<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
モイセス・イロゴン(フィリピン)
Def.3R2分17秒 by TKO
チョ・ジョンゴン(韓国)
ジョンゴンが右のカーフキック、イロゴンは右ミドルを返す。お互いに細かくフェイントを入れる展開から、イロゴンが右ストレート、右の蹴りを見せて再び右ストレートにつなげる。ジョンゴンは左ミドルを蹴るが、なかなか距離を詰められない。イロゴンがジョンゴンの左インローにワンツーを合わせると、ジョンゴンはイロゴンの左の蹴りをキャッチしてテイクダウンへ。イロゴンの両足を束ねて尻餅をつかせ、イロゴンの立ち際にヒザ蹴り入れる。
試合がスタンドに戻るとジョンゴンは前足へのローを見せ、イロゴンは右ストレートを見せる。ジョンゴンはスイッチしながらスピニングバックフィスト。イロゴンは右ストレート・右ミドルで前に出る。ジョンゴンはスイッチしてのスピニングバックキック、ダブルレッグでテイクダウンを狙うがイロゴンは倒れない。ならばとジョンゴンはテイクダウンをフェイントにした右フックを当て、イロゴンの右ミドルをキャッチして右ストレートを入れた。
2R、ジョンゴンが左ミドル。イロゴンはジャブと右ミドルで距離を取る。ジョンゴンはジャブと右カーフ、スイッチも見せるが、イロゴンは変わらず右ミドルを蹴る。ジョンゴンはサウスポーのままワンツー。イロゴンはジョンゴンが構えをオーソドックスに戻すと左ミドルを蹴る。ここでコンタクトが少ない両者にレフェリーが注意を与える。
ジャブから打ち合う両者。ジョンゴンがシングルレッグでテイクダウンを奪うが、クローズドガードから立ち上がるとスタンドを要求する。ジャブ・左フックと左のパンチを見せるイロゴン。ジョンゴンはパンチ主体のイロゴンにシングルレッグに入ってテイクダウンを奪う。イロゴンがロープに身体を預けて立ちあがると、ジョンゴンはボディロックしてヒザ蹴りを入れる。距離を取ったイロゴンがジャブからプレッシャーをかけて右ストレートと右ミドル。ジョンゴンはジャブからスピニングバックフィスト。イロゴンが右ヒジ・右フックで飛び込む。
3R、イロゴンがジャブを当てて右ミドル。今度はイロゴンがスイッチして左ミドルを蹴り、この左ミドルでジョンゴンに距離を詰めさせない。イロゴンは構えをスイッチしながら前に出て、下がるジョンゴンに左ミドル、右アッパーを突き上げる。ジョンゴンも右ストレートを返し、テイクダウンを見せながら右フックを当てる。イロゴンはサウスポーから左ミドル。ジョンゴンも構えを小刻みにスイッチし、オーソドックスから右ストレートで飛び込もうとするが、そこにイロゴンがカウンターの左ミドル。このヒザがジョンゴンのボディに突き刺さり、ジョンゴンの動きが止まる。
イロゴンは一気に距離を詰めてボディにパンチを集め、組みつこうとするジョンゴンをつぶしてパウンドを連打。ジョンゴンがガード一辺倒になったところでレフェリーが試合を止めた。高校生MMAファイターでもあるジョンゴン、2度目のルンピニーでのファイトはTKO負けという結果に終わった。