【写真】延期を知らせるオフィシャルのCGにリトゥ・フォーガットでなく、ブラジルのジュリー・メサバルバがモン・ボーの横に確認できる (C)ONE
21日(金・現地時間)、ONE Championshipが5月28日(金・同)にシンガポール開催予定だったONE120「EMPOWER」を延期することをオフィシャルSNSを通して発表した。
ONE世界女子ストロー級選手権試合=王者シィォン・ヂィンナンミッシェル・ニコリニで、日本から平田樹が出場するアトム級女子ワールドGPの開幕戦が準々決勝が予定されていたが、シンガポールのロックダウンにより延期が決まった。
シンガポール政府では14日(金・同)に16日(日・同)から6月13日(火・同)まで4週間のロックダウン措置を取ることを発表しており、既にレストランでの外食は禁止、家庭外での人と人が対面することは2人までに制限されている。
近々の7日間での1日の新規感染者が平均32人、それでも増加傾向にあるということでこのような厳格な措置が取れるということは、いかにシンガポールではコロナを制御してきたのか。そのなかで国際大会を完全バブルを創った上でONEが開いてきたのかということに驚かされる。
とはいえロックダウンの発動宣言から、今大会の開催が危ぶまれていたことは明らかで本来では同大会に出場する日本勢は19日(水)に離日予定だったが、日曜日に21日(金)に変更されることが伝えられていた。
またPCR検査も事前でなく空港で受けるよう指示があったことで、大会が行えないことは選手も薄々感じ取っていたに違いない。それでもONE首脳はシンガポール以外で急遽イベント開催できないか協議に入っていたという情報も聞き伝わってきたが、もちろん時間も渡航条件も厳し過ぎることは明白だった。
ONEから今後については言及されていないが、来月16日にロックダウンが解けたとしても隔離措置などを考えると、18日は難しいことが予想され、早くとも仕切り直しは25日を睨むことになるか。
また今回の延期発表でONEが用いたグラフィックでは、モン・ボーの相手が先日のONE Dangalでビー・ニューイェンに敗れたリトゥ・フォーガットでなく、ジュリー・メサバルバが写っていることが確認できる。
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