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ONE ONE Reign of Dynasties II ONE112 II Report ケアヌ・スッバ タン・カイ ブログ

【ONE112 II】2R移行は一方的、拳でケアヌ・スッパを圧倒したタン・カイが文句なしの3-0勝利

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
ケアヌ・スッバ(マレーシア)
Def.3-0
タン・カイ(中国)

右ローを蹴ったスッバが、スイッチを織り交ぜて左ローも蹴る。タン・カイは右を伸ばすが、やや距離が遠いか。スッバが左ミドルを2発、タン・カイも左ミドルを蹴る。ジャブにワンツーを合わせていったタン・カイも構えを変えて打撃戦に臨んでいる。スッバの左ミドルに左フックをタン・カイが合わせようとする。ミドルを蹴り、蹴り足を前に置いて構えを変えることもあったスッバが、テイクダウンへ。尻もちをつきながらタン・カイはすぐに立ち上がって、ヒザで顔面に狙う。タン・カイは右を当て、スッバは右ローを蹴り、接触が決して多くない初回が終わった。

2R、オーソでスタートしたスッバはスイッチして左ミドル、続くテイクダウン狙いはタン・カイが切る。蹴りにワンツーを合わせ、ボディフックを繰り出すタン・カイは右ローを蹴られた直後に距離を詰めて右を打つ。さらに右オーバーハンドを見せ、真っすぐを当てたタン・カイの勢いが増していく。左フックをかわそうとしてバランスを崩したスッバは右を被弾し、動きが落ちケージを背負うようになる。タン・カイは誘ってワンツー、下がったところで左フック、アッパーから跳びヒザと攻め込む。右を受け、怯んだスッバはダブルレッグでテイクダウンへ。

スイッチからバックに回ることはできなかったが、足を取ってリバーサルを決めたタン・カイがサイドで抑える。スッバが足をきかせるとタン・カイはスタンドに戻り、ここも右ストレートを打ち込む。右ボディ、左フック、左ハイから右ストレートを打ったタン・カイは、終了間際にも右ストレートを打ち込み、サイドキックも顔面へ。スッバは完全に動きが止まった。

3R、右ハイを蹴ったタン・カイが、ワンツーから左ロー。さらに右フック、ジャブからワンツーを入れ、スッバは手が出ず追い込まれる。スッバがサウスポーに構えても、オーソに構えても右の拳が中心線にあるタン・カイが、ジャブからワンツーフック。左リードフックも当たり、ジャンピングニーから右ストレート、左を当てると、さらに左フックをテンプルに入れる。頭が下がったスッバのボディを打ち抜き、左右の拳で腹を抉るタン・カイ。全く勢いに差が出た両者、スッバは右を被弾しケージの前から動けない。

サウスポーから左ミドル、右ストレートを入れ、スッバのミドルを受けても構わず前に出てダブルのジャブ、右を見せたタン・カイが2Rからは一方的にスッバを攻め続け、判定勝ちを手にした。


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ONE ONE Reign of Dynasties ONE112 II Report ブログ ミャオ・リータオ 澤田龍人

【ONE112 II】澤田龍人──最後までバックを取り続けることはできず、下になるもミャオに判定勝ち

<ストロー級(※61.2キロ)/5分3R>
澤田龍人(日本)
Def.3-0
ミャオ・リータオ(中国)

前足の蹴りを使うミャオに対し、澤田はショートのワンツーを見せて一旦距離を取りダブルレッグを決める。ハーフからスクランブルでもがぶる澤田は、マウスピースを拾えとアピールするミャオをケージに詰めてダブルレッグで倒し、バックへ。上を向いたミャオに肩固め、さらにマウントへ移行する。パワーのあるミャオは、ここもスクランブルに持ち込むが、澤田は落ち着いて3度目のテイクダウンを決める。

ここもバックに回り両足をフックした澤田は、腕を差して起き上ろうとしたミャオの背中を逃さず再び両足をフックしてRNCへ。絞めは極まらないが、澤田は暴れるミャオに胸を合わせることを許さない。残り45秒でついに正対され、ガードを取った澤田は腰を切って腕十字へ。腕を抜いたミャオが左のパンチを落とすが澤田は攻勢点が十分につく初回だった。

2R、開始直後にテイクダウンからバック&ワンフックから両足をフックした澤田に対し、ミャオが手首を掴んで絞めはセットアップさせない。グローブを掴むミャオにイエローカードが提示され、同じポジションで再開される。澤田はマウントに移行し、ブリッジのミャオのバックへ。パンチを打ちながらバックグラブを続けた澤田は、スクランブルに持ち込んでも背中を見せるミャオを逃さない。

頭を上に持っていき、フックを一本解除したミャオだが、胸を合わすことができない。澤田は4の字フックで組み、最後の1分でミャオが正対して上を取る。ここでパウンドを受けるとポイントを失う可能性もある澤田が、腕十字へ。初回と同じように腕を抜いたミャオが立ち上がると、起き上りつつダブルレッグを狙う澤田をがぶるもタイムに。

最終回、内回し蹴りを見せたミャオは、澤田のテイクダウン狙いを切ってパンチを入れる。蹴りを繰り出すミャオに対し、ヒザを尽きながら組みついてテイクダウンからバックに回った澤田は短時間で胸を合わされガードを強いられる。ミャオはキムラを許さず、足を抜きに掛かる。ニーシールドから足を戻した澤田は、腰を切って腕十字も体重をかけたミャオが潰す。

澤田は下になったままでなく、スクランブルかサブミッションに持ち込みたい。前腕を打ちつけるミャオにパスは許さない澤田が、潜ってリバーサル狙い&シングルへ。さらにケージ詰めてアンクルピック、シングル移行するがミャオを倒れずパンチを打ちつける。澤田は起き上りながら、ドライブしてケージ際へ。シングルからダブルの澤田はバック狙いも落とされてしまう。ここからタイムアップまでガードを取った澤田、下からの仕掛けは限定的だったが、3-0で判定勝ちを手にした。


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【ONE112 II】計量&ハイドレーション結果 コロナ第二派のマレーシアからスッパ、復活の狼煙あげられるか

【写真】マレーシアに活気を与えることができるのか。ケアヌ・スッバ(C)MMAPLANET

本日16日(金・現地時間)、シンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されたONE112「Reign of Dynasties II」の中継が行われ、その最終計量及びハイドレーション結果がONEより発表されている。

ONEでは水抜き禁止、北米MMAより実質1階級の体重が上限となり、ハイドレーション・テストが試合の2日前と前日に行われている。体重はリミット+500グラム、ハイドレーションは1.0250以下という規定が設けられており、1日でもパスできないと試合当日の朝に再計量が必要になっている。


本拠地シンガポールで活動を再開したONE。今夜中継されるONE112「Reign of Dynasties II」ではシンガポール在住の澤田龍人が注目のミャオ・リータオと対戦するストロー級と、マレーシアのケアヌ・スッバが同じくタン・カイと戦う2試合のMMAマッチが組まれている。

新型コロナウィルス感染を封じ込め、国内での旅行も行われていたが、結果的に第2派が起こり──まさに2日前からスランゴール州とクアラルンプール及びプトラジャヤで条件付き活動制限令が再度実施され、中間窓口も閉鎖されたマレーシアから参戦しているケアヌ・スッバ。高橋遼伍戦では負傷TKO負けとなったが、それまでは間合いを制するなど力を見せていたスッバが、外界の喧騒をよそにケージで復活の一歩を記すことができるか、注目だ。

ハイドレーションと計量結果は以下の通りとなっている。
※赤字の選手の名前をクリックするとインタビューに跳びます

■ONE Reign of Dynasties II対戦カード

<キックボクシング・バンタム級/3分3R>
秋元皓貴:65.35キロ/1.0099
ジャン・チェンロン:65.55キロ/1.0087

<ムエタイ・フェザー級/3分3R>
サゲッダーオ・ペットパヤータイ:69.05キロ/1.0053
ジャン・チュンユ:69.9キロ/1.0061

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
ケアヌ・スッバ:69.9キロ/1.0061
タン・カイ:69.85キロ/1.0061

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
アズワン・チェウィル:61.0キロ/1.0036
ワン・ウェンフェン:61.0キロ/1.0070

<ストロー級(※61.2キロ)/5分3R>
澤田龍人:56.4キロ/ 1.0061
ミャオ・リータオ:56.6キロ/1.0116

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
モハメド・ビン・マムード:65.8キロ/1.0229
ハン・ズーハオ:65.6キロ/1.0099

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