カテゴリー
45 MMA MMAPLANET o ONE ONE FF74 イ・スンチョル モイセス・イロゴン

【ONE FF74】イ・スンチョルがイロゴンを右オーバーハンドからパウンドアウト。満点デビュー!!

【写真】フィジカルが強いイロゴンに対し、タイミングとノンストップMMAで勝負。その当て感は変わらず、すぐに本戦で見たい(C)ONE

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
イ・スンチュル(韓国)
Def.1R2分49秒by TKO
モイセス・イロゴン(フィリピン)

間合いを測るなかで左ジャブを伸ばすイ・スンチョルは、ダブルレッグでドライブしボディロックでテイクダウンを奪う。イロゴンはクローズドガードからエルボーを打ち、腰を上げたイ・スンチョルは鉄槌から重いパンチを落とす。

イロゴンの腕十字を防ぎ、立ち上がってパンチを落とすイ・スンチョルは、足を絡ませてスクランブル狙いのイロゴンをがぶってギロチンへ。後方に引き込まれたタイミングで前転してトップを取り返したイロゴンは、サイドで抑え頭を越えてアームロックを狙う。イ・スンチョルのシングルにも、イロゴンはグリップをキープして寝技に持ち込む。

イ・スンチョルはシングルを続け、レッスルアップ。離れて打撃の展開になるとイ・スンチョルが右ロー、イロゴンは左ハイを空振りに。直後にイロゴンの右に、イ・スンチョルが右オーバーハンドを当てる。腰から崩れたイロゴンに対し、イ・スンチュルはパンチ、鉄槌から足を捌きつつパウンドを連打しONE FF初陣でインパクトを残すTKO勝ちを収めた。


The post 【ONE FF74】イ・スンチョルがイロゴンを右オーバーハンドからパウンドアウト。満点デビュー!! first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 AB Gladiator K-MMA MMA MMAPLANET o ONE ONE FF74 イ・スンチョル ブログ モイセス・イロゴン

【ONE FF74】グラジを席巻したイ・スンチョルが、イロゴンと対戦。適正体重でONEに挑戦開始

【写真】ONEストロー級参戦で、いかにパフォーマンスが向上しているのか注目(C)MMAPLANET

9日(金・現地時間)、タイはバンコクのルンピニー・スタジアムで開催されるONE Friday Fights 74のオープニングマッチに韓国のイ・スンチュルが出場し、フィリピンのモイセス・イロゴンと対戦する。
Text by Manabu Takashima

昨年12月にGladiatorに来日したイ・スンチュルは澤澤田政輝を初回でKOすると、Gladiatorフライ級王座決定トーナメントに抜擢され3月の準々決勝でツェルマー・オトゴンバヤルに2Rパウンドアウト勝利を収めていた。


実はこの試合前に肩を負傷していたイ・スンチョルは、オトゴンバヤルの右ストレートでダウンをし、この後の反則のヒザ蹴りで試合が中断していないとパウンドアウトされたかもしれないピンチに陥っている。2Rになっても打撃の劣勢は変わらず、テイクダウンも切られるという厳しい状況のなかで、打ち気に逸るオトゴンバヤルにダブルレッグからバックを取り、最後はマウントパンチで逆転勝ちを手にした。

しかし、この勝利の代償は大きく2カ月後の準決勝は出場を辞退、加えてRoad to UFCからのオファーも固辞していた(結果、同トーナメントに出ていたチェ・ドンフンに出場権が回る)。Road to UFC出場を断るという判断の裏にはもともとフライ級としては体が小さく、減量もあまりない状態で戦っていたイ・スンチョルは、北米ユニファイドと同じ体重リミットでも、原則として水抜きが禁止でリカバリーの幅が少ないONEストロー級で世界進出を目指していたということがある。

フライ級では難しい──オトゴンバヤル戦で勝利してなお、この現実に向き合うこととなったイ・スンチョルはONE FFから本戦ステップアップを目指すことを決めた。当初5月30日のONE FF 65で野田遼介とルンピニー・デビュー戦を戦うことになっていたが、肩の負傷の完治に時間がかかりキャンセル、1カ月半を経て待望の舞台に立つこととなった。

対するモイセス・イロゴンはキャリア3勝0敗のフィリピン人ファイターで、昨年11月にイ・スンチョルの同朋でスーパー高校生の異名を持つチョ・ジュンゴンを下して以来のFF出場。連続してK-MMAファイターと相対することに。チョ・ジョンゴンも将来性のある選手だが、組みの完成度の高さと打撃との融合という部分でイ・スンチョルとは明確な違いはある。

オトゴンバヤル戦では被弾してピンチを迎えたイ・スンチョルだが、ONE判定で有利なダメージを与えるカウンターを持ち主で、既にONE世界ストロー級タイトルチャレンジャーだったルネ・カタランから71秒KO勝ちという実績も残している。流れるような動きのなかで、フィッシュ能力があるイ・スンチョルが適正階級でどのようなパフォーマンスを魅せるのか。ONEストロー級で戦う日本人ファイターも注目すべき一戦となる。

■視聴方法(予定)
8 月9日(金)
午後9時15分~ U-NEXT

The post 【ONE FF74】グラジを席巻したイ・スンチョルが、イロゴンと対戦。適正体重でONEに挑戦開始 first appeared on MMAPLANET.