【写真】右目尻のカットを縫ってから会見場に姿を見せた中村倫也。カットで済んで良かったといえる一発であったことも事実だ。あのカウンターは数センチ当たり所が違うとKO負けもあり得た (C)MMAPLANET
24日(日)に墨田区の両国国技館で開催されたPOUNDSTORM01。DREAMERS勢が外敵チャレンジで全敗。盟友であり弟分の宇佐美正パトリックがコメインで大尊伸光に判定負けを喫した。LDH martial arts及びEXFIGHTの2年間が問われるような状況で中村倫也はメインでケージに足を踏み入れ、アリアンドロ・カエタノに大流血の末、判定勝ちを収めた。
世界、UFCを連呼する同志や地位や名声でなく強さを追求しながら結果が残せない──厳しい現実にぶつかっているJ-MMAファイターにあって、ナカムラは力で世界への扉をこじ開けた。
その中村に大会終了後の共同会見で、日本時間で試合当日にBellatorという舞台でパッチー・ミックスに敗れた堀口恭司の試合、そして結果を気にすることはあったのかを尋ねた。
中村倫也
「今日の恭司さんの試合は……結果は勿論、気になっていました。でも見ないように、気にしないようにしていたら岳さん(大宮司岳彦フィジカルトレーナー)が、『堀口負けるぅ』って言いながら、iPadを持ってきて(苦笑)。5Rだったんですけど……『えぇ~』みたいになって動揺しちゃいましたね。
ただ僕は世界のレスラーと組んでいるなかで、スクランブル能力で上をとってきたので、そこは得意にしているので。ちゃんと時間をかけて創っていけば、ああいう風に僕が負けることはないのかとは思いますけど……。
グランドコントロールのシーンは結構、見ちゃいましたね。試合前に(苦笑)」