【写真】FORCE、TORAO、THE SHOOTO OKINAWAの継続開催は素晴らしい。その上で、首都圏勢のプロデビューが減少し続けているのは…… (C)MMAPLANET
中国・四国、九州地方でプロ修斗公式戦を行うTORAO NATIAON STATEから4月23日(日)、高松市の高松シンボルタワー展示場で開催されるFORCE17、5月28日(日)に福岡市のアクロス福岡で開かれるTORAO29の大会カードの発表が続いている。
現時点でFORCEが9試合、TORAOが8試合のカードが明らかとなっており前者は2試合、後者は4試合が新人王トーナメントで全試合が2回戦となっている。
また高松大会には若山達也、Pinky、波平コング、福岡大会には畠山隆弥という4人のパラエストラ沖縄所属シューターが戦う。
その沖縄──THEパラエストラ沖縄が主催する沖縄大会=4月16日(日)に沖縄市のミュージックタウン音市場のTHE SHOOTO OKINAW08 には中国地方から2選手が参戦するなど、この3大会が行われている地域の選手に関西勢が加わり、西日本の公式戦で凌ぎが削られている。
と同時に沖縄大会も新人王戦が3試合、他にもデビュー戦に挑む選手も5人を数える。沖縄、九州、中国、関西地域のジムの選手が、修斗をプロMMAのデビューの場としているのが目立つのは、アマ修斗からの選手育成という競技としての修斗がこれらの地域で充実している表れだ。
他方、今年の新人王Tが実施される7階級、42人の出場選手で首都圏のジムに在籍している選手は7名に過ぎない。MMAは日本中に広まった。誰もが首都圏、東京に出てきてファイター人生を送ることができないことは百も承知だ。
と同時に東京、神奈川、千葉、埼玉という僅か4都県の人口は3600万を超え、47都道府県の1/4を占める。単純計算でも修斗でデビューする選手の在首都圏ジム所属数は相当に少ない。修斗は競技という理念の下、目指すモノは存在するだろう。とはいえサッカーや野球、バスケットボールなど多くのスポーツにはほぼ同じルールで競い合う、大元となる競技は存在しない。修斗は修斗であっても、MMAという見方を競技者自身がしているのも事実だ。
闘裸男、FORCE、THEパラエストラ沖縄、新潟のリング使用の越後風神祭りと地方の充実とは別のベクトルで、5年先、10年先の修斗を考える上で新人王トーナメントベースで首都圏のジム所属選手の層の薄さと見つめ合うことは必要ではないだろうか。
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