【写真】炭火焼けいじ──はお父さんが営んでいるお店とのこと (C)MMAPLANET
29日(金・祝)、東京都の立川ステージガーデンにて開催されるPancrase327の第2部のメインで木下憂朔が、村山暁洋と戦う。
事実上今大会のヘッドライナーである木下は、昨年11月にほぼ勝利を手中に収めながら金網を掴んでの踏み付け行為で反則負け──キャリア初黒日を喫したRIZIN TRIGGER参戦からホームで再起戦を戦う。
4試合連続初回フィニッシュ、DEEP王者を相手に内容では圧倒していた木下を計量直後にインタビュー。この間の成長をケージの中で披露したい気持ちが満ち溢れていた木下だった。
──計量を終えて、今の調子はいかがですか。
「いよいよやなって感じですね。前回の試合からちょうど5カ月、準備期間が長かったのでようやくソレをお披露目できるなって。体調の方も水抜きはいつも通りしんどいですけど、時間をかけてそこまでは落としてきたので調子は良いです」
──とはいえ、計量の日に大阪から移動するのはやはり厳しいですね。
「どっちにしろしんどいので。東京にいても(笑)。そこは大丈夫です」
──ところで、蒸し返すわけではないのですが……いや、蒸し返しているのですが、前回のTRIGGERでの反則負け。ケージを掴んでいなくても、勝負は決していた可能性が高く。レフェリーもそこで指導がなくて、あとから勝ちが取り消されて反則負けという裁定をどのように捉えていますか。
「あの直後はわけが分かっていなかったので、『ハァ?』という感じだったのですが、ルールはルールですし。動画を視ても、アレを審判の人たちが良しとすると続いちゃいますからね。だから、僕がケージを掴まなかったら良かったので。
RIZINルールやから、踏み付けで終わらせたいという意識が強すぎました。普段やらんことやから、金網を掴んでしまったんやと思います。どういう形でもフィニッシュできていたはずなのに、要らん拘りが出てしまいました。興奮しすぎて、覚えてないのですけど、いつもやらんことをやるとああなってしまいました」
──しかしレコード的には反則負けであろうが、黒星はつけたくなかったのでは。
「そこも何日間は、そういう気持ちになったのですが、自分が進みたい先にいけるならソレで構わないという風に思っています。試合結果ばかりでなく、試合内容に拘るしかないって」
──ポジティブで、良いですね。それなのに──試合前日に気持ちを上下させてしまうような質問になってしまうかもしれないですが、6月にシンガポールで開催されるRoad to UFCに木下選手は出場の有力候補という話は伝わっていました。ただし、アジアの事情かウェルター級自体が組まれなかった。
「そうなんですよ……。そのつもりだったんですけど……でも、いつか行くんで。早くいけそうな今回のタイミングが、僕には当てはまらなかっただけで。自分が頑張れば、いつかオファーくると思っています」
──その頑張る試合が、明日に控えています。
「メインでやるのも初めてで。大阪大会でもなかったことです。先輩の試合も見てきたけど、自分がその場に立つのがベストで。ただただ楽しみ、それだけです。変に気負うこともないです。これまでも4試合目、5試合目で戦っていても、自分がメインやと思って戦ってきたので。それが叶ったのだから、これまで通り僕が一番面白い試合をするだけです」
──ズバリどういった試合をしたいですか。
「カルペディエム芦屋で岩崎さんにグラップリングを習って、寝技や組みも自信がついてきたので打撃もより思い切り使えます。その打撃も当然、スキルアップしていますし。総体的にMMAとして、この半年で上がっているので前回以上の衝撃をお見せします(笑)。めちゃくちゃ強くなっていると思うので」
■視聴方法(予定)
4月29日
午後2時30分~ TIGET LIVE
午後4時30分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE
■Pancrase327計量結果
<2022年ネオブラッドTストロー級1回戦/5分3R>
江崎壽:52.65キロ
大和田光太郎:51.9キロ
<ミドル級/5分3R>
押忍マン洸太:83.35キロ
佐藤龍汰朗:82.95キロ
<フェザー級/5分3R>
渡辺謙明:65.6キロ
Ryo Takagi:65.9キロ
<ウェルター級/5分3R>
木下憂朔:77.25キロ
村山暁洋:77.15キロ
<フライ級/5分3R>
秋葉太樹:56.9キロ
鶴屋怜:56.65キロ
<バンタム級/5分3R>
井村塁:60.85キロ
TSUNE:61.3キロ
<フェザー級挑戦者決定T決勝/5分3R>
岩本達彦:65.9キロ
透暉鷹:66.15キロ
<ウェルター級/5分3R>
近藤有己:72.4キロ
鈴木一史:72.35キロ
<フライ級/5分3R>
上田将竜:57.05キロ
有川直毅:57.1キロ
<ライト級/5分3R>
松岡嵩志:70.3キロ
冨樫健一郎:69.1キロ
<ライト級/5分3R>
平信一:70.35キロ
粕谷優介:70.3キロ
<フェザー級/5分3R>
田村一聖:65.5キロ
三宅輝砂:65.85キロ
<バンタム級/5分3R>
平田丈二:61.1キロ
ジェイク・ムラタ:61.3キロ
<バンタム級/5分3R>
工藤修久:64.85キロ
平田純一:65.8キロ