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【Gladiator CS02】南友之輔がテムーレンに逆転KO勝利!バンタム級王者・竹中大地に挑戦表明

<バンタム級/5分3R>
南友之輔(日本)
Def.2R0分56秒 by TKO
テムーレン・アルギルマー(モンゴル)

テムーレンが右ロー。それをかわした南が右ストレートで飛び込む。南はテムーレンの左に右フックをかぶせ、テムーレンのローをカットしながら、ジャブを突き刺す。テムーレンは離れた間合いから右フックで飛び込む。南はインローを蹴り返して、左フックから右ストレートにつなげるが、テムーレンが南の左フックに右をかぶせると南がバランスを崩す。

さらにテムーレンは南の立ち際に右フックを打ち込み、右ストレートから飛び込むと首相撲からヒザ蹴りを突き刺す。テムーレンはサウスポーにスイッチして左フックを強振。今後はこれを当てて南の動きを止める。テムーレンは左ストレートから右フック、スピニングバックエルボー、右ストレート、再びスピニングバックエルボーと手数を増やす。南はワンツーを返して、テムーレンは右ローと右ストレート。南はテムーレンが左を伸ばすところに右をかぶせ、右のフェイントから左フックにつなげる。

テムーレンも右ストレートから左フック、右カーフ。スイッチして左の前蹴りを蹴る。そこに南が右ストレートを狙うが、。残り2分を切ったところでテムーレンが組んでテイクダウン。そのままヒジを落とし、南の立ち際にテムーレンがヒザ蹴り。南も右フックを返す。距離が離れると南が右ストレート。テムーレンはオーソドックスに構えを戻してスピニングバックキック、じりじりと詰めて右カーフを蹴る。南もインローを蹴り返し、テムーレンがサウスポーから左ミドルを蹴ると南が左フックを狙い、外側のカーフを蹴る。

2R、オーソドックスの両者。南がインロー、テムーレンの前進に左フックを合わせて右ストレートにつなげ、細かくパンチをまとめる。テムーレンも右ローを返し、インローを蹴るが、そこに南が右ストレートを合わせて返しの左フック。この一撃でテムーレンをなぎ倒し、見事な逆転KO勝利を収めた。

試合後、南は「警戒していた大振りのパンチで、面食らった部分があって、足を止めてやってやろうって気持ちが強すぎて苦戦したけど最後は倒せてよかったです。7日にバンタム級のタイトルマッチが行われて、チャンピオンが竹中(大地)選手に代わったんですけど、次はタイトルマッチをやらせてもらいたいです。最近はスカッとするKOできなかったけど、窮地に陥っても倒せるパワーがあるところを見せられたと思います。空手のそういうところも見せられたし、KOできるところも見せられたと思います」と語った。


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【GLADIATOR】速報中!GLADIATOR CHALLENGER SERIES 02

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無観客の配信限定で開催されるGLADIATOR CHALLENGER SERIES 02。凝縮された全4試合。GLADIATORフェザー級挑戦者決定トーナメント準々決勝の2試合にPROGRESSフェザー級選手権試合は竹内稔(カルペディエム)×上久保周哉(TRI.H studio/頂柔術)という豪華ラインナップ。今宵はYouTubeでの無料配信で観戦しつつ、電波と充電の続く限り速報します。乱筆乱文にはご容赦くださいませ。


【バンタム級】
×テムーレン・アルギルマー(マザーライ・ファイトセンター&シレンベーリ・ファイトセンター)
(2R TKO)
◯南友之輔(BRAVE GYM)
1R、開始直後からテムーレンが猛攻。打撃の交差からパンチがヒットしたのか南はバランスを崩す。すぐに立ち上がるがテムーレンは首相撲からの膝蹴りを連打。さらには左右のフックにバックハンドブローで手数を出す。南は頬の辺りをカットして出血。それでも猛攻を凌ぎ切った南は単発ながらパンチを当て返す。最後は南が徐々に距離を掴んでラウンドを終えた。
2R、開始直後のスタンドの攻防。静かな立ち上がりかと思いきや、テムーレンのローに合わせて南の左右のフックがクリーンヒット!ダウンしたテムーレンにパウンドを浴びせるとレフェリーが試合を止めた!


【PROGRESSフェザー級選手権試合】
×竹内稔(カルペディエム)
(判定1-6)
◯上久保周哉(TRI.H studio/頂柔術)
1R、腕を合わせて様子を窺う両者。圧力を掛けるのは上久保。ケージに押し込むと片足タックル。だが竹内はこれを切る。すると竹内が首を捕らえてギロチンチョーク。引き込んで絞める。タイトに絞めるが上久保は身体を動かして回避。スタンドに脱出して逆に組み付くとテイクダウン。これで2ポイント。バックに周るが竹内はガードを固めてラウンドを終えた。
2R、やはり間合いを詰める上久保。片足タックルでケージに押し込む。時間をかけてテイクダウンに成功。2ポイント獲得。脱出を図る竹内に反応して上をキープ。立ち上がった竹内は隙を突いてギロチンを狙うが不発に終わった。
3R、このラウンドも上久保が前進。しかし竹内は首を取ってギロチン。不発に終わるが竹内はスルッとバックに周る。しかし上久保は正対して脱出。またも前に出て組み付くとケージに押し込む。終了間際に片足タックルでテイクダウンで2ポイント獲得。竹内の下からのアームロックを凌いで試合終了。1-6で上久保が判定勝ちで王座戴冠。


【GLADIATORフェザー級挑戦者決定トーナメント準々決勝】
◯パン・ジェヒョク(KTT/韓国)
(1R TKO)
×石田拓穂(総合格闘技道場reliable)
1R、打撃でプレッシャーをかけるジェヒョク。クリーンヒットこそないがパンチを当てる。対する石田は打撃の交差から胴タックル。組み付くとスタンドでバックに周る。テイクダウンを狙うがジェヒョクは必死で動いて正対。スタンドに戻ると終了間際に石田のパンチがヒットするが、ジェヒョクの打ち返したフックで石田はダウン。パウンドを浴びせるとレフェリーが試合を止めた!ジェヒョクが完勝です!
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【Gladiator CS02】竹内稔のProgress王座に挑戦、上久保周哉「MMAで勝てる戦い方で、勝ちます」

【写真】上久保にとってグラップリングは遊びではなく、Part of MMAの真剣勝負 (C) RANK5/ GYO DOK LEE

今日12日(金)に会場非公開、無観客&配信専門大会として開催されるGLADIATOR CHALLENGER SERIES02「Matsushima vs Sodnomdorj で上久保周哉がProgressフェザー級チャンピオン竹内稔に挑む。
Text by Manabu Takashima

昨年のRoad to UFCはベスト4に終わり、12月にGLADIATORで再起した上久保は2月のGLADIATOR CS旗揚げ戦で強豪から勝利を挙げて、Road to UFC再挑戦を狙っていた。しかし、股関節が悲鳴をあげガブリエル・シウバ戦は流れ、Road to UFC再出場はならなかった。

そんな上久保はUFCに向けて、LFAからステップアップを果たすことを決めた。北米ナンバーワン・フィーダーショーでの厳しい戦いに向けて、試運転のグラップリング王座戦を戦う。このグラップリングマッチは、キング・オブ・アナコンダ=竹内の一発の強さを認めた上で、自身のMMAを貫いて勝利を得ることができるか──という勝負論ある戦いとなる。


こんなに体が痛くても、UFCという強さのラインを求めるからこの練習ができる

――竹内稔選手の持つProgressフェザー級王座に挑戦。なんとも意外で、そして楽しみな一戦──なのですが、なぜ?と思ってしまう戦いが決まりました。

「そうですね、実はRoad to UFC出場を目指して2月のGLADIATOR CHALLENGER SEREISでLFAのガブリエル・シウバと戦うことが決まっていました。それが正式発表の前に股関節のケガで戦うことができなくなって。最初は片側だったのが、両側を傷める状態になりました。試合が決まってから痛みがだんだんとひどくなっていって。蹴りが使えなくなり、パンチのミットにも支障が出て。一番酷い時は普通に歩くのも15分間が限度という感じになり、試合ができるコンディションではなくなってしまいました。

試合はやりたかったです。それはRoad to UFCに向けて、強い相手に勝つことは必要だったし。でも、その体にできなかった。練習ができないのに試合をするのか。同時に試合をしないと次に繋がらない。ブラジルから選手を呼んでもらって、長谷川さんが色々と動いてくれた。そこまでしてくれているのに、この試合をしないで良いのかという想いもありました。様々なチャンスを棒に振るのかと」

──でも戦える状態ではなかったと。それで終わりでなく、次を考えてのことなら戦わなくて正解かと思います。結果、4月ぐらいまで練習はできていなかったと聞いていますし。

「かなり練習はしなかったです。ただ、しなくても良くなるものではなくて。放っておいて完治するものでなく、できるだけより良い状態を保つために努力をするというのが現実で」

──人工関節を入れる必要があるかもという話を聞いた時には、絶望的な気持ちになりました。

「そうですね……。入れるとすれば、引退してからですね。痛みがマシになっても、これまで通りに動けないと意味がないですし。それ以前に歩くにも痛い、起きるのも痛いという状態でした」

──現状というのは?

「切らないで治療を進め、2月と比べるとそれは良くなりました。練習中も気は使っていますけど、MMAファイターなんだから、ケガをしていない関節の方が少ないですよ(笑)」

──2月の試合がなくなった時点で、Road to UFCは諦めていたのでしょうか。

「ほとんど諦めていたけど、名前が出揃うまでは出場した場合のことは考えていました。出られた時のために、やれる治療を全部やることにして。そういう準備はしていました」

──結果、出場権は与えられませんでした。

「あの時は正直、2月に試合をしておけばという気持ちにはなりました。でも、やっていると5月に戦うことはできなかったかもしれないですしね。短期間の連戦はきつかったと、今は思っています」

──その状態でシウバ戦をクリアしたとしても、手負いが過ぎる上久保選手とユ・スヨンの試合など、見たくないと正直に思います。

「う~ん、Road to UFCに関しては、如何に良いコンディションを保つことができるのか。そこが大きいですからね。あの時の自分では、上手く創れなかったと思います」

──その結果がGLADIATOR CHALLENGER SERIESでPROGRESSのタイトル戦になったというのは?

「Road to UFCがなくなってから、今後に関してはLFAやあそこと並ぶ場所で戦っていこうと考えていました。その方が、情熱を向けることもできるし、結果を残せば目標にも自ずと近づくので。そこでLFAに向けて長谷川さんが動いてくれて。

と同時に現状としては、治療も続けてきて練習スケジュールも色々と変えました。ケアに当てている時間も多いし、補強も増やしています。ただLFAを本番だとしたら、本番に向けて試運転がしたい。半年以上、試合間隔が空いているので。実際に自分がどれぐらい動けるのか、半信半疑で。MMAスパーリングも再開したのですが、まだまだトライすることもありますし」

──それ故のグラップリングマッチと。

「LFAという強い選手が立ち並ぶところでやるために、どこかのタイミングで実戦に近い試合経験がしたかった。グラップリングを実戦に近いという表現は、違っているかもしれないけど、MMAでないMMA的な試合がしたかったということです。

練習と試合で掴める感覚は全然違います。相手が対策をしてくることを越えていく必要があり、こちらが立てた作戦も当たるのかということもありますからね」

──UFCへの挑む姿勢というファクターがなくても、竹内選手と上久保選手の組み技戦はワクワクします。特にMMAグラップラーである竹本啓哉選手をアナコンダで仕留めたチャンピオンですし。

「一発のサブミッションを持っている選手……ブルーノ・プッチは一応そういう相手でしたけど、そういう相手とMMAでやってこなかった。でも、いずれ必要になってくる。そういう相手に自分のやりたいことをやらないといけないので」

──打撃がないので、失敗しても下になって殴られることはない。その状況で、竹内選手の仕留める力はより脅威になりませんか。

「ケージの中では、ある程度……一発を持っている柔術を封じ込めることはできる。まぁ僕が得意とする場所でやるから。一発は持っているかもしれないけど、普通にオープンなマットでやるのとは全然違うと思っています」

──ケージがあれば、頭を下げることができるのですか。竹内選手のアナコンダをセットするまで誘導する力と判断力に対し、ケージがあることで対抗できると?

「う~ん、まぁ偶然スパッと極まるようなことは起きないです。竹内選手はアナコンダが強いことが分かっているので。そこを考えて、MMAを見据えたグラップリングをしたいです。トップコントロールをしっかりとしたいと思います。そこで一本を取りたいという気持ちも、チョットあったりはするし。

勝つために正しい選択を瞬間、瞬間でできるのか。一本を取れそうな誘惑を我慢して、やるべきことができるのかという部分が大切になってきます。まずはポジション、万が一が起きないように自分の心を強くすることが大切です。

同時に……グラップリングでMMAファイターがトップにいて、『MMAなら俺が勝ちだ』ということは言いたくなくて。あの言い方は好きじゃないと常々思っているのですが、その腹積もりではいないといけないのも確かです。

ただ竹内選手がクローズドの中に僕を入れ続けて、『俺の勝ちだ』と思うのは自由です。けど僕はMMAファイターだからMMAで勝てる戦い方で、勝ちます」

──そこも「UFCを目指さないと、頑張れない」という名言通りですか。

「言うとUFCからするとRIZINと一緒で、僕なんていなくても問題なく回り続けることができる場所です。でも、あそこにジャンプするとジョゼ・アルドが復帰した世界線に立つことができるんです。その魅力には、なかなか抗うことはできないです。

だってこんなに体が痛くても、UFCという強さのラインを求めるからこの練習ができる。体が痛くても『別にUFCファイターなら、こんなぐらいやっているだろう』と思わされるので、続けることができます」

──なるほど、です。グラップリング戦を経て体と相談もあるかもしれないですが、その後はどのように考えていますか。

「LFAで同じように厳しい相手と厳しい試合をして、勝ちたいです。なので、そこを照準にした練習をしたい。体が持たなくなるかもしれないので、できるだけ早い内に勝負を賭けたいと思っています。UFCなのか、Road to UFCなのか、そこに通じる道は自分で創ります」

■視聴方法(予定)
7月12日(金)
午後6時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator CS02対戦カード

<Gladiatorフェザー級挑戦者決定T準決勝/5分3R>
松嶋こよみ:66.05キロ
ソドノムドルジ・プレブドルジ:66.15キロ

<Gladiatorフェザー級王座決定T準決勝/5分3R>
パン・ジェヒョク:66.3キロ→66.3キロ→66.25キロ
石田拓穂:66.15キロ

<Progressフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者]竹内稔:65.6キロ
[挑戦者] 上久保周哉:65.25キロ

<バンタム級/5分3R>
テムーレン・アルギルマー:61.35キロ
南友之輔:61.6キロ

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【Gladiator CS02】夢を追える最後の機会、その一。松嶋こよみ「僕にとって格闘技は呪いみたいなもの」

【写真】呪い──何があっても、ついて回るということか (C) RANK5/ GYO DOK LEE

本日12日(金)に会場非公開、無観客&配信専門大会GLADIATOR CHALLENGER SERIES02「Matsushima vs Sodnomdorj が開催され、イベント名にあるように松嶋こよみが、ソドノムドルジ・プレブドルジと戦う。
Text by Manabu Takashima

Road to UFC準決勝の敗退、今年1月にはTOPBRIGHTSでカルシャガ・ダウトベックにKO負けを喫した。

32歳の松嶋にとってMMAを続ける理由であるUFCが、どんどん遠ざかっていく。そこも踏まえた上で松嶋がGLADIATOR CHALLENGER SERIESでの再起戦に挑む。当然、引退も考えていた彼にMMAを続ける理由と、これからについて話を訊いた。


――GLADIATOR CHALLENGER SERIESに出場、しかも盟友の河名マスト選手が持つフェザー級王座への次期挑戦権が掛ったトーナメント準々決勝です。その前にダウトベック戦の敗北後、松嶋選手はどのようなことを考え、そして実戦の場に戻って来ることになったのでしょうか(※取材は5月31日に行われた)。

「もちろん辞めることもそうだし、どう生きていくのか。本当に格闘技ばかりやってきて、格闘技がなければ死んでも良いと思ってやってきました。そのなかで、ダウトベック戦は辞めるべきだ──というような試合でした。

じゃぁ、死んで良いのか。どうやって生きていくんだ、と。僕にとって格闘技は呪いみたいなものなんで。この呪縛からは逃れることはできない。だから、もう1回頑張ろうと」

──「もう辞めよう」と言った人は周囲にいましたか。

「いなかったですね。ただ、自分の判断です。誰かに言われて続けるものでも、辞めるものでもない。自分がデキると思ったのか……そこは分からないですけど、『やりたい』と思ったので、そこが一番です」

──続けることは可能だと思います。ただし、これまでと同じ目標を持ち続けることは簡単ではないかと。

「辞める、辞めない。UFCを目指す、諦めて他の道を進む。頑張ってお金を稼ぐ。そういう段階がありました。最初は辞めるか、続けるか。1月はそうで。続けるなら生活のことも考えないといけない。30歳も過ぎて、毎月ギリギリの生活をして、将来どうなるのか。親孝行もできないまま、その日暮らしのような生活で良いのか。

それでも格闘技を続けるなら、UFCを目指す。その気持ちを変えることはできなかったです。UFCを目指さないMMAファイター人生は……考えられなかった。そこが変わるなら、辞めるという選択になっていたはずです」

──年齢、戦績を考えると厳しい状況です。

「UFCに到達する云々の前に、目指す戦いをすること。多分、Road to UFCはもう出ることができない。そのなかであるなら海外の団体でやっていくこと。でも、国内で負けているから日本で勝ってから欧州でも中東でも、その道を模索する。

そのなかで今回のオファーを頂いたので、それは僕にとっては凄く有難い話でした」

──つまりはグラジがLFAと提携したということですね。

昨日、松嶋もソドノムドルジも問題なく計量を終えている

「もちろんです。

それがなければ、出ていないと思います。実は一度、ONEから離れた時にLFAからは跳ねられているんです。『おお、いいね』という感じで終わって。今回もLFAと契約できたとしても、試合を組んでもらえるのかは分からない。でも、そのチャンスを逃すのは勿体ない。LFAで勝つことがUFCに近づくことなので、この機会を逃す手はなかったです」

──その選択をすると同時に、パンクラスイズムを離れてimaginaryに所属することになりました。

「そこは気持ち作りという部分がありました。自分ですべての責任を取りたい。自分でやっていることを他の何かのせいにしたくない。自分で選んで、自分で練習環境を創って戦っていく。実際にMMAは1人で戦うもの。そのなかで住村(竜市朗)さんであったり、岳(大宮司)さん、良太郎さんがサポートをしてくれるのですが、責任は自分で負いたい。

それがイズムを離れて、やっていこうと決めた理由です。北岡(悟)さんは僕を自由にやらせてくれていました。そのうえで、練習スケジュール、移動時間を考えて自分でやっていくということを伝えさせてもらいました」

──そこに、これからの道筋も見えてきたと。

「そうですね、それこそ海外の大会でスクランブルでも出ていこうと思っていましたが、やはりこういう準備期間が持てて見えていると違ってきます。ONEやRoad to UFCの時も当然そうでたしたが、DEEPで3日前に相手が代わって──ブラジル人相手を戦うということで、準備をしてきて。そこがスッと抜け落ちてしまった。

その経験がトラウマになったのか、『これ、相手こないんじゃないか』とか、勝手なことまでダウトベック戦では考えてしまって……。もうただの言い訳ですよね。今から振り返ると、そんなことを口にして自分に妥協をして」

──まぁ、そうですよね(苦笑)。それこそ既に居着いてしまっている。

「だから、今回はもう絶対に妥協をせずに創り直します。今のMMAは対戦相手が代わることなんて、込みでいないと。結果、ダウトベック戦でも劉獅戦でも相手に勝つことを考えていたんですよね。

Road to UFC以降は、自分でなく相手に勝つことばかり考えて。それ以前に自分に勝たないといけないのに。今は精神的に、自分に勝つこと。まずは練習で自分に勝つことを意識して練習しています」

──そういう言葉が聞かれたので敢えて口にさせてもらいますが、ダウトベック戦の松嶋選手の動きは……。戦っている際中から、自身のエネルギーを自らの動きでボコボコこぼしているように見えました。末端のことだけ意識して、軸がぶれているのではないかと。

「自分でもあの時の精神状態が、何だったのか分からないです。練習でも、ずっと言われていたことを改善できなかったとか。最後まで、動き切れなかった。今からすると、何がダメだったのかは分かります。

劉獅戦は左手がヘルニアの影響か、ほぼ力が入らない状態だったんです。あれでもとのブラジル人と戦っていたら、どうなっていたのか。それでもコンディションだけで、試合は決まるわけじゃない。良くても負けることがあり、悪くても勝てることもある。

だからこそ普遍的なモノをいかに、こなせるのかということなんだと。それこそ型も変わっていくけど、変わらない部分がある。そこをしっかりとやり通せるのかと。そこを思い出しました」

──普遍性こそ、再現性だと。

「ハイ。そういう部分を自分のなかで失っていました。今回は1月の負けから自問自答して、今に至っています。だからといって何が変わったのかは、分からない。でも、自分に納得して挑みたいです」

──サバイブするために、悪い結果の要因を外に求めることは必要だと思います。ただし、サバイブしたなら我が身を振り返ることが大切になってくる。

「その通りですね。自分を理解することと、追い込むことは違う。僕は追い込む方で、それで闇に落ちる。そういう部分を住村さんの存在が緩和してくれています(笑)。本当に有難いです」

──だから自分に勝つというところまで、精神状態を持って来ることができるようになったのですね。

「ハイ。自分をどうやって高めていくのか。それは現状、対戦相手の分析よりも意識しています」

──UFCを目指すと、LFAですらフィニッシュ絶対です。勝利ではなく。フィニッシュが目的になります。

「今は毎回の練習に集中していて、試合のことはこれから考えていくことになると思います。練習のなかで、どういう流れだと倒せるのか。どういう動きで、そうなるのか。そこの感覚を掴んで、パーツを集めていくことになります。ドロドロのなかでやっていけることを身に着けたうえで、フィニッシュすることの大切さを忘れないようにします。

とにかく勝たないと始まらないので、勝ちます。UFCに行く自信はないです。自信はないけど、諦められない。だからこそ、そのために準備をしないといけない。つまりは今の試合、次の試合も大事で。ずっと変わらずにやっていくしかない。

もう32歳になり、体力が落ちていることを感じることも出てきました。だからって諦めない。この格闘技の呪いを受け入れて頑張っていきます」

──格闘技は呪いなのですね……。

「あぁ、そういう悪い意味じゃないです。良太郎さんにも『やりきって、MMAをやって良かったと思って辞めて欲しい』と言ってもらっていて。MMAをやってきたことで、素晴らしい出会いがあった。なんだろう、格闘技の呪いは幸せな呪いなんです(笑)」

■視聴方法(予定)
7月12日(金)
午後6時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator CS02対戦カード

<Gladiatorフェザー級挑戦者決定T準決勝/5分3R>
松嶋こよみ:66.05キロ
ソドノムドルジ・プレブドルジ:66.15キロ

<Gladiatorフェザー級王座決定T準決勝/5分3R>
パン・ジェヒョク:66.3キロ→66.3キロ→66.25キロ
石田拓穂:66.15キロ

<Progressフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者]竹内稔:65.6キロ
[挑戦者] 上久保周哉:65.25キロ

<バンタム級/5分3R>
テムーレン・アルギルマー:61.35キロ
南友之輔:61.6キロ

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【Gladiator CS02】計量終了 全員がクリアもパン・ジェヒョクが苦戦、3度目の正直でパス

【写真】7選手が一発クリアし、全体写真を撮っている時もパン・ジェヒョクの姿は計量会場になかった (C) RANK5/ GYO DOK LEE

12日(金)に会場非公開、無観客&配信大会で開催されるGLADIATOR CHALLENGER SEREIS02の計量が11日(木)に東京都目黒区のLANTIQUE BY IOQで行われた。
Text by Manabu Takashima

4試合というウィークエンドのスタートを告げるコンパクトな大会は8選手揃って計量をパスしている。


とはいえ前GLADIATORフェザー級王者で仕切り直しの挑戦者決定T出場(×石田拓穂)となるパン・ジェヒョクは計量スタート時間を過ぎ、他の選手がパスをしてから会場に現れ、66.3キロと50グラムのオーバーに。最計量でもこの50グラムが落ちずに苦戦していたパン・ジェヒョクだが、アルミサウナシートに身を包み、3度目正直でリミットいっぱいでクリアした。

相当ハードな減量だったのが、ぐったりとしていたパン・ジェヒョクは宿泊先近くの病院で点滴を打ってリカバリーに努めたという情報も入ってきた。対照的に同じく挑戦者決定T準々決勝で松嶋こよみと対戦するソドノムドルジ・プレブドルジは、パスするやコーラを一気のみ。生物としての強さを見せていた。

■視聴方法(予定)
7月12日(金)
午後6時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator CS02対戦カード

<Gladiatorフェザー級挑戦者決定T準決勝/5分3R>
松嶋こよみ:66.05キロ
ソドノムドルジ・プレブドルジ:66.15キロ

<Gladiatorフェザー級王座決定T準決勝/5分3R>
パン・ジェヒョク:66.3キロ→66.3キロ→66.25キロ
石田拓穂:66.15キロ

<Progressフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者]竹内稔:65.6キロ
[挑戦者] 上久保周哉:65.25キロ

<バンタム級/5分3R>
テムーレン・アルギルマー:61.35キロ
南友之輔:61.6キロ

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【Gladiator CS02】石田拓穂、トーナメント準々決勝のパン・ジェヒョク戦は「一番ハズレですよね」

【写真】石田は計量を66.15キロ(※1ポンド許容あり)でクリア(C)RANK5/ GYO DOK LEE

12日(金)に会場非公開で無観客&配信大会のGLADIATOR CHALLENGER SERIES02「Matsushima vs Sodnomdorj」が開催される。そのなかでフェザー級次期挑戦者決定トーナメント準々決勝が行われ、石田拓穂が前フェザー級王者のパン・ジェヒョクと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

2020年2月にグラジでプロデビューした石田は、ここまで修斗大阪大会とグラジでキャリアを重ねてきた。昨年3月には約2年半ぶりのグラジ参戦で、チハヤフル・ズッキーニョスに逆転KO負け――わずか1分弱の試合ではあったが、フィニッシュ直前まで石田が優勢であった。今回のトーナメント出場について、本人は「人数合わせかと思った」というが、だからこそトーナメントを盛り上げるという意気込みを語ってくれた(※取材は6月5日に行われた)。


ここ1年は打撃に重点を置いてきた

――MMAPLANETでは初のインタビューとなります。石田選手も他のリライアブル所属ファイターと同様、地元の繋がりでジムに入ったのでしょうか。

インタビュー時の石田(C)SHOJIRO KAMEIKE

「いえ。他の人は神戸の長田出身が多いけど、僕は兵庫県でも小野市という田舎の出身です。ただ、柔道時代に有(田中有)と仲が良くて。僕は柔道で大学に行って、卒業後は1年ぐらい東京で働いとったんですよ。その時、SNSで有が東京でMMAの試合に出ることを知って。あれは大尊伸光選手と戦った時ですかね(2018年9月、田中がKO負け)。

もともとMMAに興味はあったけど、生で観る機会がなくて。そこで有の試合を観た時に、負けたけど『めっちゃカッコエェな。俺もやりたい』と。どうせなら仕事を辞めて地元に帰ろうと思って、有がおるリライアブルに入りました」

――大学はどこへ?

「山梨学院大学です。高校の時は近畿大会で優勝して、大学に行ったんですけど……。大学は1年から3年までヒザを怪我して、復帰して怪我をして――という繰り返しで。4年の時にようやく団体戦に間に合ったという感じです。大学時代に全国大会に出たのは、その最後の試合ぐらいですね」

――柔道から離れたあとに田中選手の試合を観て「MMAをやりたい」と思ったのは、「柔道でやり切ることができなかった」という気持ちがあったのでしょうか。

「その気持ちは絶対にあったと思います。柔道も長いことやっていて、辞める時は『もうエェわ』とう感情でした。でも、よくよく考えたら――柔道やり切っていないし。それで有の試合を観て、自分の中でまた火がついた感じです。リライアブルでMMAを始めたのは23の時ですね。グラジでプロデビューする1年前です」

――その1年間はアマチュア修斗に出ていたのですか。

「はい。アマ修にはウェルター級で出ました。重たい階級は人数が少ないから、すぐ全日本に出られるんじゃないかと思って(笑)。全日本選手権で3位になってプロ昇格しています」

――2020年から2021年にかけてグラジと修斗で4連勝を収めています。しかし今年3月のチハヤフル戦まで1年以上も試合が空いたのは、何か理由があったのですか。

「海外で試合を組んでくれるという話があって、ずっと待っていたんですよ。去年の10月にウズベキスタンのタシュケントで開催される、NAIZA FCで試合が組まれて。だけど相手が計量オーバーで試合できなかったんです(※対戦予定だったシャクゾドベク・ズマノフが計量をクリアできず)」

――1年ぶりの試合で、ウズベキスタンまで行って試合不成立とは……。

「試合が決まった時は『ヨッシャ!』という感じで、かなり練習で追い込みました。でもいざ向こうに行ったら、相手が計量オーバーで……」

――キャッチウェイトで試合を行う話は出なかったのですか。

「それが――キャッチウェイトはキャッチウェイトですけど、『違う相手を用意する。ウェルター級でデビュー戦の選手と対戦してくれ』と言われたんですよ(苦笑)。さすがに周りからも『そんなの怪我するだけやから』って止められましたね」

――NAIZA FCの試合消滅後、復帰戦となったチハヤフル選手との試合ではKO負けを喫しました。あの黒星については、どのように受け止めていますか。

「負けて落ち込んだりはしなかったです。自分が『かっこつけたろ』と思ったせいで、あの結果に転がってしまいました。僕は本来、組みから試合をつくっていくタイプで、打撃も自分から倒しに行くものじゃないんです。イライラさせて、相手が振ってきたところに組みに行く。

でもチハヤフル選手と向かい合ったら相手の打撃も怖くないし、自分の距離でもあったので『これは行けるな』と思ったんですよ。いつもの試合やったら、スクランブルの中で組みに行けている。でもチハヤフル選手は河名マスト戦で、同じような展開で倒されとったじゃないですか。だから自分も『もうちょい殴ったら倒れんちゃうかな?』と打ち合いに行って。代表(田中淳リライアブル代表)からも『行き過ぎや』と言われました」

――そんななかで、フェザー級トーナメント出場のオファーが来るのは意外でしたか。

「意外でした。もともとライト級で試合をしていて、フェザー級はチハヤフル戦が初めてやったんですよ。だからトーナメントと言われても、評価してくれているのか、人数合わせで入れてくれたのか(笑)」

――ライト級時と比べて、フェザー級戦で動きは変わりましたか。

「ライト級の時は減量がなく、計量当日の朝に測って300グラムや500グラムのオーバーっていうぐらいで。そこから厚着して散歩していたら、リミットまで落ちているような感じでした。フェザー級に落とそうと思ったのは、NAIZA FCがキッカケなんです。海外でフィジカルが強い外国人選手と対戦するなら、ライト級やと危ないなと思って。

だからフェザー級でも、そんなに減量はキツくないです。チハヤフル戦は試合時間が短かったけど、ライト級時代と変わった感じはなかったですね。あの試合では組んでないから、まだ分からない部分もありますけど……」

――チハヤフル戦では、ライト級時代よりも打撃のスピードとキレは増していたように感じます。

「あぁ、そうなんですね。それは階級を落とした影響もあると思いますけど、ここ1年は打撃に重点を置いてきたんです。打撃ができんと組みつくこともできない。相手をイラつかせたり、『コイツ打撃が強いんちゃうか』と思わせたほうが、組みに行くタイプとしては有利じゃないですか。そのために打撃を練習してきました」

僕がフィニッシュしたら、バーンと一気に名前が上がる

――ではトーナメント初戦の相手、パン・ジェヒョクの印象を教えてください。

「一番ハズレですよね」

――……ハ、ハズレ!?

「だって今回の出場メンバーで、一番強いじゃないですか。日本のトップファーターは誰もパン・ジェヒョクをフィニッシュすることができていなくて。判定決着でもハッキリと負けたのは、前の河名戦だけやと思うんです。それだけ強いからこそ、一番オイシイ相手でもありますよね。これで僕がフィニッシュしたら、バーンと一気に名前が上がるので」

――パン・ジェヒョクを下したら、いきなりトーナメント優勝候補になります。

パン・ジェヒョクも66.25キロでクリアしている(C)RANK5/ GYO DOK LEE

「あんまりトーナメント優勝とかは考えていないんですよ。出ている選手はみんな強いから、自分としては1試合1試合、しっかり戦うだけで。

パン・ジェヒョクはテイクダウンディフェンスを見ると、体のバランスが良いなと思います。でも今まで対戦した相手は、みんなレスリングのテイクダウンですよね。僕の柔道式のテイクダウンは、他とは違います。僕は壁レスの仕方が変で」

――変、というのは?

「みんな壁レスになると、ガッチリとクラッチして倒しに行きますよね。僕は柔道の足払いを生かして攻めていくタイプなんです。だからパン・ジェヒョクにとっては、今までのレスラータイプとは違う攻め方やと思います。

相手は打撃のバランスが良いから、ジャブにレスリングのような足へのテイクダウンを合わせても倒せんやろう、と思っているんですよ。だから相手の嫌なことをしながら、組みに行きたいです」

――なるほど。

「このトーナメントでは、僕はダークホースですよね。だからこそ盛り上げたいです。面白くない試合はしないので、皆さん配信を視てください。自分はやります!」

■視聴方法(予定)
7月12日(金)
午後6時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator CS02対戦カード

<Gladiatorフェザー級挑戦者決定T準決勝/5分3R>
松嶋こよみ(日本)
ソドノムドルジ・プレブドルジ(モンゴル)

<Gladiatorフェザー級王座決定T準決勝/5分3R>
パン・ジェヒョク(韓国)
石田拓穂(日本)

<Progressフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者]竹内稔(日本)
[挑戦者] 上久保周哉(日本)

<バンタム級/5分3R>
テムーレン・アルギルマー(モンゴル)
南友之輔(日本)

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【Gladiator CS02】南友之輔と対戦、テムーレン・アルギルマー「俺を指名してきた南は面白いヤツ」

【写真】イケイケ風だが、日本で得たファイトマネーでタイガームエタイで練習を行うなどMMAに対して一途なテムーレン (C)MMAPLANET

明日12日(金)に会場非公開、無観客&配信専門大会として開催されるGLADIATOR CHALLENGER SERIES02「Matsushima vs Sodnomdorj 」。同大会のオープニングファイトでテムーレン・アルギルマーが南友之輔と対戦する。
Text by Manabu Takashima

前のGLADIATORバンタム級王者は、昨年4月に初来日し2戦目で王座奪取とグラジにモンゴル旋風を巻き越した。しかしながら、9月に竹本啓哉にベルトを明け渡すと12月には竹中大地にRNCで一本負け。そんなテムーレンをキャリア3勝のルーキーが5月大会で勝利を収めた直後にコールアウトした。

7カ月振りの来日で、血気盛んなスーパールーキーの挑発をテムーレンはどのように捉えているのかをウランバートルのシレンベーリ・ファイティングセンターで訊いた。


――去年の12月以来、7カ月ぶりの来日が決まりました。今の気持ちを教えてください(※取材は6月7日に行われた)。

「日本でまた戦えることが凄く嬉しくて、言うと天に上るような気持ちだよ。体調も良くて、必死に練習をしているよ」

──5月15日に、Falcons FNのシネバートル・バットエルデネ戦をショートノーティスで受けたのは、それだけ試合を欲していたからですか。

「練習をずっと続けていたし、体調も問題なかった。だから1週間前のオファーでも戦うことにしたんだ。実戦から遠ざかっていて試合がしたかったからね」

──結果が伴わなかったことに関しては、どのように思っていますか。

「そりゃあ残念だよ。でも去年、日本で4試合戦うことができて、色々な経験を詰めたことは凄く大きかった。減量方法も自分で試行錯誤して、改善して計量ミスをすることもなかったし、様々な面で経験を積むことができていると思っている。それが自信にもなっているよ」

──連敗を喫したことで来日の機会が途絶えるという不安はなかったですか。

「当然、毎試合勝つつもりで戦っている。でも、戦略が上手くハマらなかったり、ちょっとしたボタンの掛け違いで生じたズレを修正できないで負けることもある。勝負だし負けることもあって然りだ。連敗したから日本でもう戦えないというネガティブな気持ちになることはなかった。自分にできることは練習をして強くなること。そうすればGLADIATORに呼ばれることがなくても、違う道は開けるものだから」

──結果、オファーがありました。そして、対戦相手の南選手はキャリア3勝0敗。そんなルーキーからコールアウトがあったことをどのように捉えていますか。

「自分が彼の立場でも、同じようにしていたはず。だから、そこは気になることはないよ。ファイターはチャンピオンになりたいのだから、立ち塞がる相手をぶちのめして前に進む。それが選手としてあるべき姿だ。だから、俺を指名してきた南は面白いヤツだと思った。ただ、相手を間違っているけどね」

──まさに「テムーレンに勝ったら、王座に挑戦」と言っていて、それこそ南選手が描いている青写真です。

「俺と戦いたいと言ったことをミナミは後悔することになるよ」

──では南選手の印象を教えてください。

「試合映像をチェックしたけど、ミナミのレベルには俺に達していない。どういう武器があるのかも、分からない。俺より下の選手、ハッキリ言えばそういうことだよ。全局面でヤツより上だ。立ち技、レスリング、寝技、スタミナ、ファイトIQ、全ての面で俺が上回っている。

シレンベーリの練習仲間たち。左から今大会で松嶋と戦うソドノムドルジ・プレブドルジ、テムーレン。RIZINに参戦経験があり、21日にFury FCで戦うバータル・アズジャブハラン。GladiatorからONE FFに向かったバットオチル・バットサイハン。そして右端がツェルマー・オトゴンバヤル

まあ、しっかりと練習をしてケージに入ってきて欲しい。

俺の過去の試合を見て研究しているだろうけど、もうあの頃と今は違う。それだけ激しい練習をしてきたし、今も続けている。ミナミは自分で口にした言葉が現実になるように、頑張って欲しい(笑)」

──7カ月振りの日本でのファイトで、何をファンに見せたいと考えていますか。

「日本で4試合戦って、俺を応援してくれる人もいた。そういう人達に激しい試合を見せたい。どの道、勝つのは俺だから。俺の夢はMMAを続けて、大きな舞台で戦うこと。そのために激しい練習の日々を送っている。当然、障害になるモノは払いのける。そこはミナミも覚悟をしてほしい」

──この試合の5日前に竹本啓哉選手の持つGLADIATORバンタム級王座に竹中大地選手が挑戦します。試合予想をお願いします。

「タケナカが勝つ。タケナカは攻撃的で、打撃の当て勘が良い。タケモトは戦略を立てて、その戦いを積みかさねていくタイプだ。見ている人にとって、面白くない試合をする。俺はより攻撃的なタケナカが勝つと思う」

■視聴方法(予定)
7月12日(金)
午後6時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

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【Gladiator CS02】上久保周哉の挑戦を受けるプログレス王者、竹内稔「首を抱えれば絶対に極められる」

【写真】冷静と情熱のあいだ――アナコンダを極める時の熱量が凄い竹内 (C)SHOJIRO KAMEIKE

12日(金)に会場非公開で開催される無観客&配信大会のGLADIATOR CHALLENGER SERIES02「Matsushima vs Sodnomdorj」で、PROGRESSフェザー級王者の竹内稔が上久保周哉の挑戦を受ける。
Text by Shojiro Kameike

竹内にとっては今年2月に代名詞のアナコンダチョークで竹本啓哉を下し、巻いたベルトの初防衛戦となる。ケージ戦の経験は上久保のほうが圧倒的に多い。しかし竹内はケージでアナコンダを極める自信を深めているようだ。ロータス世田谷で一緒に練習することもある上久保を、誰もが来ると分かっているはずのアナコンダで仕留めることができるのか。そんな竹内がアナコンダと、上久保の強さについて語る。


壁ありのほうがアナコンダに入るバリエーションは多い

――5月11日のADCCアジア&オセアニア二次予選では、66キロ級3回戦敗退で世界大会出場は成りませんでした。まずADCC予選の感想を教えてください。

「ちょっと思い通りに体が動かなかったというか、自分がミスをしてしまいました。確かに相手は強かったけど、メチャクチャ強いという感じでもなくて。もうちょっとうまく考えて戦えば、勝てたのかなって思います」

――体が動かなかった、というのはコンディションの問題でしょうか。

「調子は良かったです。3回戦は試合中に焦ってしまったんですよ。まずノーポイントの時間に自分がスイープできて、『これならまたスイープできるかな』と思いました。そのあとポイントが入る時間になると、自分がパスを狙った時にスイープされて。相手にポイントが入って『ヤバイッ!』と焦ってしまい、プランが全て崩れてしまいました。さらに自分が不用意にバックを狙った時、逆に相手にバックを奪われました。そこで焦ることなく、もっと考えて戦っていれば――と思っています」

――――ADCCルールの特徴の一つが、前半はノーポイントで後半からポイントが入るというものです。日本ではADCCルールの試合を経験する機会がなく、そのルールが体に染みついていないという問題点はありせんか。

「それはあると思います。結局『ポイントを取られても一本で勝てばいい」と考えてしまうんですよね。だけど相手はヌルマゴ軍団出身で、メチャクチャ力が強かったんです。アナコンダを狙っても力で跳ね返されてしまうような感じでした。

アナコンダを極めることができないなら、スイープとかポイントを取りに行けば良かったです。でも切り替えることができず、自分はスイープされ、アナコンダを極めることもできず焦っていました。その状態で残り2分になっていて、巻き返すのは難しかったですね」

――昨年11月の1次予選ではアナコンダを極めまくっていただけに、2次予選では警戒されていたのでしょうか。

「3回戦の相手は、それほど僕のことを知らなかったと思います。だから自分も『『アナコンダを極めることができるだろう』と考えてしまったんですね』

――やはり竹内選手の中で、アナコンダには絶対的な自信があるのですね。

「首を抱えれば絶対に極められると思っています。100パーセントと言ったら言い過ぎですけど……、95パーセントは極めることができます(笑)」

――まだ修斗でプロデビューする前に修斗グラップリングの大会で、初めて竹内選手がアナコンダを極めるところを見てから十数年が経ちます。以降もずっとアナコンダを極めているなかで、取り方は変化してきましたか。

「昔はそこまでレスリングができず、完全にカウンター待ちでした。今は組手で崩し、相手の頭を下げて首系を取りに行くという技術も身につけました。入り方のパターンは、かなり増えています」

――3月3日の峯岸零弥戦(Level-G、サブオンリーで判定負け)のように、相手がボトムになった場合は?

「峯岸戦は不完全燃焼でした(苦笑)。やはり相手が下になった状態では難しいですね。やはりカウンタータイプではあるので、相手が攻めて来るかスクランブルになった時に取るのが70パーセント、自分から攻めて取るのが30パーセントぐらいです」

――では2月にプログレスのベルトを獲得した竹本戦は、相手がシングルレッグで入ってくるように誘いこんだのでしょうか。

「いえ、それが……完全に警戒してテイクダウンに来ないと思っていたけど、来たので確実に仕留めました」

――えっ!? 竹内選手から誘ったわけではないのですか。それは意外です。

「どういうことですか?」

――竹本選手に訊いたところ、シングルレッグに行くように誘い込まれたような感覚があっていたそうです。

「いえいえ、そんなことはないです」

――えっ、えぇ……。普通は竹内選手のアナコンダを警戒して、シングルレッグで入るのは躊躇しますよね。それでも相手がシングルレッグで組んでくるのは……。

「そういう試合、よくあるんですよ。ADCCでも、アナコンダが来るのは分かっているはずなのにテイクダウンを狙ってきて。もしかしてテイクダウンしやすいと思われているのでしょうか(笑)」

――自分でも気づかないうちに相手を誘い込んでいるのは、もう魔性のアナコンダですよ。

「アハハハ。練習だと、相手がテイクダウンに来ることは少ないです。でも試合だとシングルレッグで入ってくるのは、やっぱり焦りがあるからじゃないですか。試合では自分からアクションを起こしていかないといけない、という気持ちが出てきますよね。それが焦りにつながって――とは考えます」

――カウンターが7割、自分から攻めていくのが3割というのは狙っている数字なのですか。それとも結果的に、自然とその割合になっているのか。

「自然とその割合になっているんだろうと思います。ただ、自分がずっと待っているわけではないです。僕が攻撃して、さらに攻撃して、相手が出てきたところを狙います」

――それを「誘っている」というのです(笑)。ではグラップリングにおいて、アナコンダなど首系以外の技を極める割合はいかがですか。

「今はボディロックでテイクダウンしてくる選手が多いじゃないですか。首系以外だとボディロック・テイクダウンへのカウンターがあります。試合ではあまり極まったことはないけど、練習では極まっていますね。プログレスの場合は、ケージに押し込んでテイクダウンを狙ってきた時のカウンターを考えていて」

――マットやリングの時とは違う取り方を考えているのですね。

「自分の中ではケージのほうが極めやすいと思っています。今までケージグラップリングの経験は少ないですけど、練習は壁ありでやっていますからね。壁ありのほうがアナコンダに入るバリエーションは多いですよ」

ポイントがあることで攻防が生まれ、取りやすくなる

――その壁ありの練習を、ロータスで上久保選手ともやっているのですか。

「そうですね。上久保選手とは2~3週間に1回、練習で会っていました(笑)。試合が決まってからは、練習で組むのは止めています。試合1カ月前になって、上久保君がロータスに行く曜日は外しました」

――では上久保戦のオファーが来た時は、やりづらいと思いましたか。

「試合したいか、したくないかと訊かれれば――まぁ、アハハハ。練習して強さも分かっていますからね。試合を視れば分かるとおり、上久保選手のファイトスタイルって試合すると削られるじゃないですか。普段一緒に練習していなくても、対戦したくない相手です(苦笑)。

とにかく相手の光を消すのが巧いですからね。さらに試合時間が5分3Rで、上久保選手はスタミナもメチャクチャありますし。だから対戦したくないです」

――先ほどから「対戦したくない」を連呼しています(笑)。

「アハハハ。上久保選手については、みんなそう思うでしょう。本当に強いですから。今まで対戦してきた中でも、特に極めづらい相手です。上久保選手は出力がずっと一定なんですよ。だから練習していると、後半のほうはもう嫌になってきます(笑)。

もう本当に凄いですよ。最初ガーッと来て、そのペースがずっと続く。だからどこかで落ちると思うじゃないですか。でも一度上がったら、ずっと出力が同じで。強弱がないから本当にキツイです」

――竹内選手が得意とするカウンターは、そんな強弱の間を探りながら、その瞬間だけ最大出力を当てていくものですよね。上久保選手の出力の出し方とは真逆といいますか。

「そうかもしれないですね。その上久保選手の攻略法を今、考えているところです。自分としても今までと同じ戦い方+、新しいものを考えないと勝てないと思います」

――対して上久保選手は今までの試合とは違い、何か変えてくるでしょうか。

「変えてこないんじゃないですかね? というのも、僕がやることは向こうも分かっていると思うので。少し変えてくるかもしれないけど……どうなんだろう、という感じですね」

――その点はプログレスのルールも大きく関わってくるように思います。ケージグラップリングで、引き込むと相手にポイントが入る。一方でグラウンドになると、ボディロックで抑え込むことは反則となります。

「ケージだと押し込めるし、そこでテイクダウンできると思います。ルールの部分で不利になることはないかな、と。ただ、今回の試合はポイントも重要になってくるので、あまり自分にとってマイナスになることはやりたくないですね。

ただ、自分としてはポイント制のほうが面白い試合になると思います。サブオンリーだと峯岸戦のような試合になってしまうかもしれません。ポイントがあることによって攻防が生まれて、一本を取りやすくなるとも思いますし」

――なるほど。

「たとえばADCCだと、延長戦になるとボトムになったらマイナスポイントになります。すると必ずテイクダウンを奪いに来るので、自分も首系を狙いやすくなる面はありますね。

ただ、上久保選手も一本を取る力がありますからね。自分がいつもどおり狙いに行くと、反対に極められてしまうかもしれない。細かいことは言えませんが、今までと完全に同じ戦い方だと厳しくなってしまう。上久保選手が強いことは十分に認識しています。それでも僕が一本勝ちしますよ」

■視聴方法(予定)
7月12日(金)
午後6時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator CS02対戦カード

<Gladiatorフェザー級挑戦者決定T準決勝/5分3R>
松嶋こよみ(日本)
ソドノムドルジ・プレブドルジ(モンゴル)

<Gladiatorフェザー級王座決定T準決勝/5分3R>
パン・ジェヒョク(韓国)
石田拓穂(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・フェザー級選手権試合/5分3R>
[王者]竹内稔(日本)
[挑戦者] 上久保周哉(日本)

<バンタム級/5分3R>
テムーレン・アルギルマー(モンゴル)
南友之輔(日本)

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45 AB F1 Gladiator Gladiator027 MMA MMAPLANET o RIZIN キック 竹中大地 竹本啓哉

【Gladiator027】距離を支配した竹中、左カーフ&ストレートで竹本に判定勝利してバンタム級王座奪取

<Gladiatorバンタム級選手権試合/5分3R>
[挑戦者] 竹中大地(日本)
Def.3-0:29-28.30-27.30-27.
[王者] 竹本啓哉(日本)

両者ともにサウスポー。竹中が左ストレートを打つと、竹本はスピニングバックフィストを狙い、ジャブを突いていく。竹中はそのジャブに左ストレートを合わせる。

竹本が前蹴りを蹴り、竹中がそれをすくってテイクダウンする。竹本の左足を超える形のハーフガードでトップキープする。竹中はしっかりと竹本の上半身を寝かせ、竹本は竹中の顔に細かく右の掌底を入れる。竹中はスペースを潰してトップキープを続け、なかなか攻撃が出なかったが、左のパウンド、肩パンチ、右のヒザ蹴りを入れていった。

2R、ここも竹中は左のカーフキック、左ストレートを打つ。竹中は距離を取りながら左カーフを蹴って、左のロングフックを見せる。

竹本がジャブから飛び込もうとすると、竹中はワンツー、左アッパー、左ミドルを蹴る。竹中は竹本の前蹴りを一瞬キャッチして左ストレートから右フックを打ち、しっかりと距離を取ってワンツー、左カーフキック。竹本もジャブを突いて右の関節蹴りとバックキックも見せる。

竹中は距離を取りつつ左ストレートから右フック、左のカーフキックを当てる。距離を詰めたい竹本は前に出てスピニングバックフィストを打つが当たらない。竹中はペースを崩さず左のカーフキックを当て、左のスーパーマンパンチを当てた。

3R、竹本がジャブから前に出ると、竹中はバックステップでかわす。距離を取ると竹中は左カーフを蹴って、竹本が入ってくるところに左ストレートを合わせる。さらに竹中は左のボディストレートも見せ、ジャブのフェイントから左カーフを蹴る。竹本は右フックで飛び込み、じりじりと前に出ていく。

竹中はケージ内をサークリングして左のカーフ、右フックのカウンターを狙う。竹中はしっかり距離をキープして左ストレートと左カーフ。竹本は蹴り足キャッチを狙い、ジャブ、右の関節蹴りからバックキックと攻撃を繰り出すが、竹中が距離を詰めさせない。

逆に竹中はペースを崩さずに左カーフと左ストレート。竹本がスピニングバックフィストを狙うが当たらない。終盤、竹中が左ストレートを当てるとサークリングして距離を取る。徹底的に自分の距離をキープし続けた竹中が判定勝利でバンタム級王座に就いた。

試合後、ベルトを巻いた竹中は周囲に感謝の言葉を述べたあと「今日は判定勝ちでフィニッシュできませんでした。前回もアピールしましたが、僕はRIZINに出たいと思っています。思い出作りじゃなくて勝負しに行きたいので、パフォーマンスが出るうちにオファーお願いします」と改めてRIZIN参戦をアピールした。


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45 Gladiator Gladiator027 MMA MMAPLANET Report アドニス・セビジェーノ ダギースレン・チャグナードルジ ブログ

【Gladiator027】セビジェーノのカーフに耐えたダギースレンが三角を狙い続けて判定勝ち=準決勝に進出

【写真】ダギースレンがトップゲームでもキープせず、三角を狙い続けたのは勝利への気持ちと捉えていいのか。(C)MMAPLANET

<Gladiatorフェザー級王座決定T準々決勝/5分3R>
ダギースレン・チャグナードルジ(モンゴル)
Def.2-1:30-27.29-28.28-29.
アドニス・セビジェーノ(フィリピン)

ダギースレンが左ジャブを伸ばす。セビジェーノは右カーフを当てると、左右フックを振るいボディロックで組んだ。ケージに押し込まれたダギースレンはダブルのオーバーフックから、ボディにヒザを突き上げる。顔面を押してセビジェーノの顔面を剥がし、体勢を入れ替えて離れた。ケージ中央でダギースレンの右の打ち終わりに、セビジェーノが右を当てる。打ち合いからダギースレンが右ハイ、右ストレートを当てる。蹴りで距離を保ったダギースレンは、シングルレッグでグラウンドに持ち込んだ。

背中を着かされたセビジェーノがケージまで下がる。ダギースレンは腰を上げてセビジェーノを押し込み、パスを狙う。セビジェーノのフックガードを超え、一気にパスから三角絞めをダギースレンだが逆にトップを奪われてしまう。ケージキックから体を起こしたダギースレンが、セビジェーノの左腕をキムラで抱える。セビジェーノがダギースレンをケージに押し付けて初回を終えた。

2R、ガードを高く構えて前に出るセビジェーノに、ダギースレンは左ジャブを突く。互いにロー、カーフを蹴り合う中、カーフの蹴り合いはセビジェーノに分があるか。しかしダギースレンも右三日月蹴りを繰り出す。ダギースレンの左フックの打ち終わりに、セビジェーノが右カーフキックを打ち込む。ケージを背負ったダギースレンが右ハイを幾度も見せる。セビジェーノはニータップからドライブしたが、ダギースレンがキムラで切り返す。

トップを奪ったダギースレンは、マウントから三角のセットアップへ。頭を抜いたセビジェーノがローアンクルショットでダギースレンに尻もちを着かせる。立ち上がったダギースレンは、右腕を差し上げてグラウンドに持ち込んだ。ここでダギースレンは、またも三角を狙ってトップを奪われてしまう。セビジェーノはダギースレンを立たせた。スタンドに戻り、打ち合いからセビジェーノがダブルレッグでドライブしたところで、ダギースレンがカウンターでアナコンダを狙うも、これは極まらなかった。

最終回、セビジェーノが左右ローを見せる。プレスをかけるダギースレンは右ストレートを当てた。右スピニングバックキックを見せたダギースレンだが、ケージ際で少し足を滑らせてしまう。この隙にセビジェーノがダブルレッグで入り、グラウンドへ。左足を抑えられたダギースレンは、右腕を差し上げてリバーサル。立ち上がったセビジェーノをケージに押し込み、バックに回った。腰を上げるセビジェーノのバックに飛び乗ったダギースレンだが、前に振り落とされてしまう。そのままセビジェーノがトップを奪った。

ダギースレンはセビジェーノのパスを防ぎながら、うつ伏せになって立ち上がる。セビジェーノがバックに回ると、またもキムラで抱えようとする。しかしここはダブルレッグに切り替え、足をすくい上げて背中を着かせた。セビジェーノはニーシールド、フックガードで耐える。やはりダギースレンがパス&三角を狙うと、セビジェーノがリバーサルしてトップから殴り、試合を終えた。

裁定はジャッジ1名がダギースレンにフルマークをつけるも、スプリットに。勝利したダギースレンは「今日は何とか勝ち上がることができて嬉しいです。トーナメントで勝ち上がり、必ずチャンピオンになります。準決勝ではチハヤフル選手と戦うことになると思いますが、彼に負けず私も進歩しているので、トーナメントは私が勝ち上がります」と語る。昨年6月ダギースレンに敗れているチハヤフルも、このメッセージに拍手を送った。


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