4日(金・現地時間)にUFC Fight Passで配信されたLFA109中継中に、7月2日(金・同)にオクラホマ州ショーニーのグランドホテル・カジノ&リゾートで開催されるLFA110で堀内佑馬がLFA暫定フライ級王座を賭けてチャールズ・ジョンソンと対戦することが発表された。
UFCへの登竜門で初めて日本選手がベルトに挑戦することが決まった。
1997年9月生まれ、アーヴァインのチーム・オーヤマに所属し米国生活を続ける堀内は今年2月にフライ級に戻し、LFAで初勝利を腕十字で挙げている。
正規王者ヴィクター・アルタミラノのコンテンダーシリーズ出場が決まり、堀内の暫定王座戦出場が決まった。実は当初の予定ではLFA109で両者の対戦は決まっていたが、諸事情により1カ月遅れで実現することに。
対戦相手のジョンソンは175センチ強、フライ級としては長身のスイッチヒッターだ。タイガームエタイに所属し、ノーガードで鋭いジャブを伸ばし、前蹴りとミドルの威力も十分。
さらに長いリーチを生かしたアナコンダ、ギロチンというフロント系のチョークも得意としており、正直アルタミラノよりも手強いといえる。
ノーガード&長い距離で戦うジョンソンは、このレンジだとしっかりと相手の踏み込みやパンチを見切ることができる。その一方で、近い距離だとパンチの打ち終わりで視線が相手から外れ、パンチを被弾するシーンも度々見られる。
ノーガードが仇となる形だが、堀内としてはジャブや前蹴りの間隙を縫って、接近戦に持ち込みこみたい。その堀内は「しっかりと仕上げて、面白くて良い試合をして必ずチャンピオンになります」と、正式発表を受けてMMAPLANETに意気込みを寄せてくれた。
UFCという目標を掲げ、模索し、断念する──そんな選手が多いなかで、米国に移り住む行動力を見せた堀内のLFA王座挑戦はJ-MMA界の殻を破る歴史的な一戦だ。
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