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【PFL201#05】計量失敗のクーパーが手強いアレクサヒンに判定勝ち。Pレスを最小限に抑えプレーオフ決定

<171.6ポンド契約/5分3R>
レイ・クーパー3世(米国)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
ニコライ・アレクサヒン(ロシア)

計量失敗で、-1P。この試合で加点はない前回の世界王者ブラダボーイが、左ジャブを伸ばす。アレクサヒンはワンツーからジャブ、右を当て首相撲からヒザ蹴りもブラダボーイがダブルレッグへ。ボディロックを腰の乗せて投げたアレクサヒンだが、スクランブル後に左を被弾し効かされる。

それでも鋭い打撃を振るうアレクサヒンに対し、ブラダボーイは再びダブルレッグからケージ際のクリンチへ。ヒザをボディに受けて、効いたように見えたブラダボーイが離れると、アレクサヒンが離れて左ローからワンツーを打ち込む。

殴られながらブラダボーイは組んでいく。スプロールしたアレクサヒンが右をヒット、さらに左ジャブを当てる。ブラダボーイも左ジャブを入れるが、呼吸が粗くなっている。フックに左をカウンターで受けたブラダボーイが、ワンツーフックで前に出て組んでいく。アレクサヒンはテイクダウン防御も強く、ヒザやボディにパンチを打ちつけ、シングルレッグも頭を押して足を引き抜く。前蹴りから右フック、続いてヒザ蹴りから左フックを当てたアレクサヒンが打撃戦でブラダボーイをリードした。

2R、ジャブ&リードフックの交換からブラダボーイが右オーバーハンド。続いて左フックを放つアレクサヒンはヒザ蹴り、続いて前蹴りを互いに蹴り合う。アレクサヒンは左ミドルから左フック、ブラダボーイが左ジャブ、フックから組みに行くも既に標的は目の前から移動している。打撃戦でリードしたアレクサヒンがスピニングバックフィストも、直後にブラダボーイが左フックを打ち込む。ジャブにも、跳びヒザを見せたアレクサヒンが右フックを被弾する。

凄まじい打撃戦が続き、アレクサヒンが初めて自分から組んでケージへ。体を入れ替えたブラダボーイは、ヒザをボディに受ける。逆に左ボディショットを打ち込んだブラダボーイがケージレスリングで削っていくと、ついに前方に崩してバックへ。両手をマットにつけてヒザを防ぐアレクサヒン、ブラダボーイがワキ腹にヒザを突き刺しイーブンとしたか。

最終回、ブラダボーイが左ロー、アレクサヒンが左ハイを見せる。前に出てヒザを突き上げるアレクサヒンは、ダブルレッグを切る。ケージ前を左右に回るアレクサヒンが、首相撲&ヒザを顔面に連続でいれる。ブラダボーイはダブルレッグから、リフトアップしてスラム。そのままバックに回ったブラダボーイは、腰にヒザを打ちつけアレクサヒンを立たせない。アンクルをコントロールし、肩を押し付けてコントロールするブラダボーイの前にアレクサヒンは動きが止まっている。クラッチを剥がしつつ立ち上がったアレクサヒン、バックコントロールを許したまま時間は残り1分になり、ようやく胸を合わせることに成功する。

ブラダボーイは離れず、ダブルレッグ。左腕を差したアレクサヒンは、左ハイを狙う。ラスト30秒、アレクサヒンがワンツー。続くスピニングバックフィストを空振りしたアレクサヒンは打撃で前に出ることができずダブルレッグを狙う。スプロールして、がぶったブラダボーイはタイムアップを迎え──なんとジャッジの1人は30-27をつけるスコアで、3-0の判定勝ち。ボーナスをアレクサヒンに与えず、プレーオフ進出しミッション・コンプリートとした。

シーズン最終戦=ローリー・マクドナルド✖グレイゾン・チバウ戦を前に、そのロリマク、セフェリーノ、ブラダボーイがトップ4を確定。残りの一席をチバウとマゴメドカリモフが争う状況になった。


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【PFL2021#05】元UFCファイターのクンチェンコに勝利も、サディボウ・シ──プレーオフ進出は微妙

【写真】UFCで岡見勇信に勝利しているクンチェンコに判定勝ちしたシ、とはいえボーナスPは欲しかった(C)PFL

<ウェルター級/5分3R>
サディボウ・シ(スウェーデン)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
アレクセイ・クンチェンコ(ロシア)

長身のシがワンツーを2度入れる。さらに前蹴りで腹を蹴り、クンチェンコを懐に入らせない。クンチェンコが右カーフロー、前蹴りも右ストレートを被弾する。まるで階級が違う様な体格差の前にクンチェンコは右オーバーハンドを2発繰り出すが、届かない。逆にシはガードの上からハイを蹴り、ジャブ、そして前蹴りを続ける。左ジャブにクンチェンコは右ローを入れ、ショートのコンビから組みつく。ケージに押し込み、ボディを殴るクンチェンコ。押し返したシが、ケージ中央で離れる。

残り1分、再び組んだクンチェンコがヒザを太腿に入れるが、-1Pスタートだけにこれではプレーオフ進出が厳しくなる。シがここも押し返すと、クンチェンコが払い腰を決めたところで初回が終わった。

2R、1Pのシもプレーオフ進出のためにこの回でフィニッシュが欲しいシが左ミドルを3発蹴り、右ジャブを当てる。オーソに戻し、ワンツーをヒットさせるとクンチェンコが後方にふらつく。追撃の右で尻もちをついたクンチェンコがダブルレッグでケージに押し込み、まずはピンチを乗り切る。

一度は体を入れ替えたシだったが、クンチェンコは再びケージに押し込む。プレーオフ進出へのボーナスが遠くなる展開が続き残り80秒でシは離れる。左ミドルを入れ、左ハイはガードされたシが、ボディを殴り左ジャブから右アッパー、左ミドルと攻撃を続ける。しかし、的確な攻撃もラッシュと表現するには至らず、クンチェンコがシングルでケージに押し込みシは総得点を6Pとする機会を失い、ブラダボーイ逆転は無理となった。

3R、クンチェンコは右ロー2発から、左ミドル。シも左ミドルを返すが、最終回になりクンチェンコの勢いが出てきた。シはクリンチで出るが、逆にケージに押し込まれ細かいパンチ&ヒザを受け続ける。ダブルレッグ、シングルレッグを切るシだが、ケージに押し込まれた時間は3分を越える。もちろん判定で敗れることはなく、レコードは汚れないが、ボーナスもない。

と左の相打ちから、クンチェンコが右ローを入れる。左ミドルにも、軸足にローを入れるクンチェンコは、シのスピニングバックフィストもダックで見切る。自らのハイでスリップしたクンチェンコが、尻もちから起き上りつつシングルでケージに押し込み、クリンチでボディを殴りタイムアップ。

シは判定勝ちも獲得Pは合計で『4』。クンチェンコは『-1』のままでシーズン敗退が決まった。これから4試合を残した時点で、シは「この4Pで、なんとかプレーオフに進みたい」とインタビューで話した。


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【PFL2021#05】計量終了 ブラダボーイが計量失敗。減点され5Pから加点なし、プレーオフ進出に黄信号

【写真】セレモニアル・フェイスオフでもやや目がくぼんだ感があったクーパー3世 (C) PFL

16日(水・現地時間)、17日(木・同)にニュージャージー州アトランティックシティのオーシャン・カジノリゾートで開催されるPFL2021#05の計量が行われた。

数字上、全員にプレーオフ進出の可能性があるウェルター級で、一大事が起こった。現在6Pでランク1位のれい・クーパー3世が計量に通過せず、-1Pで5Pから勝っても加点はないという厳しい状況に追い込まれた。


対するニコライ・アレクサヒンは初戦が不運にもNCで1Pとし手にできておらず、3Pをとっても4Pにしかならずフィニッシュが必須の対戦となる。

そのアレクサヒンはセレモニアル計量後に「初戦では不幸にも、自分の力を全て見てもらうことはできなかった。でも今回は、全てを手にするつもりだよ」とインタビューに答える。

対してブラボ―イは当然のように硬い表情で、「やることは変わらない。フィニッシュする。計量ミスをしてしまって、申し訳ないと思っている。ただ、勝つしかない。体調不良? そういうことはない。でも減量に失敗してしまったんだ。試合に集中するよ」と話した。

ライバルの計量失敗で、暫定1位となったローリー・マクドナルドと対戦するグレイゾン・チバウは「この試合は2人のレジェンドが戦う。ローリーはレスリング、柔術、打撃、全てができる。ただ、僕らの間にそれほど差はない。ただ戦う、喧嘩だ」とコメント。

対してロリマクは「どのような状況だろうが、準備はできている。喧嘩ファイトを仕掛けれても、相手の観察してアドバンテージを見つけるだけの経験が僕にはある。喧嘩がしたいなら、応じるよ。フィニッシュする自信もある。プレーオフに進めるなら、ランキングは関係ない。その時に人生最高のパフォーマンスを見せるだけだから」と非常に落ち着いた様子で語った。

クーパーが5P止まりになったことで、ジョアォン・セフェリーノは3Rでフィニッシュすれば、トップ4入りが濃厚となる。前回王者の動向は、マイナススタートのアレクセイ・クンチェンコが2Rまで、マゴメド・マゴメドケリモフが初回でフィニッシュされないことが重要になるが、果たしてサディボウ・シとカーティス・ミランダーにロシアンを倒す力はあるのか……。

■視聴方法(予定)
6月18日(金・日本時間)
午前6時30分~Official Facebook

■ PFL2021#05対戦カード

<ウェルター級/5分3R>
ローリー・マクドナルド: 171ポンド(77.56キロ)
グレイソン・チバウ: 170.6ポンド(77.38キロ)

<ウェルター級/5分3R>
レイ・クーパー3世: 171.8ポンド(77.92キロ)
ニコライ・アレクサヒン: 169ポンド(76.66キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
エミリアーノ・ソルディ: 205ポンド(92.99キロ)
ダン・スポーン: 205.6ポンド(93.25キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
セザー・フェレイラ: 205.4ポンド(93.16キロ)
クリス・カモージ: 204.6ポンド(92.8キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
アントニオ・カーロス・ジュニオール: 205ポンド(92.99キロ)
ヴィニー・マガリャエス: 204ポンド(92.53キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
マールシン・ハムレット: 205.6ポンド(93.25キロ)
コリー・ヘンドリックス: 205.6ポンド(93.25キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジョアォン・セフェリーノ: 171ポンド(77.56キロ)
ジェイゾン・ポネ: 169.4ポンド(76.83キロ)

<ウェルター級/5分3R>
マゴメド・マゴメドケリモフ: 171ポンド(77.56キロ)
カーティス・ミランダー: 170.6ポンド(77.38キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ジョーダン・ヤング: 206ポンド(93.44キロ)
トム・ローラー: 203.6ポンド(92.35キロ)

<ウェルター級/5分3R>
アレクセイ・クンチェンコ: 169.6ポンド(76.92キロ)
サディボウ・シ : 170ポンド(77.11キロ)

【ウェルター級ランキング】
1位 6P レイ・クーパー3世
2位 6P ローリー・マクドナルド
3位 3P ジョアォン・セフェリーノ
4位 1P ニコライ・アレクサヒン
5位 1P サディボウ・シ
6位 0P グレイソン・チバウ
7位 0P カーティス・ミランダー
8位 0P ジェイゾン・ポネ
9位 -1Pアレクセイ・クンチェンコ、マゴメド・マゴメドケリモフ

【ライトヘビー級ランキング】
1位 6P セザー・フェレイラ
2位 6P アントニオ・カーロス・ジュニオール
3位 5P マールシン・ハムレット
4位 3P エミリアーノ・ソルディ
5位 3P ジョーダン・ヤング
6位 0P クリス・カモージ
7位 0P ダン・スポーン
8位 0P トム・ローラー
9位 0P コリー・ヘンドリックス
10位 -1P ヴィニー・マガリャエス

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