カテゴリー
MMA MMAPLANET NEXUS25 o ONE Ring Girl Special ジミー西 西岡裕

【Monday Ring Girl】NEXUS25

毎週月曜日にラウンドガールをご紹介する「MONDAY RING GIRL」。第403弾は2021年12月19日(日)に東京都新宿区のGENスポーツパレスで行われたNEXUS25のリングガールです。

<関連レポート>
【NEXUS25】ネクサス初陣の西岡裕、ジミー西を立ち技=ワンツー&寝技=パウンドで圧倒→完勝

(C)MMAPLANET

The post 【Monday Ring Girl】NEXUS25 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA NEXUS25 ジミー西 修斗 西岡裕

【NEXUS25】ネクサス初陣の西岡裕、ジミー西を立ち技=ワンツー&寝技=パウンドで圧倒→完勝

【写真】西岡の実力をもってすれば、ネクサスのタイトル戦線に絡んで然りかと(C) MMAPLANET

昨日19日(日)に東京都新宿区のGENスポーツパレスでNEXUS25が開催された。

レポート最終回は2019年11月の修斗沖縄大会で14年振りにMMA復帰──というよりも、再デビューを果たした西岡裕が2年振りの実戦復帰=ネクサス初戦となったジミー西戦の模様をお伝えしたい。


<フェザー級/5分2R+ExR>
西岡裕(日本)
Def.3-0:20-18.20-18.20-18
ジミー西(日本)

開始直後から西岡はワンツーのコンビネーションを続け、西のローにも左を打ち込む。

さらにジャブを当て、右ストレートにつなげると、組もうとした西にアッパーを打ちこむ。たまらず尻もちをついた西はすぐに立ち上がったものの、西岡の右ストレート、ジャブに打つ手がない。

必死に頭を振ってパンチをかわし、右ローを蹴っていく西に対し、西岡は出入りからワンツーを続ける。

西もジャブを入れ、左フックを当てるが、すぐに西岡が右ストレートをヒットさせる。ローに右ストレートをカウンターで入れた西岡に対し、西もパンチを被弾しながら前に出てフックを振るい、ローを蹴る。

西岡のローをキャッチした西は、テイクダウンに組みに展開に持ち込めず離れる。

じっくりと距離を詰める急がないステップから素早いパンチで西岡が、終始試合を支配し残り1分に。西の右をパンチを外受けのようにブロックした西岡は、ワンツーを打ち抜き飛びヒザを狙う。西はここでシングルを仕掛けるも西岡はエルボーを頭部に入れて初回をリードした。

2R、ローをチェックする西岡はシングルレッグを潰してケージ際でトップを奪う。

背中をつけた西に右のパウンドを落とす西岡が、右足をすくっての足関節狙いにも正座して対処する。西は仕方なくフルガードに戻そうとするが、足首を掴んでヒザ立ち状態の西岡は勢いのある左にパウンドから、連打を打ち下ろす。強いポスチャーから勢いのあるパンチ、そして鉄槌も打ち込む西岡の一方的な展開に。

懸命に足を効かせる西に対し、立ち上がった西岡は勢いよく右ローを蹴り、再びグラウンドに戻る。ボディから顔面を殴る西岡は、シングルを仕掛け再び背中をつけた西を抑え、片ヒザから正座で腰を浮かしヒジを振り下ろす。

パンチ、ヒジ、鉄槌をいいように打たれる西はパスを許すも、ここは足を戻していく。スタンドに戻っても劣性になることを考えると、西はスクランブルにも持ち込めない。

最後に起死回生のギロチンを仕掛けた際にマウントまで取られた西は、左へロールから即右に回りなおし胸を合わせることに成功したが、すぐに時間に。最後はハイガードでパンチを受けずに時間とし、フルマークの判定勝ちを手にした。

25日に37歳を迎える西岡にとって、初の修斗公式戦以外のMMA=ネクサス出場、しっかりと基礎のあるキャリア5勝1敗のファイターの次に楽しみだ。

The post 【NEXUS25】ネクサス初陣の西岡裕、ジミー西を立ち技=ワンツー&寝技=パウンドで圧倒→完勝 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA NEXUS25 RIZIN 唐沢タツヤ 寿希也 山本空良

【NEXUS25】メインで三角&ストレートアームバーで快勝、寿希也「良い景色、見ましょう!」

【写真】三角マウント&アームバー&パウンド、えげつない拷問コンビネーション(C)MMAPLANET

19日(日)に東京都新宿区のGENスポーツパレスでNEXUS25が開催された。

レポート第6回はメインイベント=寿希也✖唐沢タツヤの一戦の模様をお届けしたい。


<フェザー級/5分2R+ExR>
寿希也(日本)
Def.2R3分03秒by ストレートアームバー
唐沢タツヤ(日本)

左ミドルを蹴った唐沢に右をストレート、さらに右ボディを寿希也が打ち込む。ヒザ蹴りに組みついた唐沢がボディロックでテイクダウン。小手を効かせて力で立ち上がった寿希也を、唐沢はもう一度ボディロックで崩していく。

後方に倒し、サイドで抑えた唐沢はマウントを狙って跨ごうとするが、ここで寿希也がクローズドガードを取る。細かいパンチを打つ唐沢に対し、右側に移動した寿希也がバタフライガードも、もう一度クローズドに戻す。唐沢は小さなパンチ、寿希也もクローズドを続け時間が進む。

足を開いてケージを蹴ろうとした寿希也だったが、距離が遠く再び足を組み、エルボーを見せつつ下のままで初回を終えた。

2R、サウスポーから左ミドルを2発見せ、ダブルレッグに入った唐沢は、一旦はスプロールした寿希也をケージに押し込む。首を抱えに来たところでテイクダウンを奪った唐沢が、頭を抜くと寿希也がフックガードで思い切りパンチ、エルボーを打ちつける。

頭を押し込んで、パスを仕掛けた唐沢が担ごうとしたところで寿希也が三角絞めをセットする。下からパンチを入れ、唐沢の右手を送ろうしつつ、腕を伸ばしつつスイープ。

三角のまま唐沢の右腕を右ヒザの上において伸ばし、右手で連打した寿希也がストレートアームバーを極めてタップを奪った。

一本勝ちした寿希也はキャリア3連勝とし「こんなもんでしょ。早過ぎてもおもろないしね」と話し、ネクサス・フェザー級チャンピオンの山本空良への挑戦を表明すると、「僕はこれからRIZINだけでなく、世界で戦える選手になるんで。皆、僕に賭けてください。良い景色、見ましょう」と話した。

The post 【NEXUS25】メインで三角&ストレートアームバーで快勝、寿希也「良い景色、見ましょう!」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA NEXUS25   森山壱政 河村泰博 須藤拓真

【NEXUS25】ダウンを喫した須藤拓真が、内ヒールで森山壱政を破壊し河村泰博への挑戦決定

【写真】2月13日、GENスポーツパレスでバンタム級選手権試合=チャンプ河村✖チャレンジャー須藤の一戦が決まった(C)MMAPLANET

19日(日)に東京都新宿区のGENスポーツパレスでNEXUS25が開催された。

レポート第5回は当日計量=フェザー級で行われた注目のバンタム級対決=森山壱政✖須藤拓真の一戦の模様をお送りしたい。


<フェザー級/5分2R+ExR>
須藤拓真(日本)
Def.1R3分02秒byヒールフック
森山壱政(日本)

サウスポーの森山がローから左ジャブを当てる。さらにインサイド―ローを続ける森山は左ジャブに続き、須藤の左リードフックに右を打ち抜く。須藤は腰からキャンパスに崩れ落ち、飛び込んでいった森山はここでパウンドでなく胸をつけて抑え込みを選択する。

ハーフからハーフバタフライの須藤が、足を取りにいくと森山は体を反転させ足を引き抜きスタンドの間合いに。直後に組もうとした須藤をいなした森山が、離れてオーソの構えからジャブを入れる。

サウスポーに戻し、左ストレートを打つとダブルのタイミングで 2発目は、左ジャブを繰り出す森山のペースで試合は進む。

引き続き構えを小刻みに変える森山に対し、一気に距離を詰めた須藤が組んで引き込むと、外掛けで後転し、内掛けに変えてかえてヒールを仕掛ける。

立ち上がった森山に対し、金網を掴まないよう注意が入る。須藤が狙いを右足から左足に切り替え、外掛け&外ヒールへ。頭を支点に左側に回った須藤は、サドルを取り内ヒールをセットしていく。

上体を起こし須藤の頭を両手で取って防ごうとする森山は、左手をマットについて起き上ろうと下ところで──サドルを解いた左足で腰骨を押されて後方に尻もちをつかされる。

同時にバチっと嫌な音が響き、須藤が一本勝ちを決めた。マイクを取った須藤は「バンタム級のなかで自分が一番強いと思っているのですが、チャンピオン──どうですか、そろそろ自分のこと無視できないですよね」とライブ中継の解説をしていたバンタム級チャンピオン河村泰博に呼びかける。

ベルトを肩にケージインした河村は「須藤選手、おめでとうございました。2月にネクサスあるらしいんだけど、タイトルマッチやる?」と須藤に問いかける。

アバラは大丈夫ですかと切り返されたチャンピオンは「全然、大丈夫。絶対、俺の方が強いので2月、メインイベントでタイトルマッチやりましょうよ」と言葉を続ける。さらに──。

須藤 アバラが大丈夫で、万全でしたら。弱っている王者を倒しても、別に面白くないんで。

河村 いや、いい。万全とか良いから。2月にやる?

須藤 ぜひ。いつやっても自分の方が強いんで。いつでも、掛かってきてください。

河村 いや、掛かってきてくださいっていうか。俺がチャンピオンだから。あのう……2月やりましょうよ。

という流れで、2月13日に両者の間でバンタム級選手権試合が組まれることが決まった。

The post 【NEXUS25】ダウンを喫した須藤拓真が、内ヒールで森山壱政を破壊し河村泰博への挑戦決定 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA NEXUS25 ジェイク・ウィルキンス ボクシング 河名マスト 竹上航平

【NEXUS25】ウィルキンス、打ち疲れ??もテイクダウンで竹上を終始圧倒。ライト級王座決定Tアピール

【写真】ウィルキンスのアピールしたネクサス・ライト級王座決定トーナメントが2022年に開催──されるか(C)MMAPLANET

19日(日)に東京都新宿区のGENスポーツパレスでNEXUS25が開催された。

レポート第4回は7月に河名マストとのデビュー対決を制したジェイク・ウィルキンスのプロ2戦目、竹上航平との一戦の模様をお届けしたい。


<ライト級/5分2R+ExR>
ジェイク・ウィルキンス(日本)
Def.3-0:20-18.20-18.20-18
竹上航平(日本)

まず右ローを蹴ったウィルキンスは、リーチの長い竹上に左ハイ、続いて左ローを蹴っていく。跳びヒザから組んだ竹上に対し、ウィルキンスは首を巻いて払い腰でテイクダウン。その刹那、勢いを利用して竹上がトップ奪取もウィルキンスはすぐに立ち上がる。

ウィルキンスは押し込み返し、ダーティボクシングでアッパーを打っていく。さらにヒザを入れ右腕を差して姿勢を乱すと、フックを効かせて連打でラッシュをかける。

ケージに詰まった竹上に猛攻を見せたウィルキンスだが、前蹴りやパンチを打ち返えされると打ち疲れを回避するためか自ら間合いを取り直す。

竹上は左を当て、ヒザをボディに突き刺す。腹をかばうようにウィルキンスは組んで大内刈りでテイクダウンも、すぐに竹上が立ち上がりヒザを腹に入れる。ウィルキンスもボディを殴り、ヒザを返すものの動きが落ちているのは確かだ。

残り1分でブレイクが掛ると、竹上がヒザ蹴りから組みにいったところでウィルキンスは右腕を差して背負い投げでトップを取ると、自ら立ち上がりパンチを打ちながら組み直して初回終了を迎えた。

2R、左ミドルを入れたウィルキンスが左ストレートを当て、ダブルレッグでテイクダウンを奪う。足を束ねて竹上を立たせなかったウィルキンスは、バックコントロールに移行すると正対したところで大内刈りを決める。

柔道技で立ちレスをリードしたウィルキンスが、ケージに押し込んでスクランブル戦を展開。竹上が立ち上がったところでダブルレッグ、さらに大内とのコンビでスタンドに戻ることを許さない。エネルギーをセーブし、時間を使うウィルキンスに対し、竹上は足を腿の上に置かれて立ち上がることができない。

ウィルキンスは手首をコントロールして、背中をマットにつかせるとガードに入る。竹上が蹴り上げから立ち上がろうと下ところでパンチを入れたウィルキンスは、腹にヒザを浴びるとこもテイクダウンを選択しトップコントロールから最後も立ち上がり際にダブルレッグを決めて試合をまとめた。

結果、3-0の判定勝ちを収めたウィルキンスは「こんなみっともない内容だったけど、ライト級チャンピオンシップ・トーナメント、取るんでお願いします」とアピールした。

The post 【NEXUS25】ウィルキンス、打ち疲れ??もテイクダウンで竹上を終始圧倒。ライト級王座決定Tアピール first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA NEXUS25 小森真誉 島村裕

【NEXUS25】開始直後のダウンを持ちこたえ、右の蹴りから打撃で上回った小森が島村に競り勝つ

【写真】右の蹴りの距離感が良かった小森、大きな一勝を挙げた(C)MMAPLANET

19日(日)に東京都新宿区のGENスポーツパレスでNEXUS25が開催された。

レポート第3回はパンクラスで連敗し古巣ネクサスで再起戦に挑んだ小森とZSTから2年5カ月ぶりのネクサス出場となったローリングサンダー島村の一戦の模様をお届けしたい。


<ライト級/5分2R+ExR>
小森真誉(日本)
Def.ExR3-0:30-27.29-28.29-28
島村裕(日本)

サウスポーの島村に対し、右ハイを見せた小森。その蹴り終わりにワンツーを打ち込んだ島村が早々にダウンを奪う。シングルから立ち上がった小森は、足を抜かれてクリンチでケージに島村を押し込み、いきなりのピンチを脱する。押し込み返した島村は離れて左ローを蹴り込む。小森も鋭い右ミドルを蹴り返したが、直後に左フックを被弾する。

島村は左ローを続け、小森も前に出て右ハイを良い距離感で繰り出す。ハイからパンチのコンビにサークリングの島村を追いかけた小森が右ミドルを入れる。さらにガードの上から右ハイを見せて、圧を高める小森が左フックにも組んでケージに押し込み、ヒザをボディに突き上げ試合の流れを変える。

ヒザから左エルボーを打ち込んだ小森が肩パンチを突き上げて金網に押し込んだ状態が続く。島村は最後の10秒で体を入れ替えて離れると、蹴りに軸足払いを決めて時間に。ポイント的には島村のラウンドだが、小森が盛り返した終盤となった。

2R、ハイを見せて前に出る小森に対し、島村が左に回る。蹴りをキャッチして軸端払いで倒した島村がケージに押し込むが、自ら離れる。延びる右ハイ、ミドルをキャッチされてもヒザ入れるなど小森が勢いが島村を上回って来る。

小森の蹴りのレンジで、島村はパンチの圧が落ち距離が詰まるとクリンチでヒザを被弾する。

それでも飛び込んでフックを当てた島村だが、小森は右ミドルを入れパンチの打ち合いでも下がらない。

島村はハイをガードしたタイミングで組んでテイクダウンを決めたが、すぐに小森が立ち上がる。ケージを背負った小森はボディや顔面にパンチを入れ、離れようとした島村に右を当て、右の蹴りで前に出る。

島村のパンチはテレフォン気味になっており、蹴りだけでなくパンチでも小森が優勢になり右フックをヒットさせる。尻もちをつくような姿勢からダブルレッグを決めた島村は、動きが止まり逆にパンチを打たれる。テイクダウンを潰した小森が、バックマウントに奪いかけた直後に時間に。

小森がラウンドを取り返し、1-0とリードした形で試合は延長ラウンドへ。自らのでローで足を痛めたか、動きが落ち消耗している島村にとっては厳しくなる5分だ。

逆に盛り返して勢いのついた小森は、ラウンド開始直後から圧をかける。島村も右フックを当てたが、直後の組み合いで小森がヒザをボディに2発蹴り込む。離れてからも圧を掛ける小森が右ミドル、島村は飛び込んで右フックを打ち込む。このパンチを効かされてなお、小森は引かずにパンチを打ち返し、手数が上回る。

島村も軸足払いから左を打ち込み、両者が譲らない打撃戦を繰り広げる。ここで首相撲から右腕を差した小森がバックコントロール&ワンフックの左足を差し入れて、足が開いた島村はスタンドを維持できなくなる。

半身の島村は骨盤にヒザを受けると、ついには下を向いてしまう。懸命に右腕巻き込んで耐える島村だが、背中も伸ばされそうになり両足をフックされる。

「厳しくいけ」というセコンドの声に声を挙げて反応した小森は、ようやく右腕を抜いて鉄槌を落とす。島村も最後に意地を見せて亀から横回転、上を取り返して左のパンチを落としたが、時すでに遅し。小森は3-0の判定勝ちし、タフマッチで競り勝った。

「ロータス世田谷所属になって初戦で勝てて嬉しいです。次、パンクラスでもネクサスでも頑張ってやっていきたいと思っているのでよろしくお願いします」と小森は話した。

The post 【NEXUS25】開始直後のダウンを持ちこたえ、右の蹴りから打撃で上回った小森が島村に競り勝つ first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA NEXUS25 河名マスト

【NEXUS25】河名マストが森崇純を抑えてパウンドアウト。MMAデビューイヤーを勝ち越す

【写真】抑えてからのパンチが、デビュー戦時よりもずっと勢いがついている河名。マット・リンドランド化が進んだ(C) MMAPLANET

19日(日)に東京都新宿区のGENスポーツパレスでNEXUS25が開催された。

レポート第2回はグレコからMMAへ、河名マストと森森崇純の試合の模様をお届けしたい。


<ライト級/5分2R+ExR>
河名マスト(日本)
Def.1R2分41秒by TKO
森崇純(日本)

右ローを蹴った森との距離を詰めた河名が、ダブルアンダーフックでケージに押し込みヒザを蹴っていく。森は右で殴るが、河名は小外刈りでテイクダウンを決める。森はハイガードから仕掛けようとする森に対し、河名がパンチを落としていく。

鉄槌から勢いのある左を打たれた森は、連続で左を被弾して背中を向けて立ち上がろうとする。すかさずバックに回った河名は森の前転には頭をマットにつけて巻き込まれないように対処し、サイドを奪取。エルボーをうちつけ、ガードに戻した森の蹴り上げにも、勢いのあるボディから右のパンチを打ちつける。

左足を持って殴る河名、森は後方回転で亀になる再びバックを許す。後方への投げを嫌がり、前傾姿勢になった森をそのまま前方に崩した河名はワンフックで左のパンチを打つ続けレフェリーが試合をストップした。

MMA元年を2勝1敗と勝ち越した河名は「デビュー戦たくさんの人が来てくれた前で、情けない想いをして負けて。それでも懲りずにたくさんの応援してくださる方々が来てくれ、本当に幸せです。皆、大好きだよ!!」とマイクで話した。

The post 【NEXUS25】河名マストが森崇純を抑えてパウンドアウト。MMAデビューイヤーを勝ち越す first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA NEXUS25 高岡宏気

【NEXUS25】ネクサス初陣の讃岐シューター=高岡宏気が、勅使河原をクリンチ&テイクダウンで下す

【写真】パンチを見せてからの組み、テイクダウンでネクサス初陣で判定勝ちした高岡(C) MMAPLANET

昨日19日(日)に東京都新宿区のGENスポーツパレスでNEXUS25が開催された。

ここでは修斗からネクサス初出場となった高岡宏気と勅使河原稜太の一戦の模様をお伝えしたい。


<バンタム級/5分2R+ExR>
高岡宏気(日本)
Def.3-0
勅使河原稜太(日本)

4月大会を負傷欠場し、今回がネクサス初陣となった四国のプロシューター高岡に対し、勅使河原がローを蹴る。そのローにワンツーを合わせようとした高岡は、左右のローで前足を蹴られながらも距離を詰めていく。勅使河原はローを繰り返すが、高岡の右オーバーハンドを被弾する。

一瞬間を置き、組んだ高岡のシングルに体を入れ替えた勅使河原が、パンチを見せて離れる。

スイッチした勅使河原に高岡が右、ワンツーを打ち込む。勅使河原の左ミドルに組んだ高岡はダブルアンダーフック&ボディロックでテイクダウンを狙う。ケージを利して耐えた勅使河原は、掌底を打つ。

残り1分を切り、懸命にスタンドをキープしていた勅使河原からついに高岡がテイクダウンを奪う。

右足を腿の上に置き、立ちスクランブルを防いでいて高岡は、背中を見せて立ち上がった勅使河原をバックコントロールし初回をリードした。

2R、組みつく機会を伺う高岡に対し、勅使河原が右ハイ。そして跳びヒザを繰り出す。

右から左を振って距離を詰めた高岡は、もう一度右フックを振るってこのタイミングでは組みつかない。ハイから前に出た勅使河原のローをチェックした高岡は、右オーバーハンド&シングルレッグを仕掛ける。勅使河原はケージにもたれて片ヒザをついた状態から、ボディロックで背中をつかされる。

直後にブリッジし、上下を入れ替えスクランブルに成功した勅使河原だが、ボディロックから逃れることはできない。ここでもケージに詰めた高岡がボディへのヒザ蹴りにレベルチェンジ、ダブルレッグで尻もちをつかせる。ここも時間をやや使ったもの立ち上がった勅使河原はヒザを入れて離れ、最後の1分に逆転をかける。

高岡は組みの圧力で打撃戦にもちこませないなか、勅使河原が前蹴りをボディに入り、右ローに続ける。残り30秒、右フックを伸ばしダブルレッグに入った高岡が勅使河原にギロチンのセットを許さず、足を束ねて抑える。最後にバックに回った高岡が3-0で判定勝ち。

今後はネクサスでフライ級王座を目指すのか、修斗フライ級戦線での浮上を狙うのか──いずれにせよ、敗北とドローを繰り返していた高岡は2年7カ月振りの勝利を手にし、良い年越しを迎えることができそうだ。

The post 【NEXUS25】ネクサス初陣の讃岐シューター=高岡宏気が、勅使河原をクリンチ&テイクダウンで下す first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA NEXUS25 ONE アオキング一輝 ジェイク・ウィルキンス 勅使河原稜太 寿希也 森山壱政 河名マスト 竹上航平 藤原俊樹 西岡裕 須藤拓真 高岡宏気

【NEXUS25】MMA空手道場 鷹所属。藤原俊樹─02─「臆病な性格を矯正するために危険なゾーンに」

【写真】一個人として立派な姿勢を持っている。と同時に競技者は、結果を出すことが正義でもある (C)NEXUS

19日(日)、東京都新宿区GENスポーツパレスで開催されるNEXUS25でアオキング一輝と対戦する藤原俊樹インタビュー後編。

極真空手の稽古を師・鈴木信達氏と続けるのは当然。臆病な自分を矯正するために前に出る。格闘技以外でも結果を残せない──でも、悔しいから頑張り続ける。市井の人々のためのMMA、そして格闘技を実践する藤原は、山田峻平代表の厚意に応えるため、そして自らためにケージに足を踏み入れる。

<藤原俊樹インタビューPart.01はコチラから>


──ウェイト3日、格闘技3日。その3日間の格闘技の練習は、MMAに集中しているのでしょうか。

「いえ、空手は1日やっています。空手のクラスに出てからMMAの練習をして。それとMMAのクラスの日、それとMMAのクラスの無い日に道場のオープンマットのような形で来た人と練習し、誰もこないとサンドバッグを叩いたり、空手の型の練習をやっています」

──そこも空手の稽古が入ってくるのですね。

「最初にMMAを始めた時に信達さんから『格闘技経験がなくて、下地がないのでベースになるモノを一つ、創った方が良い』とアドバイスされ、極真で土台を創ってMMAをやっていくことになったんです。それがあるので、極真の稽古は地道にコツコツと続けていきたいと思っています」

──試合前も極真の稽古を行うのですか。

「試合前も普通にやっています。利点や意味とかでなく、ルーティンで。フルコンの練習をした後も、MMAのスパーリングもやりますし。いってもフルコンの練習は1時間ですし、それ以外の時間は全部MMAに使えているので問題ないです。それに極真空手の練習をすることは、土台を崩さないために当然のことだと考えています」

──生活の一部ということですね。

「ハイ。極真の稽古を休むことはないです。練習自体、さすがに試合の1日前とかはやらないですが……。今はネクサスが当日計量で水抜きをしないので、日曜日が試合の時は金曜日までガッツリとウェイトも息上げもやっています。そして土曜日は1日休むような感じで、試合前の週もずっと動いています。

試合前に疲れを取るために休んだりしちゃうと、逆に体が軽くなり過ぎちゃって。普段、追い込みながら練習しているので、体が重い状態が普通になっていて。すると体が軽くなっちゃうと、動きが狂っちゃうんですよね。だから、そういう風にしています」

──元ONE世界ウェルター級王者がMMAの指導をすることは?

「あまりないです。でも信達さんはテイクダウンディフェンスに長けていて、ご自身で工夫をされてきた方なので、そういう部分を教えてもらったり時々しています」

──ところで藤原選手の戦績を見ていると、キャリア序盤はGROUNDSLAMやSAWATでもの凄く負けが込んでいます。

「そうなんですよ(苦笑)。7試合した時点で1勝6敗でした」

──にも関わらず、コンスタントに試合を続けてきました。現状4勝9敗ですが、MMAファイターとしての目標はどこに置いていますか。

「やはり今、試合に出させてもらっているネクサスのベルトを狙っていきたいと思っています。ただ4月、7月と連敗してしまって。結果を残せないタイプなんです。格闘技に限らず、なかなか結果がついてこないところがあって。でも、悔しいのであきらめたくなくて。続けていれば、いつか花開くことがあるんじゃないかと思って練習を続けています」

──そのような状況で19日の試合は、どのような試合をしたいと思っていますか。

「この試合だけでなく、毎試合そうなのですが……自分は臆病なんです。その臆病な性格を矯正するために、自分から前に出てプレッシャーを掛け、自ら危険なゾーンに入っていくようにしています。そこは変えることなく、ガンガン前に出てます」

──今回、山田代表の『負けても腐らず、努力し続ける。そういう選手にスポットを当てるのもネクサス』という考えの下、インタビューをさせていただきました。ただし、MMAファイターとして、そんなことを言われているようではダメです。今度は結果を残し、タイトルを目指すポジションに来た時に話を訊かせてください。

「ハイ。そういう風に言われると嬉しいのですが、なにくそッと思わないといけないですよね。それでも、わざわざスポットを当てていただき感謝しているので、しっかりと勝ち続けてタイトル戦線に絡んでいきたいと思っています。頑張ります」

■ NEXUS25対戦カード

<ウェルター級/5分2R+ExR>
カタナマン二世(日本)
前田啓伍(日本)

<バンタム級/5分2R+ExR>
田口滉人(日本)
道端正司(日本)

<ウェルター級/5分2R+ExR>
木村裕斗(日本)
西尾真輔(日本)

<フライ級/5分2R+ExR>
北野一声(日本)
古賀優兵(日本)

<フェザー級/5分2R+ExR>
中桐涼輔(日本)
長谷川寛人(日本)

<フェザー級/5分2R+ExR>
ジミー西(日本)
西岡裕(日本)

<フェザー級/5分2R+ExR>
村井和道(日本)
大谷啓元(日本)

<フェザー級/5分2R+ExR>
高杉遼介(日本)
井上皓平(日本)

<フライ級/5分2R+ExR>
小林了平(日本)
空(日本)

<フェザー級/5分2R+ExR>
諏訪部哲平(日本)
ファビオ ハラダ(日本)

<フェザー級/5分2R+ExR>
唐沢タツヤ(日本)
寿希也(日本)

<フェザー級/5分2R+ExR>
森山壱政(日本)
須藤拓真(日本)

<フェザー級/5分2R+ExR>
山口力(日本)
十河卓児(日本)

<ライト級/5分2R+ExR>
ジェイク・ウィルキンス(日本)
竹上航平(日本)

<ライト級/5分2R+ExR>
小森真誉(日本)
島村裕(日本)

<バンタム級/5分2R+ExR>
藤原俊樹(日本)
アオキング一輝(日本)

<ライト級/5分2R+ExR>
森崇純(日本)
河名マスト(日本)

<バンタム級/5分2R+ExR>
勅使河原稜太(日本)
高岡宏気(日本)

<フェザー級/5分2R+ExR>
谷育磨(日本)
森永ユキト(日本)

The post 【NEXUS25】MMA空手道場 鷹所属。藤原俊樹─02─「臆病な性格を矯正するために危険なゾーンに」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA NEXUS25 ONE   アオキング一輝 キック ジェイク・ウィルキンス ボクシング 勅使河原稜太 寿希也 森山壱政 河名マスト 竹上航平 藤原俊樹 西岡裕 須藤拓真 高岡宏気

【NEXUS25】アオキング一輝と対戦、MMA空手道場 鷹所属。藤原俊樹─01─「空手もやっています」

【写真】 1991年9月7日、東京出身。師匠・鈴木信達氏と(C)TOSHIKI FUJIWARA

19日(日)、東京都新宿区GENスポーツパレスで開催されるNEXUS25で、藤原俊樹がアオキング一輝と対戦する。

NEXUSとMMAPLANETのタイアップ・インタビュー、山田峻平代表が「ベルトにまだ絡んでないし、戦績もボロボロですけど、腐らず前向きに格闘技に向き合っている選手です! 勝ち続けている選手じゃなくても、スポットを当てるのがネクサスなので宜しくお願いします!」と藤原を大プッシュ。

この声に押され、藤原に初めて話を訊いた。


──アオキング一輝選手と対戦する藤原選手です。ネクサスとのタイアップ企画インタビューで山田代表から「ぜひとも藤原選手を」という強い要望がありました。藤原選手にスポットを当てる……それがネクサスらしさだということです。

「ありがたい話です」

──そして、本当に申し訳ありません。自分が藤原選手のことも所属するジムのことも全く存じ上げていなくて。まずMMA空手道場鷹ですが、インタビュー前にホームページをチェックして鈴木信達さんの道場だと知りました。

「ハイ、信達さんのところでやらせてもらっています。信達さんと父が友達で、僕も小学生の頃から知っていたんです。信達さんが座間の米軍基地で働いていた時に、父も同じ基地で仕事をしていて知り合ったそうなんです。僕自身は格闘技をやっていたわけでもないのですが、6年前に信達さんが道場を出すということで、遊びに行ってみようかと。それでハマってしまった形です。ONEでタイトルと取られてしまった後ですね」

──ベン・アスクレン戦、もう7年も前になるのですね!! 私も信達さんはONE時代に取材をさせていただいていて、まぁ2人で下ネタをしている時間の方が長かったかもしれないですが。

「アハハハ」

──MMA空手道場ということですが、練習は空手をやっていたのですが、それともMMAですか。

「道場には空手のクラスとキックボクシングのクラス、それとMMAのクラスがあります。ただMMAをやる人は少なくて……。試合に出たいという人の占める割合は高いですが、プロクラスのようモノはうちの道場にはないです。基本的には自由な感じでやっています」

──藤原選手はMMAの練習をしていると。

「いえ空手もやっていますし、MMAの練習もしています。」

──空手をやってから、MMAを始めるということでもないわけですね。

「僕は全部のクラスに出ていました。空手をやって、キックをやって、MMAをやって。ほぼ一斉に始めました。とりあえずやってみようと」

──信達さんの教えなので、空手はフルコンタクト空手ですね。

「ハイ、極真空手です。極真のクラスは信達さんが指導して、キックは別の方で。MMAはK’z Factoryにおられた小林正俊さんが指導してくださっています」

──おお、小林さんですか!! 空手、キック、MMA、まず試合に出るようになったのは、どこからなのでしょうか。

「最初がMMAでした。アマチュアでキックボクシング、1度だけ極真のトーナメントにも出ています」

──極真とMMAは、なかなか同時にやるイメージがないのですが、極真……フルコンタクト空手の打撃が藤原選手のMMAに役立つことはありますか。

「そうですねぇ……う~ん、僕はそこまで辿り着いていなくて」

──なるほど。正直な方なのですね(笑)。

「ただフルコンの稽古をすることで、体のバランス、体幹が鍛えられているので、そこはMMAに生かされているとは思っています」

──MMAの戦績を積み重ねていくうえで、練習のバランスは変わってきましたか。

「最初の方は週に5日ぐらい練習していたのですが、今はウェイトの時間を増やしていて。週に3日、ウェイト。残り3日で格闘技の練習をしています。今ではウェイトと格闘技は半々です。自分の判断で、そういう風にしました」

──MMAを試合に出るレベルでやっていて、ウェイトと半々というのは珍しいかと思います。

「そうなんです。格闘技の練習が少ないとは自分でも思っています。でも体創りもしっかりとしないといけないですし。自分は昼間は仕事をしているので、夜にウェイトと格闘技の練習をどちらもやるだけの時間が創れないんです。それと週に5日ぐらい格闘技の練習をしている時に、マンネリ化してしまって……。

それ以来、格闘技の練習を減らして、少ない時間でしっかりと集中してやるようにしたんです。それだったらマンネリ化もせずに、もっと身の入った練習ができるので。一応、こういう組み方をしてきて、けっこう上手くいっていると自分の中では思っています」

──ウェイトで体を創り、MMAでも効果があるように感じられるのですね。

「そうですね、かなりパワーもついてきたと思います。ウチの道場は大きな人が多くて、56.7キロとか61.2キロで戦う僕が一番小さいです。他の人たちは皆、フェザー級も少なくてライト級以上の人ばかりで」

──それは珍しいですね。日本のMMA選手は軽量化が進んでいるように感じられたので。

「そうなんですよ。そのなかでパワー負けは……さすがにすることもありますけど、要所で耐えられたり、勝てたりはしてきているので、自分のなかではこれで良いのかと感じています」

<この項、続く>

■ NEXUS25対戦カード

<ウェルター級/5分2R+ExR>
カタナマン二世(日本)
前田啓伍(日本)

<バンタム級/5分2R+ExR>
田口滉人(日本)
道端正司(日本)

<ウェルター級/5分2R+ExR>
木村裕斗(日本)
西尾真輔(日本)

<フライ級/5分2R+ExR>
北野一声(日本)
古賀優兵(日本)

<フェザー級/5分2R+ExR>
中桐涼輔(日本)
長谷川寛人(日本)

<フェザー級/5分2R+ExR>
ジミー西(日本)
西岡裕(日本)

<フェザー級/5分2R+ExR>
村井和道(日本)
大谷啓元(日本)

<フェザー級/5分2R+ExR>
高杉遼介(日本)
井上皓平(日本)

<フライ級/5分2R+ExR>
小林了平(日本)
空(日本)

<フェザー級/5分2R+ExR>
諏訪部哲平(日本)
ファビオ ハラダ(日本)

<フェザー級/5分2R+ExR>
唐沢タツヤ(日本)
寿希也(日本)

<フェザー級/5分2R+ExR>
森山壱政(日本)
須藤拓真(日本)

<フェザー級/5分2R+ExR>
山口力(日本)
十河卓児(日本)

<ライト級/5分2R+ExR>
ジェイク・ウィルキンス(日本)
竹上航平(日本)

<ライト級/5分2R+ExR>
小森真誉(日本)
島村裕(日本)

<バンタム級/5分2R+ExR>
藤原俊樹(日本)
アオキング一輝(日本)

<ライト級/5分2R+ExR>
森崇純(日本)
河名マスト(日本)

<バンタム級/5分2R+ExR>
勅使河原稜太(日本)
高岡宏気(日本)

<フェザー級/5分2R+ExR>
谷育磨(日本)
森永ユキト(日本)

The post 【NEXUS25】アオキング一輝と対戦、MMA空手道場 鷹所属。藤原俊樹─01─「空手もやっています」 first appeared on MMAPLANET.