【写真】ついにタイトル挑戦へ向けての最後の関門といえるマクラーレン戦が実現する若松佑弥 (C)ONE
3日(水・現地時間)、ONE Championshipから4月のONE118 : ONE on TNTシリー第3週=ONE TNT03で若松佑弥がリース・マクラーレンと上久保周哉がトロイ・ウォーセンと戦うことが公式SNSで発表された。
TNTシリーズとしては第一弾として、4月8日(木・同)開催のONE on TNT01でONE世界フライ級王者アドリアーノ・モライシュデメトリウス・ジョンソン、エディ・アルバレスユーリ・ラピクス、ロッタン・シットムアンノンがジェイコブ・スミス。15日(木・同)に中継のONE TNT02ではONE世界ライト級選手権試合=王者クリスチャン・リーティモフィ・ナシューヒン。22日(木・同)中継のTNT03ではウェルター級コンテンダーバウトとしてオンラ・ンサンヴィタリー・ビグダッシュのカードが発表があった。
その後、4月29日(木・同)に開催されるONE119: ONE TNT04で青木真也セイジ・ノースカット戦がアナウンスされると、6日(金・同)のONE Fists of Furry02の国際中継では、今後のスケジュールとして──ONE TNT02でマーチン・ウェンキム・ジウン、ムエタイのワンダーガール・フェアテックスアンバー・キッチン、ONE TNT03ではアミール・アリアックバリアナトリ―・マリューヒン、ムエタイのニキー・ホルツケンウエイン・パー、そして秋山成勲モハマド・カラキ(※フライング発表という話も……)、ONE TNT04でオンラ・ンサンヴィタリー・ビグダッシュがリスケジューリングされ、青木ノースカットとともにジョン・リネケルスティーブン・ローマンの試合がアナウンスされた。
フライ級の頂点を目指す若松にとっては、昨年10月にキム・キュソンに勝利して以来、約5カ月振りの実戦。リース・マクラーレンは挑戦権を手に入れるために落とすことはできない必勝のマッチアップだ。
また上久保にとってONE参戦とMMA出場は2019年11月のブルーノ・プッチ戦から、実に1年4カ月振りとなる。
コロナ禍ではグラップリングや柔術に出ながら、戦力アップを心掛けてきた黒いステルス。MMAでは2年5カ月振りのケージMMAで、永久電池ファイトにより、人知を越えた肉体を持つウォーセンを削ることができるか──非常に楽しみな2試合だ。
また今回よりリードカードと呼ばれるようになったプレリミだが、TNT01ではテイラー・マグワイアライモンド・マゴメダリエフのウェルター級戦、ウマウ・ログログ・ケニメディ・バゲリのヘビー級戦、TNT02でもヘビー級戦が2試合=ダスティン・ジョインソンイスラム・アバソフ、さらにはマーカス・ブシェシャ・アルメイダのMMAデビュー戦となるカン・ジウォン戦、TNT04ではライト級のローウェン・タイナネスピーター・バウシュト、女子フライ級のコルビー・ノースカットソヴァナリー・エムも決まっている。
ログログ、ブシェシャというヘビー級勢。ライト級の再起戦対決=タイナネスバウシュトなど興味深いリードファイトは、MMA2試合と立ち技1試合の計3試合が米国東部時間の水曜・午後8時半にB/R LIVEで配信される。日本では木曜・午前9時半スタートでABEMAでメインカードまで通して中継となる。サラリーマンのMMAファンはメインカードの後半戦は昼休みにチェックできるといったところか。
なお若松と上久保の今回の試合に関する、意気込みは以下の通りだ。
若松佑弥
「今回の試合に向けてやっている事は、対策というよりも全ての局面で圧倒出来る様にまんべんなく強化しています。若松佑弥といえば打撃だと思われていますが、相手がテイクダウンを狙ってきても切って隙間ができればヒザ、ヒジも打つし、どんなポジションでも打撃を叩き込んでいきます。逆にテイクダウンにもいきます。相手が何も出来ない状況を作って圧倒します。
体中に武器を持っていて、それで殺傷しまくるイメージでいきます。まだ知られていない若松佑弥を魅せたいと思っています。ただ今回もすぐに相手が怯んで、終わるかもしれないです。相手はきっと必死で組んでくると思いますが、何も通用しないところを見せて勝ちますので楽しみにしていてください。日本にはこんな強い奴がいるんだと、世界に知らしめるような戦いをします」
上久保周哉
「コロナ禍が始まり、世界の人々が危険に晒され、多くの国でロックダウンが行われ、日本も緊急事態宣言や外出自粛などをせざるを得ない状況の中、『強くなり続ける』事を選択して練習を続けてきました。それは格闘技が好きで、自身が成長できている実感こそが生きている楽しさの一つだったからです。
ただ、それは実際には世間からすれば大変に我儘な事である事も承知していて、家族や友人などにも負わせるリスクを考えると『すぐにでも試合がしたい』という気持ちにならなかった事も事実です。
ただ、松嶋こよみゲイリー・トノン戦を見て熱くなる自分がいましたし、自分もベストを尽くす試合をしたいと思いました。一定の期間様子を見てきて、万が一自分がコロナの陽性だった場合の対応も確認しつつ強くなるための時間を過ごしてきました。
今回の相手は強いです。前戦はスプリット負けながらも勝っていてもおかしくない試合だったし、厳しい試合になると思います。僕が乗り越えていかなければならない壁になる素晴らしい選手が来たと思いました。相手には『もう二度と上久保とは試合したくない』と思わせるような試合をできるようにしたいです。
ベストを尽くしてサバイブする。僕には頑張る事しかできないので」
■視聴方法(予定)
3月5日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App
■ONE117 02 「Fists of Furry02」対戦カード
<ヘビー級(※120.2キロ) 5分3R>
アミール・アリアックバリ(イラン)
カン・ジウォン(韓国)
<ヘビー級(※120.2キロ) 5分3R>
アナトリー・マリューヒン(ロシア)
アレッシャンドリ・マシャド(ブラジル)
<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
高橋遼伍(日本)
タン・カイ(中国)
<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>※
中原由貴(日本)
ラスラン・エミルベク(キルギス)
<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>※
ロシャン・マイナン(インド)
アジス・カリム(インドネシア)
<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
マーク・アベラルド(ニュージーランド)
エミリオ・ウルティア(米国)
※昨年12月18日に行われた試合。それ以外の試合は2月26日に実施され、録画中継される。
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