<フェザー級/5分3R>
中田大貴(日本)
Def.2R4分59秒 by ギロチン
三宅輝砂(日本)
身長とリーチで上回る三宅に対し、中田が一気に距離を詰めた。ガードを固めて頭を振り、パンチとローで攻め立てる。上下にパンチを散らす中田は、三宅の前蹴りをキャッチしてグラウンドに持ち込もうと試みる。しかし三宅がディフェンス、一度はマットに着いたが両者すぐに立ち上がった。
三宅が組みつき、中田をケージに押し込む。バックに回った三宅に対し、中田が上手投げを見せるも、三宅がトップを奪った。フルガードの中田、三宅はニースライドで足を一本越える。三宅がハーフガードの中田をパンチで削りながら、頭をつけて抑え込む。中田はフルガードに戻した。上半身を起こした三宅はパンチを振るうもヒットはなし。
中田が立ち上がると、そのまま三宅が追い、ケージに押し込む。ワキを差し上げる三宅、中田は首相撲の展開から離れた。パンチで三宅にケージを背負わせた中田が、そのまま三宅をケージに押し込む。ケージ中央に戻ると、中田が左右フックのラッシュを見せながら左ストレートをボディに突き刺す。さらにテイクダウンを狙うも、これはカットされた。
ジャッジは2名が10-9で中田、1名が10-9で三宅につけている。
2R開始早々、レフェリーが試合を中断した。三宅の左目が腫れており、ドクターチェックが入る。チェック後、試合は再開。三宅が右前蹴り、右ローを繰り出す。中田は距離を詰めて左右フックを狙う。中田のパンチを潰した三宅がシングルレッグで組みつき、尻もちを着かせてケージ際へ。三宅が中田の足を抑える。
立ち上がる中田、三宅は食らいついていくも中田が首相撲で体勢を入れ替えた。離れる三宅に中田がパンチを連打で当てる。三宅が再び組みついてグラウンドへ。ハーフガードを取る中田に対し、三宅もパンチで削りながらパスを狙う。しかし中田が足を利かせ、パウンドもクリーンヒットを許さない。
三宅が体を起こしたところで、中田がフィフティフィフティの体勢を狙うも、三宅はトップに戻った。そのままハーフガードの中田を抑え込む三宅。パンチと鉄槌を浴びせながら、中田のギロチンを凌ぎ、そのままトップでラウンドを終えた。
……と思われたが、なんとここで三宅が絞め落とされていることが判明。中田がギロチンで一本勝ちを収めた形となった。
勝利した中田は「まずはパンクラス30周年おめでとうございます! いろんな方々の想いが受け継がれて、そのバトンを自分が受け取りました。明日からまた生きるぞ!」と叫んだ。