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【Hexagon MMA19】7月25日。荒東”怪獣キラー”英貴が、フランスの古代ローマ劇場でヘビー級王座に挑む

【写真】海外進出を模索していた荒東だが、意外にもフランスでの試合に挑むこととなった(C)MMAPLANET

18日(木)、Grachan実行委員会より同ヘビー級王者の荒東”怪獣キラー”英貴が、25日(木・現地時間)にフランスのテアトル・アンティック・ドゥ・オランジュ(オランジュ古代ローマ劇場)で開催されるHexagone MMA19に出場することが発表された。荒東はプリンス・アウナラの持つ同ヘビー級王座に挑む。
Text by Shojiro Kameike

昨年2月にGrachanヘビー級王者決定トーナメントを制し、ベルトを獲得を獲得した荒東はRIZIN、シュートボクシングを経て、今回のアウナラ戦に臨むこととなった。タイのMMA大会でプロデビューしている荒東にとっては、日本に拠点を移した2021年以降では初の海外試合となる。


フランスでMMAが合法化されたのは2020年1月、わずか4年前のことだ。それまでも国内でMMAイベントが開催されていたものの、パウンドが禁止されたルールが採用されたり、スポーツ省としては非公式という形になっていた。やがて2019年になるとスポーツ担当大臣が、MMA情報サイトの取材に対し合法化を進める認めた。結果、2020年になって正式に認可されたという経緯がある。

MMAの認可後、UFCは2022年9月と翌2023年9月に、いずれもフランス最大の屋内競技場アコー・アレナ──かつて桜井マッハ速人、須田匡昇、小川秀樹らが出場したゴールデン・トロフィーもベルシーと呼ばれた時代だが、同会場が使用されている──でUFNシリーズを開催している(※2024年も9月28日に同じ会場で3年連続となる興行を予定している)。両大会ともメインにはフランス人ファイターの元世界ヘビー級王者シリル・ガンヌが出場していた。

そのガンヌもUFCフランス大会まで国内で戦った経験はムエタイの試合のみ。MMAデビューはカナダのTKOであり、他のフランス在住ファイターの多くも国外のイベントを経てUFCとの契約に至っている。また、同じく元世界ヘビー級王者のフランシス・ガヌーの場合は国内のパウンド禁止=100% Fightでキャリアを積んでおり、同国のMMAの複雑な歴史が分かるだろう。

そんなフランスのMMA界にあって、ドメスティックイベントとして最大規模なのは間違いなくARES FCだ。コロナ&フランスでMMAが合法化される以前に欧州とフランス、アフリカ、ブラジル、米国らのファイターを集め、セネガルで旗揚げされたARES FCはコロナ禍の2020年にベルギーでイベント開催も画策しキャンセルとなり、欧州進出を一旦は断念している。その後2021年12月にフランスに進出すると、この2年間半で22度のイベントを開き、UFC Fight Passでも視聴でき世界に浸透している。

対してヘキサゴンMMAはARES FCの同国進出を5カ月遡る7月にパリで第1回大会を開催。フランス勢はもちろんのこと欧州、中東、中央アジア、南米からの参戦も見られる。フランス国内選手でいえば、なんと2006年6月にPRIDE武士道でパウロ・フィリオと対戦したグレゴリー・ブーシェラゲムが、46歳になった今、主戦場としているのがこのヘキサゴンMMAだ。このヘキサゴンMMAからは、女子フライ級王者エルネスタ・カレクカイト(リトアニア)がDWCSを経てUFCと契約している。

今大会で荒東と対戦するプリンス・アウナラは2012年にフランス国内でプロデビュー。その後は海外に戦いの場を移しながら、2023年からヘキサゴンMMAに出場し、7月には同ヘビー級王座に就いている。キックボクシングをベースに、長距離のストレート系パンチが武器で、特に右ボディストレートを織り交ぜてくるパンチには注意すべきだろう。一方、アウナラは直近の試合=今年4月にKSWパリ大会で、DWCSに出場経験のあるミハウ・マルチネクにKO負けを喫している。テイクダウンや削り合いの勝負では下がる場面もあり、荒東にとっては突いていきたいポイントだ。

同大会には荒東のチームメイトでもある日本在住のフランス人ファイター、ステファン・スマッシュも出場し、ミキャエル・グログエと戦う。また、コメインに出場するミドル級のイリアン・ボアフィアには注目だ。シリル・ガンヌと同じMMAファクトリー所属で、戦績は4戦全KO勝ち。まだ粗い部分も見えるものの、サウスポースタンスから伸びる左ストレートを持つ。ヘキサゴンMMA初参戦となる今回は、剛腕タイプのフレデリコ・コムエニャと激突する。

■視聴方法(予定)
7月26日(金・日本時間)
午前3時00分~FIGHT NATION TV

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【UFC ESPN60】17カ月振りの実戦、チェ・ドゥホ「喜んでもらえる試合をするという本質は変わりません」

【写真】いつまでも若々しい、チェ・ドゥホだ(C)MMAPLANET

20日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFC on ESPN60「Lemos vs Jandiroba」が開催され、韓国からパク・ジュンヨン、チェ・スンウ、イ・ジュンヨンとともにチェ・ドゥホが出場する。
Text by Shojiro Kameike

古き良き(?)日韓MMA関係の時代にプロになり、DEEPからUFCにステップアップを果たしたKorean Super Boyも33歳んあった。その激しいファイトの代償は小さくなく、UFC在籍が10年目となったが──韓国人男子なら避けることができない兵役期間もあり──この間7試合がしか戦っていない。

それでも、誰もが忘れることがないカブ・スワンソンの激闘など、まさに記録よりも記憶に残る戦いを続けてきたチェ・ドゥホ。1年5カ月振りの実戦前にインタビューを試みた。


人生を左右する選択をする瞬間。その都度、自分はやりたい方を選んできました

──チェ・ドゥホ選手、ご無沙汰しております。

「お久しぶりです(笑)」

──今週末にビル・アレジオと1年5カ月振りの試合が控えています。今の体調を教えてください。

「コンディションは過去最強です。減量の方も計画通りに進んでいます。良い試合を見てもらうことができると思います」

──チェ・ドゥホ選手は2014年にUFCと契約しましたが、2017年から試合数が年に1試合となり、2019年から2023年2月までは完全なブランクがありました。この辺りの事情を改めてご本人の口から説明をしていただけないでしょうか。

「一番大きな問題は兵役でした。自分の場合は代替服務をすることになっていたのですが、どのような代替服務に就くのか決定するのに時間が要してしまったんです。その間は海外に行くことができないという韓国の法律もあって、2019年から2021年まで海外で試合をすることができなかったです。

結果的に2022年に代替服務を終え、試合ができる状態になったのですが、ケガもあって去年まで試合ができませんでした」

──兵役はもちろん韓国の男性の誰もが就かないといけない制度、MMAファイターにとってもキャリアアップに非常に影響を及ぼします。それぞれの事情があり軽々しく言えないのですが、一瞬でも10代のうちに済ませておけばというような考えを持つことはなかったでしょうか。

「確かにそういう風に考えたこともあります。同時に、早い時期に兵役に就いていたら序盤のキャリアが変わっていて、UFCで戦うことができなかったかもしれないです。なので試合ができないときも、自分のキャリアや現状をポジティブに考えるようにしていました。

人生を左右する選択をする瞬間が、人間にはあると思います。その都度、自分はやりたい方を選んできました。その結果が間違っていたかもと、後悔もしました。ただし、今となってはやはり自分の想う選択をして良かったと思えることもままあります。

本当に色々あったのですが、MMAキャリアを振り返るとカブ・スワンソン戦がそうなります。あの試合で判定負けをして、本当に悔しくてたまらなかったです。『なぜ、負けたのか』、『そもそも、どうしてオファーを受けたのか』という風にも考えました。でも今となっては、あの試合によって世界中の人に自分のことを知ってもらうことができ、応援してくれる人が増えました。

何よりUFCの殿堂入りまで果せて、カブ・スワンソンと戦ったことは間違っていなかったと今では自信を持って言えます」

──今や伝説のカブ・スワンソンもそうですし、チェ・ドゥホ選手は毎試合のように激しい試合を繰り広げます。結果、アジアでは倒し切れた戦いも、そうでなく反撃を受ける。なのでエキサイティングな試合になるのですが、ダメージの蓄積も心配ですし、試合結果としてUFCでは勝敗の数も五分です。その辺りを踏まえて、スタイルチェンジを考慮することはありましたか。

「もちろん、戦い方の細部においては見直すことは必要です。ただし、ファンに喜んでもらえる試合をするという本質は変わりません。UFCは五輪スポーツのようなアマチュアではないです。ファンに楽しんでもらうことが一番大切です。

自分自身がファンの時、PRIDEやK-1を見た時のドキドキと興奮を今も覚えています。あの時のPRIDEやK-1の選手のような戦いをファンに見せたい。勝ち負け以上に、今も拘っているのはそこです」

──では今週末の試合も激しい試合になりそうですね。

「自分としては、そういう試合がしたいです。ただし、試合が盛り上がるかどうかは拍手と同じで、両手で思い切り叩き合わないと大きな音は出せないです。だから対戦相手がどのような気持ちで戦ってくるかですね(笑)」

──長身でリーチがあり、独特の打撃の持ち主でテイクダウンもできます。

「ストライカーだとは思っています。テイクダウンとグラップリングもできる、ストライカーですね。彼の組み技を軽視するわけではないですが、グラップリングやレスリングは自分の方が上です。なので、打撃中心のファイトになると予想しています」

──そんな今回の試合ですが、どこで準備をしてきたのでしょうか。

「所属はプサンのチーム MADのままで、今も練習をしています。ただ今回の試合に向けては、初めて対策練習やコンディショニングとストレングスをジョン・チャンソンさんのコリアンゾンビMMAで集中トレーニングを行いました」

──韓国も若い世代が育っています。同様に米国で練習をするのもMMA界の常識になりつつあります。国内と海外での練習、どのようにチェ・ドゥホ選手は考えていますか。

「チームMADやコリアンゾンビMMAでの練習を通じて、韓国のMMAのレベルは相当に上がっていることを実感しています。だからといって韓国内か海外という風に二極化することなく、柔軟に考えています。国内でも十分な練習ができています。その上で海外で練習ができる状況が整えば、ジョン・チャンソンさんも行っていたアリゾナのFight Readyでトレーニングすることを考えています」

MMAPLANETでの初インタビューは2010年10月のソウルのバスターミナルで行ったもの。前夜のK-1 MAXにチームメイトが出場し、クミに戻る彼をキャッチ。同月30日に戦極で金原正徳戦が決まっていたが、ドゥホの負傷でキャンセルされインタビューはお蔵入りとなった

──33歳になったKOREAM SUPER BOY。それでも米国では学生と間違えられるのではないかという若々しさを保っているなかで、やはり言葉を聞くと大人になりましたね(笑)。

「MMAで飯を食うようになって長くなったなぁと自分でも思います(笑)。凄く腰が悪くて、試合ができるのかと思ってDEEPで石田光洋選手と戦ったのが、もう13年も前です(笑)。本当に日本で戦っていた時は、自分の人生のなかでも特別な時間です。そして日本のファンは、今もずっと応援してくれて本当に感謝しています」

──では、そんな日本のファンに一言お願いできますか。

「自分はRRIDEやK-1、DREAMで試合をしたいと思ってプロファイターになりました。KOREAN SUPER BOYというニックネームも日本のファンにつけてもらいました。日本のファンは自分にとって、ずっと大切な存在です。これからも応援してください」

■Pancrase346視聴方法(予定)
7月21日(日)
午前6時00分~UFC Fight Pass
午後5時45分~U-NEXT

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【DEEP120】初の連敗から復帰、木下カラテ戦へ。神田コウヤ「MMAのMがミックスではなくメルトに」

【写真】Bushidoというニックネームとともに、神田のMMAへの探求心は増す一方だ(C)SHOJIRO KAMEIKE

14日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP120で、神田コウヤが木下カラテと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

神田にとってはRoad to UFC準決勝のリー・カイウェン戦、青井人とのDEEPフェザー王座防衛戦と連敗からの復帰戦となる。この2試合を通じて神田が得たものとは。自分の中にあるMMAの変化とマインドを語ってくれた。


連勝している時より今のほうが好奇心は旺盛です

――SNSでは神田「Bushido」コウヤというニックネームが付いています。いつからBushidoをつけるようになったのですか。

「Road to UFCに出場してから、ですね。海外で戦う時に、単に名前だけよりもニックネームがあったほうがインパクトも大きいかなと思って。海外ではPRIDE武士道も知られていますし、UFCでもまだ誰も付けていない日本語を探して『Bushido』にしました」

――なるほど。そのRTUで敗れ、続いてDEEPのベルトも失いました。試合直後には、どんな想いでしたか。

「直後、ですか。不甲斐ない負け方ではなかったと思いますし、防衛戦の義務も終わったので次はRIZINに出たいと思いました」

――SNSでは6月9日のRIZIN47出場をアピールしていたようですね。

「そうなんですよ。本来はアピールしないで出場できるのが一番なんですけど。ただ、最近は海外の選手も増えて日本人の出場枠も減っていると思うので、SNSでアピールしてみました」

――ということは、DEEPのベルトを失ったあともRIZINなりRTUへの意欲は失っていなかった、と。

「もちろんです。RTUも出られるうちは出たいです。連敗していたので今年のRTUは難しいと思いましたけど、チャンスがあるうちは出たいですね」

――RTUは神田選手に勝利したリー・カイウェンが、決勝でイー・チャアに敗れました。

「しかも計量もオーバーで(苦笑)」

―カイウェンに対して「自分に勝っておいて、決勝でそれはないだろう」とは思いますか。

「う~ん……、やっぱりトーナメントは大変ですよ。短期間で何試合もするから、途中で気持ちが切れることもあると思います。減量も大変だし、怪我もあったりして」

――神田選手はRTUが終わったあと、すぐに気持ちを切り替えることはできましたか。

「はい。RIZINにしろRTUにしろ、次の試合で王座防衛できないとチャンスはないと思っていました。それと、ベルトを巻いたら防衛戦をやるのは義務じゃないですか。僕の場合は、前の王者の牛久絢太郎選手があまり防衛戦をやっていないことに対して、良くは思っていなかったので。王者としての義務は果たすべきだし、果たせないなら返上すべきというのが僕の考えです」

――RTUと青井戦を経て、自分の中でプラスになったことはありますか。ファイターとして黒星はマイナスとなるかもしれません。しかし、そのマイナスを糧にどう生きるのか。

「連敗したのが初めてだったので、初心に戻る良い機会だなって捉えています。連勝している時より今のほうが、『自分はどこまでできるのか』という好奇心は旺盛ですね」

――その好奇心は、どのようなところに表れているのでしょうか。

「今は練習していて、『どんどんMMAになってきている』と思っています」

左右の乖離を少なくしていけば海外の選手にも負けない

――どんどんMMAになってきている……とは?

「MMAのMが、自分にとってはミックス(Mixed=混ざった)ではなく、メルト(Melted=溶けた)になってきています。全ての要素が溶けて一つになる。それは打投極という要素だけではなく、左右の乖離も少なくなってきたと思いますね」

――左右の乖離というのは、構えやスイッチということですか。

「そうです。自分の性格的に、オーソドックスで構えた時とサウスポーで構えた時に差があるのは好きじゃなくて。そういう差をなくしたかったんですよ。海外の選手と戦うためには必要だと感じていました。海外の選手と比べてもフレームやリーチはあると思うので、その左右の乖離を少なくしていけば負けないかな、と」

――確かにもうMMAはスイッチという概念すら無くなりつつあります。

「UFCとかだと、絶え間なく自然と構えが変わりながら動いていますからね。それがミックスではなくメルトということなんですよ」

――後悔などではなく「カイウェン戦や青井戦の時に、これができていれば……」と思えるほど、今は仕上がっている状態ですか。

「その自負はあります。あとはコンディション次第ですね。でも自分は、コンディションづくりは上手いほうだと思うので」

――コンディションや減量方法も含めて、神田選手は研究者タイプのように感じます。

「あぁ、そうなんですかね。常に情報に対してはアンテナを張っておくようにはしています。自分が興味あるものだけですけど……やっぱり格闘技は自分のビジネスですから」

――格闘技が自分のビジネスである。その感覚は以前から持っていましたか。

「デビューした頃は、そう思えなかったですね。やっぱりデビュー当時はファイトマネーも安かったし。だけど今はファイトマネーも、デビューの頃と比べたら遥かに高いです。そういうことの積み重ねで意識は変わっていきますよ。

僕はプロのファイターとして、常に高い品質のものを提供していきたいです。今の環境に全然満足していないし、もっと成功したい。もっと稼ぎたい。そうなることで自分の発言にも説得力が増していくじゃないですか」

――もう神田選手もプロデビューして6年が経ち、ジムで後輩たちが増えていることも影響していますか。

「ジムの後輩たちは……、僕はライバルとして見ていますね」

――えっ!?

「刺激し合えるライバルというか。結果って、自分の努力の成果じゃないですか。僕のほうが長くMMAをやっているのに、ここで後輩に越されてしまうと――という感じで『絶対に負けたくない』と思っています。お互いにそう考えることができると、ジム全体が良くなりますし。後輩たちもそう考えて頑張ってほしいです」

――ジムの先輩である松根良太さんのTHE BLACKBELT JAPAN沖縄にも行ってきたそうですね。

「修斗沖縄大会の時には選手のセコンドで行っていましたけど、大会がある時は松根さんも忙しくて、なかなかお話できない。だからジムをリニューアルされたということもあり、大会がない時に沖縄に行ってきました。

沖縄に行ったのは、練習よりもマインドの部分が大きいです。自分を鼓舞するために――連敗して気持ちが落ちている時に、沖縄で松根さんと話すと気持ちも上がるかなと思って。おかげで気持ちも落ち着きました」

――そうした経験と変化を踏まえ、次の木下戦はどんな試合を見せたいですか。

「木下選手は一撃必殺の打撃を持っていて、勝ちっぷりも負けっぷりも良い選手だと思います。最近は構えが変わりましたよね。HEARTS特有の、ガードを固めて前に出るスタイルが最近のKO勝ちに繋がっているのかなって思います。

自分も構えというか、左右の差がなくなって良い感じになってきています。フィニッシュを狙う木下選手が相手なら、自分もフィニッシュできる確率は上がる。自分もピンチから逃げずにチャンスを掴みに行きたいですね」

■視聴方法(予定)
7月14日(日)
午後5時45分~U-NEXT, サムライTV, YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ

■DEEP120 対戦カード

<DEEPウェルター級選手権試合/5分3R>
鈴木槙吾(日本)
佐藤洋一郎(日本)

<バンタム級/5分3R>
CORO(日本)
瀧澤謙太(日本)

<フェザー級/5分3R>
中村大介(日本)
白川Dark陸斗(日本)

<ウェルター級/5分3R>
阿部大治(日本)
嶋田伊吹(日本)

<フェザー級/5分3R>
神田コウヤ(日本)
木下カラテ(日本)

<ライト級/5分3R>
野村駿太(日本)
泉武志(日本)

<メガトン級/5分2R>
誠悟(日本)
朝太(日本)

<ライト級/5分2R>
石塚雄馬(日本)
佐々木大(日本)

<68キロ契約/5分2R>
太田将吾(日本)
相本宗輝(日本)

<フライ級/5分2R>
木村琉音(日本)
斎藤璃貴(日本)

<アマチュアルール フェザー級/3分2R>
菅涼星(日本)
平石光一(日本)

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45 AB Column MMA o ONE PRIDE strikeforce UFC UFC303   エメリヤーエンコ・ヒョードル ドナルド・セラーニ ベン・ロズウェル

アンドレイ・アルロフスキーがUFCとの契約終了と現役続行を報告

Andrei Arlovski 97 Success Facts - Everything you need to know about Andrei Arlovski



 『UFC 303: Pereira vs. Prochazka 2』でマーティン・ブダイにスプリットデシジョンで敗れたアンドレイ・アルロフスキーがインスタグラムで、「UFCでのチャプターは終わったが、俺の本はまだ終わっていない」とコメント。UFCとの契約終了と現役続行を報告しています。

Andrei Arlovski(Sherdog)

 アンドレイ・アルロフスキーは1979年2月4日生まれで現在45歳。MMA戦績34勝24敗2無効試合(UFC戦績23勝18敗1無効試合)。元UFCヘビー級チャンピオン。UFCヘビー級史上最多試合数、UFC最多勝利数(ドナルド・セラーニと1位タイ)。UFC有効打合計1585発はヘビー級最多。

 2000年11月の『UFC 28: High Stakes』のアーロン・ブリンク戦(1Rアームバーで勝利)でUFCキャリアがスタートし、 2008年3月の『UFC 82: Pride of a Champion』でジェイク・オブライエンに2R TKO勝ちした後にUFCを離脱。Affliction、EliteXC、Strikeforce、ProElite、ONE、WSOFなどを転々としながら、ベン・ロズウェル、ロイ・ネルソン、エメリヤーエンコ・ヒョードル、アントニオ・シウバ、アンソニー・ジョンソンらと対戦しています。その後2014年6月の『UFC 174: Johnson vs. Bagautinov』で行われたブレンダン・シャウブ戦からUFCに復帰し、10年余り活躍してきました。続きを読む・・・
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o PRIDE YouTube チャンネル

【衝撃】北の最終兵器 イゴールボブチャンチン脅威の1ラウンドKO集【格闘技/PRIDE】

今回は、これぞ「殴り合い」世界最強の男
イゴール・ボブチャンチン選手の試合をご紹介します。
PRIDEの舞台で10回以上の1ラウンドKOを見せてくれています。
「北の最終兵器」の戦慄のロシアンフックをお楽しみください!

格闘技好きな方も、一般の視聴者の方も
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また内容については自身で調査した内容ではありますが、間違えている箇所がありましたらコメントをお願いします!

#格闘技 #ko #pride

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45 AB ABEMA BELLATOR MMA MMAPLANET o PRIDE RIZIN RIZIN47   キック セルジオ・ペティス ボクシング 堀口恭司 神龍誠

【RIZIN47】堀口と初RIZINルール、セルジオ・ペティス「理詰めのファイトと、勇敢な戦いが同居した試合を」

【写真】ミルウォーキーを離れる前日、慌ただしい時を過ごしていたはずだが、非常に丁寧な話をしてくれたセルジオに感謝 (C)MMAPLANET

9日(日)に国立代々木競技場第一体育館で開催されるRIZIN47でセルジオ・ペティスが初来日を果たし、堀口恭司と戦う。
Text by Manabu Takashima

2年半前、2021年12月にセルジオは堀口を相手にBellator世界バンタム級王座防衛戦を戦い4R3分24秒にスピニングバックフィストでKO勝ちを収めている。と同時に、逆転の瞬間までニュー堀口恭司スタイルといえるテイクダウンゲームに劣勢を強いられていた。

その事実を十分に理解しているセルジオは初めての日本、そしてサッカーボールキック、踏みつけ、グラウンドでのヒザ蹴りが許されたRIZINルールとリングでの戦いに関して、どのような想いでいるのか。米国を離れる前日に彼の話を訊いた。


ホリグチのグラップリング・スキルはアメージングだ

──セルジオ、背景を見る限り今もミルウォーキーですか(※取材は1日に行われた)。

「そうだよ。明日、ミルウォーキーを発って東京に着くのは月曜日だ」

──なるほど、特に時差を調整するために早入りなどもしなかったのですね。

「試合が土曜日でなくて、日曜日だからスケジュール的に何も問題はないよ。プロフェッショナル・ファイターとして、気にかけるべき点はそこではない。月曜日に着いてリラックスして、日曜日までにアジャストする時間は十分にあるからね。

兄のアンソニーが日本で戦った時も、試合の5日前に東京に着いたけど何も問題はなかったと言っていたよ。アンソニーよりもファイトまで時間があるし、このタスクは簡単に克服できるだろう」

──とはいえ、これほどの長旅をして試合をするのも始めてかと思います。

「そうだね。ただバケーションで、タイとインドネシアに行ったことがあって、アジアの時差は経験しているんだ。日本に行くのは初めてだけど、インドネシアに行った時は移動だけで25時間もかかった。それを考えると、東京までは13時間のフライトだから問題はない。

特に日本への移動や、時差については深く考えていないんだ。僕が何をどう考えても、時差も長時間のフライトも存在している。自分の力ではどうしようもないことを、アレコレ考えてもしょうがないよ。

時差ではなくて減量、そしてファイトにフォーカスしないとね。東京のファンの前で素晴らしい試合をするために、クリアしないといけないプロセスでしかないから。これまでも試合で遠征は経験していて、戦いづらい環境もあった。でも、全ての状況を受け入れて戦うことが僕の仕事だから。

何よりも日本で戦うことが楽しみでならない。日本のMMAは組み技が主体だという印象があるから、僕は米国で戦っているようにスタンディング・バトルを織り交ぜた試合をしたい。多彩な蹴りを駆使してね。

日本のファンは礼儀正しく、ファイターへの尊敬心を忘れないというのは有名な話だ。僕はテコンドーというマーシャルアーツと共に成長した。そこではただ技術的なことだけでなく、人々を尊重する精神を学んだ。だから、僕は日本のファンに近い感性をもってMMAを戦ってきたと思っている。

日本のファンに僕のスタイルをしっかりと見て欲しい。来週の日曜日のホリグチと相対したセルジオ・ペティスのMMAを──ね」

──ところで2年半前の堀口選手との試合に関して、今もセルジオはラッキーだったという声が聞かれることがあります。あの4Rの逆転勝ちをそのように思われることに関して、どのように感じていますか。

「ハハハハ。そういう意見があっても、耳を傾けないよ。僕自身が、誰よりも自分の戦いを理解している。だから、ラッキーと言われても、あの試合のことを言っているのかなって感じだよ。3R……いや4Rの途中まで劣勢で、スピニングバックフィストで逆転勝ちをしたのだから、そういうリアクションも起こるだろう。でも、ハイキックからのスピニングバックフィストは僕の得意な動きの一つだから。

その機会があればと、準備もしていた。だからLuckよりも、Very Fortunateだと自分では思っている(※ラッキーは、その結果がプロセスと因果関係がなく──ただ運であった時に使われる。フォーチュネイトは、幸運であってもその結果に結びつく要因が存在する場合に用いられる)」

──なるほど!! と同時に、セルジオも認めているようにフィニッシュ直前まで、堀口選手のテイクダウンゲームにポイントを失っていました。そのことが、今回の試合に生きることはありますか。

「最初の3R、今回の試合でもホリグチは繰り返したいと思っているだろう。ただ彼も前回の試合から進化した。僕も成長している。2人とも2年半前とは違うファイターになっているはずだ。あの時の僕は初防衛戦だったし、今回とは状況も違う。

あの試合の時は、今のように自信もなかった。今回は思い切り楽しみたい。そして、皆が喜ぶハイライトリール・ファイトを見せたいんだ。それが可能になるだけ練習をしてきたし、自信もある。調子も良いしね。もう準備はできているよ」

──堀口選手はトータルファイターとなった……というよりも、テイクダウン&コントロールが強くなって以前のような遠い位置から踏み込んで打撃で戦うというスタイルとは違ってきました。そのスタイルチェンジをどのように捉えていますか。

「ホリグチのグラップリング・スキルはアメージングだ。前の試合……マコトだっけ、相手は?」

──ハイ、神龍誠選手ですね。

「マコトとホリグチのグラップリングの攻防は本当に素晴らしく、秀逸なファイトだったよ。特にマコトはあの若さで凄く印象深い戦いをしていた。技術的にもそうだし、精神的にも素晴らしい試合をやってのけたと思う。

ホリグチはそんなマコトを上回る動きで、RNCで勝った。スタイルチェンジという言葉、そのものずばりの戦い方だったね。ただ……ホリグチはもう自分のアゴの強さに自信が持てなくなっているんだろう。

何度かKO負けを経験して、打撃で勝つという戦い方ではなくなっている。と同時にアスリートとして、賢くなったことも事実だ。レスリングとグラップリングで、危なげなく勝ちにいく。キョージ・ホリグチは、本当にスマートな選手だよ。このところ、サブミッションで勝つことも増えてきているしね。

僕を相手にしても、過去数試合と同じことがしたいはずだ。テイクダウンしてコントロールから極める、それが今のホリグチの戦い方だからね。そこに打撃で戦ってきた時と同じように抜群の距離感と、絶対のタイミングを把握する能力がある。あの踏込みから、今はグラップリングを仕掛けるようになったんだ」

──つまりは前回の試合とは、セルジオの堀口選手への理解度も違うということですね。

「その通りだ。あの時はスタンディング・バトルになると思っていた。ホリグチがテイクダウンを狙ってくることは、想定外だったんだ。でも、今回はそうやってくることは分かっている。ちゃんと、ホリグチの仕掛けへの対策はできているよ」

僕の戦いはよりオープンになる

──ところで前回は5分✖5Rで、ユニファイドMMAルール。そしてケージでの試合でした。今回は5分✖3RでRIZINルール、リングが戦う舞台となります。

「PRIDE時代のルールセットだよね。このルールで忘れられないような素晴らしい戦いが生まれた。僕がMMAを見るようになったのはPRIDEの頃で、ショーグンのサッカーボールキックを見入っていた。そしてPRIDEのオールスターはリングで戦っていた。

リングでの試合は別モノだよね。ケージだと、ずっと回り続けることが可能だけど、リングでは目の前に対戦相手が立つ局面が増える。サッカーボールキック、踏みつけ、グラウンド状態でのヒザ蹴りが認められることで、僕の戦いはよりオープンになる。いつも通りパンチも使ったうえで、それらの攻撃が許されているのだから、とても興味深いことになるだろう。自分を試す絶好の機会を得られたと感謝しているよ」

──ユニファイドMMAルールよりも、頭のネジを外さないといけないかもしれないです。何より、このルールでは堀口選手の方が経験豊かですが、練習で実戦の差を埋めることはできるでしょうか。

「練習では踏みつけ、サッカーボールキックから如何に体を守るかを重点的にやってきた。僕だけに許されているわけでなく、ホリグチが僕に仕掛けてくる攻撃だからね。如何にあの危ない局面に持ち込ませないで戦い抜くのか。そして、持ち込まれた時は、どう防御するのか。

リングは……僕の初めてのプロMMAファイトはカナダで、リングが使用されていたんだ。だからリングの経験がないわけじゃない。その多くはボクシングの試合だったけど、リング初心者ではないからね。RIZINで戦うことでテイクダウンでの攻防、スタンドでの戦い方とも、ルールが変わり世界が変わったように感じている。正直、1戦目はホリグチがほぼ勝利を収めていた。

それは認めるよ。今回、ホリグチは自分の国で、自分のルールで。そしてリングの戦いで、白星を取り返そうとしている。そんな戦いに向け、僕はこれまでとは違うスタイルで戦おうと思う。熱く、そして冷静に戦うよ。計算し尽くした理詰めのファイトと、勇敢な戦いが同居したような試合をするつもりだ」

──では最後に日本のファンに一言お願いできますか。

「日本のファンの皆には、次の日曜日の試合……世界最高峰のファイトを楽しみにしてほしい。その場に立てることを光栄に思っているよ」

■視聴方法(予定)
6月9日(土)
午後12時30分~ABEMA、U-NEXT、RIZIN100CLUB、スカパー!、RIZIN LIVE

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45 BELLATOR MMA MMAPLANET o PRIDE RIZIN RIZIN47 セルジオ・ペティス パッチー・ミックス 堀口恭司

【RIZIN47】ペティスと再戦、堀口恭司「『こんなに強いヤツ、人間でいるんだ?』そんな格闘技を見せたい」

【写真】「カレーもハヤシライスもビーフシチューも一緒でしょ!」という豪快なエピソードも明かした堀口(C)MMAPLANET

9日(日)に東京都渋谷区の国立代々木競技場第一体育館で開催されるRIZIN47にて、堀口恭司がセルジオ・ペティスとのリマッチに臨む。
Text by Takumi Nakamura


堀口とペティスは2021年12月、当時堀口が保持していたBellator世界バンタム級王座をかけて対戦。1R~3Rは堀口がテイクダウン&グラウンドゲームで有利に試合を進めたものの、4Rにペティスが起死回生のスピニングバックフィストで逆転KO勝利を収めている。

その後、堀口はBellatorバンタム級GPでパッチー・ミックスに敗れるも、昨年大晦日にRIZINフライ級王座を戴冠。堀口にとっては3年半の時を経たリベンジマッチはバンタム級契約、リングで行われることとなった。

メディア用の合同インタビューにて、堀口がバンタム級で戦うこと、堀口VSペティスを日本でやることの意味を語ってくれた。以下は堀口とMMAPLANETとの質疑応答。

――ペティス選手と再戦が決まって「やり返したい」という言葉を使っていますが、それはKO負けや逆転負けしたということもあるのですか。

「“負けている”ってことがあるんで。KO負けとかそういうことじゃなくて、負けは負けなんで。そこで(やり返したい)ですね」

――前回のペティス戦の試合後はどんな心境だったのですか。

「負けた試合は全部悔しいんで、悔しいなって感じです。いつかやり返そうと思っていたら、この話がきたので、やっときたなって感じです」

――前回の対戦と比べて引き出しが増えたとのことですが、仮に前回と同じような展開になっても、もっと違う展開にできるという手応えはありますか。

「そうですね。全体的に幅が広がっていると思うので、同じ展開でも違うことができたりしますね」

――この試合は日本でも話題になっていて、本物と試合というか、実力者同士の試合を大会場で見せるというのは堀口選手がやりたかったことの一つだと思います。それについて堀口選手はどう感じていますか。

「本物の試合を見せて『こんなに強いヤツ、人間でいるんだ?』みたいな、そういうものを見せたいです。それが本当の格闘技だと思うんで、自分は。もちろん話題も大事ですけど、本物の格闘技。自分が魅せられたPRIDEとか、そういうものを自分も見せたいです」

――フライ級とバンタム級の2階級で戦うことで可能性も広がると思いますし、バンタム級で試合できた方が選択肢が広がるという考えもありますか。

「(世界的に)フライ級はあまり需要がないので。バンタム級にした方が自分の道が広がりますよね」

――ここからどんな目標を持って戦いたいと思いますか。

「今はないですね。次の試合をしっかり勝つことです」

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45 DEEP KINGレイナ o PRIDE エンセン井上 ニュース 鹿志村仁之介

エンセン井上 麻薬成分含まれたチョコレートを密輸容疑で逮捕!

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悲しいニュース。PRIDEにも出場し、最近ではブレイキングダウンにもオーディションの審査員として登場していたエンセン井上が麻薬の入ったチョコレートを密輸した疑いで逮捕されました。報道によると先月、ハワイの郵便局から麻薬成分の入ったチョコレートをさいたま市の自宅に発送した疑いが持たれているとの事。

完全に忘れていましたが、エンセンは2008年にも大麻所持で逮捕、起訴されて、懲役10か月、執行猶予3年の判決が下されていましたね。。。あれから16年が経って今回の事件。薬は断つ事が出来ないのか。。。残念でなりません。

残念ついでにあと2つ。1つめは最近のエンセンの言動。逮捕者が相次いだブレイキングダウンについて「ブレイキングダウンに協力していこうという気持ちだったけど、逆に今の気持ちは『なんだブレイキングダウン?』みたいな感じで」と語っていました。今思うとまさにお前が言うんかーい。口は災いの元です。

そしてもう1つはクスリを発端として格闘家の逮捕劇。昨年はKINGレイナが大麻所持容疑で逮捕され、今年はDEEPでの試合を目前に控えた鹿志村仁之介が大麻リキッドを購入しようとした容疑で逮捕されたばかり。格闘技=大麻とか、格闘家=クスリというイメージがつくのは勘弁してもらいたい。
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45 MMA MMAPLANET o PRIDE Road to UFC Road to UFC2024 UAEW UFC   アンガド・ビシュト シー・ミン チィルイイースー・バールガン チェ・ドンフン チュウ・カンチエ ドン・フアシャン フン・シャオカン ユ・スヨン リー・ユンフン 上久保周也 原口伸 本野美樹 河名マスト 透暉鷹

【Road to UFC2024Ep04】透暉鷹の相手はバールガンに。日=4、韓=2、印=2、比=1、中国は7人が準決へ

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
チィルイイースー・バールガン(中国)
Def.2R4分28秒by RNC
リー・ユンフン(中国)

昨年の初戦で上久保周也に敗れたバールガンは、UAEWとAlash PRIDEという厳しい戦場で勝利しRoad to UFCに戻ってきた。サウスポーのリーに対し、バールガンが左ロー。ダブルレッグで飛び込むが、リーが切る。そのリーは左インローを蹴る。慎重な立ち上がりとなり、両者揃って手数が少ない。半分を過ぎ、バールガンが2度目のダブルレッグも、イーがここも切って離れる。3度目のアテンプトでテイクダウンを決めたバールガンは、三角狙いを防いで左足を抜いてハーフへ。バールガンは枕で圧を掛け、エルボーを落とす。クルスフィックスから肩固めを狙ったバールガンだが、リーが察知する。それでも枕で抑え、パスの圧からエルボーを落としたバールガンが初回を取った。

2R、右フックを当てたバールガンがテイクダウンのフェイクを見せる。リーは後ろ回し蹴りの直後にシングルレッグでテイクダウンを許し、ギロチンも封じられる。パス狙いのバールガンは、リーのオクトパスガードを潰して左のパンチを落とす。さらに足を畳んでパスを決めると、そのままバックへ。両足をフックしたバールガンがパンチを入れて背中を伸ばしに掛かる。立ち上がろうとして潰されたリーは、ついに背中が伸びパンチを落とされる。一旦上を向き、殴られて背中を見せたリーだがRNCのセットアップは許さない。

残り90秒、襷から絞めを狙うバールガンがRNCを組み、背中を反らせるとリーを落として準決勝進出=透暉鷹と戦うことになった。

Road to UFC2024年開幕戦を終え、日本勢はバンタム級の透暉鷹、フェザー級の原口伸&河名マスト、女子ストロー級の本野美樹がセミファイナルに歩を進めることになった。韓国勢はフライ級のチェ・ドンフンとバンタム級のユ・スヨン、インドからはアンガド・ビシュトと英国籍のキル・シン・サホタの2選手、フィリピンはルエル・パニャーレス、そして中国勢はバンタム級でバールガンとダールミス・チャウパスウィ、フェザー級はシェ・ビン&チュウ・カンチエ、 女子ストロー級はシー・ミン、ドン・フアシャン、フン・シャオカンと7名が残っている。


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AB o PRIDE UFC 上久保周哉

Road to UFC3 Episode4:第4試合・バーエゴン・ジェライスー vs. リー・ユンフェン

バンタム級トーナメント一回戦。中国人ファイター対決。

中国のジェライスーは2023年もRoad to UFCに出場し、トーナメント一回戦で日本の上久保周哉と対戦。組みの強い上久保相手に簡単にはテイクダウンを許さず、ヒザで一瞬ダウンを奪う場面もあり、判定負けしたが、上久保を大いに苦しめた。その後はアブダビUAE Warriorsや、カザフスタンのAlash Prideに出場して判定勝ちしている。バックボーンはフリースタイルレスリング。28歳で16勝5敗。

ユンフェンは25歳で9勝4敗。UFCバンタム級ランカーのソン・ヤドンらを排出した恩波ファイトクラブ出身。9勝のうち、2つのKO・5つの一本勝ちがある。

オーソドックスのジェライスーに対し、サウスポーのユンフェン。ジェライスーがダブルレッグに入ったが、切ったユンフェン。ローを蹴るジェライスーに対し、左ストレートを入れるユンフェン。タックルフェイントを見せるジェライスーまたタックルで飛び込んだが、スプロールして切ったユンフェン。ジェライスーサウスポーにスイッチするとダブルレッグ。テイクダウン。下から足で三角を狙ったユンフェンだが、外したジェライスー。片足を超えてハーフで押さえ込んだ。ユンフェンの左脇に頭を差し込んで肩固めをセットしようとするジェライスーだが、残り時間わずかと見てパウンドに切り替えた。強烈な右のパウンドを打ち込み、ジェライスーが1Rを優勢なまま終えた。

2R。ジャブ、アッパーで出るユンフェン。圧を強めてきた。飛び膝を見せる。ジェライスータックル。テイクダウン成功。またハーフで枕を取って固める。ヒジ。体を起こしたジェライスー。足をサバいてパスすると背中を向けたユンフェンに両足をフックしてバックマウント。パウンドを入れるジェライスー。体を伸ばしてパウンドを入れる。ローリングしたユンフェンにジェライスーは四の字ロックに切り替える。ジェライスーリアネイキドチョーク!引手を掴んで防いでいたユンフェンだが、ジェライスーがチョークを取り直すと完全に入りユンフェン落ちた!

2R4分25秒、リアネイキドチョークでジェライスーが準決勝進出。

ジェライスー「いいパフォーマンスが出来て嬉しい。得意のリアネイキドチョークで勝てて良かった。作戦はたくさん動き回り、スタンスを変えてテイクダウンを奪うこと。みんなに感謝したい」