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【Gladiator015】竹本啓哉に挑戦、釜谷真─02─「どういう想いでいようと、何をしゃべろうが結果は出ます」

【写真】成蹊館で初めて取材をしてから、もう13年が経った──アホなところは変わらず、良い具合に大人になった(C)MMAPLANET

26日(日)、大阪府豊中市の176boxで開催されるGladiator015でGladiatorバンタム級チャンピオン竹本啓哉に挑戦する釜谷真インタビュー後編。

より良い練習環境を求め、東京で10年以上に渡り生活をしていた彼は、生まれ故郷である京都に戻り、「これから」を目指して新たな環境でトレーニングを積んできた。生まれ変わったというわけではないが、釜谷の言葉はこれまでよりフレッシュな印象を受けた。

とはいえ、ファイターは結果を出してナンボのモノ。「これで負けたら、恥さらし」という釜谷の維持とプライドの詰まった言葉を可視化した。

<釜谷真インタビューPart.01はコチラから>


──若い選手を関西で強くしたい、と。

「大阪とかは、まぁいるので。僕は京都でっていう想いが強いです。選手が東京に行くのはしょうがないです。僕もそうやったし。なんか……口に出して引き留めることは絶対にしたくなくて。若い子が満足できる現状を創ることで、こっちで練習し続ける。そういう環境を創りたいですね。

そのために今回の試合でも、自分の背中を見せないといけないですし。これで僕が竹本君に負けたら、このインタビューなんてホンマにただの恥さらしですよ」

──口にすることは、大変だと思います。無難に済ますのではなくて。

「それは、でも試合も同じで。1週間後には分かる話で。僕がどういう想いでいようと、何をしゃべろうが結果は出ます。僕もプロの端くれやから、自分がどういう人間か最低限分かってもらったうえで試合を見てもらった方が、伝わるモノって絶対にあると思います」

──いやぁ、今日の釜谷選手は深いですねえぇ。そういうなかでチャンピオン竹本選手に対して、どのような印象を持っていますか。

「全然侮っていないです。今の時代にしては珍しく偏っている選手ですけど。MMAを六角形で表すと、僕の方が六角形に近くなります。でも彼は一つが突出していて、そこでは敵わない。でも、やりようによっては彼の突出している部分で勝てるのもMMAです。そこでやられるのもMMAだし。それはやってみなければ分からないけど、まぁ自信はあります」

──戦ってきた相手が違うというのはありますか。

「めっちゃあります。めちゃくちゃあります。僕にちゃんと勝っている人って、大体めっちゃ強いというか、ホンマのトップの人やと思います。RIZINのトップとか、それこそ僕に勝った韓国人なんてUFCに行ってますし、ROAD FCでめっちゃ強かったりしています。まぁ、勝っていないことを偉そうにいうてもしょうがないのですが、そこはちゃうぞっていうのはあります。でも、そこも違うと思っていても、結果を出さなければ違うことにはならないので。だから、何があろうが今の自分で勝つしかないです」

──今回の試合に向けて東京での練習は?

「全くしていないです。大阪には週一にいって、柴田(モンキー有哉)選手や金太郎君、川原波輝君、スタイルズの瀧口(脩生)君とアマチュアの子たちとグラップリングの練習はしていました。そりゃ、こっちの選手と東京の選手と比べて、どっちがボコボコにされるかっていうたら東京の選手に、です。でも、十分に良い練習はできています。

練習って結局、強い選手と当たるだけじゃないって、この環境になって気付けたんです。今の自分のベストといえる練習が出来ました。こっちで大丈夫って思える練習を見つけないと、選手生活を送るのはしんどいですからね。

エダ(塾長こうすけ)君や柴田君とやっていて、それと土曜日には土肥(聖帝・潤)君も来てくれて、彼らと週に1回ずつやらせてもらって、残りの半分はウチの子らとやる。若い子はスパーリングのつもりですけど、僕は打ち込みの感覚でやっていて。その練習で手順をしっかり踏んで、要所を大切にする。そういうことを繰り返していたら、僕的には少なくとも強くなっている感覚はあります。

東京では普通に環境が整っていたから、ここまで考えてやることはなかったです。京都に戻って来てから、めっちゃ考えて練習するようになりました。練習もほぼ映像に撮って、気になったところは組み技やと東京の上久保(周哉)君や和田(竜光)君、それと濱ちゃん(濱村健)に動画を送ってアドバイスをしてもらっています。今回はスパーの動画は濱ちゃん、打撃でいえば臼井(和史)さんに助言してもらいましたね」

──これまでも当然のように釜谷選手はベストを尽くしてやってきたと思いますが、京都に戻ったことで新たな発見があり、新しい挑戦が始まったように見えます。

「めちゃくちゃそうですね。なんせ、新しくするしかなかったですから」

──勝負は勝負ですが、やり切れることを願っています。

「今回は勝ってインタビューしてもらいますよ。僕ね、高島さんに取材してもらった試合で勝ったことないんちゃうなかって……」

──DJ.taiki戦はドローだったじゃないですか!!!!!

「ちゃいますよ。あれはドローやったから、インタビューしてもらったんですよ。逆ですよ、逆」

──アレっ……そうでしたっけ。ただ、それって記者として気にしてしまう部分ではあるんです。本音をいえば。

「何度目の正直か分からないですけど、今回はやりますよ。勝ちます。どんな内容だろうが、勝たないと本当に意味はないです。やってきたプロセスは変わらないですけど、結果でこの先は絶対に変わってきます。同じことをやっても、負けると僕の望んでいる先はやってこない。もう勝つしかないと。それしかないし、そのためにここまでやってきたので」

■ Gladiator015対戦カード

<Gladiatorバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] 竹本啓哉(日本)
[挑戦者] 釜谷真(日本)

<Gladiatorフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者] MIKE(日本)
[挑戦者] 原口央(日本)

<Gladiatorフライ級選手権試合/5分3R>
[王者] NavE(日本)
[挑戦者] 宮城友一(日本)

<Gladiatorミドル級選手権試合/5分3R>
[王者] 藤井章太(日本)
[挑戦者] 一慶(日本)

<バンタム級/5分2R>
上田祐起(日本)
神田T-800周一(日本)

<フェザー級/5分2R>
天草ストロンガー四郎(日本)
チハヤフル・ズッキーニョス(日本)

<ライト級/5分2R>
石田拓穂(日本)
井上啓太(日本)

<バンタム級/5分2R>
田中スネ夫ハヤト(日本)
左海清之(日本)

<フェザー級/5分2R>
伊賀GORI(日本)
梶原大悟(日本)

<フライ級/5分2R>
丸山幹太(日本)
松原聖也(日本)

<フライ級/5分2R>
谷口武(日本)
杉岡トキア(日本)

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【Gladiator015】フライ級王者NavEとチャンプチャンプ対決、宮城友一─01─「砂辺さんが自信を」

【写真】アスファルトへの根を張るガジュマルが大好きだという宮城。ガジュマルのように力強いファイター人生を送ることができるか。大切な一戦だ(C)MMAPLANET

26日(日)、大阪府豊中市の176boxで開催されるGladiator015でGladiatorライトフライ級チャンピオンの宮城友一が、Gladiatorフライ級王者NavEに挑む。

コロナ禍でグラジエイターが活動を停止していた間、ZSTや修斗でも積極的に試合をしてきた宮城は、手痛い連敗も経験した。自分への自信を創れなかった2試合を経て、今年4月に地元・沖縄の修斗公式戦で西村大地に勝利した宮城をインタビュー。

西村戦を経て、宮城は組みという部分でも、NavEとのチャンプチャンプ対決に自信を持って挑めるようになっていた。


──1週間後にNavE選手の持つGladiatorフライ級王座に挑戦します(※取材は9月19日に行われた)。大阪でグラジに出場するのは、2019年4月以来になります。

「そうですね。東京ではGrachanとの合同興行でグラジエイターに出たのですが、大阪は横溝選手と戦った時以来ですね。大阪と和歌山で6試合ぐらいグラジエイターに連続で試合を組んでもらって、大阪に行くのが普通になり、好きになっていたので、この間は寂しかったですね。大阪でグラジエイターの試合に出るのは、凄く嬉しいです」

──グラジエイターが去年の2月大会から、今年の2月までコロナの影響で大会を開いていませんでした。そして2月と6月に2大会があったのですが、宮城選手の出場はなかったです。

「ハイ、4月に沖縄で松根さんが修斗の大会を開き、そこに自分が出ることはかなり前から決まっていたので、年に2回の沖縄での修斗は沖縄の人に試合を見てもらえるので貴重な機会だと思っています。それもあって、今年は4月の大会を優先しましたけど、グラジエイターのタイミングはいつも意識はしていました」

──グラジエイター愛が強い宮城選手ですから。

「多分、もの凄く強いのですが、それを何度もインタビューで話すのもどうかと(笑)」

──ただ、今回はそれだけグラジへの想いがある宮城選手が、コロナ禍の昨年の8月にZSTでNEXUSのフライ級王者だった駒杵崇大選手に敗れ、12月にも修斗の高松大会でも新鋭の宇田悠斗選手に敗れた。グラジのベルトを持つ身として、この2敗をどのように捉えていますか。

「自分個人としても、足踏み……後退をしまったと思っています。同時に僕は勝手にですが、グラジエイターの看板を背負っているつもりで戦っていたので、あそこで負けたのはグラジエイターに申し訳ないです」

──駒杵選手にしても、宇田選手にしてもグラジエイターで戦ってきた相手よりも、力がある選手だと自分は思っています。あそこで勝っていると、個人として評価が違って来たかと。

「この2戦は相手が強くて負けてしまいましたが、自分自身を信じ切ることができなかったという後悔があります。相手が強いという評価を僕のなかでしてしまっていて、自分の自信を創り切れなかった」

──特に宇田選手との試合では、成長してきたMMAの打撃と組みのコンビネーションがなかったです。

「相手のスピードやパワーというものに対し、大丈夫だ、一方的にやられないんだと確認できるまでに時間が掛かってしまう。そういうところが、僕にはあります。それがこの歳になるまで、なかなか勝てなかった原因だと自分では分析しているんです。

自分に自信を持つのに時間が掛かります。砂辺(光久)さんとも宇田君との試合のあとに話をしました。1Rが終わってインターバル中に砂辺さんから『もう分かっただろ。行けるよね』という指示がありました。そこで僕は『大丈夫です』と答えたのに、何もせずにまたインターバルを迎えてしまって。砂辺さんも、そこが理解できなかったはずです」

──砂辺選手自身は自分に自信を持って戦っているのではなくて、練習をしてきた松根さんや、コーナーについている勝村さんの言葉を信じて戦っている。なぜ、宮城選手は自分の言葉を信じてくれないんだということ気持ちなのではないでしょうか。

「あっ……。本当にそうですね。それは……今、その通りだと思って合点がいきました。あぁ、そうだ。本当に」

──とはいえ4月の修斗で西村大地選手という、宮城選手にとっては嫌な組手をする選手に3-0の判定勝ちを収めることができました。

(C)TOYOSATO TAKEAKI

「西村選手は僕にとっては、難しい相手だと思っていました」

──ハイ、彼のMMA観にあって組みつくことが正義で、宗教です。そこに一心不乱になれる選手はストライカーの宮城選手は嫌な相手です。

「あの試合も砂辺さんと話をして、松根さん選手も『大丈夫なんだよ』と言ってくれて。西村選手の組みに対して、丁寧に対応できたのは砂辺さんが僕の自信を創ってくれたからなんです。僕は投げられまくって、倒されまくるイメージを払拭できないでいたんです。あのイメージのまま試合を迎えていたらマズかったですけど、練習で対策して、大丈夫なんだってことを刷り込んでくれました」

──レスリングをやるわけではなく、宮城選手のタイクリンチを生かした組技で対抗し、自らもテイクダウンが取れていました。

「打撃を捨てて組んでくる相手に、あの対処ができて自分がテイクダウンができたことは、凄く自信になりました。NavE選手もそういう選手だし、この自信を持ったまま行けるので、打撃の方ももう1回しっかりと踏み込めると思います」

<この項、続く>

■ Gladiator015対戦カード

<Gladiatorバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] 竹本啓哉(日本)
[挑戦者] 釜谷真(日本)

<Gladiatorフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者] MIKE(日本)
[挑戦者] 原口央(日本)

<Gladiatorフライ級選手権試合/5分3R>
[王者] NavE(日本)
[挑戦者] 宮城友一(日本)

<Gladiatorミドル級選手権試合/5分3R>
[王者] 藤井章太(日本)
[挑戦者] 一慶(日本)

<バンタム級/5分2R>
上田祐起(日本)
神田T-800周一(日本)

<フェザー級/5分2R>
天草ストロンガー四郎(日本)
チハヤフル・ズッキーニョス(日本)

<ライト級/5分2R>
石田拓穂(日本)
井上啓太(日本)

<バンタム級/5分2R>
田中スネ夫ハヤト(日本)
左海清之(日本)

<フェザー級/5分2R>
伊賀GORI(日本)
梶原大悟(日本)

<フライ級/5分2R>
丸山幹太(日本)
松原聖也(日本)

<フライ級/5分2R>
谷口武(日本)
杉岡トキア(日本)

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DEEP Gladiator015 MIKE ブログ 竹本啓哉 釜谷真

【Gladiator015】竹本啓哉に挑戦、釜谷真─01─「自分のため。グラジのため。関西のMMAのため」

【写真】長いキャリアになった。真面目な部分でのひた向きさは変わりない(C)MMAPLANET

26日(日)、大阪府豊中市の176boxで開催されるGladiator015で釜谷真がGladiatorバンタム級チャンピオン竹本啓哉に挑戦する。

京都でMMAを始めて、16年。10年以上に及んだ東京での生活を切り上げ、地元京都にSWAG GYM KYOTOを開いた。関西に戻ってきたことで、釜谷はグラジエイターへの印象が変わったという。

目標とするRIZIN出場は、自身の夢を実現するためであり、グラジエイターのため、そして関西のMMAのため──とキャリア50戦以上のベテランは、ベルト奪取を断言した。


──1週間後にGladiatorバンタム級王座に挑戦します。今の体調はいかがですか。

「こまごまとしたケガみたいなもんは、ないことはないですけど。大きいケガもなく、考えられる最高の準備はしたつもりです」

──今回からGladiatorも前日計量に戻りますが、釜谷選手は2019年10月以来の試合なのでコロナ禍計量というべき当日、1階級上の体重というものは経験していないですね。

「やってないですね」

──では2年振りの減量はいかがでしたか。

「実は僕、5月に大阪でRIZINが予定されていた時に勝手に準備していたんです」

──えっ? 勝手にというのは?

「絶対に自分の階級の選手がコロナとか怪我とか、計量失敗で試合ができへんようになるやろうって思って、体重を創っていたんです。結局、緊急事態宣言で大阪大会が6月の終わりに延期されたから、8週間……過去最長の減量期間でしたよ」

──それはどのような状態までの減量だったのですか。

「水抜き前の体重まで落としました。RIZINの計量の日の3日前からは、これまでやったことのなかった塩抜きもして。トーナメントやし、追加カードとか代役があるやろうって賭けていたんですね。でも代役を狙うって、そこまで準備しておくべきやろうし」

──一縷の望みを託している状態で、体を創っていくって厳しくないですか。

「いやぁ、しんどいですね。もちろん、体重だけでなく試合ができるコンディションでいるために、練習も追い込みまでやっていて。疲労はエグイし、『なんのために』って思うことも多々あって、あんなに辛いことはなかったですね。でも、なんのためにって思っても自分のため──っていう答えに辿り着くだけで」

──辛いですね……。結果、出場がなく減量を止めたと。

「ハイ、6月の26日やったと思いますけど、土曜日の指導中に全員計量クリアっていう記事を見て、昼飯を死ぬほど食いに行きました(笑)。そうしたら北方(大地)君が体調不良で欠場っていうのを見て、これ前日になっていたら相手は中村(優作)君やから、俺と60キロぐらいでやってくれたんちゃうんかって。60キロとかやったら、1キロぐらい水抜くしって……」

──他の選手なら気の毒でしょうがない話ですが、釜谷選手だと笑けてきます。

「アハハハ。笑ってもらう方が、逆に有難いです。なんで減量は2年振りでもないし、問題なくきています。もう水抜き圏内です。僕も年齢を重ねてきたので、水抜きの量は少なければ少ない方が良いと思っています。あと1週間で疲れを抜きながら、どこまで落としていくかですね」

──RIZIN出場が叶わなくて、次がGladiator。傍から見ると規模的にも、ギャップが大きく感じられるかと。

「めちゃくちゃ、やる気に満ちていますよ。RIZINに出たいって気持ちは持ち続けていますし、そこに繋げるためにグラジエイターのベルトを絶対に獲りたいと思っています」

──DEEPでなかったのは?

「DEEPはまた新しい選手が出てきているけど、やっぱり僕のなかでは一回りしたっていうのはあって。それにグラジエイターは関西を拠点にしているじゃないですか。京都に戻ってきてジムを出してから、僕は誰に試合を見てほしいかって言うたら会員さんなんです。

僕自身、自分に期待できるという試合を皆に見てほしくて。だから関西でやっているグラジで戦おうって思ったんです。DEEPの大阪大会があっても、やっぱりDEEPの本場は東京で。それと関西でやっているグラジエイターは、ちょっと今の僕にとっては違う感じなんですよね」

──それは東京から、京都に帰ってきたからこそ感じることなのでしょうね。

「ホンマ、そうです。それにこっちに来て、会って、話をして櫻井(雄一郎Gladiator代表)さんの本気度が分かったんです。櫻井さん、めっちゃ格闘技のことを好きやし。愛がめちゃくちゃあります。煽りVの撮影にも立ち会って、僕の話を聞いてくれたり。撮影も京都っぽいところでやりましょうって、東寺の五重塔まで行ったんですよ。

そういうのは東京にいたら分からんことじゃないですか。だから東京にいた時のグラジエイターと、関西に戻って来てからのグラジエイターの印象は凄く違いますよ。RIZINへの切符にしたいベルトですけど、そこまで一生懸命にMMAをやってくれている櫻井さんの大会のベルトが欲しいっていう気持ちになりました。

僕が練習しているBIBUROの若い選手とかでも、他でも戦えるのにグラジを見て、グラジで戦っていきたいって言っている子もいますからね。それに……NEXUSとか悪くいうってことじゃないですけど、NEXUSとGRACHANのチャンピオンがRIZINのバンタム級GPに出ているのに、グラジエイターのチャンピオンには声が掛からんかったじゃないですか」

──ハイ。

「RIZINには僕自身のために出たいし、こういうと恩着せがましいですけど……グラジエイターのため、関西の格闘技のためにっていう想いもあります」

──関西のため、ですか。

「もうこっちでやって行くと決めたし、関西のMMAをもっと大きくしたいです。やっぱり東京と比較すると、MMAをやろうという若い子の数が違い過ぎて……。ウチにいる若い子は才能豊かですけど、東京に行ってしまう子がほとんどかと。関西、西日本でも頑張って、やることやっていたら、UFCとまでは僕は言わないですけど、国内のトップを目指す過程にはおれるというのを見せたいです。

そういう朴を見て、MMAが関西でもできるって思った子らが増えると、そこからUFCで戦おうっていう子だって出てくるやろうし。今はそういう気持ちが大きいので、グラジエイターのベルトは絶対に獲りたいです」

<この項、続く>

■ Gladiator015対戦カード

<Gladiatorバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] 竹本啓哉(日本)
[挑戦者] 釜谷真(日本)

<Gladiatorフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者] MIKE(日本)
[挑戦者] 原口央(日本)

<Gladiatorフライ級選手権試合/5分3R>
[王者] NavE(日本)
[挑戦者] 宮城友一(日本)

<Gladiatorミドル級選手権試合/5分3R>
[王者] 藤井章太(日本)
[挑戦者] 一慶(日本)

<バンタム級/5分2R>
上田祐起(日本)
神田T-800周一(日本)

<フェザー級/5分2R>
天草ストロンガー四郎(日本)
チハヤフル・ズッキーニョス(日本)

<ライト級/5分2R>
石田拓穂(日本)
井上啓太(日本)

<バンタム級/5分2R>
田中スネ夫ハヤト(日本)
左海清之(日本)

<フェザー級/5分2R>
伊賀GORI(日本)
梶原大悟(日本)

<フライ級/5分2R>
丸山幹太(日本)
松原聖也(日本)

<フライ級/5分2R>
谷口武(日本)
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Gladiator FC Gladiator015 MMA ONE Ring Girl Special

【Monday Ring Girl】Gladiator FC「Day 1」

毎週月曜日にラウンドガールをご紹介する「MONDAY RING GIRL」。第373弾は2004年6月25日(現地時間)、韓国のソウルで行われたGladiator FC「Day 1」のリングガールです。

Gladiatorの次回大会=>Gladiator015は9月26日(日)に大阪府豊中市の176boxで開催されます。

(C)MMAPLANET

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Gladiator015 MIKE MMA YouTube 原口央

【Gladiator015】NCから7カ月、原口央と再戦へ。MIKE─01─「しょうがない。でも頭を抱えたいのは…」

【写真】さぁ、仕切り直しの刻がやってくる(C)MMAPLANET

26日(日)、大阪府豊中市の176boxで開催されるGladiator015で、フェザー級王者MIKEが原口央を挑戦者に迎え2度目の防衛戦を行う。

両者は今年2月に対戦しているが、開始12秒で原口の右インローが下腹部に当たったMIKEが続行不可能となり、試合はノーコンテストに。

MIKEにとっては悔しさの残る初防衛戦となった。前回の対戦から7カ月、王者MIKEに改めて原口を迎え撃つ心境を尋ねた。


――原口央選手とのリマッチを控えているMIKE選手です。MIKE選手は奈良県桜井市でM3AFITというジムを運営されていますが、コロナ禍はジム運営に影響を及ぼしているでしょうか。

「そうですね――近畿の中でも、奈良県って緊急事態宣言は出ていないじゃないですか」

――今のところ、近畿で緊急事態宣言が出ているのは大阪府、兵庫県、京都府、そして滋賀県ですね。

「もちろん大阪に近いので、大阪の感染者が増えると奈良も増えます。でも、その数字が増えると、問い合わせや入会申し込みが増えるんですよ」

――え!? それは意外です。

「因果関係は分からないんですけど……、運動して免疫力を高めたいのかもしれないですね。コロナ対策では免疫力も大切になってくるじゃないですか」

――そうですね。英国では1週間で2時間30分以上の運動を行っている人は、コロナに感染しにくいという調査結果もありました。

「もちろん手洗いや消毒など、日頃のコロナ対策を行ったうえで、運動して免疫力を高める。僕たち格闘技ジムができるのは、そうして免疫力を高めるお手伝いをすることじゃないかなって思います」

――なるほど。そんななか、今年2月には原口選手と対戦し、開始12秒でローブローが発生して試合はノーコンテストとなっています。ファイターとして、試合が開始12秒でノーコンテストとなってしまうのは、どのような心情だったのでしょうか。

「そうですね……あの試合については、川尻達也さんがラジオで取り上げてくださっていましたね。川尻さんも同じようなことがあったじゃないですか」

――2006年2月にヨアキム・ハンセンと対戦して開始8秒、ヨアキムのローが川尻選手の急所に入り反則失格勝ちとなりました。

「仕方ない部分もあるんですよね。川尻選手も言っていましたけど、オーソドックス✖サウスポーの場合、インローが入りやすいですから。あの試合は僕がオーソドックス、原口選手がサウスポーで、原口選手の右インローが当たってしまった。川尻さんの時も、川尻さんがオーソドックスで、ヨアキム選手がサウスポーでしたよね。ケンカ四つだとインローから攻めるのがセオリーだから仕方ない。でもローブローって、やり得なところもあるじゃないですか」

――やり得というと?

「ローブローは、1回目からイエローやレッドカードが出ることは、ほとんどないですよね。もちろん故意だったら違うでしょうけど。でも故意じゃなくても、反則は反則なので。自分が試合を続けられない状態であれば、続けないほうが良いというスタンスでいます。あの時は完全に効いていて、自分は続けられない状態でした」

――当たった瞬間に、これはもう無理だと思うものなのですか。

「最初は痛みがあったんですけど、次第に痛みはひいてきていたんです。だから『まだやれるかな……』と思ったものの、やっぱり続けられる状態までには痛みもひかなくて。試合の1時間後には病院に行っていました」

――ローブローが効いていた状態でも、「続けられるか、続けられないか」という冷静な判断はできるものなのですね。

「意識はハッキリしていましたから。そこで相手が見えたんですけど、頭を抱えていて――いや、頭を抱えたいのは俺のほうだよって(苦笑)。

この日のために何カ月も前からハードトレーニングをして、減量もしてきて……。久しぶりの試合だったから、楽しみにしてくれている人も多かったし、スポンサーさんもたくさん来てくれていました。でも、ああいう試合になってしまったから、僕も試合が終わってから謝り続けていましたね」

――ローブローというファイティングアクシデントで試合が終わったなか、応援に来てくれた方たちは、どのような感想を持っていたのでしょうか。

「仕方ない、気にしなくていいよと言ってくれました。それで今回も、たくさんの人がチケットを買って見に来てくれるので、ハッキリと一本かKOで勝ちたいですね」

――前回は1発目のローブローで試合が終わってしまったので、比較はできないかと思いますが、次の再戦について聞かせてください。

「普通にやって勝てると思っています。別に原口選手のことを甘く見ているわけじゃないです。彼は良い選手、素晴らしい選手だと思いますけど、まだキャリアが足りない。花が咲くのはまだ先じゃないかなって。だから今のうちに叩いておいて、僕が勝ち逃げします」

――原口選手はMIKE選手との第1戦の前……2020年10月の拓MAX戦から、それまでの試合とは打って変わって、レスリングの強さを生かしてテイクダウンとグラウンドのコントロールで攻め続けるようになった印象です。

「そうなんですよね。僕、YouTubeでBRAVEさんの練習動画を見ているんですよ。どうやってレスリング出身の選手を、あそこまで強いMMAファイターに育てることができるのかなって。今回は対戦相手ですけど、試合が終わったら指導の参考に伺わせていただきたいぐらいです(笑)」

――アハハハ。そんな原口選手の試合、どのような展開になると思いますか。

「同じレスラータイプだから、得意なところ、不得手なところも分かっています。特にお互いフリースタイル出身なので、スクランブルがポイントになるでしょうね。でも意外と、そんな予想をしていて、打撃戦になったこともありますけど(笑)。自分としてはテイクダウン、あるいはテイクダウンディフェンスを中心に試合を運びたいと思います」

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Gladiator015 Interview J-CAGE ブログ 一慶 藤井章太

【Gladiator015】ある意味初出場。ミドル級チャンプ藤井章太─01─「レオス柔術のMMAクラスのおかげ」

【写真】2018年7月以来、3年2カ月ぶりの実戦復帰。そこには新しく始めたジムでの指導が関係していた(C)MMAPLANET

26日(日)、大阪府豊中市の176boxで開催されるGladiator015に、ミドル級王者の藤井章太が参戦する。

旧体制時代にGladiator武士道ミドル級のベルトを獲得していた藤井にとっては、この試合が新生グラジでは初の試合だ。加えて2018年7月のプロ修斗山口大会以来、約3年ぶりの実戦を迎える藤井に、現在の環境とグラジ参戦について訊いた。


――現在、藤井選手は地元である山口県岩国市で「STRIKE FIT(ストライクフィット)」というパーソナルジムを運営されていますよね。

「ジムを開いたのは5年前です。それと後輩で柔術全日本王者の森戸新士(JBJJF全日本2021 アダルト黒帯ライト級優勝)がやっている、岩国市のレオス柔術アカデミーで、今年7月からMMAクラスの指導を始めました」

――そんな藤井選手ですが、現役活動は2015年12月にReal FCでマルキーニョス・ソウザに敗れたあと、2018年7月にプロ修斗山口大会に出場し現在に至ります。これだけ試合間隔が空いたのは、ジムのオープンや指導とも関係しているのでしょうか。

「いえ、それは関係ないです(笑)。周りからは、どう思われていたのでしょうか……。ずっと練習は続けていたのですが、首と腰の調子が悪かったのと、特に試合のオファーもなかったので、これだけ空いてしまったという感じです」

――ジムの指導に専念していた、というわけではないのですね。

「あえて言えば、マルキーニョスに負けて、試合へのモチベーションが下がってしまったのは事実です。マルキーニョス戦では、力の差を感じました。これだけの差は、埋めることができない。もう先が見えない――という気持ちになったんです」

――マルキーニョスとの間に感じた実力差というのは、具体的にはどのような点だったのでしょうか。

「人間力です。1RにRNCで絞め落とされて、試合内容も覚えていないんですよ。あとで映像を見たら、勝ったマルキーニョスが僕を起こしてくれていたんですよね。僕がマルキーニョスの立場だったら、同じことができていたのか……。そう考えると、人間としての力に、圧倒的な差を感じてしまったんですよ」

――では、その後に修斗の試合に出場したのは……。

「プロモーターの山本(陽一Torao Nation State代表)さんから熱烈なオファーを頂いたからですね。山口大会ということで、ぜひ出場してほしい、と。僕としては腰の調子も思わしくなかったのですが、地元で行われる大会ですし出たいと思いました」

――その山口大会では、韓国のチョン・チャンヒョンにTKO勝ちを収めました。次の試合、グラジの一慶戦は約3年ぶりの試合となります。ここで試合に出ようと思った理由を聞かせてください。

「チャンピオンとしての責任ですかね。チャンピオンにとって防衛戦は義務ですし、挑戦し続けることがファイターの証だと思うので。あとは、自分の環境も変わったからでしょうか」

――環境の変化、ですか。

「僕って――自分で言うのも変ですけどマイペースで、今まで自分のやりたいことをやってきました。試合間隔が空いても別に引退したわけではないし、かといって試合をやろうというモチベーションも高まらなくて」

――そのような状況に、起きた変化というのは?

「最初にお伝えした、レオス柔術での指導ですね。レオス柔術のMMAクラスのおかげで、指導や練習の環境も整ってきたし、何より生徒のみんなに自分が活躍する姿を見せたいなと思ったんです」

――ケガの具合も良くなってきているのですか。

「ケガは……まぁ、今までベストの状態で試合に出たことはないですからね(笑)。それでも調子は良くなってきていて、十分に動ける状態にあります。それよりも、試合をしたいという気持ちが勝ちました」

――なるほど。では次の試合の舞台となる、現在のグラジエイターには、どのような印象を持っているのでしょうか。藤井選手がベルトを獲得した時のグラジエイターは、前体制の時代でした。

「関西でナンバーワンの大会ですよね。まだ会場には行ったことがないんですけど、映像は見ました。ベルトがカッコいいです」

――ベルトがカッコいい……?

「僕が持っているグラジエイターのベルトは、前に獲得したグラジエイター武士道のベルトなんですよ」

――そうですね。もともとグラジ武士道のミドル級王者であった藤井選手が、櫻井代表体勢になったグラジのミドル級王者に認定された形でした。

「新しいベルトを巻いてみたいですよね。あとはルールも変わっているので……。僕がグラジエイターに出た時は、リングだったと思います」

――新生グラジはケージを使用しています。その違いは意識しますか。

「特に意識はしないですね。リングにはリングの戦い方があって、ケージにはケージの戦い方がありますけど、その両方に対応できると思っています」

――藤井選手は過去に、Real FCや修斗などでケージでの試合を体験しています。その中でケージの戦い方のようなものは見えたのでしょうか。

「リングだとロープを掴む選手がいたり、外に出ちゃったりして、試合が止まることもあるじゃないですか。ケージにはそれがない。ということは、気が抜けないといいますか。何手も先のことを見据えながら、動き続けないといけないと思います。でも、そんなケージの戦いに対して苦手意識はないです。それがMMAですから」

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【Gladiator015】釜谷真が竹本啓哉の持つバンタム級王座挑戦。藤井章太は7年振りの出場

【写真】これは楽しみなタイトル戦だ (C)MMAPLANET

30日(月)、GLADIAOTRから9月26日(日)に大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR015を追加カードが発表された。

既にフェザー級選手権試合=王者MIKE✖チャレンジャー原口央、フライ級選手権試合=王者NavE✖宮城友一が組まれることが決まっている同大会で、さらに2つのタイトルマッチ──バンタム級とミドル級のベルトを賭けた対戦が決まった。


バンタム級は今大会のメインとなり、チャンピオン竹本啓哉に釜谷真が挑戦し、ミドル級は藤井章太に一慶がチャレンジする。

竹本は8月のGladiator49で手塚基伸に敗れたばかりだが、2度目の王座防衛戦が再起戦となった。釜谷にとっては2019年10月の昇侍戦以来、1年11カ月振りの実戦復帰だ。この間、10年以上拠点としていた東京から故郷の京都に戻り、SWAG GYM KYOTOという自らのジムを開いた釜谷にとって、ジムでの活動を勢いづけるためにもベルトを巻きたいところだ。

またフィジカルと並び、打撃が課題とされる竹本ではあるが、実のところグラップラー対決よりも、ストライカーとの対戦に燃えるという思考の持ち主だ。打撃系ファイターに対し、『柔術で勝つ』という異種格闘技的MMAを要望してきた竹本。グラップラーやスクランブラーとの対戦が続いたため、ここは燃える防衛戦となろう。

とはいっても、釜谷は十分に組み技も積み上げてきたものがある。大きな夢を持つ、小さな男は「そんなもん、ギロチン極めたるわ」という意気込みで、地元・関西でのベルト奪取に勢いづいているに違いない。38歳、キャリア55戦目の釜谷は経験値、対戦相手の質のどちらも竹本を上回る。とはいっても、ケージのなかは1✖1で2021年9月26日の強さが勝敗を決める場だ──釜谷がこれからの先の皮算用は忘れ、目の前に相手に集中しないと、足元をすくわれる、いや背中を取られ続ける可能性も十分にある。

ミドル級チャンピオンの藤井は、その王座奪取は2015年2月で旧体制時代のこと。新生Gladiatorには初出場となる藤井は、山口での初めての修斗公式戦=闘裸男22を最後に、3年間ケージに上がっていなかった。

対して一慶は2年2カ月振りのグラジ出場で、ベルトに挑むこととなった。一慶もその後パンクラスで1試合を挟み、実戦から遠ざかっており、コロナパンデミック以降は初めての試合となる。両者とも、この間のつもりに積もった想いをケージの上でぶつける試合となるに違いない。

またグラジから8月のグラチャンに出場し、高橋譲斗に敗れた上田祐起の仕切り直しは、これもグラジ&パンクラスで3連敗中、1年7カ月ぶりのグラジ参戦となる神田T-800周一との対戦に決まった。両者揃って背水の陣、これ以上相手の勝ち名乗りは聞いていられないマッチアップとなった。

IBJJF競技柔術で実績を残しながら、MMAでも戦い6月大会でDREAMERS出演、八木敬志をヒールで一蹴した井上啓太が連続参戦、石田拓穂と対戦する一番も楽しみだ。

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【Gladiator015】9月に仕切り直しのMIKE vs原口央。NavEと宮城友一がチャンプチャンプ対決

【写真】オリジナル新生グラジエイター・ファイター同士、チャンプチャンプ対決が決まった(C)MMAPLANET

2日(金)、GLADIAOTRから9月26日(日)に大阪府豊中市の176boxでGLADIATOR015を開催と第一弾のカード発表あった。

先日の6月27日大会=GLADIATOR014が人材育成イベントだったのに対し、次回大会はフェザー級とフライ級のタイトルマッチが組まれることが明らかとされた。


フェザー級選手権試合=王者MIKE✖チャレンジャー原口央は、今年2月大会の再戦となる。

前回の対戦では試合開始直後に原口の蹴ったローがMIKEの急所を直撃し、試合続行不能に。僅か12秒でノーコンテストになった。7カ月を経て、両者が再び拳を交えることになる。

フライ級は王者NavEに、宮城友一挑戦する。つまり、ライトフライ級王者がフライ級王座に挑戦するチャンプチャンプ対決だ。コロナ禍の活動停止から、リスタートを切った2月大会でNavEは藤田健吾と対戦。初回にダウンを喫する危ない場面を経て、組み勝った形で当日計量のバンタム級マッチで勝利している。

一方、宮城はグラジ王者としてZSTや修斗にも出場し続けており、大阪でのグラジ出場は2019年4月以来、実に2年5カ月ぶりとなる。その宮城、コロナ禍ではZSTでNexusフライ級王者の駒杵崇大、修斗高松大会=闘裸男✖FORCEで宇田悠斗に連敗、厳しい時間を過ごし、今年4月の地元沖縄の修斗公式戦で西村大地に勝利した。

徹底して組みを狙う西村に組み負けすることなく、要所で打撃を入れるファイトはNavEとの対戦を考えると、再び宮城に自信を与えるきっかけになっただろう。挑戦者を受ける立場のNavEとしても、組みに対応した上で丁寧な打撃を使える宮城との対戦は、MMAファイターとして次の段階にステップアップを図るために、乗り越えないといけない。

関西の老舗系ジムからの出場も増えてきたグラジにあって、この4選手は奈良、東京、三重、沖縄からの参戦となる。特にNavEと宮城は「新生」という言葉がついて回っていた頃からグラジでキャリアを積んできた──櫻井チルドレンといっても過言でない選手だ。そんなベルトを巻いた者同士のタイトル戦はグラジエイターにとって節目となるマッチアップとなるだろう。

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