試合後のパフォーマンスで気分を悪くしてしまった方、決して芦澤竜誠選手を
— Shinobu ota / 太田忍 (@shinobu_ota_mma) January 1, 2024
煽るような意味は全くありませんでした。
ただ大好きなUFCチャンピオン達の
オマージュのつもりでした。
計量前日の撮影の様子です。
勘違いをさせてしまい申し訳ありませんでした。#ストライカーへの憧れ#RIZIN45 pic.twitter.com/y5w2jHIGHi
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試合後のパフォーマンスで気分を悪くしてしまった方、決して芦澤竜誠選手を
— Shinobu ota / 太田忍 (@shinobu_ota_mma) January 1, 2024
煽るような意味は全くありませんでした。
ただ大好きなUFCチャンピオン達の
オマージュのつもりでした。
計量前日の撮影の様子です。
勘違いをさせてしまい申し訳ありませんでした。#ストライカーへの憧れ#RIZIN45 pic.twitter.com/y5w2jHIGHi
<RIZINフライ級王座決定戦/5分3R>
堀口恭司(日本)
Def.2R3分44秒by RNC
神龍誠(日本)
神龍がタッチグローブに応じず、試合がスタート。その神龍が左の二段蹴りを見せる。堀口は右インローを蹴り、シングルレッグを切る。そのままコーナーまで押し込んだ神龍はボディロック、堀口は頭を抱えて正対するとギロチンへ。頭を抜いた神龍は足を束ねた状態からボディロックへ。今度は右手でギロチンをセットした堀口はハーフガードでコーナーを蹴って体を固定する。そのままクローズドに取った堀口がギロチンを続け、神龍はボディにパンチを入れる。頭を抜き、スクランブルでバックに着いた神龍はエルボーを受けながらもキープを続ける。
コーナーまで移動した堀口は、バックを許した状態で前方に崩され襷に取られる。RNCはヒジを押して防ぐと、胸を合わせてボディロックテイクダウンも、その瞬間に回転して上を取った神龍が、ここもスクランブルで背中についてRNCを狙ったとことで時間となった。
2R、右ハイを決めた堀口が左フックをヒットさせる。効かされながら組んでいった神龍だが、切った堀口が逆にボディロックテイクダウンへ。ここでも倒される動きを利用して、トップを取った神龍が一気にマウントを狙う。堀口は足を戻してギロチンへ。太ももにエルボーに入れた神龍が頭を抜いて、そのままボディロックに取る。ウィザーで立ち上がりつつ、パンチを入れた堀口が左を入れる。打ち合いは劣勢でも、前に出る神龍だったがボディロックから小外掛けで倒される。
ここも瞬時にしてトップを取りに行った神龍だが、堀口は立ち上がってコーナーに押し込んでまたも小外を決める。エルボーから強烈な勢いで殴った堀口はバックを制すと、神龍に抱えられた右腕を引き抜き、RNCをセットアップ。すぐに後方に倒れ込んだ堀内が、神龍からタップを奪い快勝した。
敗者に「ありがとう。行ってくれたから、俺も盛り上げようと。一緒に練習しようと」と声を掛けた堀口の腰にフライ級のベルトが巻かれた。
「大晦日、ここに集まっていただきありがとうございました。神龍選手、めちゃくちゃ強くて、まぁベテランの意地を見せました。ちょっと神龍君、ATT来ない? 一緒に練習しようと」と話した堀口が、なんと元RIZINガールの川村那月さんにプロポーズ。「ずっと一緒にいさせてください」という返答を貰い、キス。リング上とリング外の二冠王となった。
<68kg契約/5分3R>
朝倉海(日本)
Def.2R by KO
フアン・アルチュレッタ(米国)
前日計量でアルチュレッタが2.8kgオーバーのため王座剥奪。公開計量では試合が実施される場合は、計量をクリアした朝倉が勝利した場合のみ新チャンピオンに認定される変則タイトル戦になることがアナウンスされた。
その後は両陣営と協議が続き、最終的にはアルチュレッタの体重を戻すリミットを68kgとし、試合開始1時間前に計量を行う形で試合を実施する形に。試合前にアルチュレタが68kgのリミットをクリアしたことが発表され、アルチュレッタにはレッドカード1枚が提示されて試合開始となった。
朝倉が右のカーフキック、ボディにジャブを放つ。アルチュレッタが左フックから右で突進し、ダブルレッグで組み付く。これを切った朝倉だったが、アルチュレッタが右フックを当てると、すぐにサッカーボールキック。朝倉がダブルレッグで組みつくと、アルチュレッタがギロチンを狙う。朝倉は足を組ませずにサイドポジションに出て、上四方で抑え込む。
アルチュレッタも反転して立ち上がり、すぐにパンチで突進。朝倉は下がりながら右ストレートを打ち返す。アルチュレッタは左を振ってダブルレッグへ。朝倉もそれを切って、ロープを背負って四つで組む。ここは両者の動きが止まってブレイクとなった。
再開後、アルチュレッタの右ストレートに朝倉も右を返す。アルチュレッタは右から距離を詰めるが、朝倉もクリーンヒットは許さない。終盤、アルチュレッタが組んでバックに回ってパンチをまとめる。ラウンド終了のゴング後もアルチュレッタがパンチを繰り出し、朝倉がエキサイトする。
2R、アルチュレッタがジャブから2段蹴り。朝倉は前蹴り、左ボディを放つ。朝倉は距離を取りながらジャブを当てて左ハイ、右ストレート。アルチュレッタは左右のパンチで前に出るが、朝倉の足は止まらない。朝倉は左ミドルや右ストレートで手数を増やし、徐々に自分から前に出ていく。
そして朝倉はアルチュレッタが右ストレートから前に出てきたところに右のヒザ蹴り。これがアルチュレッタのボディに突き刺さり、そのままアルチュレッタが前のめりに崩れ落ちる。朝倉が追撃のパンチを落としたところでレフェリーが試合をストップ。朝倉がKO勝利でRIZINバンタム王座に就いた。
The post 【RIZIN45】変則タイトル戦は朝倉がヒザ蹴りでアルチュレッタをKO、バンタム級王座戴冠 first appeared on MMAPLANET.<フェザー級/5分3R>
クレベル・コイケ(ブラジル)
Def.3R2分25秒 by ダースチョーク
斎藤裕(日本)
クレベルが右ローを見せる。左ジャブを突く斎藤に右カーフから左ローを打ち込んだ。距離を取った斎藤が頭を下げて入ろうとしたところに、クレベルが左ミドルを放つ。この蹴りが斎藤の下腹部を捉え、斎藤に休憩が与えられる。再開後、斎藤が距離を詰めていく。斎藤の左ジャブに、クレベルが右カーフキックを合わせた。対する斎藤もクレベルの右ローをキャッチして右ストレートを合わせていく。さらに斎藤の右ストレートがクレベルの顔面をかすめたが、続くクレベルの右ローがまたもローブローとなってしまう。クレベルには警告が与えられた。
試合が再開されると、斎藤がワンツーで距離を詰めていく。クレベルは右ハイを見せるも、そのままコーナーを背負わされ、右カーフを受ける。クレベルも右カーフを返す。左ミドルを打ち込んだクレベルは、ガードを下げてサウスポーにスイッチした。斎藤がプレスをかけてクレベルにローを背負わせる。組んで首投げを狙ったクレベルだが、ここは斎藤が離れた。斎藤の打撃に対し、背中を着けてしまったクレベル。斎藤はグラウンドに入らず、レフェリーがブレイクをかける。スタンドに戻ると、斎藤の左フック、右ストレートがクレベルの顔面を捉える。クレベルはガードを下げて斎藤を挑発した。
2R、クレベルがガードを固めて前に出る。斎藤はクレベルにコーナーを背負わせたが、クレベルが足払いローで斎藤に尻もちを着かせた。すぐに立ち上がった斎藤を追うクレベルは、ダブルレッグでテイクダウンする。ハーフガードの斎藤が右腕を差し上げる。クレベルが斎藤の足を捌こうとしたところで立ち上がり、反対に斎藤がクレベルに背中を着かせる。
左腕を差し上げたクレベルに背中を着かせた斎藤が、コツコツと鉄槌で削っていく。斎藤の鉄槌に対し、クレベルもボトムから打ち返す。斎藤がクレベルの左腕を抑えて鉄槌を落とすが、クレベルも下から三角絞めへ。上半身を起こしてディフェンスした斎藤に対し、クレベルは右腕を狙うも十字の形に入ることはできず。ならばとクレベルは外から右腕を取り、オモプラッタの形に入った。これも腕を抜かれたがフックガードから後転してトップを奪いラウンドを終えた。
最終回、クレベルが右ストレートを伸ばす。斎藤も打ち返すとクレベルがボディロックで組んだが、斎藤は右オーバーフックで耐える。背中を着かせられないクレベルはコーナーに押し込むも、ここは離れる。斎藤がニータップで尻もちを着かせたが、クレベルがリバーサルからダースチョークへ。そのまま斎藤を絞め落とした。
この日は5月に鈴木千裕と金原正徳がRIZINでフェザー級のベルトを賭けて対戦することが発表され、クレベルは2人の名前を挙げながら「私はチャンスを待っている」と語った。
<フェザー級/5分3R>
平本蓮(日本)
Def.3-0
YA-MAN(日本)
タッチグローブをしなかった両者。いきなり左の蹴りでスリップした平本に対し、YA-MANが左右のフックを振るう。右を当てた平本がボディロックからテイクダウン、YA-MANはウィザーで立ち上がる。コーナーに詰めてヒジを入れた平本は、キック畑で育ったYA-MANに対し、ムエタイの組みで勝負する。右を差したYA-MANが、左も差してコーナーに平本を押し込む。
ここでYA-MANもエルボーも見せ、平本は崩しからヒザを狙う。やはりタイクリンチ狙いの平本、YA-MANは胸を合わせて離れ際のエルボーを狙う。ワンツー、左を当てたYA-MANに対し、平本も左を返していく。ここでクリンチのYA-MANがコーナーに平本を押し込んで、エルボーで離れる。YA-MANが右ロー、スイッチした平本が左ロー。YA-MANのコンビに平本が右を返し、左ミドルを蹴る。拳だけでなく神経戦のなか、ローに平本がパンチを合わせる。接近した打撃戦で一歩も譲らない両者、YA-MANが首相撲に取られもコーナーに押し込みレフェリーがブレイクを命じる。再びローに右を合わせた平本、YA-MANも右を打ち返し時間となった。
2R、平本が左インロー。さらに左から組んでバックに回る。崩されたYA-MANも立ち上がって胸をあわせ、コーナーへ。YA-MANが再三見せたようにエルボーで離れると、平本がワンツー。組まれても離れるYA-MANが右ボディを突き刺す。前に出たYA-MANに左ストレートから返しの右を決めた平本が、ボディロックテイクダウンに成功する。
ハーフから足を抜きにかかる平本が、ヒザを繰り出す。半身のYA-MANが背中を預けて立ち上がると、コーナーに押し込んだ平本は胸を合わされ逆にコーナーを背負う。すぐにブレイクが掛かり、残り105秒に。左に回った平本はYA-MANの左に右から左としっかりとパンチを入れる。とテンカオを受けたYA-MANがクリンチへ。離れ際の右をかわした平本が組んで、ここもテイクダウンを決める。平本はヒジを入れ、そのままトップからパンチを時折落としリードを広げた。
最終回、まず左を入れた平本に対し、YA-MANがフックを返す。さらに右を決めたYA-MANに対し、平本は組んでテイクダウンン狙いへ。ウィザーにも平本は対応して、バックに回ると前方に崩していく。YA-MANも胸を合わせるが、ここで右目をカットしているYA-MANにドクターチェックが入る。残り3分9秒でリスタートとなり、平本は左ハイ。離れた平本がボディロックからドライブも、YA-MANが体を入れ替える。
時間を使った平本は、離れたYA-MANにワンツー。動きが落ち、軸が乱れたYA-MANに対し平本はしっかりと止める突き、いわゆる当てるだけのパンチからクリンチへ。残り90秒、YA-MANは腰の回転のパンチを続け、消耗しながらも組んでヒザ蹴りへ。と、ヘッドスリップも駆使した平本はコーナーに押し込まれヒザを繰り出す。
空手からボクシングの平本だが、YA-MANが思い切り左右のフックを振るって時間に。キャリア6戦目と2戦目とは思えない戦いを見せた両者――結果は、平本に三票が集まり判定勝ち――。勝って無表情の平本は、むせび泣くYA-MANの横に座り、手を掛けてノーサイドに。
しっかりとMMAをやり込んでいる者同士の激闘を制した平本は「MMAは甘くないから。YA-MAN、アマチュア修斗からやりなおして――冗談は置いといて、YA-MANが強くてちょっとしょぼい勝ち方になったけど。朝倉未来、お前がぶっとばされるから俺が普通にぶっ飛ばしたわ。最強になって戻ってきます。サヨナラ」と話し、リングをあとにした。
🔥🔥#RIZIN45 大晦日🔥🔥
— RIZIN FF OFFICIAL (@rizin_PR) December 31, 2023
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⚔️第14試合⚔️
RIZIN MMAルール 66.0kg
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ーーー🆚ーーー
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【写真】伊澤にRNCで一本負けした山本。試合後に笑顔で伊澤に言葉をかけた(C)RIZIN FF
<女子スーパーアトム級/5分3R>
伊澤星花(日本)
Def.2R0分37秒 by RNC
山本美憂(日本)
サウスポーの山本が細かくステップして前に出る。伊澤は距離を取りつつ、右の前蹴りを突き刺す。山本がダブルレッグに入ると、伊澤がギロチンを狙う。頭を抜いた山本がトップープしてパスガードを狙い、伊澤はクローズドガードから再びギロチンチョークを仕掛ける。
ここから伊澤が立ちがり、山本がボディロックで伊澤をコーナーに押し込む。伊澤はコーナーに身体を預けてギロチンを狙うが、両者の動きが止まってブレイクとなる。再開後、ここも山本がダブルレッグに入り、伊澤がギロチンを狙ってラウンド終了となった。
2R、伊澤が右の前蹴りとインロー、前蹴りでボディを削って左フック。山本が組みつくと伊澤が内股を狙いつつ、山本の首に手を回して両足をフックせずにサイドバックのままRNCを極めた。
試合後、伊澤は「総合を始めた一つのきっかけが山本美憂選手でした。いつになっても強くて素敵でかっこよくて憧れの選手です。美憂選手のように女子格闘技を盛り上げて、これからの世代にバトンを渡していけるように頑張ります。女子格闘技、面白くて素敵で、とっても大好きなんですけど、好きじゃないという声も多くて悔しいです。もっともっと頑張るので、これからも女子格闘技をよろしくお願いします」とメッセージ。続いて山本の引退セレモニーが行われ、榊原信行CEOから記念のメダルと花束、山本アーセンから花束が贈られた。
そしてアーセンから「母ちゃんはこれから新しい挑戦をすると思うので、また応援お願いします。I love you mam!」という言葉が贈られ、山本は「勝ってリングを降りるつもりだったんで悶々としています。戦績的には良くない選手だったにも関わらず、色んな人が応援してくれて、こんなに幸せなアスリートがいるのかなと思います。これからも色んなことに挑戦していきます。コーチ、家族、皆さんに感謝したいと思います」と語った。
<ヘビー級/5分3R>
上田幹雄(日本)
Def.2R0分56秒 by KO
スダリオ剛(日本)
スダリオが距離を詰めると、サウスポーの上田がサークリングから右ローと前蹴りを散らす。上田がオーソドックスにスイッチして右カーフを当てる。スダリオの右を受けた上田はサウスポーにスイッチし、左の前蹴りを伸ばす。距離が近くなると左右ローを繰り出していく。互いに左右ローを打ち合ったあと、上田が左ハイを見せた。コーナー際で組んだスダリオが、ボディロックでグラウンドに持ち込む。
背中を見せた上田のバックに回ったスダリオに対し、上田は立ち上がるもコーナーに押し込まれてしまう。正対した上田が首相撲から左ヒザを突き上げた。離れたスダリオが右フックを当てる。スダリオの右ローに対して、上田が左ハイから左ミドルをヒットさせる。スダリオのヒザをかわした上田が、左バックスピンキックで下がらせた。
2R、上田はサウスポースタンスで、距離を詰めてくるスダリオに左テンカオを浴びせた。スダリオのパンチをかわし、左ローから左ミドルに繋げる上田。ロープを背負うも、前に出て来たスダリオを左ハイのカウンターで迎え撃つ。ヒザがスダリオのアゴに直撃し、ダウンしたスダリオにパウンドを浴びせるとレフェリーが試合をストップした。
KO勝利を収めた上田は「いま現在、日本一強いヘビー級ということで宜しいでしょうか? 榊原社長、来年ヘビー級のベルトを作ってください。RIZINのベルトを巻いて海外の強い人を倒し、日本人の底力を見せつけます」と王座創設をアピールした。
【写真】扇久保のキャリアにとって、ケジメとなる勝利では(C)RIZIN FF
<フライ級/5分3R>
扇久保博正(日本)
Def.3-0
ジョン・ドッドソン(米国)
サウスポーのドッドソンに対し、扇久保はステップインに右フックを合わせていく。インローを蹴り合った両者、さらにドッドソンが左インローを続ける。すぐに前に出てくるドッドソンに対し、クリンチでロープに押し込んだ扇久保が両ワキを差してコーナーへ。このままボディロックテイクダウン狙いの扇久保は、ドッドソンを持ち上げて振り回すように遠心力を使って上を取り切る。ハーフ&枕からパスを決めた扇久保がエルボーを入れる。下からヒザを使うドッドソンに対し、しっかりと抑えた扇久保は肩固めの機会もうかがう。
アクションの声が懸かると殴った扇久保が、腕関節を狙いつつ右ヒジを落とす。ドッドソンは右を差すが、スクランブルに持ち込むことなくヒザを蹴られマウントを許す。しっかりと距離のあるパウンド、鉄槌の扇久保は体を起こそうとしたドッドソンに左を連打して初回をリードした。
2R、前に出て左ミドルを狙ったドッドソンが、さらに左を伸ばして前進を続ける。ドッドソンは同時にカウンターを受けないよう、扇久保のパンチを見極める。続くステップインはクリンチに持ち込んだ扇久保だが、すぐにドッドソンが離れる。と2度に渡り、ローを急所に受けたドッドソンはインターバルを必要としないような仕草を見せて、すぐに試合が再開される。またしてもローが急所に入るが、試合が続きドッドソンの振りが大きくなる。
扇久保は左を見て、右を伸ばす。それでも左を当てたドッドソンは、三日月蹴りにも左ミドルを返す。扇久保は圧負けすることなく、左ミドルを蹴られても下がらない。残り1分、右ローに右を合わせようとした扇久保が右ミドルを蹴る。ドッドソンの左フックにシングルレッグから肩を押した扇久保は、離れてハイキックへ。ドッドソンがこれをキャッチしてテイクダウン。扇久保は足を絡ませ、蹴り上げを狙う風で時間を迎えた。
最終回、試合をリードする扇久保が左アウトローを2発入れる。ドッドソンは左2つをかわされ、コーナーを背負うが左の連打で前に出る。扇久保は下がってかわし、シングルレッグへ。ドッドソンが切っても、攻勢に出られない。扇久保はここで三日月を入れ、左アウトローから左フックを当てる。目を気にしたドッドソンに、アウトローを続けた扇久保がダブルレッグへ。耐えたドッドソンに対し、ボディロックの扇久保は一旦リリースして右を見せると、再びダブルレッグへ。
右を差してヒザ立ち状態のドッドソン、扇久保は一旦上体を挙げてハイクロッチへ。ダブルに切り替え、ボディロックもドッドソンも倒れない。扇久保がコーナーにドッドソンを押し込み、残り1分を切る。15秒後、レフェリーがブレイクを掛けて打撃の間合いに。テイクダウン狙いから右ハイ、右ミドル、そして前蹴りを繰り出した扇久保が最後まで手、そして足を出し続けて時間になると満面の笑みを浮かべた。
結果、扇久保は3-0で判定勝ちを手にし、UFCタイトルコンテンダー越えを果たした。
【写真】細かい打撃とスクランブルで優位に立ち、試合終盤にはダースチョークやペルヴィアンネクタイも繰り出した(C)RIZIN FF
<バンタム級/5分3R>
ヴィンス・モラレス(米国)
Def.3-0
元谷友貴(日本)
先にプレッシャーをかけるモラレス。元谷はガードを上げて右フック、左フックを返す。
モラレスは元谷をコーナーに詰めてパンチをまとめ、左ミドルを蹴る。前に出るモラレスは元谷のガードの間を狙って右アッパーや左フックなど当て、元谷のインローに右ストレートを合わせる。
元谷はガードを上げて前蹴り、モラレスが距離を詰めてくると首相撲に捉えつつ、右ストレート・右フックを打つ。モラレスはジャブからパンチをまとめて左ミドル・ヒザ蹴り、右ストレートから左ミドルと手数を増やす。
下がりながら左フックを返す元谷。これを空振りしてバランスを崩し、モラレスがグラウンドで上のポジションを奪う。モラレスは元谷を寝かせながらパンチを落とし、元谷が背中を見せて立ちあがると、モラレスは一気にパンチをまとめる。
2R、モラレスは細かくパンチを出してから左の前蹴り。圧倒的なパンチの手数から右ロー、距離を詰めて右ストレートを当てる。元谷も左フックを打ち返すが、モラレスがパンチから左ミドルにつなげる。
一度組みの攻防になるも両者は離れ、ここで元谷がシングルレッグからテイクダウンを奪う。モラレスは亀になって立ち上がり、元谷は右ロー。再び元谷がダブルレッグでテイクダウンするが、ここもモラレスが亀になり、バックコントロールさせずに立ち上がる。元谷は距離を詰めてパンチをまとめ、モラレスは飛び込むような右アッパー、パンチからのヒザ蹴りを見せる。
3R、距離を取る元谷が右ロー、モラレスの右に右のカウンターを狙う。ガードを上げて自分から前に出ていく元谷。モラレスはジャブを当てて左ミドルを蹴り、細かいジャブで元谷の前進を止める。
ジャブ・右アッパー、スイッチも見せるモラレス。元谷がダブルレッグでテイクダウンすると、ハーフガードでトップキープする。モラレスが亀になり、元谷がバックを狙うと、スクランブルの攻防となり、立ち上がったモラレスに元谷がボディロックで組み付く。
モラレスはギロチンを狙いつつ、元谷は頭を抜いてトップキープする。元谷はパスガードを仕掛け、モラレスの動きに合わせてバックへ。
モラレスも腰を逃がしつつ、ダースチョーク→ペルヴィアンネクタイ。元谷はこれを外してインサイドガードに収まとパンチを落とす。ここで試合終了となり、判定3-0でモラレスが勝利した。