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MMA MMAPLANET o PFL PFL2023#01 RYO   クリス・ウェード ダニエル・トーレス バッバ・ジェンキンス ブレンダン・ラウネーン マルロン・モラエス モヴィッド・ハイブラエフ 工藤諒司

【PFL2023#01】PFL2023#01 Gallery 大きくて動けるのは武器──計量Before & After

【写真】本計量でもデカいだろうと感じるジェンキンス、このリカバリーで15分間動き続けた(C)PFL

1日(土・現地時間)に開催されたPFL2023#01。フェザー級とライトヘビー級のシーズンが幕を開けたメインで昨年王者のブレンダン・ラフネーンがマルロン・モラエスの前足をカーフで破壊して勝利し、2021年王者で1年半ぶりの実戦復帰となったモヴィッド・ハイブラエフは、テイクダウン&コントロールで工藤諒司に判定勝ちを収めた。

そんなPFLシーズン開幕戦からフェザー級6選手の本計量~セレモニアル計量~ファイトのフレームの違いを比較。ダイエット&リカバリーを武器にできるかできないかは選手次第だ。そして、武器に出来る選手はケージの中でアドバンテージを得ることができる。

ここに挙げた6選手、ラフネーン、ハイブラエフ、バッバ・ジェンキンスの戻り方はやはり目を見張るものがある。一方でかつてはライト級で戦っていたクリス・ウェードはそれほどでもない。また本計量からセレモニアル計量の間に戻っている選手と、試合当日に大きくなっている選手がいる。

六者六様のフレームの変化、計量Before & Afterを見比べてみたい。


モヴィッド・ハイブラエフ

ブレンダン・ラウネーン

クリス・ウェード

工藤諒司

ダニエル・トーレス

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MMA MMAPLANET o PFL PFL2023#01 キック ブレンダン・ラウネーン マルロン・モラエス

【PFL2023#01】左右のカーフで、前足を壊されたマルロン・モラエス。ラウネーンがKO勝ちで好スタート

<フェザー級/5分3R>
ブレンダン・ラウネーン(英国)
Def.2R1分11秒by KO
マルロン・モラエス(ブラジル)

モラエスが最初の右カーフを空振りする。ラウネーンのジャブに左インローから、右カーフをモラエスが入れる。同じ左右ローのコンビネーションを繰り出したモラエスに対し、ラウネーンはジャブを続け、右カーフを返す。カーフに右を合わせたラウネーンが、逆にカーフを続ける。スピニングバックフィストを外されたモラエスは、左フックをヒット。モラエスはカーフをチェックして、サウスポーにスイッチする。ラウネーンは変わらず前足を蹴り、頭が当たったとモラエスがブレイクを要求。すぐにリスタートとなり、モラエスはスピニングバックキックを見せ、右アッパーを入れる。

ラウネーンはカーフを効かせ、右ストレートをヒット。腰が落ち、下がったモラエスは直後の左カーフで姿勢を乱し、追撃でついにダウンを喫する。ダブルレッグも決まらずハイキックを受けそうになったモラエスは時間に救われたが、足を引きずってコーナーに戻った。

2R、ドクターチェックを受け2Rに応じたモラエスは、オーソで構えてパンチでラッシュを掛ける。回ってかわすラウネーンが右カーフ。モラエスは飛び込んでパンチを振るうが、ラウネーンはかわして堅実にカーフを続ける。構えを変え、左右のローで前足を定期的に蹴るラウネーン。その度に動きが止まるモラエスだが、必死に左フックを合わせていく。近距離で右ハイを見せて左アッパーを放ったモラエスだが、続く右カーフで左足を潰され前方に倒れて終幕となった。

フェザー級で唯一ボーナス2Pを獲得し、5Pでランク1位とラウネーンは「バイオレンスな試合をすることだった。フィニッシュに眠らせる必要はない。それでも危険な戦いをして5Pを手にすることはできる。ハイブラエフ、僕はすでにチャンピオンだ。もうあんな試合にはならない。5分✖5Rでマンチェスター・アリーナで戦おう」と笑顔で話した。


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MMA MMAPLANET o PFL PFL2023#01 チアゴ・マヘタ・サントス ロブ・ウィルキンソン

【PFL2023#01】ダブルレッグからコントロールのウィルキンスが、マヘタ・サントスに手堅く勝利

<ライトヘビー級/5分3R>
ロブ・ウィルキンソン(豪州)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
チアゴ・マヘタ・サントス(ブラジル)

ジャブを伸ばすウィルキンソンに対し、マヘタが左フックで迎え打つ。圧を掛ける前年世界王者は、左フックをかわして左を当てる。マヘタは左ミドルも左を被弾し、ダブルレッグで倒される。ウィザー&ヒザをつけてマヘタの左足を束ね、バックを伺うウィルキンソンがスランブルでバックへ。そのままケージに押し込んで、上を取り返す。

マヘタはバックを譲って立ち上がるが、前に崩されると両足のフックを許す。掌底を打ち、RNCの機会を伺うウィルキンソンは、肩固めからマウントに移行。マヘタはハーフに戻し、枕&左の細かいパンチを受けるも初回を生き残った。

2R、左を伸ばし、ミドルを蹴ったマヘタ。初回をよりも圧を高め、カーフからフックを振るう。さらに左ハイを見せたマヘタは、テイクダウンを切る。しかし、2度目のダブルレッグで倒されると、スクランブルでバックを譲る。ワンフックで殴ったウィルキンソンだが、グラウンドに持ち込みトップを狙ったところで逆に上を取られる。すぐに立ち上がり、ダブルレッグで上を取り返したウィルキンソンは、胸を合わされると離れる。左を見せてから組みついたウィルキンソンが、ケージにマヘタを押し込む展開が続き、そままラウンドが終わった。

最終回、左ミドルからショートのコンビを放ったマヘタに対し、ウィルキンソンがすぐに組みついてケージに押し込む。マヘタはシングルレッグを耐え、ケージを背負いながらヒザを入れる。回った離れたマヘタが後ろ回し蹴りの空振り後に、右フックをヒットさせる。マヘタは再び左ミドルを決め、ウィルキンソンは右を伸ばす。ここにヒザを合わせたマヘタだが、ウィルキンソンが組んでテイクダウンを決める。

試合がスタンドに戻り、残り1分。跳びヒザが当たらなかったマヘタは、またもテイクダウンを許し、ウィルキンソンがサイドバックから殴る。残り5秒から終了前後に激しいパンチを振るったマヘタだったが、時間のある時に見たい攻撃だった。結果、ウィルキンソンが3-0の判定勝ちを収めた。


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MMA MMAPLANET o PFL PFL2023#01 モヴィッド・ハイブラエフ 工藤諒司

【PFL2023#01】工藤諒司、ハイブラエフにフルマークの判定負け──もノーダメージ。次戦に望み残す

<フェザー級/5分3R>
モヴィッド・ハイブラエフ(ロシア)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
工藤諒司(日本)

ダゲスタンの猛者ハイブラエフを相手に、工藤はジャブを伸ばす。そこに右オーバーハンドを合わせようとしたハイブラエフ。工藤は見切って、左ミドルを繰り出す。ハイブラエフは左を見せてダブルレッグ、かわした工藤がバックを狙う。スクランブルでハイブラエフが、何と引き込み十字を見せる。腕を取らせなかった工藤のパウンドに、ハイブラエフはローシングルレッグを仕掛ける。工藤はがぶって左腕を差すと、テイクダウン!!

すぐに左腕を差して立ち上がったハイブラエフが、ダブルで工藤に尻もちをつかせる。ハイブラエフが足首を取り、肩を押し込む。工藤は背中を譲らず、ウィザーで正対したまま立ち上がった。それでもボディロックでスラムするハイブラエフは、バックを取って工藤をコントロール。後方にパンチを見せる工藤、ここは何とか正対したい。尻もち状態の工藤を跨ぎ、腰をコントロールして背中をつかせたハイブラエフは、スクランブルでバックへ。工藤はシートベルトを許さず引き込む。

すぐにスクランブルに入りたかった工藤だが、バタフライフックを潰されパスから直接マウントを許す。背中を見せた工藤、上を向いて肩固め。ここも背中を譲って我慢の時間が続く。工藤は両足をフックされたが、時間まで耐えきった。

2R、パンチを当てたい工藤がワンツーからハイを繰り出す。ハイブラエフも迂闊に手を出さす、やはり狙いはテイクダウンか。工藤は右を伸ばし、テイクダウン狙いにウィザーも尻もちをつかされる。決してコンディションが良くは見えないハイブラエフだけに、工藤もここを凌いで逆に削りたい。ケージを利して、半身でバックも正対も輸さない工藤だが、アンクルピックで背中をつかされる。スクートで下がった工藤だが、背中をマットにつかされる。しかし、ハイブラエフはコントロールが中心で勢いのあるパウンドはない。

ウィザーで立ち上がりたい工藤だが、これを許さないハイブラエフ。ハイブラエフは絶妙に足をコントロールし、ハーフで抑える。コントロールされ続けた工藤だが、ダメージはないまま勝負の3Rへ。

最終回、工藤は左ロー。ハイブラエフは左リードジャブに下がって、右を見せてニータップのようにテイクダウンを決める。腰を押して立った工藤だが、ボディロックで倒されハーフ&枕で下にされる。ここでライブオッズは-4000となったハイブラエフが左のパウンドを打っていく。スクランブルに持ち込めない工藤だが、キムラへ。バックに回ったハイブラエフは、立ち上がった工藤を前に崩す。ここも背中をつけた工藤はクローズドガード、すぐに開いてケージ際に移動する。

盤石のボディロック、ハイブラエフがコントロールを続け、工藤はハイガード、ラバーも取れない。ハイブラエフは左のパウンド、スイッチ狙いの工藤の足を取って跨いで立たせない。工藤は下のまま時間に。

結果は当然、フルマークでハイブラエフに。完敗した工藤だが、0点スタートは昨年も同じ。優勝候補にボーナスポイントを与えず、打撃でダメージのない敗北を次に繋げ、ボーナスP獲得でプレーオフ進出を狙ってほしい。


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Brave CF MMA MMAPLANET o PFL PFL2023#01 マールシン・ハムレット モハマド・ファフレディン

【PFL2023#01】BRAVE二階級王者ファフレディン、ハムレットのRNCに65秒タップアウト

<ライトヘビー級/5分3R>
マールシン・ハムレット(ノルウェー)
Def.1R1分05秒by RNC
モハマド・ファフレディン(レバノン)

BRAVE CFミドル級&ライトヘビー級王者からPFLに挑むファフレディンが、3度目の正直でシーズン制覇を狙うハムレットと対戦。米国でプロボクサーとして成功を目指した時期があったファフレディンは、試合開始直後にダブルレッグでテイクダウンを許す。スクランブルでバックを取られ、前に崩されたファフレディンは、ダースチョーク狙いを防ぐ。直後にハムレットが、ダブルレッグで2度目のテイクダウンを決める。

ギロチンを抜かれ、殴られ、さらにシングルを潰されてバックを許したファフレディンはアゴの上からのフェイスロックに敢え無くタップ、右肩を負傷したようだ。


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MMA MMAPLANET o PFL PFL2023#01 アレハンドロ・フローレス キック ダニエル・トーレス

【PFL2023#01】ダニエル・トーレス、コレといった攻撃を見せることなくフローレスに判定負け

<フェザー級/5分3R>
アレハンドロ・フローレス(メキシコ)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ダニエル・トーレス(オーストリア)

肩を開き気味の構えのトーレスと半身のフローレス。思い切りトーレスが右フックを空振りする。スイッチを見せるフローレスが、近距離でヒザを狙う。フローレスのローが急所に入り、トーレスが憮然とした表情を見せて試合が中断。再開後、左リードフックをフローレスが当て、前に出てきたトーレスに組みついてケージに押し込む。スタンプ、肩パンチのフローレスがヒザを繰り出すが、左腕を差したトーレスが体を入れ替える。小外掛けを切り返され、下になったトーレスがガードを一瞬取るが即スタンドへ。

フローレスは左ボディから右ローを蹴り、ケージ際でクリンチの攻防に。ポジションを入れ替えながら、細かいヒザを両者が見せる。フローレスが押し込む状態が続き、最後はケージ中央で胸を合わせた状態から、シングルレッグでテイクダウンを決めた。

2R、前に出るトーレスが、回るフローレスに左を当てる。フローレスはローを蹴り、トーレスが組んで両ワキを差す。ヒザを顔面に突き上げたトーレス、試合はここからケージクリンチに。押し返したフローレスが離れ、左ロー。チェックしたトーレスは右を当てる。テイクダウンに切り替えたフローレスは、打撃の間合いに戻ると左の空振りで姿勢を乱す。

フローレスは左ハイでもバランスを崩すが、トーレスも思うように攻めることができない。互いがアンカンファブルな状態で攻撃を見せるという展開が続き、トーレスがテイクダウンを決める。クローズドからニーシールドのフローレスに対し、トーレスは立ち上がりなぜかスピニング。ここにフローレスの蹴り上げが急所に入り、レフェリーが試合を中断。再開と同時にフローレスが飛び込んでサイドキックも、届かず時間となった。

最終回、フローレスが左ローから右フック、サイドキックを放つ。トーレスはステップインして右、左フックへ。スイッチして左ミドルを蹴ったフローレスだが、ここから間合いを測る状況に。トーレスがケージに押し込み、体を入れ替えられてから押し返す。離れた両者、フローレスのスピニングバックフィストに左フックをトーレスが合わせる。

トーレスは右ロー、フローレスが左ボディショット。トーレスの右の大振りに、右のカウンターを入れたフローレスがダブルレッグを選択する。倒せず、打撃の間合い戻ってからもフローレスがシングルレッグへ。トーレスはギロチンも、セットしきれず胸を合わせクリンチに。大内刈りを失敗したトーレスは、左の相打ちからフローレスのダブルレッグでバックに回られそうになり背中をマットにつけてタイムアップを迎えた。

事前のインタビューでフローレスのことを「見るべきものがない」と言い切ったトーレスだが、これといった攻撃を見せることなく15分を戦い終え判定負けを喫した。


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MMA MMAPLANET o PFL PFL2023#01 ガブリエル・ブラガ キック チョ・ソンビン ヘスス・ピネド ボクシング

【PFL2023#01】チョ・ソンビンの代役ブラガが、カーフを効かせてピネドをスプリットで破る

<フェザー級/5分3R>
ガブリエル・ブラガ(ブラジル)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
ヘスス・ピネド(ペルー)

チョ・ソンビンに代わって1日前に出場が決まったブラガが、サウスポーのピネドに右から左のローを繰り出し、右を伸ばす。ブラガはインローを続け、ピネドがワンツーを放ち、左ハイを見せる。右ローから右ハイのブラガは、顔を覆う構えでカーフを続ける。左を当てたピネドがガードの上からワンツーを打っていく。

ブラガは右カーフ、左ロー。ピネドが右ボディフックを打ち込み、左ミドルハイへ。ブラガも右ミドルを蹴り返し、左フックをかわす。ケージ際から中を取ったピネドがショートフックのコンビも、前足を効かされ始めたか。アウトローで姿勢乱し、インサイドから右を蹴られる。近い距離のパンチの交換に転じ、ピネドがワンツーの左を決めた。

2R、左カーフを2発蹴ったブラガに対し、ピネドがパンチを纏めてヒザを突き上げる。アッパー、ボディ、ヒザとワンツーと猛攻を仕掛けるピネドだが、打ち疲れたか。ブラガは左ローを決め、ダブルレッグで尻もちをつかされても直ぐに立ち上がる。完全に左足を効かされているピネドは必死に近い距離でボクシング戦を挑むが、ブラガはカーフを続ける。ついに構えを変えたピネドは、自分の戦いができるのか。

スイッチを小刻みに繰り返すピネドは、ケージに詰まって左足もカーフで蹴られる。渾身のワンツー、その右を空振りしたブラガも、なぜかスイッチを見せる。そして右フックを受けて姿勢を乱して、ラウンドが終わった。

最終回、サウスポーに戻したピネドに対し、ブラガもサウスポーからオーソに戻す。序盤はパンチで攻勢という2Rの再現を目論むピネドが、ボディからガードの上を連打する。ブラガは前に出て右を当て、左フックでピネドを下がらせる。右ボディ、左フックを入れたブラガは、右フックからワンツーを打たれ、ジリジリと前に出るピネドのボクシングにここも右手前にスイッチして抵抗する。ピネドがオーソになり、サウスポーのブラガがミドルを入れる。ピネドも構えを変えて、リーチを生かしたパンチから左ミドル、右オーバーハンドは空振りしたが、右フックをヒットさせる。

2Rのピネドの仕掛け以外、組みのないキックボクシングが続く、ブラガが下がりながら左を当てるが、ボクシングではピネドが上だ。ピネドが右フック、左ストレートを入れ、ブラガもジャブを打つ。と、残り20秒でピネドがダブルレッグを決め、スクランブルでは後方から殴ってヒザを狙う。向き合ったブラガも右を返して時間に。

初回はブラガのカーフ、2Rは序盤のピネドのボクシング、最終回は互角のなかで最後のテイクダウンが如何に評価されるか。結果、スプリットに割れた勝負をブラガが制した。


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【PFL2023#01】フローレスと対戦、大穴ダニエル・トーレス「全く見るべきモノがない相手だよ」

【写真】トラッシュ口調でなく、静かにフローレスをこき下ろした(C)PFL

1日(金・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのザ・シアター・アット・ヴァージンホテルズで開幕するPFLフェザー級の2023年シーズンには、マルロン・モラエスを筆頭に4人のニューカマーが参戦する。

その中の1人、ダニエル・トーレスは今もKSWで戦い続ける欧州MMA界最後の大物といっても過言でないサラディーヌ・パルナスと1勝1敗、前KSWフェザー級王者だ。ブラジル生まれ、生粋のブラジル人ながらオーストリア国旗の下、アレハンドロ・フローレスと戦うトーレスにインタビューを試みた。


──ダニエルはブラジル生まれですが、PFLや以前活躍したKSEでは国籍がオーストリアになっていますね。これはどういうことなのでしょうか。

「僕はブラジル人だよ。仕事のためにオーストリアに移り住んだんだ」

──仕事ですか……。

「ファイトだよ。MMAを戦うことは、僕の仕事だから。今はMMAファイトアカデミーに所属しているけど、あの時は別のジムから誘われて、プロファイターとして戦うためにオーストリアに移り住んだんだ。そしてオーストリア人女性と結婚して、オーストラリアに住むようになった。プロモーションは僕の旗をブラジルでなくオーストリアにしたがるんだ。それで構わないよ。何も問題ない」

──前のジムの時でしょうか──流浪のMMAコーチ、アンドレ・ベンケイからダニエルに関して「若くて将来性バッチリの選手がいる」と聞いたことがあります。

「アンドレ・ベンケイ!! もう5年も前に少しの期間だけど、一緒に練習していた時期があるよ」

──長らくKSWを始め、欧州を舞台に戦ってきたダニエルが北米=PFLに戦場を移すことになった決め手は何だったのでしょうか。

「PFLからオファーがあり、条件に納得いったからだよ。PFLは大きな会社で、良い大会を開いてきた。そして年々成長している、プロフェッショナルなプロモーションだ。シーズン・フォーマットを米国だけでなく欧州でも実施しようとしているし、大したものだと思う」

──ところでここ2試合はライト級で戦ってきましたが、フェザー級に戻したのは?

「ライト級で戦ったのは、ライト級の契約書が送られてきたからだよ(笑)」

──アハハハ。

「本当にそれだけが理由なんだ(笑)。ライト級……5キロほど重い体重で戦っても問題なかった。もちろん、フェザー級でも同じように調子が良いよ」

──適正体重としては、フェザー級なのでしょうか。

「僕の適正体重は、しっかりとトレーニングをして創った体重だよ(笑)。そして、今回の試合は間違いなく僕の適正体重だ。6カ月に渡り、PFLデビューに向けてトレーニングをしてきたからね。この試合がライト級だったとしても、ちゃんと練習をして70キロの体を創っていたに違いない。ライト級だろうがフェザー級だろうが、調整に問題がなければベストシェイプであり、適正体重さ」

──なるほどぉ。ではアレハンドロ・フローレスの印象を教えてください。

「アレハンドロ・フローレス──彼の試合をチェックしたけど、何も気になるところがなくて……。全く見るべきモノがない。間違いなく、勝てる相手だ」

──そんな強気のダニエルですが、ベースは柔術かムエタイなのですか。

「空手だよ。極真を6年間やり、同時にカポエイラもやっていた。でも、空手やカポエイラでは稼ぐことはできない。生活できないから、MMAに転向したんだ。お金が欲しかったからね。グラップリングを教えてくれる人間を探して、MMAを始めたんだよ」

──極真やカポエイラの経験は、MMAに生きていますか。

「う~ん、そんなことはないかな。僕のMMAファイターとしてのアドバンテージは、トレーニングによって得ることができている。練習が、僕を強くした一番の要因だよ」

──では、自身のストロングポイントをアピールしてください。

「頭。僕は頭が良くて、ファイトIQが高い。そこが一番の長所だ」

──頭の良さを武器に、土曜日はどのような試合を見せたいと思っていますか。

「僕が11年間積み上げてきたことを見せたい。そして、この半年間の成長を実感したいと思っている。本当に今回の機会に賭けて、準備してきたから。今、自分ができることを全て出し切りたい」

──シーズン突破に向けて、2戦目に戦いたい意中の相手はいますか。

「次の試合のことは、全く考えていない。この試合に全てを賭けている。次のことを考えるのは、土曜日の試合に勝ってからだよ。でも、相手のことは気にしないな。対戦相手は関係ない。しっかりと自分の戦いができるように準備するだけだよ」

──ダニエル、今日はありがとうございました。最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

「本当に真剣に、ファイトに向き合ってきた。全てを賭けてきたから、この試合に負けると人生を失う。つまり、絶対に僕はこの試合に勝つということ。真剣にファイトに賭けている姿勢を日本の皆に見てほしい」

■視聴方法(予定)
4月2日(日・日本時間)
午前7時30分~DAZN

■ PFL2023#01計量結果

<フェザー級/5分3R>
ブレンダン・ラウレーン: 146ポンド(66.22キロ)
マルロン・モラエス: 145.4ポンド(65.95キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ロブ・ウィルキンソン: 205.4ポンド(93.16キロ)
チアゴ・マヘタ・サントス: 206ポンド(93.44キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
クリシュトフ・ヨッコ: 205.4ポンド(93.16キロ)
ウィル・フルーリー: 205.6ポンド(93.25キロ)

<フェザー級/5分3R>
モヴィッド・ハイブラエフ: 145.8ポンド(66.13キロ)
工藤諒司: 146ポンド(66.22キロ)

<フェザー級/5分3R>
クリス・ウェード: 145.6ポンド(66.04キロ)
バッバ・ジェンキンス: 146ポンド(66.22キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
マールシン・ハムレット: 205.6ポンド(93.25キロ)
モハマド・ファフレディン: 205ポンド(92.99キロ)

<ライトヘビー/5分3R>
ジョシュ・シルヴェイラ: 202.8ポンド(91.98キロ)
サム・ケイ: 206ポンド(93.44キロ)

<フェザー級/5分3R>
アレハンドロ・フローレス: 145.4ポンド(65.95キロ)
ダニエル・トーレス: 146ポンド(66.22キロ)

<フェザー級/5分3R>
チョ・ソンビン: 146ポンド(66.22キロ)
ヘスス・ピネド: 144.6ポンド(65.58キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
デラン・モンチ: 205.4ポンド(93.16キロ)
タイ・フローレス: 206ポンド(93.44キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
コリー・ヘンドリックス: 205ポンド(92.99キロ)
インパ・カサンガネイ: 205.4ポンド(93.16キロ)

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【PFL2023#01】計量終了 チョ・ソンビン、メディカルにパスせず欠場。モラエス「今もベストの1人」

【写真】映像では、もっと身長差があったように見えたラウネーンとモラエスだった(C)PFL

1日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのザ・シアター@ヴァージンホテルで開催されるPFL2023#01の計量が、3月31日(金・同)に終了している。

1月にGladiatorで衝撃的な強さを見せたチョ・ソンビンは、2年振りのPFL参戦に向け本計量を146ポンドでパスしたが、何とメディカルをパスせず欠場に。

セレモニアル計量開始15分前にガブリエル・ブラガの代替出場が決まった。

3月のPFLチャレンジャーシリーズで勝利しているブラガは、144.5ポンドで計量をパス。

セレモニアル計量で体重計の上で「レッツゴー」と叫び声を挙げ、終始笑顔だった。


メインで対戦する昨年のフェザー級王者ブレンダン・ラウネーンと、マルロン・モラエスは明らかな身長差があり、フェイスオフでは上と下から視線をぶつけあった。

2014年3月にハードロックホテル&カジノ内ザ・ジョイントと呼ばれた同会場でWSOF世界バンタム級王座を獲得しているモラエスは「素晴らしい雰囲気だよ。会場は最高だ。PFLは最高の大会を開き、僕はここでベルトを巻く。戦い続ける理由? コレが好きだから戦い続けているんだ。そして、この試合で勝って、僕は今も世界のベストの1人だと証明してみせる」と話した。

一方ラウネーンは「チャンピオンになって、シーズンオフは少し休んだ。家族や友人と楽しい時を過ごしてね。けど、1月からタイに渡ってトレーニングをし、この日のためにほとんどを過ごしてきた。モラエスはジョゼ・アルド、アルジャメイン・ステーリングに勝っている。明日はベストバージョンのマルロン・モラエスと戦いたい」と意気込みを語っている。

なお日本から出場の工藤諒は+500というオッズがつき、対するは2021年度の世界王者モヴィッド・ハイブラエフは実に-675と掛け率では圧倒的な差がついている。

そんな両者はフェイスオフを終え、穏やかな表情で握手を交わした。

■視聴方法(予定)
4月2日(日・日本時間)
午前7時30分~DAZN

■ PFL2023#01計量結果

<フェザー級/5分3R>
ブレンダン・ラウレーン: 146ポンド(66.22キロ)
マルロン・モラエス: 145.4ポンド(65.95キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ロブ・ウィルキンソン: 205.4ポンド(93.16キロ)
チアゴ・マヘタ・サントス: 206ポンド(93.44キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
クリシュトフ・ヨッコ: 205.4ポンド(93.16キロ)
ウィル・フルーリー: 205.6ポンド(93.25キロ)

<フェザー級/5分3R>
モヴィッド・ハイブラエフ: 145.8ポンド(66.13キロ)
工藤諒司: 146ポンド(66.22キロ)

<フェザー級/5分3R>
クリス・ウェード: 145.6ポンド(66.04キロ)
バッバ・ジェンキンス: 146ポンド(66.22キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
マールシン・ハムレット: 205.6ポンド(93.25キロ)
モハマド・ファフレディン: 205ポンド(92.99キロ)

<ライトヘビー/5分3R>
ジョシュ・シルヴェイラ: 202.8ポンド(91.98キロ)
サム・ケイ: 206ポンド(93.44キロ)

<フェザー級/5分3R>
アレハンドロ・フローレス: 145.4ポンド(65.95キロ)
ダニエル・トーレス: 146ポンド(66.22キロ)

<フェザー級/5分3R>
チョ・ソンビン: 146ポンド(66.22キロ)
ヘスス・ピネド: 144.6ポンド(65.58キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
デラン・モンチ: 205.4ポンド(93.16キロ)
タイ・フローレス: 206ポンド(93.44キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
コリー・ヘンドリックス: 205ポンド(92.99キロ)
インパ・カサンガネイ: 205.4ポンド(93.16キロ)

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【PFL2023#01】1/22 GLADIATOR020の衝撃から2カ月、チョ・ソンビン「工藤選手と戦うなら決勝で」

【写真】指が長い!! 相当な減量があるはずだが、血色は非常に良かったチョ・ソンビン(C)MMAPLANET

4月1日(金・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのザ・シアター・アット・ヴァージンホテルズで開幕するPFL2023年シーズン。フェザー級とライトヘビー級、計10試合が組まれた同大会にはアジアから工藤諒司だけでなく、チョ・ソンビンが出場する。

1月のグラジエイターで中川皓貴と対戦。衝撃的なTKO勝ちでフェザー級王座を獲得したチョ・ソンビンはタイトルを返上し、北米メジャーシーン=PFL出場へ。過去に果たせなかった自分の力を世界の舞台で見せること、自身の力を試したいという彼はペルー人元UFCファイターのヘスス・ピネドを対戦する。

そんなチョ・ソンビンに再び北米に戻った今の気持ち、これからのシーズンに向けての意気込みを尋ねた。


──北米MMAシーン、PFLに戻ってきました。今の気持ちを教えてください。

「凄く楽しみで、少しでも早く戦いたい気持ちになっています」

──1月のグラジエイターでのインパクトが今なお強く残っていますが、あの試合、負傷をおして出場でした。そして負ければPFL出場がなくなるかもしれないというギャンブルにも勝利しました。

「もし、今後も同じような状況になったとしても、自分は同じように戦います。戦いから逃げることはないです」

──中川選手に勝った後、YouTubeのコメント欄には『RIZINで戦ってほしい』、『日本人選手、勝てるか』という書き込みがありました。

「それは凄く嬉しいです。自分もRIZINでは戦ってみたいです」

──とはいえここからPFLの戦いがスタートします。チョ・ソンビン選手が北米で戦う意義を教えてください。

「とにかく世界のトップレベルで勝利を挙げたいです。自分の力を試し、自分の力を知ることになるので」

──これまでPFLとUFCでは、力を出し切ることができなかったように感じました。自分の力を出せるよう、何か手立ては見つかりましたか。

「とにかく練習をすることです。厳しい練習を課してきました。だから、今回は必ず自分の実力を示すことができると信じています」

──PFLは他にないシーズンフォーマットを敷いています。このフォーマットをどのように思っていますか。

「シーズン戦を戦い、最後にトーナメントがあります。このトーナメントで優勝を決めるというやり方は、代表のレイ・セフォーがK-1を戦ってきたことで用いているんだと思います。毎年、世界王者が生まれ100万ドルを獲得できる選手が生まれることは素晴らしいです。

確かに2カ月に満たないインターバルで試合が続き、ファイターにとって凄くハードです。ただ、それは自分だけでなく全ての出場選手が同じ条件で試合をします。如何にシーズンを通して良いコンディションを維持できるのか。そこが勝ち残るために大切になってきますが、自分は絶対にやり抜きます」

──今年のフェザー級のメンツは、PFL史上最高と思います。他の出場選手のことをどのように思っていますか。

「その1人になれて光栄です。もちろん、戦ってみたい選手ばかりが揃っています」

──そのなかでヘスス・ピネドは勝利の3Pだけでなく、ボーナスPも手に出来る。そんな相手だと考えることできます。

「サウスポーで背が高い。リーチもあるストライカーです。長身でリーチがあるのは自分と同じです」

──ただ粗い感じはします。

「ハイ、サウスポーでリーチが長い。それだけです。彼には申し訳ないですが、間違いなく自分が勝ちます。今回の試合、KOか一本──フィニッシュして勝ちたいです。ボーナスPを取って、プレーオフ進出に向けてアドバンテージを手にしようと思います。コリアン・ファルコンの名にふさわしい試合、必ず相手を仕留めます」

──フェザー級には日本から工藤諒司選手も出場しています。アジアから他の参加ファイターにいることについて、どのように思っていますか。

「これはPFLの判断になりますが、正直、工藤選手と戦うのであればレギュラーシーズンでなくプレーオフ、決勝を韓日対決にしたいですね(笑)」

──では工藤選手とともに、チョ・ソンビン選手のサポートをするだろう日本のファンに一言お願いします。

「工藤選手と共に自分のことも応援してもらって、感謝しています。日本の皆さんに試合を楽しんでほしいです」

■視聴方法(予定)
4月2日(日・日本時間)
午前7時30分~DAZN

■ PFL2023#01対戦カード

<フェザー級/5分3R>
ブレンダン・ラウレーン(英国)
マルロン・モラエス(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
ロブ・ウィルキンソン(豪州)
チアゴ・マヘタ・サントス(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
クリシュトフ・ヨッコ(ポーランド)
ウィル・フルーリー(アイルランド)

<フェザー級/5分3R>
モヴィッド・ハイブラエフ(ロシア)
工藤諒司(日本)

<フェザー級/5分3R>
クリス・ウェード(米国)
バッバ・ジェンキンス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
マールシン・ハムレット(ノルウェー)
モハマド・ファフレディン(レバノン)

<ライトヘビー/5分3R>
ジョシュ・シルヴェイラ(米国)
サム・ケイ(豪州)

<女子ライト級準決勝/5分3R>
ラリッサ・パチェコ(ブラジル)
オレナ・コレスニク(ウクライナ)

<フェザー級/5分3R>
アレハンドロ・フローレス(メキシコ)
ダニエル・トーレス(オーストリア)

<フェザー級/5分3R>
チョ・ソンビン(韓国)
ヘスス・ピネド(ペルー)

<ライトヘビー級/5分3R>
エラン・モンチ(ブラジル)
タイ・フローレス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
コリー・ヘンドリックス(米国)
インパ・カサンガネイ(米国)

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