毎週月曜日にラウンドガールをご紹介する「MONDAY RING GIRL」。第389弾は2021年11月6日(土)、東京都江東区のスタジオ・コーストで行われたVTJ2021のリングガールです。
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【VTJ2021】青木真也に西川大和戦=乱入劇の是非を問う──「西川選手は尺を越えちゃった」
(C)MMAPLANET
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The post 【Monday Ring Girl】VTJ2021 first appeared on MMAPLANET.【写真】レスリングの強さは絶対。しかし、幹から伸びる枝が広がりようがこれまでのレスリング出身のファイターと違うのがジェニュインMMAファイター中村の最大の特徴だ (C)MMAPLANET
16日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2022#01で、中村倫也がプロ2戦目で野尻定由と対戦する。
ワールドクラスのレスラーは、昨年7月のプロデビュー戦ではハイキックでKOという離れ業を見せた。そのレスリング能力は実績に比例し間違いない中村だが、レスリングの強さが発揮されるのは、彼のマインドがフリースタイルレスラーではなく生粋のMMAファイターであるからだ。
話す度にMMA LOVEの強さとMMA IQの高さが伝わってくるジェニュインMMAファイター中村倫也は、野尻との対戦をどのように捉えているのかを尋ねた。
――2022年の初戦、プロ2戦目となる野尻選手との試合が決まりました。正式に決まったのはいつ頃ですか。
「試合の話は先々週に聞いた感じです(※取材は12月22日に行われた)」
――7月のデビューから、半年空きました。
「そうですね。もう少し短い間隔で試合をするつもりでしたけど、ケガもあってこのタイミングになりました。ただ時間があった分、フィジカルとか試合が続けばエネルギーを注げないところにしっかりと向き合うことができて、プレイヤーとしてMMAの試合映像を大量にチェックしてきました。なので、逆に良い時間になりましたね」
――倫也選手は試合映像をチェックすることが重要だと思う派ですか。
「僕は見る派です。全ては真似から入るので。MMAでも誰かが0から1を生み出さないといけないのですが、そこまで大きな変化はないです。なら、誰もが日々磨いている動きや技術を確認できる試合を見ない手はない。試合は展示会ですからね。MMAを知るのは、試合を見ることから始まると思います。
試合を見ることでアイデアも生まれますし、1つの試合も色々な視点をもって繰り返しチェックするようにしているんです」
――色々な視点とは?
「最初は全体を俯瞰して見るようにしていて、そこで良い動きがあると使った選手の視点をもってガッチリと見返します。動きを真似し、その動作を理解する。そこから自分で取り入れることができると判断すると、練習で試します」
――なるほどぉ。だからですね。倫也選手の練習を見て、レスラーがMMAを戦っているのではなく、MMAファイターがたまたまフリースタイルレスリングで世界を舞台に戦うことができたのかという印象を持ちました。スクランブルの攻防で倒すことにこだわるのではなく跳びつき三角を仕掛けるなど、レスラーではないですよね(笑)。
「アハハハハ。それこそ小さいときから、MMAを見てきた量がそういうところに表れてくるのかと思います」
――すかさずオモプラッタからスイープに入ったり、練習とはいえ背中をつけることを厭わないことにまず驚かされました。
「型に囚われないMMAがしたいんです。練習でも普段から、そういう風に積極的に動いてから自分の形に持ちこむようにしています。本来はこういうスパーリングとロータス世田谷でど真ん中のMMAグラップリングのスパーをするのがベストなんでしょうけど、このところ出稽古はパンクラスイズム横浜の技術とスパーだけになっていました。色々と落ち着いてからロータス世田谷でもガンガン、スパーもやり込んでいきたいですね。そこは八隅さんとも話させてもらっています」
――では野尻選手の印象を教えてくれますか。
「テイクしてから展開を創りたいタイプですよね。そこに関しては間違いなく自信がありますし、まぁ相性は良いほうかと思います。打撃だけ、テイクダウンだけというより、そこを組み合わせて戦っていますよね。何か一つ秀でた強さがあるわけじゃないですけど、そういう部分で負けない。それに若くて頑張ることができるので、自分のペースに持ち込む力を持っています。そこは警戒しないといけないポイントかと思います。
Road to ONEでは実質1階級上の山本空良選手に競り負けていましたけど、僕はフェザー級の選手とやっても力負けはしないですからね。そこに関しても自信はあります。野尻選手は確かな実力の持ち主ですけど、自分と戦うには飛び道具的なことも仕掛けてくる。そういうつもりで準備もしています」
――石井逸人選手、小野島恒太選手とインフィニティでドロー。環太平洋タイトルに絡む選手と分けている点については?
「そうですね……叩き上げの強さがあって、そういう選手は怖いと思います。と同時に、野尻選手のような選手の崩し方もなんとなく頭の中にはあります。そこを体現していきたいですね。ちゃんと勝ちます。UFCでチャンピオンになると断言している人間と、ソレを口にすることができない人間の差は出るとは思っています」
――その自信が過信になることは?
「そこのバランスの取り方に関しては、僕は自分でも絶秒だと思っています。そういう心理状態で足元をすくわれた経験をレスリングでたくさんしてきました。その経験をMMAに落とし込めます。心の創り方は同じです。練習に向かうときには、いつも自分が一番弱いという気持ちでいます。でも、試合前になると自信に変えます。そのあたりは日々のメディテーションで、気持ちのコントロールをしています」。
――4月24日にLDHの格闘技イベント「POUNDSTORM」の開催も決まりました。
「大きな舞台で脚光を浴びて試合をすることに欲はありますが、それこそ野尻選手との試合が決まっているなかでPOUNDSTORMのことを考えると足元をすくわれてしまうので今は目の前の試合に集中します」
<この項、続く>
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昨年12月31日(金)にパンクラスが3月21日(木・祝)に東京都新宿区のベルサール高田馬場でPancrase326を開催することを発表している。
ディファ有明の閉鎖により、2018年2月4日のPancrase293から昨年12月11日のパンクラス325まで4年に渡りパンクラスの首都圏大会を一手に引き受けてきたスタジオコーストの閉館に伴い、新会場でのイベント開催が明らかとなった。
ホール全体だと2080人収容の同会場は2019年4月にキックのKNOCK OUTが使用した実績があり、女子プロレスのスターダムなどもイベントを行っている。ベルサールはフラットな創りながら、スクリーンを2面使えるのが強みだ。
ベイエリアから、山の手へ。すでに12月大会から零れた一部選手から3月にタイトルマッチという話も聞かれるパンクラスの新章――対戦カードの発表が待たれる。
【写真】「エア・タイト」と柏木さんが評したケネディ×サンチェス。エア・タイト――いただきました。今後、MMAPLANETでゼロ距離MMAはエア・タイトと記させていただきます (C) BELLATOR
過去1カ月に行われたMMAの試合からJ-MMA界の論客3名が気になった試合をピックアップして語る当企画。
背景、技術、格闘技観を通して、MMAを愉しみたい。3人の論客から、柏木信吾氏が選んだ2021年11月の一番。12月3日に行われたBellator272より、ジェレミー・ケネディエマニュエル・サンチェス戦について語らおう。
──柏木さんが選ぶ2021年12月の一番をお願いします。
「Bellatorのジェレミー・ケネディエマニュエル・サンチェス戦です」
――おお!!
「ケネディ×サンチェス戦……この試合を語ることができて凄く嬉しいです。現地で実際に試合を見て、また帰国してから試合映像をチェックしなおして、ウキウキしてしまいました(笑)。
実はメインのショッキングなKOを目の当たりにして、全てが吹っ飛んでしまったこともあったのですが、セルジオ・ペティス×堀口恭司戦があったことで、この両者の試合を日本のファンが数多く目にしたこともうれしいです。
僕がライブ観戦だったこともあるのですが、映像で見直して視るとさらに面白さが伝わる試合でしたね。本当にMMAをやっているなっていうファイトで。
正直、ケネディってアダム・ボリッチに勿体ない負けをしたという印象が一番強くて、ネチネチとした試合をする選手だなっていうぐらいの感覚でいたんです。でも今回の試合は全く膠着することのないグラウンド戦で、良い意味で見ている者が疲れる。それほど目まぐるしい動きをしていました」
――とはいえモヒガンサンのファンはブーイングを送っていましたね(苦笑)。
「この試合に限らず、組むと『もっと、やれぇっ!!』という感じでしたね。エア・タイトというのか、あれだけ空間を殺して戦う良さが残念ながらあの会場にいたファンには伝わっていなかったです。
ただし、ケネディがあのタイトな試合をグラウンドでもスタンドでもやり続けた。あれは凄いことなんですよね。『もっと打撃と織り交ぜて戦う必要があるのは分かっているけど、今回は絶対に落とせなかった。勝ちに徹した。どうしても勝たないといけなかった』と本人も試合後のインタビューで言っていましたけどね」
――打撃を使うことが勝利に結びつくのであれば、そうすべきでしょうし。そうではなく、ファン受けするために打撃が必要というのであれば、そんな必要なくてエア・タイトなファイトで正解だったかと思います。
「あれをやりきるのは凄まじいです。サンチェスも巧くて、隙間がないのに不利なポジションから抜け出すよう動いて、言ってみればミリ単位で動いていました。でも、その先をさらにケネディがいく。結果的に逆転狙いの寝技から、仕留められない防御という風にサンチェスの戦い方も変わりましたね。サンチェスとしては、本当にしんどかったでしょうね。もう表情にも出ていたと思います」
――SUGでエドウィン・ナジミにOTで敗れたのですが、本戦は5分といえども柔術のトップ選手と普通に攻防を繰り広げられることができる腕前の持ち主です。
「普通ならぶっちぎられて終わりますし、それが汚点にもならないです。そんなグラップリングマッチをショートノーティス出場で堂々とやりあえるのですからね。それと……この試合を見てケネディの戦績を改めて見直すと、何気にMMAPLANETが推している感があるのが理解できました」
――と言いますと(笑)。
「いや、単にそのキャリアの築き方と戦績が……印象以上に凄い実績を残していて。UFCで3勝1敗、唯一の敗北を喫した相手はアレックス・ヴォルカノフスキーです。そこからバーレーン拠点のBRAVE CFを経てPFLではベスト4、パンデミックの活動停止期間にBellatorに戦場を移しています」
――その2戦目にボリッチに敗れたことで、今回は絶対に負けられないと背水の陣を敷いていたのかもしれないですね。
「いやぁ、GSPやロリマクを生んだカナダ――僕のような仕事をしていても未だに軽視されがちなんですけど、見落としてしまっていましたね。それをサンチェスとの試合で痛感しました」
――同インタビューは元旦にアップする予定なのですが(※取材は2021年12月29日に行われた)、大晦日を終えてRIZINフェザー級戦線もまた新たに動き出しますでしょうし、ケネディに限らずBellatorフェザー級ロースターとの交わりが気になるところです。
「ジェレミー・ケネディがRIZINのフェザー級戦線に加われば、即脅威です。即……むしろ『いきなりクレベルどうなの?』って。斎藤裕選手はタイプは違いますが、組んで倒すという部分でマイク・グランディに修斗時代に敗れていますし、ケネディは完全に苦手な選手でしょうね」
――修斗サステイン興行の招聘係でもあった柏木さんが、英国からグランディを呼んで……。
「あの時はやっちまったなって思いました(笑)。『これ、早かった』と。う~ん、大晦日がどうなるかにもよりますが、ケネディと戦うとどうなるのか。それこそ斎藤選手がいかに成長したかを証明する戦いになるのではないかとも思います。
今の日本人のフェザー級選手にとって、良い指標になる……厳しすぎる指標になるかもしれないのがケネディですね」
――ぜひともケージもあるかもしれないLANDMARKか、ケージ使用のTRIGGERに呼んでいただき取材させてください(笑)。
「いやぁ今回の勝利でケネディはTRIGGER予算からナンバーシリーズ予算に変わったと思いますよ(笑)」
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武術でMMAを勝つ。空手でMMAに勝利する──型を重視する剛毅會の武術空手だが、岩﨑達也宗師は「型と使って戦うということではない」と断言する。型稽古とは自身の状態を知り、相手との関係を知るために欠かせない。
サンチン、ナイファンチン、セイサン、パッサイ、クーサンクーの型稽古を行う剛毅會では、まずサンチンから指導する。そんな剛毅會の稽古には站椿が採り入れられている。
全ての根幹となる武術の呼吸を学ぶことができる──サンチンで創られた、空手の体をいかに使うのか。その第一歩となるナイファンチンの解析を行いたい。第3回となる今回は、目線、胸、足の小指の向きからナイファンチンの型の解析を行いたい。
【ヒジ打ちとヒジ当ての違い】
標的に対して、ヒジを動かせるのがヒジ打ち。できているヒジを標的に置くのがヒジ当て。「ヒジを使った攻撃を見ていると、ヒジの状態を考慮せずに振るケースが多いです。振ると移動で力を養成しようとするので、ヒジの状態を創るという状態にはなかなか辿りつかないです。武術空手のヒジ当ては、ヒジの状態が固く創ることでより威力があるという考えです。ヒジの状態が出来ていて、振ることが一番です。ただし、できたヒジを振ることでエネルギーを失うことも多く簡単ではない。ワンインチパンチがエネルギーを失わないのに対し、距離のあるパンチは失ってしまうのと同じです。そこで剛毅會のMMAではこのヒジ当てをケージ・レスリングでのダーティーボクシングに取り入れる試みをしています」(岩﨑)
新型コロナウィルス感染拡大2年目となった2021年は、世界中のMMAがパンデミック以前の姿を取り戻すべき活動を行った1年でした。
頂点UFCを筆頭にBellator、PFLという北米メジャーは無観客ストリーミングショー、有観客大会も盛況で、アジアではONEがアジアツアーを組むことができずとも拠点となるシンガポールでイベントを続け、中東ベースのBRAVE CFはバーレーンはもとよりロシア、中央アジア、欧州で大会を主催。UFC直下のコンテンダーシリーズ、LFA、Titan FC、中東ではUAEW、英国Cage Warriosといった世界の主要フィーダーショーも新たな人材をメジャーシーンに送り出しています。
国内ではRIZINがTRIGGERというケージ大会を開き、DEEP、パンクラス、修斗サステイン興行、HEAT、GRACHAN、GLADIATOR、NEXUS、WARDOG、闘裸男及びTHE修斗沖縄、Road to ONEとケージMMAは時代に翻弄されながらも活路を見出し、活動を続けてきました。
お隣韓国もRoad FCとライバルTOP FCが活動再開、Doubel GFCとAngel’s FCは協力体制を築き、コロナ禍のK-MMAをリードしました。
他方、組み技界はワンマッチ大会を確実に浸透させ、WNO、Polaris、F2Wなど柔術ベースのグラップリング・イベント、ケージ使用のSUG、掌底有りのコンバット柔術、Fury Pro Grappling、UFC Fight Pass InvitationalなどMMAファイターとグラップラーの競演が見られるイベントも増えました。国内でもIRE、Unraivaledに続き、PROGRESSという新しい動きが見られようとしています。
MMAPLANETでは2022年もそんなMMAシーンにグラップリングを加味し、可能であれば武術や土着&民族格闘技をスパイスとし、格闘技をお伝えしていく所存です。
本年も引き続きMMAPLANETとともに、そんな格闘の日々を楽しんでいただけましたら幸いです。
高島学
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