われたんですけど、タイトルに挑戦することが盛り上がりの頂点じゃないし、僕のなかではすごく違和感や温度差があったんです。変な話、挑戦だけだったら誰でも出来るし、挑戦することがすごいのではなくて、挑戦して勝つことがすごい・評価されるわけじゃないですか。逆にここで負けたらこれからどうすればいいんだろう?とも思います。こんなチャンスが何度も巡ってくるとは思っているので」

――まさに格闘技人生を賭けた大一番ですね。

「チャンスってこういうものだよなと思うんですよ。自分が予期せぬところで転がり込んできて、なかには時期じゃないと言って見逃す人もいるだろうけど、僕はそこに挑むから得られるものがあると思うし、自分にはまだ早いなんてないと思うんですよ。このチャンスに挑むから強くなれると思います」

――この試合を楽しみにしている人たちにメッセージをいただけますか。

「僕を代理戦争から知ってくれた人が多いと思うのですが、あの時に見ていた人たちは誰も椿がSASUKE選手に勝って修斗のチャンピオンになるなんて思っていないと思います。でも僕はすごく自信があるんですよ。あの時から僕のことを見ている人たちには、特に今回の自分の戦いを見て欲しいです。そして僕がチャンピオンになったら修斗をもっと活気のある団体にして、もっと注目してもらえる団体にしたい。僕がチャンピオンになって、これから先もずっと修斗を見て欲しいと思います」

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45 BELLATOR Eterna MMA MMAPLANET o Road to UFC SASUKE Shooto Shooto2024#08 UAEW UFC エフェヴィガ雄志 エマニュエル・サンチェス キム・ジェヨン ジョングウェン・パン マックス・ザ・ボディ 修斗 岡見勇信 工藤諒司 椿飛鳥 海外 田中半蔵 西尾真輔 飯田健夫 齋藤翼

【Shooto2024#08】SASUKEが椿飛鳥と3度目の防衛戦、環太平洋王座戦でエフェヴィガ×マックス

【写真】昨年12月の田中半蔵戦以来、3度目の防衛戦となるSASUKE(C)MMAPLANET

11月30日(土)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2024#08。今大会では世界ミドル級王座決定戦=岡見勇信×キム・ジェヨンに続いて、2つのタイトルマッチが追加決定した。
text by Takumi Nakamura

新たに決まったのは世界フェザー級王者SASUKE×挑戦者・椿飛鳥、環太平洋ライト級王座決定戦=エフェヴィガ雄志×マックス・ザ・ボディだ。


SASUKEは2021年7月に工藤諒司に判定勝利して世界王座を獲得。 Road to UFCは2年連続敗退に終わっているが、修斗ではたてお(飯田健夫)と田中半蔵を下して2度の王座防衛に成功し、今年5月には中国・YFUからの刺客ジョングウェン・パンにスロエフ・ストレッチを極めて圧倒的な強さを見せている。

SASUKEに挑む椿は同級1位、2023年1月の試合で左ヒジを脱臼する大怪我を負うも、復帰後は齋藤翼、結城 大樹、たておを下して3連勝を飾っている。このレコードもさることながらSNS上でSASUKEに対して挑発的な発言を繰り返し、王座挑戦のチャンスを掴んだ。

そのキャラクターと言動がクローズアップされる椿だが、今月10月に決まっていた某所でのグラップリングマッチを回避してSASUKE戦に備えるなど、王座戦にかける想いは強い。受けて立つSASUKEはUAEWやZFNからオファーがあり、Eternal MMAではタイトル戦も予定されていたが実現には至らず。そういった海外での試合に向けて、修斗において片づけておくべき相手として椿を捉えている。

実力・実績的にはSASUKE有利だけに、椿が王座戦にかける想いと共に、どんな戦略・対策を持って試合に臨むかが勝負の流れを決める試合になるだろう。

そして8月の「TTF CHALLENGE10」で元Bellatorファイターのエマニュエル・サンチェスをKOし、無敗記録を8に伸ばしたエフェヴィガが自身初のタイトル戦に臨む。当初は9月の後楽園大会でマックスにKO勝利した西尾真輔とエフェヴィガによる王決定戦が計画されていたが、王座戦を打診された西尾サイドと調整がつかず、マックスに白羽の矢が立った。

エフェヴィガとしては自身が希望する海外での試合を見据え、VSマックスだけでなく、どれだけ自分のクオリティを上げて試合に臨めるがテーマになってくる。逆にマックスとしては偶発的に巡ってきたチャンスをモノにする力があるか試される王座戦だ。

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45 MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2024#07 ダイキ・ライトイヤー 人見礼王 川北晏生 野瀬翔平

【Shooto2024#07】野瀬、人見の打撃で追い込まれるもキムラで一本勝ち。環太平洋王座戦でダイキと対戦

【写真】人見の打撃を被弾する場面もあったが、野瀬だが最後はキムラを極めきった(C)MMAPLANET

<環太平洋バンタム級王座決定T準決勝/5分3R>
野瀬翔平(日本)
Def.2R2分53秒by キムラロック
人見礼王(日本)

互いにサウスポーに構える両者。野瀬が左ローを蹴ると、人見が左ストレート・右フックでパンチをまとめる。野瀬がシングルレッグに入り、テイクダウンを狙いつつ腕十字を仕掛ける。これは人見が腕を抜いて立ち上がる。試合がスタンドに戻ると人見が左ストレートから右フック。野瀬がそこに合わせて組みつくが、人見も深く組ませずに距離を取る。野瀬が右フック。人見が細かいパンチで前に出るとそれに合わせて組んでバックへ。

野瀬はシングルバックの形から人見の右足を取ってカーフスライサーを狙う。この態勢が長く続くが、足を外した人見がトップキープしてヒジを落とす。野瀬はヒザ十字を狙いつつ、ケージに体を預けて立ち上がる。ここで人見は左腕を差したまま、野瀬の顔面にパンチを連打する。野瀬が離れて距離を取ると、人見が左ストレートで飛びこんで返しの右。野瀬がダブルレッグでテイクダウンする。

2R、人見が右フックで飛び込み、野瀬のテイクダウンを切る。人見は左ストレートから右フックを当て、一気にパンチをまとめる。これを被弾する野瀬だったがダブルレッグでテイクダウンを奪い、人見の右足を超えてハーフがガードでトップキープする。サイドポジションを取った野瀬は人見の右腕を両足で挟んでパンチを連打。

人見もブリッジでポジショを返すが、野瀬は人見の左腕を取ってキムラロックへ。最後は野瀬の体をひっくり返し、上のポジションを取った状態でキムラを極めきった。これで野瀬は環太平洋バンタム級王座決定トーナメント決勝に進出。逆ブロックの準決勝を川北晏生のドクターストップ(カポジ水痘様発疹症を発症)で勝ち上がったダイキ・ライトイヤーがケージインし、それぞれ決勝への意気込みを語った。

「今日の試合で大きいことは言えないですが、動きを修正して次はベルトを獲りたいです。ダイキ選手は僕がアマチュアの頃からプロで活躍していた選手なので光栄に思います。しっかり作り直して次に臨みます」(野瀬)

「個人的に野瀬選手は日本トップクラスの強い選手だ思うので、その選手を倒してベルトを獲ればかっこいいと思います。決勝戦、勝ってチャンピオンになります」(ダイキ)


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45 DEEP F1 MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2024#07 パンクラス 住村竜市朗 修斗 西條英成

【Shooto2024#07】住村が組みヒザで削り続けて3Rにトップキープ。西條を判定で下して世界戦をアピール

【写真】各ラウンド、要所要所でポイントを取る。いぶし銀の試合運びで住村が勝利した(C)MMAPLANET

<ウェルター級/5分3R>
住村竜市朗(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
西條英成(日本)

お互いにジャブを見せ、住村はスイッチも見せる。住村がインロー、西條が右フックから距離を詰めて組みの攻防になる。ケージ際で四つの展開となりヒザを蹴り合うと、西條のヒザがローブローとなり試合が一時中断となる。スタンドでの再開後、西條が右カーフ。住村が右腕を差して組みつくと、西條が離れ際に右フックを振る。距離が離れると住村が左の前蹴りを見せて組みつき、左腕を差してケージに押し込む。ここは互いにテイクダウンを奪えずにブレイクとなる。

再開後、西條が飛び込むような右ストレートと右カーフ。住村が右ストレートを当て、左腕を差してケージに押し込む。ここで住村のヒザがローブローとなる。ブレイク後、西條が左フック・右ストレートで前進。住村の左の蹴りをキャッチするように組みつくと、住村が左腕を差してケージに押し込む。住村が顔とボディにヒザを入れる。

2R、西條がジャブから右ストレート、住村も左の前蹴りを返して組みつく。左腕を差した住村は西條のボディに足に左のヒザ蹴りを入れる。ブレイク後、西條が左のインカーフ、右ストレートで飛び込む。住村が左ミドルを蹴ると、西條は左フックから右ストレート。住村は西條のパンチをくぐるように組みついてスタンドでバックへ。西條も正対して距離を取る。

試合がスタンドに戻ると、住村が左の前蹴り。ジャブを突いて前に出ていく。さらに住村は左ミドルを当て、飛び込む西條に右を狙う。ここで組みの攻防になると、西條が左腕を差して住村をケージに押し込む。住村は態勢を入れ替えてヒザ蹴り、最後は西條が住村を押し込む形で終了となった。

3R、西條が右カーフ、住村は左フックから距離を詰めて組みつく。ここも住村は西條をケージに押し込んでヒザ蹴りを入れる。離れた西條は右ストレートで飛び込み、住村も左の蹴りから組みつく。住村は左腕を差してケージに押し込んで左のヒザを入れる。住村が足をかけてテイクダウンを狙うと、西條にすぐに立ち上がって右を強振。住村も右ストレートを返す。再び組みの攻防になると住村がスタンドでバックを取って、西條の左ももに左ヒザを蹴る。

ここでブレイクとなり、左目尻をカットして西條にドクターチェックが入る。再開後、ジャブの差し合いから西條がインロー、住村も左ミドルを蹴る。このまま組みの攻防になると、西條がケージ背負う住村にダブルレッグに入り盛り上げるようにテイクダウン。立ち上がろうとする住村のバックに回るが、住村が西條を前に落としてトップキープする。このまま住村がインサイドガードで細かいパンチを落とし、トップキープして試合終了。ジャッジ2名が30-27、1名が29-28とし、住村が判定勝利を収めた。

試合後、住村は「いつも通りしょっぱい試合をしてすいません。西條選手、キャリア5戦目で格上を当てられて、試合を受けてくれて感謝しています。自分には夢があって、国内のメジャー団体、修斗、DEEP、パンクラスの3団体でチャンピオンになることです。ぜひ世界タイトルに挑戦させてください」と世界王座挑戦をアピールした。


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45 F1 MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2024#07 修斗 山上幹臣 黒部和沙

【Shooto2024#07】山上幹臣、復帰2戦目は黒部和沙にギロチンで一本勝ち「強くなって戻ってきたぞ!」

<ストロー級/5分3R>
山上幹臣(日本)
Def.1R2分16秒by ギロチンチョーク
黒部和沙(日本)

サウスポーの山上がプレッシャーをかけて前に出て、黒部は左のアウトローと右ミドルを蹴る。

変わらず前に出る山上は右ジャブを見せると、黒部も前に出て右ミドルを蹴る。山上がインローを蹴ると、黒部がダブルレッグに入ってテイクダウンを狙う。

山上はそれをスプロールしてケージを背にしながらギロチンを狙う。黒部もこれに対処してシングルレッグに切り替えてテイクダウンを仕掛けるが、ここで山上が再びギロチンへ。

これががっちりと極まり、山上が黒部からギブアップを奪った。約12年ぶりの修斗凱旋、そして復帰2戦目で一本勝ちを収めた山上は「強くなって戻ってきたぞ!」と絶叫。

「5月に復帰して(試合が)できるのかなと思ったんですけど、自分は負けず嫌いなんで、勝つまでやめられねえと思って、今日勝てて良かったです。

約10年このステージに上がることができなくて、上がると決めたときに家族や仲間のサポートが力になりました。また次も戦いたいと思っているので、今日の山上軍団の応援は声が小さかったんで、次は会場が壊れるくらい声を出してください」と語った。


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