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【RIZIN LANDMARK10】秋元強真が連続参戦!鈴木博昭とフェザー級で対戦

11月17日(日)愛知県は名古屋市港区のポートメッセ名古屋 第1展示館で開催されるRIZIN LANDMARK 10 in NAGOYAの追加対戦カードとして、鈴木博昭×秋元強真のフェザー級戦が発表された。
Text by Takumi Nakamura

RIZIN48で金太郎にTKO勝利し、RIZINデビュー戦を勝利で飾った秋元のRIZIN2戦目が早くも決まった。鈴木は元シュートボクシング世界スーパーライト級王者で、ONE Championshipを経てRIZINでMMAに転向。ここまで4勝4敗の成績を残し、直近7月の超RIZIN3ではYA-MANにKO負けを喫している。

鋭い左ストレートを得意とし、金太郎戦でも左ストレートでダウンを奪ってグラウンドでのヒザ蹴りで勝利している秋元だが、スタンドの打撃スキルで言えば鈴木はこれまで戦ってきた相手とはレベルが違う。

その鈴木に対して秋元の非凡な打撃センスが通用するのか、それとも今まであまり見せることがなかったテイクダウンや組み技のスキルを披露するのか。金太郎戦とは違う、秋元のMMAファイターとしてのスキルが見られる試合になるだろう。

一方で今回の試合はフェザー級で行われ、本来バンタム級の秋元にとっては一階級上にチャレンジする形になる。フィジカル的な部分では鈴木有利になるが、それが試合展開にどんな影響を及ぼすかも注意して見たい一戦だ。

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10月3日週刊格闘技通通信⚪︎RIZIN振り返り&大反省会⚪︎PANCRASEは天弥と船田電池⚪︎木村ミノル

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45 MMA MMAPLANET o ONE ONE Championship Shooto Shooto2024#08   キム・ジェヨン 修斗 岡見勇信

【Shooto2024#08】11.30後楽園、岡見勇信が世界ミドル級王座をかけてキム・ジェヨンと再戦

【写真】約2カ月後に世界王座をかけて戦うケージで、岡見は自らを鼓舞した(C)MMAPLANET

11月30日(土)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2024#08にて、修斗世界ミドル級王座決定戦=岡見勇信×キム・ジェヨンが決定した。
Text by Takumi Nakamura

修斗世界ミドル級王座はシアー・バハドゥルザダが保持しているが、2020年4月のONE Championship公式サイトに掲載されたインタビューでバハドゥルザダが現役引退とコーチ業に専念することを表明していた。


岡見とジェヨンは昨年12月「MOBSTYLES presents FIGHT&MOSH」で対戦し、判定2-1で岡見が勝利。約1年のぶりの再戦は世界タイトルをかけたダイレクトリマッチとなった。このカードは9.22S修斗後楽園大会内で発表され、修斗での世界戦が決まった岡見がケージでの挨拶に立ち、ジェヨンのコメントも代読された。詳細は以下の通り。

岡見勇信
「もう今も緊張しています。修斗からこのオファーをいただいて熟考しました。、今の自分に歴史ある修斗のベルトをかけて戦うことができるのか。もう一度、キム・ジェヨンという強いハードなファイターと5分5R戦うことができるのか。何度も問いかけました。怖かったですけど、自分の奥底に残っている炎がベルトをかけて戦えるなら、やらないわけにはいかないだろうと(怖さを)押し切りました。

先輩たちが修斗でたくさん戦って ベルトを巻く姿、そして激闘する姿を見てきました。修斗後楽園で戦えることがうれしく思います。そして今自分は43歳、これが最後のチャンスだと思っています。ここまで来たらやるしかないと思っています。今自分は若い子たちを指導していますけど、彼らと一緒に戦うことが恥ずかしいという想いもあります。でもそれもどうでもいいです。ベルトが欲しい、ベルトを獲るんだ、その姿を見せるので応戦よろしくお願いします」

キム・ジェヨン
「最も歴史が伝統がある修斗でチャンピオンになるということは誰もが一度は夢見ることです。そして日本の極真空手からスタートした自分にとって光栄極まりないことです。そしてこうして再戦するチャンスをもらえたことに感謝しています。前回を超える素晴らしい試合をしましょう」

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K-1 KANA MMA MMAPLANET o ONE ONE Championship ONE168 アニッサ・メクセン キック 大成 武尊 海外 野杁正明

【ONE】元K-1王者KANAがONE参戦を発表、アニッサ・メクセン戦は実現なるか?

初代K-1 WORLD GP女子フライ級(52kg)王者KANAのONE Championship参戦が発表された。
text by Takumi Nakamura

KANAは新生K-1の女子部門をけん引し、2019年12月に初代女子フライ級王座決定トーナメントで優勝。新生K-1の女子王者として海外の強豪と戦い続けてきたが、2023年12月にアントニア・プリフティに敗れて王座陥落となり、それ以降は試合から遠ざかっていた。

KANAは「ONE168」の解説席にサプライズゲストとして登場し、ONE参戦に向けて「今日からONEアスリートのKANAです。新しい舞台で挑戦することになって、新鮮な気持ちですごく楽しみです。(参戦ビジュアルを見て)気分が上がりますね。ワクワクします」とコメント。「キック人生で戦いたい相手がONEにいて集大成としてどこまでいけるか挑戦したい。ベルトを巻けるように頑張っていきたい」と語っている。

解説席でKANAと並んだ野杁正明からも「武尊くんに続いてONE参戦することになって、KANAちゃんも一緒に戦えることになってうれしい。みんなでベルトを獲りたい」とメッセージを送った。

現時点ではKANAのONEデビュー戦の日時は発表されなかったが、KANAは新生K-1時代からONEに参戦中のアニッサ・メクセンとの対戦を熱望しており「キック人生で戦いたい相手」の一人はアニッサで間違いないだろう。KANAのONEでのキャリア、そして集大成ともいえる挑戦に注目したい。

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45 AB F1 MMA o ONE ONE Championship ONE168 UFC   チャトリ・シットヨートン 和田竜光 堀口恭司 若松佑弥

デメトリアス・ジョンソンが引退を発表/ONEホール・オブ・フェーム第1号に

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デメトリアス・ジョンソンがMMA引退の可能性についてコメント(2024年09月02日)

 こちらの続報。



 9月6日にコロラド州デンバーのボール・アリーナで開催している『ONE 168』でデメトリアス・ジョンソンが引退を発表し以下のコメント。

「前回デンバーに来た時に、これが最後の試合になるかもしれないとみんなに言ったが、それは嘘ではなかった。もう終わりだ。総合格闘技で戦うのはもう終わりだ。この機会を与えてくれた皆さんに心から感謝したい」


 チャトリ・シットヨートンCEOはデメトリアス・ジョンソンがONEホール・オブ・フェーム第1号になることを発表しています。

Demetrious Johnson(Sherdog)

 デメトリアス・ジョンソンは1986年8月13日生まれで現在38歳。MMA戦績25勝4敗1引き分け(UFC戦績15勝2敗1引き分け、ONE戦績5勝1敗)。UFCフライ級王座11連続防衛記録は全階級を通じてもUFCレコード。日本人では山本“KID”徳郁、堀口恭司、若松佑弥、和田竜光と対戦しており、いずれも勝利しています。2018年10月にベン・アスクレンとのトレードでUFCからONEに移籍しました。続きを読む・・・
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Gladiator MMA MMAPLANET o ONE ONE Championship ROAD FC Shooto Shooto2024#07 ブログ 内藤頌貴 大城正也 山上幹臣 黒部和沙

【Shooto2024#07】山上幹臣が約12年ぶりに修斗凱旋、キャリア4戦目・黒部和沙と対戦

9月22日(日)東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2024#07の追加カードが発表された。
text by Takumi Nakamura

第1弾対戦カードとして、現ウェルター級キング・オブ・パンクラシストの住村竜市朗×西條英成、環太平洋バンタム級王座決定トーナメントを含む9試合が決定している今大会で、新たにストロー級の2試合=山上幹臣×黒部和沙、内藤頌貴×大城正也が発表された。

山上は2011年11月に第3代世界ストロー級(当時の表記はフライ級)王者となり、同年9月に猿丸ジュンジを下して初防衛に成功。2014年から韓国ROAD FCに主戦場を移すと、2014年12月にユ・ジェナムに敗れた試合を最後に選手生活から身を引いていた。

そんな山上が2024年5月のGladiatorで実に9年5カ月ぶりに現役復帰。フライ級で今井健斗TKO負けを喫したが、実に12年ぶりに修斗に凱旋し、ストロー級で復帰2戦目を迎える。

対戦相手はTRIBE TOKYO MMA所属の黒部。2023年10月に修斗でプロデビューすると、わずか3戦目でONE Championshipでも活躍した澤田龍人と対戦し、おたつロックからの変形ツイスターで大金星といえる一本勝ちを収めた。山上にとっては15歳下の黒部を迎え撃つ試合であり、黒部は2試合連続で年齢・キャリアで勝る相手に挑む形となった。

またフライ級戦線で活躍してきた内藤がストロー級に階級変更し、2024年は修斗で2戦2勝の大城と対戦する。

■ Shooto2024#07対戦カード

<ウェルター級/5分3R>
住村竜市朗(日本)
西條英成(日本)

<ライト級/5分3R>
マックス・ザ・ボディ(カメルーン)
田村ヒビキ(日本)

<環太平洋バンタム級王座決定トーナメント/5分3R>
川北晏生(日本)
ダイキ・ライトイヤー(日本)

<環太平洋バンタム級王座決定トーナメント/5分3R>
野瀬翔平(日本)
人見礼王(日本)

<ストロー級/5分3R>
黒部和沙(日本)
山上幹臣(日本)

<バンタム級/5分2R>
平川智也(日本)
新井拓巳(日本)

<ストロー級/5分2R>
内藤頌貴(日本)
大城正也(日本)

<インフィニティリーグ2024フライ級/5分2R>
大竹陽(日本)
ヤックル真吾(日本)

<インフィニティリーグ2024女子アトム級/5分2R>
平田彩音(日本)
檜山美樹子(日本)

<インフィニティリーグ2024女子アトム級/5分2R>
パク・ソヨン(韓国)
NOEL(日本)

<2024年度新人王決定トーナメント一回戦ライト級/5分2R>
手島 響(日本)
直島弘昌(日本)

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【ONE FF81】武尊が9.27ルンピニーで約8カ月ぶりの復帰戦!対戦相手も近日中に発表

【写真】武尊の復帰戦の舞台はルンピニースタジアム。武尊の対戦相手はもちろん、その他の出場選手やマッチメイクも気になるところだ(C)MMAPLANET

24日(水)ONE Championshipからのプレースリリースにて、武尊が9月27日(金)にタイ・ルンピニースタジアムで開催される「ONE Friday Fights 81」に出場することが発表された。
Text by Takumi Nakamura

元K-1 3階級王者として、今年1月からONEに戦いの場を移した武尊。ONEデビュー戦となった日本大会では、ONEキックボクシング世界フライ級選手権試合で王者スーパーレック・キアトモー9と対戦し、5Rに及ぶ死闘を演じたものの、判定負けを喫してベルトには手が届かなかった。この試合で武尊はスーパーレックの右ローを受けた左太ももの筋断裂・左膝の骨折などの怪我を負い、しばらく試合から遠ざかることとなったが、毎週金曜日にルンピニースタジアムで開催されているONE Friday Fightsで復帰することが決まった。


基本的にタイ在住のファイターを中心にキャリアを積む場として定期開催されているONE Friday Fightsだが、数カ月おきにONEのナンバーリーズと遜色ないスペシャル版とも言える大会が開催されている。

この半年を振り返っても昨年12月の「ONE Friday Fights 46」は3大タイトルマッチ(タワンチャイ×スーパーボン、ジョセフ・ラシリ×プラジャンチャイ、ペッティージャー×アニッサ・メクセン)、4月の「ONE Friday Fights 58」はスーパーボン×マラット・グレゴリアンのキックボクシング世界フェザー級暫定王座決定戦、6月の「ONE Friday Fights 68」はプラジャンチャイ×ジョナサン・ディベラのキックボクシング世界ストロー級王座決定戦とスーパーレックのムエタイ戦が組まれている。

今大会も武尊の約8カ月ぶりの復帰戦ということで、通常のONE Friday Fightsとは異なる、前述したスペシャル版のラインナップになる可能性もある。それと同時に、このタイミングで武尊のONE Fridy Fights出場の正式決定は、噂されていた日本大会の秋口の開催は事実上なくなったと捉えて良いだろう。

いずれにせよ9月に武尊の復帰戦が行われるイベントの開催は決定。近日中に記者会見が行われ、そこで武尊の対戦相手が発表されることもアナウンスされている。武尊の対戦相手はもちろん、他の出場選手やマッチメイクの発表にも注目したい。

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45 GLORY GLORY93 MMA MMAPLANET o ONE ONE Championship YouTube キック ペットパノムルン・キャットムーカオ 久保優太 原口健飛 武尊 海人 海外 野杁正明

【GLORY93】宿敵ペットパノムルンと3度目の対戦、原口健飛「GLORY王者になって歴史に名を残す」

【写真】部屋に飾られてる「獲」は、原口が今年の書初めで書いたものだ(C)MMAPLANET

7月20日(土・現地時間)、オランダはロッテルダムのトップスポーツセントラムで開催されるGLORY93にて、原口健飛がペットパノムルン・キャットムーカオが保持するGLORYフェザー級(65kg)タイトルに挑戦する。
Text by Takumi Nakamura

原口とペットパノムルンは2021年11月と2022年8月にRISEのリングで対戦し、いずれもペットパノムルンが勝利している。2度目の対戦以降、原口はRISEのリングでGLORYのファイターたちを次々と撃破し、2023年12月のRISE両国大会ではGLORYフェザー級1位(当時)のエイブラハム・ヴィダレスにKO勝ちし、ペットパノムルンとの3度目の対戦=GLORY王座への挑戦につなげた。

ペットパノムルン超え、そして日本人初のGLORY王座獲得に向けて、オランダ入りする直前の原口に話を訊いた。(取材日は7月9日)


――ペットパノムルンとの3度目の対戦、GLORYフェザー級タイトルマッチが決まりました。試合としては昨年12月のエイブラハム・ヴィダレス戦以来となりましたが、次はペットパノムルンと戦いたいと想いが強かったのですか。

「そうですね。ヴィダレスのときも、これに勝ったらペッチ(ペットパノムルン)とやれると言われてヴィダレスに決まったので、そこ(ペットパノムルンとの対戦)しか見てなかったですね。だからオファーが来た時も、ようやく来たかという感じでした」

――ではヴィダレス戦以降はペットパノムルン戦に集中していたわけですね。

「はじめは4月にやるかもということやったんで、ずっとペッチ対策をやっていたし、それを変えるという考えはなかったです。どれだけ試合間隔が空いても次はペッチとやりたいとRISEサイドにも伝えていたし、自分自身もそのつもりで2年間やってきたんで」

――ヴィダレス戦以降はペットパノムルンに勝つためだけに時間を過ごしていた、と。

「はい。ペッチと再戦(2022年8月)に負けてからジェレミー(・モンテーリョ)、アンバー(・ボイナザロフ)、(セルゲイ・)アダムチャックに勝って、ランキング1位のヴィダレスがラスボスやと思っていたんで。ヴィダレスに勝てば、みんな僕が挑戦することに納得するだろうと思ったし、しかもペッチが判定までいったヴィダレスにKO勝ちできたので、これ以上(ペットパノムルン以外に)やる相手はいないやろうっていう気持ちもありました」

――ペットパノムルンは過去に2度対戦して2度敗れている相手ですが、原口選手にとってはどんな存在ですか。

「2回負けているというのももちろんあるんですけど、1戦目(2021年11月)は選手生命が終わるぐらいにコテンパンにされたんですよ。それがすごい悔しかったし、情けないという感じで。2戦目は1戦目に比べて上手く戦えたんですけど、勝つことを意識しすぎて、本来の自分を出せなかったんですよね」

――ペットパノムルンを倒すというよりも判定でもいいから勝つという考えだったのですか。

「そうですね。(2戦目は)ルールをしっかり利用して、ペッチに勝つためだけに動いたんですよ、本能を捨てて。それが結果的に勝ちに行きすぎたというか、倒す気もないし、とにかく攻撃を当てるだけみたいな。そこまで自分を殺してやったのに結果を出せなくて、1戦目・2戦目どちらも後悔しか残らなかったです。だから諦めるにも諦めなきれない気持ちがあって。今回はオランダまで乗り込むことになって、全身全霊をかけて戦って、勝つか負けるか分からへんけど、絶対に後悔は残したくないという気持ちがあります。勝ちたいも気持ちももちろんあるけど、自分自身へのリベンジもあるし、ペッチに対してはそういう感情もありますね」

――例えば最初の対戦のときは「どうやったらこの相手に勝てるんだろう?」という気持ちになっていたのですか。

「ほんまそうでしね。あの時は正直やる前から負けていたんですよね。なんか戦う前からちょっと勝たれへんわと思っちゃって。ペッチはほんまに強い選手やし、GLORYの現役チャンピオンやしっていう。画面越し映像の強さに負けてしまって、とにかく倒されないようにしようという頭で戦ったんですよ。極端な話、勝つのは無理やから、倒されんように戦おうみたいな」

――あの時はそこまで追い込まれていたんですね。それだけペッチにはインパクトがあったのですか。

「僕も外国人とやったことはあるけど、日本在住の外国人というレベルやったんです。それがいきなりGLORYの現役チャンピオンと戦うことになって、自分自身、世界最強と戦いたかったところもあるけど、いざそういう相手が目の前にいるとめちゃくちゃオーラがあるし、なんかもう……なんなんやろ、こいつみたいな。これホンマ戦われへんわっていう思いになっていました」

――そういった試合だったからこそ、2022年8月のリマッチでは、悪い意味で勝ちに徹してしまったのでしょうか。

「まさにそれですね。どうせ倒されへんし、効かされへんから、とにかく自分が攻撃を当てるところだけをレフェリーに見せて、うまいこと(ポイントを)取ってくれんかなっていう感じで戦ったんですよね。それで延長まで行ってよかったんですけど、延長も本戦と同じ気持ちで戦ったから、やっぱり最後は押し切れなかったですね」

――試合後にはレフェリングやジャッジに対して批判的コメントを残していましたが、あの時は感情的に言葉が出てしまったのでしょうか。

「あの時はあの試合にかけて必死でやってたし、6月に『THE MATCH 2022』でヒデさん(山崎秀晃)と戦って、ヒデさんの思いも背負ったつもりで戦ったんですよ。僕はヒデさんに勝てたおかげで自信がついたし、ヒデさんに勝ったからこそ、RISEから『ペッチと再戦いけるか?』と言われて『今ならペッチいけます』と答えて、再戦を組んでもらったんですね。自分としてはゴールデンフィストを宿して、RISEを背負って戦ったつもりだったんですけど、レフェリーに判定を委ねる試合をしてしまって、そのレフェリーに裏切られたという気持ちにもなって。

だからあの時は思っていたことも言ったし、ホンマは思ってないようなことも言ってしまって……すごく失礼な言い方してしまったと思うし、今となっては申し訳ないことをしたという気持ちもあります。でも今はそれが自分の弱かった部分だということも認めているし、そんな自分へのリベンジを込めてもう一度ペッチとやりたいという想いがあります」

――2度目のペットパノムルン戦以降、原口選手の相手を一撃で仕留めるスタイル・戦い方が、より洗練されて磨かれた印象があります。あの試合を経て自分の技術レベルが上がったと感じていますか。

「僕は気持ちで戦い方が変わると思っていて、もともと自分は倒せる威力もスピードもテクニックもあって、倒しに行くかどうかは自分で決めて動けるタイプなんですね。それで2度目のペッチ戦ははじめから『倒すのは無理』『倒せないから倒しに行かない』と思って、ああいう試合をしちゃいました。だからあれ以降、そういう気持ちを捨てて、勝てるかどうかは分からへんけど、とりあえず自分が思ってることを全部やろうと思って戦うようになって、それがペッチ戦以降のファイトスタイルになっていて、結果的にKO勝ちが続いています。だから戦い方を変えたというよりも、気持ちの面を変えた感じですね」

――今回のペットパノムルン戦は対戦相手の対策と自分のパフォーマンスを見せること、どんなバランスで練習してきたのですか。

「対策は4割ぐらいで、6割ぐらいは自分自身を出す、持ってる技術を全部出すという練習ですね。それができたら絶対に勝てると思っているし、倒せたら倒せたでいいですし、あらゆることを想定して練習をしてきました」

――試合時間も3分5Rで、対策が試される部分もあるでしょうし、素の強さが求められる部分もあると思います。

「しかもラウンドマストで延長がないので、楽と言えば楽やし、やばいと言えばやばい。1・2・3Rを取ったら、4・5Rはダウンを取られなければ勝ちやし、逆に1・2・3Rを取られたら、ダウンを取ってもドローになりかねない。そういうこともイメージして練習は続けてきました。試合をコントロールする力も求められれば、一発逆転や一瞬の隙をつく技も求められる。ラウンドマストのことを考えると、最後に自分が攻めて攻勢を印象付けることも必要やし、あらゆることを利用して勝ちたいと思っています」

――まさに総力戦ですね。

「ペッチってリズムが最初から最後まで変わらなくて、それがペッチの強いところなんですよ。何が起きてもずっと一緒、自分のリズムでやる。だから落ち着いて見えるし、そこを上手いこと利用したいなと思ってますね」

――そういう意味では昨年12月にチャド・コリンズがペットパノムルンに勝った試合は参考になりましたか。

「そうですね。元々ペッチがチャドとやる前から、次戦うときはチャドっぽい動きで行こうと思ってたんですよ。それで実際にペッチに勝ったチャドを見て、自分の考えは間違っていないんだなという気持ちになりました」

――チャドの戦い方を参考にしつつ、原口選手ならではのテイストも入れていく、と。

「はい。ペッチができないような攻撃も使って、フルに痛めつけられるところは痛めつけたいと思います」

――3度目の対戦はペットパノムルンが持つGLORYのベルトに挑む形です。RISEは原口選手とペットパノムルンの3度目の対戦が実現できるように、原口選手とGLORYのランカーの試合を組んで、原口選手がそれに勝ち続けたことで今回の対戦が決まったという経緯もあります。そういった周りの想いを背負って戦うという心境もありますか。

「今回はオランダで試合ということで、試合の約1週間前にオランダに入って、現地で調整することになったんですね。本来ならあり得ないスケジュールなんですけど、RISEがこちらのリクエストを形にしてくれて。(RISEが)全面的に全身全霊でサポートしてくれるおかげで、最高の形で試合当日を迎えられると思います。それだけRISEも懸けてくれていると思うし、一緒に戦ってくれていると思います。自分自身のためにはもちろん、自分がGLORYでベルトを獲れば、格闘技の歴史に名を残すことになると思っているんですよ。

日本のキックボクサーが誰も成し遂げたことがないことやし(※2013年に久保優太がGLORYの世界トーナメントで優勝したことはあるが、ワンマッチ形式でGLORYのタイトルを獲った日本人はいない)、日本人初の偉業をRISEファイターが達成したとなれば、RISEとしても誇りになると思っています。そういう意味も込めて、RISEには恩返しいたいです。本来なら3度目の対戦を組むのもなかなか難しいと思うし、きっと色々な意見もあると思うんですよ。僕も実力でここまで勝ち上がってきましたけど『何回やらすねん!』とか『もう見たくないよ』と思う人もいると思います。それでも僕を信じてくれている人がいるし、RISEも僕に期待をしてくれている。自分を信じてくれている人のために勝つこと。それが団体のエースとしての仕事だと思っているので、何が何でも勝って、RISEをホンマに世界一の団体にしたいと思っています」

――2024年は立ち技格闘技が変わる1年になると思っていて、武尊選手や野杁正明選手がONE Championshipに参戦し、海人選手はGLORYのベルトを目指している。日本のトップ選手が海外のタイトルを狙う・挑戦する流れが出来つつあります。そのなかで原口選手がGLORYのベルトに挑むことになって、原口選手・RISEファン以外の日本の格闘技ファンが原口選手のことを応援していると思います。

「ONEでは武尊選手と野杁君が負けて、過去にGLORYのタイトルマッチで海人君や小林愛三さんも負けている。僕もペッチには2回負けているんですけど、初めてペッチと戦ったのが2021年で、他の選手よりも早くVS世界の戦いを始めたと思っているんですよ。誰よりも早く世界の壁にぶち当たっているからこそ、一番早くそこで勝てると思ってるし、勝たなあかんと思ってるし、誰よりも責任感は強いです。失礼な言い方になるかもしれませんが、誰よりも自分が世界で勝ちたいという気持ちはあるし、みんなの応援を力に変えて、ぶちかましてこようと思います」

――今日は出発直前のインタビューありがとうございます。後ろの壁に飾っている「獲る」という文字はいつ書いたものなですか。

「これは今年の書初めで書いたものです」

――まさに2024年はペッチに勝ってGLORYのベルトを獲るという想いを込めたものですね。

「そうですね。しかも(年末に)RISEとGLORYで65kgのトーナメントがあるということを聞いていたので、そのトーナメントも獲るという意味もあります。だから今年は自分が獲れるものをすべて獲りたい。強さ、地位、名誉、お金……全部含めて獲ったろうって感じです」

■視聴方法(予定)
7月20日(土)
深夜25時15分~U-NEXT

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【Eternal MMA85】バンタム級王者コスタと対戦、伊藤空也「海外で結果を出すことへの挑戦」

【写真】オーストラリア入り後の伊藤。キャリア2度目の海外挑戦でEternal MMAのベルトに挑む。 (C)KUYA ITO

8日(土・現地時間)オーストラリアはパースのHBFスタジアムで開催される「ETERNAL85」にて、伊藤空也がロッド・コスタの持つEternal MMAバンタム級王座に挑む。
Text by Takumi Nakamura

昨年12月の「GRACHAN66」で田中智也を下し、Grachanバンタム級王座への挑戦が内定している伊藤に思わぬチャンスが舞い込んできた。Grachanと協力体制にあるEternal MMAでのタイトル挑戦だ。

デビュー当初から海外での試合、ユニファイドルールで戦うことにこだわりを持っていたという伊藤にとっては、今後のキャリアを左右するであろう重要な一戦だ。オーストラリアに出発する前日(6アg津)に伊藤に話を訊いた。


――Eternal MMAでバンタム級王座挑戦が決まった伊藤選手です。オファーが来たのはいつ頃だったのですか。

「2カ月前くらいですね。最初に話が来たときはびっくりしました。Eternal MMAはUFCファイトパスでも視聴できる大会で、BRAVEジムのみんなも知っているような大会なので、断る理由がないですよね。本当にチャンスだし、ぜひやらせていただきます、という感じでした」

――伊藤選手は昨年12月の「GRACHAN66」で田中智也選手に勝利し、TSUNE選手が保持するGrachanバンタム級王座に挑む流れもあるなかで今回の試合が決まりました。タイトル戦の前に試合をしたいという希望もあったのですか。

「そうですね。タイトルマッチがだいぶ先(2024年12月)になるという話を聞いたので、それまでに試合をしたいと思っていました。今回の試合はGrachanとEternal MMAが協力関係にあって、岩﨑(ヒロユキ)代表経由でいただいたオファーだったので、そこは調整してもらった感じですね。ただタイトルマッチになるとは思っていなかったので、そこはびっくりしました」

――思わぬ形で舞い込んだチャンスだと思います。海外で試合をするという部分もモチベーションになっていますか。

「はい。そういう喜びもあったし、あとはもう本当に集大成というか。今自分がやっていることを試すいい機会かなと思っています」

――伊藤選手にとっては2020年のBrawl以来の海外遠征です。当時と今のキャリアでは海外に出ることの意味合いも変わると思います。海外の大会に出る、海外で実績を残すことは伊藤選手の中のずっと目標にはあったのですか。

「僕がMMAをプロでやり始めたときは、まだRIZINもなかった時代で。UFC、ONE Championshipが盛り上がったときだったので、どうしても世界標準というものを見て、そこを目指していたんですよね。それもあってユニファイドルール、ケージでの試合にずっとこだわってきました」

――海外挑戦は伊藤選手にとって原点でもあるんですね。

「今回タイトルマッチということもあって、自分がどれだけ世界に通用するのかを試せる試合で、その部分でも僕にとっては意味のある試合です。しかもUFCファイトパスで中継される大会のメインイベントをやらせてもらうということで、今まで以上に注目されるだろうし、その中で自分の試合を見せられればなと思います」

――対戦相手のロッド・コスタにはどんな印象を持っていますか。

「一通りファイトパスで試合を見て、これぞ柔術家と言える正統派の落ち着いた戦い方をする選手だと思います。基本的には組んで寝かしたいんでしょうけど、全然下になっても苦にしないとタイプですよね」

――決してきれいな打撃ではないですが、積極的に手数も出すイメージです。

「僕の見た感じの印象なんですけど、それも作戦でやってるんだろうな、と。多少打撃はもらってもかまわないという感覚で戦っている気がします。最終的に組めればいいというか。柔術黒帯でMMAのチャンピオンという部分もあるだろうし、5分5Rにも慣れているでしょうね。最終的に組めば絶対に勝てるという自信を持っているように思います」

――勝ちパターンがはっきりしている選手ではあると思います。

「そうですね。だからそこを凌げばチャンスが来るだろうし、穴はスタンド(打撃)だと思います」

――レコード的にも比較的敗戦も多いキャリアだと思います。

「もともと一階級上のフェザー級でやっていて、その時の負けが多いんだと思います。あとは負けていてもフィニッシュさせないというか、柔術家らしい粘り強さはありそうです」

――サブミッション対策と打撃でどう組み立てるかがポイントだと思うのですが。どのような準備をしてきましたか。

「今回はユニファイドルールなので、RIZINとは全く違いますよね。極論5分5Rのうち3つ取れば勝てるわけで。当然コスタの穴は打撃で、そこに対する対策は練ってきました」

――言える範囲でどういった対策を練ってきましたか。

「BRAVEのタイ人トレーナーからムエタイの細かい打撃を教わったり、ボクシングもやったり、クリンチ際の攻防も練習してきました。あとは今回の試合で言えば柔術とノーギのグラップリングにも力を入れて、トライフォース池袋さんに練習に行かせてもらって、徹底的に柔術家の寝技がどういう流れ・動きなのかをやってきました」

――寝技が強いMMAファイターと純柔術家では質が違いますか。

「全然違いますね。レスラーがやるグラップリングはやっぱり多少フィジカルや身体能力で持って行っちゃう部分があって、逆に柔術家はピュアな寝技のスキルが高くて強い。そこを肌感覚で触れておくことは十分にやってきました」

――5分5Rという部分はいかがでしょうか。

「相手を変えながら階級が上の選手と5R用の練習をやってきたし、コスタに似たタイプの選手とも練習してきたので、実戦的な練習はしっかりできたと思います。あとはそれをそのまま本番でやればいいのかなって感じです。長丁場の難しさはあると思いますが、試合が進めばダメージや打撃の蓄積もあると思うし、後半に倒すチャンスが来る。前半にポイントをリードされても逆転する可能性があると思います。5分5Rは初ですが、シュートボクシングの3分3R延長無制限Rの方がきついですよ」

――Eternal MMAでベルトを巻くことになったら今後のキャリアアップにもつながると思います。そこは意識していますか。

「僕のキャリアとしても箔がつく試合だと思うので、しっかり勝って、次に繋げられるように。そういう試合になればと思ってますね。正直あまりベルトは意識していなくて、ユニファイドルールの5分5Rでコスタ選手に勝つことにフォーカスしています」

――今後も海外では試合を続けていきたいですか。

「僕がチャンピオンになったら当然防衛戦もあるわけで、そうなるとオーストラリアに行くことも増える。オーストラリアの選手やそれ以外の国の選手と戦っていくことになると思います。そこで勝ち続けてUFCとの契約が繋がればいいですよね」

――やはりMMAファイターとしてUFCにはチャレンジしたいですか。

「はい。UFCはもちろん、今はいろんな海外の団体があるので、どれだけ自分が海外で結果を出していけるのか。そういう挑戦でもあると思うし、今回がその第一歩になると思います」

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【ONE FN22】秋元皓貴と対戦、ウェイ・ルイ「彼は空手。私は散打。彼の長所が短所になる」

【写真】空手×散打のキックボクシング・ワールドクラスの戦い。非常に楽しみ(C)TAKUMI NAKAMURA

3日(金・現地時間)、タイはバンコクのルンピニースタジアムで開催されるONE FN22で、元K-1ライト級王者ウェイ・ルイが秋元皓貴と対戦する。
Text by Takumi Nakamura

武尊や野杁正明がONEに戦いの場を求めるなか、中国のビッグネーム=ウェイ・ルイもONEへの参戦を決めた。しかも対戦相手は元ONEキックボクシング世界バンタム級王者・秋元。数カ月前には想像もできなかった夢の対戦がONEという舞台で実現すると言っていいだろう。日中の立ち技格闘技ファンにとって注目の一戦に向けて、タイで調整を続けるウェイ・ルイに話を訊いた。


――ONE初参戦が迫ってきました。今の体調やコンディションはいかがですか(※取材日は4月26日に行われた)。

「体調面を整えるために、ずっとタイで練習を続けていて、時差や気候にも慣れてきたよ。精神面の話をすると、ずっとONE Championshipで戦いたいと思っていたから、すごくエキサイトしている。気持ちは高ぶっているけど、しっかり体調を見極めて試合当日を迎えたい」

――いつからONEで戦うことを意識するようになったのですか。

「2022年頃からONEで戦いたいと思うようになった。ONEは世界的に影響があるプロモーションで、特にストライキングに関しては世界一の舞台だと思っている。またプロとしてもより良い条件のプロモーションで試合をしたいと思っていた。当時は別のプロモーションと契約が残っていて、すぐにONEで戦うことはできなかったけど、今年に入ってONEで戦うことが実現したんだ」

――前回の試合=昨年4月の東本央貴戦で拳を負傷したという話を訊いていました。もう怪我の箇所は万全ですか。

「確かにあの試合で怪我してしまったけど、練習を休むことはなかった。ゆっくりだけど治療・リカバリーしつつ、練習を続けていた。ちょうどチームメイトのリュウ・ツァーがK-1で試合が続いて、ずっと彼を練習面でサポートしていた。もう怪我もしっかり治ったし、準備万端だよ」

――対戦相手の秋元選手の印象を教えてもらえますか。

「ONEでチュー・ジェンリャンやジャン・チェンロンと戦った試合を見たのが初めてで、その時からすごく印象的なファイトをしていて、ウェルラウンドで何でもできる、技も綺麗でスピードもある選手だと思っていた。もしこの選手と戦えたら素晴らしい試合になると思っていたし、ONEのデビュー戦で彼と試合が組まれて夢が叶ったような気持ちだよ」

――ウェイ・ルイ選手も秋元選手と同様に、すべての技術のアベレージが高い選手です。どんな試合で勝つことをイメージしていますか。

「私と秋元選手は根本的なファイトスタイルが違う。私のベースは中国武術の散打で、彼のベースは空手だ。彼は動きがとても速く、それをアドバンテージに戦っている。でもそれが彼にとってディスアドバンテージにもなっているんだ」

――もう少し詳しく教えていただけますか。

「彼はとにかく動いてパワーのある攻撃を出しているけど、そのパワーが相手まで伝わっていないことが多い。そしてそういう攻撃を出し続けることによってスタミナ切れが早い。この試合において、彼の速い動きにおける欠点が私にとっての利点になる。それが私の勝つ自信になっている」

――この試合は日本のファンの間でも非常に注目を集めています。日本のファンに対してどのような試合を見せたいですか。

「2017年に初めて日本で戦って以来、日本のファンの応援に感謝しているし、日本では素晴らしい経験ができた。そしてこの試合は日本はもちろん、中国、世界中のファンが見る試合になる。そういうビッグファイトに対して、どんな試合になるかは言えないけれど、私はこの試合のためにしっかり準備してきたので、素晴らしい試合になることは保証するよ」

――先日野杁正明選手がONEに参戦することを発表しました。武尊選手、野杁選手、ウェイ・ルイ選手が同じONEの舞台で戦うことを日本のファンは楽しみにしています。それについても一言いただけますか。

「今ベストなキックボクサーが世界中からONEに集まっている。ONEは世界最高峰の舞台になっていると思う。野杁のことはずっと前から知っているし、彼がどれだけ素晴らしい選手かも知っている。僕はバンタム級(65.8kg)で彼はフェザー級(70.3kg)。まず彼がフェザー級でどれだけ素晴らしい選手かを証明して、もし体重を落とせるなら、キャッチウエイトで私と戦おうと言いたい。もしその試合が実現出来たらONEはさらに素晴らしい舞台になると思っている」

■放送予定
5月4日(土・日本時間)
午前8時45分~U-NEXT

■ ONE FN22対戦カード

<ONEムエタイ女子世界ストロー級王座統一戦/3分5R>
[王者]スミラ・サンデル(スウェーデン)
[暫定王者] ナタリア・ディアチコワ(ロシア)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
アクバル・アブデュラエフ(キルギス)
ハリル・アミール(トルコ)

<ムエタイ・ライト級/3分3R>
シンサムット・クリンミー(タイ)
ドミトリー・メンシコフ(ロシア)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
モーリス・アベビ(スイス)
ジャン・リーポン(中国)

<キックボクシング・バンタム級/3分3R>
秋元皓貴(日本)
ウェイ・ルイ(中国)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
リース・マクラーレン(豪州)
フー・ヤン(中国)

<キック・ライト級/3分3R>
ルンラーウィー・シッソンピーノン(タイ)
ボグダン・シュマロフ(ブルガリア)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
澤田千優(日本)
ノエル・グランジャン(タイ)

<ムエタイ・ストロー級/3分3R>
トンプーンPK・センチャイ(タイ)
ザガリア・ジャマリ(モロッコ)

<サブミッショングラップリング132ポンド契約/10分1R>
市川奈々美(日本)
ビアンカ・バシリオ(タイ)

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
ショーン・クリマコ(米国)
ホシュエ・クルス(メキシコ)

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