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MMA MMAPLANET o PFL PFL2022#03 ケイラ・ハリソン マリーナ・モフナトキナ

【PFL2022#03】ケイラ・ハリソン、モフナトキナに完勝も――それ以上でも、それ以下でもなし

<女子ライト級/5分3R>
ケイラ・ハリソン(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
マリーナ・モフナトキナ(ロシア)

サウスポーのケイラが、頭を振って左を右ローから左を伸ばす。さらに左ハイを見せたケイラの左にモフナトキナも左を繰り出す。一気人でバックに回ったケイラは、前転してハイガード狙いのモフナトキナに対し、右のパウンドを落とす。蹴り上げにも離れず、左のパンチを入れたケイラはスクランブルでバックを取り、後方からヒザで顔面を蹴っていく。ボディロックからバックを許したモフナトキナがウィザーから胸を合わせるが、ケイラは時間をかけて押し込む。

モフナトキナのビクトル投げからのヒザ十字を潰したケイラがバックに回り、背中を伸ばしにかかる。一旦サイドバックをケイラが取ったところで、モフナトキナは一気に立ち上がって離れスタンドで初回が終わった。

2R、ジャブから左を伸ばすケイラが組んで、ケージにモフナトキナを押し込む。ボディロックからバックに回り、小外刈りでテイクダウンを奪ったケイラはスタンドでのバッククラブ狙いをふみとどまり、バックコントロールからボディロックに。攻撃に転じることはできないが、固い守りのモフナトキナはまたもビクトル投げへ。

ヒザを抜いて反転したケイラが、力強いパウンドを落としていく。パスからスクランブルでバックに回ったケイラがパンチを入れるが絞めには入れず、モフナトキナが胸を合わせて立ち上がり時間となった。

最終回、ケイラは左ハイも勢いはない。続いて左オーバーハンドを見せ、モフナトキナのステップインに組んで一気にバックに回る。ビクトル投げを許さないポジションを取り。サイドバックで殴るケイラは立ち上がったモフナトキナをケージに詰める。モフナトキナはウィザーで耐え、ボディを殴る。ヒザをボディに入れたケイラが小外刈りを軽く狙い、モフナトキナが払い腰にトライする。

残り1分、両者が離れモフナトキナが右を伸ばすも、ケイラは距離を取る。このまま大きな展開はなく時間となった。当然、勝利はケイラだが――女帝にはプラスアルファを求めたくなる試合内容だった。


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MMA MMAPLANET o PFL PFL2022#03 カルロス・レアル ジャラ・フセイン・アルシラウィ ディラノ・テイラー レイ・クーパー3世

【PFL2022#03】計量失敗の王者ブラダボーイを圧倒。レアルが判定勝ちしCS出場選手が2~4位を占める

<176.4ポンド契約/5分3R>
カルロス・レアル(ブラジル)
Def.3-0:30-26.30-27.29-28
レイ・クーパー3世(米国)

体重オーバーで勝ってもマイナス1Pが確定している2度の世界王者ブラダボーイが、チャレンジャーシリーズ勝利からスクランブル出場となったレアルに左フックを振るう。レアルもフックも返すところでダブルレッグに出たクーパーは、受け止められ逆にケージを背負う展開に。体を入れ替えたクーパーはヒザを受けて離れると、サウスポーからオーソに構えたレアルに2度目のダブルレッグを仕掛ける。これも切って押し返したレアルは、ヒザをボディに連続で入れる。

例え敗れても3Pを手にできるレアルは、さらなる加点を目指して攻勢を続けボディを殴っていく。拳、ヒザでボディ、肩で顔面を殴るレアルは、クーパーのレベルチェンジからのダブルも切って離れる。右カーフから左フックを振るうレアルは組まれても、鋭いヒザを続ける。クーパーはシングルも切られ、ついにヒザを顔面に設ける。さらに右ジャブをダブルで当てたレアルは、飛びヒザから首相撲&ヒザの連打で初回を完全に取った。

2R、右カーフを蹴られ姿勢を乱したクーパーがダブルレッグへ。余裕をもって切るレアルは、左ローで再びクーパーを崩させる。跳びヒザの着地にシングルレッグを合わせて、一瞬のテイクダウンを決めたクーパーに対し、レアルはすぐに立ち上がりスクランブルでもバックを許しきらず離れて左ミドルを入れる。

さらに左を効かせたレアルは、嫌がったクーパーのシングルレッグをスプロールしてパンチを入れる。しっかりと頭を押して足を抜いたレアルがパンチからヒザ蹴り、クーパーはテイクダウン狙いも切られる。アナコンダを仕掛けつつ、バックに回ったレアルは後方から殴り、クーパーが立ち上がると離れて左ハイを放つ。残り90秒、左右のローから左ジャブを入れたレアルは攻め急がず、クーパーのステップインを待つ。

クーパーは手数が少なく、テイクダウンも狙えない状況で左オーバーハンドを空振りする。インローを蹴ったレアルがこの回も取った。

最終回、レアルの左ストレートに左フックをクーパーが合わせようとする。ワンツーで前に出たクーパーのダブルレッグを切り、右をレアルがヒットさせる。しゃがみこむようにシングルに出たクーパーは殴られながら、右足を取って束ねていく。足を抜いたレアルは、後方からワキ腹にヒザ蹴り。立ち上がるとボディにニー、さらにパンチで腹をえぐる。レアルも攻め疲れの様子が見えるが、首相撲でヒザをボディに入れる。

一旦離れた両者、組んだクーパーがケージに押し込む。レアルはヒザ蹴り&ワンツー、クーパーは左フックから右アッパーカットを振るう。なぜか組みにいったレアルは、がぶられギロチンに捕らえられそうになる。頭を抜いたレアルはローからクリンチ、離れてクーパーが左右のフックをヒットさせる。レアルも下がらずパンチを振るい――攻撃が続かないクーパーに組みつく。クーパーも離れてワンツーフック、アッパーをボディに打ち込んだところで時間に。

計量失敗の影響がどこまであったか分からないが、チャレンジャーシリーズの第2週で勝利したジャラ・フセイン・アルシラウィ、ディラノ・テイラーに続き、レアルが判定勝ちで3Pスタート。1位のロリマクに続くプレイオフ圏内の4位までの選手はチャレンジャーシリーズ出場選手で、クーパーはマイナス1Pで最下位となった。


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MMA MMAPLANET o PFL PFL2022#03 アンソニー・ペティス

【PFL2022#03】アンソニー・ペティスも復活。三角絞めでプライスを一蹴、ライト級ランキング1位に

<ライト級/5分3R>
アンソニー・ペティス(米国)
Def.1R4分17秒by 三角絞め
マイルス・プライス(アイルランド)

試合直後のプライスのシングルレッグを切ったペティスが、立ったまま殴る。ガードを取ったプライスのクローズの中に収まったペティスは、まずはしっかりと抑え細かいパンチを落とす。プライスがキムラを防ぎ、腰を上げたペティスはガードを越すことはなく立ち上がってパンチを打ちつける。

一瞬、ギロチンを狙ったペティスに対し、プライスは背中をつけて防ぐ。足関狙いを察知し、足を抜いたペティスがバックへ。ここで前方に振り落とされたペティスが、三角絞めをセットする。腕を送って、スイープで上を取ると同時にタップを奪ったペティスが6Pを獲得、他の試合は2週間前に終わっているライト級でランク1位に躍り出た。

力不足感ありありのプライス相手とはいえ、ペティスは攻め一辺倒で1年5カ月ぶりの勝ち名乗りを受け「去年、そうなっているはずだった。素晴らしいキャンプができて、コーチに感謝している。今年は僕の年だ。僕のトライアングルは危険だよ。腕十字へのスイッチも考えたけど、取りきれた」と話した。


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MMA MMAPLANET o PFL PFL2022#03   ローリー・マクドナルド

【PFL2022#03】強いロリマクが戻ってきた?! ブレット・クーパーにRNCを極めQuick Six !!

<ウェルター級/5分3R>
ローリー・マクドナルド(カナダ)
Def.1R2分23秒by RNC
ブレット・クーパー(米国)

試合開始直後にシングルレッグでテイクダウンを決めたロリマク、ハーフからパスを決めてサイドで抑える。さらにニーインベリーからマウントを伺い半身のクーパーを殴っていく。足を戻されも、即抜いていくロリマクがニーインベリー、そしてフルマウントへ。ハイマウントで殴るロリマクは背中を向けたクーパーを殴りつけ、RNCでタップを奪った。

Quick Six、6Pでシーズンをスタートさせたロリマク――「ドミネイトして、僕のポテンシャルを見せた。コントロールには自信があるし、一本に進めた」と笑顔を見せた。


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MMA MMAPLANET o PFL PFL2022#03 ディラノ・テイラー

【PFL2022#03】ウェルター級は3試合連続のスプリット判定で、テイラーがセフェリーノ破る

<ウェルター級/5分3R>
ディラノ・テイラー(ジャマイカ)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
ジョアオ・セフェリーノ(ブラジル)

チャレンジャーシリーズでKO勝ちも契約ならなかったテイラーがスクランブル発進。セフェリーノがダブルレッグでテイクダウンを奪い、スクランブルでウィザーのテイラーをボディロックで倒す。テイラーはすぐに立ち上がるが、前方に崩されるとセフェリーノがワンフックから四の字ロックへ。ヒザ立から、セフェリーノをマットに落としたテイラーだが、直後にスイープでひっくり返される。

パスガードからくるフィックスに取ったセフェリーノに対し、テイラーは力で上体を起こして逃れる。それでもセフェリーノはバックに回りトライアングル・ボディロックで捉えると腕十字で右腕を伸ばす。ここも足首を掴んで状態を起こして逃れたテイラーが立ち上がり、試合はスタンドへ。テイラーの左ハイを受けたセフェリーノが組み付いたところで時間に。力と技術、まずはテクニックのセフェリーノがラウンドをリードした。

2R、シングルから引き込んだセフェリーノだが、テイラーは寝技に付き合わない。続くダブルも切ったテイラーがジャンプしながら右ハイを蹴る。組んでも突き放されるセフェリーノに疲れが見えてきたか。テイラーはジャブ伸ばし、セフェリーノが右を返す。待ちのセフェリーノは右ストレートに左をカウンターで当てる。

テイラーは右を当て、ジリジリと前に出る。セフェリーノのスピニングバックフィストをブロックしたテイラーは、直後のシングルレッグでケージに押し込まれたが、顔を刈ってテイクダウンを許さずに離れると、左ジャブ――以上の攻撃はなかったが、ラウンドを取り返したか。

最終回、セフェリーノは疲れたのか、セーブしたのか。最初のテイクダウン狙いが戦況の見極めに重要になる。左ジャブを当てたテイラーが圧を掛ける。と、セフェリーノはシングルレッグを切られて引き込む。すぐに立ち上がり、もう一度組んだセフェリーノがケージにテイラーを押し込むとボディロックへ。テイラーは体を入れ替える。ケージ際でポジションを変えながら間合いを取り直したテイラーが右フック――、ここにセフェリーノがダブルレッグを合わせようとしたが、組み切れずに離れる。

懸命に組むセフェリーノ、切るがパンチで有効打はないテイラー。最後の1分を切り、セフェリーノは左を当ててダブルレッグでテイクダウンに決める。ガードのなかでしっかりと抑え、左の細かいパンチを連打したセフェリーノは時間とともに両手を高々と掲げた。

ジャッジはこの試合も割れ、テイラーに凱歌が挙がった。北米基準というよりもこの日のジャッジは打高組低のようだ。


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BELLATOR MMA MMAPLANET o PFL PFL2022#03 ジャナ・ファビアン ジュリア・バッド

【PFL2022#03】体重大幅オーバーのファビアンが規定で3P獲得のバッドに判定勝ち

<161ポンド契約/5分3R>
ジャナ・ファビアン(豪州)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ジュリア・バッド(カナダ)

元Bellator世界フェザー級王者のバッド、注目のレギュラーシーズン初陣は対戦相手が大幅体重オーバーでボーナスP獲得を目指すファイトに。サウスポーのファビアン、バッドは一回り小さい。ジャブからワンツーを伸ばすファビアンのローをキャッチしたバッドがケージに押し込む。半身で耐えるファビアンはアンクルピックも耐え、ハイシングルをケージを背負って防御する。それでも足をかけ、肩を押し込んでテイクダウンを奪ったバッドはハーフガードでパンチを落とす。

スクランブルでバックを譲ったファビアンが胸を合わせる。バッドはヒザをボディに入れたがファビアンが離れ時間となった。

2R、左を当てたファビアンがパンチをまとめた前に出ると、組んでバックへ。胸を合わせたバッドの内股に離れたファビアンが左ハイを蹴っていく。ジャブと左ストレートに距離を詰めることができないバッドは、ミドルを両腕でブロックする。それでも左に右を合わせたバッドはワンツーに下がってケージを背負う。

ファビアンは左を当て、左ミドル。バッドも右クロスを放つも、左受けてケージに下がる。ファビアンはダブルレッグをケージを利して防ぎ、この回を取った。

3R、左を伸ばすファビアン、バッドは右ミドルを蹴る。右クロスに組んだファビアンが、バッドをケージに押し込む。体を入れ替えたバッドは細かいヒザを繰り出し、フットスタンプ。腹と足の甲を攻撃し、ダブルレッグに切り替える。さらにシングルに移行するが、テイクダウンが取れない。懸命に頭をおしつけるバッドだが、ファビアンがいなしてヒザをついて止まったところでパンチを打っていく。バッドは疲れたか、一度は立ち上がったがダブルレッグをスプロールされて引き込む。そのままクローズドガードを取り、腰を切ってハイガードも見せたバッドだが、下のままでタイムアップを迎えた。

結果、体重オーバーのファビアンが判定勝ち。ポイント的には勝ったファビアンはマイナス1P、負けたバッドが3Pも――この試合内容では、ストップ・ザ・ケイラへの期待値は下がった。


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MMA MMAPLANET o PFL PFL2022#03 キック サディボウ・シ ニコライ・アレクサヒン ボクシング

【PFL2022#03】キックボクシング&ケージレスリングとも優勢と思われたアレクサヒンが、シに下る

<ウェルター級/5分3R>
サディボウ・シ(スウェーデン)
Def.2-1:29-28.29-28.27-30
ニコライ・アレクサヒン(ロシア)

シのアイポークで昨シーズンのポイント獲得に大きな影響が出て、プレイオフ進出がならなかったアレクサヒンが、積極的にワンツーを放つ。左ローを2発蹴ったアレクサヒンは、サウスポーのシにボディを狙うと、ここでアイポークがあり右目を抑えてしゃがみこむ。昨年の悪夢の再現はならず、試合が再開されるとアレクサヒンが右フックをカウンターでヒットさせる。

さらに蹴り足をキャッチして崩し、左フックを狙うアレクサヒンだが空振りに。素早い踏み込みからのジャブ、ローと攻勢のアレクサヒンはリーチの差をものともせず、左ミドルを毛た直後に右ミドルを蹴り込む。シも右オーバーフックや左フックという顔へのパンチには反応し、後回し蹴りもかわし初回が終わった。

2R、ワンツーで前に出るアレクサヒンが左ローを続ける。シも左ミドルハイからハイで蹴るなど制空権の奪い合いが続く。右ローでケージまで下がったシのボディに、スピニングバックキックを入れたアレクサヒンはミドルを蹴られ、ワンツーフックを振るって前に出る。一進一退の受け返し打撃戦のなかで、やや優勢のアレクサヒンはまたもアイポークがあったと意思表示する。最後は組んだアレクサヒンだが、精神的に気持ちが切れかかることはないか気になる。

最終回、前蹴りを受けた直後にアレクサヒンが右ストレートをヒット。シがすかさずハイを蹴り返す。組みなし、キックボクシングMMAは残り3分30秒でアレクサヒンが組んでケージにシを押し込む。体を入れ替えたシだが、ここで時間を使ってしまう。結果的に、時間が過ぎたうえでボディロックテイクダウンを取られたシは、ポイントを加点できないままケージ際でのレスリングの攻防に付き合う。シはサイドバックに取るが、さらに時間を費やしてしまう。アレクサヒンはシングルからスイッチで逆にテイクダウンを決め、スクランブルでバックへ。

レスリングの攻防でもリードしたアレクサヒンは、シをケージに押し込んだ状態で試合終了を迎えた。と、ジャッジは2人がシを支持し――スプリット勝利となった。


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Brave CF MMA MMAPLANET o PFL PFL2022#03 ジャラ・フセイン・アルシラウィ

【PFL2022#03】ヨルダンのライオン=アルシラウィが、チバウからスプリット判定勝ちスタート

<ウェルター級/5分3R>
ジャラ・フセイン・アルシラウィ(ヨルダン)
Def.2-1:29-28.29-28.27-30
グレイソン・チバウ(ブラジル)

BRAVE CFウェルター級&Sウェルター級からチャレンジャーシリーズを経て、PFL初陣を迎えたアルシラウィ。サウスポーのチバウに対し、左リードフックを振るう。テイクダウン防御が鍵とみられるアルシラウィは、左カーフを蹴り左ストレートをかわす。と、チバウは左を振るって組み、ケージにアルシラウィを押し込む。ヒザを顔面に届かせて離れたアルシラウィが右ハイ、右ローを蹴る。アルシラウィのワンツーに左を見せたチバウが再度クリンチへ。アルシラウィはウィザーからアゴを押して離れる。左右のストレートをボディに入れたアルシラウィは素早い前蹴りからミドル、そしてローを蹴る。チバウの左は当たらず、アルシラウィは右ミドルを入れる。最後に右ストレートで前に出たアルシラウィが初回を僅差で取ったか。

2R、ミドルハイ、チバウの左に右を合わせたアルシラウィ。さらに右を続けると、ヒザをボディに突き刺す。チバウはシングルで組み付くとダブルに移行して、ついに尻餅をつかせることに成功する。アルシラウィはウィザーから立ち上がろうとすると、左足を束ねたチバウが許さない。ここからボディロックに移行したチバウは背中をつかせにかかる。

アルシラウィはウィザーで立ち上がり、左を差し返して正対。チバウのレベルチェンジのタイミングで回った距離を取り直したアルシラウィが左ボディフックを当てる。チバウは右フックを当て、ヒザ蹴りにカウンターの右を続ける。最後はミドルで姿勢を乱したアルシラウィからチバウがラウンドを取り返した。

最終回、アルシラウィが右ミドルを入れ、左フックへ。チバウはジャブを被弾してテイクダウン狙いを切られると、左ローを蹴られる。スイッチを見せるアルシラウィだが、オーソ基調で右ミドルをここでも決める。さらにヒザ蹴りを狙うと、ここでチバウが右フックを合わせていく。ワンツーで右アッパーを当てたアルシラウィはまたも右ミドルを当てるも、残り2分でチバウがダブルレッグでクリーンテイクダウンを決める。

スクランブルを許さず、ハーフで抑えたチバウはフルガードに戻しされてもケージに押し込む。すぐにブレイクはない北米MMA、アルシラウィは自分で立ち上がらないといけない。それを許さないチバウが最後までトップを続け、細かい右のパンチを見せた試合終了を迎えた。

最終回のアルシラウィの打撃、チバウのテイクダウン&トップ維持――ジャッジはスプリットに割れ、アルシラウィがレギュラーシーズン初陣で3Pを獲得し白星スタートとなった。


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MMA MMAPLANET o PFL PFL2022#03   アビゲイル・モンテス アンソニー・ペティス カルロス・レアル ケイラ・ハリソン サディボウ・シ ジャナ・ファビアン ジャラ・フセイン・アルシラウィ ジュリア・バッド ディラノ・テイラー ニコライ・アレクサヒン ブログ レイ・クーパーIII ローリー・マクドナルド

【PFL2022#03】計量終了 3連覇へ、ケイラは問題なく。ブラダボーイは6.4ポンドオーバー。マイナスP発進

【写真フリーエージェントから再契約。「何も変わらない。ただぶちのめすだけ」とケイラはフェイスオフ後にマイクで話した(C)PFL

5日(木・現地時間)、6日(金・同)にテキサス州アーリントンのEスポーツ・スタジアム・アーリントンで開催されるPFL2022#03の計量が行われている。

PFL2022シーズン第3週は女子ライト級とウェルター級、そしてライト級残り1試合であるアンソニー・ペティス×マイルス・プライスが組まれている。女子ライト級とウェルター級、揃って2019年&2021年と2連覇中の世界王者が出場も、計量で明暗が分かれてしまった。


無敵と表現して良いケイラ・ハリソンは 155ポンドでパスし、3連覇を目指しマリーナ・モフナトキナと戦う。レイ・クーパー3世は176.4ポンドと6.4オーバー、常識外の体重オーバーでマイナス1P&勝ってもボーナスPもないと――いきなり、3度目の頂点が遠ざかる失態をおかしている。

計量時点で80キロを超えていたブラダボーイと対戦するのはマゴメド・ウマラトフの欠場より、カルロス・レアルが代役出場を果たすこととなった。

レアルはチャレンジャーシリーズでラストチャンス大会も含め2試合を戦い2勝しながら、本戦契約がならなかった。失意に襲われていたであろうレアルは、ウマラトフに代わり出場権&契約を勝ち取った。

そのレアルを振り落とし、早々に契約を決めていたヨルダンのライオンことジャラ・フセイン・アルシラウィは、グレイソン・チバウとシーズン初戦で相対する。

またジョアオ・セフェリーノと対戦予定だったマゴメド・マゴメドケリモフはビザを習得できず欠場に。ディラノ・テイラーが代役出場で、セフェリーノと戦うことも決まっている。

またハリソンのライバル足る活躍ができるのか注目のジュリア・バッドと対戦するジャナ・ファビアンも5.8ポンドオーバーで、ブラダボーイと同様のペナルティ1Pからのシーズン開始となった。

■視聴方法(予定)
5月7日(土・日本時間)
午前7時00分~DAZN

■ PFL2022#03計量結果

<女子ライト級/5分3R>
ケイラ・ハリソン: 155ポンド(70.31キロ)
マリーナ・モフナトキナ: 154.2ポンド(69.94キロ)

<ウェルター級/5分3R>
レイ・クーパー3世: 176.4ポンド(80.01キロ)
カルロス・レアル: 169.6ポンド(76.92キロ)

<ライト級/5分3R>
アンソニー・ペティス: 155.4ポンド(70.48キロ)
マイルス・プライス: 154.8ポンド(70.21キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ローリー・マクドナルド: 171ポンド(77.56キロ)
ブレット・クーパー: 169.8ポンド(77.01キロ)

<女子ライト級/5分3R>
ラリッサ・パチェコ: 155.4ポンド(70.48キロ)
ザマザグル・フェイザァラノワ: 153.4ポンド(69.58キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジョアオ・セフェリーノ: 170.8ポンド(77.47キロ)
ディラノ・テイラー: 170.6ポンド(77.38キロ)

マゴメド・マゴメドケリモフ(ロシア)

<女子ライト級/5分3R>
ジャナ・ファビアン: 160.8ポンド(72.93キロ)
ジュリア・バッド: 154.4ポンド(70.03キロ)

<ウェルター級/5分3R>
サディボウ・シ: 170.8ポンド(77.47キロ)
ニコライ・アレクサヒン: 170.2ポンド(77.2キロ)

<ウェルター級/5分3R>
グレイソン・チバウ: 169.6ポンド(76.92キロ)
ジャラ・フセイン・アルシラウィ: 170ポンド(77.11キロ)

<女子ライト級/5分3R>
エレナ・コレスニク: 155.2ポンド(70.39キロ)
アビゲイル・モンテス: 154ポンド(69.85キロ)

<女子ライト級/5分3R>
ヴァネッサ・メーロ: 155.8ポンド(70.66キロ)
マルティナ・インドロヴァ: 155.4ポンド(70.48キロ)

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BELLATOR Brave CF MMA MMAPLANET o PFL PFL2022#03 UFC アビゲイル・モンテス アンソニー・ペティス クラレッサ・シールズ クリス・サイボーグ ケイラ・ハリソン サディボウ・シ ジャナ・ファビアン ジャラ・フセイン・アルシラウィ ジュリア・バッド ジョアォン・セフェリーノ ニコライ・アレクサヒン ボクシング マルティナ・インドロヴァ レイ・クーパー3世 ローリー・マクドナルド

【PFL2022#03】絶対女王ケイラ・ハリソン継続参戦。ウェルター級、セフェリーノ&アルシラウィに注目

【写真】ともに2019年&2021年シーズンを制したケイラ・ハリソン&レイ・クーパー3世(C)PFL

5日(水・現地時間)、PFLが5月6日(金・同)にテキサス州アーリントンのEスポーツ・スタジアム・アーリントンで開催するPFL2022年シーズン第3週のラインナップを発表した。

全6階級、1週で2階級ずつ消化されるレギュラーシーズンの第3順は女子ライト級とウェルター級の戦いの火蓋が切って落とされる。


Bellatorでクリス・サイボーグ戦実現か──そんな声もあった2度の世界女子ライト級王者ケイラ・ハリソンは結局PFLに残った。3度目の100万ドル獲得を目指す一歩はBellatorで1勝1敗、昨年のPFLに転じたマリーナ・モフナトキナだ。

ハリソンの対抗馬として期待が集まる元Bellator世界女子フェザー級王者ジュリア・バッドはジャナ・ファビアンと対戦。まだまだ層が薄い女子ライト級だが、過去2度のシーズンよりもMMAをこなしてきた選手が今シーズンはニューカマーとしては参入してくる。

カザフスタンの柔道ナショナルチームからMMAに転じたザマザグル・フェイザァラノワのキャリアは7勝1敗──ラリッサ・パチェコと相対する。

UFCで1勝3敗だったヴァネッサ・メーロもPFLに転じ、チャレンジャーシリーズで契約を勝ち取ったマルティナ・インドロヴァと戦う。また五輪金✖2、ボクシングでは世界8冠のクラレッサ・シールズのMMA転向2戦目で、判定勝ちを収めたアビゲイル・モンテスも2022年シーズンを戦うことが決まった。

とはいえキャリア4戦目のモンテスやバンタム級から2階級アップのメーロはハリソン相手では荷が重いだろう。バッド、フェイザァラノワの両者が過去のシリーズに参加していた初戦の相手にどのような勝ちっぷりを見せることができるか。その辺りが絶対王者ハリソンが君臨する女子ライト級を活性化させる鍵となるだろう。

フリーエージェントになる可能性もあった2019年&2021年ウィナーのブラダボーイ=レイ・クーパー3世。準決勝でブラダボーイ、シーズン2戦目でグレイソン・チバウに敗れた──悩めるビッグネーム=ローリー・マクドナルド。

昨年準優勝のマゴメド・マゴメドケリモフと、トップどころに目新しさがないウェルター級で注目は、BRAVE CFウェルター級&スーパーウェルター級王者からチャレンジャーシリーズを経て、PFL入りしたジャラ・フセイン・アルシラウィか。

初戦のチバウ戦を如何にクリアするか。この試合の結果、内容如何でヨルダンのライオンがシーズンの台風の目になることもありうるだろう。

また過去3シーズン無敗ながら負傷でドロップアウトが続いているジョアォン・セフェリーノが、第1戦では3度目の正直=マゴマドケリモフ戦が決まっているが、この1戦もシーズンの行方を占ううえでカギを握るファイトとなりそうだ。

昨年のロリマク敗退のようなアップセットやジャイアント・キリングが起こるのか。3強とアルシラウィ、セフェリーノに注目のウェルター級だ。

また2022年シーズン第1週に出場予定だったアンソニー・ペティスと、その対戦相手マイルス・プライスのマッチアップがこの週にスライドされている。その理由はリリースに見られなかったが、注目ファイター救済の特別措置であるならスポーツとしては認めがたい──が、それもPFLに残るWSOF臭といえるか。

■視聴方法(予定)
5月7日(土・日本時間)
午前6時30分~Official Facebook

■ PFL2022#03対戦カード

<女子ライト級/5分3R>
ケイラ・ハリソン(米国)
マリーナ・モフナトキナ(ロシア)

<ウェルター級/5分5R>
レイ・クーパー3世(米国)
マゴメド・ウマラトフ(ロシア)

<ライト級/5分5R>
アンソニー・ペティス(米国)
マイルス・プライス(アイルランド)

<ウェルター級/5分3R>
ローリー・マクドナルド(カナダ)
ブレット・クーパー(米国)

<ウェルター級/5分3R>
マゴメド・マゴメドケリモフ(ロシア)
ジョアオ・セフェリーノ(ブラジル)

<女子ライト級/5分3R>
ジャナ・ファビアン(豪州)
ジュリア・バッド(カナダ)

<ウェルター級/5分3R>
サディボウ・シ(スウェーデン)
ニコライ・アレクサヒン(ロシア)

<女子ライト級/5分3R>
ラリッサ・パチェコ(ブラジル)
ザマザグル・フェイザァラノワ(カザフスタン)

<ウェルター級/5分3R>
グレイソン・チバウ(ブラジル)
ジャラ・フセイン・アルシラウィ(ヨルダン)

<女子ライト級/5分3R>
オレナ・コレスニク(ウクライナ)
アビゲイル・モンテス(メキシコ)

<女子ライト級/5分3R>
ヴァネッサ・メーロ(ブラジル)
マルティナ・インドロヴァ(チェコ)

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