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【MGL-1FC19】ONEと契約の兄弟子のベルトを──トゥルバヤルを初回KOしたダギースレンが継ぐ

【写真】荒いが、殺傷能力の高さは抜群。草原の化身ダギースレン(C)MMAPLANET

28日(土・同)にモンゴルはウランバートルのクロカス・イベントホールでMGL-1 FC19が開催された。

Mongolian Best Fighter’s Association主催の同大会は、デビュー戦中心の雪原のYoung Blood大会の趣が強かった。そんな同大会から、メインのMGL-1FCフェザー級王座決定戦の模様をお届けしたい。


<MGL-1 FCフェザー級王座決定戦/5分3R>
ダギースレン・チャグナードルジ(モンゴル)
Def.1R2分55秒by TKO
トゥルバヤル・フレルバートル(モンゴル)

前王者エンフオルギル・バートルフーがRoad to ONE Mongoliaで優勝し、ONEと契約したことによって組まれた王座決定戦。ダギースレン・チャグナードルジはジャダンバ・ナラントンガラグが指導するシャンダスMMA所属で、エンフオルルギルのチームメイトだ。兄弟子にRoad to ONE Mongolia出場を譲った形だったため、是が非でも──同じくRoad to ONE Mongoliaに参加し、過去にはエンフオルギルが破っているトゥルバヤルに勝利したいところだ。

オーソドックス同士、ダギースレンが距離を詰めて右から左フックを伸ばす。右に回ったトゥルバヤルは逆にセンターを取るが、ダギースレンのワンツーから右を下がってかわす。

ここでトゥルバヤルも足を蹴っていくもののダギースレンの左の関節蹴り気味の攻撃を嫌がってか、拳の攻撃は少ない。頭を振って前に出るダギースレン、回るトゥルバヤルという展開が続き、足への攻撃を含め前者が手数で試合をリードした。

右回り基調のトゥルバヤルに対し、右スピニングバックキックを伸ばしたダギースレン。さらに右に移動するトゥルバヤルの左足を左インサイドローで削っていく。続いてに右の蹴りに右を合わせて行ったダギースレンは、右カーフを蹴られた後の近距離の打ち合いでも圧で優る。

右オーバーハンド気味のストレートを当てたダギースレンはプレッシャーを強め、トゥルバヤルを動かせる。と両足が揃い気味のトゥルバヤルの左に右ストレート一閃。腰から崩れ落ちたトゥルバヤルの顔面に右のパウンドを連打してTKO勝ちを決めた。

兄弟子のベルトを引き継いだダギースレンは、師や練習仲間──そして生まれ故郷から応援に駆け付けた母親と勝利を喜んだ。

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【MGL-1FC19】エンフトルガがトルガバットを15秒KO。これぞMMA前、ゴツゴツ生粋のモンゴル人の戦闘

【写真】ゴツゴツ、生もののモンゴルMMA(C)MMAPLANET

1月28日(土・現地時間)にモンゴルはウランバートルのクロカス・イベントホールでMGL-1 FC19が開催された。

Mongolian Best Fighter’s Association主催の同大会は、デビュー戦中心の雪原のYoung Blood大会の趣が強かった。そんな同大会から、まずはキャリア3戦目のエンフトルガ・ガンボルドとデビュー戦=トルガバット・ウルズィージャルガルのライト級戦の模様をお届けしたい。


<ライト級/5分3R>
エンフトルガ・ガンボルド(モンゴル)
Def.1R0分15秒by TKO
トルガバット・ウルズィージャルガル(モンゴル)

エンフトルガはUFCファイターのバットゲレル・ダナーらにボクシングを指導してきたガンバートル・シャグダル率いるOne Team ファイティンセンター所属のファイターで、計量前日までミットやシャドーで懸命に体重を落としていた。

休息&水抜きよりも、動いて落とすという方法が目立ったモンゴル人ファイターの減量。

水抜きとは違う意味で当日のコンディションが心配されたがエンフトルガだが、試合開始とともにトルガバットの右ローに右を合わせていく。

これで一瞬怯んだトルガバットは、下がらされてエンフトルガの戦いに巻き込まれる。左フックに左を被弾、ケージを背負うとワンツーフックに右ストレートを打ち抜かれる。

腰から崩れ落ちたトルガバットが、足を取りに来るところでパウンドを打とうとしたエンフトルガをレフェリーが制して、勝負は決した。

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【MGL-1FC19】試合結果 トンガ―の愛弟子、草原の化身ダギースレンが新フェザー級王者に

【写真】師ジャダンバ・ナラントンガラグと同じ遊牧民で祖父、父はモンゴル相撲で活躍したという草原の化身ダギースレン・チャグナードルジが新フェザー級チャンピオンに (C)MMAPLANET

28日(土・現地時間)、明日28日(土・同)にモンゴルはウランバートルのクロカス・イベントホールでMGL-1 FC19が開催された。

ジャダンバ・ナラントンガラグがメンバーのMongolian Best Fighter’s Association主催の同大会は、マーキー・ナイトクラブから急遽会場が変更され、5時スタートながら10時より同会場が通常のクラブとして営業が始まるために、試合の合間のアトラクション的な催しは一切省かれコンパクトな進行で進んだ。

メインのMGL-1 FCフェザー級王座決定戦では、タフファイトが予想されるなかダギースレン・チャグナードルジがトゥルバヤル・フレルバートルを右ストレートでダウンを奪い、初回でパウンドアウトしベルトを腰に巻いた。

今大会の詳細レポートは後日アップとし、ここでは試合結果をお伝えしたい。

第7試合で組まれていたフライ級戦でジャンチウニャムボー・バットチョローンと対戦予定だったダワースレン・オーガンビレグは計量会場に姿を見せず行方知れずとなっていたが、前夜に連絡が取れ計量もパス。この一戦は無事、実施されることになっていたが、結局ダワースレンは試合会場に現れずキャンセルに。イベント開始直前まで、ケージのなかで調整を行っていたジャンチウニャムボーはダワースレンに振り回され気の毒なばかりだった。


<MGL-1 FCフェザー級王座決定戦/5分3R>
ダギースレン・チャグナードルジ(モンゴル)
Def.1R2分55秒by TKO
トゥルバヤル・フレルバートル(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
ムンフジャルガル・バットスフ(モンゴル)
Def.3R2分13秒by TKO
テムージン・オラントゥグス(モンゴル)

<ライト級/5分3R>
エンフトルガ・ガンボルド(モンゴル)
Def.1R0分15秒by TKO
トルガバット・ウルズィージャルガル(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
ウスフイレードゥイ・バータルホヤグ(モンゴル)
Def.1R1分30秒by RNC
ムンフジャルガル・ガンホヤグ(モンゴル)

<ライト級/5分3R>
ナランダライ・ツェレンダグワ(モンゴル)
Def.2R1分04秒by RNC
チョイジャムツ・ホルトソンツェツェグ(モンゴル)

<フライ級/5分3R>
アルタンスフ・バットジャルガル(モンゴル)
Def.1R3分08秒by RNC
スフエルデネ・エルデネツォグト(モンゴル)

<フェザー級/5分3R>
マルガドエルデネ・バットジャルガル(モンゴル)
1R3分34秒by RNC
アンフバヤル・チョローンバートル(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
ナンジド・ガンボルド(モンゴル)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
バットジャルガル・バルガン(モンゴル)

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【MGL-1FC19】計量終了 電気代滞納で電気が止められ会場変更。1選手が連絡が取れない状態に?!!!!!

【写真】トゥルバヤル・フレルバートル(左)とモンゴルの朴光哲(??)ことダギースレン・チャグナードルジは揃って大会前日MMAスパーを行っていたが、無事計量を終えた(C)MMAPLANET

27日(金・現地時間)、明日28日(土・同)にモンゴルはウランバートルのマーキーナイトクラブ・ウランバートルで開催予定だったMGL-1FC19の計量が、同地のシャンダスMMAジムで行われた。

開催予定だった――というも、大会2日前になってイベント会場がクロカス・イベントホールに変更されたからだ。その変更理由というのが、マーキー・ナイトクラブが電気料金を滞納し続け、ついにはウランバートル当局から送電を止められてしまい使用不可能になってしまったという日本では信じられないモノだ。

計量も同会場からジャダンバ・ナラントンガラグが指導するシャンダスMMAに変更されて実施された。


スタートは午前9時ということだったが、その前からジムに着いていた選手たちは主催者立ち合いの下でスケールへ。予備計量と思いきや、体重を測った選手たちはすぐにおかゆやスープなど食事をとり始めた。

9時開始というのはセレモニアル計量で、本計量はそれ以前に対戦相手陣営の確認なしに執り行われていたことになる。

そして全9試合、18人の出場選手中17人が問題なくパスし、第7試合のフライ級戦でジャンチウニャムボー・バットチョローンと対戦予定だったダワースレン・オーガンビレグが計量会場に姿を見せず、連絡も取れない状態のままセレモニアル計量&ファイスオフは終わった。

計量前日、ウランバートルにある3つのMMAジム=シャンダスMMA、ONEチーム、ガルーダMMAを取材したが、3つのジム全てで翌日に計量を控えた選手がサウナスーツを着込み、ミット打ちだけでなくスパーリングで顔面を当て合うような練習が確認された。

水抜きで体重を落とし、計量前日は基本休息。マス以上のスパーリングをすることなど、ほぼ見られないのがMMAの現実と思われていたが、そうでない世界がモンゴルMMA界には存在した。計量会場に現れた選手たちの計量失敗はなかったのもの水抜き等でギリギリまで落とすのではなく、リミットにはやや余裕の感じられる選手たちが多い――そんなMGL-1FCの計量風景だった。

■ MGL-1FC計量結果

<MGL-1 FCフェザー級王座決定戦/5分3R>
ダギースレン・チャグナードルジ:65.7キロ
トゥルバヤル・フレルバートル:66.0キロ

<バンタム級/5分3R>
ムンフジャルガル・バットスフ:60.5キロ
テムージン・オラントゥグス:61.2キロ

<フライ級/5分3R>
ジャンチウニャムボー・バットチョローン:56.5キロ
ダワースレン・オーガンビレグ:――キロ

<ライト級/5分3R>
エンフトルガ・ガンボルド:69.6キロ
トルガバット・ウルズィージャルガル:68.5キロ

<バンタム級/5分3R>
ウスフイレードゥイ・バータルホヤグ:69.6キロ
ムンフジャルガル・ガンホヤグ:68.5キロ

<ライト級/5分3R>
チョイジャムツ・ホルトソンツェツェグ:70.0キロ
ナランダライ・ツェレンダグワ:68.8キロ

<フライ級/5分3R>
アルタンスフ・バットジャルガル:56.7キロ
スフエルデネ・エルデネツォグト:57.0キロ

<フェザー級/5分3R>
アンフバヤル・チョローンバートル:65.5キロ
マルガドエルデネ・バットジャルガル:65.7キロ

<バンタム級/5分3R>
バットジャルガル・バルガン:60.5キロ
ナンジド・ガンボルド:60.2キロ

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【MGL-1FC19】ジャダンバ・ナラントンガラグ主催のMMA大会は、朝青龍の兄が市長の首都政府が協力!

【写真】今大会はデビュー戦も多いヤングブラッド大会。だからこそ、モンゴルの今が分かる(C)MGL-1FC

28日(土・現地時間)、モンゴルはウランバートルのマーキーナイトクラブ・ウランバートルでMGL-1 FC19が開催される。

UFCでバットゲレル・ダナー、ONEでプレウ・オトゴンジャンガルらが活躍するアジアのニュー・パワーハウスは、ポテンシャルにおいても#01といっても過言でない。そんなモンゴルで、元Legend FCライト級及びONE世界フェザー級王者ジャダンバ・ナラントンガラグがプロモートするMMA大会がMGL-1 FCだ。


2009年にキックボクシングのプロ興行を行うため、現地の極真関係者が中心となり、Mongolian Best Fighter’s Associationが立ち上げられたモンゴル格闘技界。Mongolian Best Fighter’s Associationはキックの大会を2度開いたのちにキック&MMAの混合イベントを主催するようになった。

草原の格闘新興国もMMA人気が高まり、同団体主催大会も過去6、7年のうちにすっかりとMMAイベントとして実施されるように。Mongolian Best Fighter’s Association の委員でもあるナラントンガラグが、2023年初大会のメインはフェザー級王座決定戦=ダギースレン・チャグナードルジ✖トゥルバヤル・フレルバートルが組まれている。

前王者エクオルギ・バータルクーがRoad to ONE Mongoliaで優勝し10万ドルの契約でONEに巣立ったため今回、新王者決定戦が組まれた。注目はナラントンガラグの愛弟子ダギースレン・チャグナードルジだ。

まだキャリアは4勝0敗、荒くゴツゴツとした打撃とレスリング&柔術、そしてパウンドで勝利を手にして来た。

今や韓国もそうだが、トップ選手が海外のプロモーションと契約を進める国では、キャリア5戦前後のファイターが国内ケージの主流を占めつつある。モンゴルもまさにこの傾向が強い。チャグナードルジの対戦相手のトゥルバヤル・フレルバートルは5勝5敗の選手で、全9試合が組まれる今大会で唯一10戦以上の経験の持ち主になる。

そんな草原のヤングブラッド大会はウランバートル市と首都体育スポーツ委員会との共催となっている。ウランバートル市の市長ドルゴルスレン・スミヤバザルはアトランタ&シドニー五輪のモンゴル代表で朝青龍の実兄で、2017年には鉱業・重工業大臣を務めていた人物だ。またボブ・サップ、高阪剛と対戦経験もあり、氷点下42度を記録する世界で最も寒い首都のトップは、世界で最もコンバットスポーツに理解のある政治家かもしれない。

■ MGL-1FC対戦カード

<MGL-1 FCフェザー級王座決定戦/5分3R>
ダギースレン・チャグナードルジ(モンゴル)
トゥルバヤル・フレルバートル(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
ムンフジャルガル・バットスフ(モンゴル)
テムージン・オラントゥグス(モンゴル)

<フライ級/5分3R>
ジャンチウニャムボー・バットチョローン(モンゴル)
ダワースレン・オーガンビレグ(モンゴル)

<ライト級/5分3R>
エンフトルガ・ガンボルド(モンゴル)
トルガバット・ウルズィージャルガル(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
ウスフイレードゥイ・バータルホヤグ(モンゴル)
ムンフジャルガル・ガンホヤグ(モンゴル)

<ライト級/5分3R>
チョイジャムツ・ホルトソンツェツェグ(モンゴル)
ナランダライ・ツェレンダグワ(モンゴル)

<フライ級/5分3R>
アルタンスフ・バットジャルガル(モンゴル)
スフエルデネ・エルデネツォグト(モンゴル)

<フェザー級/5分3R>
アンフバヤル・チョローンバートル(モンゴル)
マルガドエルデネ・バットジャルガル(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
バットジャルガル・バルガン(モンゴル)
ナンジド・ガンボルド(モンゴル)

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