【写真】グローエンハートがどのようなMMAを見せることがでるのか(C)GLORY
10日(金・現地時間)、オランダ・アムステルダムで今年の5月に旗揚げしたばかりのLevels Fight League(※LFL)の第3回大会が開催される。
LFLはキックボクシング王国オランダで、欧州の新鋭を発掘し世界に送り出す目標を掲げ、活動を開始したプロモーションだ。
コロナ禍のファイトプロモーションらしく、クローズドショーで配信形式を取っているLFLでは、今大会も会場は非公開となっている。
第1回大会ではヨーロッパを代表するグラップラー、ノーギワールズ銅メダリスト、グラップリングでUFCファイターのトム・ブリーズやONE世界2冠王のライニア・デリーを破っているフレデリック・フォスグルーネのMMA初戦を組み(※結果はデンマーク人ファイターのエルハン・オクログルに2R肩固めで一本勝ち)、打撃系だけでなく熱の高まりつつある欧州組技界の受け皿にもなっている。
7月25日の第2回大会では元GLORY世界ミドル級王者で、キック時代にイスラエル・アデサーニャや現GLORY世界王者でMMAと二足の草鞋を履くアレックス・ペヘイラに勝利しているジェイソン・ヴィルニスのMMAデビュー戦もメインで実現させている(※結果はこれもオクログルに4分08秒KO勝ち)。この他、フフランシス・ガヌーのスパーリングパートナーでもあるチュニジア系フランス人フリースタイルレスラーで、アフリカ大陸王者&リオ五輪代表のスリム・トラベルシがプロMMA2勝目を挙げている。
そんなヨーロッパの人材発掘大会は第3回大会も迎え、今回もヴィルニスがヘッドライナーを務め、キャリア6勝2敗のモハメド・ガレブと対戦する。
注目はコメインに出場のマーセル・グローエンハートだ。GLORY世界ウェルター級王者、そしてK-1 Global時代のK-1 MAXで優勝しているオランダ・キックを代表するキックボクサーが、MMAデビュー戦を戦う。
対戦相手のモハメッド・スマもキャリア30戦以上を誇るフランス人キックボクサーだけに、ボクシンググローブをMMAグローブに付け替えた打撃一辺倒の試合になるかもしれない。その一方で当然のように問われるのはMMAの適応力だ。
仮にグローエンハートが、薄いグローブで殴らせてブロック、続いて殴るというキックボクシングのような戦いを見せると、その立ち技時代の実績とは反対の結果も十分に有り得る。
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