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45 AB Interview other MMA SUPER RIZIN03 ブログ 摩嶋一整 新居すぐる

【SUPER RIZIN03】摩嶋一整戦へ、大晦日以来の新居すぐる「強くて有名になる。それが出来る舞台と相手」

【写真】ヴィジョンを持ち、目標を達成するための手段をしっかりと選ぶことができているイメージだ(C)TAKUMI NAKAMURA

28日(日)、さいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで行われる超RIZIN03で、新居すぐるが摩嶋一整と対戦する。
Text by Takumi Nakamura

昨年は3戦3勝、パンクラスでの王座獲得や大晦日RIZINでの勝利など、大活躍の1年となった新居。怪我の影響で試合から遠ざかることになったが、超RIZINでは摩嶋とのフェザー級屈指の──タイプが違う──グラップラー対決が決まった。

2025年のRIZIN王座奪取というゴールへ向けて、新居は「7月に摩嶋選手に勝って、大晦日に外国人選手に勝って、自分の強さを認めてもらう」という青写真を描いている。


――昨年大晦日の弥益ドミネーター聡志戦以来の試合が決まりました。右拳の怪我もあって試合間隔が空く形になりましたが、年明け以降はどう過ごしていたのですか(※取材は5日に行われた)。

「最後に殴った右拳とカーフを蹴られた左ヒザを怪我してしまって、医者からは全治2~3カ月と言われていたんです。ただ再発するのが嫌だったので5カ月ほど空けて、本格的な練習を再開したのは比較的最近ですね」

――改めて弥益戦を振り返っていただけますか。

「僕は前足重心でカットしないスタイルなので、飯田健夫戦もそうなんですけど、ローとかカーフを蹴られやすいんですね。だから絶対にドミネーター選手もカーフは蹴ってくるだろうなと思っていました。ただ僕がカーフを蹴られて何発かパンチを返した時に、いつものドミネーター選手だったらカウンターでパンチを打ち返してくるんですけど、それがなかったんですね。だから相当僕のパンチを警戒しているんだなと思ったし、それで最後は一発合わせることができました。だから展開的に想定外だったことはないです」

――カーフを蹴られる前提でパンチを合わせる練習をしていたんですね。

「唯一びっくりしたのはカーフが痛すぎたことですね(苦笑)。飯田戦はローキック気味だったんで、そこまで効かなかったんですけど、カーフは2~3発で効きました」
――前足を効かされたことで、パンチの踏み込みに不安はなかったですか。

「自分もそういうイメージだったんですけど、遠心力を使ってパンチをぶん回せば倒せるんだなと。あとはMMAグローブの形状的に、例えばパンクラスのMMAグローブはかなり薄いので高木(凌)選手みたいにキレがあるパンチをピンポイントで当てないと倒すのが難しいのですが、RIZINグローブは拳のところが少し厚い作りなので僕みたいなぶん回し系でも効かせられるんですよね。そこがあの試合では出たかなと思います」

――打撃のパーソナルトレーニングの成果が出ましたか。

「僕、去年は一回も打撃のガチスパーはやってないんですよ。ダメージが残るのが嫌だから、打撃はマススパーしかやらないようにしていて。で、打撃をコツコツ当てて削るタイプじゃないから、一発を当てるための練習だけをやっていたんです。それが試合で出たと思うし、どれだけ劣勢になっても一発で倒す練習をしているからビビることはないです」

――新居選手の良い部分を伸ばすような指導なのですね。

「打撃を教わるときに、他の選手も参加するクラスに出ると『基本はこうだから、こういうことをやってください』という指導だと思うんですけど、今のトレーナーは僕が弱点だと思っていたところ・ここを直さなきゃいけないと思っていたところを良さに変えてくれるような教え方をしてくれるんです。僕を否定することがなくて、僕のこうしたいですというリクエストも受けて、そのための指導をやってくれるのでやりやすいですね」

――MMAPLANETでは昨年9月にパンクラスでベルトを獲ったあとにインタビューさせてもらい、その時に新居選手は年末のRIZIN出ることが目標だと話していました。その目標も実現して、練習の成果を出して勝つことができた。まさにこの1年間でやってきたことが形になった大晦日でしたよね。

「そうですね。僕は一昨年に練習環境をがらりと変えて、ちょうど1年くらい経ったタイミングで、去年は試合を続けていたんですね。それで去年は3戦3勝という結果を残せて、これから改良することもあると思いますが、今自分がやっている練習方法が間違っていないなと思えることが出来ました」

――前回のインタビューでも話されていましたが、新居選手は各ジャンルでパーソナルトレーナーをつけて練習するという形を取っていますよね。

「しかもそれぞれのトレーナーさんたちの連携が取れているというか、みんなでコミュニケーションが取れる関係なので、それぞれの練習状況が共有できているんですね。だからトレーナーは個別にいるけど、一つのチームとして取り組んでいることが出来ると思います」

――勝つために必要な環境を自分で整えている、と。

「前回のインタビューでも話した通り、本当に僕は毎日遊んでいるから(笑)、他の選手に迷惑をかけられないじゃないですか。それで各分野の専門家からパーソナルトレーニングを受けているんですけど、みなさん僕がどういうスタイルなのかを理解してくれているんですよね。

普段の生活も含めて。それは応援してくれる方たちも同じで、僕ってSNSでも遊んでいるところをバンバン公開するじゃないですか。普通は『もっと真面目に練習しろ!』と思われるかもしれませんが、これが僕のスタイルだし、それをみんな分かってくれているんですよね。実際に結果を残すことが出来ているし、今は自由に自分がやりたいことをやらせてもらっています」

――ただそういう状況で、怪我で試合ができなかったことはストレスにはならなかったですか。

「でも怪我でもしないと休めないので。僕、去年は3試合やったんですけど、6月から12月までで3試合やっているんですね。だからドミネーター戦が終わったらゆっくりしようと思っていたので、ちょうどよかったですね。この5カ月間は遊びまくって、また格闘技をやりたいという気持ちになってきたので、いい時間でした」

――5月にカンボジアで行われたチャリティ関連のイベントでグラップリングの試合に出場されましたが、あれはどういった経緯で決まったのですか。

「もともと僕は毎年茨城のTEAM STが主催しているイベントに参加していて、それはイベント収益の全額を茨城の児童施設に寄付するという趣旨のものなんですね。そのスタッフとカンボジアの方がつながっていて、カンボジアで開催するイベントに参加しませんか?という話をいただきました。だからあのイベントもカンボジアの児童施設の子供たちを招待して試合を見せて、試合で使ったリングを寄付するというイベントだったんです。

カンボジアは格闘技イコール打撃・立ち技らしく、グラップリングの試合は珍しかったらしく、控室で他の選手たちに『なんでお前はグローブもバンテージも巻かないんだ?』と驚かれました(笑)。見に来てくれた子供たちはすごく喜んでくれて。色んな刺激を受けました」

――そして超RIZIN3での摩嶋一整戦が決定しました。超RIZINには出場したいと思っていましたか。

「はい。ずっと今年の超RIZINには出たいと思っていて(朝倉)未来君と平本(蓮)選手の試合はタイトルマッチよりも注目されて、本当にたくさんの人が見る大会だと思うんですよ。しかも会場もさいたまスーパーアリーナのスタジアムバージョンで、日本でMMAをやっている選手だったら誰もが出たい舞台だと思うので、試合が決まった時はうれしかったです」

――対戦相手が摩嶋選手に決まったことはどう捉えていますか。

「僕の希望としては外国人選手と戦いたかったんですよ。今RIZINで日本人選手が外国人選手になかなか勝てない状況があって、そこで日本人同士で潰し合うよりも、日本人みんなで外国人選手に立ち向かっていきたくて、それこそ僕と摩嶋選手で外国人選手と戦うのもいいかなと思っていました。

ただマッチメイクは主催者が決めるものだし、僕と摩嶋選手の試合を見たいという声も多かったので、望まれる試合であればそれをやってから、VS外国人をアピールしたいと思います」

――摩嶋選手のファイトスタイルはどう見ていますか。

「めっちゃ苦手なタイプです(苦笑)。RIZINの戦績は負け越していますけど、対戦相手はほとんどチャンピオンクラスだし、試合に負けても評価が落ちていない選手だと思うので、大晦日と同じようにフィニッシュして勝って、自分の強さをアピールしたいです。僕は来年RIZINのベルトを巻きたいと思っているので、絶対にここは落とせないですね」

――ただ勝つだけじゃなくてフィニッシュしたいですか。

「自然にそうなると思います。僕も摩嶋選手もスタミナがないから、3Rまでいったらグダグダの試合になる気がします(笑)。だから2Rまでには終わらせたいです。というか僕は2Rすら延長戦みたいなものだと思っているんですよ」

――発想が5分1本勝負なのですね。1R=本戦、2R=延長戦、3R=再延長のような感覚で。

「そうです。だから再延長なんて絶対に嫌です(笑)」

――昨年はパンクラスのベルトを獲って、大晦日RIZINに出るという目標があり、それを達成しました。今の新居選手の目標を教えてください。

「僕としては7月に摩嶋選手に勝って、大晦日に外国人選手に勝って、自分の強さを認めてもらって、来年RIZINのベルトを巻きたいです。あとはベルトとは別の部分でクレベル・コイケ選手とは戦いたいと思っています」

――クレベル戦と戦い理由とは?

「純粋にどれだけ寝技が強いのかを体感したいし、クレベル選手って絶対にタップしなさそうじゃないですか。そういう相手を絞め落とすか関節を壊すかすれば、会場がめちゃくちゃ盛り上がると思うんですよね。そういう意味でやってみたいです。ちなみに僕がもしクレベル選手にがっちり三角を極められたら必ずタップします(笑)」

――その目標のために新しく取り入れたい練習はありますか。

「去年のパンクラスのタイトルマッチ前からなんですけど、安楽(龍馬)にレスリングを教わっているので、そこを継続して強化していきたいですし、外国人選手とやるにはパワーをつける必要があるのでフィジカルトレーニングも再開しました。ここ2年くらいは(日本人相手に)パワー負けすることがなかったのでフィジカルはやらなくてもいいと思ったんですけど、外国人選手に勝つためには絶対に(フィジカル強化は)必要ですね。筋力をつけるトレーニング、格闘技的なトレーニング、それぞれパーソナルトレーナーに見てもらっています」

――前回インタビューしたときにも思ったのですが、新居選手は明確にゴールや目標を決めて、そこから逆算して自分が何をすべきかを考える。そのためには投資を惜しまない。そんなタイプですよね。

「ああ…確かにそうかもしれないです。例えば僕は一週間練習したら日曜日にそれをおさらい・復習して、月曜日からの練習内容を考えるんですね。それでそれぞれのトレーナーさんに連絡を取るので、ただ目的なく練習するということがないかもしれないです。どの練習も一つ一つ全部に目的がある感じです」

――超RIZINという大舞台でどのような自分を見せたいですか。

「今回はチケットも売れ方も半端なかったし、新居すぐるの強さを認めてもらって有名になりたいです。ただ強いだけでもダメだし、知名度だけ選考していてもダメだし、強くて有名になる。それが出来る舞台が超RIZINであり、摩嶋選手という相手だと思うので、ここから人生を変えたいです」

■視聴方法(予定)
7月28日(日)
午後2時00分~ ABEMA、U-NEXT、RIZIN LIVE、RIZIN100CLUB、スカパー!

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Nate Diaz vs. Jorge Mavidal FINAL FACEOFF | MMA Fighting

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45 ADCC2022 CJI Interview MMA MMAPLANET o ONE ONE167 アレックス・ペレス アンドレ・フィーリ キック クレイグ・ジョーンズ ケイド・ルオトロ トニー・ファーガソン ブレイク・クーパー ボクシング マイキー・ムスメシ ライカ レイモンド・ダニエルズ

【ONE167】MMAデビュー戦前のケイド・ルオトロ「数年でトップファイターに。ADCCかCJIか……」

【写真】いよいよ。本当にインタビュー中の表情、声はリラックスしていたケイドだ (C)CHOI WOO SUK

8日(土・現地時間)、タイはバンコクのインパクト・アリーナで開催されるONE167でケイド・ルオトロがブレイク・クーパーとMMAデビュー戦を戦う。
Interview by Choi Woo Suk

ADCC2022、77キロ級優勝。ONEではサブミッショングラップリングで世界ライト級王者に君臨しているケイドが、MMAに挑む。強い――だけでなく、フィニッシュ能力の高さ――だけでもない。正確無比ならが、無機質でなく華麗なグラップリングで組み技ワールドを変革した天才。もちろん、組んでしまえば圧倒的に強いだろう。ただし、グラップリングはない要素がMMAには存在する。

そんなMMAに対し、柔術家ではなくマーシャルアーチストとして全てに対応できる姿を見せたいというケイドにMMA、そしてADCCかCJIが揺れるグラップリング界について話を訊いた。


12歳の時からムエタイをやってきた

──MMAデビューを土曜日に控えているケイドです(※取材は5日に行われた)。今の気持ちを教えてください。

「そうだね、今の気持ちの大部分はワクワクしている――ということかな。実は柔術の時と比較すると、もっとナーバスになると思っていたから自分でも驚いているんだ。正直なところ、柔術の試合の時よりも緊張していない。きっとキャンプでの仕上がりが最高で、ワールドベストのコーナーマンがいてくれるから、凄く自信があるんだと思う。試合が楽しみでしょうがないんだ」

――ところでMMAを真剣に戦おうと思ったのは、いつからだったのでしょうか。そして、このタイミングになったのは?

「子供の頃から、いつかMMAを戦いたいと思っていた。MMAの練習もしていたけど、定期的っていうことじゃなかったんだ。去年ぐらいからは週に1度、あるいは2度ほどトレーニングをするようになっていたけどね。よりシリアスにMMAの準備をするようになったのは3カ月前から。前戦のキャンプ後、MMAを戦う時が来たと思ったから、今回のタイミングになったんだ」

――やはり気になるのは、打撃です。どれだけ準備ができているのでしょうか。

「その質問に対して、求められている答えにならないかもしれないけど、12歳の時からムエタイをやってきた。柔術のジムでやってきたから、それほど高度ではない。それでもMMAっぽい動き、MMAを考えた練習をずっとタイとやっていたんだ。MMA的な動きに関しては、適応できていると思っている。もちろん、過去3カ月ほど集中してやってきたわけじゃないけど、MMAに関しては週に1度とか2度トレーニングをしてきたことも生きるんじゃないかと思っている」

――このファイトキャンプで、打撃は誰の指導を受けてきたのでしょうか。

「タイラー・ウォンブルス(へナート・ババルの黒帯ムエタイ選手。クラシック・ファイトチームのヘッドコーチでレイモンド・ダニエルズ、アンドレ・フィーリ、トニー・ファーガソン、アレックス・ペレスらを指導してきた)だよ。ハンディントンビーチはムエタイ、キックボクシングで優れたストライカー、そして指導者がいる。なかでもエリック・パーソンには打撃単体だけでなくて打撃と柔術、そしてレスリングをミックスした動きを教えてもらってきた」

――ウォンブルス・コーチやエリックの指導を受けたということですが、主な練習場所や練習パートナーは誰だったのですか。

「タイはいつも一緒に練習してきたけど、タイラーとエリックのジムで彼らの生徒とやってきたよ。2つのジムの皆が僕をサポートしてくれたから、凄く成長が早かった。本当に彼らには感謝している」

――柔術、レスリングと同様に打撃もMMAの一部です。どのようなMMAを戦いたいと思っていますか。

「全てだよ。本当のマーシャルアーチストは、何か一つのことが特別に秀でているのではなくて何でも対応できないと。もちろん柔術は僕にとって最高の武器だ。でも柔道の投げ、レスリングのテイクダウン、特にパンチ、打撃の能力を……キックも含めて皆に披露したい。全てを見せることなく、試合を終わらせることになるかもしれない。それでも全力で今持ちうる力を使いたい」

――打撃は主に押す力。グラップリングは引く力。そういう筋肉の使い方をすると言われています。

「その通りだ」

――両方を使う時、タイムラグが生じることがあるという指摘もありますが、そのように感じることはありますか。

「それはあくまでも普通の生活における筋肉の使い方、その範疇の話だよ。僕らの肉体や心肺機能は、決定的に普通の人たちとは違う。打撃を使って組みつく。グラウンドで攻めていて、スタンドに戻ってすぐに打撃を使う。全てのスポーツで肉体の使い方は違っているけど、MMAはあらゆるスポーツの体の使い方が一体化している。そういうラグをなくすためにドリル、スパーリングで時間を費やしているんだよ。いkなる動きをしていても、肺機能を活発しないといけない。パンチ一つをとっても、脹脛だって連動している。そういう普段の生活にはない動きが、徐々に見についてくる。それこそがマーシャルアーツの練習の素晴らしい点だよ」

――なるほど、です。ではブレイク・クーパーの印象を教えてください。

「クーパー一族の一人だよね。一族の全員が重いパンチ、ノックアウトパワーを持っている。ハワイらしくて、家族の絆が太い。人生の中心にレスリングがあって、凄く尊敬しているファミリーだよ」

――では現状、ケイドにとってMMAでの目標は?

「チャンピオンになること。サークルケージに足を踏み入れ始めたばかりの僕が、こんな風に言うのは無礼なことかもしれないけどね。でも、数年以内に自分の階級のトップファイターになる」

――では、これからもMMAを続けていくということですね。

「絶対的に続けるよ。今年中にもう1試合戦いたいと思っている。この試合のあと、タイがONEで柔術マッチが控えている(※ケイドはグラップリングの試合も柔術と呼ぶことがある)。そして、1度柔術トーナメントに出るだろう。9月にはコロラドでマイキー・ムスメシとグラップリングマッチも決まっているし、どんどん試合をしていきたいんだ。希望としてはONEが11月にアトランタで開くUS大会で、MMAの2戦目を戦いたい」

ADCCかCJI、今はまだ心が揺れている状態。来週には答を出す

――今週末にMMAを控えているケイドですが、今、グラップリング界が揺れています。クレイグ・ジョーンズがADCC世界大会に100万ドルの賞金が懸かったトーナメントをぶつけてきました。

「ADCCは五輪のように世界最大の柔術トーナメントだ。未来永劫に、ね。クレイグ・ジョーンズは2階級で優勝賞金100万ドルの16人制トーナメントを行う。賞金目的で多くの選手がADCCを離れるだろう。僕とタイはADCCで戦うのか、クレイグ・ジョーンズ・インビテーショナルで戦うのか。まだ決めていない。

ADCCがなければ、ここまで柔術が脚光を浴びることはなかった。同時に100万ドルは大きいよ」

――8月、ケイドとタイがTモバイル・アリーナ、あるいはトーマス&マック・センター――どちらに姿を現すのか。いずれにしても、楽しみでならないです。

「2年前、トーマス&マック・センターでADCC世界大会を戦った時、4試合で4つの一本勝ちを収め生涯最高のパフォーマンスを見せることができたと思っている。あの会場は本当に思い入れがある。クレイグ・ジョーンズが、あの会場を使用する。そして、より大きなTモバイル・アリーナで開かれるADCC世界大会はチケットもほとんどソールドアウトらしい。二つのショー、それぞれが最高になるだろう。

ほんと、難しいよ。タイとずっと話し合ってきた。来週には答えを出さないといけないけど、今はまだ心が揺れている状態だよ」

■放送予定
6月8日(土・日本時間)
午前8時45分~U-NEXT

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ACA F1 Interview o YouTube ブラジリアン柔術 食事

【ブラジリアン柔術】倉岡ジョンカルロス博 × ヤウェイ柔術アカデミー

【ブラジリアン柔術】倉岡ジョンカルロス博 × ヤウェイ柔術アカデミー
00:00 INTRODUCTION01:13 倉岡ジョンカルロス博さん経歴01:27 柔術を始めたきっかけ02:04 Interview①02:55 Interview②04:02 木村杯・決勝戦05:23 Interview②・続05:52 YAWAY JIU-JITSUについて06:32 柔術の魅力【地元・...

00:00 INTRODUCTION
01:13 倉岡ジョンカルロス博さん経歴
01:27 柔術を始めたきっかけ
02:04 Interview①
02:55 Interview②
04:02 木村杯・決勝戦
05:23 Interview②・続
05:52 YAWAY JIU-JITSUについて
06:32 柔術の魅力

【地元・宮崎への恩返し】をテーマに飲食事業者(株式会社田所商事)が運営する”映像特化型プロジェクト”【宮崎応援プロジェクト】

今回は、ブラジリアン柔術というスポーツにスポットを当てました!
宮崎で精力的に活動されている【ヤウェイ柔術アカデミー】の皆さまのご協力により、柔術の魅力に触れられることができました!

グレイシー一族が築き続ける[ブラジリアン柔術]の世界!
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Interview J-CAGE Pancrase343 ブログ 丸山数馬 葛西和希

【Pancrase343】RTU出場から1年、ランカー葛西和希戦へ。丸山数馬「まずは打撃で相手に脅威を与える」

【写真】今回は濱村健TRI.H studio代表と、EXFIGHT出場経験のある張豊(ジャンユタ)選手がダブルで睨みます(C)SHOJIRO KAMEIKE

25日(土)、東京都港区のニューピアホールで開催されるPancrase343で、丸山数馬が葛西和希と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

プロデビュー以来パンクラスを主戦場としていた丸山は1年前、Road to UFC2023のライト級トーナメントに出場し、初戦でキム・サンウクに敗れた。UFCを目指して鹿児島から上京した丸山はRTUで敗れたあと、パンクラスで活動を再開する。昨年11月には復帰戦で平信一を下し、続いてランカーの葛西との対戦へ。丸山がこの1年間と葛西戦を語る。


――本日からRoad to UFC2024がスタートします(※取材は5月18日に行われた)。昨年のトーナメント初戦から1年が経ちますが、あの敗北を思い出すことはありますか。

「それは思い出しますね。嫌でも思い出すというか……。自分はUFCに行きたいという想いが強すぎた分、気負いすぎた面はありました。いつものパフォーマンスを出せなかったことを悔やんでいる面はあります。あの時こうしていれば良かった――と」

――RTUのあと昨年11月、パンクラスで平信一選手と対戦した時は、すでに気持ちを切り替えることはできていたのでしょうか。

「自分としては前向きな気持ちで戦うことができました。RTUでは1Rで負けたので、今年またエントリーしようと思っても、そう都合よくはいかないよなと(苦笑)。だから自分がプロデビューした場所であるパンクラスで、もう一度ランキングに入り、上位陣を倒してチャンピオンになろうと考えました。自分は周りから一定の評価を頂いていても、結果が伴っていない。もう一度パンクラスで結果を出すことで、RTUもそうですし、その先が見えてくるんじゃないかと思ったんです」

――今年はトーナメントが開催されなかったライト級でも、同級KOPの雑賀ヤン坊達也選手が非トーナメント戦に出場しています。

「あの発表を見た時に『あ、ワンマッチで出場する形もあるんだ』と思いました。もしRTUのトーナメントが開催されなくても、自分がワンマッチでUFCが『この選手が欲しい』と思えるような印象を残すことができれば――と考えることができました」

――丸山選手の中で、昨年のRTUから1年の間に変えてきたものはありますか。

「自分の中では練習環境は変えずに、トータルで自分の強さの底上げができてきたかな、と実感はしています。いつもGENでの練習は試合が近づくと試合形式のハードスパーをやっていて、普段の技術練習の成果がGENの実戦練習でも出てきていると思いますね。

自分の場合、GENの練習は組みがメインになっているところもあるので、壁レスの攻防は自信がついてきています。ただ、その中でも『自分が思っているのとは何か違うな』と思ったりすると、頂柔術に行って礒野元さんに教わるようにしているんですよ。MMAの試合が決まると頂柔術に行く頻度は落ちてしまいますけど、それでも週に1回か2回には行くようにしていて。そこで寝技の技術の指導をしてもらっています」

――2021年12月の伊良波心戦は丸山選手のほうからグイグイ前に出ていったのに対し、平戦ではワキ差しの攻防などに自信を持っている印象を受けました。

「平選手は序盤に結構、力を使ってくる感じで。僕もケージレスリングの展開でやりづらかったので、まずはヒザで削っておこうと考えていました。お客さんに見せる試合としては消極的な展開だったし、派手さもなく膠着しがちだったかもしれないですが……。一旦この状態で落ち着き、しっかりポイントを取っていこうと。

あの状態からシングルレッグやボディロックで倒していくことも考えましたが、当日のキャンパスが滑りやすくて、テイクダウンの形をつくりづらかったんです。平選手も力を使っているので、自分も攻め急がないように――という部分で、落ち着いて戦うことができていたんじゃないかと思います」

――「お客さんに見せる試合としては……」と意識することは多いのでしょうか。

「自分としては打撃にしろ組みにしろ、フィニッシュを狙える形をつくっています。でも自分が上に行けば行くほど、相手のレベルも上がってくる。そんななかで、しっかりとした攻防を見せつつフィニッシュできることが、ファイターとしてはベストな内容ですよね。次の葛西選手との試合では、攻防のある試合を見せられるんじゃないかと思っています」

――葛西選手は今年2月の木村俊也戦で、まさに「面白いように」左ジャブとテンカオを当ててTKO勝利を収めています。葛西選手のようなスタイルは、仕留めるのも難しいタイプですよね。

「僕にとっては、そこがチャレンジなんです。葛西選手のスタイルに臆して、ただ組みに行っても簡単には組ませてはもらえない。だからこそ自分は逃げずに、ジャブの差し合いをすることが大事になってきます。これを言ったらネタバレかもしれないですけど(笑)」

――アハハハ。次の試合はまずジャブの差し合いで勝負すると。

「これはMMAだから、まずは打撃で相手に脅威を与える。打撃のプレッシャーがあるからこそ、テイクダウンを奪うことができる。岡見勇信さんとも話をして、今はGENの練習でもしっかりと打撃を当てて、下がらせてからテイクダウンまで行くことができるようになってきました。その面を次の試合でも出せたら、我慢強い葛西選手が相手でも展開をつくることができるんじゃないかと思っています。だから僕も我慢強く攻めていきたいです」

――伊良波戦では、丸山選手がいわゆる「クラウチングスタイル」で構えていました。あの点はボクシングの影響を感じるのですが、打撃面の練習はどのように?

「え、そう見えますか。実はMMAをやるために鹿児島から上京した当時、ボクシングを学ぶために帝拳ボクシングジムに通っていた時期があるんです。3年ほど通っていたところでコロナ禍になり、練習生や一般会員は通いづらくなってしまったんですが……。やはり今でもボクシングの影響が出ているのかもしれないです」

――そうだったのですね。一方、葛西選手の場合は距離が近くなると首相撲とがあります。

「首相撲からのヒザ、ヒジが速いです。自分は相手の土俵に付き合いすぎることなく、シングルレッグとワキ差し、四つの展開で勝負していきたいですね。葛西選手も四つが強そうなので、どんどんスクランブルを発生させてテイクダウンを狙うのも面白いかもしれません」

――削り合いの展開になりそうですね。

「結局はドロドロの5分3Rになりそうな気がします(笑)」

――なるほど。ちなみに丸山選手は柔道整復師の学校に通っていたのですか。

「地元の鹿児島で柔整師の資格を取得しました。格闘技をやっていくにしても、国家資格を持っておいたほうが良いかと思って。取得したものの今は使っていないんですけど――あ、葛西選手も柔整師の資格を持っているんでしたっけ?」

――はい。葛西選手はマッハ整骨院に勤務しながらマッハ道場で練習しています。

「なるほど、今回は柔整師対決になるんですね」

――そういう一面もあるということで(笑)。当日はメインとして予定されていた平田直樹×Ryo戦が延期となり、丸山選手と葛西選手の試合がメインとなっています。

「パンクラスでは初メインで、この試合に勝てばタイトル戦線に浮上すると思います。遂にここまで来たか――と光栄です。でも試合でやることは変わらないので、気負わずに練習してきた内容を見せたいですね。しっかりとMMAをやって勝ちたいです」

■Pancrase343視聴方法(予定)
5月25日(土)
午後1時~U-NEXT

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Interview J-CAGE SASUKE Shooto ジョングウェン・パン ブログ 修斗

【Shooto】日中対抗戦 7対7の大将戦=SASUKE「僕がいい勝ち方をして、良い大会で終わらせないと」

【写真】競技者としてはもちろん、メインイベンターとしての興行を成功させたいという想いも強い(C)SASUKE

19日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催されるプロフェッショナル修斗公式戦昼夜大会の第2部=修斗×YFU 7対7 日中対抗戦のメインイベント・大将戦で修斗世界フェザー級王者SASUKEがジョングウェン・パンと対戦する。
Text by Takumi Nakamura

昨年12月に田中半蔵を下して、保持している修斗世界フェザー級王座を防衛したSASUKE。2024年の初陣は通常の公式戦とは異なる特別興行、YFU武林笼中对との対抗戦で決まった。対戦相手のパンはキャリア1年弱、事前情報がかなり少ない相手となるが、これまでの実績とキャリアを考えれば、取りこぼさずにきっちり勝たなければいけない相手だ。


――昨年12月の田中半蔵戦以来、今年最初の試合が修斗での日中対抗戦となりました。前回の試合を終えて、どんなことを意識して練習してきたのですか。

「これはいつもなんですけど、前回の試合で良くなかったところを確認して、そこを修正できるように練習してきました」

――SASUKE選手は試合が終わった後、試合映像を見て良い部分・悪い部分をチェックするのですか。

「そうですね。勝っても負けても試合の映像は必ず見ます。前回の良かったところは、自分が攻めようと思ったときに攻められたことですね。もっと言うなら、ラウンド終盤は自分が印象を取るじゃないけど、しっかりまとめて山を作ったことは良かったところです。悪かったところというか、もうちょっとできたかなというところで言うと、練習してきたことをもう少し幅広く出せたらよかったかなと思います」

――田中戦を見ていて早期決着よりも、しっかり相手にプレッシャーかけて危なげなくフィニッシュすることを意識しているように見えました。事前にはどういったプランを考えていたのですか。

「前回の試合は相手が左の強振というか、一発で倒せる武器を持っている選手だったので、それを被弾しないように。逆にこっちがカウンターを当てるじゃないけど、そういう練習をしてたんですよね。結果として相手が突っ込んで左を出してこなかったので、それを出させるように自分から誘って合わせることもできたのかなと。試合が終わった後に色々と考えました」

――2Rに関節蹴りをはじめ飛びヒザ蹴りやスピニングバックエルボーなど色々な技を出していました。ああいった技を試そうという狙いもあったのですか。

「ああいう技は危ないので、なかなか練習では出せないですけど、自分の中で常に使うイメージは持っていて。あの時は2Rが始まってすぐ関節蹴りを出して、それで相手がバランスを崩したんで、これはもういけるなと思って詰めました」

――SASUKE選手は試合後ごとにテーマをもって練習に取り組んでるのですか。

「そうですね。毎試合違いますけど、必ずテーマを持ってやってます」

――そのなかで今大会では中国のMMA団体=YFU武林笼中对のジョングウェン・パンと対戦することになりました。当初はWLFフェザー級王者ホワーン・ユエロアと対戦予定でしたが、ユエロアの負傷欠場により、対戦相手が変更になった形です。試合映像など情報はありましたか。

「僕の柔術の先生が台湾に住んでいて、奥さんが中国の方なんですね。それで中国の動画サイトから何試合か見つけてもらって、試合映像を見ることができました」

――プロキャリアも1年弱の選手ですが、どんな印象を持っていますか。

「体の強さと気持ちの強さで戦っている印象です。技術的にはまだまだ荒いですけど、確か19歳とかですよね? それで1年弱で6試合もこなしていれば、かなり成長していると思います。ちなみに僕が見た試合がデビュー戦の映像だと思うんですけど、1Rで4回ぐらいローブローもらってるんですよ。それでダメージを引きずりながらも何だかんだ続行して勝っていたので、根性はあるのかなって思います」

――試合当日に向かい合った時の感触だったり、そこでの対応が求められる試合だと思います。

「僕自身も過去2回中国の選手と対戦経験があるんですけど、中国という国に関しては数字じゃ測れないというか。レコードが少なくても強いやつは強いし、逆にたくさんレコードを重ねていても『あれ?こんなもんか』と思う選手もいる。だからいざやって見るまで分からないですよね」

――よくも悪くも無知の強さがあると思うので、そこは警戒も必要ですね。

「はい。過去に戦った中国人選手も行けると思ったらなりふり構わず突っ込んでくる感じがあったんで、そういうものに自分が飲まれないようにする。今回はそれが一つのテーマになるかなとは思います」

――SASUKE選手はRoad to UFCで中国人選手と対戦していて、今後、アジア圏の選手と戦うことも増えると思います。そういった相手にしっかり勝つことが今回のテーマですか。

「そうですね。絶対的にキャリアは僕の方がありますし、正直この興行は僕に全部の責任が乗ってると思うんですよ。中国チームのことは分からないですけど、日本チームは僕含めてこの7人が選ばれて、この7人で注目を集めなきゃいけないし、興行も成立させなきゃいけない。そういうなかでメインの大将戦も対戦相手が変わって。そうなったら、僕がやっぱりいい勝ち方をして、良い大会だったなという形で終わらせないと。そこはもう僕1人に全部責任が乗ってるぐらいの覚悟は持ってます」

――前回の田中戦でもSASUKE選手は興行をちゃんと締める、メインイベンターとしてお客さんに満足して帰ってもらうことを意識して試合をしているなと思いました。チャンピオンやメインイベンターはそうあるべきだという意識は昔から持っていたのですか。

「僕は初めて修斗のベルトを取ったときの試合が工藤(諒司)選手とやった試合だったんですけど、あれは初めての5Rで相手が強い選手だったということもあって、行くに行き切れなくて、ものすごい悔しい思いをしたんですよね。先日のRIZINでベイノア選手と対戦した井上雄策選手のセコンドについたんですけど、色々と物議を醸しているじゃないですか。お互い行かなかったみたいな。僕もその気持ちが分かるというか、行けなかったときの後悔って、ものすごく残るんです。僕は結果的に工藤戦で勝ちを拾って次に繋がったんですけど、そのときのツケがRoad to UFCのイー・ジャー戦に回ってきたんだと思うんですよね。メインを任されたから、というのはもちろんあるんですけど、行けない後悔は絶対したくないなと。僕のスタイルだったら行けば見せ場は作れるでしょうし、それで勝てば盛り上がると思っています。ちゃんと興行を締める意識は持ちつつ、自分がやることをやれば結果的にそうなると思って取り組んでますね」

――練習を重ねて、やってきたことは全て試合で置いてくる、出し切ってくることが大事ですか。

「そうですね。悪い意味ではなく、負けたとしても自分がやるべきテーマや課題を試合に落とし込んで、それを試すことができたら、たとえ負けたとしても次修正する材料になるじゃないですか。逆に何も掴めないまま試合が終わるのは、勝っても負けても良くないと思うんで。ずっとそういう気持ちは持ってやっています」

――ジョングウェン戦は今年の一発目の試合になります。今年はどういった目標を持って戦っていこうと思っていますか。

「まだ明確に言うべきではないと思うのですが、自分のなかでやりたいことはあります。一つ言えるのは、やっぱり僕はUFCを目指してやっていて、その気持ちは今も絶対的に変わっていません。Road to UFCでは2年連続負けてしまいましたが、まだ全然UFCを諦めてないんですよ。だからそこ(UFC)に行くための試合ができるのであれば、どこでもやるぞっていう感じです。今の修斗の世界ランキングを見ても、僕と戦えそうな選手がいない状況で、今年どうしていこうと思って、色々と考えたんですよね。そしたら今回は修斗で中国との対抗戦が決まったので、それに出る運びになりました。この試合が終わったら、すぐに修斗で相手になりそうな選手はいないと思うので、そうなったら修斗以外、海外の試合も含めて色々と考えたいです」

――それでは最後にSASUKE選手の試合を待っていたファンの皆さんに向けてはメッセージをいただけますか。

「本当は向こうの大将、中国のチャンピオンとやりたかったのですが、あっちの怪我で流れてしまいました。それは僕自身も残念なんですけど、この試合に向けて作ってきた過程は僕の中で絶対プラスになるものだと思っています。相手が変わっても自分のやるべきことは変わらずに倒しに行くので、そこに注目していただけたらなと。フィニッシュを狙うということ、そしてフィニッシュすることを宣言しておきます」

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45 Interview JJ Globo ONE ONE FN22 ビアンカ・バシリオ ブログ 市川奈々美

【ONE FN22】ビアンカ・バシリオと戦うタイ在住柔術家、市川奈々美「サブオンリーのほうが柔道に近い」

【写真】すでに計量とハイドレーションテストをクリアしている市川。決戦は明日だ(C)SHOJIRO KAMEIKE

4日(土・現地時間)、タイはバンコクのルンピニースタジアムで開催されるONE FN22で、市川奈々美がビアンカ・バシリオとのサブミッション・グラップリング戦に挑む。
Text by Shojiro Kameike

3歳から柔道を始めた市川は強化選手になり、2010年には東アジア選手権で優勝するほどの柔道家であった。しかし彼女は「柔道はそれほど好きではなかった。辞めた時にホッとした」と語る。そんな市川は柔術を始め、現在はタイで仕事を持ちながら、バンコクのアラテ柔術で柔術の練習や指導を行っている。知らないことだらけのタイ在住の日本人黒帯柔術家、市川奈々美のMMAPLANET初インタビューです。


――MMAPLANETでは初のインタビューとなりますが、他のメディアにも登場されていることは少ないですよね。

「まず拠点がタイで、柔術家としてそれほど試合にも出ていないこと。今回このような大会に出させていただくのですが、もともとプロ選手でもなく格闘技専業というわけではないので……。普段はフルタイムで仕事をしていて、仕事が終わったあとにジムでクラスを受け持っていたり、柔道をやっていたので柔道クラスでも指導しています」

――個人的なことを言えば、クインテットに出場された2019年頃は格闘技業界から離れており……失礼ながら市川選手のお名前を聞いたのが、彩綺選手のインタビュー時でした。

「彩綺ちゃんですね! 先日の試合は、たまたま日本に一時帰国していて、会場で観ました。彼女は全く何も知らない状態から――それこそ普通の女子という状態から柔術を始めたんです。もちろん本人の頑張りが一番ですし、今は日本でしっかりとMMAの寝技を習って練習していますが、ベースを教えたのが私なんだと思ったら、すごく嬉しいです」

――市川選手のベースは柔道で、強化選手でもあったそうですね。市川選手が1988年2月生まれということは、88年8月生まれの渡辺華奈選手とも強化選手として重なっていた時期があったのでしょうか。

「そうですね、彼女は1学年下で。私は同期で言うと松本薫(ロンドン五輪、女子57キロ級金メダリスト)がいて、いつも一緒に練習していました」

――市川選手は過去のインタビューで「柔道は好きではなかった。柔道を辞める時にホッとした」という旨の発言をされていたのが印象に残っています。

「アハハハ。そういうことを言うと、嫌な想いをする人もいるかもしれないけど――自分の正直な感想です。父が柔道の指導者で、私も3歳から柔道を始めました。今となってはジムで柔道を教えていて楽しいですし、柔道をやっていて良かったなと思っています。でも当時を振り返ると楽しくなかったし、早く柔道を辞めたいと毎日考えていましたね」

――柔道を辞めることになったキッカケは、勤務していた学校を退職された時ですよね。その前に柔道から離れようとは考えなかったのですか。

「正直言うと、辞められない環境でした(苦笑)。試合に出ることに対しても積極的ではなく、どちらかと言えば『出ざるをえない』という状況にいて。だから勝つとホッとしていたんです。『これで怒られない』って。そういう環境がプレッシャーにもなっていましたね」

――……。

「もう一つ、3歳の時から柔道だけをやってきたので『辞めても柔道以外に何があるんだろう?』という怖さもありました」

――柔道を辞めた自分を想像できなかったのでしょうか。

「まさに、そういうことです。かといって試合に出ても『勝って嬉しい』ではなくて。勝ってホッとする。そんな状況でしたから、勝負には向いていなかったと思います」

――同期の松本薫選手は「野獣」と呼ばれており、それほど勝負に賭けている気持ちはテレビの画面越しでも伝わってきました。だからこそ金メダルを獲得できたのでしょう。そんな松本選手を見ていた市川選手にとっては……。

「私にとって松本薫という選手は特別な存在です。遠征でも合宿でも松本選手と一緒になることが多くて……、彼女を見ていると『これほどまで柔道に賭けていないと上には行けないのか』と思いました。彼女ほど『絶対に勝ちたい』と思ったり、勝利に対するハングリー精神とか……『私とは違うんだな』って」

――柔道はナショナル競技で、競技人口も多く、上に行けば行くほど現実を突きつけられることも多いでしょう。

「結局、柔道を辞めても――3歳から23歳まで、20年間ずっと体を動かしていたわけじゃないですか。だから何も運動しない生活というものに慣れなくて(笑)。ダイエットも含めてスポーツジムに通ったり、たまに『柔道を教えてほしい』と言われて子供たちに柔道を指導することはありました。

そんな頃に柔術もやっている格闘技ジムに行く機会があって。最初は『絶対に道衣は着たくない』と思い、頑なにキックボクシングをやっていたんですけど(笑)。するとギは着ないけどグラップリングはやってみようかと思って。すると自然とギもやるようになりました」

――道衣にはトラウマのようなものを抱えていたものの、本格的に柔術を始めることになったのですか。

「なぜ本格的に柔術をやるようになったか――柔道の時って怒られてばかりだったんですよ。『ダメだ、お前は弱い』とか。強化選手になっても下っ端で、ずっと怒られていました。だけど柔術を始めたら、いきなり『君、すごく強いね』って。褒められたんですね。20年間、柔道ではそんな経験なかったです。『こんなに褒めてくれるなんて楽しい!』と思って。

あと私は柔道時代も寝技が得意だったんです。そんなに立ち技がキレるわけではなくて。だから柔術にも入りやすかったですね」

――柔道時代の試合映像も拝見しましたが、投げというよりも崩してバックを狙いに行く動きでした。全ての試合がそうではないと思いますが。

「私としても、投げたいのは投げたいんですよ。でも上のレベルに行くと、そんなに投げることができなくなる。すると自分の最善策として『寝技を強化したほうが良いな』と思って、寝技を強化していました」

――柔道時代に寝技が得意であれば、最初のうちは圧倒的に強いと思います。

「まず体が出来上がっている選手は多いですからね。たとえば柔術初日の私と、柔術を2~3年やっている方が組んでも、私のほうが体の使い方は分かっていますし。さらに力もスピードも私のほうが上で」

――MMA、グラップリング、そして柔術でもどこかの段階までは柔道時代の貯金で勝てる。しかしその競技で上を目指すかぎり、どこかの段階で壁にぶつかり勝てなくなる時があります。市川選手の場合、その壁にはぶつかりましたか。

「これも言ったら怒られるかもしれないけど、私は『柔道の人と思われたくない』という気持ちが強かったんですよ」

――というと?

「柔術では、なるべく柔道らしさを出さないように練習していました。白帯から始めて、もちろん白帯のなかでは強いです。でもそのなかで柔道の技は出さないようにしていて(笑)。できるだけ立ち技はやらずに、寝技もできるだけ柔術の技をやろうと練習していましたね。

たとえば柔道だと、いきなり引き込んでボトムになるのは反則になります。でも寝技になってからボトムに入るのはOKなんです。私は柔道時代からその動きが好きで。当時から柔道と柔術の中間のようなことをやっていたとは思います」

――そうなると、よほど詳しくなければ「この寝技の入り方は柔道だ!」とは気づかないでしょうね(笑)。

「アハハハ、そうなんですよ」

――そこからご結婚された方と一緒にタイへ移住されたのですね。

「はい。……ただ、もう離婚していまして(苦笑)。タイへ移住後に相手は仕事の都合で日本に帰りたい、私はタイで仕事を始めていてビザも取って。私としては、ようやくタイでの仕事に慣れて来たし、契約もあって。相手は日本、私はタイと別々の生活を始めましたが、ちょうどコロナ禍で行き来もできなくなり――という感じですね」

――その際に「柔術をやるなら日本で」とは思わなかったのですか。

「私はタイで柔術をやるほうが好きですね。やはり日本て、良い意味でも悪い意味でもキッチリしているし、真面目だなと思います。タイは良い意味で緩いんですよ」

――いわゆる「マイペンライ」の気質ですね。

市川が所属するアラテBJJ。高層ビルの上層階にある(C)MMAPLANET

「そうです(笑)。あとは、いろんな国の人たちがいることは大きいですね。今のジムでも日本人もいえばタイ人もいるし、ヨーロッパの方々もいる。さらに様々な国の方が仕事でタイに来て、ビジターで練習して帰国するとか。

あとは私も一緒に練習している人たちを沸かせるために、柔道の投げ技を見せたりするんですよ。日本では、それを見ると『危ない!』と思う方もいます。でもタイだとウォーッ! ナナミすごいな!!』と喜んでくれる人も多くて。

日本は静かに自分の技術を磨くという雰囲気もあって、それはそれで良いことだと思います。一方でタイは、みんなで楽しみながら強くなるという感覚が強い。私にとっては、そういう雰囲気の中にいるほうが楽しいだろうなって思います」

――そんななか、ONEでビアンカ・バシリオと対戦することが決定しました。

「最初に聞いた時は、『私が出て良いのかな?』と思いました。それほどギの試合に出ているわけではないし、ノーギの練習もそれほど多いわけではないので……。それと試合をするからには、それだけの覚悟が必要だと思うんです。試合が決まってから当日まで、死に物狂いで練習しないといけない。でも『大丈夫かなぁ』と悩んでいたら、チームメイトから『なぜ出ないの?』と言われました。私も『一生に一度の経験かもしれない』と思って」

――とはいえ、プロ初戦の相手がビアンカとは……。今年3月に山田海南江選手と対戦したマイッサ・バストスと共に、現在の柔術界で随一の実績を誇る世界王者です。

「ビアンカの場合、ADCC世界大会でも優勝しているじゃないですか。ノーギでも抜け目がなさそうですよね。私自身も相手どうこうより、ノーギに切り替える必要がありました」

――市川選手もノーギの試合には出ていながら、多くはIBJJFルールかADCCルールだと思います。ONEグラップリングのようなサブオンリーの経験というと……。

「クインテットだけですね。でも、これは矛盾するかもしれませんが――サブオンリーのほうが柔道に近い。柔術でもポイントを意識して試合をしているわけではなく、サブオンリーでも問題はないのかなと思っています。ONEの判定基準もサブミッションを取りかけたほうが勝っているので、そこは意識して練習していますね」

――「好きではなかった」と言えども、ご自身のルーツである柔道と繋がっていくのも不思議ですね。

「そう思います。『やっぱり私から柔道が抜けることはないんだな』って。あの頃は柔道が好きじゃなかったけど、今は柔道にも――柔道を始めさせてくれた父にも感謝しています。柔術でもグラップリングでも、柔道の技術が生きる部分は多くて。チームメイトにも『柔道を生かしていけ』と言われていますし」

――なるほど。5月11日にタイで開催されるADCC予選には出ないのでしょうか。

「チームメイトからは『出たほうが良い』と言われています。ADCCはスタンドレスリングが重要なルールですし、私の柔道も生かすことができるからと言われて。とにかく今は目の前の試合に集中しているので、そのあとに考えます。この1カ月でノーギの技術も伸びてきました。ビアンカ戦でどこまでできるか――全ては次の試合次第だと思っています」

■放送予定
5月4日(土・日本時間)
午前8時45分~U-NEXT

■ ONE FN22対戦カード

<ONEムエタイ女子世界ストロー級王座統一戦/3分5R>
[王者]スミラ・サンデル(スウェーデン)
[暫定王者] ナタリア・ディアチコワ(ロシア)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
アクバル・アブデュラエフ(キルギス)
ハリル・アミール(トルコ)

<ムエタイ・ライト級/3分3R>
シンサムット・クリンミー(タイ)
ドミトリー・メンシコフ(ロシア)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
モーリス・アベビ(スイス)
ジャン・リーポン(中国)

<キックボクシング・バンタム級/3分3R>
秋元皓貴(日本)
ウェイ・ルイ(中国)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
リース・マクラーレン(豪州)
フー・ヤン(中国)

<キック・ライト級/3分3R>
ルンラーウィー・シッソンピーノン(タイ)
ボグダン・シュマロフ(ブルガリア)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
澤田千優(日本)
ノエル・グランジャン(タイ)

<ムエタイ・ストロー級/3分3R>
トンプーンPK・センチャイ(タイ)
ザガリア・ジャマリ(モロッコ)

<サブミッショングラップリング132ポンド契約/10分1R>
市川奈々美(日本)
ビアンカ・バシリオ(タイ)

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
ショーン・クリマコ(米国)
ホシュエ・クルス(メキシコ)

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AB Interview MMA News o UFC YouTube

Islam Makhachev SENDS A WARNING to Dustin Poirier! Dana White PISSED at Conor McGregor! Joe Rogan

UFC news today, we have Islam Makhachev sending a warning to Dustin Poirier in an interview and we have the details. We also have news on, Dana White getting angry at Conor McGregor for an announcement and much more.

#UFC #MMA news
-Sean Strickland ROASTS Ian Garry for CALL OUT! (0:00)
-Joe Rogan NOT HAPPY with UFC WEIGHT CUTS! (1:36)
-Paddy Pimblett REVEALS next UFC FIGHT! (3:13)
-Michael Bisping SENDS A WARNING to Islam Makhachev! (5:11)
-Chael Sonnen SENDS A WARNING to Tom Aspinall! (7:47)
-Ilia Topuria REJECTS UFC FIGHT! (10:16)
-UFC Fight UPDATES! (12:44)
-Islam Makhachev sends a warning to Dustin Poirier! (14:04)
-Dana White PISSED OFF with Conor McGregor NEWS? (15:11)

Sources:
Joe Rogan podcast with Max Holloway: https://youtu.be/srRQQXoPqGg?si=lK6CUAPVqSVLul7_
Paddy Pimblett talks about UFC callouts: https://youtu.be/V9caW10ZQCU?si=n61ouau46t9N-fZH
Michael Bisping talks about Islam Makhachev: https://youtu.be/GVt5vL7aDPI?si=pw3N_AEPt-CAcYnQ
Daniel Cormier & Chael Sonnen “Good Guy vs Bad Guy” on ESPN MMA: https://youtu.be/38Idp7B8A5U?si=vTRxV4X0bRJ507M-
TMZ Sports interviews Islam Makhachev: https://youtu.be/xLU4lduE4eo?si=ElCEAAMhD7OZxsJm

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Fight&Life Gladiator026 Interview J-CAGE Special ブログ 山上幹臣

【Special】Fight&Life#102より9年5カ月振り、復帰を決めた山上幹臣インタビュー「デビュー戦のつもりで」

【写真】10年近いブランク、それはもう復帰という再デビューというほうが正しいだろう(C)MMAPLANET

5月5日(日)に大阪府豊中市の176BOXで開催されるGLADIATOR026で山上幹臣が9年5カ月振りに復帰、今井健斗と対戦する。
Text by Manabu Takashima

山上は2007年の全日本アマ修斗フライ級(※52キロ=現ストロー級)3位、修斗新人王を格闘するのと同時に、2008年にはRISEのアマチュア部門KAMINARIMONの55キロ級トーナメントで優勝を果たし、プロのリングも経験してきた。組み技に軸があった当時の国内MMAで純粋な立ち技の試合にキックボクサーとして出場するケースは稀だった。

打撃のセンスは誰もが認めるところだった山上は周囲の期待通り修斗世界ストロー級王座を獲得し、フライ級でUFCを目指すように。VTJでは同階級のパイオニア=マモル越えを果たすも、アジアでの実績創りにROAD FCに参戦し連敗。2014年12月を最後に第一線を退いた。あれから9年と5カ月が過ぎ、山上が実戦復帰を決めた。1月のTOPBRIGHTSで現役復帰という噂も流れてきた山上だが、現役復帰の場は意外にもGLADIATORを選択。DEEPとパンクラスで6勝3敗の戦績を残す、今井健斗と戦う。

そんな山上がMMAから離れていた期間の社会人生活で学んだこと、復帰へのプロセスを語ったインタビューが現在発売中のFIGHT & LIFE#102 に掲載されている。そんな山上幹臣インタビューを全文掲載。人として、夫として、父として成長した山上は、ファイターとしてどのような姿を見せるのか──。


──5月5日、GLADIATORで実に9年5カ月振りの実戦の舞台に立つ山上選手です。改めて、あの時に引退を決めたのはどのような理由からだったのでしょうか。

「修斗ストロー級世界チャンピオンになって、フライ級でUFCと契約をすることを目標に戦っていました。その過程で韓国のROAD FCで結果を残し、UFCを狙うというシナリオができていた。でも、その韓国で2連敗をしてしまって、ケガもした。あの時、このまま格闘技を続けて家族を養っていくことができるのかと考えるようになりました。27歳になり、結婚もしたのに収入がない……」

──家族との将来を考えるようになったということですね。

「ハイ。格闘技だけで食っていくことはできない。格闘技のことを一番に考えることができなくなっているのであれば、一度離れようと。一旦、社会に出ようと思いました。あの時に続けていれば違う世界を見ることができたかもしれないですが、自分はちょっとビビッてしまって。そんな気持ちで続けていても、応援してくれる人に申し訳ないという気持ちになりました」

──当時、酷い椎間板ヘルニアの手術をしたばかりでした。

「韓国での最初の試合(2014年2月9日、チョ・ナムジン戦)で負けたあとに出術をして、本当ならもう少し体を休めないといけないのに、年齢的なこともあって焦って試合のオファーを受けてしまいました。もちろん勝てると思っていましたけど。そんな風に焦ること自体が格闘技に集中できていない表れで、気持ちも中途半端だったと思います」

──働きながらMMAを続けている選手はたくさんいます。そこまで線引きをしたのは?

「僕も兄のところで働いていましたけど、格闘技を離れたのを機に不動産系の会社員になりました。パソコンも打てないばかりか、コピーの仕方も分からないのような状態でゼロから始めたので、まずはちゃんと仕事をやらないといけない。そこを第一に考えると、格闘技を続けるという選択はなかったです。子供も生まれたばかり、奥さん1人に子供を任せることもできないですし」

──そこも家庭第一だったのですね。MMAに未練はなかったですか。

「未練だらけでした(笑)。ただ、あの状態でやっても上手くはいかなかったはずです。ちゃんと社会人として地盤を創って、格闘技としっかり向き合ってから練習を再開しようという考えでした」

──そして復帰を決めたのは?

「2年前に会社を辞めて、今は個人事業主になりました」

──おぉ。

「塗装の営業をして、一戸建てや公共事業になるのですが、学校や公園の遊具の塗り替えなんかを受注する。それを兄に振るのですが7、8年と不動産をしてきたことで回りが良く見えるようになり、その経験が生きています。それにほぼ在宅勤務で自由にできる時間が増えました」

──そうなると、またMMAを戦いたくなったと?

「ハイ、練習も週に2度から5日間できるようになりました。しっかりと格闘技に向き合える環境が、整いました」

──サラリーマン時代に練習をすることは?

「それこそ年末年始の休みに、(箕輪)ひろばと一緒に動く程度でした。ほぼやっていなかったです」

──30歳を過ぎ、35歳に近づくなかで再びMMAを始めるなら急がないといけないと思ったことは?

「なかったといえば嘘になります。ヤバいという想いもありました。でも自分の感覚でいえば、2年前に今のような練習ができていたかと考えると、間違いなく無理でした。環境が整うところまできたから、試合を戦う準備が可能になります。だから今も焦りはなく、最後の勝負だけど『やってやろうか』という気持ちです。正直、どこまでできるのか分からないです。ここでケジメをつけるというわけではないですけど、しっかりやりきりたいです。

──箕輪選手が「2022年7月にボカン・マスンヤネ戦が相手の計量失敗で亡くなった時に、山上さんが凄く怒って。あの時に『あぁ、本当に復帰するかも』と思いました」と話していました。

「ひろばの存在は本当に大きくて。僕の気持ちをより、駆り立ててくれます。『早く復帰したい』という気持ちにさせてくれましたし、ひろばが頑張っていなければ、復帰をしなかったかもしれないです。だから、全てはタイミングだと自分のなかでは思っています」

──実際に試合を戦うまで気持ちが戻ったのはいつ頃ですか。

「本当に去年に試合をしたかったです。ただ準備期間もなくて、焦る必要はないと判断しました。いきなり強度をあげても、また腰をやってしまうかもしれないので。それぐらい練習をしてこなかったので、週2から週3、そこで創って今年になって「よしっ!」という状態になりました。実は1月にとある大会からオファーがあったのですが、それは断りました。そこでギアを一段上げて、夏前ぐらいに試合をしたいという風になっていました」

──現状の実力は、一度MMAから離れた時の実力と比較してどれぐらい戻っていると感じていますか。

「それ、皆に尋ねられるんです。落ちていると思われることもあります。でも前よりも技術力は上がっているんです」

──それはどういう点で?

「柔術をやってきたことは大きいです。昔は道着を着ることもなかったけど、ここ1年ほど吉永力選手に指導をしてもらって。3月からですが、ボクシングとレスリングもやらせてもっています。それぞれのシチュエーション毎に細かい分析をして、MMAに落とし込む。前はただバチバチ殴り合っていただけなので、そこは変わりました」

──今日見せていただいた箕輪選手との打撃、MMAスパーでもインターバルの間は、何か考え込んでいるようにも映りました。

「自分の動きを確認しています。どう下がったか、真っ直ぐになっていなかったかとか。そういうことをインターバル中に考えています。漠然とスパーリングをするのではなくて、濃い1Rにしたいので」

──練習をしっかりとしたうえで、選手には個人の力が存在しています。閃きや、打撃を当てる能力という部分は今日の練習を見る限り、10年前のままだと感心させられました。その持って生まれたモノに、考えるという作業が加わったのですね。

「昔は感覚だけでやっていました。正直、教えてもらうことがそんなになかったので。今は柔術、ボクシング、レスリングでやられています。なぜやられるのかを尋ねて、考える。それが自然にできるようになりました。全てにおいて落とし込めないと、その練習をする意味がないですからね。それには考えること。若いヤツとの差を埋めるには、そこしかないです。馬力任せで積み重ねても、自分は成長できない。考えて、落とし込むことで技術力がついたかとは思います。もちろん、年齢を重ねて落ちている部分はあると思いますけど。その分を技術でカバーできていると思います」

──復帰をすると聞いた時に、一番不安だったのは技術面です。10年前と比較すると、フィジカル的にも凄まじく進化しています。当時のトップファイターでも、アップデートしないと時代遅れになる。もちろん、未来永劫に有効な技はありますが、備蓄しないといけない技術が大幅に増えていると思います。

「ひろばの助けもあって、その辺りの技術の溝は埋めてきています。何より将来や肉体に不安を感じないで練習に取り組むことができているので。堀口恭司選手もそうですけど、強い選手って一つの試合に向けて全てをぶつけることができるヤツが強くて、そういう気持ちになれてきているかなと。格闘技を始めた時のように『全員、ぶっ倒してやる』という気持ちに近くなっていますし、やっぱり俺が生きていく世界はここだなと。試合だけでなく、格闘技に携わることがここまで自分に合っているのか、と改めて感じています」

──実社会を経験したことで、これからの格闘家人生第2章に役立つことはあると思いますか。

「う~ん、嫌らしい戦い方ができるようになるかな(笑)。色々なことが勉強になりましたし、格闘技とは違った意味で精神的に強くなれました。28歳で社会に出たので、最初の3年ぐらいはしんどかったです。格闘技でボコボコにされるのと違うんですよね、売れないと上から精神的に詰められるのは(苦笑)」

──世界を目指した修斗世界チャンピオンが詰められる……。

「正直、あの頃は会社に行くために駐車場に車を停めると、動悸が激しくなっていました。でも何も知らなかったので、頭を下げて勉強させてもらいました。格闘家としてのプライドは全部捨てました。本当に仕事は何もできなかったので」

──それは……やはりMMAと並行できなかったのでしょうね。

「今はその経験すら若い子たちに話せて、どう格闘技と向き合うかを話すこともできて。社会に出てからの経験が全て良かったと振り返ることができます。ただ……本当に体力面は試合をやらないと分からない。なので、そこをカバーできる……大人の戦い方をしたいですね」

──復帰戦は夏前と考えていたと言われていましたが、5月5日のGLADIATORになったというのは?

「それは長谷川(賢)さんとの出会い、繋がりですね。長谷川さんがGLADIATORのマッチメイクに関わっていて、こういう出会いを自分は大切にしたいんですよ。新しい出会いを。それも社会に出て、教わったことです。長谷川さんが『一緒にやりましょう。協力させてください』と言ってくれて……。必要としてくれる。そこが一番なんです。妻は『わざわざ大阪で。修斗の後楽園ホールで試合をすれば良いのに』とも言っていました。

──ある意味、当然の話かと(笑)。

「条件面や応援をしてくれる人達の前で最初は試合をすべきだということなので、それは分かるんです。でも、それだけでもない。人との繋がり。付き合っていきたいと思った人と一緒にやっていく。本当にそこですね、社会に出て自分が変わったところは。それまでGLADIATORのことは知らなかったですが(笑)」

──ハハハハ。

「ただ調べてみると、あれだけ外国人選手も来日していて。フライ級なんて本当にそうですよね。でも、東京でも大会を開いてほしいなというのはあります(笑)。こんなに国際戦に力をいれているので、これから爆発していくんじゃないですか」

──それが団体関係者に聞くと、レベルが上がったから出ない選手が増えたそうです。「外国人でなく日本人と戦ってベルトと取りたい」とオファーを断られることもあるとか。

「えぇ……。う~ん……僕は強いヤツと戦いたい。それが格闘技をやる男の気持ちじゃないですか?」

──それは山上選手世代なのですよ。

「でも、僕も10年振りなんで大きなことは言えないです。次の相手をしっかりと倒さないと」

──36歳のファイターの武器として、絶対的に経験値があるかと思います。ただし山上選手は10年間の空白がある。その現実について、どのように考えていますか。

「経験値……そこは考えていないです。以前の自分の何かを生かすとかでなくて、今は一から創り直しているので。5月5日は本当にデビュー戦だという気持ちでやっています。経験値がどうこうでなく、新しい自分を出していきます。正直、先は見えていないです。昔のようにUFCという明確な目標があるわけでもない。自分のゴールが見えていない状況です。ただGLADIATORで戦うなら、GLADIATORのチャンピオンになろうと思います。だからモンゴル人とはチョットやりたいですね(笑)」

──そこはデビュー戦の気持ちでも、やり残したことがあるという感覚でしょうか。

「韓国で、デキなかった。通用しなかった自分が、今回はデキるのか。通用させたいと思っています」

──GLADIATORは外国人天国になりつつありますが、それを突破した河名マスト選手がROAD TO UFCに出場します。復帰戦で「山上なら、やれるだろう」という期待感を抱かせることができるのか。

「その自信はあります。今回しっかりと勝って。次にまた準備をして、そのレベルまでもっていける自信はあります」

──では現状、期待と不安どちらが大きいですか。

「それは期待です。試合をすることが、凄く楽しみです!!」

■放送予定
5月5日(日)
午後12時30分~THE 1 TV YouTubeチャンネル

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