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【ONE FF08】ウラジミール・カヌニコフがTD&トップコントロールで、ポネに3-0で快勝

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ウラジミール・カヌニコフ(ロシア)
Def.3-0
ジェイゾン・ポネ(フランス)

サウスポーのポネに対し、右ローからダブルレッグで一気にテイクダウンを決めたカヌニコフがスクランブルでバックに回る。コーナーに押し込まれポネが、後方へのエルボーを見せる。シングルに切り替え、さらにダブルに取ったカヌニコフが2度目のテイクダウン、立ち上がったポネがエルボーを落とし、倒され際にヒジをロープに掛ける。

カヌニコフが前方へ崩し、自ら立ち上がるように背中に回る。さらに正面に回り、ダブルレッグでリフトしてスラムでポネの背中をマットにつけさせる。ついにガードを取ったポネは、左足を抜かれ肩固めをセットされる。ハーフのまま絞めたカヌニコフ、ポネは厳しい表情のまま腰を押すこともない。パンチに切り替えたカヌニコフは、再び肩固めをセットする。ここでもカヌニコフはパンチに切り替えてラウンド終了を迎えた。

2R、ポネは右ローを蹴り、ミドルに左を合わせていく。さらにロー、左ハイと蹴りを繰り出すポネが左ミドルハイをガードの上から蹴る。カヌニコフはダブルレッグでポネをコーナーに押し込む。ポネもロープを背負って移動し、再びコーナー際に戻るとワキを潜ってバックに回る。ここで離れたポネは、ダブルレッグに左の蹴りを合わせるがテイクダウンを奪われる。

左足を抜いたカヌニコフが左のパンチ、左ヒザをワキ腹に入れる。ポネはZハーフガードも、カヌニコフが左ヒザを顔面に入れる。残り25秒でレフェリーがブレイクを命じ、試合がスタンドに戻る。ヒザを受けながらテイクダウンを決めたカヌニコフが殴ってラウンドを締めた。

最終回、右を見せて組んだカヌニコフがダブルレッグでロープに押し込み、テイクダウンを奪う。初回と違い立ち上がることがなくなったポネは、クローズドで固めてブレイク狙いか。左足を抜いたカヌニコフはキムラ狙いを切られ、シングルレッグへ。立ち際にヒザを入れたポネだが、コーナーに押し込まれてバックを譲る。

カヌニコフは正対しダブルで押し込むと、持ち上げてスラム。下のポネがエルボーを打っていく。左のパンチを落としたカヌニコフは、肩固めを強引にセットする。右足を抜くことができず、絞めより抑え重視の肩固めにレフェリーがブレイクを掛けることができずタイムアップに──カヌニコフが3-0の判定勝ちした。


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MMA MMAPLANET o ONE ONE FF08 キック サラマット・オロザクノフ

【ONE FF08】体格で有利なチーマ。イエローカードも鞭を入れることができず、オロザクノフに完敗

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
サラマット・オロザクノフ(キルギス)
Def.3-0
フルカン・チーマ(パキスタン)

一回り大きなチーマが、左のダブルから右フックで前に出る。回ってかわしたオロザクノフは右オーバーハンドで距離を詰め、後ろ回し蹴りを繰り出す。左インローを2度入れたチーマに対し、オロザクノフが右アウトローを決める。スイッチからスピニングバックキックを腹に蹴ったオロザクノフ、チーマは右を当てる。飛び込んで右ストレート、アッパーからのパンチの応酬後にオロザクノフがダブルレッグへ。ハイクロッチを切ったチーマは、右ストレートで前に出る。

レフェリーが攻めるよう両者に指示が当たられ、チーマが右ローを蹴る。オロザクノフはボディから右フック、チーマも右を打ち返す。オロザクノフは組んでコーナーに押し込むが、ヒザをボディに受けて離れる。ここからパンチでチーマが追いかけるも、クリーンヒットはなかった。

2R、左インローを蹴ったチーマ。左ジャブから右オーバーハンドを振るうオロザクノフだが、距離が遠く踏み込めていない。互いに距離を詰めず、打撃の単発というお見合い合戦にレフェリーが2度目の注意を与える。両者、手数が増えオロザクノフがスピニングバックフィストから左をフック、さらにコーナーで動きを止めたチーマにワンツー、右ボディ、左フック、左ボディフックとパンチを集中させる。

ボディを入れて離れたオロザクノフがダブルレッグも、再びヒザを受けて距離を取り直す。オロザクノフが打ち疲れか、息を整える時間帯に。チーマはここでも前に出ることができず、両者にイエローが提示される。戦略でなく、戦うことができていない両者はイエローは自ら鞭を打つことはできるか。相打ちのジャブ、ボディをオロザクノフが見せ、チーマも右を伸ばす。ここからオロザクノフが右を当て、下がったチーマに後ろ回し蹴りで時間に。さほど、鞭を打つことはなかった。

最終回、ボディから右を入れたオロザクノフ。チーマはここも遠い距離で大振りのパンチを見せるが、右を左してコーナーに下がる。ヒザで距離を詰め、ヒジも見せたオロザクノフに対し、チーマのローが急所に入り試合が中断される。再開後、オロザクノフが右ロングアッパーを決め、右ボディストレートも入れる。チーマは左ローは蹴るが、なかなか拳の攻撃に出ることができない。

チーマはワンツーを繰り出すが、踏み込めていない。オロザクノフはジャブを入れ、距離を測りながらのファイトで逃げ切りに入る。追いかけるチーマが、ようやく前に出るがオロザクノフは組んでコーナーに押し込み時間切れを迎えた。結果は3-0でオロザクノフ、チーマは体格差を生かすことができなかった。


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