【写真】計量直後のインタビュー、リベンジ戦ながら試合に向けてワクワクしていると語った古賀だ(C)TAKUMI NAKAMURA
3日(土)、東京都新宿区の新宿FACEで開催されるColors03の世界女子アトム級王座決定戦で古賀愛蘭がジェニー・ファンと対戦する。
Text by Takumi Nakamura
古賀とファンは2023年5月のCOLORS旗揚げ戦で対戦。1Rから古賀が鋭い打撃とテイクダウンやがぶりからのコントロールで試合を有利に進めていくが、3Rにファンにクラークプラッタ(オモプラッタ+チョーク)を極められ、逆転の一本負けを喫した。
あれから約1年3カ月、海外遠征も経験して連勝を続ける古賀がファンへのリベンジに闘志を燃やしている。
――先ほど計量を終えたばかりですが、減量や調整はいかがでしたか。
「私は減量がほとんどなくて、昨日のお昼までご飯も食べていたので、仕上がりはばっちりです」
――今回は過去に敗れているジェニー・ファン選手と再戦、そして世界王座決定戦という試合です。オファーを受けた時はどんな心境でしたか。
「ずっとファン選手にリベンジしたいと思っていたので『再戦できるんだ!』というのと『タイトルマッチか!』の2つですね。私としてはタイトル以上にリベンジへの想いが強いです」
――前回の対戦は古賀選手が有利に試合を進めながらも逆転の一本負けで、悔しさの残る試合だったと思います。
「めちゃくちゃ悔しかったですね……めちゃくちゃ悔しかったです。今まで3敗しているんですけど、試合後に泣き崩れちゃうくらい悔しかったのはあの試合だけですね」
「はい。本当に落ち込んでしまったんですけど、佐々木(信治)さんたちに『落ち込んでいてもダメだし、次に向かっていかないと』と言われて、試合の次の日には試合映像を見返して、自分がどこを直さないといけないかを反省しました」
――とはいえそれだけ悔しい想いをした試合映像を見るのは簡単ではないですよね。
「本当に試合を見たくなくて、ちょっと不貞腐れていたんですよ。そうしたら佐々木さんに怒られました(苦笑)。でもああいう負けを経験して、ちゃんとそれと向き合ったことは大きな経験になりました」
――今年4月には韓国のRING Championship04に参戦し、Double GFCアトム級王者のパク・ボヒョンからスプリット判定勝利しました。初の海外遠征でどんなものを得ましたか。
「あの試合もすごく大きな経験になりましたね。今まではワクワクする部分もありつつ、不安になる部分も試合に出てしまっていたんですね。でもボヒョン戦は自分がやるべきことをやって、対策してきたことをやって楽しもうという課題を持って戦って、そういう試合が出来たと思います。そこが前回の良かった点ですね」
――アウェーでスプリット判定でも勝ち切ったことも大きいですよね。
「しかも相手はチャンピオンだったので、その相手に勝ち切れたことも良かったです」
――改めてジェニー・ファン選手にはどんな印象を持っていますか。
「手足が長いので、前回はクラークプラッタを極められたんですけど、ああいう変わった技もできますし、他の選手だったら抜けるところでも抜けない、そういう印象が強いですね。あとは気持ちが強い印象です」
――前回の対戦も踏まえて対策を練っていますか。
「対策はしっかり練りました。佐々木さんたちと話して、相手の癖だったり、こういう技をやってくるだったり、しっかりそこをやってきました」
――今回はタイトル戦のため5分5Rの長丁場です。5R対策はいかがでしょうか。
「自分がスロースターターなので、5Rでも大丈夫かなと思います。ただ間違いなく苦しい展開になると思うし、それを想定して追い込んできたので、その成果が試合で出ると思います」
――5Rになるとお互いにチャンスが訪れるでしょうし、ましてやファン選手は気持ちも強くて逆転のサブミッションも持っている選手です。そこは警戒していますか。
「そうですね。ファン選手は極めだけじゃなくて打撃の当て勘もあるので、最後まで集中して戦いたいと思います」
――今回はリベンジへの想いが強いと思いますが、ベルトに対してはどんな想いがありますか。
「修斗のベルトはずっと夢に見ていたベルトなので、それに挑戦できることがうれしいですし、ベルトを巻いて色んな人に恩返しをしたいです」
――ベルトを巻けば、またそこから先の色んな可能性も広がると思います。
「修斗のベルトを取って、もっと上を目指してチャレンジしていきたいですし、みんなに私がベルトを巻いている姿を見せたいです」
■視聴方法(予定)
8月3日(土)
午後6時00分~ABEMA格闘チャンネル