カテゴリー
DEEP Gladiator Gladiator021 MMA MMAPLANET NavE o Progress RIZIN YouTube   ゆうと キム・ウィジョン チャンネル テムーレン・アルギルマー パンクラス フェルナンド 世羅智茂 中務修良 中西テツオ 前田吉朗 大嶋聡承 平本丈 平本蓮 平良達郎 木村旬志 江木伸成 長谷川賢 阿部光太

【Gladiator021】電撃参戦!! 江木とフォークスタイルグラップリング戦、前田吉朗「やることは単純ですよ」

【写真】普通にMMAの組み技をやれば勝てる。つまり、それがフォークスタイルグラップリングだ(C)SHOJIRO KAMEIKE

26日(日)、大阪府豊中市の176BOXで開催されるGLADIATOR021で、元DEEP&パンクラス王者の前田吉朗が、PROGRESSフォークスタイル・グラップリングで江木伸成と対戦する。

2021年11月に最後のMMAを戦ったあと、昨年4月に引退興行を行った前田だが、ここでまさかの試合出場――ただし、本人としては「現役復帰」というわけではないようだ。果たして、前田がフォークスタイル・グラップリングに出場する目的とは。


――まずは前田選手の現役復帰という発表に驚かされました。

「アハハハ。現役復帰というのは、ちょっと違うんですよね。嫁さんから『ネットで現役復帰という記事が出ていたよ。復帰するつもりなん?』と聞かれて。僕としては、この試合で現役復帰とか、そういうつもりはないです」

――えっ、すると今回のプログレス出場は……。

「単純に『グラップリングマッチ出ますか?』『出る』っていう感じですね。周りが思っているような、現役復帰というものではないです。ただ、僕がジムを立ち上げてから、ウチに通っている人たちは僕が試合をしているところを見たことがなくて。それでMMAは無理だとしても、グラップリングマッチなら出られるかなと思っていたんですよ。

ジムの指導で僕は『悩んだら、まずやれ。挑戦しろ』と教えるんです。その僕が、グラップリングマッチの話をもらっても『いやぁ自分は引退したんで……』と断ったら、筋が通らんかなって。僕自身が試合で戦う姿を見せることができたら良いかなと思いました。いざ試合が決まると自分の生活にもハリが出てきて、それを楽しむことができています」

――なるほどぉ。

「これから自分の戦う感覚って、どんどんズレていくと思うんです。今後試合に出るであろう子たちと自分の間で感覚がズレていく。そこで、まず自分の間隔が鈍らんようにしていきたいんですよね」

――選手として試合に向けた練習を行うのは、いつ以来でしょうか。

「平良(2021年3月の平良達郎戦)とやって以来ですよ。次のRIZINの試合(同年11月、砂辺光久戦)は代役として急に出ることが決まったんでね。とにかく数日間で動けるようにはしていきましたけど。あの時点で追い込む練習をしても、どうにもならんでしょうし(苦笑)。そのあと自分のジムを立ち上げて」

――現役を引退してから、ご自身の生活も落ち着いていましたか。今日の表情を見ても、現役時代と比べて平和な雰囲気があります。

「僕、現役時代はそんな雰囲気でしたか!? いやぁ、もう平和ですよ。もう自分が体を張ってどうこうという場面がないですからね。でも今回の試合が決まって、試合に向けた練習を始めたら――やっぱり自分の雰囲気も、スパーリングの内容も違うらしいです。僕の頭の中が試合モードになっているから、ずっと一緒に練習している子たちも『いつもと違う!』と思ったらしくて(笑)」

――アハハハ。昨年4月に引退興行を行ってから最近まで、体を動かすこと自体はあったのでしょうか。

「ジムを立ち上げてから1年ぐらい経って、『選手になりたい』、『試合に出たい』という子が、それなりの数おるんですよ。その子たちの相手をしているぐらいですね。でも週に何度かの選手練であったり、クラスの合間であったり――参加者の人数が奇数だと、相手がいない子が出て来ますよね。その子と一緒に体を動かしたりします。もちろん選手練のスパーに参加したりとか」

――そのように練習に参加したり、あるいは試合を観ていて『もう一度やりたいなぁ』と考えることはなかったですか。

「うーん、なくはないですよ。でも『やりたい! やりたい!!』と思うほどではないです。見ていて『頑張れよ!』と応援する気持ちだったり、試合内容によっては『俺が代わりに戦ったるわ!』と思ったり(笑)。ただ、引退してジムを立ち上げてからのほうが、試合を観るようになりましたね。映画のような感じで観ています。

もともと格闘技に対しては、見るより実際にやるほうが好きだったので。昔は見るのも好きだったのに、ある日を境に見んようになって……。でもジムには格闘技を好きな子が集まっているじゃないですか。その子たちと話をしている流れで、『じゃあ一緒に見ようよ』となったりしますね」

――その状態から、なぜ今回試合をするに至ったのでしょうか。

「それはラズが――」

――ラズとは……。

「あぁ、すみません。長谷川賢プログレス代表ですね。僕、彼のことをラズって呼んでいるんですよ。元DEEPメガトン級王者で、どすこい羅頭魔勢っておったじゃないですか。TRIBEの選手練で初めてラズと出会った時、すんごいデカかったので『あれ? どすこい羅頭魔勢が来てるんかな』と思って話かけたら『いえ、僕は長谷川賢です』って(笑)」

――アハハハ。

「今回、アマチュアの試合に出る平本丈っておるじゃないですか。平本蓮の弟で。その相手を探しているという話を聞いたので、『ウチに飴山聖也って選手がおるけど、どう?』と連絡したんですよ。そうしたらラズから『ちなみに吉朗さんは試合できますか?』と聞かれて、僕も軽い感じで『いいよ』って答えちゃいました(笑)」

――正直なところ、これまで前田選手がグラップリングの試合に出ていた印象が全くありません。さらに前田選手の場合、当然のことながらMMAでもグラップリングの展開はありましたが、打撃のない前田選手の試合を想像しにくいのは確かで。やはり打撃のために寝技、寝技のために打撃があったといいますか……。

「そうです、そうです。グラップリングの試合って、たぶん若い時に九州で兄弟子の武重賢司さんと一緒に、今成とタッグマッチで対戦した時以来やと思います(※2004年3月20日、クラブDEEP福岡大会)。別にグラップリングが嫌だったわけじゃないんです。それならMMAやったらエエやん、と考えていただけで。グラップリングも普通にできますよ」

――それはそうです(笑)。では、ラズが立ち上げて、グラジエイターで行われていたプログレスルールを観た印象を教えてください。

「ポイントについては聞きました。テイクダウン、リバーサルとバックを取ったら2Pで、引き込んだら相手に2Pが入る。それと下になってから立ち上がったり、脱出したら1P――ですよね?」

――はい、そうです。

「といっても、ポイントはどうでもいいです。ポイントのことは考えないというか……自分がポイントで優勢だったら考えるかもしれないですけどね。だけど試合の中では普通にテイクダウンは取りに行くし、極めるためにバックを狙うし、下になったら逃げるじゃないですか。やることは単純ですよ」

<この項、続く

■視聴方法(予定)
3月26日(日)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator021対戦カード

<ストロー級/5分2R>
田中優樹(日本)
木村旬志(日本)

<バンタム/5分2R>
今村豊(日本)
谷口武(日本)

<バンタム級/5分2R>
藤原克也(日本)
秋田良隆(日本)

<Gladiatorフライ級選手権試合/5分3R>
[王者]NavE(日本)
[挑戦者]ニャムジャルガル・トゥメンデムベレル(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
神田T-800周一(日本)
テムーレン・アルギルマー(モンゴル)

<55キロ契約/5分3R>
中務修良(日本)
エイドリアン・バトト・ジェマ―(フィリピン)

<Progressフォークスタイルグラップリング78.5キロ契約/5分✖2R>
世羅智茂(日本)
大嶋聡承(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・バンタム級/5分✖2R>
前田吉朗(日本)
江木伸也(日本)

<バンタム級/5分3R>
ゆうと(日本)
キム・ウィジョン(韓国)

<フライ級/5分2R>
中西テツオ(日本)
宮川日向((日本)

<フェザー級/5分2R>
フェルナンド(ブラジル)
藤岡陸(日本)

<ウェルター級/5分2R>
橋本健吾(日本)
阿部光太(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・バンタム級/5分✖2R>
ハシャーン・フヒト(日本)
花澤大介(日本)

<アマMMAバンタム級/3分2R>
佐藤フミヤ(日本)
北原蓮(日本)

<アマMMAバンタム級/3分2R>
平本丈(日本)
飴山聖也(日本)

<バンタム級/5分1R>
藤井丈(日本)
吉田開威(日本)

<バンタム級/5分1R>
武田純忠(日本)
有田一貴(ブラジル)

<フライ級/5分1R>
古賀珠楠(日本)
那須裕次郎

The post 【Gladiator021】電撃参戦!! 江木とフォークスタイルグラップリング戦、前田吉朗「やることは単純ですよ」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
FINISH10 Gladiator Gladiator021 KIWAMI MMA MMAPLANET NavE o Progress UNRIVALED YouTube ゆうと キム・ウィジョン ジェセフ・チェン チャンネル テムーレン・アルギルマー フェルナンド 世羅智茂 中務修良 中西テツオ 前田吉朗 大嶋聡承 平本丈 木村旬志 竹浦正起 長谷川賢 阿部光太

【Gladiator021】Progress提供組み技戦=世羅✖オーシマイキー、前田吉朗✖江木、ハシャーン✖花澤

【写真】練習仲間でもある両者。強くなるためには、戦わないといけない。それができるのもグラップリングの良さ (C)MMAPLANET

26日(日)に豊中市176BOXで開催されるGLADIATOR021の追加カード、PROGEREE提供のフォークスタイルグラップリング3試合が発表された。

その3試合とはウェルター級の世羅智茂✖大嶋聡承戦、そして前田吉朗✖江木伸也、ハシャーン・フヒト✖花澤大介のバンタム級マッチ2試合だ。


オーシマキーこと大嶋、弱冠16歳の日本グラップラー最強候補が、ノーギ&道着ともに日本ライト級のトップ柔術家とジェネレーションギャップマッチに挑む。スタイル的には下になっても上を取り返せる&極めの世羅と、サブオンリータイプの大嶋がどのような攻防を繰り広げるか。

驚かされたのが、前田吉朗のグラップリングといえども現役復帰戦だ。PROGRESS実行委員の長谷川賢によると、グラジ1月大会を視察した前田が「面白そうやなぁ。ギャラ、ナンボなん? 戦ってみたいわぁ」と話しかけてきたことが出場のきっかけだったという。

そしてFINISH10の竹浦正起後に、江木が今大会出場を直訴。しかし、なかなか対戦相手が決まらないなか前田に連絡を取ると「やるでぇ」という返答があったという。ある意味、欲望と漢気の出場となる前田だが、MMAデビューを目指す江木としては──そこは一旦見ず、柔術家及びグラップラーとしての強味を全面的にぶつけてほしいマッチアップだ。

さらに意外なハシャーンフヒトと花澤大介という顔合わせ。なにより47歳の花澤の登場が、バンタム級というのは意外という単語のオンパレードだ。

前回のジェセフ・チェン出場のGLEDIATOR内PROGRESSから、Unrivaled、FINISH、KIWAMIと続いたプログラップリングの流れ。GLADIATORとPROGRESSがノーギ柔術世代別代表戦、元MMAチャンピオン✖MMAを視野にいれる柔術黒帯、MMAファイター同士の一戦という3試合でさらに紡いだといえるラインナップといえよう。

■視聴方法(予定)
3月26日(日)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator021対戦カード

<ストロー級/5分2R>
田中優樹(日本)
木村旬志(日本)

<バンタム/5分2R>
今村豊(日本)
谷口武(日本)

<バンタム級/5分2R>
藤原克也(日本)
秋田良隆(日本)

<Gladiatorフライ級選手権試合/5分3R>
[王者]NavE(日本)
[挑戦者]ニャムジャルガル・トゥメンデムベレル(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
神田T-800周一(日本)
テムーレン・アルギルマー(モンゴル)

<55キロ契約/5分3R>
中務修良(日本)
エイドリアン・バトト・ジェマ―(フィリピン)

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級/5分✖2R>
世羅智茂(日本)
大嶋聡承(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・バンタム級/5分✖2R>
前田吉朗(日本)
江木伸也(日本)

<バンタム級/5分3R>
ゆうと(日本)
キム・ウィジョン(韓国)

<フライ級/5分2R>
中西テツオ(日本)
宮川日向((日本)

<フェザー級/5分2R>
フェルナンド(ブラジル)
藤岡陸(日本)

<ウェルター級/5分2R>
橋本健吾(日本)
阿部光太(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・バンタム級/5分✖2R>
ハシャーン・フヒト(日本)
花澤大介(日本)

<アマMMAバンタム級/3分2R>
佐藤フミヤ(日本)
北原蓮(日本)

<アマMMAバンタム級/3分2R>
平本丈(日本)
飴山聖也(日本)

<バンタム級/5分1R>
藤井丈(日本)
吉田開威(日本)

<バンタム級/5分1R>
武田純忠(日本)
有田一貴(ブラジル)

<フライ級/5分1R>
古賀珠楠(日本)
那須裕次郎

The post 【Gladiator021】Progress提供組み技戦=世羅✖オーシマイキー、前田吉朗✖江木、ハシャーン✖花澤 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
DEEP Gladiator Gladiator021 MIKE MMA MMAPLANET NavE o RIZIN Wardog YouTube   ゆうと エイドリアン・バトト・ジェマー キック キム・ウィジョン チェ・ドンフン チャンネル テムーレン・アルギルマー パンクラス フェルナンド ボクシング 中務修良 中西テツオ 小川道的 平本丈 木村旬志 海外 笹晋久 阿部光太

【Gladiator021】三重発、防衛戦&国際戦へ。&中務「芝生の上で」&NavE「作戦はメッチャ頑張ること」

【写真】三重コンビは腕試しのタイトル防衛戦及び、初の国際戦へ(C)SHOJIRO KAMEIKE

26日(日)に大阪府豊中市の176BOXで開催されるGladiator021で、同フライ級王者NavEがモンゴルのニャムジャルガル・トゥメンデムベレルを挑戦者に迎え、ベルトの防衛戦を行う。さらにWARDOGストロー級王者の中務修良が、フィリピンのエイドリアン・バトト・ジェマーと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

今年1月大会から新機軸を打ち出したGladiatorは、今大会も多数のアジア人外国人選手を招聘。三重県在住のMMA王者であるNavEと中務が国際戦に挑むこととなった。モンゴルのMMA大会MGL-1FC王者のニャムジャルガル、フィリピン・トライアウトからの参戦となるバトトを迎え撃つ2人に、三重県MMA事情と試合について語り合ってもらった。


――今回は三重県在住のMMA王者であるお二人に、三重県のMMA事情と次の国際戦についてお聞きしたいと思います。

NavE 三重県には格闘技をやる環境が本当に少ないです。実質的にプロMMAファイターとして活動しているのは、僕とNOV(中務)さん。あとウチのジムにいる伊賀GORIとか……。

中務 あとは伊勢市に、DEEPに出場している小川道的君がいます。ただ、小川君の場合は三重ではなく愛知で練習しているんですよね。

――三重県在住の選手は、大阪にも愛知にも行くことができるのですね。

NavE それも場所によりますね。名張市から名古屋までは遠いので、僕は奈良や大阪へ行っていました。以前は大阪の布施にあるパラエストラ東大阪へ練習しに通っていて。そのあと、ここから車で1時間ほど行った奈良県橿原市に、正道会館がキックベースのジム(GRAND SQUARE)を出して、まずそこで練習させてもらうようになりました。

それから数年が経ってMIKEさん――藤田宗弘さんが、奈良の中でも名張に近い桜井市にM3A FITというジムを出したので、そこへ練習に行くようになったんです。ただ、やっぱり通うには遠いし、MIKEさんにジム運営のことを教わっていたので、地元にこのジムを出すことになりました。

中務 僕は津市の出身で、もともとボクシングとレスリングをやっていました。高校を卒業したあとに諸事情で東京へ行くことになって、キラービーに入ったんです。でも1年半ぐらいで怪我をして、三重に帰ってきました。それが21歳か22歳の頃、もう15年ぐらい前のことです。当時の三重県では「総合格闘技って何なん?」という状態でした。だから練習場所がなかったので、公園の原っぱで練習していましたね(笑)。

NavE 僕もそうです。地元の公園で、一人で練習していました。東京とかに住んでいると、公園で練習しようという発想には至らないですよね。たくさんジムがあって、どこかジムに入れば練習できるので。

――昔々は東京でも、キックボクシングでジムがなく公園で練習していた例は聞きます。しかし現在、都心でも駒沢公園のような大きな場所で走ったりするぐらいかもしれません。

NavE 津市のことは分からないけど、名張にはそんな大きな公園もないですからね(笑)。僕が練習していたのは、子供たちが遊んでいる普通の公園ですよ。鉄棒とか雲梯で懸垂したりとか。

中務 僕は芝生がある場所でグラップリングの練習をしていましたよ。当時はミクシィが流行っていて、ミクシィで『どこどこの公園で何時から練習するので参加してください』と告知するんです。するとミクシィを見た――空手をやっていた人、レスリングをやっていた人とかが集まってくれて。そこから「もっと練習したい」という後輩が出てきたんです。僕は先輩に社会人レスリングクラブを運営している方がいたので、その場所を借りて練習するようになりました。

NavE 僕は学生時代に柔道をやっていたので、柔道時代の先輩や後輩が来てくれていました。名張は柔道や空手が盛んなんです。逆に、柔道と空手しかない街ですけど(苦笑)。空手家の人に来てもらって打撃を練習して、組み技は――みんな首投げしかしない(笑)。寝技になっても、そこは柔道の寝技になります。あとはYouTubeで見たものを真似たりとか。

ちゃんとMMAの練習ができ始めたのは、最近のことですよ。ジムを出すと、結構強い子が集まってくれて。MMAの選手はいないけど、空手や柔道、レスリングをやっていた人たち――しかも三重県大会で優勝している選手たちも来てくれました。

――一方、中務選手は津市で、どのような環境で練習しているのでしょうか。

中務 津市のマットスペースのあるジムで、週に1回インストラクターとしてMMAを指導させてもらっています。練習自体は愛知と滋賀のジムへ出稽古に行っています。以前よりは練習環境が良くなっているんですよ。RIZINで砂辺さんに勝ったあと(昨年7月、砂辺光久にKO勝ち)、メインスポンサーの会社さんから「もっと練習して、もっと強くなってほしい」と言ってもらえて。そこに勤務しながら週2回は仕事が午前のみで、午後からは練習に充てられるようになりました。おかげで練習量はずいぶん増えています。

NavE NOVさんはウチのジムにも、ちょくちょく練習に来てくれるんです。もっと来てくださいよ。

中務 曜日が合わへんねん……。○曜日の昼は練習できる?

NavE できますよ。ぜひ来てください。ウチには伊賀GORIもいますし、あとは夜勤の会員さんが昼に来てくれたりして、2部練もやっていますし。

中務 ホンマに!? 愛知や滋賀と名張やったら、移動が1時間ぐらい違うでなぁ。

NavE 僕もグラジエイターに出る前……パンクラスで試合をしていた当時は、練習も週2回ぐらいで。いま考えると、それでよく試合に出ていたなって思いますよ。

中務 昔は何をどれくらい練習すればいいのか、それすらも分かっていなかったんですよ。練習環境もなかったし、どうやって試合に出れば良いのかも分かりませんでした(笑)。自分からプロモーターさんに連絡し、試合を組んでもらって。だから、まずオファーを頂いた時に「どうしようかな?」と悩むことはなかったです。

NavE 確かに。来たオファーは全部受けていました。

中務 そうやってNavE君が三重でMMAをやる道筋をつくってくれたんですよ。最近はこの周りにも柔術やキックのジムも出来てきています。ただ、以前は関東の大会に出て目立たないと、次のチャンスは来なかって。でも新生グラジエイターが始まって、三重から関西の大会に出て目立つことができるようになって。自分がRIZINに出られたり、三重から近い場所で海外の選手と対戦できるようになったのは嬉しいです。

NavE 最近、グラジエイターが呼ぶ選手は凄いですね。関東からも選手が来るし、海外からもバンバン呼んできていて。

中務 1月の大会も観ていて、『未知強の選手って、たくさんおるんやな』って思いましたよ。僕はパラエストラ柏さんで練習させてもらうこともあって、フィリピンのジョン・オルニドと対戦した笹晋久選手が強いことも知っていました。でも、その笹選手が攻め込まれて……(結果は2R、笹の反則勝ち)。そんななかで今回、海外の選手と対戦できるのは楽しみです。

NavE 実際に組んでみると、想像していたものとは違う力があるんでしょうね。海外の選手はどれだけ強いんやろうか。僕もキャリアを重ねてきて、その違いを体験してみたいと思っていました。

――NavE選手は当初、韓国Double GFC王者チェ・ドンフンとの対戦する予定でした。しかしこの取材直前(取材は2月28日に行われた)、相手がモンゴルのMGL-1FC王者ニャムジャルガル・トゥメンデムベレルに変更されたようですね。

NavE ちょうどチェ・ドンフンの試合映像を見始めた頃に、対戦相手変更の連絡が来ました。もともと僕は相手の対策をするほうではないので、特に影響はないです。過去にも直前で対戦相手が変更になったことはありますし。それと試合前に対策していて、「相手がそのとおりの動きをしてこなかったらどうしよう」とか思っちゃうんですよね。作戦はいつもどおり、メッチャ頑張ることです(笑)。

――ここでザワンの公式動画で、ニャムジャルガルの練習動画を見ていただき、感想を教えていただければと思います。

NavE (動画を見たあと)僕、これまで国際戦は4試合やっていて、全て韓国人選手が相手だったんですよ。みんな「ホンマに同じ階級か!?」と思うぐらい体がデカくて。試合で組んだ時も「重いし硬い」と感じました。普段なら組み伏せられるような体勢でも、相手を動かすことができない。打撃も良いのが入っているのに、相手の顔色が一切変わらず前に出て来る。次のモンゴル人選手も、そういうタイプだと思います。さらにサイズも大きいし、リーチも長くて。

<この項、続く

■視聴方法(予定)
3月26日(日)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator021対戦カード

<ストロー級/5分2R>
田中優樹(日本)
木村旬志(日本)

<バンタム/5分2R>
今村豊(日本)
谷口武(日本)

<バンタム級/5分2R>
藤原克也(日本)
秋田良隆(日本)

<Gladiatorフライ級選手権試合/5分3R>
[王者]NavE(日本)
[挑戦者]ニャムジャルガル・トゥメンデムベレル(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
神田T-800周一(日本)
テムーレン・アルギルマー(モンゴル)

<55キロ契約/5分3R>
中務修良(日本)
エイドリアン・バトト・ジェマー(フィリピン)

<バンタム級/5分3R>
ゆうと(日本)
キム・ウィジョン(韓国)

<フライ級/5分2R>
中西テツオ(日本)
宮川日向((日本)

<フェザー級/5分2R>
フェルナンド(ブラジル)
藤岡陸(日本)

<ウェルター級/5分2R>
橋本健吾(日本)
阿部光太(日本)

<アマMMAバンタム級/3分2R>
平本丈(日本)
飴山聖也(日本)

<アマMMAバンタム級/3分2R>
佐藤フミヤ(日本)
北原蓮(日本)

<バンタム級/5分1R>
藤井丈(日本)
吉田開威(日本)

<5分1R>
武田純忠(日本)
有田一貴(ブラジル)

<フライ級/5分1R>
古賀珠楠(日本)
那須裕次郎

The post 【Gladiator021】三重発、防衛戦&国際戦へ。&中務「芝生の上で」&NavE「作戦はメッチャ頑張ること」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
Gladiator Gladiator021 MMA MMAPLANET NavE o テムーレン・アルギルマー ブログ 神田T800周一

【Gladiator021】草原の未知強テムーレン戦へ、神田T-800周一in広島─01─「家庭と格闘技のバランス」

【写真】坂道だからの街で、トラックの運転。ドライビング技術はMMA界随一かもしれない (C)MMAPLANET

26日(日)に豊中市176BOXで開催されるGladiator021で、バンタム級チャンピオン神田T-800周一がテムーレン・アルギルマーと対戦する。

草原の未知強を迎え撃つ神田は、昨年4月のタイトル奪取以来の本拠地出場なる。その神田は生まれ育った広島を拠点に社会人、家庭人の生活と格闘人の生活を両立している。朝4時から冷凍食品を配送する仕事を昼まで続け、そこからMMAファイターとして練習と指導がある。

そんな神田を地元で取材。仕事場からLEOS柔術アカデミー広島での森戸新士との練習に移動し、汗をかいたあとで話を訊いた。


──今日は神田選手の仕事場にもお邪魔させていただきました。これまで広島に来ても、新幹線やJRより南側ばかりの滞在だったので、広島という街がこれだけ山ばかりで、傾斜が激しく入り組んだ場所だという認識が全くなかったです。

神田の勤め先の最寄り駅まで、中心部から新交通システム=アストラムで。そのアストラムの車窓から広島の地形がどういうものなのか、良くない理解できた

「あぁ、ちょっと特殊ですかね。

小さい平地に街を創って、住むのは山という感じで。広島の人間にとってはそれが当たり前で、僕の地元はもっと山間です(笑)」

──今のように電動自転車が無い頃は、本当に大変だったのではと。

「そうですね。僕自身、いきなり立ち漕ぎで山を登って1時間ぐらい掛けて学校に通っていました(笑)」

──広島は足腰の強い人が多いのでは!!

「そうですね(笑)。山に鍛えられている。山が近くにありますから、坂道だらけで」

──ところで今日は神田選手の仕事終わりで合流させていただいたのですが、それが午後1時前でした。仕事、練習という生活サイクルはどのようになっているのですか。

「仕事は午前4時開始です」

──えっ、起きるのが4時ではなくて。

このような風景が、中心部から20分ほどの移動で見られる

「仕事が始まるのが4時です(笑)。それでお昼ぐらいまでですね」

──そこで夜に格闘技の指導や練習があって、睡眠時間は取れるのですか。

「子供と一緒に8時半か9時ぐらいには寝て。3時に起きる。指導や練習は6時半から8時までなので、終わるとお風呂に入って寝るっていう感じです。だから6時間睡眠は出来ています」

──体を動かす人にとって6時間は十分とは言えないかもしれないです。

「そうかもしれないですね。でも、今のところは何とかやれています。それに時間を創るのも実力のうちなので。僕の今の実力がそんなところだということですね(笑)。ちょっとずつ自分の時間を取り戻して、より良い形にしないといけないと思っています。今は家庭を持つ生活と格闘技のバランスが、頑張ってこの状態です」

──トラックを運転しているので、本当に睡眠は大切かと。

「途中で仮眠も取れますし、眠たくなれば車を止めて休むのはマストです。そのなかで夜の睡眠は6時間が最大で──朝も暗いうちに起きるという感じです」

──務め先からはMMAの練習、試合をしていることを承知してもらっているのですか。

「ハイ。そこを確認して、入社しました」

──仕事という絶対の部分があると、試合が決まってから普段の練習のルーティンは変わって来るのでしょうか。

「ほとんど変わりないです。日常のまま、試合を意識して細かいことを詰めるとかはありますが、量が増えるとかっていうことはないです。変化することで進歩するでしょうが、同時に危険も伴うので。僕は淡々とやるべきことをやる感じです。だから試合後もケガがないと、ペースを落とすことはないですし。内容も気持ちも変わらず練習しています。以前は試合に向けて体重の増減も大きかったのですが、今はほとんど変わりないです」

──だから、常に頬がこけていると。

「ハハハハ。体重は67キロぐらいなので、水抜きを考えると脂肪で削るのは1、2キロ。1カ月あれば余裕です。この生活で大幅な減量をすると、ケガをするだけなので。量を減らして質を高める。5分✖3Rをしっかりと動けるよう中身を濃くする。そういうイメージで、練習を組み立てているので量を増やすということは特別ないです」

──Jリーグもプロ野球の球団もあり、120万の人口を誇る広島でさえMMA界では地方という見方がされています。神田選手自身、関東から広島に戻ってきて練習面ではどの程度、以前と比較して充実していますか。

「やっぱり練習パートナーが少ないという事実はあります。その分、工夫が必要になります。その工夫は自分で考えることが必要で、それでやれているのは悪くないと思っています。それでも人が少ないというのは、現実問題としてありますね」

──ところで今日は森戸新士選手が主宰するLEOS柔術アカデミー広島での取材になりましたが、ここができてどれぐらいになりますか。

「えぇと岩国にLEOSが出来て3年ほど、広島はつい3カ月前──去年の12月ですね。さっきの練習相手という部分で、森戸先生がいてくれて全然変わりました。森戸先生と冨樫(健一郎)先生の存在は大きいです。関東には強い人が多かったですが、限られた人数でやるとなると森戸先生のような知識を持っている人がいてくれて本当に助けられています。

森戸先生との練習は週に一度で変わりないのですが、岩国でなく広島市内で出来るようになったので、そこも助けてもらっています。週に一度、森戸先生と道着で柔術の練習をさせてもらい、そのあとは自分がMMAのクラスを持たせてもらっています。この120万都市で、森戸先生が格闘技を掘り起こそうとしてくれているので、僕も格闘技人として協力させていただきたいという気持ちがあります」

──MMAの指導はLEOSとパラエストラ広島の2カ所でされているということですが、違いは感じられますか。

「LEOSは初心者の方も入会してくれるようになりましたけど、もともとはLEOSで柔術をやっていた方がMMAに挑戦するという感じで来てくれるパターンが多いので、皆さん強い。なので僕もいい加減なことはできないです(笑)。柔術のベースがしっかりとしているなかで、MMAがどう出来上がるのかを楽しみにして、指導をさせてもらっています」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
3月26日(日)
午後12時30~ザ・ワンTV YouTubeチャンネル

■ Gladiator021対戦カード

<Gladiatorフライ級選手権試合/5分3R>
[王者]NavE(日本)
[挑戦者]ニャムジャルガル・トゥメンデムベレル(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
神田T-800周一(日本)
テムーレン・アルギルマー(モンゴル)

<55キロ契約/5分3R>
中務修良(日本)
エイドリアン・バトト・ジェマ―(フィリピン)

<バンタム級/5分3R>
ゆうと(日本)
キム・ウィジョン(韓国)

<バンタム級/5分2R>
藤原克也(日本)
秋田良隆(日本)

<フライ級/5分2R>
中西テツオ(日本)
宮川日向((日本)

<バンタム/5分2R>
今村豊(日本)
谷口武(日本)

<フェザー級/5分2R>
フェルナンド(ブラジル)
藤岡陸(日本)

<ストロー級/5分2R>
田中優樹(日本)
木村旬志(日本)

<ウェルター級/5分2R>
橋本健吾(日本)
阿部光太(日本)

<アマMMAバンタム級/3分2R>
平本丈(日本)
飴山聖也(日本)

<アマMMAバンタム級/3分2R>
佐藤フミヤ(日本)
北原蓮(日本)

<バンタム級/5分1R>
藤井丈(日本)
吉田開威(日本)

<5分1R>
武田純忠(日本)
有田一貴(日本)

<フライ級/5分1R>
古賀珠楠(日本)
那須裕次郎(日本)

The post 【Gladiator021】草原の未知強テムーレン戦へ、神田T-800周一in広島─01─「家庭と格闘技のバランス」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
Gladiator Gladiator020 Gladiator021 K-MMA MMA MMAPLANET NavE o Wardog YouTube ゆうと キック キム・ウィジョン フェルナンド ボクシング 中務修良 中西テツオ 剛毅會 平本丈 平本蓮 木村旬志 櫻井雄一郎 海外 鈴木崇矢 阿部光太

【Gladiator021】ゆうと✖キム・ウィジョンの日韓戦。アマMMAに平本蓮の弟、平本丈が出場!!

【写真】1年11カ月ぶりの実戦、19歳になった平本丈がどのようなMMAを見せるのか (C)MMAPLANET

26(日)、豊中市の176BOXで開催されるGladiator021の追加カードとして、新たなる国際戦とアマMMA2試合等が発表され、MMAマッチ全15試合が出揃った。

GLADIATORフライ級選手権試合、NavE✖ニャムジャルガル・トゥメンデムベレル、バンタム級3回戦=神田T-800✖テムーレン・アルギルマーの日本✖モンゴル戦、そして55キロ契約=中務修良✖エイドリアン・バトト・ジェマーの日本✖フィリピン戦に続き日韓対決、ゆうと✖キム・ウィジョンのバンタム級3回戦が行われることが明らかとなった。


リリースによると、昨年10月にWARDOGバンタム級王座を獲得したゆうとは、4度目のGLADIATOR参戦に当たり「強い相手と組んで欲しい」と主催者側が交渉した日本人選手との対戦を2度に渡り固辞したという。Gladiatorの櫻井雄一郎代表はその意気に応えるために韓国からキム・ウィジョンを招聘する運びとなった。

キム・ウィジョンは柔道ベースで、中国のICKFフェザー級チャンピオンでもある。MMA戦績は4勝3敗だが、黒星を喫した相手は現Doubule GFC暫定フェザー級パク・チャンス、ヒョンデやサムスンの工場がありロシア、中央アジアからの出稼ぎ外国人チームに所属するカザフスタン人のセルゲイ・イム選手など自力のある選手だ。いわばK-MMA的な綺麗なレコードでない実力者──キム・ウィジョンはそのようなファイターで、ゆうとは厳しいが戦いが予想される。

また今大会ではアマMMA戦2試合が組まれ、平本蓮の実弟・平本丈選手と剛毅會空手の練習パートナーである佐藤フミヤが、関西アマMMAシーンから出場となる飴山聖也、北原蓮と戦うことも明らかなとなっている。

2021年4月の格闘DREAMERSの最終選考試合で鈴木崇矢と対戦して敗れた平本丈が、1年11カ月の沈黙を破りアマMMA戦績2勝1敗の飴山と再スタートの一歩を踏み出す。19歳にしてキック歴14年の丈は、海外MMA通の兄・蓮の知恵袋、情報源といっても過言でないほど世界のMMAファイターに精通しており、その場に向かうため仕切り直しの戦いに挑むこととなった。

一方、平本兄弟の稽古仲間である佐藤はキックボクシング3年で2戦2勝0敗のレコードを持ち、今回がMMA初陣となる。

CAVEで練習をしていた時期もあるという佐藤は現在、丈とともに剛毅會空手で平本と稽古を積んでおり、キックからMMAに対応した打撃を習得中。その打撃力に関してはプロ級という評判だけに、実戦でどれだけのパフォーマンスを見せることができるか注目だ。

今回の発表でMMAのラインナップは出揃ったGLADIATOR021、今──来ているグラップリング、プログレス提供試合の発表も待たれるところだ。

■ Gladiator020対戦カード

<Gladiatorフライ級選手権試合/5分3R>
[王者]NavE(日本)
[挑戦者]ニャムジャルガル・トゥメンデムベレル(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
神田T-800周一(日本)
テムーレン・アルギルマー(モンゴル)

<55キロ契約/5分3R>
中務修良(日本)
エイドリアン・バトト・ジェマ―(フィリピン)

<バンタム級/5分3R>
ゆうと(日本)
キム・ウィジョン(韓国)

<バンタム級/5分2R>
藤原克也(日本)
秋田良隆(日本)

<フライ級/5分2R>
中西テツオ(日本)
宮川日向((日本)

<バンタム/5分2R>
今村豊(日本)
谷口武(日本)

<フェザー級/5分2R>
フェルナンド(ブラジル)
藤岡陸(日本)

<ストロー級/5分2R>
田中優樹(日本)
木村旬志(日本)

<ウェルター級/5分2R>
橋本健吾(日本)
阿部光太(日本)

<アマMMAバンタム級/3分2R>
平本丈(日本)
飴山聖也(日本)

<アマMMAバンタム級/3分2R>
佐藤フミヤ(日本)
北原蓮(日本)

<バンタム級/5分1R>
藤井丈(日本)
吉田開威(日本)

<5分1R>
武田純忠(日本)
有田一貴(ブラジル)

<フライ級/5分1R>
古賀珠楠(日本)
那須裕次郎

The post 【Gladiator021】ゆうと✖キム・ウィジョンの日韓戦。アマMMAに平本蓮の弟、平本丈が出場!! first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
Gladiator Gladiator021 MMA MMAPLANET NavE o RIZIN ROAD FC Wardog YouTube キック パンクラス ボクシング 中務修良 修斗 神田T800周一 神田周一 福島啓太 野尻定由 長谷川賢

【Gladiator021】神田周一が、モンゴルのテムーレンと。中務修良はフィリピンのバトトと対戦

【写真】切磋琢磨という見方はケージの外だから。神田も中務も、ここで負けてはいられない(C)MMAPLANET

4日(土)、GLADIATORが26日(日)に豊中市の176BOXで開催するGladiator021の追加カードとしてバンタム級3回戦=神田T800周一×テムーレン・アルギルマー、55キロ契約3回戦=中務修良✖エイドリアン・バトト・ジェマーという2つの国際戦を発表した。

既報の通りGladiatorフライ級選手権試合=王者NavE ✖挑戦者ニャムジャルガル・トゥメンデムベレルに続き、今回もモンゴル、そしてフィリピンからの刺客をGladiatorとWARDOGのチャンピオンが迎え撃つマッチアップとなった。


昨年4月に福島啓太選手を破り、GLADIATORバンタム級のベルトを巻いた神田にとって初の国際戦、ベルト奪取以後は修斗公式戦=闘裸男で野尻定由選手を下しており、11カ月振りにホームに戻ることになる。

テムーレンはモンゴル・ボクシング界の名門シレンビーリ・ジム、元Road FCファイターでコンバットサンボ世界大会でも銅メダルの実績を持つダムランプレウ・パーサンフー率いるマザーライ・ファイティングセンター、そしてモンゴル随一の設備を誇る112ファイトアカデミーと3つのジムに所属しておりMMA戦績はプロで5勝4敗、アマで4勝0敗だ。

フィジカル&爆発力勝負という印象の強いモンゴル人ファイターにあって、レスリングを多用しつつ柔らかい動きができるファイターだ。またMMA以外ではムエタイで4戦4勝(モンゴル選手権優勝)、シュートボクシングは3勝0敗、散打とコンバットサンボでともに国内選手権銅メダルという結果を残しており、その打撃は組むためにも使われている。

一方、WARDOGストロー級王者としてRIZINでもパンクラス王こと砂辺光久選手をKOするなど結果を残した中務修良は、55キロ契約で──MMAに乗り出したフィリピン拳闘会の名門エロルデ・ボクシングジム・サウスボックス所属、柔術ではチェックマット・マニラに属するエイドリアン・バトト・ジェマーと戦うことが決まった。

NavEが名張なら、中務は津。揃って三重のMMAを引っ張る存在だ。レスリングベースで打撃も力をつけてきた中務と対するバトトは、昨年12月に長谷川賢タレントリレーション代表がフィリピン視察を行った際、エロルデ・ボクシングジムで行われたトライアウトに参加していた27歳のファイターだ。

同トライアウトでは、1月大会に来日したジョン・オルニドと並び、一際動きが良くトライアウトの機会を生かしてグラジへの来日がなった。プロMMAはまだ2勝1敗1分だが、アマでは6勝2敗。特にコロナ以降プロ大会がほぼ休止されていたフィリピンにあって、なかなかキャリアを積めない状況にあったのも事実だ。そのバトト、トライアウトではレスリングと柔術を融合させたサブミッション・レスラー振りを見せていたが、実は柔術は青帯で立ち技がベースのようだ。

リリースによるとバトトは2016年&2017年と昨年のムエタイ・フィリピン王者で、アマ・ムエタイでは12勝2敗。アマ・キックは4勝0敗。プロ・ムエタイは2勝0敗という戦績を残している。

戦績は少なくとも、ポテンシャルの高さを持つ選手の招聘という部分では、ジョン・オルニドの動きを見ている分には期待ができる。アジアとの拳を交えた交流が、日本を強くするのか。NavE✖ニャムジャルカル、神田✖テムーレン、中務✖バトト、興味深い戦いになる。

The post 【Gladiator021】神田周一が、モンゴルのテムーレンと。中務修良はフィリピンのバトトと対戦 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
BELLATOR Gladiator Grachan MMA o ONE RENA RIZIN UFC V.V mei   カルリ・ギブレイン キック スダリオ剛 パク・シウ パンクラス ルイス・グスタボ 上田幹雄 剛毅會 山本空良 朝倉未来 武田光司 浅倉カンナ 牛久絢太郎 金原正徳

RIZIN LANDMARK5:29日開催に変更。金原 vs. 山本空良、武田 vs. グスタボ、倉本 vs. 太田他8カード追加。

当初の4月30日から1日前の29日に変更。30日はパンクラスと同日だったので助かる。

フェザー級(66.0kg)5分3R
牛久絢太郎(K-Clann)
朝倉未来トライフォース赤坂)

フェザー級(66.0kg)5分3R
斎藤 裕(パラエストラ小岩)
平本 蓮(剛毅會)

すでに発表済みの2カードはケージでの開催へ。タイトルに関わる可能性が高い2試合をケージでやるということは、今後リングからケージへの本格的な移行を見据えている…ということであれば良いのだが。リングでやることにメリットが感じられない。

フェザー級(66.0kg)5分3R
金原正徳(リバーサルジム立川ALPHA)
山本空良(パワーオブドリーム)

フェザー級の裏最強・金原は山本と対戦。40歳の金原と22歳の山本は18歳差。金原本人はもう長くはできないので相手に拘りたいとのこと。まだ衰えを見せないうちに上位陣との対戦が見てみたいが、ここで勝利すればそこにつなげることができるか。

▼ライト級(71.0kg)5分3R
武田光司(BRAVE)
ルイス・グスタボ(ブラジル/EVOLUCAO THAI)

晦日に武田はBellatorとの対抗戦で負けたが健闘。グスタボはジョニー・ケースとの対戦が組まれていたが負傷欠場。ケースに勝っている武田と矢地・大原に勝っているグスタボで、勝者がサトシのタイトルに挑戦することに異論はないだろう。

バンタム級(61.0kg)5分3R
倉本一真(リバーサルジム新宿Me,We)
太田 忍(パラエストラ柏)

両者グレコ出身で、倉本は2012年に全日本選手権55kg級優勝。2013年からは階級を上げて太田と同じ階級となり、2013・14年といずれも全日本選手権決勝で倉本 vs. 太田が実現。2年続けて倉本が勝利しているが、リオ五輪出場につながる2015年の全日本選手権では、倉本は2回戦で敗退。倒した相手は、これも現在MMAに転向している川名マスト。その川名を太田が下してそのまま優勝し、翌年のリオ五輪では銀メダルを獲得している。

年齢は7歳年長の倉本が先にMMAデビュー。太田はここまで4戦して2勝2敗。

▼ヘビー級(120.0kg)5分3R
スダリオ剛(HI ROLLERS ENTERTAINMENT/PUREBRED)
ロッキー・マルティネス(グアム/SPIKE22)

UFCは3連敗でリリースされたが、RIZIN日本人ヘビー級の門番的存在のマルティネス。打撃が武器の選手だとなかなか超えるのは難しいと思われるが、スダリオはこの壁を超えられるか。

▼51.0kg 5分3R
RENA(SHOOTBOXING/シーザージム
クレア・ロペス(フランス)MMA7勝(3KO・TKO/3SUB)4敗

昨年のスーパーアトム級GPは怪我で途中棄権したRENAだが、今回は51kgでの試合。今回の相手はストロー級(52kg)のロペスで、体格的優位はないが、戦績を見る限りはそこまで怖い相手ではないか。

▼スーパーアトム級(49.0kg)5分3R
浅倉カンナパラエストラ松戸)
V.V Mei(フリー)

ONEで2度タイトルマッチを行ったV.V MeiがONEを離脱しRIZIN初参戦。浅倉は女子スーパーアトム級GPではパク・シウに一回戦負けし、最近は精彩を欠いているが、40歳のVをしっかり下してはっきりと世代交代させたいところ。

▼ヘビー級(120.0kg)5分3R
上田幹雄(BRAVE)
カルリ・ギブレイン(ブラジル/ BRAZILIAN THAI)

昨年4月、髙阪引退試合MMAデビューした極真ヘラクレス上田だが、まさかの打撃でのKO負け。GRACHANでの2戦目は12秒でデビュー戦の韓国人選手をKOしたが、3戦目がGLADIATOR王者でキックのキャリアもあるギブレインというのは、また楽ではないマッチメイク。

▼71.0kg
ジョニー・ケース(米国)
アリ・アブドゥルカリコフ(ロシア)

晦日にグスタボの代役・大尊を秒殺KOしたケースだが、今回の相手は既知のロシア人。4年前の川尻戦はテイクダウンされて割とあっさり消耗していた印象しかないが、わざわざ呼んできて強豪と当てるのであれば、相当実力が向上していることが期待される。

なお、翌週のRIZIN.42にはファン・アーチュレッタの出場が決まっており、バンタム級中心のカードが組まれるとのこと。

カテゴリー
Gladiator Gladiator021 K-MMA MMA MMAPLANET NavE o YouTube チェ・ドンフン ブラジリアン柔術 長谷川賢

【Gladiator021】K-MMA王者が負傷欠場。NavEへの挑戦者はMGL-1FC王者&騎馬任侠ニャムジャルガルに

【写真】いやあ、只者じゃない雰囲気しかないニャムジャルガルだ(C)MMAPLANET

1日(水)、Gladiatorより3月26日(日)に豊中市176BOXで開催されるGLADIATOR021で組まれる予定だったGladiatorフライ級選手権試合=NavE×チェ・ドンフンが後者の負傷により、チャレンジャーがモンゴルのニャムジャルガル・トゥメンデムベレルに変更されることが発表された。

Double GFCフライ級王者のチェ・トンドンは発表直後にトレーニング中に以前より痛めていた箇所の痛みが酷くなり、立っていることもままならなくなったことで病院へ。結果、右足小指の中足骨骨折、全治6週間診察を受けた。

中足骨骨折は疲労骨折の一種であることが多く、スポーツ選手にはよく見られる症状だ。MMAPLANETが現地関係者に確認を取ると、骨折箇所が一カ所でなく骨癒合がなされていない状況で、体重負荷時にさらに骨折箇所が広がる恐れがある状況だという。


なんとも残念なK-MMA現役チャンピオンの欠場だが、その代役がモンゴルのMGL-1FCフライ級王者ニャムジャルガルに決まったことは非常に興味深い。

同選手は1月にグラジのタレントリレーションズ代表の長谷川賢がモンゴル視察を行った際に、いの一番に招聘リストに名前を書き記した選手だという。本来は今大会で他の選手と戦う予定で交渉が進められていたが、チェ・ドンフンの欠場でまぐって来た挑戦のチャンスを二つ返事でOKしたとのこと。

出身地のボヤンホンゴル県バヤンボラグ村ではモンゴル相撲のナチン(隼。トーナメントで5回戦進出選手に与えられる)の称号を得ているニャムジャルガル。また今回のリリースによると、ニャムジャルガルは柔道ではアジアオープン3位、モンゴル学生選手権準優勝、柔術は青帯でコンバットサンボではモンゴル選手権で銅メダルを獲得しているとのこと。

そのニャムジャルガルはウランバートルのASMアソシエーション所属。同ジムはモンゴルMMA界では珍しくブラジリアン柔術黒帯のバヤルサイハン・バットバヤルが指導しており、柔術的な寝技を使いこなす選手が多い。

(C)MGL-1FC

MMAではアマ2戦2勝、プロ5戦全勝。

昨年11月19日にモンゴル内MMAチームトップの一つであるワンチーム・ファイティングセンターのエース=ナムスライ・バットバヤルを2RにRNCで下し、MGL-1FC フライ級王座を獲得。現在もベルトを巻くニャムジャルガルは、騎馬遊牧民フライ級最強の1人であること待ちがいない。

その面構え、そして虎、ミミズク、ドクロが入り交ざったタトゥーとモンゴル任侠臭が凄まじいニャムジャルガル。NavEと同じ柔道ベースだが、喧嘩の強さが気になるファイターが初来日を果たすこととなった。

The post 【Gladiator021】K-MMA王者が負傷欠場。NavEへの挑戦者はMGL-1FC王者&騎馬任侠ニャムジャルガルに first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
DEEP Gladiator Grachan JMMA Rookies CUP KIWAMI MMA MMAPLANET NEXUS o Wardog 中村京一郎 修斗 梶本保希 鈴木崇矢 黒井海成

【JMMA Rookies CUP】ルーキーズ杯 出場メンバー決定、本命は梶本保希&中村京一郎と鈴木崇矢か

【写真】ルーキーのなかでもキャリアが豊富、結果を残している人間が評価値は高い(C)MMAPLANET

1日(水)、19日(日)に千葉市美浜区の幕張メッセ8展示場ホールで開催される極〜KIWAMI旗揚げ戦×GRACHAN in JMMA Rookies CAPで1回戦が組まれるJMMA Rookies CUPの出場メンバーが発表された。

フェザー級とフライ級で団体の枠を超えて実施される新人戦、出場選手は以下の通りだ。

【フェザー級】
GRACHAN/黒井海成
DEEP/梶本保希
GLADIATOR/左海清之&桑本征希
修斗/人見礼王
格闘DREAMERS/中村京一郎
Fighting NEXUS/石塚将也
WARDOG/DAIGO

【フライ級】
GRACHAN/小田魁斗&金井一将
DEEP/氏原魁星
修斗/KJ-Tyler
GLADIATOR/陸虎
格闘DREAMERS/鈴木崇矢
WARDOG/しゅんすけ
Fighting NEXUS/豪瑠


プロモーションの枠を取っ払いDEEP、Grachan、Gladiator、Fighting Nexus、Wardogというプロモーション、修斗という競技、どのような括りにするのか難しいが、その名を適用すればリアリティTVショー=格闘DREAMERSから、キャリア3戦以下でプロデビューから2年以内の選手が1階級8名ずつ、計16選手が出揃った。

プロデビュー戦となる選手、3戦3勝のファイターがそれぞれ違う場所で戦ってきたので、予想は難しい。

そのなかでフェザー級ではフューチャーキング・トーナメントというアマチュアながらパウンド有りのトーナメントを制し、さらにDEEPでプロ3勝の梶本保希。さらにDREMERSでアマファイトやプロ選抜戦、POUNDSTROMを経験している──ある意味、里帰りを果たす中村京一郎が本命視されるか。

同時に全国規模で大会が行われているアマ修斗出身、プロデビュー戦となる人見礼王。K-甲子園東日本出身で幼少期から硬式空手で実戦経験を積んできた黒井海成は、Grahcanで2勝1敗の戦績を持ち注目だ。

パウンド有りの経験値とクオリティ・オポネントを評価基準とすれば、フライ級では鈴木崇矢がフェイバリットとなる。バックグラウンドの違う選手たち、丁々発止のやり取りがあるなかで、各組織がどのような向き合い方をしているのかも、発表された顔触れで明らかとなった。

いずれにせよ、未知数な部分=可能性ととることができる出場選手達、出場する限り優勝が必須。なにより、その名前と所属団体が一致する存在になるためも、しっかりと名前を売る場にしなければならない。

The post 【JMMA Rookies CUP】ルーキーズ杯 出場メンバー決定、本命は梶本保希&中村京一郎と鈴木崇矢か first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
Gladiator Gladiator022 MMA MMAPLANET NavE o YouTube イ・ジュンヨン キック キム・ヒョリョン キ・ウォンビン チェ・ドンフン チョ・ソンビン 中西テツオ 加マーク納 宮城友一 海外

【Gladiator022】また、来たッ!! Double GFCフライ級王者チェ・ドンフンが、フライ級王者NavEに挑戦!!

【写真】1月大会のチョ・ソンビン&キ・ウォンビンに続き、韓国からグラジのタイトル戦線にチェ・ドンフンが加わる(C)MMAPLANET

24日(金)、Gladiatorより3月26日(日)に豊中市の176BOXで開催されるGLADIATOR022の対戦カード第1弾の発表があった。

今年より、アジア勢の招聘に力を入れJ-MMA強化に乗り出したグラジエイター。前回大会、1月22日のGADIATOR021ではチョ・ソンビン&キ・ウォンビンの韓国勢、フィリピンからジョン・オルニドが来日し大きなインパクト残している。

今大会も複数試合の国際戦が予定されていると伝わってくるなか、まずはNavEの持つGladiatorフライ級のベルトに韓国の実力派プロモーション=Dolube GFCフライ級王者チェ・ドンフンが挑戦することが決まった。


今年の1月2日に24歳になったばかりチェ・ドンフンはプロMMA戦績はまだ4戦4勝0敗ながら、アマMMAでは8連勝しプロキックで1戦1勝、コンバットサンボでは全国選抜大会で3位に入賞している。アマMMAで8連勝後の2021年7月にプロMMAデビュー。昨年5月にキャリア3戦目にしてイ・ジュンヨンを破りDouble GFCフライ級王座に就き、昨年8月にはキム・ヒョリョンを破って王座防衛を果たしています。

そのチェ・ドンフン、ベースは中高生時代に活躍した柔道ではあるが、韓国海軍に鍛え上げられた強い精神力で打撃も消化し、喧嘩がデキるウェルラウンダーといえる。

対してNavEは2018年9月に加マーク納を破りベルトを巻いたが、グラジでもノンタイトル戦が多く、タイトル防衛戦は2021年9月の宮城友一戦以来2度目となる。その宮城、今回の防衛戦に向けて以下のようなコメントをプレスリリースに寄せている。

NavE
「今回の対戦相手が日本人ではないと聞いて正直ワクワクしました。国内の身内同士で対戦するよりも自分はこういう未知のマッチメイクの方が燃えるかも知れません。格闘技というツールで三重県名張市の自分が海外の選手と触れ合えるなんて幸せ者です! 勝ってまた韓国にでも遠征したいですね。今回の相手チェ・ドンフンは、アマ・プロと無敗のチャンピオンだそうですが、初黒星をつけてやります。GLADIATORは俺のリングです!」

また今日のリリースでは2回戦でバンタム級=藤原克也×秋田良隆と今村豊×谷口武の2試合、そしてフライ級で中西テツオ×宮川日向というカードが明らかとなっている。

The post 【Gladiator022】また、来たッ!! Double GFCフライ級王者チェ・ドンフンが、フライ級王者NavEに挑戦!! first appeared on MMAPLANET.